米６月ＩSM 製造業景気指数は 48.5（5 月：48.7）と 3 か月連続で 50 を下回った。予想は 49.1 だった。新規受注指数は４９．３と 5 月の 45.4 を上回った。生産指数は 48.5（5 月:50.1）、 価格指数は 52.1（5 月:57.0）、昨年 12 月以後最低だった。雇用指数は 49.3（5 月:51.1）だ った。一方、弱いＩSM データにも関らず債券が売られ利回りが上昇した。つれてドルが買 われ一時、1 ドル＝161.71 円までドルが対円で値上りした。市場は 5 日（金）発表の米 6 月 雇用統計を注目している。ブルームバーグは「19 万人増（5 月:27.2 万人増）、失業率:4.0%、 平均時給:3.9%増とここ 3 年最低を見込んでいる」と伝えた。
ブルームバーグ電子版は「米最高裁は 1 日、大統領の免責特権の一部を認めると 6（保守派） 対 3（民主派）で決定した。その結果トランプ氏に対する 11 月の米大統領選挙投票日前の 公判はないことが事実上決まった。トランプ氏は歓迎を表明した。ジャック・スミス検事は トランプ氏を選挙前に法廷に立たせようとしていた。それが今回の最高裁の決定でできな くなった。この日最高裁は例えば暗号資産やＡＩ規制を可能にする条例を下級裁判所に任 せる決定をした。」と伝えた。
1 日、ＮY 市場でダウは 39,169 ドル、50 ドル、0.13%高、Ｓ&P500 は 5,475 と 14 ポイン ト、0.27%高、ナスダックは 17,879 と 146 ポイント、0.83%高で取引を終えた。恐怖指数 VIX は 12.22 と 1.77%低下。米 10 年債利回りは 4.468%と 2.94%上昇。ＮY 外為市場で 1 ドル=161.43 円、0.32%高、1 ユーロ=173.40 円、0.61%高、1 英ポンド＝204.14 円、0.34% 高と日本円は対主要通貨で売られた。鈴木財務相は「断固とした態度で適切に対応する」と 1 日、発言した。実弾も持たずに「口先」介入しても手の内を見透かされており効果はない。 NY 原油（WTI)はバレル 83.38 ドル、2.21%高、北海ブレントは同 86.61 ドル、0.07%安。 ビットッコインは 6 万 3，149 ドル、0.62%高で取引された。
2 日朝放送の NHK/BS[ワールドニュース]で英 BBC は「フランス下院選挙の 1 回目の投票 で極右政党「国民戦線」が 34%と大きく票を伸ばした。左派党 28%、マクロン支持党が 20% で 3 位。英国にとってもフランスの今回の選挙結果は極めて重要だ。」と伝えた。フランス ２は「国民戦線が 34%を占めた。ホワイトカラー、年金生活者、若い人が今回「国民戦線」 に投票した。投票率がここ 40 年で最も高かった。7 日の 2 回目の投票でどの党であれ国民 に希望の光を与えてくれる結果が出ないと意味がない。」と伝えた。シンガポール CNA は 「習主席は上海協力機構の大会が開かれるタジキスタンを訪問、団結を訴えた。」と伝えた。
「相見互い」という言葉がある。ヤフーのブログによれば「同じ境遇にある者同士が同情し 助け合うこと。また、そうした間柄。「武士はあいみたがい」などと使う。」と出ていた。失 はれた 30 年と騒いでいる。自分一人だけで生きていると思う人が最近特に増えて来たせい だと思っている。せめて若い人だけでも相見互いという言葉に想いを致して欲しい。（了）
