今日の午後は毎年、この時期恒例の「中学生の主張」大会へ。
今年は初めて、主催者側代表の一人として挨拶もさせていただきました。
後の予定の関係上、発表者20名中、前半の10名しか聞くことができなかったのは実に残念。
しかし毎年思うんですが、これ、ホンマ聞き応えあるんですよ。
ヘタな議員の街頭宣伝なんかより、よっぽど聞き応えありますわ。
機会があれば是非どうぞ。
さて、それでは佳境に入ってきた一般質問のご報告の続きなど。
今回はこれまでの内容を踏まえての具体的な質疑です。
それでは早速始めます。
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【質問①】
特定健診の受診率向上のため、電話による受診勧奨を積極的に行うと共に、受診勧奨推進のために必要な体制の整備・強化に取り組むべきと考えるが、どうか?
↓
【答弁①】
平成26年度は、兵庫県国民健康保険団体連合会の支援事業を活用し1,000名の方に電話勧奨を行ったほか、保険料納付案内コールセンターを活用し、特定健診が開始された平成20年度以降に1度以上受診したことがあるものの26年度は未受診になっている方、約31,000名のうち約11,000名の方にも電話勧奨を実施しました。
一方、過去に受診歴が全く無い方々は平成26年度で概ね37,000名ほどになり、過去に1度以上受診した方々に比べ受診率が著しく低いため、さらなる働きかけが必要ではあるものの、対象者数が多いことから、効率的に受診勧奨を実施しなくてはならないとも考えております。
そこで、今年度は過去に受診歴が全く無い方を対象に、電話による受診勧奨にあわせて受診しない理由の聞き取り調査も行うこととしております。
この電話勧奨及び聞き取り調査の結果をふまえ、電話勧奨の拡充及びそのための体制強化、または他の勧奨方法の有効性について検討し、受診率の向上を図ってまいります。
【質問②】
特定健診の受診率向上のため、集団健診の実施場所・実施頻度を増やすと共に、予約可能期間・予約受付時間の延長、予約なしでも受診できる体制の整備等、必要な対策に取り組むべきと考えるが、どうか?
↓
【答弁②】
ご指摘のとおり集団健診は、施設の要件から実施場所が限られ、実施日時や予約の受付は主に平日の昼間となっており、実施場所から遠かったり、平日の昼間に時間がとれなかったりする方々にとっては、受診しにくい状況となっております。
現在、人間ドックを除く特定健診受診者の約8割は個別医療機関で受診されていますが、今回の未受診の理由調査の結果、集団健診の夜間・休日のニーズが高かった場合などは、健診事業の全市的な担当である保健所と情報共有を行ったうえで、平日昼間以外の健診の実施や予約の受付対応及び実施場所の拡大もあわせ、ともに考えてまいります。
【質問③】
特定保健指導の実施率を向上するため、保健師の増強等、必要な対策に取り組むべきと考えるが、どうか?
↓
【答弁③】
特定保健指導は、特定健診の結果で決められた選定基準の対象者に対して保健師、栄養士が実施しています。
実際に特定保健指導を受けられた方は、生活習慣の見直しにより、体重や血液検査のデータが改善され指導効果が出ています。
しかし、対象者へ「連絡がとれない」「連絡がついても仕事がある」などで、保健指導に結びつかないケースが多く挙げられ、特定保健指導の実施率が目標値を下回っている状況です。
このため、今年度は兵庫県国民健康保険団体連合会が実施する支援事業を活用して、同連合会の保健師が8月・9月に夜間を含めて集中的に対象者へのアプローチを行う予定にしております。
この取り組みを通じて対象者へのアプローチ方法を研究するとともに、保健指導の実施時間を、夜間や休日等に拡充することが効果的であるという結果が得られれば、本市においても体制の強化を検討するなど、実施率向上対策について取り組んでまいります。
【質問④】
「特定保健指導」の対象にはならないが生活習慣病のリスクが高い方を対象とする保健指導の効果を上げるため、生活習慣病のリスクが高い方に対して、面談・電話による指導実施等、集中的な対応を行うべきと考えるが、どうか?
↓
【答弁④】
本市国民健康保険では、特定保健指導の対象とならなかったものの生活習慣病のリスクが高い方に対して、電話による医療機関への受診勧奨や文書による精密検査の受診勧奨などを行っています。
しかし、詳細な医療費等の分析ができていないため、その後のフォローや効果の検証について十分ではないと認識しております。
このため、今年度に導入しました、健診結果と医療費等の状況をより詳しく分析できる国保データベースシステムを活用して、重症化のおそれがあるなど重点的な保健指導を必要とする対象者の基準を策定し、その対象者の状態に応じて効果的と思われる事業、例えば、特定保健指導のような一定期間継続する面談・電話の実施などについて検討してまいります。
【まとめて要望】
「特定健診の受診率向上のため、電話による受診勧奨を積極的に行うと共に、受診勧奨推進のために必要な体制の整備・強化に取り組むべきと考えるが、どうか? 」という質問、「特定健診の受診率向上のため、集団健診の実施場所・実施頻度を増やすと共に、予約可能期間・予約受付時間の延長、予約なしでも受診できる体制の整備等、必要な対策に取り組むべきと考えるが、どうか?」という質問に対して、『過去に受診歴が全く無い方を対象に、電話による受診勧奨にあわせて受診しない理由の聞き取り調査も行う』こと、『この電話勧奨及び聞き取り調査の結果をふまえ』、今後の方向性について検討する旨のご答弁を頂きました。
また『特定保健指導の実施率を向上するため、保健師の増強等、必要な対策に取り組むべきと考えるが、どうか?』『「特定保健指導」の対象にはならないが生活習慣病のリスクが高い方を対象とする保健指導の効果を上げるため、生活習慣病のリスクが高い方に対して、面談・電話による指導実施等、集中的な対応を行うべきと考えるが、どうか?』という質問に対しても、まずは色々な研究を行ったうえで、対策に取り組んでいきたい旨のご答弁を頂きました。
費用対効果という観点から、調査・研究を行い、その結果を踏まえて対応するという方向性を否定するつもりはありません。
しかしながら質問でも申し上げたとおり、本市の特定健診受診率は平成24年度32.1%・平成25年度32.3%、平成26年度も33%程度に留まる見込みとなっています。
これは国が定める目標値である60%を大幅に下回っており、この目標を達成するためには市の積極的な取組が欠かせません。
市が取り組むべき内容は、今回の質問で網羅されているはずです。
もちろん調査・研究は行って頂けば結構ですが、市民一人一人の健康を増進し、健康寿命を延ばすために、自治体として、どんなことができるのか?
この点を真摯に考え、可能な限り、早期に調査結果を踏まえた積極的な取組を進めて頂きたい。
この点、要望しておきます。
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さあ明日は2015年夏のポスティング大会・第2回。
気合いを入れて頑張ります!
それでは失礼いたします。
今日の午前中は阪神西宮駅での駅立ち⇒西宮市立こども未来センターの開所式へ。
駅立ちでは、予想外のトラブルに巻き込まれたりもしたものの、「いつもブログ見てますよ!」という嬉しいお言葉までいただき、テンション大上がり。
こんなマニアックなブログを継続してご覧頂いている皆様には、ほんと、なんとお礼を申し上げればよいのやら…です。
あ、ところで本日、開所式があった「西宮市立こども未来センター」。
これ、市政ニュース2015年1月25日号によると
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西宮市立わかば園と、西宮市スクーリングサポートセンターを移転・再編して高畑町に「西宮市立こども未来センター」として開設を予定しています。
こども未来センターは、子供自身が自分らしい豊かな人生を実現するため、福祉と教育と医療とが連携し、発達や育ちに必要な支援を行います。
5階建て、約4200平方メートルの施設には、相談室や診療・リハビリ室、通所療育、適応指導教室のほか、気軽に相談等ができるサロンなども設け、利用しやすい施設を目指します。
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という施設です。
ちなみに外観は、↓こんな感じ(クリックで拡大)↓。
当たり前の話ですが、昭和42年建築の(医療型)児童発達支援センターである現在のわかば園とでは設備も規模も大違い。
こういった分野で行政が一層力を尽くすことができる環境がまた一つ整ったことを、とてもうれしく思います。
さて本題、一般質問のご報告の続きです。
来週からは9月議会も始まることですし、いよいよペースを速めていかねばですね。
それでは早速始めます。
★★★★★★★★★★★★★★★★★
次に、特定健診の受診率向上とあわせて、特定保健指導の実施率向上にも取り組まなければなりません。
↓資料⑩をご覧下さい(クリックで拡大)。↓
特定健診受診者から必要な対象者を抽出し、重症化を防ぐための指導を進めるのが特定保健指導です。
この特定保健指導は
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●保健師・管理栄養士が対象者と面接し、生活習慣病予防のための行動目標を設定する
●その上で、6ヶ月間かけて、対象者が保健師・管理栄養士のサポートを受けながら、行動目標達成に向けて取り組んでいく
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という手順で行われます。
この手順は国で定められており、本市においても一定の効果が現れていると聞いています。
しかしながら本市における特定保健指導の実施率は
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●平成22年度37.8%
●平成23年度40.1%
●平成24年度34.2%
●平成25年度41.5%
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に留まっており、平成29年度の目標値60%が危ぶまれる状態にあります。
特定保健指導自体は既に実施され、一定の結果を出している事業であり、実施率を向上することで確実に成果を得ることができるはずです。
こうした実績を踏まえ、市は、特定保健指導の実施率を向上するため保健師・栄養士の増強等、必要な対策に取り組むべきです。
また西宮市は市独自の取組として、「特定保健指導」の対象にはなっていないものの生活習慣病のリスクが高い方を対象とする保健指導を行っています。
これは注目すべき取組ですが、こちらの内容は特定保健指導とは異なり、「書類による精密検査の受診勧奨」「電話による受診勧奨」等に留まっており、指導方法の強化が必要です。
広島県呉市でも本市同様、特定保健指導以外の保健指導を行っており、生活習慣病のリスクが高い方を対象に、委託を受けた保健指導会社が医療機関等と連携しながら6ヶ月間の面談・電話による保健指導を行い、実績を上げているとのことです。
本市においても同様の施策を推進することで大きな効果が期待できるものと思われます。
それでは以上の内容を踏まえて、四点質問します。
★★★★★★★★★★★★★★★★★
次回ブログでは、ここまでの内容を踏まえて具体的な質疑内容をご報告する予定です。
というわけで今日のブログはこの辺で。
それでは失礼いたします。
ひそかに、第二回・2015年夏のポスティング大会を予定していた今日なのですが、予報によると一日雨ということで、なくなく中止。
しかし、ほんま今タームの天気からの嫌われ度はえげつないな。。。
というわけで一般質問の続きのご報告です。
ここまでのざっくりした流れは
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※生活習慣病の予防には特定健診の受診率向上が必須
↓
※なので、そのための具体的な取組を進めるべき
↓
※というわけで、私が考える具体的な取組を提案
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という感じですね。
てなわけで、その続き、更に具体的な取組についてなど。
それでは早速どうぞ。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
加えて、特定健診の受診率向上のためには、検診を受ける際の利便性を向上するべきです。
資料⑨に人間ドック受診者を除く、国保特定健診受診者数をまとめました。
↓ご覧下さい(クリックで拡大)。↓
特定健診は大きく
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●市内約230箇所の受託医療機関で実施されている個別健診
●アクタ西宮の西宮市北口保健福祉センター検診施設と染殿町の西宮市医師会診療所で定期的に実施されている集団健診
●塩瀬公民館・鳴尾中央センター・山口保健福祉センターで年2~4回実施されている巡回健診
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の3つに分けられます。
このうち最も多く健診に利用されているのが個別健診で、毎年、受診者全体の概ね80%程度がこの方法で健診を受けています。
これは利便性や受診者のかかりつけの医療機関との関係性等から考えると当然のことだと思われます。
しかしながら一方で、アクタ西宮の西宮市北口保健福祉センター検診施設と染殿町の西宮市医師会診療所で定期的に実施されている集団受診における受診割合も
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●2012年度が全体の17.1%
●2013年度が全体の15.9%
●2014年度が全体の16.3%
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と無視できない割合を占めています。
また巡回検診での受診も3~4%程度と、それぞれの年間実施回数が2~4回程度に留まっていることから考えると高いと言ってよい実績を残しています。
こうした実績を踏まえると、集団検診・巡回検診について受診可能な場所を増やすと共に、より受診しやすい環境の整備に取り組むべきです。
受診しやすい環境の整備という点からは、まず実施日および実施時間が問題となります。
西宮市医師会診療所の集団健診実施日は不定期の月曜日、西宮市北口保健福祉センター検診施設の集団検診実施日は月~木曜日と奇数月の月1回の日曜日。
また実施時間も午前中の早い時間帯のみとなっています。
普段、働いている方が平日を中心とした、この時間帯に健診を受けることが困難なのは言うまでもありません。
しかも集団検診には
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●実施日の前月1日から2週間前までに予約が必要
●予約の受付は祝日・休日を除く月~金曜日に限定
●受付時間も西宮市医師会診療所の場合、午前9時から午後5時のみ、北口保健福祉センター検診施設の場合で午前8時45分から午後5時30分まで
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と、受診に対するハードルが著しく高いという問題があります。
同様の問題が巡回検診についても言えます。
年2~4回に留まるという実施頻度の低さ、午前9時から午後3時頃までという限られた時間帯しか健診を受けることができないという点が最大の問題ですが、これに加えて
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●実施日の前月1日から1ヶ月前までに予約が必要
●予約の受付は祝日・休日を除く月~金曜日の午前9時から午後5時に限定
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と集団検診同様、受診に対するハードルが著しく高くなっていることも問題です。
集団検診の実施場所・実施回数を増加させると共に、予約可能期間・予約受付時間の延長、予約なしでも受診できる体制の整備に取り組み、特定健診の受診率向上を目指すべきです。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
てな感じです。
考えれば考えるほど、まだまだ出来ること・やるべきことはたくさんあると思うんですよね。
というわけで、今日のブログはこの辺で。
それでは失礼いたします。
なんやねん、この天気。。。
月曜日時点での週間天気予報が
●火→雨
●水&木&金→晴
な感じだったので、そのつもりで駅立ちの予定を組んでいたのですが、実際には火曜日だけ晴れて水木と雨。
てなわけで結局、今の時点で一日も駅立ちできず。。
これだけでも大概やのに、今見てみたら明日の朝まで雨って、どーゆーこと。。。
も一つおまけに、土曜日まで降水確率50%になってるし。
土曜日は、気合いのポスティング大会!の予定やのに、ほんま、どーゆーことや。。
誰か、助けて。。。
てなことをこぼしていても仕方がないので、本題に。
ちょっと飛ばし気味になってしまっている6月議会のご報告の話の続きです。
ちなみに、ここまでのお話は
●市は市民一人一人の生活習慣病の進行を妨げ、重症化を未然に防ぐ体制を整備すると共に、必要な取組を推進していくべき
●こうした観点から見ると、本市の取組・体制には様々な問題が存在する
という内容です。
それでは早速どーぞ。
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(本市の取組・体制には様々な問題が存在する!という話の一つ目が)特定健診の受診率が、きわめて低いという問題です。
市は40~75歳の国民健康保険加入者を対象に、腹囲・血圧・尿蛋白・尿糖・肝機能・血糖・脂質・腎機能・貧血等を検査する特定健診を実施しています。
しかしながら本市の特定健診受診率は
●平成24年度32.1%
●平成25年度32.3%
●平成26年度33%程度
となっています。
これは国が定める目標値である60%を大幅に下回る数字です。
市は特定健診の結果を踏まえて、生活習慣病予備軍や罹病者に対する指導等の対策を行っています。
しかしながら、そもそも特定健診を受診していない市民の体調を市が把握することはできませんし、当然、そうした方々に指導を行うこともできません。
生活習慣病への罹病を未然に防ぎ、市民の健康を増進するための最初の入り口として、特定健診の受診率向上が、きわめて重要なのです。
さて特定健診の受診率を向上するために最も効果的な施策は、電話による受診勧奨の実施等、対象者に対する直接的な働きかけを推進・強化することと思われます。
しかしながら実際には、こうした取組は、ほとんど進められていません。
市は40~75歳の国民健康保険加入者に対して、電話による特定健診の受診勧奨を平成25年度から実施しています。
しかしながら平成26年度の実績によりますと、4月当初の受診対象者68,875人のうち電話による受診勧奨を実施できたのは12,147人と対象者全体の約17.6%に留まります。
しかも、そのうち電話がつながったのは5,922人。
つまり、実際に電話による受診勧奨ができたのは全体の僅か8.6%ということになります。
これは、あまりにも低い数値です。
市は特定健診受診率を向上させるため、より積極的に、電話による受診勧奨を行うべきです。
また、こういった取組を推進するために必要な体制の整備・強化に取り組むべきです。
-------------------------------------
てな感じです。
この話、まだまだありますので続きは、また別途。
それでは失礼いたします!
昨日は前浜町自治会主催×盆踊り大会の準備をお手伝いするべく、川添公園へ。
今年は例年に比べて参加人数が多かったこともあり、随分早めに準備が終わったのはうれしい限り。
それにしても、自分が子供の時に親に連れてってもらったお祭り(の準備)に大人になってから参加できるなんてのは、地元民の特権やな、と。
多くの方のご尽力があってこそ続けられている様々な催し、なんとかして次の世代へと引き継いでいきたいと思うのです。
といった話はさておき、本日めでたく市政報告42号が納品されました。
納品時の事務所風景は↓こちら↓。
で、肝心の最新市政報告の内容は↓こちら↓。
【市政報告42号×表面】http://y-shibuya.sakura.ne.jp/report/42a.pdf
【市政報告42号×表面】http://y-shibuya.sakura.ne.jp/report/42b.pdf
中身は、このブログでもご報告を続けている6月議会での議会質疑のダイジェスト版です。
そして成果物が出来上がってきた以上、当然、恒例の駅立ち&ポスティングも進めていきます。
まず今週は
8/19(水) 阪急・門戸厄神×東側
8/20(木) 阪急・甲東園×東側
8/21(金) 阪神・西宮×えべっさん口
にて実施予定です。
というわけで、お見かけの節はよろしくお願いします!
もちろん暑いは暑いのですが。
例年に比べると、早くも少し暑さが和らいできたような気がする今日この頃。
実際、今日なんか今のところ事務所でエアコンも使わずに過ごせてますし。
このくらいの気候が続いてくれる、ありがたいんやけどな~。
どんなもんですかね。
というわけで、今日のブログはこの辺で。
お盆モードをブッ飛ばして頑張っていきましょう!
それでは失礼いたします!!
通勤時間帯にすれ違う人の少なさにお盆を実感する今日この頃。
お休みの方には充実した時間を!
そして働いている方は、共に頑張りましょう!!
さて本題、飛び飛びになってしまっている6月議会での質疑報告の続きです。
それでは早速どうぞ。
★★★★★★★★★★★★★★★★★
続いて大きい三点目、「市民の健康維持・増進と、中長期的な医療費抑制のために」です。
西宮市の国民健康保険における医療費は
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●平成23年度⇒約351億円
●平成24年度⇒約355億円
●平成25年度⇒約362億円
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と年々増加しています。
私は高齢化が進む中、本市の医療費が増加傾向にあることは自体はやむを得ない面が強いと考えています。
しかしながら今後一層の高齢化が進む中、個々人の健康管理が被保険者(=市民一人一人)にとっても、保険事業者(=市)にとっても、より一層重要な問題となっていくことは確実です。
だからこそ、
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●市民一人一人の健康を増進すること
●平均余命から平均介護期間を引いた、いわゆる「健康寿命」を延ばすこと
●これによって市民一人一人が、より文化的・健康的な生活を送ることができる、そんな取組を進めること
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が今後の自治体にとって、きわめて重要な役割の一つだと私は考えています。
そして、そうした取組を進めることが結果的に、保険事業者である自治体にとっては財政負担の軽減という果実を手に入れることにもつながるはずです。
そこで今回の質問では、主に生活習慣病対策の推進という観点から、市民の健康維持・増進と、中長期的な医療費抑制を目的とした取組について質疑します。
それでは↓資料⑧↓をご覧下さい(クリックで拡大)。
平成25年4月発行の「西宮市国民健康保険・第二期特定健康診査等実施計画」には『「生活習慣病が死亡原因の約6割を占め、医療費に占める割合が約3分の1とな」っている』と記載されています。
生活習慣病に起因する予防可能な疾患は糖尿病・高血圧・脂質異常症等、多岐に亘ります。
また、こうした疾患は一つに留まるものではありません。
広島県呉市の事例では人工透析該当者の96%以上が高血圧症、60%以上が高血圧症・糖尿病を保持しているとされています。
こうした生活習慣病が重症化した場合の典型的症例の一つが糖尿病性腎症です。
糖尿病性腎症が重症化して人工透析に移行した場合、概ね週に一度以上の通院と治療が必要となります。
また一人当たりの年平均医療費は約500万円から600万円にのぼると言われています。
糖尿病・高血圧・脂質異常症等、生活習慣病に起因する予防可能な疾患が悪化し、健康に様々な悪影響を及ぼす事例は本市においても目立っており、症状が進行した場合、市民一人一人の生活に重大な影響を及ぼすことになります。
こうした点を踏まえ、市は市民一人一人の生活習慣病の進行を妨げ、重症化を未然に防ぐ体制を整備すると共に、必要な取組を推進していくべきです。
しかしながら、こうした観点から見ると、本市の取組・体制には様々な問題が存在します。
★★★★★★★★★★★★★★★★★
てな感じです。
というわけで次回以降、そのための具体的な提案についてなど。
でわでわ失礼いたします。
いや、もうね、この土日月の充実度ときたら。
小学校やら中学校やらの時代を知ってる同級生達と、この年になってワイワイやれるなんてのは、わたしゃホンマ幸せもんやな~、と。
こういうのを続けていけるよう、また声かけてもらえるよう、声かけたら集ってくれるよう、ますます頑張ります!
さて本題、議会で報告された話で気になる内容があったので、そのご報告など。
ちょっと前の建設常任委員会で、「市営住宅共用部分等の管理について」という報告がありました。
ざっくり言いますと、
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●市営住宅の共用部分等の管理は原則、入居者から構成される管理運営委員会が行っている
●ところが入居者の高齢化の進行に伴い、入居者による自主管理が年々、困難になってきている
●このことは、これまで議会でも度々、問題になってきた
●そこで今回、総会等での議決を前提に、市営住宅の共益費徴収&共用部分の管理を市が行えるよう改める
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という内容です。
これ、私自身が議会で提案してきた内容でもあり、ここに示された内容自体には、特に異論はありません。
↑【ご参考】一般質問のご報告×市営住宅の適切な会計管理について⑤@2014.2.4のブログ↑
ただね、これ本来、これだけで留まるべき話ではないのですよ。
というのは市営住宅の管理運営には、ずいぶん色々と問題がありまして。
上にも書いたとおり、市営住宅では現状、
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●住民によって組織される「管理運営委員会(以下、委員会)」が会計を管理すると共に
●共用部分の管理等も行う
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という形を取っています。
ところが、この会計には
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
①集会所使用に関する会計(集会所会計)
②駐車場の管理運営に関する会計(駐車場会計)
③共益費に関する会計(共益費会計)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
という三つの会計が存在する上、
★★★★★★★★★★★★★★★
●三つの会計が渾然一体となって運営されている
●それぞれの会計が余剰金が出やすい構造となっており、一部の市営住宅では余剰金の私物化が行われているのでは???という疑惑もある
⇒実際、余剰金の着服が判明し、大きな問題になった事例も存在する
★★★★★★★★★★★★★★★
等の問題があります。
ちなみに余剰金が出やすい理由として、
---------------
●集会所会計で言うと、各委員会が集会所の使用料金を決定するため、 市営住宅ごとに使用料金が大きく異なる
⇒通夜・葬儀の場合、最低0円~最高3万円
⇒市は、使用料金を「集会所の使用に必要な光熱水費相当額」と定めているが、
半数以上の施設で通夜・葬儀の使用料が1万円を超える等、高額
●駐車場会計で言うと、月額2,000円/台という市からの委託料に対し て、業務内容が
※月1回以上の駐車場内の清掃
※問題が発生した場合の連絡
のみと軽微
⇒自治会等が行う公園清掃に対する委託料は概ね、月額数千円/公園全体
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辺りを挙げることができます。
また、これに加えて一部の委員会には、
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
●住民に対して会計情報が公開されていない上、 市のチェック等も行われてない
●別々に管理されるべき集会所会計・駐車場会計・共益費会計が一体的に運用されており、全体像が見えない
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
という問題もあります。
↑【ご参考】市営住宅の会計管理について@市政報告36号×2014.2発行↑
繰り返しになりますが、今回、提案された内容自体に異論はありません。
けれども、それとは別に整理すべき問題が多数存在するということは、きっちり認識しておいてもらわねばならんと思うのですよ。
というわけで、引き続き、この問題、追いかけていきます。
それでは今日のブログは、この辺で失礼します!
今日も、これから充実の時間を過ごしてきます!!
本日の午前中は母校・浜脇小学校にて、「浜脇・古老の会」が主催する戦争・空襲体験を語り継ぐ会に出席してきました。
(↓クリックで拡大。↓)
先の戦争に関連した話で8/6というと、世の中的には「広島に原爆が投下された日」というイメージが強いかと思いますが。
実は西宮市においても、「終戦(1945年8月15日)直前の8月5日夜半から6日未明にかけた爆撃は、最大規模の空襲で西宮市南部の大部分の家屋を灰燼と化してしまった」という出来事があった日なのです。
(「 」内は、本日配付資料から引用。)
↓というわけで以下、本日の配付資料(こちらもクリックで拡大)。↓
今年が7回目となるこの会、「西宮も戦場になったことを忘れてはいけない、忘れさせてはならないという思いで続けている」とのこと。
また特定の思想にこだわるのではなく、「経験したことをそのまま語ることで、色々なことについて考えるきっかけになればいいと思っている」とのことでした。
こういう会は末永く続いてほしいものだと思います。
あとは、もう少し若い世代が大勢参加してくれるといいんですけどね。
さて本題、市職員の給与制度に関わる一般質問のご報告の続きです。
それでは、どうぞ。
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【質問】
①「各級における号の幅を狭めることで、同一級内での昇給幅を狭める」「級間における給料の重複を弱め、給料水準の差を広げる」等、給料表の抜本的見直しに取り組むべきと考えるがどうか?
②早急に定期昇給に伴う査定を行い、その結果を給料に反映するべきと考えるが、どうか?
③技能労務職の給与水準の抜本的見直しに取り組むべきと考えるが、どうか?
↓
【答弁】
~市のこれまでの取組についての説明。聞いた内容に対する答えではないので削除。~
人事給与制度改革は、組織を構成する職員の能力を引き出し、組織全体のアウトプットを高めるためにおこなわれるべきものです。
本市の人事給与制度については、全般について改革を行っていきたいと考えており、市長就任後、まずはその中でも即効性があり、かつ、活性化に大きく影響を与える職員の採用、組織や人事配置の見直し、人材育成の改革などから、先行して取り組んでまいりました。
今年度については、昨年、「地方公務員法」が改正されたことを受け、処遇への反映を含む人事評価制度の構築を行い、平成28年度中の導入を目指します。
本市におきましても、目標達成のために行動し、能力を発揮した職員が報われ、また、個人の適性の見極めを行う際にも活用できる納得性・透明性のある制度構築につとめます。
これら以外にも、人事・給与制度改革については、先の3月市議会でもお答えしたとおり、諸手当を含めた給与制度のさらなる見直し、民間委託を含む各事業の見直し、また、技能労務職員の給与についてなど、取り組むべきものは多岐に渡ります。
今年度については、これらの改革を戦略的かつ継続的に推進していくための方針を打ち出していきたいと考えており、ご質問の給料表のあり方や、技能労務職員の給与についてのご指摘の点も踏まえながら検討を行ってまいります。
↓
【要望】
包括的な形でのご答弁を頂きましたが、「適切に査定を行い、その結果を給料に反映するべきでは?」という質問に対しては『処遇への反映を含む人事評価制度の構築を行い、平成28年度中の導入を目指します』というご答弁を頂きました。
質問では課長と係長の事例を取り上げましたが、3級主事と4級係長の間でも同様の事例が多数存在するなど、職位と給料の逆転現象は、きわめて広範な範囲において発生しています。
そして、このような問題が発生する最大の要因は、実質的に査定が行われることもなく全員が一律に昇給していくという今の仕組みです。
ほとんど自席にいない、なんの仕事をしているか誰に聞いても明確な返事が返ってこない。
そんな職員でも出勤してさえいれば、他の職員と同じだけ昇給する今の仕組みでは、前向きな職員のやる気は削られ、組織全体の意欲・モチベーションも損なわれてしまいます。
このような現状は、絶対に正さなければなりません。
「給料表および技能労務職の給与水準の抜本的見直しを行うべきでは?」という質問に対しては『諸手当を含めた給与制度のさらなる見直し、民間委託を含む各事業の見直し、また技能労務職員の給与についてなど、取り組むべきものは多岐に渡り』、『ご指摘の点も踏まえながら検討を行ってまいります』というご答弁を頂きました。
言うまでもないことですが、市長は、こうした現状について、最も強い問題意識を持つ議員の一人だったはずです。
ご自身がマニフェストに書かれた通り、『閉鎖された組織の中の出世の延長にある経営感覚のない市長には絶対にできない改革』を成し遂げて頂きたい。
市長は「政治家としてどんどん成長していっている」とのことですし、当時のマニフェストについては今現在「あんなもの」とお思いかも知れないと思い多少、心配していましたが、今回の質疑でやや安心しました。
今後に大いに期待します。
(↓ちなみに以下、この部分のネタ元。↓
http://xdl.jp/diary/?date=20150204
なお私は、このマニフェストの作成に関与し、
その内容を信じたからこそ彼を支援したものの一人として、
このブログの内容には強い違和感を感じているということは、
この場で申し述べておきます。)
なお、ご答弁の中で『即効性があり、かつ、活性化に大きく影響を与える職員の採用』『の見直し』に『市長就任後』『先行して取り組んでまいりました』という内容があったので、それに関連して一点、申し上げます。
現在、来年度に向けた職員採用試験が始まっています。
筆記が従来の筆記試験とSPIの選択制になったことなど、大枠としては賛同できる内容だと思っております。
しかしながら一次試験において、筆記と面接の点数配分が明らかにされていない、いわゆる足切りに対する考えが示されていない等、不透明に見えてしまう部分があるために「面接結果が異様に重視される恐れがあるのでは?」「面接結果が良かったことにすれば、いわゆる縁故採用が可能になるのでは?」等、様々な憶測を生んでいる部分があります。
すでに動き初めている今年の採用活動は仕方がないと思っています。
しかしながら次年度以降に向けて、今後、今回の採用活動の結果は検証・総括され、改めるべきは改められるものと聞いています。
せっかくの前向きな取組です。
不要な憶測を生むことのないよう、この点は是非とも是正して頂きたい。
強く要望しておきます。
(↑ここらへん↑、以前にブログでも取り上げた内容ですね。詳しくは↓こちら↓。)
「役所の採用ってコネだらけなんでしょ?」という根強い疑惑。こんなのを助長してはいけません!@2015年6月のブログ
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というわけで本日のブログは、これまでで。
それでは失礼いたします。
6月議会報告用の最新版・市政報告も、ほぼ完成しました。
あとは最終校正を経て、印刷に取りかかるのみ!
駅立ちとかポスティングもそうですけど、こういう明確にゴールがある仕事って大好き。
暑い中ですけど、張り切って頑張ります!
さて前回に続いて、市の人事給与制度に関わる議会質疑のご報告の続きです。
それでは早速どうぞ。
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さて昇格しなくても給料が上がり続ける背景には、もう一点「考課および考課結果の給与への反映」に関わる問題があります。
↓資料⑥をご覧下さい。↓
国においては平成18年度から、昇給の区分をABCDEの五段階設け、勤務成績を反映した査定昇給を行っています。
また他の自治体においても査定が実施されている事例は珍しくありません。
ところが本市においては現状、級の変更を伴わない、いわゆる定期昇給について評定は行われているものの、その結果が査定に反映されているかというと、きわめて疑問です。
なぜなら
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●懲戒対象になった場合
●休職/停職などにより勤務期間が満たない場合
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等、特殊なケースを除いて、職員の給料は資料⑥で言うなら「良好」として一律に4号棒ずつ上がっていくからです。
これが各級における給料の幅が広いことと相まって「同期なら昇格してもしなくても、給料に大きな差はつかない」という現状につながっています。
しかしながら、このような現状が地方公務員法第40条において、「各任命権者は、定期的な勤務成績の評定と評定結果に応じた措置を講じること」を義務付けていることに合致するかというと、こちらも甚だ疑問です。
また前向きな職員のやる気をそいでしまったり、組織全体の意欲・モチベーションを損なってしまうという意味から、非常に大きな問題があります。
こうした給料表の構成や、査定昇給が実質的には行われていないことが、高すぎると批判を受けることの多い技能労務職の給与水準を生む、最大の原因です。
資料⑦に、昨年の市長選挙において市長が「高額な西宮市技能労務職の平均給与月額」としてマニフェストに示した数字を示しました。
↓ご覧下さい。↓
平均年齢については市と民間で大きな差がないので説明を割愛しますが、平均給与月額で比較しますと、
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●廃棄物処理従業員は西宮市の483,781円に対して民間は290,600円
●調理師は西宮市が411,784円に対して民間は259,200円
●用務員は西宮市が469,959円に対して民間が209,700円
●自動車運転手では西宮市が560,854円に対して民間は294,000円
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と、いずれも市職員の給与水準が著しく高くなっています。
市長自身が昨年の市長選挙において、この点を重要な争点の一つに据えました。
このことも踏まえ、私は、こうした現状を正すための具体的取組を早急に進めるだと考えています。
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てな感じで前振りは完了です。
というわけで次回以降は、ここまでの内容を踏まえての具体的な質疑など。
それでは今日のブログは、このへんで失礼いたします。