西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

ご報告2件。

2009-11-27 21:14:27 | 主張・広報と活動のお知らせ

昨日は24時ごろ、風呂から上がって、ボケーとしてたら、
消防からの出動要請が。
あわてて出かけましたが、大したことはなくて、まずはよかったなと。
で、早く解散になったもんで、うちに帰って、なんとなくテレビをつけたら、
あめトークで「ガンダム芸人」をやってたもんで、ついつい見てしまい、
そこから、なんとなく眠りのピークを逃して夜更かししてしまうという、
この体たらく。
しきりと反省。。。
という与太話はさておいて、ご報告など。

①12月議会での一般質問・登壇日程が決まりました。
私の出番は、12/10(木) 午前11時頃から。
テーマは大きくは
 〇市職員の給与制度について
 〇子育て支援に関わる組織と施策について
の二本立て。
さくらFMでも、ご視聴いただけますので、
興味とお時間おありの方は、是非どうぞ。

来年度から、全・留守家庭児童育成センターの開所時間が
午後7時まで延長されることが、ほぼ決定しました。

ただ、前に一度、裏切られた経験があるだけに
いまだ、半信半疑な気持ちも残っています。
というわけで、ある程度確信が持てたら、改めて、ブログにてご報告します。
詳細については、今しばらく、お待ちください。

ひかる様

色々、含めて、仰るとおりだと思います。
予算編成真っ只中、しかも市税収入が大幅に減少している中、
市役所内は混乱状態に陥っているという話も聞きます。
トップとして、「職責を全うする」という言葉の意味を、
真摯に考えていただきたいとも思います。

ただ、この話は、どこまでいっても、ご本人が判断するべき話である
とも思っています。
仰るとおり、非常に重い「選挙」という行為の結果、
現市長は、その職責についているのですから。

とにかく私は、私ができる限りのことを頑張って、
しっかりやっていこうと思います。
それを見守っていただけているというのは、
本当にありがたいことだとも思っております。
ご期待に応えることが出来るよう、しっかりと頑張ってまいります。
コメントいただき、ありがとうございました。


水道代が2000万円安くなりました。

2009-11-25 08:54:51 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

一昨年の12月議会での一般質問で、
「学校が漏水等に気付いていないため、
 無駄な水道料金を支払っている可能性がきわめて高い」
という趣旨の指摘を行いました。
(詳しくは、↓こちら↓の左側をご覧下さい。
 http://www1.ocn.ne.jp/~shigi/report/13b.pdf )
で、今回は、その検証結果をば。

私が指摘した後、担当部署は漏水調査を行い、
漏水が発見された箇所については修理した上で
 ○漏水が発生した場合、早期に発見できるようにするため、
  夜間・流量調査を月2回実施
 ○過去の私用水量と比較する形でのチェックを2ヶ月に1回実施
といった対応を学校で行うようになりました。
そもそも、「これまで、そんなこともやってなかったんかい!」と
つっこみたくなるようなことではありますが。
少なくとも、これで、これまでのように、
「大規模な漏水が発生していても、学校側では、
 まったく、なにもきづいていない」
というような信じ難い事態は、起こらないようになったはず
です。

というわけで、2008年度決算の数値も出たことなので、
自分が指摘した内容の結果を検証してみました。
指摘を行ったのは2007年12月。

なので、指摘前の2006年度と指摘後の2008年度の水道料金を
比較してみたところ、↓このような結果↓が出ました。

----------------------2006年度-----------2008年度-----------対2006年度比
小学校合計----254,887,343円----239,729,601円----15,157,742円の削減
中学校合計-----99,764,955円------92,297,255円----7,467,700円の削減

つまり、小中学校合計で、
年間の水道代・約3億5千万円のうち約2300万円が削減された
というわけです。
基本的には、にらんだとおり。
しかし、なんちゅう、もったいない話や。。。

ただ、この話、
 ○学校の規模と水道料金を個別に見ていくと、
  どうにも納得しかねる事例が多い
 ○水道メーターが大まかにしか設置されていないため、
  箇所ごとの利用量が不明
  (唯一、細かく水道メーターが設置されている用海小学校の事例によると
   概ね、プール・給食室・その他で水道の使用量は三分されるようです。
   ただし、この事例も信用していいものやら、どうなのやら。)
といった問題があります。
というわけで、まだまだ詳しく調べていく必要があると思っています。
今後の展開に乞う・ご期待。
やっぱり、まだまだ、おかしいところが残っていると思うんですよね~。

というわけで、今日はここまで。
それでは失礼いたします。


市政に関する重大ニュース

2009-11-19 11:13:33 | 市政全般に関連すること

ただいま、「西宮市私立幼稚園PTA大会」から帰ってきました。
秀逸だったのは、DVD放映による「西宮市私立幼稚園・40園紹介」。
会場も、ずいぶんと盛り上がっていました。
あれ、おもしろいな。
さて、本題。
市政に関する重大なニュースが二件ありますので、お知らせします。

①昨夕、↓メールとFAX↓にて西宮市長の入院について報告を受けました。
「200911181.doc」をダウンロード

関連する新聞記事は、↓こちら↓
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002525199.shtml
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20091119ddlk28010373000c.html
多分、他にもあると思うのですが、とりあえず。

②現在、西宮市保健所が建っている場所は県の土地です。
本年度末で、本来の貸借期間が終了することから、
移転先等も含めた検討の必要性が、議会でも議論されていました

で、この度、市から、
現在の土地を県から買い取る方向で
検討を進めているとの報告を受けました。

買取り価格は今のところ不明ですが、
おそらく1ケタ台後半億円になるのではないかと。

ところで、私達・議会は、フレンテの床の買取りに際しては、
↓このような決議案↓をあげ、ぎりぎりの賛成多数で可決したうえで、
「20091119.gif」をダウンロード
取得に賛成しています。この中の、
 「利回り4%以上という条件を満たすテナントが選定できない場合、
  公共床への変更も検討するべき」
という趣旨の条件をあげた背景には、当然、
「保健所の土地の貸借期限が年度末に切れる!」
ということも含まれているわけで。
それやこれやも踏まえて、私は、
今でもフレンテ内の床について、
「商業用の賃貸物件として利用すべきか?そうではないのか?」
という根本的な部分から考えるべきだったと思っている、
ということは、一応、書いておきます。

>にーの様

>あ、最後になりましたが、ご子息のお誕生日おめでとうございます。

ありがとうございます。
子供の元気に育つ姿を見れるのは、親冥利に尽きます。
ほんと、ありがたいことです。

>年間100万円で自由な選択を与える、ですか。
>金額の多寡は検証が必要として、
>方法としては面白いんじゃないかなと思います。
>各所で議論を呼んでいる「ベーシックインカム」に
>限りなく近い考え方ですね。
>(定額給付金やこども手当にも近いですが…)

そうですね、同じ線上にある考えかと思います。

>とにかく現在は認可と認可外の差が大き過ぎます。

幼稚園については、公立と私立の格差も、ですね。
その点、しっかり見直していくべきだと思います。
コメントいただき、ありがとうございました。


経営改善できますか???

2009-11-17 13:39:44 | にぎわいと活気のあるまちを創造するために

昨日、フレンテ特別委員会が開催されたので、傍聴してきました。
以下、雑感など。
(この話に関する過去の話は、こちらに色々と書いています
 興味おありの方は、ご覧くださいませ。)

なにはともあれ、特筆すべきは、議会から請求された資料が
なかなか役所から提出されてこない、という点です。
資料を提出しない理由として、市側が主張するところは、主に
 ○現在は、第三者機関である経営検討委員会が、
  この問題について議論しているなど、市として意思決定過程にある。
  この段階での資料の開示は、意思決定に影響を及ぼす可能性があり、
  好ましくない。
 ○経営検討委員会に開示している資料には、
  経営上の重要な内容が含まれており、開示は好ましくない。
 ○複数の利害関係者が存在しており、個人情報に類する内容も多くある。
  よって、開示は好ましくない。
といったところでしょうか。
しかしながら、これについては、
 ○そもそも、議会は意思決定過程も含めて、市の重要課題に
  影響を及ぼすため、働きかけるべき存在である。
 ○市が言うところの、「経営上の重要な内容」が分からないままでは、
  的確な判断は下せない。
 ○「個人情報」に該当する部分は炭塗りするなり、
  削除するなりすればよい。
  どちらにしても、請求された資料を提出しない理由にはならない。
という風に思うわけで。
これでは、建設的な議論など、望むべくもありません。

で、市の説明によると、
「都市管理㈱も
 ・内部管理経費の削減
 ・不採算事業からの撤退
 等、経営改善に努めている。
 きちんと借金も返しながら、経営を存続していける!」
ということらしいのですが。
普通に考えて、平成21年度の収支見込から見ると、
 ・年間の
売上高は約3億3千万円
 ・売り上げにかかる原価は約2億円
 ・で、なんやかんやと、その他費用がかさんで、
  年間の赤字額は約5千5百万円
という企業が、今後、
 ・更なる売上高の減少
 ・金利負担の大幅な増大
さえ見込まれる中、経営状況を劇的に改善できるとは思えんのですが。。。

ちなみに上の数字は、昨日公表された平成21年度の収支見込みです。
この年度については、コープの撤退・ニトリの出店など、特殊要因も多く

これだけで、都市管理の今後を判断するのは不適切だという面もあります。
だからこそ、コープが抜けたあとのテナントが一定埋まり、
ある程度、正確に収支状況が読めるようになった現状を踏まえて、
平成22年度以降の詳細な見通しを作成の上、議会に対して提出し、
それを基にした議論を行うべきだと思うのです。

少なくとも私には、市が言っているような
 ・不採算事業の見直し
 ・内部管理経費の見直し
程度で、この実質的に終わってしまっている会社の経営状況を
抜本的に改善することが、できるとは思えません。
公金をつっこんで、このような事業を行う以上。
しかも、そこに明確な公益性が見えない以上。
少なくとも、赤字を出さない経営状態を確保するのは当然です。
引き続き、事態の推移を見守ってまいります。


待機児童問題 ~余話として~。 ④

2009-11-16 19:02:58 | すべての人にやさしいまちを実現するために

散々、やきもきさせられましたが、土曜日の天気は、見事晴れ!
お陰さまで、無事、いつもポスティングしている区画全体の約半分まで
終了できました。
残りは来週日曜日に配布予定、
ということで予定通りの進捗状況ですな。
やっぱり、日頃の行いがいいからや!ということにしておきますかね。

それはさておき、何回かすっぽかしてしまいましたが、
ようやく、ゴールが見えてきた、このテーマ。
前回は、
『子育て支援は、家庭の形や働き方といった、
 個別の事情によって制約されるべきではない。
 むしろ、「子育て」という人生の一大事業に対する対価として、
 全ての世帯に平等に経済的支援を行うのが望ましい。』
と私が考える前提となっている、
「子育ての形によって大きく異なる、行政からの支援の格差」
について書きました。
繰り返しになりますが、私は、やっぱり、このような現状は
あまり好ましいものではないと考えています。

というわけで、これまで述べてきた内容を踏まえての、
ここからが具体的な提案です。
あくまで例えばの意見ですが、私は、
「各世帯に対して、子供一人につき年間100万円を、
 子供が小学校に入学するまで無条件に支給するので、
 あとは、ご自分の好きになさってください。
 保育所に子供を預けてフルタイムで働くのもよし、
 幼稚園に預けるのもよし、ずっと保護者がついているのもよし、
 それは皆さんが、ご自由になさってください。
 そのかわり保育所とか幼稚園の費用は、100万円の中から
 (不足する場合は上乗せして)、負担してください。」
という仕組みが、一番、シンプルで分かりやすいのではないかと
思っています。
どないですかね?

これなら、子育てを行う全ての家庭が、
自由に必要な保育サービスを選択できるようになります。
働き続けたい保護者は、育児サービスを購入し、
手当だけで足りない分を自分で負担したうえで、働き続けるもよし。
じっくり子育てしたいという保護者は、育児に対する対価として
手当を満額受け取るもよし。
どうしても公立にこだわりたい方は、そうするもよし、
それ以外の選択もあり。
実際問題として、家族構成も、それぞれの方々の働き方も、
どんどん、多様化が進んでいます。
そうした状況に対応するために!ということを考えても。
こうした自由で、本人の選択に基づく公平な選択を可能に
することこそが、
公正・公平かつ効果的に、子育てを支援できる施策だと思うのです。
ただし、最初に書いたとおり、これは、市レベルでどうにかなる話では
ありませんが。

というわけで、ようやく、ゴールにたどり着きました。
お付き合いいただき、ありがとうございます。
ほんとは、前の日記で書いた、
 ②いわゆる出産適齢期前後は、総じて、
   業務的負荷が重い上、キャリア形成上の重要な時期でもある。
   その時期に長期間、職場を離れることは、
    ・他の方に与える業務上の付加
    ・自分のキャリア形成に与える影響
   といった点からも、ハードルが高い。
といった点について、続きを書こうかな~、と思ったりもしていたのですが、
この話も、非常に長くなりそうな気がするうえ、
どのみち、市単独ではどうにもならない話ばかりなので、
書くのはやめておくことにします。
また、気が変われば、続きを書くこともあるかもしれませんので、
その際は、よろしくお願いします。

さあ、このお題はここまで。
今日は息子の誕生日。
お祝いのため、ちと早いですが、あがらせていただくことにします。
それでは、今日は、このへんで。


視察に行ってきました。

2009-11-13 17:51:07 | 近況報告など、プライベート的話題

水曜日から、所属する厚生常任委員会の視察で、
西宮を離れていました。
で、先程、視察を終えて事務所に戻り、このブログを書いています。

個人的に印象深かったのは、市川市のホームレスの自立支援事業。
また、詳しくは、ブログに書かせていただくつもりですが、
行政として考えていかねばならん課題なのでは?ということを
改めて思いました。
色々な観点はあるにしても、
弱者の支援は、行政が果たさねばならない重要な役割の一つだと
思います。

それはさておき、明日は、我が精鋭達と共に、ポスティング大会!
が、なんとも天気がビミョーな感じですな。。。
降るのは仕方ないにしても、夜のうちに降って、朝には止んでくれていると
ありがたいのですが、どうなるものやら。
今は、こればかりが気になります。
頼むで、しかし。

という、なんだか中身のないブログでした。
さて、もうちょっと頑張って、たまった仕事を片付けていきますか!
それでは失礼。


市議会便りがリニューアルされました。

2009-11-10 11:05:32 | 主張・広報と活動のお知らせ

ある程度、こまめにチェックしてはいるのですが、
時々、コメントに不健全系サイトに誘導するものが入っていて、
困っています。
サイドバーの目立つところにコメント欄があることもあり、
ここのところ、そんなこととは思わず、ご覧になった方から
「あれ、いやねー」
といったお声を連続して頂いてもおり。
というわけで、申し訳ないのですが、サイドバーの配置を変えて、
コメント欄を、も少し下に変えてみることにしました。
あしからず、ご了解ください。

さて、本題。
以前の日記でも書いたことがありますが、11/10発行の9月議会報告号から
市議会便りが、一部、リニューアルされました。

ぼちぼち、皆様のお手元にも、届くことかと。
こちらでも、ご覧いただけます。

私は、今回、そして今後も続くリニューアルの肝は、
「議会が取り組んでいること、議会で決まったことが、
 きちんと伝わる議会便りをつくること」
「今より多くの方に、興味と関心を持って、
 見ていただける議会便りにしていくこと」
だと考えています。
それだけに、まだまだ改めていくべき部分は、
たくさんありますし、
色々なところを変えていかねばなりません。
よろしければ皆様の、ご意見も、お寄せくださいませ。

きちんと反映できるよう、働きかけてまいりますので。

しかし、少しずつではありますが。
いろんなことをひっくるめて、議会全体の空気が
「もっと前向きにいろんなことに取り組んでいこう」
「いろんなことを変えていこう」
という方向に対して、前向きになっていると思う、今日この頃です。
つくづくと、この流れを、もっと強めることができるよう、
頑張っていかねば、と。
なんと言っても、議会は多数決でいろんなことを決める場であり。
自分ひとりでどうこうできる範囲なんて限られている、という面は、
厳然として、あるのですから。
ま、よきにつけ、あしきにつけ、議会制民主主義は、そういうものだ、
ということですな。
なにせ、しっかり、頑張ってまいります。

>にーの様

>というわけで
>「可否の速報(できれば票数も)だけアップしてもらえれば動画不要」
>というのが私の意見というか希望です。

議会の最大の役割が「多数決で物事を決定する」という点にある以上、
最も重要なのは「議案の可否をお知らせする」ことだという
ご意見かと思います。
仰るとおりだと思います。
ご意見を反映できるよう、プロジェクトチームでも発信してまいります。

(ちなみに、今回リニューアルした議会だよりでは、
各議案に対する各会派の賛否の状況をお知らせするようにしました。

こちらは、一歩前進できたと思っています。)

>ぽっぽ様

ご意見、真摯に受け止め、
反映すべき内容・反映できる部分については反映できるよう、
精進してまいります。

ご覧頂いた皆様、コメントいただいた方々に御礼申し上げるとともに、
またまた子育て支援シリーズの内容を飛ばしてしまったことを、
お詫び申し上げます。
それでは失礼いたします。


議会のインターネット中継は必要ですか?

2009-11-06 12:03:15 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

今更ながら、このヒートテックって、あったかいな
予報どおり、今週入ったくらいから、ぐっと寒くなってきたし、
科学の力って、やっぱりすごい。

さて、快調に(?)飛ばしてきた子育て支援策話ですが、
今日は一旦、パス。
別に書きたい話があるもので。

というわけで、突然ですが、質問です。
議会のインターネット中継(↓こんなの↓)をやろうと思うと、
http://www.discussvision.net/amagasakisi/2.html
年、250万円以上かかるそうです。
みなさん、これ、やるべきだと思いますか?

今、西宮市議会では、議会のインターネット中継について、
やるのか?やらないのか?を巡って、議論が交わされています。
議論が交わされている場は
「インターネット中継調査・研究プロジェクトチーム」。

このチームは、
 ○議会の中に、「本会議の様子をインターネットで中継したい」という
  意見があった
 ○これを本当に実施するのであれば、
  来年度の予算に必要な費用を計上することが必要
 ○一方で、この厳しい財政状況の中、予算を要望する以上は、
  費用対効果をはじめとした、厳しい検証が欠かせない
 ○というわけで、予算計上を求めることの妥当性を判断するため、
  材料を収集し、論点を整理することが必要
 ○で、そうした点をあれやこれやするために、チーム発足

という経緯を経て、設立されました。

今の段階では
積極的な意見・消極的な意見の両方が存在しているため
 今後も継続して議論しよう!(※)」
ということになっていますが、
私個人としては、この件については、きわめて消極的です。
理由は、いくつかありますが、主なところは、
 〇上に挙げたような動画を見るためだけに、
   年に250万円もかける必要はないと考えている
 〇動画で挙げようとしている内容は、本会議の模様。
   同じ内容が、既に市HPで文書による議事録として公開されており
   お金をかけて、同じ内容のものを動画でのせることが必要か?
   という点に、強い疑問を持っている
 〇250万円捻出できるのなら、市の政策課題全体を顧みて、
   もっと優先順位が高い、他の施策に回すべきだと考えている
というところです。

※ご参考に、↓先日、議長に上げた報告書↓を添付しておきます。
こちらには、もちろん賛成の方々の意見も掲載してあります。
「pt20091104.doc」をダウンロード

「開かれた議会」が重要だという考えには、もちろん賛同します。
が、しかし。
厳しい財政状況の中、ここに250万円もかける必要はあるのかな~、
と思うのです。
市全体でみれば、それより重要なこと、もっと色々あると思いますし。
みなさんは、どう思われますか?


待機児童問題 ~余話として~。 ③

2009-11-03 09:15:32 | すべての人にやさしいまちを実現するために

勢いで書き始めた割には、ものすごく濃密な内容となりつつある、
このお題。
まだまだ続きそうなうえ、正直、自分でもだんだん
着地点が見えなくなってきている気さえしますが、
気長にお付き合いいただければ、幸いです。
どうぞ、大目に見てやってください。
それでは、続きをば。

先日の日記で、私は、
『子育て支援は、家庭の形や働き方といった、
 個別の事情によって制約されるべきではない。
 むしろ、「子育て」という人生の一大事業に対する対価として、
 全ての世帯に平等に経済的支援を行うのが望ましい。』
と考えていること。そして、
『「行政が認可した子育て支援施設だけを対象とした手厚い補助や、
 公立の施設に極端に手厚い補助」
 は、むしろ控えていくべきだと考えている』
ことを書きました。
それでは、こうした思いを実現するための具体的な施策としては、
どんなことが考えられるのでしょうか?
で、その話をする前に、まずは前段をば。

そもそも、私が、こういうことを考えている背景には、
「行政からの経済的支援を受けている」という意味では、

公立保育所>>私立保育所>公立幼稚園>>>私立幼稚園
   >>在宅児童・無認可保育等

ぐらいの差があり(上は、主観入りまくりのイメージです)、
それぞれの世帯が、受けている行政サービスの形
(それは、すなわち、「家庭の形や働き方」に大きく関わってきます)
によって、あまりにも支援を受けている量が違いすぎる、
という事実があります。
そして、それは、ある意味、非常に不公平なのではないか???
と私は、考えています。

上に書いたことだけでは、あまりに???かと思いますので、
具体的な例を挙げていきたいと思います。

やや古い資料ではありますが、
国立社会保障・人口問題研究所作成の資料@2002年度によると、
0歳児を保育所が預かるために必要な費用は
 公営  415万2千円/年・人
 民間  267万6千円/年・人

となっています。
これ、見方を変えると、0歳児を保育所に預けて働いている家庭では、
「上に掲げた費用から、実際に支払っている保育料を除いた金額を、
 行政サービスとして受け取っている」
ということになります。
少し言い方を変えますと。
これは、同じ行政サービスを受けており、
保育料も同じであるにも関わらず、
私立保育所に子供を預けているか、公立に預けているかで、
行政からの経済的な支援額が大きく異なってくる

ということを意味しています。
それに加えて、保育所については、
 ○どうしても認可保育所に入れない
 ○だから、行政からの支援がほぼない認可外保育所に子供を預けた
 ○結果、非常に多額の保育料の支払いを余儀なくされている
というケースも多々耳にします。
この場合は、行政からの経済的支援は、ほぼ、まったくなし。
同じサービスを受けながら、個人の負担がこれほど異なるのは、
非常に不公平だと言えるのではないでしょうか。

実は、幼稚園についても、同じような構図があります。
西宮市の幼稚園の保育料は、
市立の方が、私立より遥かに安くなっています。
(市立平均・115,200円/年、私立平均257,460円/年)
その結果だと思うのですが、議員として活動している中でも、
「できれば公立幼稚園に入りたい!」
「早いこと、公立幼稚園でも三年保育をやって欲しい。」
といった声を聞く機会が多くあります。
けれども、なぜ、公立幼稚園の保育料は、
私立幼稚園の保育料に比べて大幅に安いのでしょうか?
その理由はたった一つ。
市立幼稚園には、多額の市税が投入されているから、
ということにつきます。

実際にかかっている費用ベースで考えますと。
市立幼稚園で、子供一人あたり必要な費用は年額約70万円。
私立幼稚園で、子供一人あたり必要な費用は年額約30万円。
その差は歴然としています。
ところが、上にも書いたとおり、
実際には、市立幼稚園の平均保育料は115,200円/年、
対して、私立幼稚園の平均保育料は257,460円/年。
つまり、
○市立幼稚園の方が、私立幼稚園より、
 園の運営にかかっている費用は大幅に高いにも関わらず、
○保護者が納めなければならない保育料は、
 市立幼稚園の方が、私立幼稚園より大幅に安い

のです。
繰り返しになりますが、その理由は、
市立幼稚園には、多額の市税が投入されているから、です。
これって、どこか、おかしくありませんかね???
(ちなみに西宮市の場合、就園児童の80%以上は
 私立幼稚園に通わざるをえない、という定員構成になっています。
 この点を考えると、なおのこと、公私間の保護者負担の格差について
 真剣に考えねばならない!と思っています。)

上に書いたのは、
認可・認可外に関わらず、
○保育所的な機能を持った施設に子供を預けている方同士の比較と、
○幼稚園に子供を通わせている方同士の比較
ですが、
「子育て支援は、家庭の形や働き方といった、
 個別の事情によって制約されるべきではない。」
と考えるなら、当然、この両者は比較されるべきです。
かつ、これに加えて、「家庭で育児に専念する世帯」も存在します。
(ここには認可外の施設に子供が通っている世帯も含まれます。)
こうした世帯は、
「上で述べたような子育てに関する行政サービスは、
 ほとんどなにも受け取っていない世帯」ということになります。
これらの世帯から見ると、現在、国が力を入れて進めている
保育所整備を中心とした子育て支援策は、
「働く保護者のいる家庭に対してだけ多額の費用をかけて
 行政サービス(=保育所)を提供し、
 自分達、家庭で育児に専念する家庭に対しては何もしないという
 不公平な政策」
に見える面もあるのではないでしょうか。

と、ここまで書いてきましたが、すいません、やはり、まだまだ続きそうです。
てゆうか、自分で書いておいてなんですが、長いな、この日記。
申し訳ないのですが、今しばらく、お付き合いくださいませ。
どうぞ、よろしくお願いします。

>にーの様

>日本全体でこれだけ少子化が進む中、
>子供の数を増やし続ける西宮市は、
>子育ての街の見本となるべきだと思います。

同感です。
そうできないなら、「子育てするなら西宮」などという
キャッチコピーは、早々に取り下げるべきだとさえ思います。

>日本の少子高齢化が
>世界に類を見ないスピードで進んでいるのと同様、
>西宮市南部の子供の人口も「通常では予測不可能なスピード」で
>増え続けているのでしょう。

本市が、こうなった背景には、震災後、市がとりつづけてきた
人口増加策があります。
人口が増大することは喜ばしいことではありますが、
一面では、行政需要が増大することでもあります。
実際、子育て支援系施設や学校教育施設の不足は、
ずいぶん前から予測されていた話であり、
私達としても、こうした指摘は継続して行ってきました。
が、市から返ってくる返事は、
「人口が増え、まちに活気と賑わいが増えています」
という市長お得意の言葉に集約される答えに基づいたものばかり。
そこには、この事態に対する切迫感も見えず、
当然、効果的な対応など望むべくもありませんでした。
そして、こうした姿勢は依然として、続いています。
それだけに、市の責任は非常に大きいと私は考えています。
だからこそ、できる限り早期に方向転換し、
きちんと責任を持った対策を進めていくべきである。
そう考えています。

今後とも、子育て支援策に、しっかりと取り組んでまいります。
コメントいただき、ありがとうございました。