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ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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米ファイザー、英アストラゼネカ買収に失敗、NY市場、様子見で、週明けNYダウ20ドル高

2014-05-20 10:28:47 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


バーボンウイスキーがアメリカ景気が回復するにつれて往時の賑わいを見せている。最近はハイランクのバーボンが売れるようになった。産地のテキサスでは樽に使う木材不足も起こっている。先々需要が伸びることが期待されることから原料のトウモロコシの作付面積を増やしたと語る農家の声を20日朝放送のNHK/BS,「キャッチ!世界の情報」で紹介していた。ただ、アメリカのバーボンの売り上げの60%は輸出向けである。新しいタイプのウイスキーとして人気が出てきたことが背景にある。最近、アメリカ大手のバーボンウイスキーメーカーがサントリーに1兆6千億円で買収された。地域は複雑な感慨をもって受け止めていると解説していた。資金に余裕のある企業だから出来る荒業だがいつ花開くやもしれない投資よりも、即戦力ある企業を欲しがるのは自然の成り行きかもしれない。

買収関連では、英BBCが米製薬会社Pfizerが英最大の製薬会社AstraZeneca買収に失敗したと伝えた。Pfizer株は小幅高もAstraZeneca株は12%急落した。地域住民は安堵した。アメリカ企業に買収されると地域の雇用が奪われる。当然選挙に不利となる。政治家は反対していた。投資コンサルタントは目先の利益をとるか中長期の利益をとるか。今後株主は今回のAstraZenecaの決定の付けを将来払うことになるかもしれないと解説していた。Pfizerの今回の買収の背景には特許期限切れが控えている。ガン、糖尿病、痴ほう症などの新薬開発で定評のあるAstraZenecaが欲しかった。しかし、ビッドの対価が相手に受け入れられなかった。PfizerはAstraZeneca買収を3度トライした。ことごとく失敗した。

神戸に花鳥園という花と珍鳥を売りにする公園がある。園内でフクロウの実演が人気だ。フクロウは新鮮なひよ子の肉が大好物。演技の前後に食べさせる。フクロウは骨など要らないものはその場で吐き出す。いいものは呑み込んでいらないものは吐き出す。これが動物というか生き物の本性。ファイザーはアストラゼネカを一端は飲み込む。いいとこ取りの後不要な人間の首を切る。英国の地域住民はそのあたりを読み切っているのだろう。狩猟民族はなぜ決断が早いか。獲った獲物の肉がすぐに腐るからである。農耕民族の判断はなぜ遅いのか。急いで食べなくても生きるのにさほど支障をきたさないからだろう。食うか食われるかの戦国時代に日本人が生きづらいのはご先祖さまからのDNAが働いている。

19日、週明けのNY市場では、NYダウは20ドル高、16,511ドルで取引を終えた。米10年債利回りは2.537% へ上げた。NY外国為替市場では、1ドル=101.44~50円、1ユーロ=139.09~10円で取引された。NY原油(WTI)は0.6%高、バレル102.61ドル、NY金は横ばい、オンス1,293.70ドルで取引された。19日付けのWSJ紙電子版は今RiskAppetiteの市場は金投資を敬遠したままだと書いていた。リスクを取る流れが強い。Appetiteとは読んで字のごとく食欲のことである。金への投資に食欲が湧かないことを意味している。

最近食が細りましてという声を聞けば何かにつけて用心した方がいいかもしれない。(了)

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