ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

日高義樹講演会風景(スケッチ&コメント)

2011-01-30 08:34:52 | スケッチ



日高義樹講演会風景

江嵜企画代表・Ken



日高義樹氏のNPO国際生涯学習文化センター主催講演会が大阪上本町9丁目にある大阪府社会福祉会館会議室で開かれ楽しみにして家族と出かけた。日高ファンで満席の会場の様子をスケッチした。午後2時半から質疑応答入れて4時半まで講演を堪能した。

主催者から尖閣諸島の問題を喋ってくれと言われたと言って、口火を切った。アメリカの考えははっきりしている。尖閣諸島が日本の領土だと日本が主張するなら日本は自分で守れ。日本の自衛隊が中国と戦って血を流しているのを見てアメリカは放置しない。しかし、自衛隊が中国と戦わないのなら「アメリカは知ったことではない」ということだと明快だった。

次にアメリカの景気は間違いなくよくなって来ている。潰れたフォ―ドが儲かるようになった。国から借りた金を全部返済したことが象徴している。オバマは法人税を下げた。企業はますます良くなる。企業は配当は増やすが、オバマがいくら失業を問題にしても、決めるのは企業だ。企業は人は増やそうとしないから失業者は9.4%で減らない。

企業業績は良くなる。バ―ナンキはお札を刷りまくる。金余りでNYダウは11,500ドルになる。NY金相場が年末にはトロイオンス1,650ドルまで値上がりするとの見方が多いのはそのためだ。自分は経済の専門家でないので話を聞いたからと言って飛びつかないようにして欲しい。

アメリカ議会では、上院は「戦争」を決める。下院は「財布」の中身を決める。「財布」を決める下院は共和党が中間選挙で多数を占めた。大統領は民主党だから「ねじれ」もいいところだ。オバマが二年後の選挙に出るかまだ分からない。オバマは育ちがよくない。特にオバマの母親の育てかたが悪かったのでオバマには友だちがいない。日本を放置して北朝鮮と話を付けようとしている。こんなことはあり得ない話だ。ただ、共和党にオバマに対抗出来る人物が今のところだが見当たらない。そこが今のアメリカの問題点だ。

日本の政治が民主党になって日本離れが深刻化している。日本ほど安心して生活できる国はどこにもない。ところが民主党は規制を強化する。日本は核で守られていたが民主党はそれを表に出した。日本がアメリカの敵になった結果、日本は政治的に信用されなくなった。

日本の政治家は外国人と付き合いが出来ない。「子供手当」などは企業で言えば部長クラスの仕事だ。日本以外の国の大臣クラスは国と国の話をする。最近のあるエピソードを紹介する。日本の外務大臣が原発をフロリダに売り込みに来た。核持ち込みに反対した男がアメリカに原発を売りに来ても相手にされない。新幹線も売りに来た。水をひっかけられて帰った。日本の新聞はそのことを全く書かない。

いまアメリカで一番問題なのはドル暴落です。日本では円高と騒いでいるが弱いドルと比べても全く意味がない。アメリカ人は中国が手もちのドルを売れば暴落することにびくびくしている。中国の国家主席への先日のもてなしぶりにそのまま出た。ブッシュは昼飯サンドイッチだった。いかにオバマがドル暴落を心配しているかがこれを見ただけでも分かる。

これからの世界で心配な点は中国がいつまでもつかどうかだ。今の中国は沿岸部の3億が山間部の10億を食べさせている。北京の役人の給料が先月2割上がった。共産党一党支配で誰もコントロール出来ていない。無政府状態にある。極めて危険だ。

一方、アメリカの問題点は景気対策でオーバーシュートしたことだ。ここまで来ると止めようがない。FRBなんかぶっ潰せと言う意見も出て来ている。しかし、アメリカには解決する仕組みがある。中国にはクリアする仕組みがない。相当な危機がやってくる。一例を挙げる。中国の労働不足問題だ。政府はコントロールしていない。米商工会議所会頭は最近、中国に行きっぱなしだ。200も300もある関係先を一軒一軒回って確かめている。

それに引き比べて日本はどうか。菅さんはいま中国はどうなっているかと聞くべきだと言って話を終えた。(了)


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