西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

「道徳啓発系の看板は、今後設置しない!」は行き過ぎでは???引き続き、この問題、掘っていきます!

2019-11-28 13:39:21 | 豊かな自然と都市環境に調和した美しいまち

昨夜は、大阪駅前第1ビルではしご酒。
さすが「サラリーマンが住みたいビルNo.1」の異名を取るだけあって、充実度が半端ない!
自分は「一軒のお店で腰を落ち着けて呑む派!」だと思っていたのですが、はしご酒も楽しいな。
新たな趣味に目覚めてしまいそうで、やばい...
 ↓
仕事帰りにちょい飲みするならここ!大阪駅前ビルのオススメ居酒屋12店

さて本題。
「浜脇中学校のあいさつロード啓発を撤去する!」という方針が都市局から示され、地域に大きな波紋を巻き起こしているというのは、以前ブログでご報告した通り。

ちなみに、この件、幅広く反響を頂いており、もっと掘って考えるべき話だと考えています。
 ↓

【ご参照】
「景観上よくないので...」というなら、他に規制するべきものがなんぼでもあるでしょ!?こういうとこに真っ先に手を出す姿勢は、ずれているとしか思えないわけで。@2019年10月のブログ

そもそも、この話が火を噴いたのは
-----
●公共サインマニュアルに基づき、通学路上の安全対策の看板などが撤去された
 ⇒痴漢防止の看板も地域から要望があっても設置できない
●学校におけるあいさつ運動などの掲示物が制限されている
-----
という現状について、地区の青少年愛護協議会から強い疑問の声が出てきたことに端を発しています。
で、この根拠となっているのは「西宮市公共サインデザインマニュアル」。
これ、条例に基づいて市が作成したマニュアルですが、その中で、かなり厳しい表現で広報啓発物の設置を制限しています。
以下、コピペ。
 ↓





あいさつロードの話もそうですが、そもそも「道徳啓発は今後設置しない」というのは乱暴すぎるのではないかいな...と。
「痴漢に注意」の看板が、「掲出の効果が低いサイン」と切って捨てられているあたりも、う~ん...
少なくとも私は『「痴漢注意!」の看板がかかっている暗い箇所は避けてます』という声を複数頂いたことがありますよ。
「掲出の効果が低い!」と言い切るなら、それを証明する義務が、この施策を推進しようとしてる部署にはあると思うのですが、どないでしょ???

あいさつロードの啓発表示についての市の主張は、当初のきわめて強硬なものからは若干、軟化していると感じています。
なので、その点については一定評価しています。

一方で、事はその問題だけではなく、もっと他に色々あると思っています。
景観対策では西宮市よりはるかに進んでいる京都市・芦屋市と比較しても、西宮市がマニュアルで示した啓発系看板に対する姿勢は明らかに過激ですし。

というわけで、この問題、も少し色んな観点も含めて、掘っていきたいと思っています。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。


12月議会での出番が12/9(月)・午前11時頃スタートに決まりました。ギアをあげて準備を進めます!

2019-11-25 14:55:37 | 主張・広報と活動のお知らせ

12月議会で頂く、一般質問の出番の時間が決まりました。
スタートは12/9(月)の11時頃。
たぶん11時より、少々前からになるかな???と。

時間は、毎度おなじみ1時間一本勝負的な感じです。
 ↓


ちなみに今回の質疑は
-----
①職員の採用について
②生産緑地の2022年問題について
③システムのパッケージ化・オープン化について
④商工会館の建替えについて
-----
の四本立てを予定しています。

①は「1次試験で全員面接。2次・3次も含めて、全段階で面接実施!」という現在のやり方には「効率性」と「透明性」という二つの観点から問題があるのではないか???という従来からの主張を整理し、まとめたもの。
 ↓
【ご参照】
職員採用試験に関する情報公開について、市の敗訴が確定しました。というわけで、追及始めます!@2018年12月のブログ

②は「農業を続けることを前提に、税制上の優遇を受けることができる生産緑地が市内には多く存在する」→「ところが、その多くが2022年に生産緑地指定からはずれる」→「これに伴い、甲子園球場16.1個分もの土地が市内に発生する」という展開が予想されることを受けて、市の今後の姿勢を問うもの。

③は市が保有するシステムについてのマニアックな質問。
ここ、これまでの経緯も含めて、個人的にはかなり思い入れがある分野なのですが、簡潔にご説明できる自信が全くないので、詳細は本番までお待ちください。
なお、この分野に、強い思い入れを持っている理由については以下ご参照。
 ↓
【ご参照】
【快挙!】これ、絶対に日本中の自治体がやるべきですよ@システム関連費用が大幅に削減されます! ①@2016年2月のブログ
【快挙!】これ、絶対に日本中の自治体がやるべきですよ@システム関連費用が大幅に削減されます! ②@2016年2月のブログ

④は、きわめて不透明な経緯で飛び出した商工会館×建替えの話について「こうなった経緯」と「計画の問題点」を明らかにすべく問うもの。
ちなみに、この件、未だに当局に要望した資料が出てこないんですよね。
困ったなあ...

 ↓
【ご参照】
商工会議所が「新商工会館」建設計画を示しました。でも、この話、おかしな点が多すぎるんですよね...@2019年10月のブログ

しっかりした議論・追及を行い、市政に資する質疑としなければ!ですね。
気合い入れて、行きますよ~。

というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


【ご報告】来年度、市内の全中学校×体育館にエアコンが設置されることが決定しました。

2019-11-22 17:40:27 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

昨日の教育こども常任委員会で、
-----
●2020年度中に
●全市立中学校(20校)の体育館にエアコンを設置する
-----
ことが発表されました。
これ、全国的にもかなり進んだ対応と言えるかと。

小学校ではなく中学校の体育館への設置となったのは、
-----
●学校教育の一環である部活動を重視する
●中学校区に1ヶ所の空調設備を整備すれば、市内の学校施設における避難所としての配置のバランスを取ることができる
----
というところによるのだそうです。
まあ、なんせ暑すぎますものね...

ちなみに設置される空調設備は
-----
●運用料金が相対的に安く、
●大規模災害発生時の対応も可能
-----
なことからガス式が採用されるとのこと。

設置費は約6億4600万円ですが、国が行う緊急防災・減災事業債を充当できるため、市の負担は約2.1億円となるそうです。

なお
-----
●緊急防災・減災事業債の期限が今年度で終了することから、費用の捻出方法を考えなければならない
●まずは中学校で設置による効果を見極めたい...
-----
との考えから、小学校体育館への設置については現時点では未定だそうです。

う~ん、こうなると、小学校の体育館にも欲しいよな...

夜9時過ぎても、こんな気温とか、きつすぎるんですもの。。。
 ↓
【ご参考@今年7月末の某小学校体育館における午後9時時点での温度計】


というわけで簡単なご報告のブログでした。
それでは今日はこれにて失礼いたします。


来年から甲子園球場で開催される成人式。その詳細が決まりましたので、ご報告をば(^O^)v

2019-11-19 13:42:15 | にぎわいと活気のあるまちを創造するために

昨日、『令和2年成人式「二十歳を祝うつどい」のご案内』が送られてきました。
以下、スキャンした文書です。
 ↓


 ↑
ちなみに、この成人式、
-----
●使用するのは甲子園球場×スタンドの銀傘下
 ⇒グラウンドへの立入は不可
●銀傘の下、最前列当たりに舞台を設置
 ⇒そこに市長・教育長・議長等の重要来賓が着座
●新成人の席は、銀傘の下の、も少し上の部分に設定
-----
という形で進められるようです。
なお毎年の出席者は対象者の6割程度で、今年は3500名程度を見込んでいるそうな。
なかなかの出席率ですね!

甲子園球場での成人式開催については
「西宮市にしかできないこと。サイコー!すばらしい!!」
的なご意見から、
「あの寒い時期に野外でやるなんて、あり得ない!どうなってるの!!」
的なご意見まで、色々お伺いしています。
いや、どちらもごもっともなご意見かと。
つくづく、こういう話も全員が賛同する内容というのはないわけで、難しいですよね...

とはいえ、やっぱり「甲子園球場で成人式!」というのは西宮市民でなければ絶対にできない経験なわけで。
思い出に残る式になってくれることを期待したいと思います。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


お金をかけなくても効果が期待できる「ナッジ」。こうした情報を積極的に入手し、活用するべきです。

2019-11-18 14:58:07 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

大阪大学の大竹文雄先生の新著をGET&読了。
 ↓


それにしても大竹先生と共同で事業を展開しているとか、ほんとうらやましいぞ、尼崎市...
 ↓
【ご参照】
NPOだろうがどこだろうが、業務を任せる以上は調べるべきことがあるはず。そこをノーチェックではアカンでしょ???@2017年4月のブログ


ところで、この著書の中でも大きな部分を占めていたのが、最近、新聞等でも取り上げられるなど注目度が高まっている「ナッジ」についての話でした。
なお「ナッジ」については『あなたも知らないうちに誘導されているかも?行動経済学の手法「ナッジ」とは』から抜粋・引用した以下の内容が分かりやすいかと(【 】内は、私が付け加えた内容です)。
  ↓
■■■■■■■
「ナッジ(nudge)」とは注意や合図のためにひじで人をそっと突くことを指す英単語です。
~中略~
具体的にナッジとはどういったものを指すのでしょうか。
例えば、以下のような例が挙げられます。

・コンビニのレジ前に足跡をつけておき、そこに並ぶように誘導する
・ネットショップの会員登録時に、メルマガ登録のチェックボックスにすでにチェックが入るように設定しておき、登録したくない人はチェックを解除するようにする【→メルマガの登録率が上がる】
・レストランのメニューのうち、特定のメニューにのみ「おすすめ」を表示しておく【→「おすすめ」の注文率が上がる】

このように、ナッジはあくまで選択の余地を残しながらも消費者を特定の選択肢に誘導させるという手法です。
消費者にとっては自発的に選択した感覚があるため、商品やサービスの体験を損ねません。
そのため、マーケティングや営業においても、顧客を満足させつつ自社の誘導したい選択肢へと導く方法として知っておきたいところでしょう。
■■■■■■■

冒頭にあげた書籍の中では、このナッジを行政が行う施策の中で利用し、効果を上げた事例も紹介されていました。
例えば、八王子で行われた大腸がん検診の受診率向上に向けた取組について、以下、引用。

■■■■■■■
~前略~ 5月に検査キットを送付しても10月時点で未受診の人を対象に、受診勧奨のダイレクトメールを送ることにした。未受診者約4000名をランダムに2つのグループに分けて、同じ内容だが、メッセージの表現が異なるダイレクトメールを送ったのだ。
 一方のグループには「今年度、大腸がん検診を受診された方には、来年度、『大腸がん検査キット』をご自宅へお送りします」という利得メッセージが記されている。もう一方のグループには、「今年度、大腸がん検診を受診されないと、来年度、ご自宅へ『大腸がん検査キット』をお送りすることができません」と損失メッセージが記されている。
 論理的には、2つのメッセージは同じ内容である。したがって、情報の中身に反応するのであれば、ダイレクトメールを受け取った人で実際に大腸がん検診を受けた人の割合は、両グループで同じはずである。しかし、利得メッセージを受け取ったグループで、実際に受診した割合は22.7%であり、損失メッセージを受け取ったグループでは29.9%であった。つまり、損失メッセージの方が、受診率は高かったのだ。 ~後略~
■■■■■■■

これ「得することよりも、損することを避けたがる!」「損失を回避したいという心理が強い!」という人間心理が明らかになったものであり、ナッジの分かりやすい事例としてよく取り上げられるものの一つですね。
ちなみに西宮市が、がん検診の受診を勧奨するために送っている葉書は、こんな感じ。
 ↓

 ↑
書籍の内容に鑑みるなら「今年度は助成があります!」より「来年度は助成がありません!」の方が効果があるのかもしれませんね。
市にも提案せねば!

この分野、まさに今、研究や試行錯誤が進められている分野であり、最新の動向を積極的に追いかけていく必要があると考えています。
しっかり追いかけていくことができるよう、頑張ります!
というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


業務の自動化によって、市役所業務は大幅に効率化できる。市は、積極的な取組を進めるべきです!

2019-11-15 15:15:03 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

本日実施の阪急甲東園駅×東側で、今タームの駅立ちは完了。
天気予報の通り、むやみと寒く感じましたが、とにかく終えることができて一安心ですね。
なんせ、今タームは雨にたたられまくりました...

そして、その後は「第51回西宮市青少年健全育成のつどい」へ。
第1部で地域の見守り活動など、様々な分野で活躍されている方々の表彰の後、第2部では「アンガ―マネジメント」についての講演が行われました。
表彰された皆様をはじめ、お集い頂いた皆様には、日頃からの地域での活動、本当にありがとうございます!

ちなみに配布資料によると、第2部で取り上げられた「アンガーマネジメント」とは「怒らないこと」ではなく、「怒る必要のあることは上手に怒ることができ、怒る必要のないことは怒らない」よう、怒りをコントロールするための手法だそうな。
なかなか参考になる内容でした。
ただ議会事務局の職員さんから、怒っているわけでもないのに「澁谷さん、最近、怒ってません?」と言われたりもする私としては、また別の問題があるような。
役所内の自分が与り知らない所でも、やたらと怖がられたり煙たがられたりしているようなのも困ったなあ...
 ↓


てな話はさておき、本題です。
今日は、先日、総務常任委員会で行ってきた視察先の中で興味深かった内容についてのご報告など。

東京都葛飾区へは、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の視察に行ってきました。
なおRPAとは「これまでは人間が行っていた定型的なデスクワークを、ロボットが代行・自動化する」こと。
自治体業務に関連する事例でいうと、
-----
●保育所の入所選考は、これまで多数の職員が数日間かけて行っていた...
   ↓
●ところがRPAを導入した結果、数秒で先行作業が終わるようになった!
-----
というものなどが、分かりやすい一例ですね。
 ↓
板橋区が保育所の入所選考にAI導入 1400時間の作業を数秒に短縮@2019/9/13付・東京新聞

この分野、全国の自治体で取組が進められていますが、葛飾区の取組は、その中でも進んでいるということで今回の視察と相成りました。
お話をお伺いした中で印象が強かったのが、
-----
●導入のためには一定の手間・費用が掛かることから、処理件数が多い等、導入によって大きい効果が期待できるものを対象とすることが必須
●現在の業務フロー・進め方を前提にすることなく、より効率的・効果的な業務の流れを整理した上でRPA化することが重要
●具体的作業は、エクセルでマクロを組むようなイメージであり、極端に難度が高いわけではなく、ソフトさえあれば自前での対応も十分、可能
⇒一方で、葛飾区においては「自前でやらなければならない…」ということ自体が導入に向けてのハードルとなることを避ける等の理由から、RPA化の具体的作用については全面的に外部委託する形で進めている
 -----
といったあたりでした。

ちなみに、西宮市においてもRPAへの取組は進められています。
が、現状は各所管からの自薦によって対象事業を選択する形になっているようなんですよね。

でも、これだと必ずしも「処理件数が多い等、導入によって大きい効果が期待できる」業務が選定されるわけではありません。
なので他市の先行事例を検証し、多くの自治体で行われ、大きな効果が出ている業務を優先的に対象とするべきだと思っています。
またRPA化を進めるにあたっては、現在の業務フロー・進め方を前提にするのではなく、より効率的・効果的な業務の流れを整理した上で行うべきだということを強く感じました。
でないと、非効率的な部分が残されたままになることにもつながるわけですしね。

この分野、きちんと取り組めば、しっかりとした成果が期待できる分野だと確信しています。
しっかり調査・研究していかねばなりませんね。
そう実感するための良い機会を頂いたことに感謝したいと思います。

というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


大型2種免許の保持者自体が減っている中、不足するバス運転手。運転手さんがいらっしゃらなければバスは運行できないわけで、本当に悩ましい。。。

2019-11-11 16:38:51 | にぎわいと活気のあるまちを創造するために

先日の建設常任委員会で、さくらやまなみバスについての報告がありました。
ちなみに「さくらやまなみバスは、鉄道駅のない山口地域と南部市街地を直接連絡する唯一の公共交通機関として、市が事業主体となって平成21年4月1日より本格運行を開始した。当初は年間20万人あまりの利用にとどまっていたが、利用促進活動や系統・便数等の改善を重ねてきた結果、現在は年間40万人以上の利用があり、貴重な市民の足として定着している」状況にあります。
なお当該バスは「市が事業主体(計画・運営)であり、阪急バスに運行委託を行い、運行損失分のうち国の補助を控除した額を阪急バスに助成して」います。
(「 」内は市作成資料より引用。)

今回、報告された内容をザックリまとめると、
-----
●バス業界全体として、運転士の不足・高齢化が深刻な課題となっている
   ↓
●運行を受託している阪急バスとしては、待遇の改善によって運転士を確保する必要がある
   ↓
●これによって、さくらやまなみバスの運行に必要な費用が増大し、赤字額も拡大する
   ↓

●もともと、さくらやまなみバスは赤字分を市が助成することを前提としている
 ⇒人件費の増額によって、これまで年間4000万円程度だった市の助成金が、年間7500万円ほどに膨れあがる
  【ご参照】
   
   ↓
●こうした状況を受けて、
 ⇒西宮市都市交通会議への意見聴取を行う
 ⇒さくらやまなみバス利用促進協議会・山口地域コミュニティ交通検討委員会と協議する
-----
との内容です。
う~ん、かなり厳しい状況ですね。。。

バスを運転するためには大型2種免許が必要ですが、
-----
●高齢化に伴い、大型2種免許保持者の絶対数が減少傾向にある
●路線バスの運転手は、大型2種免許を必要とする他の職種(例えば長距離ドライバーなど)に比べて、人気が低い
-----
という極めて構造的な問題があり、運転手の絶対数自体が不足傾向にある...という話はよく聞きます。
こういうことを考えるにつけ、さくらやまなみバスに限らず、公共交通網全体のあり方を考える必要があるんやろうなあ...と、しみじみ。

実際、路線の維持自体が難しくなってきている地域も多々存在すると聞いています。
劇的な技術革新でもない限り、今後、「運転手さんが不足しているので、路線を廃止せざるを得ません...」という話が出てくる可能性は充分あるんでしょうね...
つくづく厳しいなあ。。。


ちなみに、現状のさくらやまなみバスは、平日かつ南北間の通学・通勤需要が多く、交通インフラとしての機能を一定果たしているものと思われます。
西宮市都市交通会議でも、そうした意義を認めることを前提とした議論がなされることになろうかと。
  ↓
【ご参照】


こういう話は、明確な解決策が見当たらないだけに、本当に悩ましいですね。
一方で、こういう問題ともしっかり向き合っていかねばならないのだと、しみじみ感じています。

モヤモヤした話ですみません。
というわけで今日のブログは、これにて失礼いたします。 


越水浄水場は委託してるんでしょ?だったら、他の浄水場も委託すれば職員数も運営費用も削減できるのに...

2019-11-08 18:25:08 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

こちら、11/30(土)開催の「にしのみや食育フェスタ2019」のチラシ。
   ↓

   ↑
ちなみに会場の兵庫栄養調理製菓専門学校は、2021年3月に閉校になるそうな。
超一等地、かつ広い敷地なだけに、あとの使われ方が気になるなあ...
まあまあ最近、大幅に手を入れて綺麗にしたところだと思っていたのに、こういうことってあるんですね。。。
   ↓
【ご参考】


さて本題。
今日は、ちょこちょこ取り上げている、西宮市の職員数が多すぎる!という話について。
こちら、先週後半に総務常任委員会からの視察で伺った自治体の情報です。
   ↓

   ↑
ご覧頂きたいのは、本市と比較的、人口・規模が似通った葛飾区・町田市の職員数。
両自治体の職員数がいずれも3000人を切っているのに対して、本市の職員数は3800人近くと、実に30%近くも多くなっています。
課の数もそうですが、明らかに職員数多すぎるよな...
   ↓
【ご参考】
西宮市の課の数は他市の倍!こんだけ課数が多ければ縦割りにもなるし、管理職ばっかりで人件費も高くつくわけで...@2018年9月のブログ

で、こうなる原因は多々ありますが、私に言わせると、委託可能な業務が委託されていないというのも要因の一つです。
例えば、越水浄水場の運転管理業務は現在、24時間委託されており、直営時代は年間1億2700万円かかっていた運営費用が現在は1億300万円/年と約20%費用削減されています。
もちろん委託化によって、職員数も大きく削減できました。

で、越水浄水場の管理運営が委託できるなら、同じ浄水場である鳴尾浄水場・丸山浄水場の管理運営も委託できるはず。
ところが両浄水場は、民間委託されていません。
その理由は、突き詰めていけば「職員の働き場所を確保するため!」というところにつきるようなんですよね。
でもね、市全体としては「職員が足りない!」と盛大に主張しているわけで、ここらへんの話にどうにも違和感を覚えるわけですよ...

ちなみに両浄水場には10人の職員が配置されており、年間に係る管理運営費用は鳴尾浄水場が1億800万円、丸山浄水場が1億3500万円となっています(鳴尾浄水場の管理運営は令和二年度より夜間のみ委託予定)。
これを委託すれば、委託費用の削減はもちろん、職員数も削減できます。
が前述の理由から、西宮市は、こういった見直しには極めて消極的です。
「これで職員が不足している!」とか言われてもなあ。。。

市職員の給与の出どころは皆様から頂いた税金です。
職員数が多すぎるということは、その給与のために、皆様から頂いた税金が使われるということです。
そして、その結果、必要な課題に取り組むこともできなくなってしまいます。
このような現状は、なんとしてでも是正しなければなりません!

今回の視察では、改めて、こうしたことを見つめ直す機会を頂きました。

機会があれば、その内容についても、ご報告していきたいと思います。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


年間1400万円かかっていたシティプロモーションサイトの運営費用が200万円に減りました。でも、本当にこんな事業やる必要があるのか???という問題は残っているわけで。

2019-11-05 10:09:49 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

世間的には3連休な3日間も、消防団の訓練に空手の指導、自治会の役員会にポスティングと、なかなか休日らしい休日にはなりませんな...
さすがにちょっと、充電の機会が欲しいような。。。

さて本題、こちら市政ニュース10/25号に記載されていた記事ですよ。

 ↓


市の資料によると、これまで2つ存在していた「シティプロモーションサイト(西宮コモンズ)」「学校プロモーションサイト」を統合し、今後は『市ホームページ内に設けたシティプロモーションのポータルサイトにおいて、主に市が取り組んでいる施策・事業内容などについて情報・魅力発信を行っていきます』だそうな。

再三、このブログで取り上げていますが。

私は、そもそも市が「シティプロモーション」とやらに力を入れることに極めて否定的です。
その主な理由は
----
●費用対効果が低すぎる(というか、あるか不明)
 ⇒「お金がない!」「職員が足りない!」的な主張をするくらいなら、こういう事業こそ見直すべき!
-----
と思っているからです。
実際、今回統合された「学校プロモーションサイト」などは、
-----
●イベントがあってから掲載されるまでの期間が、やたらと長い
●記事一本を掲載するために必要な費用と比べて、視聴数が著しく低い
-----
と惨憺たる状況になっていましたし。
 ↓
【ご参照】
記事一本、10万円也!の学校プロモーションサイト。これって見直すべきなんちゃいますの???@2018年12月のブログ

で、サイトを統合したところで、この問題、本質的にはなんにも解決しないと思うんですよね。
そもそも
-----
●市HPに掲載する以上、個人情報の厳守が必須!
   ↓
●なので、記事用に撮影した写真の処理に時間がかかる...
   ↓
●当然、記事が掲載されるのはイベントがあってから、ずいぶん時間が経ってから...
   ↓
●これでは見ようと思う人が少ないのは当たり前...
-----
という構造的な問題もありますし。
つくづく、こういうジャンルからは手を引くべきだと思うのですが。。。

一方で、今回サイトを統合したことによって、費用が大幅に減少したことは一定評価できると考えています。
今回の統合前には諸々含めて年間1400万円かかっていた費用が、統合完了後の来年度以降は年間約200万円以上に圧縮されるのですから。
   ↓
【ご参照・当該事業にかかる費用】


繰り返しになりますが、今回の見直しについては一定評価はしています。
一方で、そもそも、このような事業自体、極めて必要性が薄いのでは???という私の問題意識は変わっていません。
人が足りないだの、お金がないだの言う以上、どこまで行っても事業の取捨選択が重要なのは言うまでもないことなわけで。
き続き、今後の実績を追いかけると共に、その結果によっては更に厳しく追及してまいります。

それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。