西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

科学的知見について考える。 ②

2012-06-29 14:23:07 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

気がつけば、今日は6月29日。
と考えると、あれが最後の生レバかあ。
つらいなあ。。。

さて本題。
先日のブログの続きです。
前に書いた以外にも、色々と疑問はありまして。
ここからも前回同様、公的機関による資料を元に、
お話を進めていきます。

平成16年12月16日に原子力安全委員会が公表した
「原子炉施設及び核燃料使用施設の解体等に伴って発生するもののうち
 放射性物質として取り扱う必要のないものの放射能濃度について」
のP23~P24には、
 ○ 「①生体遮蔽コンクリートなどの放射化大型コンクリート構造物類や
   貯槽・配管類等の表面汚染金属で大型機器類のような、
   大量の発生が見込まれるものの、
   その内部の放射能濃度分布をあらかじめ把握しやすいものと、
   ②比較的少量であってもその種類が多種多様なものとの、
   2種類に大別される」とした上で、
 ○ 「種類が多種多様な後者②については、
   そのような発生の態様から見た放射能分布の標準的想定が
   困難と考えられ、クリアランスの適用は、
   個々の対象物単位の測定等により適切な評価を行った上、
   その平均値がクリアランスレベル
   (=「放射性物質として扱う必要がない物」を区分するレベル)
   を満足することを確認することが適当である。」
 ○ 「重要な点は、対象物の平均放射能濃度のみが規制されている場合、
   平均放射能濃度を上回る物を下回る物で希釈することにより
   平均放射能濃度が規制値を見かけ上満足するような操作を
   廃棄物発生者が意図的に行う可能性に関する考慮である。
   固体状廃棄物については、希釈により規制値を満足させるとの考えは
   放射性廃棄物に限らず、広く一般の固体廃棄物に対しても
   禁止されており、そのような恐れがないことに関し、
   規制行政庁は、クリアランスレベルに係るその検認に当たって
   十分に留意する必要がある。」
 ○ 「発生の態様等が明らかで、かつ同様と見なされ得る場合には、
   運転中の原子炉施設等から発生するものについても適用可能と
   考えられる。特に、後者②の多種多様な解体廃棄物に対する規制は、
   そのまま運転廃棄物にも適用できるものと考えられる。」
と記載されています。

ちょっと長く、ややこしい内容ですが、整理すると、
 ★ 「種類が多種多様なもの」の放射能濃度を測定するに当たっては、
   「個々の対象物単位の測定等により適切な評価を行った上、
   その平均値」を確認すること
 ★ 「希釈により規制値を満足させるとの考えは、
   放射性廃棄物に限らず、広く一般の固定廃棄物に対しても
   禁止されており」そのような運用がなされないよう、
   「十分に留意する必要がある」としていた

ことが、原子力安全委員会公表の公式資料から確認できるということです。
これ、東日本大震災後になし崩し的にとられている対応とは
根本的に異なるものだと思うのですよ。

震災前と震災後で、放射性物質の危険性という意味で、
変わったことなんか、何一つ、ありません。
こうした震災前後での運用の変化も踏まえると、
「科学的見地」から「安全だ!」と言い切ることなんか、
できるわけがない、と思うのですよ。

引き続き、強い関心を持って、この問題の行方を見守ってまいります。


「科学的知見」について考える。 ①

2012-06-27 20:19:35 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

遅ればせながら、昨日、一般質問終了しました。
まずは、めでたい。
で、打上げ(?)で行った牡蠣のお店、むちゃくちゃ、うまかった~。
こんな時期に、あんなうまい生牡蠣が食えるとは、さすが、北新地。

と、それはさておき、本題へ。
なので、いつもであれば、自分の質問の報告を始めるところなのですが、
今回は別の重要な話がありますので、そちらのご報告と、
それに関する私の考えをば。
ちょっと長いうえ、ややこしめの話ですが、
お付き合いくださいませ。

昨日、同じ会派の今村議員が「震災がれきの受入に関して」というテーマで
一般質問を行いました。
で、その質疑の中で、
「科学的な知見に基づいて市民生活の安全面が十分に確認できない
 震災がれきの受け入れはできない」
という答弁が市側からなされました。

これ、とても重要な答弁です。
が、一方で、「科学的な知見」というのが何を指しているのかは、
受け取り方によって、異なるかもしれません。
国が示した1kgあたり8000ベクレル以下とか、
関西広域連合が示している1kgあたり2000ベクレル以下とかも、
立場や考え方が違えば、
「科学的な知見に基づいて市民生活の安全面が十分に確認できる」
と言えないこともないわけで。
だから、
「科学的な知見に基づいて市民生活の安全面が十分に確認できるか?
 できないか?」
という部分について、もっと定義を、はっきりさせる必要が
あるんではないかいな???と思っています。

というわけで、まずは、以下の内容をご覧ください。
これ、搬出・搬入時における、瓦礫の放射能汚染状況の確認方法です。
なお以下の内容は、平成23年8月11日に環境省が発行した
「災害廃棄物の広域処理の推進について
 (東日本大震災により生じた災害廃棄物の
  広域処理の推進に係るガイドライン)」
を基に、「 」内が引用、( )内は、私の補足という形で作っています。

「広域処理対象となる災害廃棄物の放射能濃度は低いので、
 搬出側での確認が適切に行われれば、
 受入側での災害廃棄物の処理・再生利用に当たり
 問題が生じることはないと考えられる」
「広域処理を希望する自治体の一次仮置場において
 災害廃棄物の放射能濃度の確認を行うことを基本とする」
 (⇒この段階では抽出・サンプル調査で調査されます)
「加えて、港湾エリアの二次仮置場から災害廃棄物を県外に搬出する際に
 線量計で当該災害廃棄物全体を対象に周辺の空間線量率を測定し、
 バックグラウンドの空間線量率より有意に高くなるものがないことを
 確認する」(⇒つまり、空間線量の測定のみ行うということです)
「災害廃棄物の放射能濃度は、搬出側で測定しており、
 また、搬出時に災害廃棄物全体の空間線量率の確認も行っているので、
 受入時に改めてこれらを測定する必要はなく」
 (↑つまり、受入側には放射能による汚染状況を確認する義務は
   ないということです)
となっています。
ところが、これ、それこそ「科学的知見」を踏まえて見ると、
どうやら、かなり問題がある確認方法のようなのです。

例えば、一時仮置場での調査がサンプル調査だけでOK!と言う部分。
悉皆調査ではないため、
 ○同じ瓦礫の山の中でも、放射性濃度は大きく異なる
 ○そのため、放射性濃度が低い部分で調査した場合、
  放射性濃度が著しく高い部分も混入した形で搬出される
という事態が発生する可能性が存在します。
実際、環境省が災害廃棄物仮置場の放射能調査を
業者委託して作成し、環境省での議論でも正規資料として使用している
「災害廃棄物仮置場放射能等調査業務委託報告書」において、
同じ瓦礫の山の中で放射性濃度に数十倍以上の開きがあることが
示されています。

またサンプル調査を終えた瓦礫を搬出する際の確認が
空間線量の確認だけというのも問題です。
(独)国立環境研究所、(財)日本環境衛生センター等による
「廃棄物等の放射能調査・測定法暫定マニュアル」に
5,000Bq/kgの瓦礫の放射線量(実効線量)を1m離れて測定した場合、
セシウム137で0.0004uSV/h、
50cm離れて測定した場合でも0.002uSV/hしか
空間線量が上昇しないことが示されています。(↓以下の表参照↓)。
「kukannsennryou20120627.doc」をダウンロード
ちなみに宮城県がHP上で公表している
「都市公園内の空間線量率測定結果について」によると、
各都市公園の空間線量率は0.07~0.12uSV/h。
これに比べると、既述の0.0004uSV/h、0.002uSV/hという数値は、
かなり低い数値です。
つまり、空間線量の測定という方法だけで判断する限り、
かなり高い放射線量の物質が近くに存在したとしても、
その存在を感知することはできないのです。

私は、上に記した内容が、環境省、(独)国立環境研究所、
(財)日本環境衛生センターといった公的機関が出した資料に
示されていることが、きわめて重要だと考えています。それは、
「どこかの誰かがブログで言ってた!!!」
というのとは、明らかにレベルが異なるものだからです。

こういったことを踏まえると、空間線量率であれ、
巨大な瓦礫の山の濃度を測るのであれ、全量・悉皆調査しない限り、
正確な放射性濃度を測定することは不可能ということになります。
実際、昨年9月27日付の山形新聞では、
「災害廃棄物:搬入物は不検出、灰からは2040ベクレル/kg」
という内容が大きく報道されています。

また瓦礫受入を決定した静岡県島田市において、
受入協定に含まれていないコンクリート・石材が混入していたため
焼却が中止されるなど、現在の調査手法では、十分な検査ができない!
ことを示す材料は多数存在しています。

これらの事例からいえることを私なりにまとめると、
以下の内容になります。すなわち、
 ○科学的知見に基づくと、全量・悉皆調査しない限り、
  正確な放射能濃度・汚染状況の測定は不可能。
 ○搬出側に、そうした検査は義務付けられていない。
 ○従って、
  「科学的な知見に基づいて、市民生活の安全面が十分に確認」
  できるかどうかを判断するためには、搬出側もしくは受入側が
  全量・悉皆調査を行うことが必要。

ということです。

繰り返しになりますが、「科学的知見に基づいて」と言うなら、
「何ベクレルまでならOK?」
とかいう話をする前に、
「そもそも、何ベクレルかを正確に把握できないなら、安全かどうかなんか、
 判断できるはずがないよね???」
という話を整理するべきだと思うのです。

この話、もう少し続けます。


生活保護について。

2012-06-22 12:15:25 | すべての人にやさしいまちを実現するために

なんやかんやと忙しくて、なかなか見れてなかった「井岡VS八重樫」を、
ようやく見ることができました。
予想してた以上に、いい試合で、大興奮。
やっぱり、日本人対決は燃えますね。
井岡、もっと距離とったらよさそうなもんなのに、
あの距離で戦うってのは、やっぱり、日本人対決やからこその
意地と意地のぶつかり合いとかもあるんかねえ、と。

けど、八重樫の目、えらい腫れ上がってたなあ。
ジャブ、たくさん食らってたのは、もちろん、そうやけど、
最近の一流どころの試合を見ている限り、あんなに目が腫れ上がるのって
非常に珍しい気が。
体質とか、セコンドの問題とかもあるんですかねえ?
あと、ゲストに辰吉と薬師寺が並んで座ってるの見て、これまた、大興奮。
大学生の頃にあった、この二人のタイトルマッチ、ムチャクチャ、燃えたなあ。
懐かしい。

と、それはさておき、本題に。
ちょっと前から、取り上げられることが多くなった気がする
生活保護の話について、ごもっとも。。。と思うブログを見たので、
↓リンク貼ります。↓
http://www.tachibana-akira.com/2012/06/4447
相変わらず、身もふたもないですが。

ブログ著者の最新刊「(日本人)」も、とても興味深い内容だったので、
よろしければ、ご一読あれ。

・・・読み返すと、単に、井岡と八重樫の試合のことを
書きたかっただけのようなブログやな。。。
まあ、でも、たまには、こういうのも、ありということで。
でわでわ失礼いたします。


今年度の議会での役職が決まりました。 ②

2012-06-21 15:54:49 | 主張・広報と活動のお知らせ

なんだか、だいぶ、やんできましたね。
昼ぐらいまでは、こないだの「台風4号直撃か?!」と騒いでた時より、
よっぽど、荒れ模様な感じ
さえしたのですが。
ま、このぐらいのほうが助かります。

さて本題。
先日のブログ、
「本当は委員長とかって、あんまり、やりたくなかったけど、
 そうとも言ってられない事情ができてしまった」
という話の続きです。
で、その事情はというと、要するに、
「今年から、正副委員長の役割が明文化される形で、格段に重くなった!」
ということなのです。
で、それを受けて、まあ、やるべきやわな、と。

具体的な内容は先日のブログに添付で貼っておいた通りなのですが。
明文化された正副委員長の主な役割はというと、

 ①議会閉会期間中であっても、必要に応じて議会を開催する
 ②原則、月一回程度、所管部局の長等と懇親会を開く
   (これと絡む形で、年間の政策研究テーマを選定する)
   (懇親会という名の意見交換会の内容等を踏まえて、
    ①につなげる場合も、当然あり)
が挙げられると思っています。
これ、いずれも、とても重要なことだと思っています。

①によって、重大な案件について、
「議会の閉会期間中で、議決を取る機会がない。
 一方で、緊急を要する事案であり、早急な対応が必要である。
 というわけで、議決を必要としない市長の専決処分で決めました!」
ということが起きないよう、一定の歯止めができるようになりました。
(ちなみに、こういうのの具体的な事例として、過去には、
 こんなの⇒西宮都市管理㈱の責任は重大です。② がありました。
 ところで、余談として一つ思うのですが。
 今回の正副委員長の役割の見直しなんかも含めた、
 
西宮市の議会改革の動きが大きく勢いづいたきっかけの一つが、
 上にブログで挙げた内容でして。
 こういうことが起きたことに対して、一定割合の議員が
 強い危機感をもったことが、すごく大きなきっかけになった面があると
 個人的には考えています。
 そう考えると、つくづくと、「人生万事、塞翁が馬」ってやつですな。)

で、もう一つの②も、①に負けず劣らず、重要です。
総務常任委員会が所管する分掌の中で、今年度、最も重要なネタは、
総合計画の中間見直しだと思っています。
もちろんアサヒビール跡地の話も、大変に重い話ではありますが、
市に置ける最上位の計画が「総合計画」であることを考えると、
「全ての道は総合計画に通ず!」的な側面は、とても強いわけで。
で、当然、アサヒビール跡地の話なんかも含めて、
いろんな話が、総合計画の中に含まれてくるはずなわけで。
と、こんなことを考えると、
 ○テーマを設定し、
 ○月に一度程度は所管部署の長等と意見交換を行い
 ○その内容を踏まえて、委員会を開催する
的な流れを、きちんとできると、とても、いいなあと思っているのですよ。
で、そういう流れを主導しようと思うなら、
委員長職を受けるしかないわけで。
もちろん、テーマの選定を始めとして、全ての話が、
他の委員の皆さんの同意を得てからの話ではありますが。

とはいえ、やりようによっては、これまでとは、また一味違うことが
できそうな気がするのですよ。
というわけで、この時期に、こんなことを言うのもなんですが、
今年も、しっかり、頑張っていきます!
でわでわ失礼致します。


今年度の議会での役職が決まりました。 ①

2012-06-19 12:09:36 | 主張・広報と活動のお知らせ

朝、家をでたときは、ほとんど降ってなかった雨ですが、
かなり、強くなってきましたね。
どうやら、子供たちの学校も休みのようで。

さて本題。
昨日で、各議員の本年度の議会での役職が決まりました。
私は、昨年度に引き続き、総務常任委員会の委員長を
務めることになりました。
再三、色んなところで主張している通り、
本当は、あまり、委員長とかはやりたくないのですが。

いつもの繰り返しになりますが。
基本的に委員長は、自分が所管する委員会において、
あまり発言することができません。
発言するにしても、簡潔に!要点だけで!
というのが暗黙の了解となっています。
慣例上、委員長は、議事の運営を中心とすることが
役割として求められているので。
もちろん、中には、あまり慣例を気にせず、
長々と発言される方もいらっしゃいます。
が、自分で言うのもなんですが、私、良し悪しはともかく、
決まったルールは大事にする方です。
(と、自分では思っているという話です、念のため。)

もちろん、「発言した記録を残しておくべき!」「言質を取っておくべき!」
と思う内容については、委員会でも発言しています。
また、「長くなりそうやし、委員長として、どうなんかな~」
と思う類のものについては、同じ会派から委員会に出ている同僚議員に
お願いして、発言してもらうようにしてもいます。
正副委員長を対象に行われる事前説明の場でも、
ギャンギャン、意見は言っています。
でも、やっぱり、こういうのって、いろいろ、ストレスたまるんですよね。
なんぼ、事前説明の場で発言したところで、議事録には残りませんし、
どこまでいっても、人にお願いしたのでは、自分が言いたいこと、
詰めたいことを、そのまま、詰めてもらうことも難しい。。。

なので、本当は、今年は、無役でいきたかったのですよ。
今年の総務常任委員会では、アサヒビール工場跡地の話とか、
総合計画の中間見直しとか、重要な話がたくさんあります。
これらについては、言いたいことが一杯ありますし。
でも、そうとばかりも言ってられなくなった理由がありまして。

議会改革特別委員会での議論の結果、今年から明文化する形で、
委員長・副委員長の権限・責任が強化されました。
具体的には、↓こちら↓。
「seihukuiinntyou20120619.pdf」をダウンロード

これ、これまでに比べると、相当、画期的な内容なのですよ。
と、このことを書き連ねていくと、長くなりそうなので、今日は、ここまでで。
それでは失礼いたします。


「慎重な対応」は必要だと思うのですが。。。

2012-06-15 19:41:38 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

本日の議会に、日本共産党西宮市会議員団の発議で、
↓以下の意見書↓が提出されました。
「SKMBT_C20312061517091.pdf」をダウンロード
いつものことながら、汚い書き込みありで、すいません。

個人的には至極ごもっともな内容だと思うのですが、採決の結果、

 ○賛成者20 vs 反対者20人 の可否同数
              ↓
 ○可否同数のため、議長の意思表示により採決
              ↓
 ○議長反対のため、否決

という経緯を辿って、否決されてしまいました。
私が知る限り、可否同数⇒議長採決により否決というのは、
初めてのパターンです。
先輩方にお聞きしても、相当、珍しいか、
ひょっとすると、前例のないパターンのようで。

ちなみに意見書に賛成したのは、私が所属する蒼士会と
共産党・むの会・無所属議員。
反対したのは、政新会・公明党・市民クラブ改革(ただし1名退場)です。

提出された時期とか、色々と問題もあるのかもしれませんが、
「慎重な対応」が必要なのは間違いないと思うのですが。。。
う~ん。。。

という、とりあえずのご報告でした。
それでは失礼致します。


またまた職員給与の話。

2012-06-14 13:30:23 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

遅ればせながら、パウンド・フォー・パウンドの呼び声も高い、
6階級王者マニー・パッキャオの最新試合を見ることが出来たのですが、
・・・え~、これで、パッキャオの判定負けか???
納得いかんこと、はなはだしい。

と、それはさておき、今日のブログは会派で共同購入している
日経グローカルの記事から。
またまた、西宮市職員の給与や手当てに関する話です。

6/4号の特集で、「なお恵まれている地方公務員年収」という内容が
組まれていました。
で、その中で、
「技能労務職の推定平均年収が高い自治体・第3位」と
「退職手当が多い自治体・第6位」に西宮市がランキングされています。
ちなみに、「技能労務職の推定平均年収が高い」の方は、
平均年齢49.3歳の自動車運転手が923.2万円、
「退職手当が多い」の方は、2926.3万円とのこと。
もちろん、というのもなんですが、「第○位」は全国での順位です、
念のため。

この現状に関しての、私の考えは、
再三、市政報告に書いてきている通りです
これの是正は、市長公約の一つでもあるはずです。
ここらへんを是正することなしに、財政難だとかなんとか言ったところで、
説得力がなさ過ぎると思うんですよね。

引き続き、是正に取り組んでまいります。
それでは、失礼いたします。


一般質問のお知らせ。

2012-06-12 13:53:36 | 主張・広報と活動のお知らせ

何年ぶりやろ??
というくらい、久しぶりに、猛烈に天下一品のラーメンが食べたくなったので、
某・市内の天下一品のお店へ昼ごはんを食べに行ったのですが。
・・・あれ~、こんなに、しょっぱかったっけ。
記憶が美化されまくってるのか、
はたまた、学生時代に通った銀閣寺店や本店とは、味が違うのか。
そういや、何年か前に、同じ気分で、同じ店に来たときにも、
同じこと思った気がするぞ。
学習せんなあ、おれ。。。

と、それはさておき、広報です。
3月議会に引き続き、6月議会でも一般質問やります。
私の出番は、6/26(火)の午後1時20分頃から、
概ね、50分一本勝負の予定です。

ちなみに、今回は
 ○防災用備蓄資材について
 ○公用車について
 ○公金の不正流用について
の三本立ての予定。

一本目・二本目については概ね、準備も調整も順調に進んでいるので、
速やかに進められると思うのですが。
三本目(昨年12月議会での話の続きです)については、
あまりにも頭に来ているので、
ちょっと、ほんまに、やったろか!!!と思ってる感じです。
それにしても、ここでも再三かいてますが、
なんで、こっちが、わざわざ、誠意尽くしてやってることに対して、
後ろ足で砂かけるようなまねばっかりすんのかねえ、と。
ほんま、腹立つ。

なんせ、頑張ります!と約束しつつ。
でわでわ失礼いたします。


かっこいいなあ。

2012-06-11 11:33:49 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

頂いたメールで、↓この動画↓の存在を知りました。
ガレキ処理に新たな動き/報道ステーションSUNDAY「震災ガレキで“森の防波堤” ~84歳学者の挑戦に密着~」
なんか、すごく、いいなあ。

提唱されている手法については、ネット上なんかで、
比較的よく目にするものであり、知ってはいたのですが。
この年齢で、信念を持って取り組んで、
これだけ多くの人の共感を得ることができる。
こういうのって、ほんと、すごいなぁ、と思うのですよ。
かっこいいなあ。

土壌の汚染とか、色々と越えなきゃならない話もあろうと思います。
でも、「ただ瓦礫を処理する」という後ろ向きなだけの話ではない。
もっと、前向きに考えられるんだ。
そういうことを示してくださっていること。
これ、ほんと、素晴らしいことだと思います。

多くの方に、ご覧頂きたいと思いつつ。
でわでわ失礼いたします。


必要な医療機能はなんですか?

2012-06-08 15:23:25 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

最近、ご無沙汰の中央病院の話を久しぶりに。

中央病院の移転に関する話の中で、再三、主張してきていることの一つが
「どのような医療機能が西宮には不足しているのか?
 あるいは必要なのか?
 こういったことを、きちんと整理することが議論の大前提であるべきだ!」
ということです。
これ、きわめて、当たり前のことだと思っているのですが、
こういうことを声高に主張しているのは、
当然、そうなっていないと思っているからでして。

例えば、救急医療の話。
現在、西宮の救急医療機能の多くを西宮市応急診療所が担っています。
ところが、この応急診療所には二つの大きな問題があります。
一つは、診療時間の問題。
もう一つは診療科の問題です。

西宮市応急診療所の診療科目は内科・小児科。
診療時間は、以下の通りです。

受付時間 : 平日(月~金) 20:30~23:15
       土曜       14:00~17:45、20:30~23:15
       日曜・祝日・年末年始(12月29日~1月3日)
                  9:00~13:45、17:00~23:15

つまり、どの曜日であれ、深夜時間帯の診療は実施していない、
ということです。
一方で、尼崎の応急診療所の内科・小児科の診療時間は以下の通り。

受付時間 : 平日(月~金) 21:00~翌朝5:30
        土曜       16:00~翌朝5:30
        日曜・祝日・年末年始(12月29日~1月3日)
                  9:00~翌朝5:30

こちらであれば、ほぼ、夜中中いつでも、診ていただけることになります。
う~ん、心強い。

更に、診療科の問題。
ご存知の方も多いかと思いますが、
西宮市応急診療所の診療科は内科と小児科だけ。
もし、眼科や耳鼻咽喉科に関する何かがあれば、
西宮市応急診療所では見てもらえず、
多くの方が尼崎の応急診療所に流れているようです。
そういえば、つい最近も、息子を抱えて、
尼崎の応急診療所に駆け込んだな~、とこれは、ごく個人的なお話。

今度の新病院基本構想では、「救急に力を入れる!」と
息巻いているようですが、眼科も耳鼻咽喉科も開設予定の診療科には
含まれていません。
じゃあ、今後も、尼崎市に受け入れてもらい続けるつもりなんですかね。

ついでに言うと、「力を入れる!」と言ってはいるものの、
実際、どのような時間帯で受け付けるかといった点については、
今のところ、明らかにされていません。
でもね、深夜時間帯の救急受付なんかは、まさに、こここそが、
民間にとっての不採算部門であり、でも、地域住民にとって、
絶対必要な医療機能です。
「だからこそ、公的医療機関が担うべきだ!」
というのであれば、それは、とても、のりやすい議論やねんけどなあ、
と思うわけで。

深夜帯の受入は負担も大きく、こうした現状に対して、
尼崎市側からも、相当強い不満が出ているようにも聞いています。
繰り返しになりますが、こうした現状も踏まえ、
もっと、問題を整理することが、議論の大前提であるべきだと思うのですよ。
そもそも、公的医療機関の果たすべき役割って、なんなんや???と。

と、今日はここまでで。
それでは失礼いたします。