西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

課長になったら責任は増すし、仕事も増える。でも給料は上がらんし・・・ではダメなんです!

2015-07-31 13:32:41 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

無事、会派控室×引越完了!
市役所の議会棟には会派ごとに控室があり、基本的に人数の多い順からより広い部屋を使うことになっています。
ただし、人数の増減に伴う部屋の入替は四年に一度の選挙の時だけ。
で私が所属する蒼士会は、この四年間で、あの人が抜け、この人が抜けという感じで選挙戦を迎えることになりまして。
なもので改選後に新メ
ンバーの加入はあったものの、四年前の改選時に比べると、だいぶ人数が減ってしまったため、今回、引越ししないといけなくなってしまったのです。
しかし
、まだ部屋の掲示板が入れ替わっていないもので、↓この看板↓がかかっている部屋に入ることになるのは、なんとも不思議な。。。



という与太話はさておき、6月議会での一般質問のご報告の続きです。
それでは早速、始めます。
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続いて、大きい二点目「人事・給与制度の見直しについて」です。
本市の人事・給与制度が抱える問題点は多岐に渡りますが、今回は「給料表の構成」「考課および考課結果の給与への反映」を中心に質疑したいと思います。
まず「給料表の構成」についてです。
質問に先だって、本市の人事・給与制度について説明させていただきます。
↓資料④↓をご覧下さい(クリックで拡大)。


本市では1~3級は役職なし、4級が係長、5級が課長、6級が部長、7級が局長という形で、級に応じて役職が決まり、各級の中で基本給が定められています。
例えば3級の場合、給料は最高月額34万400円まで上がりますが、4級・係長級に昇格しない限り、それ以上には上がりません。
これが4級係長に昇進すると月額42万600円までの枠の中で、再び給料が上がることになります。
要するに本市の給料制度は、
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
●級があがると役職が昇進し、給料も上がる
●ただし級が上がらなくても、級の枠の中で給料が増え続ける傾向にある
●また級が上がるときでも、給料額は同じままか、ごく僅かあがるだけであり、昇級してもしなくても給料額は大きく変わらないという制度設計になっている
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ということです。
これらの問題について、もう少し具体的に見ていきます。

↓資料⑤↓をご覧下さい(クリックで拡大)。

例えば入庁20年目の課長、これは庁内でも指折りのエース級と言えると思いますが、彼・彼女の給料は入庁34年目はもちろん、27年目の係長よりも低くなっています。
要は、かなり幅広く役職と給料の逆転現象が起こっているということです。
こうした状況が発生する大きな理由の一つは、各級における号の幅が広いため「昇格しなくても給料が上がりつづける」仕組みになっていることです。

もう一度、資料⑤をご覧下さい。
例えば課長の場合、入庁20年目から27年目までの7年間で給料は月額44,900円、27年目から34年目までの7年間で月額26,600円あがります。
一方で係長についても20年目から27年目の間に月額33,600円、27年目から34年目の間に月額20,200円上がります。
両者の差額は入庁20年目から27年目までの7年間で11,300円。
入用27年目から34年目までの7年間だと僅か6,400円に留まります。
年平均に直すと、両者の差額は入庁20年目から27年目までで約1,600円、27年目から34年目だと約900円ということです。
つまり課長に昇進しようが係長のままであろうが、給料が上がるスピードは大きく変わらないのです。

ちなみに入庁後34年目と言うことは大学卒業後、22歳で就職したのであれば56歳。
そう遠くないうちに定年を迎える年齢ですが、資料④に示したとおり、この413,500円という金額は4級係長の上限給料420,600円に達していません。
つまり今後も、彼・彼女の給料は増え続けていくということになります。
これでは「昇格しても責任が増えるだけ」「昇格した方が損」という空気が蔓延しても仕方がないように思います。
このような現状を変えるためには
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
●各級における号の幅を狭め、同一級内での昇給幅を狭める
●級間における給料の重複を弱め、給与水準の差を広げる
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
等、給料表の抜本的見直しに取り組むべきです。

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一般的に「公務員の給料が高すぎる!」というのは、よくいわれる話ですが、その背景にある重要な問題点の一つが、これなのです。
とは言うものの、他にも、まだまだ重要な問題点があるので、そこについては、また後日。
というわけで今日のブログは、これにて失礼いたします。


目指すべきは小6まで受入可能な体制!そのための取組を進めるべきです!!

2015-07-28 11:16:17 | すべての人にやさしいまちを実現するために

暑いことは暑いけど例年に比べると、なんぼかましなように感じるのは気のせいですかね???
今のところ、朝晩は、そこまででもないような気も。
とか言いながら、いつものごとく自転車通勤しただけで結構汗かくし、ほんま夏本番やよな~。
皆様、体調管理には十分注意してまいりましょう!

さて本題、6月議会に提案された留守家庭児童育成センターに関連する話についてのご報告など。

6月議会に提案された内容は
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●法改正に伴い、留守家庭児童育成センターの対象年齢が現在の「小学校1年生から3年生まで」から「小学校1年生から6年生まで」に拡充された
●これに伴い、本市でも利用資格を現在の「小学校1年生から3年生まで」から「小学校1年生から4年生まで」に拡充する
●平成27年度は、夏休み等の長期休業中利用について、西宮浜・鳴尾の2校でモデル実施を行う
----------------------------------------------------
というものです。

で、質疑の結果、

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
●西宮浜と鳴尾の両小学校でモデル実施となったのは、両校の育成センターが定員割れしており、指導員数にも余裕があるから
●来年度は長期休業中限定ではなく、通年×4センター程度で実施予定
 (↑ただし、どこのセンターかは明かせない↑)
●平成30年代半ばまでには全センターで4年生までの受入を実施したい
●できるところから5年生・6年生の受入も進めていく
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
といったところが明らかにされました。

もちろん本来であれば、法の趣旨に則り、出来るだけ早期に小学校6年生までの受入を可能とするべきだと思っています。
一方で現状、かなりの数の育成センターにおいて3年生までの受入だけでもパンパン・・・という現実があります。
ここらへんを考えると、段階的な実施になるのはやむを得んのかな、と。
この問題、本当に悩ましいんですよね。。。

ちなみに私、「少しでも早く!」「長期休暇だけでも!」という声を反映するためには、学校の教室利用が肝になってくると思っています。
というわけで、今回の委員会では委員長にお願いして、育成センターは所管外の教育委員会にも出席してもらい、「教育委員会としても協力する」という発言を引き出すことができました。
で、↑これはこれで↑もちろん一歩前進だとは思っています。
特別教室をうまく利用することができれば、少なくとも長期休暇中の受入は前進するはずだと思いますし。
けれども、総じて「育成センターが不足している学校では、教室も不足気味!」という傾向にあることを考えると、これだって、なかなか即効性は期待しにくいんですよね。。。
あとは市が力を入れている、放課後の校庭解放とうまくリンクさせることができるといいんやけどなあ、とか色々と思うところはあるのですが、ほんと色々と難しい。。。
↑【ご参考】↑
西宮市子供の居場所づくり事業@西宮市HP

一朝一夕での解決は難しいところですが「子育てするなら西宮」の名に相応しいまちづくりを目指す以上、ここらへんは避けては通れない話だと思っています。
保育所の待機児童対策を進めてきた以上、その子たちが小学校に進学するのに伴って、育成センターに対する需要が強まるのは火を見るより明らか!なわけですし。
というわけで、この問題、引き続き、取り組んでまいります。
頑張ります!

というわけで、今日のブログはこの辺で。
それでは失礼いたします。


大阪の病児保育と言えばノーベルさん!というわけで色々お伺いしてきました。

2015-07-23 17:05:40 | すべての人にやさしいまちを実現するために

お陰様で、すっかり夏風邪も治り、元気にやっているのですが咳だけがひかんのは、なんとかならんもんかいな。。。
くそ~、腹立つ。。。

と、そんな私事はさておき、本題へ。
6月議会で病児・病後児保育に関する議会質疑を行い、市から前向きな答弁を得たというのは、既報の通り。

【ご参考】
その①:子育て支援策充実に超重要な病児保育。そのための手段として、こんな対策があるのです。

その②:「研究とは違うのだよ、研究とは」というわけで、こら今後に期待できそうな@病児・病後児保育問題

で、その質疑の内容をご覧頂いた方から機会を頂きまして、本日、大阪で病児保育事業を展開するノーベルさんにお邪魔してきました。

このノーベルさん、関西圏における居宅訪問型の病児保育について調べていると、間違いなく名前が出てくるNPOさんでして。
とりわけ特徴的なのは「当日朝8時までの予約なら必ずお子さまをお預かりいたします」(!)というところかと。
【ご参考③】
ノーベルの病児保育とは

(↓代表の高様と↓)



で、さすがというか、お話をお伺いした中で、色々と感じるところがありまして。
とりわけ重要だと思った内容(情報?)としては

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●利用者側の希望に沿う形での制度設計になっていないと、単に「助成を始めました!」だけでは、あまり利用率は上がらない
●実際、同様に助成制度を始めた自治体でも制度設計(や広報手段等々)によって、利用状況に大きな差が発生している
●そういう意味で、制度設計的に一番進んでいるのは淀川区と認識している
●淀川区の制度設計で重要なのは「利用料金に対する助成」だけでなく、「月会費や入会費も助成」という形を取っているところ
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といったあたりかな、と。
こら、淀川区の現状を中心に色々と調べねば!ですね。

「制度設計や広報手段が、きわめて重要!」という話、仰るとおりだと思うのですよ。
居宅訪問型ではなく、預かってもらう式なので一概に比較できませんが、ファミサポが提供していた病児保育にしても、利用実績はそれほど多くないという話もあるんですよね。
その背景には、こういった話もあるんではないかいな、と思うわけで。

それにしても、やっぱりプロの話を聞くのは重要やな~と。
ここでは記しにくいような内容についても色々なお話をお伺いしつつ、意見交換もできたように思います。
う~ん、充実。
こういう機会、意識して持つようにせねばですね。

お忙しい中、ご対応頂いた代表と、このご縁を頂いた〇〇さんに心から感謝しつつ。
それでは、今日のブログはこのへんで失礼します。


もちろん、ありがたいんですよ。でも、あんまり意味がある気がせんなあ、という話。

2015-07-22 12:41:30 | 国政・県政と地方自治に関連すること

本日、所属する「教育こども常任委員会」が開催されました。
で、その際、報告された話が↓こちら。↓
15年新生児に贈り物 地方創生交付金でおもちゃ、離乳食…

ザックリ言いますと、
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●県が、国の地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金を活用して乳児子育て支援事業を行う
●内容は第1子&第2子には1万円相当、第3子以降には3万円相当の兵庫県版ベビー用ギフトカタログを配布するというもの
●対象は平成27年出生児
●ちなみに目的は「子育て世帯の経済的な負担を軽減するとともに、安心して乳児を育てられる環境づくりに寄与するため」
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という話ですね。
ありゃ、全くの初耳。

いや、ありがたいと思うんですよ、うちも対象に入りますし。
でも今年限りの単年措置なので、来年以降に、お子さんが産まれたご家庭では、同じ話はないんですよね、これ。
それが「子育て世帯の経済的な負担を軽減するとともに、安心して乳児を育てられる環境づくりに寄与」するのかと問われると、なんかビミョーやなあ、と。

県の事業なので、私がどうこう言う筋合いではないのですが。
(というか本来であれば、こうした事業が行われることを行政から聞く機会もないところなのですが。)
カタログ発送に必要な「今年産まれた児童」に関する情報を県が持っていないため、市が、その業務を担うということで、本日、私共への報告がありました。
今後の流れとしましては
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●7月末までに産まれた児童の家庭に8月初旬にカタログの申込書を発送
●以降、毎月末分までを翌月初旬に発送の繰り返し
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という形が続くそうです。

というわけで、該当するご家庭には、今後、兵庫県版ベビー用ギフトカタログの申込書が届くらしいですよ~、というお話でした。
それでは今日のブログは、このへんで失礼いたします。


「目指すべき医療のあり方」を市民に提示するには、中央病院の話は避けられないはず!ですが。。。

2015-07-21 12:06:41 | すべての人にやさしいまちを実現するために

昨日は会社員時代の後輩の結婚式。
ご夫婦とも幸せそうやし、素敵な式やし、天候にも恵まれたし、よかったよかった。
ただ一日、礼服着て移動してると、あまりの暑さに、ほんまぐったりしますね。。。
クールビズが普及するまで、みんな、よう頑張ってたもんや、と改めて。

さて本題、先日、開催された健康福祉常任委員会で、「西宮市保健医療計画」を策定するという話があったそうなので、そのご報告など。

これ、なんのことかといいますと
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●医療法上、医療計画は、国が指針を示した上で、都道府県が策定することとなっている
●兵庫県でも「第6次兵庫県保健医療計画(平成25年~30年)が策定されている
●広域的な医療政策は兵庫県が策定する計画に準拠する一方で、本市独自の医療課題は、本市が主体的に解決する必要がある
●というわけで、すべての市民が住み慣れた地域で、安心して暮らせるまちを目指し、西宮の医療問題に対する施策や、10年後の西宮市の目指すべき医療のあり方を市民に提示し、推進していくため、「西宮市保健医療計画」を策定する
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という話なのだそうで。

行政が主導する施策は「〇〇計画」や「××プラン」といった計画に則って進められていくことが、とても多いのです。
ところが、これまで西宮市には医療政策を形作る計画が存在しませんでした。
それを今回、創ろうということなので、これ、とても良い話だと思うのですよ。

とは言うものの、一方で。
「10年後の西宮市の目指すべき医療のあり方」を考えるにあたっては、
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●市立中央病院と県立病院の統合は実現するのか?
●実現した場合、どの位の規模で、どういった診療機能を持つ病院となるのか?
●実現しなかった場合、今後、中央病院はどういった方向に向かうのか?
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という話は避けては通れないと思うのですよ。
でも、そこで要らん話を市だけで勝手にし出しますと。
せっかく、やや雪解けしてきたかにも見える、この問題に関する県との関係性が、また悪化しかねない気がするんですよね、これ。。。

こんなデリケートな話を進めるの、担当さん、ほんま大変やろなあ。。。
・・・自分やったら絶対、こんな話、担当したくないな~。
こういう時、宮仕えはきついよなあ。。。


というオチもなにもない話で、すいません。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します!


もちろん気持ちは分かるんです。でも、できないことに期待させるのは不誠実では?と思うわけで。

2015-07-16 12:24:22 | 豊かな自然と都市環境に調和した美しいまち

なんだか、でっかい台風がやってくるみたいですね。
明日のアポやら会合やら、大丈夫なんやろうか???
早くも、かなり風が強まっている感じですし、皆様くれぐれもお気を付けください。

という話はさておき、ちょっくら6月議会での小ネタのご報告など。

例年、6月議会は、新年度が始まってから期間が経っていないこともあり、総じて、議論になるような内容って少ないのですよ。
ところが今年は、なにやら、えらい色々と考えさせられる内容が多くありました。
そこらへんについては、また追々ブログでも取り上げていくのですが、今日は、これまた考えさせられた請願についての話をば。
ちなみに請願についての説明は↓こちら↓。
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市政について、みなさんが市議会に対し、要望や意見を提出することができます。この制度が、「請願」と「陳情」です。
議員の紹介のあるものを請願、ないものを陳情として扱います。
受理された請願は、市議会で慎重に審査を行い、その内容が妥当であり、施策に反映させるべきであると判断した場合は採択とします。また、そうでないものは不採択とします。採択したものは、市長・教育委員会などの執行機関やその他関係機関に、その実現を要望します。また、陳情も原則、同様に扱いますが、委員会での審査に限られ、本会議では審議されません。(以上、西宮市議会HPより引用)
----------------------------- 

で今回、議会に上がってきた請願の一つが、↓こちら(クリックで拡大)↓。



ざっくり言うと、
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●近所でマンション開発計画が持ち上がっているが、近隣住民としては非常に迷惑

●なので行政が指導して、この計画を止めさせてほしい
----------------------------- 
という内容ですね。
いや、気持ちは分かるんです。。
でも、これはちょっと。。。

↓こちら↓が当該地周辺の地図なのですが(クリックで拡大&当該地は右上端辺り)。

マンション建設地に隣接する南側と、ほぼ隣接の西側には、既に10階建ての建物が存在しています。
また、それ以外にも、近隣には複数の中高層建築が建ち並んでいます。
そもそも、ここらへんは、そうした建物の建築が認められている「商業地域」ですし。
こういう諸条件が揃っているにもかかわらず「周辺地域の現状を考慮した計画となるよう指導して下さい」は、正直厳しいな、と。
いや、もちろん、近隣にお住いの方々のお気持ちは重々、分かるんですよ。
でも、これだけ条件がそろっているのでは、請願が通ったところで結局なんの効果もありません。
にもかかわらず、請願を通してしまうってのは、藁にもすがる気持ちで請願を提出した方に対して、かえって不誠実なことになってしまうのでは???と思ったりもするわけで。

というわけで私が所属する蒼士会は、この請願には反対しました。
(↑ちなみに賛成多数で可決されました。反対したのは蒼士会と維新の党だけ。↑)
で、単に反対するだけというのも、なんだかなあ・・・なので反対討論もしてきました。
内容は以下の通り。
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蒼士会は、請願第2号に反対します。
以下、反対理由を申し述べます。

この請願は、戸田町における10階建て・62戸の賃貸共同住宅の開発に関わるものです。
なお当該地区は商業地域であり、隣接した西側と南側には、既に10階建ての建物が存在しています。


元々、2階建ての住宅であったところへの10階建のマンション計画ですので、請願者を初めとする周辺にお住まいの方々が、もっと低い建築物となるよう希望されるお気持ちは理解出来ます。
しかしながら当該地区が商業地域であること、建設予定地の南側と西側に隣接して既に10階建ての建物が存在すること、他にも近隣に複数の中高層建築物が存在することを考慮すると、請願が求める指導を、行政が行うことは現実には不可能です。

以上をもって、請願第2号に対する蒼士会の反対討論といたします。
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ここらへんの対応、悩ましいんですよね、ほんと。。。
でも、やっぱり、できもしないことに対して、期待を持たせてしまう振る舞いって結局は、お互いのためにならないと思うのですよ。
議会としても、色々と考えていかねばと思うのです、ここらへん。
ぶっちゃけ、この請願が通ったところで何もできないのは多くの議員さんも分かっているはずなわけで。

というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


高木北小学校は4月には開校しますし、給食も出ます!なのに、なんで、こんな噂が蔓延するかというと。

2015-07-13 15:46:02 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

一難去って、また一難。
せっかく給湯器の交換が完了したと思ったら、今度は車の調子がおかしいぞ。
なんやねん、「エンジン制御システムが異常の時に点灯します」とか「運転中に点灯した場合は、高速走行を避けて、直ちに点検を受けてください」って。
怖すぎるっちゅうねん。。。
ほんま重なるときは重なるもんやなあ、と改めて。


さて本題。
先週の月曜日に開催された教育こども常任委員会で「西宮市立瓦林小学校の校区変更について」報告がありました。
ざっくり言いますと、
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●内容
平成28年4月1日から、瓦林小学校区の大森町(3番~12番、15番~18番)を高木小学校区とする。
 ⇒つまり大森町全体が高木小学校区に改められる
●経過措置
➀平成28年3月31日現在、瓦林小学校に在籍している児童(平成28年始業式前日までの転入生含む)については、希望により引き続き瓦林小学校へ就学することができます。
②新入学児童のうち、瓦林小学校に兄姉が在籍している児童については、希望により瓦林小学校へ就学することができます。
 ↑という経過措置が設けられる
------------------------------
というもの。
ちなみに私は従前から、この内容には賛成しています。
↑【ご参考】↑
5/17(日)に「瓦林小学校×校区変更説明会」が開催されます。というわけで、そのお知らせをば。@2015年5月のブログ
ただね、この話、も少し注意するべき点があると思うのですよ。

委員会では「地域に対する説明も行った!」旨、ご報告されたのですが、高木小学校側の保護者に対しては今のところ、特に説明はされていません。
これ、登校時の見守り活動をはじめとして、いろんな形で現在の高木小学校の保護者にも影響がある話だと思うのですよ。
ここら辺、きちんと丁寧に説明する機会を作って頂きたいな、と。

というのも、こういう「説明がきちんとなされていない!」ということから、いろんな問題っておきがちだと思うんですよね。
例えば、今回、高木小学校区に編入される大森町とは逆に、分割されて高木北小学校になる地域では、ずいぶん色々な噂が渦巻いているようでして。
私が聞いた話だけでも、
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●高木北小学校って、高木小学校とは違って集団登校ないらしいよ~
●給食調理室がなくって、給食出ないらしいよ。。。
●工事が遅れていて、4月には間に合わないらしいよ。。。
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てな話がありました。
ちなみに上の噂に関して教育委員会に確認したところ、それぞれ
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●今のところ、集団登校の方向で検討中
●給食調理室はあるし、当然、給食も出ます!
●今のところ、計画通り4月開校予定です!
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てな感じらしいのですが。

こういう噂が出回って、いろんな人が不安に思うのは結局のところ、「きちんとした情報提供がなされていないから!」というところが原因ではないかいな、と思うのです、私。
高木北小の設立が確定し、高木小学校からの校区分割やら校名やらが決まっていく過程では「
新設校設立推進委員会」が立ち上げられ、そこで協議・確定された内容が一定、地域団体やPTAの中でも共有されていたように思います。
ところが、この委員会、今や、すっかり冬眠状態に入っちゃってるんですよね。
今こそ教育委員会主導の下、「新設校設立推進委員会」を復活させ、活躍するべき時ではないかいな、と。
というわけで早期の委員会再開を強く要望してきたところ、ようやく8月頭に委員会が開催される運びとなったようです。
ここからは必要なことについて、しっかりと議論を行うと共に、情報共有に努めて頂くことこそが重要ですね。
及ばずながら、私も協力していきたいと思います。

というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


学童の開所時間繰上&一時保育の強化など、取り組むべき課題は、まだまだあります!

2015-07-10 18:08:41 | すべての人にやさしいまちを実現するために

私事ですが、先月末に自宅のお風呂の給湯器が天寿を全うしまして。
「シャワーは浴びられるものの湯船に風呂がたまらない・・・」という状態が、しばらく続いていました。
季節的に、そこまできつくはないものの、乳飲み子がいる我が家としては、なかなか困った状態やな~と。
で、ついに昨日、給湯器の更新が完了し、
久しぶりに湯船につかることができました。
日本人で良かった~。

で、この件、それは色々とありまして。
 最初に見積もりもらったマンション指定(?)の業者さんからは、当初
--------------------
●給湯器の交換で34万円
●カワックも一緒にやった方がいいので計44万円
--------------------
という見積もりをもらったのですよ。
でも、これ、高過ぎやせんか???と。
以前、管理業者経由でマンション据え付けの消火器を買い換えようとしたら、えらい高かった・・・みたいな話もあったことですし。

↑【ご参考】↑

マンション管理には注意するべきです!@2013年11月のブログ

というわけで、多くの方々にお知恵を拝借したり、情報提供頂いたりしつつ、ワチャワチャした結果、
--------------------
●給湯器の交換で約21万円
●カワックは、まだ大丈夫なので交換の必要なし
--------------------
ということになりました。
なんや、この価格差。。。
というわけで皆さん、面倒くさがらないで、くれぐれも相見積もり、ちゃんと取るようにしましょう!
そして、この件について、色々と情報提供やご協力頂いた皆様、本当にありがとうございました!!

さて本題、一般質問のご報告の続きです。
ほんとは他にもご報告したいこと&すべきこと沢山あるのですが、まずは、こっちが先やよな、と。
というわけで早速始めます。

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【質問①】
長期休暇期間中の留守家庭児童育成センターの開所時間を現在の午前8時30分から午前8時に早めるべきと考えるが、どうか?

【答弁①】
阪神間の近隣他都市の長期休業中の開所時間は1市が午前8時15分としておりますが、その他の市は本市と同様、午前8時30分であります。
本市と同規模の中核市で比較しますと、半数以上が午前8時30分より早く開所しております。
また、本年1月に、育成センターを利用している全ての児童の保護者を対象にアンケートを実施し、概ね半数の1,445人から回答がございましたが、開所時間について、
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
●「育成料が高くなってもいいので早めてほしい」が23.2%
●「育成料が変わらないのであれば早めてほしい」が25.3%
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
と、あわせて半数近くの保護者から、開所時間を早めることについてニーズがあることを示す結果が出ております。
一方、開所時間を午前8時に早めた場合、それに伴う職員配置等により、相応の経費が新たに発生するものと試算しております。
このことから、市として、開所時間を早めることについては、育成料の見直しも含めて検討していきたいと考えております。

【質問②】
余裕活用型の一時保育事業を早急に開始するべきと考えるが、どうか?

【答弁②】
保護者の入院や冠婚葬祭等の理由を問わず、保育所等で一時的に乳幼児を預かる一時預かり事業につきましては、現在のところ、16か所の民間保育所で実施しております。
子ども・子育て支援新制度では、地域の実情に応じた一時預かり事業の推進を図るため、従来からの一般型の一時預かり事業に加え、保育所や地域型保育施設等で利用定員に達していない場合に、定員まで一時預かり事業として受け入れることができる「余裕活用型」が創設されたところです。
本市におきましては、近年、待機児童対策として積極的に施設整備を進めてきたことから、特に、一部の地域型保育施設では、定員に達していない施設が発生しております。
こうした中で、ご提案のありました「余裕活用型」の一時預かり事業を実施することは、多様化するニーズに対応し、保護者の利便性を高める上でも有効であると考えております。
今後は、一時預かり事業を実施している施設が少ない地区を中心に、地域型保育施設を利用した「余裕活用型」一時預かり事業を早期に実施できるよう、検討を進めてまいります。

【まとめて要望】
留守家庭児童育成センターの『開所時間を早めることについては』『検討していきたいと考えて』いるとのご答弁を頂きました。
また、余裕活用型の一時預かり事業については『一時預かり事業を実施している施設が少ない地区を中心に、地域型保育施設を利用した「余裕活用型」一時預かり事業を早期に実施できるよう、検討を進めてまいります』とのご答弁を頂きました。
いずれも前向きなご答弁であると受け止めています。
ご答弁頂いたとおり検討を進めると共に、できるだけ早期に実現して頂きたい。
要望します。
-----------------------------------
これまた、前向きな答弁と言って良いんではないかいな、と。
う~ん、なかなか充実。

というわけで、今日のブログはこれまでで。
それでは失礼いたします。


やっぱり「病児保育」って、むちゃくちゃ重大な問題なんやな…ということを再確認した話+1。

2015-07-09 16:44:04 | すべての人にやさしいまちを実現するために

6月議会で、
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●急な発熱などで保育園に預かってもらえない子供の家に行き、働く親の代わりに世話をする「訪問型病児保育」
●東京都の一部自治体で行われている、このサービスの利用者に対する助成制度
---------------------------------
を紹介し、この制度の導入についての市の見解を問うたところ、前向きな答えを得ることができました!という話は先日のブログでアップした通り。
↑【ご参考】↑
子育て支援策充実に超重要な病児保育。そのための手段として、こんな対策があるのです。
「研究とは違うのだよ、研究とは」というわけで、こら今後に期待できそうな@病児・病後児保育問題

てな過程があった中、今日の朝刊を見たところ、なんと「訪問型病児保育」をテーマにしたドラマがゴールデンで放映されるそうで。
すげー、なんか、むっちゃ追い風を感じるぞ!
これだけ注目度の高い話ですし、こら、やるしかないでしょ西宮市役所!
↑【ご参考】37.5℃の涙@TBS

という展開もあったので。
いろいろとアップしたいことはあるのですが、今日も一般質問の続き、子育て支援に関するお話の続編をば。
ではでは早速はじめます。

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さらに子育て支援という観点から二点質問したいと思います。
本市の留守家庭児童育成センターは夏休み・冬休み等の長期休暇期間中には午前8時30分からの開所となります。
しかしながら働く保護者が子供を留守家庭児童育成センターに送り届けてから通勤することを考えると、この開所時間はもっと早めるべきです。
多くの小学校で実施されている集団登校が概ね午前8時頃に登校する形を取っていることを考えると、留守家庭児童育成センターの長期休暇中の開所時間も午前8時とするべきではないでしょうか。

また需要の高い一時保育についても検討を進めるべきです。
国は「子ども・子育て支援新制度」において、保育所や地域型保育事業等において、利用児童数が定員に達していない場合に、定員まで児童を受け入れることができる「余裕活用型」の一時預かり事業を創設しましたが、本市では実施されていません。
こちらについても早急に実施するべきです。
それでは以上の内容を踏まえて二点質問します。
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というわけで、今日のブログは、この辺で。
それでは失礼いたします。


「やった~プロバスケチームが来る!」てな単純な話か・・・と思ってるのは私だけ???

2015-07-08 14:52:20 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

昨日、「プロバスケットボールチームの兵庫ストークスが本拠地を西宮市にする方向で話が進んでいる」という趣旨の報告が議会で行われました。
↓詳しくは、こちら。↓
バスケットNBL ストークス本拠西宮市に 建て替え体育館を想定

「プロのバスケットボールチームがやってくる!」ということだけについて言うなら、特に異論はないんですよ。
そら素敵な話やと思いますし。

ただ、この話、なんか、しっくりこんな~と思う部分がありまして。

上にあげたリンク先にも書いてあるのですが。
「現在の同市立中央体育館は観客席1344席」なのに対して、兵庫ストークスは「5千人規模の試合会場を確保すること」を求められていたとのこと。
とゆうことは中央体育館って「5千人規模の試合会場を確保すること」を前提に、今後、建替えに向けた検討が進められるってことなのか???

でもね、新体育館の規模とか設備とかについて、現時点で議会としては何も聞いていないんですよ。
これって、実質的には中央体育館の大規模化について、既成事実化を図っているようにも見えるなあ、と。

中央体育館についての要望がいろいろあることは理解していますし、私も趣味の分野でお世話になったりしています。
そんなこんなも含めて、一市民として考えた時には、そらスポーツ施設が充実したら嬉しいわな~とは思うのですよ。
とは言うものの一方で、市は「公共施設マネジメントが必要だ!」「施設の総量縮減が重要だ!」ということを重ねて言っています。
今議会では公民館・市民館・市民集会施設等の統廃合に関わる報告まで行われたわけで。
こういった市民活動において、きわめて重要な施設にまでメスを入れようとしている中、実質的に中央体育館の大幅な大規模化が、議会で議論されることもないまま進んでいくのって、どうなんやろか???


で、も一つ気になるのは中央体育館&中央運動公園って、交通の便が悪いうえに駐車場も少ないんですよね。
今でも、ある程度の規模の大会等があると周辺は大混雑しますし、駐車場も圧倒的に不足!という状況に陥ります。
ここで「5千人規模の試合」が開催されるのであれば、この状況って、さらに悲惨なことになると思うんですよ。
かといって、ここに来ようと思うと、バスor車or徒歩&自転車以外の手段は、ちょっと思いつかんな、と。
で駅から歩いてくるには遠いですし、かと言ってバス以外の公共交通機関がないことを考えると「公共交通機関でお越しください!」的なアナウンスもしにくいと思うのです。
ここらへん、どない考えてるんやろか???


というわけで、ここからは私の妄想。
いろいろ含めて考えた時に、

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●議会も含めて、みんな兵庫ストークスがやってくることは歓迎している!
●だったら、でっかい体育館が必要!!
●やったら交通の利便性とか駐車場とかのことを考えても、今の場所は好ましくない!!!
●ほな一発、アサヒビール工場跡地で体育館を建て替えてしまいますか!!!!
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的な展開を目論んでいる人、いるんではなかろうか、と。

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●アサヒビール工場跡地を、是非とも(もっと)買いたい、買わせたいと思っている人
●公共工事がより大規模になることを好ましいと思っている人
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は、きっとい
るはず。
もちろん、別に、それがいいとか悪いとかではなくて。
でも、そんなこんなを考えると、この話が本当に「やった~、プロバスケチームがやってきた~!」で終わらせてしまって良い話な気がしないのです。

繰り返しになりますが、上の部分には一切根拠はありません。
現時点ではすべて私の妄想でしかありませんし、プロバスケチームが来てくれることに反対しているわけでもありません。
が、どうも、この話、今後に気をつけねばならん気がして仕方ないのですよ。
単なる、私のゲスの勘繰りであることを願うばかりなのですが。

ということで、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。