今日は一般質問の話を離れて、先日の総務常任委員会での話をば。
多くの議題が扱われましたが、その中の一つとして
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●自然環境の保全を図るため、令和6年度から1,000円/年・人を徴収する森林環境税が創設される
●それに先立ち、今年度から森林環境譲与税として各自治体にお金が譲与される
⇒西宮市の場合、今年度は約2,000万円が譲与される
一旦、基金に積み立てて、来年度に予定されている春風小学校の建替の際、国産木材の仕様に充てる予定
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という話がありました。
なお森林環境税&森林環境譲与税の概要については、こちら。
↓
う~ん、せっかくの財源を学校建替えの際の国産木材使用に充てるというのも、なんとも勿体ないよなあ...
というのも、学校の建替えにかかる費用は概ね20~30億円。
2,000万円は、建替費用全体から見ると、ごくごく僅かでしかありません。
この金額を国産木材の利用に投じることが
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●税の創設目的から見て望ましいものなのか?
●実際どこまで効果があるのか?
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という観点から見ると、なんともビミョーだと思うんですよね。。。
上の資料にある通り、具体的な使途として「木材利用の促進」があげられている以上、むしろルール上は適切な使い方なのだと思います。
でも西宮市には、そもそも(ほぼ)林業が存在しないですし、もっと、なんかいい進め方ってないのかな???と思うんですよね。
私が思うのは、この財源を活かして、環境学習のための取組を進めることとかって出来ないものか???ということ。
市内には環境保全・向上のための取組を進めている団体・NPO等が複数存在します。
こうした団体・NPO等とも協力して、今からの時代を生きていく子供たちに環境保全・向上の大切さを伝える機会を持つことが出来れば、それって「環境学習都市宣言」を行っている西宮市に相応しい取組だと思うんですよね。
現時点でも
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●香櫨園小学校では、香櫨園浜において地域の方を講師に招いて海辺の生き物を観察する自然体験学習をするとともに、清掃活動を展開
●山口中学校では、地域の自然環境を自分達の力で守る観点から、モリアオガエルの卵を孵化させ、自然に返す取組を地域とともに継続
●段上小学校では市内NPOスタッフの指導の下、仁川に赴いて、川の水が様々な生き物を育んでいることを学習
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等、様々な形で、学校での環境教育が行われているとのこと。
一方で、
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●来年度から全面実施となる新学習指導要領では、地域の人的・物的資源を活用した社会に開かれた教育課程の実現が重視されている
⇒環境教育は、新学習要領の理念に相応しい
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といった話もあるようですし、こうした取組みをより広く・深く進めていくことができれば...と思うんです。
というわけで、この話、前に進めることが出来るよう取り組んでいきたいと思っています。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。
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コメント頂き、ありがとうございます。
HPも拝見しました。
是非、見学させていただきます。
具体的には、どのようにさせて頂くのがよろしいでしょうか?
私のメール shibuya@room.ocn.ne.jp にご連絡いただけると助かります。
お手数おかけして恐縮ですが、どうぞ、よろしくお願いします。