ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

英国のEU離脱決定で、バルカン半島の若者はロシア回帰、米利上げ遠のき、開発途上国は一息

2016-07-05 11:35:07 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


米独立記念日の現地7月4日はNY市場休場。5日朝放送のNHK/BSの経済ニュース専門の「ブルームバーグニュース」もお休み。「キャッチ!世界のトップニュース」の「経済情報」も放送なし。5日朝放送の米ABCは「独立記念日の4日、アメリカ、南部一帯を大雨、洪水、こぶし大の雹が襲った。前線は東部へ向かっている。一方、アメリカ全体では異常乾燥。各地で山火事が発生している」とアメリカ全土の地図に山火事の場所を10数ケ所記した画像を紹介していた。

経済関係では、ウエリントンで既に始まった外国為替市場で1ドル=102.56円、1ユーロ=114.30円で取引されている。ドルが売られやすい状態が続いていることを示している。日本企業の中にも1ドル=100円を想定して業績見通しを下方修正したところが増えてきた。一方、4日付けのブルームバーグ電子版でStephenBierman記者は「ロシアの2016年石油輸出、過去最高の勢い、欧州向け競争激化」と書いていた。先のOPEC臨時総会ではイラン不参加表明で結束が崩れた。イランは南欧へ輸出を増やしている。ロシアも対抗して供給を増やした。価格競争が激化している。」と書いていた。

英国のEU離脱の影響の一つとして、米FRBの利上げトーンが大幅に後退、当面アメリカの利上げはないとまで断言する人が出てきたと4日付けのブルームバーグ電子版で紹介していた。ブルームバーグ電子版では「イギリスがEU離脱を決めてくれた。悪いことばかりでない。いいことの一つが開発途上国からアメリカの利上げで資金がアメリカに出ていくことを恐れていた。それが当面ないことがはっきりした。一息つけるかもしれないと歓迎している。開発途上国に少しでも落ち着きが出てくれば、世界経済全体にとってもプラスに働く。ブラジルのレアルやロシアのルーブルが英国のEU離脱後、反発に転じたことがその一つの兆候だ」と指摘していた。

5日朝放送の英BBCは「独立党のファラージュ党首が党首辞任を発表した。自分として目的を果たした。これ以上はできないと考えた。20年の間、イギリスのEU離脱一点に絞って生きてきた。この瞬間から自分自身の人生を歩みたい」と語った。「彼はとんでもないことをしてくれた人間だという人は多い。その一方で、彼がいなければイギリスのEUからの離脱はなかった。彼は英雄だと呼ぶ人もいる」と英BBCは紹介していた。ドイツZDFは5日朝の放送で「イギリスのEU離脱決定で、EU加入にいまもなお奔走しているバルカン半島の一部の国、セルビヤやアルバニアの若者や地方の農民は、もともと繋がりの深いロシアとの関係を深めてほしいという気運が急激に盛り上がってきた。」と紹介「EU加盟を望んでいたが、イギリスがEUからの離脱を決めた。EU加盟なんて、もうどうでもよいと思うようになった」とドイツZDFの記者のインタビューに答える若者の姿を映していた。

英国のEU離脱決定は日本人一人一人にとっても身近な問題であることが実感される。(了)



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脳卒中後遺症・・・視床痛に効く漢方薬はないのですか?  (連載8)

2016-07-05 02:27:03 | 診断即治療と虹彩学

 漢方薬は同じ病名でも患者さんの証で処方が異なります 


(連載1)   (連載2)   (連載3)   (連載4)   (連載5)   (連載6)   (連載7)   (連載8)   (連載9)


視床痛が発症したら、程度によると思いますが、刺激を与える鍼灸や徒手療法での治療はできません。
刺激を与えると強い痛みが出て来るからです。
食事をするときに「噛む」という行為でさえ、刺激となって痛みが出てくるのですから、手の打ちようがありません。

「痛みが出ても良くなる」という確証があればいいのですが、視床痛にはそれがないのです。
ですから、刺激を与えない穏やかな治療を探さなければならないのです。
となると、思い付くのは食事療法や漢方薬、あるいは刺激を感じないような物理療法を考えるようになります。

そういう意味では、連載4で書きました 「バイノウラルビート」 も理想的な治療法でしたが、バイオウラノビートの開発者もサイトに書いてあるように、個人差がありますので、全ての患者さんに有効ということはできないようです。
こちらの患者さんもバイオウラノビートを使ったのですが、残念ながらこの方には効果がなかったようです。

そうなると、漢方薬に期待をかけてしまいます。
最初に使った漢方薬は「疎経活血湯(そけいかっけつとう)」で、ネットで調べたら、「視床痛が疎経活血湯で楽になった」というのがありましたので、試してみることにしました。
疎経活血湯の効能は、以下のようなもので、視床痛にはちょっとピント外れの感じはしたのですが、試してもらうことにしました。

① 慢性的に痛む状態が続いている人
② 雨天など天候に左右されて痛む人
③ 重怠い痛みが長く続いている人
④ 痛みがひどく眠れない人

疎経活血湯の「疎経」とは、経絡を疎通するという意味で、血液を活性化するという意味が含まれています。
痛みを治す漢方には、大きく2つに分けられ、疎経活血湯は「駆瘀血薬」(くおけつやく)に入ります。
① 直接痛みをちらす去風湿薬(きょふうしつやく)
② 血液の循環をよくして温めることで痛みを改善する駆瘀血薬

つまり、去風湿薬は急性の痛みをとり、駆瘀血薬は慢性の痛みをとる働きがあると言われています。

痛みを訴える神経痛、関節痛、リウマチ、腰痛などの病気を、漢方では痺症(ひしょう)と呼ぶのですが、痺症には3つの種類があります。

寒痺(かんぴ):冬の寒さや冷えなどが原因となった神経痛、痛風などの病気。固定性の痛みで激しいのが特徴。患部が冷たく温めると楽になる。

湿痺(しっぴ):梅雨の湿気などが原因となったヒザの関節炎や関節症などの病気。関節がはれたり、しびれて鈍痛を訴える。重だるく運動障害をともなうこともある。

風痺(ふうひ):春の風(風が運ぶ正体不明のウイルス、細菌、アレルゲンなどのことを指す)などが原因となったリウマチ、多発性の神経炎、筋炎などの病気。痛みの程度は軽いが、その場所があちこちに移動する。

しかし、残念!

漢方薬店で薬剤師から説明も受けなかったし、薬の説明書にも書かれてなかったことが起ったのです。
「疎経活血湯を飲むと血圧が上がる」と言うのです。
なるほど疎経活血湯は、「血液の循環をよくして温めることで痛みを改善する漢方薬」なので、血圧が上がる可能性があります。

患者さんの立場に立つと、「効く」よりも、「マイナスになることを避けること」が大事なことなので、「血圧が上がった」と聞いて、またも落ち込んでしまいました。
そして、東京の漢方を勉強している友達に、
「視床痛に何かいい漢方薬はないですか。疎経活血湯を使わせてみたのですが、血圧が上がるらしいのです」と話したら、即座に、

「烏薬順帰散というのがあるので、それを送ります」と言い、すぐに烏薬順帰散を送ってくれました。
烏薬順帰散の効能は、体力中等度の人に用いられる漢方薬で、脳卒中(脳出血や脳梗塞)の予防や脳卒中を起こした後の、手足のしびれやまひ、曲げ伸ばしの不自由、感覚障害などの後遺症の改善や、肩から首にかけてのこり、冷えによるしびれ、顔面神経麻痺などに応用されるようです。

それを読んだだけで「ピッタリだなー」と思い、上手くいきそうな感じがしていました。
そして、それを飲んでもらったら効果は良かったようで、視床痛自体の好転はなかったのですが、血圧が落ち着いてきたようでした。
「試しに」と、私もちょっと分けてもらって飲んだのですが、フラフラするので血圧を測ったら、なんと上の血圧が98 mmHgになっていたのです。(普段は120~130)

その後は「烏薬順帰散」を継続して飲んでいるようですが、その頃は視床痛が酷くて食事があまり摂れなかったので、ビタミン剤や免疫能を高めるという「ラブレ菌」なども併用していたようです。(今でもビタミン剤やラブレ菌は使っています)

そうこうしながらも視床痛を治める方法を探していろいろ試していました。
そして、視床痛に影響が出ないように、体に感じない刺激で脳細胞に「いい刺激」を与えるものを考え続けたのです。
そして「磁力の作用」を思い出しました。
それは、10年ほど前に買った磁力発生装置ですが、それを使うと視床痛が一時的に治まるのです。

そしてそれを使い続けたからか、今は視床痛の痛みは殆ど出てないようです。
その「磁力発生装置」をもう少し続けさせてみて、上手くいくようでしたら、治療院にも導入して使い、このブログでも説明したいと思います。

もしも、視床痛の痛みが治るなら、大、大、大、大、大発見だと思います。


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