西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

「障碍者の就労支援を行うNPO法人が多額の脱税をしていた!?」という例の話。この疑惑について、現時点で分かった話のご報告をば。

2017-06-30 18:12:27 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

一度やってみて、かなり効果があるように感じた「低炭水化物ダイエット」の評価が、やたらと低いことが気になって購入。
  ↓

  ↑
んで低炭水化物ダイエットの評価が、やたらと低い理由ですが。
ごく簡単に言うと「長期間続けた場合、健康に悪影響を及ぼす可能性が高いから!」ということになるそうな。
本書に記述された内容を見ると、なるほどなあ。
ただ、ものすごく極端な方法でやるのではなく「炭水化物の量を控えめにする!」とかなら評価もだいぶ変わるのでは???と思うのですが。

ちなみに最後の方に書いてあった「本書の結論」は
--------------
●簡単かつ健康的にやせられる方法はこの世に存在しない
●三大栄養素をバランスよくとりつつ、体重計と相談しながら食事の量を減らしていくことしかありません。カロリー計算に振り回されないことと、運動を必ず一緒にすることも忘れないようにお願いします。
--------------
ということだそうで。

そらそうなんやろけど、それを言っちゃあ、おしまいのような。。。

さて本題、今日で6月議会の一般質問が全て終わったので、そこに関連した話など。
今議会における最大の話題は、なんといっても「市が多くの業務を委託している障碍者就労を支援するNPOにおいて、巨額の脱税が疑われている!」という例の話。
今議会では多くの議員さんが、この問題を取り上げました。
  ↓

【ご参考】
事実であれば、「障害者への報酬を中間搾取!」はアカンでしょ。。。きちんと監査できていなかったという市の責任も含め、今後の展開を注視してまいります!@2017年4月のブログ

上の記事の繰り返し的な内容になりますが、今回の事件の概要をザックリおさらいすると
--------------
●市が年間3億円以上の業務を随意契約で委託している、障害者の就労を支援するNPO法人が
●約5億円の所得税の源泉徴収漏れ(=使途不明金)があるとして、約2億8千万円の追徴課税を課された
●この5億円は理事長の父が私的に流用したと報道されている
--------------
ということになります。

一部週刊誌等において、この件に関連して様々な報道がなさていますが。
私は、この件における根本的な問題は「過去6年間で5億円もの使途不明金が発生する(≒5億円ものお金をちょろまかそうと思えばちょろまかせる)状況が放置されてきた!」ということだと思っています。
当該NPO法人の事業収益は概ね年間3億円。
つまり、毎年・約3億円の収入から毎年・約1億円もの大金を流用することが可能だった!ということになります。
これ信じがたい状況ですし、こういう状況にあったからこそ様々な問題が起き得たわけで。

市は今議会での一般質問における答弁の中で、
--------------
●本市としては、報道を受けて、障害サービス事業者監査や税務調査を進めており、実態の把握と今後の対策の検討を行っているところでございます。
●法人内部で余剰な資金が生じる原因は現在分析中ですが、就労人数と業務の受注金額との関係を見た場合、当該法人の就労人数に対する受注金額が、他の法人におけるものに比べて相当大きくなっていることから、これが原因の一つではないかと推察しております。
--------------
としており現時点では、あまり原因の究明&対策の策定は進んでいない様子。
う~ん。。。

で、私が考えますに。
結局のところ、こうした問題が発生した原因って
--------------
●年間3億円もの事業を、当該NPO法人だけで受託してきた
●これら事業の委託金額の設計が高すぎた
--------------
といったあたりに集約されると思うんですよね。
だったら今後の対策として必要なのは、
--------------
●複数の事業者に分割発注することで、特定事業者に多額すぎる業務を委託しないよう改める
●複数の事業者から見積もりを取る・入札にかける・委託業務についての費用の内訳を事業者に提出させる等、適正な金額で発注できるよう改める
--------------
といったあたりだと思うのですよ。
もちろん、実態をしっかり把握した上でなければ、真の意味で適正な対策ができるかは分からないという前提ではありますが。

しかし、つらつら考えるに。
適切な価格で、適正な事業者に業務を委託することは市の重大な責務ですし、それが適正になされるよう監査をすることも市がなさねばならない、なすべきことです。
そんな中、現に、こうした問題が起きたにも関わらず、「不適切はないという風に我々は判断しています」「今の所、ウチは問題ないです」「その団体さんがどういう団体なのかとか、経営者がどういう態度の方なのか、週刊誌に載っていた内容とかっていうのは、ほぼ西宮で政治をやっているという人であれば、みんな聞いたことある話ばかりですから」といった内容を、まるで他人事のように定例記者会見で語る市長の感覚には、ものすごく違和感があるよなあ。。。
  ↓
【ご参考】
該当箇所は中盤「その他」以降です@市長定例記者会見の議事録×2017年5月18日

こうした問題が明らかになるまで正せなかった自身の責任も痛感しつつ、引き続き、重大な関心を持って、この問題を追及してまいります。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。


「先んずれば人を制す!」ーこれって滞納対策でも言えることのようで。

2017-06-27 18:32:29 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

先週の挨拶回りの最中、芦屋市役所にて撮影。
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「お困りです課」って、分かりやすくていいなあ。
こういうのと比べると、西宮市役所の課名って、総じて分かりにくい気がするんですよね。
自治会とかで相談したいことがあった時に、行くべき先が「市民協働推進課」とか「地域担当課」とかって、フツーの方には、ちょっと想像しにくいと思うんですけど、どないでしょ。

にしても挨拶回りに行くだけでも、
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●こういうのを見かけたり
●期日前投票所が庁内入口すぐのところにあるのを見かけたりなど(西宮市は東館7階という、ちょっと辺鄙な場所にあります)
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等、色々と思うところはあるもんですね。
投票率の向上という意味からは、期日前投票所を市役所本庁舎入口の辺りに設置するとかも考えるべきだと思うのですが。


てな話はさておき、本題へ。
せっかくなので(?)前回に続いて、滞納整理に関する話です。
こちらはざっくり言うと「滞納者が預金を引き出したりする前に、ちゃんと差し押さえられるようにしましょう!」というお話です。
以下、詳しい説明をば。

一般的に預金の差押えは、
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●給与支給日が多い月末
●年金支給日である月半ば
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に集中します。
で、その具体的な手法としては
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●市が金融機関に対して差押え通知書を送付 
●市職員が窓口に臨場して差押え!
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という形になるそうです。
が、この手順だと、差押え書が到着する金融機関の営業時間内でないと差押えできないため、
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●コンビニ等に設置されているATMから金融機関の営業開始前に出金されてしまう...
●カードローン等の口座引落しが預金差押えより先行して処理されてしまう...
----------------------------
といった問題が起きるそうな。
要するに、現在の手法だと行政が差し押さえるより先に、お金が別のところに流れてしまう、と。
なるほどなあ。。。

こうした状況を踏まえ、三重県津市では金融機関と協議し、
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●差押えデータを伝送
●全店分の差押えデータを夜間に一括処理し、差押えを執行
----------------------------
という手法に取り組んでいるそうです。
これによって、他の手法に先んじて、行政が滞納者の預金を差押えることが可能になったとのこと。
また市・金融機関の双方において事務負担が大きく減少したという効果もあったそうです。
同様の効果は西宮市でも見込めますし、こういう取組って進めていくべきだと思うんですよね。
というわけで、こちらも市には提案しており、今後の推移を見守っていきたいと思います。

なお前回&今回のブログは議会図書室で定期購読している雑誌「市政」に紹介されていた内容に大きく依拠しています。
やっぱり大切ですね、情報収集。

というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


これが可能なら、まさに「WIN-WIN」!! というわけで、双方が嬉しい滞納対策について提案しています(^O^)v

2017-06-23 12:41:29 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

副議長就任後、今週一杯は議会はもちろん、近隣の自治体&機関、新聞社、企業様へのご挨拶&今議会に係る案件への事前レクなどでてんやわんや。
正直ここまでバタバタするとは思っていませんでした。
とは言うものの、そのなかでも調査&調整を進めている案件はあるので、今日は、そのご紹介をば。

テレビ・ラジオや吊革広告等で
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●弁護士事務所が消費者金融・クレジット会社から借金している個人を対象に
●過払金(払い過ぎた金利)を取り戻せますよ~
------------------
と訴えるCMをご覧になったことがある方も多いことと思います。
私、この手法を自治体の滞納金整理でも活用できないものか?と考えておりまして。

こういうCMが流れている背景には
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●平成19年に、最高裁判所がグレーゾーン金利は借主が自分の意志で支払ったものではないことから全額返還を命じる判決を下した
●この間、消費者金融等は過払い金による利益を約20兆円計上しているが、現状、回収された(=借主の手元に戻った)金額は5~6兆円にとどまる
------------------
という話があります。
要は、取り戻すことが出来ていない過払い金が、まだまだ大量に存在している!ということですね。
  ↓
【ご参考】

(上の図はウィキペディアから拝借。)

ちなみに「市税・国民健康保険料の滞納者の6割以上が、消費者金融等から借入がある!」とも言われているそうな。
となると、ここから滞納金を徴収できれば、色々と効果は大きいと思うんですよね。
実際、複数の自治体が、こうした取組を進めており、数百万円~数千万円レベルの効果を上げているそうです。
なおすでに具体的な取組を進めている自治体における、具体的な業務の流れは、こんな感じ。
  ↓
----------------------------
(市)滞納者への納付相談時に、消費者金融・クレジット会社等からの借入がないかを確認
(市)あった場合、滞納者に弁護士への相談意志を確認
(市)弁護士に連絡し、両者を引き合わせ
(弁護士)本人と打ち合わせて、依頼意志を確認
(弁護士)本人の意思を確認できれば、過払金を回収
(弁護士)過払金回収後、市に滞納金を納付
----------------------------
  ↑
これ、「生活再建型滞納整理」というそうです。

この手法であれば、自治体にとっては新たな業務負担がほとんどない上、これまでなら諦めるしかなかった滞納金を取り立てることが出来ます。
また滞納者にとっても借金の返済負担を減殺し、多重負担から離脱するきっかけを得ることができます。
まさに、Win-Winな話だと思うんですよね。
というわけで、他にも見つけた有効と思える話と併せて当局に、実現可能性の検討を含めて、提案しています。
こういう施策こそ、しっかり進めていくべきだと思いますし。

というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


提案していた太陽光発電に関わる事業について、若干の進捗があったので、ご報告。他にも再生エネルギー関連の取組、増やしていきたいけどなあ。。。

2017-06-20 16:34:57 | 豊かな自然と都市環境に調和した美しいまち

連ドラはあまり見ない私ですが、これは見ることになりそうな。
業界の描かれ方(≒視聴者が抱く業界のイメージ)等、気になることが多いっす。
  ↓
http://getnavi.jp/entertainment/148114/



さて本題、今日は水力・太陽光発電といった、再生エネルギー関連について。
この分野については以前からブログ等でも取り上げていますが、
追加のご報告事項があったので、ご紹介。

まずは水力発電についてなのですが。
以前ブログにて、水の流量が少なくても発電できる小水力発電について取り上げました。
  ↓
【ご参考】
やっぱり、本って素晴らしい。というわけで今日は水力発電の話など。@2016年12月のブログ
  ↑
で、その後、いろいろと自分なりに勉強し、調べもしたのですが、結論から言うと、現時点で西宮市内では小水力発電の実現は難しいような。
水力発電については
-----------
●ある程度の流量(=水量×落差)がないと
●発電規模に対してシステムのコストが高く、サイズも大きい
-----------
といった問題があり、西宮市内には、これを克服できるレベルの砂防ダムは存在しない模様。
一方で貯水池等については現在は採算が取れなくても、今後の技術開発によって採算が取れるようになる可能性もありそうです。
というわけで引き続き、情報収集に努めるとともに、状況を見守ってまいります。

ついで太陽光発電。
こちらについては私、過去に、市が保有する施設を民間事業者に積極的に貸し出すよう提言しています。
  ↓
【ご参考】
市政報告39号@2014年10月発行

  ↑
その後、私の提言を受けて、昨年3月から3つの小学校で屋根貸しが開始されたのですが、これによる収入は年間153,968円に留まりますし、発電量も微々たるもの。
しかも、いろいろな制約があって、これ以外の学校に広げることは現実的には難しいような。
う~ん、厳しい。。。

市営住宅の屋根貸しも、既設分については

------------
●住民合意が必要
●工事期間中の騒音・振動対策が必要
------------
等の問題を考えると、推進するのは難しいようなんですよね。
ただ新設・改修される市営住宅時については、こうした問題はありません。
なので、市営住宅を新設・改修する際には屋根貸しを前提とするよう提言もしています。
とはいえ、これが進んだとしても効果は限定的だと思うんですよね。

う~ん、なかなか期待するほどの効果はないもんやなあ。。
地熱発電も、あかんかったしなあ。。。
  ↓
【ご参考】
西宮市における地熱発電の可能性とは? ・・・ちょっと無理っぽいな、という感じを抱きつつ。。。@2015年2月のブログ

現状を見る限り、言うは易し...の再生エネルギー。
とは言うものの、今後の技術開発の動向等によっても状況は大きく変わってくることと思います。

引き続き、今後の状況を見守るとともに、積極的な提言に努めてまいります。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。


お陰様で、この度、西宮市議会×副議長に就任しました。というわけで、そこで頂いた今村市長からの祝辞を、ちょいとご紹介。

2017-06-16 20:42:44 | 主張・広報と活動のお知らせ

本日開催の西宮市議会本会議において、西宮市議会副議長に就任することが決まりました。
この場を借りて、皆様にご報告するとともに、日頃ご支援頂いている皆様に感謝申し上げます。
ちなみに、もう名刺を頂いちゃいましたよ。
むちゃくちゃ早いな。。。

  ↓


なお、タッグを組むことになる議長には、政新会所属の田中正剛氏が就任されました。
田中議長は、今村氏が市長選挙に出馬したことを機に異なる会派に所属することになりましたが、元々は同じ会派に所属していた先輩議員。
こういう形で、ともに仕事をさせて頂くことになるというのも縁ですね。

ところで田中氏が議長、私が副議長に就任したことを受けて、今村市長から本会議場で、それぞれに対する祝辞を頂いたのですよ。
なんですが、それぞれに対する内容が如実に異なっていたのが、ある意味おもしろかったので、そのご紹介など。
以下、まずは田中議長に対する祝辞です。
  ↓
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田中議長におかれましては平成15年以来、連続4期市議会議員に当選され、市政の発展に多大なご貢献をなさいました。
~これまでの役職を紹介する内容のため中略~
ここに議長就任を心からお祝い申し上げます。
また平成11年に、私が市議会議員になってからも親しく政治活動をともにさせて頂きました。
長く友人として、同志としてお付き合いさせて頂いた田中議長と議長・市長の関係で西宮の住民の福祉の増進を預かることは大変嬉しく思っております。
新議長におかれましては格別のご指導・ご協力を賜りますよう、お願い申し上げまして、お祝いのご挨拶といたします。
おめでとうございます。
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  ↑
おー、かなり好意的な内容ですね。
んで、こちらが私が頂いた祝辞。
  ↓
----------------
澁谷副議長におかれましては平成16年以来、連続4期市議会議員に当選なさいまして、市政の発展に多大なご貢献をなさいました。
~これまでの役職を紹介する内容のため中略~
ここに副議長就任を心からお祝い申し上げます。
これからも格別のご指導・ご協力を賜りますよう、お願い致しまして、お祝いのご挨拶といたします。
おめでとうございます。
----------------
  ↑
あら、随分あっさり。
あれ~、
私も同じ会派で活動してたし、今村氏を市長選挙で応援したのは私の方なんですけどね。
もっとも市長選挙で応援したあたりは、もはや黒歴史となりつつあるわけではありますが。
しかし、こういう色分けをせずにはいられないあたりが、今村市長らしいというかなんというか。

なお副議長就任に伴い、当分の間、一般質問ができなくなってしまうこと、ご報告しておきます。
ここは辛いところですが、副議長という立場から指摘・提言等、行っていくしかないですね。

いろいろ含めて、しっかり頑張ります!
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


トップは自身の発言・言動に責任を持つべきやし、率先垂範する責務もトップにしかできない仕事もある。なによりコロコロ言うことが変わったら、下がたまりませんぜ。。。

2017-06-14 12:17:22 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

書かれたのは幾分前のようですが、良記事だと思ったのでご紹介。
  ↓


地方は儲からない「イベント地獄」で疲弊する@東洋経済オンライン

  ↑
この記事を書いていらっしゃる木下斉さん、個人的に好きなんですよね。
今回の記事でも

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●自治体や商店街などのトップ層は「活性化のためだ」という名目で、新たに事業をプラスすることばかり考えがちです。「過去にやってきたことを減らす」という発想がないのです。
●地域におけるトップの仕事として重要なのは、限られた資源を有効活用するために優先順をつけること、そして優先順位の低いものについては「やめる決断をすること」です。何かを始めることは比較的簡単で、これはトップでなくとも起案できます。しかし、過去に組織的にやってきたことをやめる、という決断はトップにしかできないことです。
------------------
といったあたり、とても共感できます。
うちの市長にも、ちっとはこういうことを考えてもらいたいものやけどなあ。。。
  
【ご参考】
職員定数を増員する議案は賛成多数で可決されてしまいました。可決されたことはもちろん、このような議案が提出されてきたこと自体、とても残念に思います。@2017年3月のブログ
【も一つ、こちらもご参考】
個人的に、ぜひ目を通して頂きたいのは中盤「その他」以降です@市長定例記者会見の議事録×2017年5月18日

同氏が関連する書籍で言うと、「地域再生の失敗学」
なんかもおもしろかったんですよ。
  ↓

  ↑
「(ゆるキャラ・B級グルメ・道の駅といったあたりを念頭に)税金を投入して、一時的にお客さんを集めてはいるけど、かけたお金以上に地元にお金が戻ってこない」
「活性化を目指した事業というのは、自分たちが投じた資源よりも多くの資源が流入しなくてはならない」
「投資回収できない事業は、地域にとってはマイナス効果をもたらすだけで、やればやるほど行政の財政支出は増加し、かといって民間部門の経済力は拡大することなく、結局のところは衰退します」
「結局のところ、入ってくるお金と出ていくお金をプロジェクト全体で評価するという、民間なら当然の視点がないわけです」
といったあたりから議論をスタート。
んで、あるべき地域再生の手法と、自らが行っている事業について説き起こしていくのですが甚だ共感できる視点・考えだったんですよね。
この分野に興味・感心をお持ちの方には、自信を持ってお薄目できる内容だと思います。

さて本題、代表質問のご報告の続き、前々々回ブログでご紹介した質疑を踏まえての意見・要望です。

それでは早速、始めます。
  ↓
【ご参考】
「経営方針のような大事なものを掛け軸ボーンみたいな感じで出してはダメ!」と言っていた今村市長。それなら、ということで市長の目指すまちづくりの理念について聞いてみました。@2017年6月のブログ

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では、要望に移りたいと思います。
私には3人の息子がおりますし、とても大切に思っています。
一緒に住んでもいますし、子供たちが大人になったときに帰ってきたくなるまちというのは、そうなってくれたらいいなともちろん思ってます。
これが理念として不適切だとも思いませんし、何か問題があると思っているわけでもありません。

でも、これが、市長の言葉をかりると、私どもの感覚としては、「掛け軸ぼーんみたいなのでいきなり出て」くることに、やっぱり違和感を持つんですね。

御自身が発言したとおり、「ああ、なるほど、そんなんが好きでつくらはってんねじゃなくて、あらゆる疑義に答えれる(←原文ママ)、もしくは違う意見を持ってたけども、そういう意味でそうなんだったら、もう納得するわというふうに納得感があるもの」と多くの方に受けとめていただけるだけの過程をちゃんと経て、市の大方針というのは決定されるべきではないかなと私は思ってます。

何でこういうことを言うかというと、実際の市長の言動がこういった内容とは大きく異なっていると感じているからなんですよ。
今回の代表質問でもそうですし、過去の議会質疑でもさまざま取り上げてきたんですけど、余りにも唐突に、ああ、なるほど、そんなんが好きでやってはるんやねというふうに感じてしまうような方向転換がやっぱり多いなと思ってます。
  ↓
【ご参考】
それにしても、なんであんなに都市型観光がお好きなんですかね、市長。議員時代には、あれ程厳しく「やめるべき!」と主張してたのに。@2017年4月のブログ
改めて、行政改革に関する自らの主張を蔑ろにする、市長の姿勢を糾弾します! ・・・でも、これも彼にとっては「マニフェストの文言の揚げ足取り」なんやろなあ、きっと。。。@2016年10月のブログ

「どんどん職員の数を増やします!」って、選挙前に言ってたことと真逆ですよね?私が一番許せないのはそういうところなんですよ、市長!@2016年12月のブログ

改めて、自身がおっしゃっていた「あらゆる疑義に答えられる、もしくは、違う意見を持っていたけども、そういう意味でそうなんだったらもう納得するわ」と思っていただける方向で政策展開をしていただきたいなと思います。
さまざまな面において、もう少し自身の発言とか言動にも責任を持っていただきたいと思います。
  ↓
【ご参考】
断片的な内容だけじゃ分かりにくいですよね、色々と。というわけで決議の全文と、我が会派の討論を掲載しておきます@市長の問題行動&発言の件@2016年12月のブログ

昨日、河崎議員との質疑の中で、多世代同居・近居の促進が本市の目指す方向性と合致しているという答弁をされましたけども、こうした内容についても、やっぱりみずからには、行政の長として、自身が主張する政策の方向性について模範を示す責務があるという視点も持っていただきたいと思うんですね。
ここについてはもう余り多くは言わないですけど、模範を示す責務というものがやっぱり行政の長にはあるということを自覚していただきたいなというふうに思います。

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改めて、読み返してみると「行政の長には模範を示す責務があると思うが、その点、市長はどうお考えか?」といったあたりは再々質問しておいても良かったですね。
いろいろと聞きたいこともありますし、時間にも余裕があったことですし。
また機会を見つけて、公式の場で聞いてみるとしますか!

というわけで3月議会での代表質問のご報告は、これにて終了。
長きにわたり、お付き合いいただき、ありがとうございました。
それでは今日のブログは、これにて失礼します。


私は出番なし!な6月議会での一般質問。が脱税疑惑を持たれているNPOの話も含め、興味深い内容がありそうです。というわけで順番の紹介など。

2017-06-12 16:50:53 | 主張・広報と活動のお知らせ

私、毎年2~3月の春休み時期&8~9月の夏休み時期にNPO法人ドットジェイピーの活動を通じて、大学生インターンを受け入れておりまして。
  ↓
【ご参考】
若者と政治を結ぶ NPO法人ドットジェイピー

昨日は、その.jp主催の議員交流会(議員インターンを検討している学生と受け入れを検討している学生とが集まり、交流する会)があったのですよ。
で本来なら、その写真を紹介するべきところなのかもしれませんが、それに関連して、むしろ貼りたい写真はこっちやな、と。
  ↓

  ↑
これ、その前日・土曜日にインターン卒業生主催の音楽会があり、誘われて行ってきた時の写真。
ちなみに、この夏、受入予定のインターン生は24期生ですが、この写真に写っているのは0期生から8期生。
なんと、概ね10年来のお付き合いになるんやよなあ。。。

中には今年、中学生になった長男が、妻のお腹にいる頃から知ってくれているメンバーなんかもいるわけで、こういう関係がインターンに来てくれていた時期が異なるにもかかわらず、つながっているのって、ほんと有難いやら恐縮するやら。。。。
もうね、うれしすぎて、この後ガッツリ食べて、呑んで、お喋りしたですよ。
あ、さすがに主役を誘うのは自粛しましたが。

さて本題、6月議会での一般質問の順序が確定したようですので以下、ご紹介。
我が会派メンバーの出番は6/27(火)&6/29(木)ですね。
  ↓


時期的なことや質疑に立つメンバーを考えても、脱税疑惑の伝えられているNPO法人に関する質疑等もあろうかと。
他の問題ももちろんですが、こちら、しっかり注目してまいります。
  ↓
【ご参考】
事実であれば、「障害者への報酬を中間搾取!」はアカンでしょ。。。きちんと監査できていなかったという市の責任も含め、今後の展開を注視してまいります!@2017年4月のブログ

ちなみに各議員さんの質問項目が判明するのは今週金曜日とのこと。
こちらも確定次第、お知らせしますので、暫しお時間下さいませ。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。


ゴミ用のコンテナが連続盗難されていた例の事件が、名実ともに決着しました。と言うわけで、そのご報告をば。

2017-06-09 14:01:07 | 主張・広報と活動のお知らせ

よく売れていると評判の「サイコパス」。
  ↓



今更ながら読んで、しみじみ思ったのですがトランプ大統領ってサイコパスなんではなかろうか???
  ↓
【ご参考】
「捜査中止の指示と受け止めた」…FBI前長官の爆弾発言でトランプ政権が危機

本に記述されていた内容で印象深かったのが、

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●口がうまく、主張や態度をコロコロと変え、自己中心的で支配欲が強く、己の過失の責任は100%他人にあるような物言いをし、誇大妄想にとりつかれているように見える。
●自分が破壊した結果を前にしても、とくに何とも思わない。あらゆる対象への愛情や愛着が欠如しているから、仕事に対する責任感が芽生えることもない。今の仕事への満足度が低く、次から次へと関心を移し、付き合う人間も取り替えていく。
●サイコパスは道徳によって判断することはありません。「合理的なのだから、それが正しい」と考えます。そう答えることによって、自分がまわりからどんなバッシングを受けるかは予測する能力を持ちません。あるいは予測できたとしても、実感としては「なぜみんながそんなことであれこれ言うのか」が分からないといったものになるでしょう。
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といったあたり。
しかし、こんな人が、およそ100人に一人は存在するとか、怖すぎるな。。。

さて本題、今日は
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●昨年11月から5月までの間、不燃ゴミ用のコンテナが200個以上盗まれた
●その被疑者が今年5月に逮捕された
●犯人はインターネットオークションに出す商品の仕分けにコンテナを利用していた
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という話に決着がついたので、そのご報告をば。
  ↓
【ご参考】
不燃ごみ用コンテナ大量窃盗、そのわけは…容疑で43歳会社員逮捕 兵庫・西宮@産経WEST

こちらについては
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●市は
被害届を提出した上で、市が把握するコンテナ被害個数253個(!)の代金244,549円を請求する
●被疑者とは賠償金を支払うことで合意している
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と聞いていたのですが、この度、無事、賠償金が振り込まれたとのこと。
これにて一件落着ですね。
しかし、こんな話に振り回されて、担当部署もたいへんやったやろなあ。。。

この件に関しては複数のご意見・お問合せ等頂いておりましたので、お知らせしておきます。
前回ブログの続きを一回飛ばしてしまったこと、お許し下さい。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


「経営方針のような大事なものを掛け軸ボーンみたいな感じで出してはダメ!」と言っていた今村市長。それなら、ということで市長の目指すまちづくりの理念について聞いてみました。

2017-06-08 15:58:26 | 市政全般に関連すること

昨日は次男の6歳の誕生日。
親としては、なによりも元気で健康に育ってくれていることに感謝!ですね。
  ↓

さて本題、実はまだ終わっていなかった3月議会での代表質問のご報告の続きです。
この質疑で、ようやく終わりなんですが、えらい長くかかってしまい、すみません。。。
ということで、それでは早速始めます。
なお、いずれも答弁しているのは市長です。

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【質問】
大きい1点目、「はじめに」で目標としているものについてです。
□□□□□□□□□□□□□□□□
●子供たちが大人になったときに帰って来たくなるまち
●いまの子供たちが西宮市に帰ってきて子供を産み育てるというサイクルが維持されれば、高齢者の近くに子育て世帯がいるまちになります
□□□□□□□□□□□□□□□□
とありますが、きわめて抽象的な目標だと感じています。
そこで質問します。
客観的な数値による検証が必要と考えるが、どうか?
  ↓
【答弁】
「子供たちが大人になったときに帰って来たくなるまち」とは、私の目指すまちづくりを示す理念です。
西宮で生まれ育った子供たちが、就職・就学によって一旦、西宮を離れることがあっても、いずれ自分が生まれ育った街に帰ってきたい、そう思われるようなまちづくりをしたい、という思いで記述しております。
この理念の下で、子育てや教育などの分野に限らず、様々な分野の施策を進めていきたいと考えていますが、まちづくりの理念ですので、数値等による検証には馴染まないものと考えております。
  ↓
【再質問】
「『子供たちが大人になったときに帰って来たくなるまち』とは私の目指すまちづくりを示す理念です。」という答弁でした。
たしかに「数値による検証」はしにくいですよね。
というわけで、少し切り口を変えて質問したいと思います。
以下、平成25年2月開催の病院問題特別委員会において、市立中央病院が病院の方針を示したことを受けた今村・当時議員の発言の引用です。
□□□□□□□□□□□□□□□□
「いわゆる企業とかで、例えばことしの経営目標これですとか、社訓がこれですみたいなもんが、掛け軸ぼーんみたいなのでいきなり出てきたりは絶対しないんですよ。
絶対何かあって、なぜそれなのかという説明書きが、もうパンフレット1冊分ぐらいのレベルで出てくる。
今、うちの会社というのは、こうこうこうで、世界に対して何々を発信していかなければいけないからこのコピーになったんですみたいなね。」
書いたのはええけども、何かロビーにかけてんのはええけども、誰もだから何だとは思ってないというふうなものにならないためには、どうやってこれが導き出されたのかという一字一句に関する詳しい説明がちゃんとあって、それが、ああ、なるほど、そんなんが好きでつくらはってんねじゃなくて、あらゆる疑義に答えれる、もしくは違う意見を持ってたけども、そういう意味でそうなんだったら、もう納得するわというふうに納得感があるものとして、やっぱりこれは出していただく必要があるだろうと思います。
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引用終わります。
今回示された、市長が目指す「まちづくりを示す理念」は、たいへん重要なものだと思いますが、その割には唐突に出てきたように感じています。
どのような過程を経て、この理念は決定されたのでしょうか?

  ↓
【答弁】
唐突というふうにおっしゃいましたけども、このコンセプトについては、旧年中──今の年度中ですよね。
28年度、いろんなところでお話をさせていただいたりもしてきました。
施政方針に盛り込んだのは今回が初めてですけども、別に唐突にやったものではございません。

また、全国的に、ちょっと前に、都市がなくなっていくとか、そういうふうな議論ですね、人口が減っていってなくなっていくみたいな議論があったときに、さて、じゃあ一方、西宮はどういうふうな問題意識を持って、どんな取り組みをやっていくべきなのかと考えたときに、西宮の場合であれば、何もどんどん、どんどん縁がない人を呼び込んだりとかということをするよりは、今、西宮は、ありがたいことに、全国の中でも子供が比較的多い自治体ですので、その彼ら──西宮に対して愛着を持って、西宮のことを理解してくれている彼らにこそ、将来の西宮市民となっていただくことというのは、西宮の文教住宅としての文化を引き継ぐことにすごく寄与すると思ってます。
なので、もちろんよそから新しく来てくれる人はどんどん来ていただきたいです。
加えて、何よりも今西宮で育っている子供たちが将来も西宮で育ちたいな、西宮で暮らしたいなと思っていただけるような、そういうまちづくりをするべきですねというのは、コンセプトとしては十分以前から申し上げてきたことでもあります。
なので、別に唐突なものではないというふうに考えてます。

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これに続く意見・要望でも述べているんですが、私、この理念自体に特に異論があるわけではないんですよ。
ただ
上に赤字で示したように、自身が主張してきた内容と、やっていることが違うんちゃうの...と感じることが、むやみと多い今村市長の市政運営の進め方には、どうにも違和感が拭えません。
と言うわけで、そこらへんも含めて述べた、3月議会での最後の意見要望を次回ブログにてご紹介します。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。


他自治体と共同開発・共同利用することで、システムにかかる費用は大幅に削減できるはず!今後は、こうした取組も進めていくべきです。

2017-06-05 14:10:20 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

昨日、投開票の尼崎市議選の結果に驚愕。。。
  ↓
尼崎市議選 公明は全員当選、自民現職5人落選@神戸新聞NEXT

記事には「自民公認の現職5人が議席を落とすなど明暗が分かれた」としか書かれていませんが。
落選した候補者を個別に見ていくと、前回得票数3006→今回得票数1422と1600票近くも票数を減らした候補を筆頭に、前回3035→今回1574(1461減)・前回2816→今回1770(1046減)・前回2914→今回1820(1094減)と、1000票以上も得票数を減らした候補が多数存在する模様。
ちなみに今回、当選した候補者で、最も得票数が少なかった方の得票数は2083票。
正直なところ、ここまで得票数が大幅に減少することって考えにくいですし、前回3000票近くも獲得していた候補が落選するというのは、ちょっと予想できないことだと思います。
改めて、しみじみと選挙の怖さを実感しています。。。
(なお私が応援していた候補も落選しました。
 非常に残念です。。。)

さて本題、実は、まだ終わっていなかった3月議会×代表質問のご報告の続きです。
それでは早速どうぞ。
  ↓
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【質問】
「第4章 安心して快適に暮らせる文教住宅都市」のうち<防災力強化事業・防災システム整備事業>についてです。
『第二庁舎の整備にあわせて危機管理センターに導入予定の「防災情報システム」については、基本計画の策定において危機管理センターとして必要な機能をとりまとめましたが、引き続き大規模災害時においても有効に機能するよう最新の情報通信技術を取り入れ、詳細な設計に着手します』とあります。
さて、この防災情報システムには一部クラウドが取り入れられており、この部分については他自治体との共用が比較的容易だと考えられます。
また周辺に同様の「防災情報システム」を保持する自治体はなく、西宮市が先行事例となることから他自治体との共同開発・利用や、システムの提供等を行うことが出来れば、全体としての開発費用抑制が可能になります。
ごみ処理施設の広域化を検討するのと同様、こうしたシステム分野についても開発費を抑制するべく、他自治体との連携を模索するべきです。
そこで質問します。
「防災情報システム」の開発に当たって、他自治体との連携の可能性を模索するべきと考えるが、どうか?
  ↓
【答弁】
「防災情報システムの他自治体との連携」についてですが、本市が、平成33年度稼働を目指して整備を進めている防災情報システムの一部機能のクラウド化に関して、近隣市に今後の共同開発や共同使用についての可能性を確認したところ、各市とも、導入時期や予算面の関係から、積極的な回答は得られませんでした。
このことから、システム整備は本市単独で進めることとしますが、今後取り組む、基本設計の中で、共同使用可能な機能や費用などの事業スキームを明確化した段階で、他自治体に連携の可能性について、改めて、確認したいと考えております。
  ↓
【意見・要望】
今後、システムのクラウド化が一層進む中、他自治体との共同開発・共同利用の可能性を模索することはシステム関連費用の削減という観点から、きわめて重要です。
また昨今、市が各種アプリの開発に積極的に取り組んでいるといった要因もあり、今後、本市のシステム関連支出が膨らんでいくことが懸念されます。
あらゆるシステム等について、独自・単独での開発・利用にこだわるのではなく、他自治体との共同開発・利用の道を探っていただきたい。
可能な限り、関連費用の圧縮に努めて頂きたい。
この点、要望しておきます。

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今や、自治体が業務を進めるにあたって、各種システムは欠かせません。
だからこそ、これらシステムの開発に当たっては、費用の削減!という観点を強く持つ必要があると思うんですよね。
引き続き、この分野について、強い興味と関心を持って見守り、指摘・提案等、行っていきます。

それでは今日のブログは、このへんで失礼します。