「クリスマス休暇を控えて薄商いの中、ナイキの予想上回る決算や運輸最大手フェデックスの大幅コスト削減に伴う収益改善見通しニュースを材料に21日、NYダウは500ドル超えて値上がりした。②バイデン米大統領はゼレンスキー、ウクライナ大統領とホワイトハウスで会談、パトリオット供与、18億ドル支援を約束した。あとゼレンスキー大統領は米議会で演説を予定している。」と21日、WSJ紙電子版が伝えた。21日、ブルームバーグ電子版は「中国でコロナ感染者数が急拡大している。極端な薬不足から闇市場での取引が急増している。中国当局は21日、コロナ感染者の死者はゼロと発表した。」と伝えた。
21日、NY市場でダウは33,365ドル、526ドル、1.60%高、Ｓ&P500は3,878と56ポイント、1.49%高、ナスダックは10,709と162ポイント、1.54%高で取引を終えた。「個別銘柄ではナイキが115.78ドル、12.18%高、1銘柄でダウを82ポイント押し上げ、ボーイング、196.00ドル、4.9%高、1銘柄でダウを50ポイント押し上げた。ナイキ高を受けてアディダス、6.7%高、プーマ、9.4%高とつれ高した。その他、フエデックス、3.6%高、カーニバル、4.7%高と値上がりした。一方、ビットコインマイニングが破産申請を受けて75.5%暴落した」と21日のヤフー・フィナンシャル電子版が詳しく伝えた。
恐怖指数VIXは25.15と5.63%低下、米10年債利回りは3.671%と0.35%低下した。NY外為市場では1ドル＝132.40円、1ユーロ＝140.91円、1英ポンドは159.47円で取引された。前日に一時、1ドル=130円まで下げた流れは行き過ぎだとんの見方が出ている。NY原油（WTI）はバレル78.42ドル、北海ブレントは同82.25ドルで取引された。「米原油在庫の減少発表がWTI相場を支えた。」とブルームバーグ電子版は書いた。NY金はオンス1，823.90ドルと横ばい。ビットコインは1万6,783ドル、0.69%安で取引を終えた。
22日朝放送のNHK/BS[ワールドニュース]でインドNDTVは「中国国内でコロナ感染者数が急拡大している。崩壊の瀬戸際にあるとの見方も出て来た。北京では火葬場前で霊柩車が列を作り係員は遺体と格闘している。こんな情景は今まで見たことがないと語る様子が動画配信された。中国政府は公式にはコロナによる死亡はゼロコロナ撤廃以降7名と発表した。」と伝えた。シンガポールCNAは「①ウオン豪外相が中豪国交回復50周年を迎えて21日、中国に招かれ王毅外相と会談、両国の包括的パーナーシップ維持発展を確認した。②中国で薬不足が深刻化している。③インドネシア政府はボーキサイトの輸出を停止した。④日銀が長期金利の変動幅を±0.25%を±0.5%幅に拡大した。ドル安・円高と株が下げた。銀行株が買われた。」と伝えた。黒田日銀総裁は11月には「変動幅」の拡大を全面否定していた。世界中で日々情報が乱れ飛んでいる。どこまでが真実でどこまでが作り話か定かでない。日付だけは間違いないという話もある。インターネット発達で居ながらにして簡単に情報を手に入れられると勘違いするととんでもないことになりかねない怖さを正直感じる。（了）
