しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル

2011年12月18日 23時16分34秒 | 作品名(ま行)
第251回「らしいテイストを上手に残した作品でした。」
今週は待ちに待っていた「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」の公開される週です。「新スパイ大作戦」を観て以来のファンである私としては見逃すわけにはいきません。トム・クルーズ演じるイーサン・ハントをチームリーダーとして描かれる物語はハラハラドキドキしながらも、とても魅力的なエンターテイメントを提供してくれるシリーズに仕上がっています。

物語はモスクワ。刑務所に収監されていたイーサン・ハントの脱出劇から幕を開けます。脱出を遂げた彼に早速、ミッションが下されます。それは「コバルト」と呼ばれる男が核戦争を起こそうと画策しているというのだ。彼に与えられた任務はコバルトの正体を探り、核戦争の危機から世界を救う事。まずはクレムリンに潜入し、現れるはずのコバルトの正体を探ろうとする。ところが、任務中に侵入者を知らせる警告が発せられ、ミッションの中止を余儀なくされる。その直後、クレムリンが大爆発を起こしイーサンも爆発に巻き込まれてしまう。脳しんとうだけだったイーサンは病院を抜け出し、ロシア訪問中のIMF長官と合流する。すると長官から驚愕の事実を聞くことになる。クレムリンの爆破がイーサンのチームによる犯行となり、アメリカ大統領はゴースト・プロトコルを発令、IMFはその機能を停止させられてしまった。犯人として追われる立場になったイーサンに残された道は孤立無援のまま汚名を晴らすことだけだった。そして彼のチームはドバイへ・・・

私がこの作品を観る前に心配していたこと、それはいつものことなのですが、「スパイ大作戦」らしさを失っていない事。それからもう1つは作品ごとに変わる監督さんの演出についてです。特に今作の監督はピクサーの「Mr.インクレディブル」や「レミーのおいしいレストラン」といったアニメ作品を監督したブラッド・バード。やはりアニメと実写ではその演出方法など大きく違う部分があると思っているので、どんな作品になるのか、心配していました。

しかし、そんな心配が私の老婆心であったことは上映開始後15分でわかります。スクリーンの上でいつも通り動き回るイーサン・ハントは見事に輝きを放っていました。前作で結婚し家庭を持ったことで一線を退いているのでは?と思っていたのですが、彼は健在でした。前作での結婚も今作での重要なプロットになってきます。前作から今作の間にとても重要な事件が彼の身に起こっています。

そして、もう1つの心配。「スパイ大作戦」らしさ。それは変装やハイテク装置などお馴染みのアイテムの存在。それらが効果的に活用されていること。今作では、壁に吸い付く手袋やコンタクトレンズ型カメラなど、魅力的なアイテムが続々登場していきます。残念だったのは変装のプロットがあまり目立たなかった事。変装しようとマスクを作るシーンはあったのですが、途中で機器トラブルのためアッサリ、変装無しに変更されてしまいガッカリでした。

点数はもちろん★★★★★です。見事な脚本と素晴らしいテンポで時間をまったく感じさせない傑作です。もちろん少しは荒唐無稽というか、ちょっと無理があるだろう。と思ってしまう場面が無いわけではありません。超高層ビルの外を登っていたら、ホテル側が気付きそうなものだし、ガラスを外したらセンサーが働きそうなものですよね。

個人的に大好きなキャラクターが1人いて、彼が今作は登場しないのかと心配していたのですが、しっかり登場してくれてめちゃめちゃ嬉しかった。(残念ながら1シーンだけでしたが)前述しましたが、前作と今作の間に起こった事件が重要なプロットになっていますので、是非とも前作はチェックしておくことをオススメします。

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