NY市場、株、債券とも上げる、一方、NY原油、バレル81ドル台へ5%超値下がり、中国ゼロコロナ政策維持、都市封鎖期間継続予想で原油需要減警戒とブルームバーグ（学校で教えてうれない敬愛学）

7日、NY市場で株、債券共に買われた。一方、原油はバレル81ドル台へ大きく反落した。一方、ブレイナード米FRB副議長は「（必要な限り）インフレとの闘いを継続する」と語った。ドル円相場が一時、1998年8月以来のドル高値となる1ドル＝144.99円まで上昇の後、債券高・利回り低下を受けて143円台まで反落した。米財務省報道官は7日「（7月のイエーレン財務長官発言以降）追加することは何もない」（ドル高・円安介入の予定はない）」と語ったと7日、ブルームバーグ電子版が伝えた。ブルームバーグは「①アップルが衛星通信機能拡大のiphon14を発表した。値上げはしない。②中国でコロナ感染者が増加、成都含め都市封鎖期間延長の発表が続いている。中国需要減を懸念してNY原油がバレル81ドル台まで反落した。③7日、米FRBがベージュブック（米地区連銀経済報告書）で「米経済の成長見通しは総じて弱い。インフレに鈍化兆候」と発表、④中国の外貨準備高が過去4年で最低を記録した」と伝えた。

7日のNY市場でダウは31,581ドル、435ドル、1.40%高、S&P500は3,979と71ポイント、1.83%高、ナスダック、12,259と248ポイント、2.14%高で取引された。恐怖指数VIXは24.66と8.36%低下した。米10年債利回りは3.263%へ2.29%低下した。NY外為市場では1ドル＝143.78円、0.09%高、1ユーロ＝143.87円、1.75%高、1英ポンド＝165.74円、0.78%高で取引された。NY原油（WTI）はバレル81.83ドル、5.8%安、北海ブレント、同87.59ドル、5.66%安で取引された。原油はロシアのウクライナ侵攻前の今年1月レベル迄戻った。ＮY金はオンス1，728.10ドル、0.88%高、ビットコインは1万8,999ドル、1.155高で取引された。

8日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「トラス英首相は外相、クレバリー（シエラレオネ系）、財務相、クワーテング（ガーナ系）、内相、ブレーバーマン（インド系女性）の新閣僚、国防相、ウオレス（留任）など主要閣僚に非白人を選んだ。トラス首相は「我々は嵐を乗り切れる。英国を希望の国に変える」と演説した。9月8日にエネルギー対策細則が発表される。」と伝えた。ドイツZDFは「ショルツ首相は原発2基を緊急避難的に来年4月迄延長を決めた。7日の連邦議会での野党の激しい非難に「今のエネルギー政策は全てＣＤＵの責任だと声を荒げて反論した。」と伝えた。一方、プーチン露大統領は「西側が制裁解除を止めない限りロシアはガス,石油、石炭全てを止めることが出来る。」と7日、極東フオーラウムで発言した。ドイツでは今トラックに不可欠の尿素水が不足しており、トラック80万台が立ち往生している。」と伝えた。

余談ながら徒然草7段に「あだし野の露消ゆるときなき」で始まるくだりがある。自宅マンションの隣に葬儀社が建ったせいもある。人の命のはかなさを日ごと実感させられる。プーチンのこわばった顔や習主席の３期就任の執念を見ると人間と言う動物は救いのない生き物に見えてくるが懲りもせずパソコンを叩く自らの姿を鏡に映したくもなる心境だ。（了）