
腕時計のバンドが食い込んだ痕
むくみについては、先日も書いたのですが、暑いせいかやっぱり浮腫む人が多いようです。
上の写真の方は、医師に「水をどんどん飲みなさい」と言われたと話していました。
そして、なんと1日3リットルぐらい飲んでいると言っていたような気がします。
昔(40年ほど前)、正食協会の講師をしていた頃、ある自然食品店の店主が入院しました。
病名は覚えていませんが、「心臓に水が溜まっている」と言うのが理由だった。
驚きました。
同時に「何で?」と考えていたら、この方は当時流行った「水飲み健康法」と言うのをやっていて、毎日1~2升水を飲んでいたのです。
その方は、助かりましたが、「水飲み健康法の信者さん」には、そういうような危険があるのです。
写真の方に指導した医師は、多分そのようなことがあるとは知らなかったと思います。
おもしろいことに、「栄養学は医学に入ってない」のです。
だから、水分の摂り過ぎが心臓や肺に水が溜まるということも知らないのだと思います。
とんでもない話です。
普段のむくみ(軽度で原因が特定されない場合)は、1日あたり体重1kgにつき30〜40mL程度が目安
例:体重60kg → 1.8〜2.4L/日(食事中の水分も含む)
例:体重60kg → 1.8〜2.4L/日(食事中の水分も含む)
むくみの多くは水分摂取過多よりも、塩分(ナトリウム)過多や運動不足による循環不良が原因のことが多い
下手な医師は、誰にでも「水分を摂りなさい」なんて言いますが、危ない話です。
正食協会にいた頃は、
「水分は極力控えめに」と教えていました。
それが「マクロビオテック」の教えだったからです。
が、それも、現在のような暑さだと危険があります。
ではどうすればいいのか。
答えは、「喉が渇いたら飲む」です。
これだと、不足も過剰も心配ありません。
但し、食生活も関係しますので、単に水分だけを基準にはできません。
これを話すと長くなりますので、ここでは、
「喉が渇いたら飲む」とだけ覚えていてください。