西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

「景観上よくないので...」というなら、他に規制するべきものがなんぼでもあるでしょ!?こういうとこに真っ先に手を出す姿勢は、ずれているとしか思えないわけで。

2019-10-29 15:25:22 | 豊かな自然と都市環境に調和した美しいまち

先日、浜脇中学の同級生15名ほどで集まったのですが、その際にも話に出ていたのが「あいさつロード」。
「挨拶で つなぐみんなの いい笑顔」等々、これに関わるキャッチコピーは世代に関係なく、同校の卒業生には懐かしいところではないかいな、と。
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ところが、この「あいさつロード」を表示する啓発物が、市の都市デザイン課の意向によって「撤去せよ!」という話になっています。
理由は
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●景観上、好ましくない
●市が掲出している広報・啓発物で、効果がないものは市として撤去する方向!
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というところにあるそうで。
・・・いや、本気ですか???
これを大事に思って、活動して下さっている地域の方々は少なからずおられますし、そういう力の組合せこそが、まさに「地域力!」だと思うのですが。。。

そもそも景観云々というなら、本来、規制するべきは民間も含めた看板全体だと思うんですよね。
複数の駅前にあるた〇焼き屋さんの看板やら、カ〇オケ屋さんの看板やらを筆頭に、少なくとも「あいさつロード」の啓発物よりは、はるかに景観上、好ましくないと思われる看板が多く存在します。
こうした現状には手を付けることなく、あまり景観には関係ないような所に、真っ先に手を付ける感覚には首を傾げずにはいられないわけで。
だいたい「景観上好ましくないし、効果もない。だから認めない!」というなら選挙の啓発幟を山ほど出してるのこそ、真っ先にやめれば???と思ったりもするわけで。

本気でそこに取り組みたいなら、芦屋市のように景観条例を制定し、客観的な基準に基づいて広告物全体を規制するべきだと思うんですよね。
そこまでの覚悟なしに、規制しやすい市の掲出物だけを主観に基づいて規制するというのは、どうにも納得しかねる話なわけで。

と言うわけで、この話、少々追いかけてまいります。
なお明日からは所属する総務常任委員会の視察で関西を離れる関係上、少々、連絡等が取りづらくなることと思います。
その点、ご容赦下さいませ。
それでは本日のブログは、これにて失礼いたします。


きっと、西宮市議会発の意見書も役立ったはず!京都アニメーション放火殺人事件を受けて、ガソリン販売の規制が強化されます!!

2019-10-28 17:30:34 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

 以下、10/26付・東京新聞夕刊より引用

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京アニ放火 ガソリン販売 規制強化へ 携行缶、身元確認義務付け
 
総務省消防庁は二十六日、京都アニメーションの放火殺人事件を受け、ガソリン販売の規制を強化する方針を明らかにした。車への給油ではなく、携行缶などに入れて販売する場合は、購入者の身元や使用目的の確認を事業者に義務付ける。ガソリンを悪用した事件の再発防止が狙い。関係省令を改正し来年二月一日施行を目指す。
 
消防庁は七月、身元確認などの徹底を事業者に要請した。しかしガソリンスタンドの従業員が購入者に身分証の提示を求めても拒否されるケースがあり、事業者側が「確認は義務であることを法令で明確にしてほしい」と求めていた。
 
消防庁によると、購入者の氏名や日時、販売量の記録も義務化する。違反した場合の罰則を設けるが、刑事罰を科すほど悪質なケースが発生する可能性は低いとみており、事業者の対応に問題があれば行政指導などで是正する方針だ。
 
現場での混乱やトラブルを回避するため、販売ルールの柔軟な運用を許容する。身元が明らかな常連客らに売る場合は、身分証の提示などを省略しても問題視しないという。
 
消防庁は販売規制の強化により、不適切な用途でガソリンを購入しにくくなるとみている。身分や使用目的の確認を拒むなど不審な客が来た際に、従業員が警察に通報する効果も期待している。
 
<京都アニメーション放火殺人事件> 
7月18日午前10時半ごろ、アニメ制作会社「京都アニメーション」の第1スタジオ(京都市伏見区)から出火し、社員36人が死亡した。さいたま市見沼区の青葉真司容疑者が、ガソリンをまいて放火した疑いが持たれている。事件直前、ガソリンスタンドで約40リットルを携行缶で購入していたことが分かっている。
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この件、なんとかしたいという思いから西宮市議会として意見書を提出し、賛成多数で可決。
この結果を受けて、国に意見書を提出し、ニュース等でも取り上げられました。
意見書で求めていた内容が、ほぼ反映された内容での決定であり、重要に受け止めています。
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【ご参照】
あまりにも悲惨な京都アニメーションの事件。同様の事件の再発を防ぐべく、意見書を提出しました。@2019年9月のブログ


今後とも、様々な角度から市民生活の安全性向上に努めてまいります。
それでは簡単ながら、本日のブログは、これにて失礼いたします。


「甲子園歴史館」の一部が、市有地に移転・拡張されます。というわけで、その詳細について報告をば。

2019-10-24 08:08:18 | にぎわいと活気のあるまちを創造するために

また雨か…
というわけで本日予定していた甲東園駅での駅立ちは延期しました。
明日の香櫨園駅での予定も、現時点での予報を見る限り、甚だびみょーな感じですね。
しかし、ここまで天気に嫌われるのも珍しい。。。

さて本題。
先般、市営住宅があった甲子園球場南側・市有地の阪神電鉄(株)への貸付が決定したという報告を受けました。

場所はこちらの赤線囲み内。
上が甲子園球場で、右がららぽーとですね。

 ↓


新施設および周辺のイメージはこちら。
 ↓


施設としては、
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●甲子園球場内にあった「甲子園歴史館」の一部を移設・拡張
●その他の機能も充実
●お隣の商業施設との連結も模索
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といった感じですね。

ちなみに貸付契約は所有権の移転を伴わず、期間が終わったら土地を返却する「事業用定期借地権設定契約(=いわゆる定借)」。
借地権の存続期間は30年(ただし延長可能)で貸付金額は270万円/月となっています。
貸付金額は
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●不動産鑑定で示された月額267万円
●市保有財産を貸し付ける場合の規則である「公有財産規則」に基づく月額207万円
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のいずれをも上回ることから、妥当な条件だと受け止めています。
今後、今月中に本協定を締結し、令和3年春のオープンを目指して事業が進められる予定とのこと。
まちの賑わいに寄与する施設となってくれることを願っています。

と簡単ながら、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


大切なのはあげられた意見を真摯に受け止め、組織として誠実に対応すること。これからの展開に期待しています!

2019-10-21 17:13:21 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

金曜日の駅立ちに続き、土曜日に予定していたインターン卒業生たちとのポスティング大会も天候不良のため中止。
結果としてできないこともなさそうな天気だったので、悔やまれるな…
えっちらおっちら、ちょっとずつ進めていきますか。。。

さて本題、先週金曜日で、市職員と市立校教員を対象に、市が行ったアンケートの回答期限が締め切られました。
以下、10/17付・読売新聞記事より引用。
 ↓
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西宮市職員、教員 倫理問う
不祥事相次ぎ5800人にアンケ

 西宮市は、昨年10月からの1年で、官製談合や盗撮などを巡って市職員や市立校教員が逮捕されるなどの不祥事が相次いだことを受け、全職員と市立小中学校の教員計5800人を対象に、倫理意識の有無などを問う緊急アンケートを実施している。職員の倫理意識向上を図る参考資料として活用するという。
 市によると、対象は市長部局と上下水道局、消防局、市立中央病院、教育委員会の正職員計約3800人と、小中学校の教員計約2000人。アンケートでは「時間外でも公務員としての倫理を意識しているか」「公務員としての倫理が足りないと思える職員はいるか」など5問を設定。事態の受け止めや考えられる原因、改善策などについて自由に記述できる欄も設けている。
 アンケートは今月1日に配布し、締切は18日。市人事部は「単に研修会を開くだけでは、心に残ることは少ない。常に公務員の自覚を持てるような方策を考えたい」としている。
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なお、アンケートの内容は以下の通りです。
 ↓




個人的に、最も重要なのは一番最後の自由記述欄だと考えています。
どれだけの意見が出てくるかは分かりませんが、あげられた意見を真摯に受け止め、誠実に対応していくこと。
内容をきちんとオープンにすること。
この話に限らず、そうした取組みを積み重ねていくことによってこそ、多くの職員の前向きな気持ちを引き出し、風通しの良い組織を実現できるはず。
私は、そう考えています。

アンケートの実施・自由記入欄の設定は私が求めていた内容でもあり、今後の展開と対応をしっかり見守ってまいります。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。


瓦木中学校の建替&一部改修工事が前に進みつつあります。というわけで情報提供など。

2019-10-18 06:45:47 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

本日の駅立ちは天候不良のため中止。
天気ばかりはどうしようもありませんね…

というわけでポッカリ空いた時間を利用して、ブログ更新。
先日の雄姿もアップしておきます。
この日は天気も良かったな。。。
 ↓


さて本題、今日は市政報告にも掲載した瓦木中学校の建替えについて。
市は、市立瓦木中学校において

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●昭和30年代に建築された校舎の著しい老朽化
●仮設校舎6教室が設置される等、深刻化する教室不足
●建築様式が古いことによるバリアフリー対応の遅れ
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等の問題に対応するため、一部校舎の建替を含めた、学校全体の大規模改修事業を計画しています。

本年9月に近隣住民を対象とした説明会が開催されており、今後は

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●2021年度~2024年度
 ⇒夏休み・冬休み等の長期休業期間を利用して、第一棟・第四棟・管理棟の大規模修繕工事を実施
●2022年度~2025年度
 ⇒仮設校舎を運動場に建設して、第二棟・第三棟の建替工事を実施
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というスケジュールで進められる予定となっています。
なお第二棟・第三棟は建替後、鉄筋コンクリート造4階建て(一部3階)に集約される予定です。
(計画内容は2019年9月現在のものであり、変更されることもあります。)
 ↓


スケジュールを見た限り、「体育の授業や部活に大きな影響が出てくるのは2022年度(=3年後)以降!」という感じですね。
となると「より詳細な説明が必要なのは現在の在校生よりも、むしろ将来、瓦木中学校に通う子供たち!」という感じになる面もが強いように思います。
これ瓦木中学校に通う子供たちはもちろん、保護者の皆様・今後お子様が通う予定の保護者の皆様、近隣にお住いの方々にも大きく関係してくる内容ですよね、きっと。

というわけで今後も適宜、情報の収集と発信に努めてまいります。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


9月議会が終わりました。というわけで恒例の駅立ち、開始します!

2019-10-15 16:51:26 | 主張・広報と活動のお知らせ

台風一過!というには、あまりにも深い傷跡…
甚大な被害を見るにつけ、自分には何ができるのか...と途方に暮れる思いになります。
色々な思いはありますが、まずは自分に出来ること、自分がお預かりしている職責を果たしていくことしかないですよね。。。

というわけで恒例の駅立ちを始めます。
現時点での日程は以下の通り。
 ↓
10/17(木) 阪急・西宮北口×北東アクタ連絡通路
10/18(金) 阪急・西宮北口×北西・三角広場前
10/21(月) 阪神・香櫨園×改札前北側
10/23(水) 阪神・西宮×えべっさん口南側
10/24(木) 阪急・甲東園×東側・階段下
10/25(金) 阪神・香櫨園×改札外南側
10/28(月) 阪急・門戸厄神駅×東側改札外

なお、お配りするのは9月議会報告の市政報告59号。
内容は以下の通りです。

【市政報告59号×表面】


【市政報告59号×裏面】


なお同じもの(の、もう少し解像度が高いもの)をHPからご覧いただけます。
 ↓
しぶや祐介HP×市政報告

さすがに、クールビズでは肌寒い感じになってきましたね。
しっかり頑張ってまいりますので、お見かけの節にはよろしくお願いします。
それでは本日のブログは、これにて失礼いたします。


本市職員から、逮捕者まで出た入札情報漏洩事件。事件の再発を防ぐため、継続した取組みが必要です!

2019-10-10 18:01:21 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

●来年度、東京オリンピック・パラリンピックが開催される
●これに伴って、プロ野球の日程が例年より2週間ほど遅れる
●これを受けて来年度、小連体は実施するが、中連体は中止とすることに決めた...
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ことが本日、市から発表されました。
詳細はこちら。
  ↓

なんとも悩ましい話ですが、事情が事情であり仕方ないんやろなあ...と。
「成人式を西宮で開催できるようになった!」という話があった後だけに、なかなかうまいことばかり!というわけにはいかないもんだとしみじみ。。。
 ↓
【ご参考】
小連体・中連体に続く第3弾。来年から西宮市の成人式は甲子園球場で行われます!@2019年7月のブログ

さて本題。
先日終了した9月議会において最も注目された案件の一つが、ついに示された公共工事における不正行為の再発防止対策でした。

というわけで以下、その内容について。

事の発端は、本年1月から2月にかけて本市に勤務する30代男性職員2名が、市発注工事の積算価格を事業者に漏洩した容疑で逮捕されたことでした。
その後、官製談合防止法違反で、両職員の有罪が確定。
市は両職員を懲戒免職としました。
こうした一連の流れを受けて、市は、公共工事にかかる不正行為の再発防止に向けた対策をまとめるべく対策委員会を設置。
同委員会で協議を進めてきた結果を踏まえ、今後の対応策が示されたというわけです。

市が、報告書(案)で示した再発防止策は多岐に渡りますが、とりわけ重要な内容は二つだと考えています。
上にも記した通り、そもそも今回の事件は、公共工事を発注する立場にあり、積算価格(=設計価格)を知っている職員がその情報を工事業者に漏洩したことから始まっています。
積算価格が分かれば、最低制限価格(=これより下の価格で入札に応募した場合、失格となる価格)が、かなりの精度で分かります。
ですから、積算価格を知っている事業者は圧倒的に有利な条件で入札に参加できることになるんですよね。
逆に言うと、同様の不祥事再発を防止するためには、積算価格を工事業者に知られないようにしなければなりません。


そうした観点から、市が示した再発防止策のうち、とりわけ重要なものは二つだと私は考えています。
具体的には
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●1人の職員が一つの工事の「設計・発注金額の積算・現場管理」のすべてを行っていたが、「設計・現場管理」と「積算」に担当職員を分離
 ⇒現場管理の過程で職員が工事業者と親しくなっても、現場管理を担当する職員は積算金額を知らないため、情報漏洩が起こりにくくなる

複数の工事業者が提示した入札価格の平均価格によって最低制限価格を算出する「変動型最低制限価格」を導入
 ⇒入札の結果によって最低制限価格が決まるため、情報漏洩が起こりにくくなる
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の二つ。
また、これ以外にも、
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●特定の積算担当者の工事に対し、同じ事業者が最低制限価格に近い金額で繰り返し落札していた場合、その状況を直ちに把握できるシステムを改修
●違法行為発覚時の指名停止期間を「市職員への贈賄」は12カ月から24カ月へ、「市発注工事における競売入札妨害又は談合」は18カ月から24カ月へ延長
●情報管理の徹底・研修の強化
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等の対応が示されました。

私は今回、示された対応策は一定納得できる内容のものだと受け止めています。
また私が指摘した内容も複数、反映されています。
 ↓
【ご参照】
西宮市で発生した、入札に関する情報漏洩事件。なぜ、このような問題が発生したのかというと...@2019年1月のブログ

一方で入札に関する不正行為は全国的に耐えることなく発生しており、あらゆる方向からの対策が必要であることを痛感しています。
こと入札に関しては「これさえやってれば大丈夫!」等ということは、絶対にないんですよね...
今回の事態を重く受け止め、再発防止に向けて継続的な取組が行われるよう強く求め続けていかなければならないこと、改めて肝に銘じています。

というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


2週間以上も、ごみ処理施設がストップするのは明らかな異常事態でしょ?そのごみを受け入れるのって、そんなに軽い話ではないと思うのですが...

2019-10-08 17:27:39 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

本日のメインイベントは市に対する予算要望提出と、それと併せての意見交換。
来年度の予算編成に向けて、会派としての意見・要望をまとめた予算要望の作成は、会派として最も力を入れている仕事の一つです。
この内容が一つでも多く来年度予算に反映され、市政の向上に寄与することを強く願っています!
 ↓


さて本題。

芦屋市のごみ処理施設の排出ガスから法定基準量を上回る水銀が検出され、運転が中止されたのは既報の通り。
なお8月27日(火)から運転停止していた芦屋市のごみ処理施設は、9月13日から運転を再開しました。
 ↓
芦屋市はゴミ収集を続けられるのか?これって、きわめて危機的な状況なのでは??@2019年9月のブログ

で、ごみ処理施設の運転を停止していた間、当然、芦屋市では処理できなかった大量のごみがたまりました。
そして施設の運転再開後も、ごみ処理施設にはゴミがうずたかく積もった状態が続いているそうなんですよね。

というのも、もともと芦屋市で排出される、燃やすごみの量は概ね90トン/日。
ごみ処理施設の処理能力は115トン/日なのでフル稼働させればごみの量は徐々に減るところですが、現在は水銀除去のため焼却温度を下げて運転しており、1日80トンしか処理できないのだそうな。
これだとゴミは減るどころか増える一方...ということになりますよね。
こうした状況を受けて、この度、西宮市が芦屋市の燃えるごみを10/10~10/31の間、一部、受け入れることにしたとの報告が、本日の民生常任委員会で行われました。
具体的には
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●芦屋市から西宮市に対して、芦屋市で排出される可燃ごみのうち「植木ごみ」1日平均約10トンの受入要請があった
●これを受けて、市は受け入れを決定→本日、民生常任委員会で報告があった
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という内容でした。
う~ん、ずいぶん急な話やなあ...

「植木ごみ」は、その名の通り、植栽を選定した時等に発生するごみだけを回収したものであり、水銀が混入することは、ほぼあり得ないと思われます。
そういう点も含め、隣の市が困っている時に協力すること自体はやぶさかではないんやろうな...と思います。

一方で、今回の話を軽く考えてもらっては困るとも思っています。
そもそも「ごみ処理施設の排出ガスから法定基準値を大幅に上回る水銀が検出される!」というのは異常事態です。
ましてや、そのために2週間以上に亘ってゴミ処理施設がストップし、結局、その原因究明さえできないというのは、ちょっと考えられない話です。
そもそも水銀は蛍光灯や体温計にも含まれているものであり、「燃やすごみに水銀を含むごみが混入」することは十分想定できます。
にも拘らず、芦屋市では今回の事象について「このたびの焼却炉停止の原因は、燃やすごみに水銀を含むごみが混入したと推測されます(←芦屋市HPより引用)」としている所に、強い違和感があるんですよね。
ほんまに原因はそこなのか?という点自体、強い疑問がありますし、だったら今後も大丈夫なのか??とも思います。
最悪の場合、市民や、ごみ処理場で働く市職員の健康に悪影響を及ぼすことさえ考えられるような話であり、「受け入れることを決めてから、議会に軽く報告して実施!」というような軽い話ではないと思えて、仕方がないのですが...

そして私個人としては、この話が今後のごみ処理広域化に対して与える影響も、甚だ気になるところです。
ごみ処理に関わる話全般について、しっかり追いかけていかなければなりませんね。

というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


商工会議所が「新商工会館」建設計画を示しました。でも、この話、おかしな点が多すぎるんですよね...

2019-10-03 14:03:08 | 市政全般に関連すること

関西電力と高浜町・元助役をめぐる一連の騒動、いわゆる「原発マネー」の闇の深さを垣間見る思いがしてなりません。
この件について思うことは色々ありますが、私的な思いはおきまして。
自分の職責上、「やっぱり取り組んで良かった...」と思うのが、昨年6月、私が所属する「会派・ぜんしん」が、いわゆる口利き防止条例を提出し、賛成多数で可決・成立したこと。
これによって、西宮市では同様の事態は起こりにくくなったと自負しています。
 ↓
【ご参照】
職員に対する不正・不当な要求=口利き。これを防止するための条例案を今議会に提出します!@2018年6月のブログ

一方で、この条例はあくまで市役所外部の人間が対象であり、内部もしくは元・内部の人間は対象としていません。
そのため、私の感覚から見ると適切とは言いかねる事例も、まだまだあるように聞いています。
この話については色々思うところもあり、また、ご報告できる機会もあろうかと思います。
なにはともあれ、改めて、他山の石とせねばなりませんね。

さて本題。
今日は9月議会の最終日なので、それに相応しい話を書こうと思っていたのですよ。
が、甚だ???な話が飛び込んできたので、そちらの話など。

西宮商工会議所が発行する会報が昨日、うちの事務所に届きました。
で、その表紙にはデカデカと『「新西宮商工会館」令和4年の完成に向け、スタート!!』と書いてあり、『新商工会館完成予想図』のパースも記載されていました。
 ↓


でも、この話、色々と疑問に思うことが多すぎるんですよね。
ざっと思いつくままに述べても、
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●現在の商工会館の建物は、その多くが市の財産。
 また建替計画も、市の補助を得ることを前提とした計画となっている。
 →本来、市としての考えを示し、議会へも報告した後、計画を発表するべきでは???
●現在、商工会館が立地している土地は市が所有している土地。
 →本庁周辺施設の再整備が検討されているにもかかわらず、商工会館だけは別立てでいいのか?
   また現在、商工会館には土地を無償貸与しているが、ここに対する整理が必要ではないか?
●既存建物の撤去・新会館の建築に多額の費用がかかることが想定される
 →市が負担する費用について、どう考えているのか?
●公共的な側面が強い建物だが、アスベスト対策は大丈夫なのか?
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等々、それはもう色々と。
繰り返しになりますが、このように多くの疑問があるにもかかわらず、市としての考えを示すこともなく、議会に対する報告もなしに、突然、商工会議所側の考えだけが示されるのは、明らかに不適切です。
市側の人間も、計画を検討した委員会に入っていたにも拘らずの、この展開。
何らかの意図があってのものに思えてならないんですよね。

商工会議所が西宮市の産業政策の重要な一部を担っているのは事実ですし、建替自体に猛烈に反対しているわけではありません。
でも適切な手順を踏んでいないことや、市の負担が見えないまま、こうした内容が発表されることには強い違和感を持っています。
というわけで、この話、しっかり追いかけていきます。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。