ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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「せんかん鍼」の治療効果は「筋腱移行部」にある (12月22日の臨床実践塾準備)

2019-12-11 14:03:00 | 診断即治療と虹彩学
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黄色く塗ったところが筋腱移行部 



筋骨系の治療法を勉強するには、「筋」「腱」「靭帯」の構造や働きから学びます。
それは、筋肉というのは骨に着いているのですが、軟らかいままで骨に着くと、骨がぐらぐらしてしまうからです。

そして筋から腱に移行するのですが、その移行する部位を「筋腱移行部」と呼んでいて、七星特殊鍼法では、その「筋腱移行部への刺鍼」をよく使います。
それは何故かと言うと、「即効性がある」からです。

七星鍼法にある「筋腱鍼」というのが代表的な刺鍼法です。
そして最近開発した「足関三穴」もその原理が使われているので、足関三穴の勉強をしても、「本にはそんな鍼の打ち方は書かれてない」なんて考えている人は、足関三穴での治療が上手くできません。(^_^;)

ですから、ツボの位置だけを聞いても、治療効果は期待できないいうわけです。
もちろん鍼の方向や深さなどもありますが、まずはこの原理を理解することです。
そして、「せんかん鍼」もその原理を使っています。

筋肉は、筋腱移行部から腱に替り、それから骨に着くのですが、それだけではグラグラしますので、バンド(帯)の役目をする「靭帯」で留められています。
そうなると、しっかりとした筋肉と骨のつながりができます。
※ 解剖生理を勉強された先生方には申し訳ありませんが、ここは不特定多数が閲覧できるブログですので、基本的には「初心者向け」に書いています。

そこで注目してほしいのは、よく「足がつる」なんて言う方がいますが、その時の「つりやすい」場所がここになるわけです。
つまり、この部の過緊張等が続いたり、この部に疲労が溜まったりすると、「拘縮」(持続性収縮)が起こるわけです。

ふくらはぎが吊る人は多いので、これは理解しやすいかも知れませんが、その他の部位で「痛みが少ない拘縮」が起こるとどうでしょうか。
拘縮は、他の筋肉や血管や神経にも影響を与えますので、いろいろな症状が出てきます。

ですから、その「静かに起こった拘縮」を解いてあげれば、いろいろな症状が緩解されるはずです。
いや、されます。
それを「せんかん鍼」に使ったのです。

それをさらに応用すると、腰痛、五十肩、側弯症、膝痛、足関節痛などにも応用できます。
ですから、今回の臨床実践塾は、かなり広範囲の治療に使えるテクニックの解説と実技になります。

たとえば、側弯症の患者さんに、それを応用した「手技テクニック」を使ったら、背中の膨らみが平らに近い状態になりました。
それには私も驚きました。 \(◎o◎)/!
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