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米住宅販売7.2%増好感、NYダウ155ドル高、原油一時74ドル台(学校で教えてくれない経済学)

2009-08-22 06:01:35 | 経済学
NY原油(WTI)先物相場は、8月21日、同日発表された米中古住宅販売高が、7.2%増加したことを材料に上げた株式相場につれて値上がりし、昨年10月以来高値の73.89ドルで取引を終了した。一時、バレル74.54ドルまであった。

今朝のWSJ紙によれば、昨年7月28日、原油相場が終値でバレル146.65ドルと過去最高値を更新した際、NYダウは129ドル急落した。この日NYダウは、前日比155ドル上げて9505ドルで取引を終了した。株、原油が揃って値上がりするのは異例であると書いた。

シカゴ、ブローカー、LaSalleFuturesGroup,Matt Zeman氏は、「熱狂が冷めれば、株価も商品相場も値下がりする。問題は石油在庫がどうなるかだ。原油相場は再び60ドル台への値下がりも十分予想できる」と話した。

同氏は「中国の動きも注目している。中国が仮に言われているような高い成長を維持できかどうか依然不透明だ。中国株式市場は、水曜日は急落、木曜日は急騰と乱高下を繰り返している。」と話したとWSJ紙は紹介していた。

米ワイオミング州、ジャクソンホールで開かれた世界金融フォーラムで、バ―ナンキ米FRB議長が講演し、「急激な回復はなさそうだが、世界景気は底入れ(Leveling out)したようだ」と語ったことも株価上昇を助けたとWSJ紙は指摘している。   
  
WSJ紙によれば、バ―ナンキ議長は、「世界経済危機克服には、依然としてcriticalchallenge(命がけの挑戦)を必要としている。金融、企業業績、家計いずれにおいても安心できない。」と語った。底は入った。野球でいえば3回表である。短気は損気だろう。

NY外国為替市場では、ドルが対ユーロで売られ、前日の1ユーロ=1.4257ドルから1.4336ドルへ値下がりした。円も対ユーロで値下がりし、1ユーロ=134.30円から135.21円で取引された。ドル円相場は、共にゼロ金利のドル、円が売られた結果、1ドル=94.31円と横這いだった。しかし、ドル相場は6主要通貨バスケットに対しては値下がりを続けている。

一方、米政府はエコカー助成制度を廃止すると発表した。カンフル剤効果としての一応の成果は上った。一台40万円の補助で注文が殺到し予算がパンクしたことで打ち切らざるを得なかったのかもしれない。恩恵に浴していた日本メーカーの株価は嫌気して値下りした。

日本人なら補助を続けるだろう。カンフル剤はあくまでショック療法である。カンフル剤を多用すると薬が効かなくなる。抗ガン剤も抗生物資もそれは同じである。本来病気は神様からいただいた自然治癒力で治す物だ。米国人からまだまだ学ぶことは多いようだ。(了)

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