ＥＣＢ理事会で預金金利の一段の引き下げが議論になったとのドラギ発言受けてNYダウ320ドル高、

ＮＹ外為1ドル=120.70円（学校で教えてくれない経済学）


「ECBドラギ総裁は22日、景気刺激策が十分かどうか次回12月の会合で改めて判断すると明言した。中国など主要新興国の成長減速や商品価格の低迷によりユーロ圏経済の成長とインフレに対する下方リスクが発生するとの認識を示した」と22日付のWSJ紙電子版でPaulHannon記者が書いた。23日付ブルームバーグ電子版でPaulGordon記者は「ECBドラギ総裁は、22日、『12日、事態は変わった。これは必ずしも、特定のこの手段を使うことを示唆しているわけではないが、議論は非常にオープンだった。』と語った。22日の野ＥＣＢ政策委員会では預金金利の一段の引き下げが議題になった。総裁は1年余り前には金利は下限に達したと言明していた」と書いた。

ドラギ総裁発言に市場は即反応した。欧州株の反発の流れを受けてNYダウは前日比320ドル高、17,489ドルで取引を終えた。米企業が7～9月の利益が予想を上回る発表が相次いだこと30年物の住宅ローン金利がここ2年で最低の3.8%で推移し回復を示す米住宅事情も相場を支援した。「22日のNY外為市場ではドラギ発言を受け、ユーロが主要通貨全てに対して値下がりした。ユーロは対ドルで最大2%下げ、1ユーロ＝1.1107ドルと8月18日来の安値を付けた。ユーロは対円でも1.4%下げ1ユーロ＝134.06円で取引された。対円でドルは1ドル＝120.70円で取引された。ドラギ発言で追加緩和を決定する可能性が高いと市場は判断した」とブルームバーグ、AnchaeeWorrachiate記者は書いた。NY原油（WTI）は小反発バレル45.38ドル、ＮＹ金は変わらずのオンス1,166.10ドルで取引を終了した。

23日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で難民問題に関連してドイツZDFは「ウエストファーレン州で爆発物を所持の疑いで2軒が家宅捜査を受けた。ドイツ連邦警察は、難民収容施設放火を含む襲撃事件の件数が昨年の198件から今年は既に576件に達した。事件はウエストファーレン州にほぼ集中している。容疑者は20~25歳の極右グループの男である。」と伝えた。一方、ドイツZDFは「オーストリアに向かう難民1万2,000人がスロベニア国境で足止めされた。ドイツ内務相は難民審査に数週間から数ケ月を要していたが、数日に短縮する。これはドイツが難民を増やすためではない。ドイツへの難民を減らすためだ。」と話した」と伝えた。英BBCは「リビアからの難民がイタリア沖で今年だけで3,000人が死亡した。イタリア空軍は24時間体制で悪徳業者摘発に動いているが成果を上げられていない」と伝えた。フランスF2は「オランド、フランス大統領はギリシャチプラス首相と22日会談した。深刻な財政危機に直面しているギリシャでは港湾含め公共施設が海外に次々売却されている。ギリシャはフランスに支援を求めた」と伝えた。アジア関連でNHK/BS「キャッチ！世界の視点」で北朝鮮首都ピョンヤンで最近タクシーの数が増えたとシンガポールCNAが伝え韓国KBSは韓国では教科書国定化の動きに世論が賛成反対で世論が46:46で完全に二分していると紹介した。中国CCTVは「習主席夫妻一行をエリザベス女王が全ての車が門を出るまで見送られたと伝えた。米ABCは「クリントン氏が米下院でリビア大使館襲撃事件関連公聴会で共和党議員から集中砲火を浴びた」と伝えた。（了）