西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

それって補助金を不正に受け取った人がいたという話ではないんやろうか???@防犯灯の話

2015-10-26 16:51:40 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

今朝の駅立ちは寒かった~。
てなことを言いながら、駅立ち中に差し入れを頂いたり、元インターン生と6~7年振りで再会したりでテンションUP。
駅立ちも、これで残るは二箇所のみやし、土曜日のポスティング大会も順調に進んだしで絶好調!
定例の広報活動、引き続き、頑張ります!!

さて本題、今日は以前からチョコチョコ取り上げている防犯灯の話について。
ちなみに、防犯灯の話とは何かというと、
----------------------
●西宮市の防犯灯は防犯協会が所有している
●これを前提に、防犯灯の電気料金や設置費用を市が防犯協会に助成している
●しかしながら、これは他市と異なる形である上、色々と問題もあったことから私は見直すべきと主張してきた
●で、ついに主張が通り、見直しが進めらています!
----------------------
という話です。
   ↑
【ご参考】
防犯灯の直営化について①×2015年1月のブログ
防犯灯の直営化について②×2015年1月のブログ

で現在、この見直しを進めるため、防犯灯の全灯調査が進められています。
先日、その途中資料として示されたのが↓こちら(クリックで拡大)↓。



    ↑
いやいや、帳簿上、存在しているはずの21,104灯中、335灯が存在しないって、どうゆうこと???

これ、大問題ですよ!!!

問題な点は色々ありますが、とりわけ問題なのは「補助金を不正に受給した人が存在する可能性がある!」という点です。
上にも書いた通り、市は防犯灯を設置した場合、防犯協会に補助金を支給してきました。
その金額は1灯あたり最大10万円(←【ご参考】西宮防犯協会補助金及び甲子園防犯協会補助金交付要綱)。
ところが「帳簿上は存在するが、現実には存在しない防犯灯がある!」ということは「実際には設置していないにも関わらず、書類上設置したことにしてその分の補助金を受け取っていた事例が存在する可能性がある」ということを意味するわけで。
私のゲスの勘ぐりであることを願うばかりではありますが。

ちなみに、この防犯灯、平成12年に全灯調査が行われており、その時点では現場と帳簿上の数字は合致していたと聞いています。

ということは、このずれは、それ以降に発生したものなはず。
原因がなんであれ、上のような疑いもある以上、こんな話をスルッと通すわけにはいきません!!!

というわけで上の疑惑を担当部署には伝えました。
担当部署からも「引き続き、調査していきます。。。」という発言を非公式ではありますが引っ張り出しています。

しかし前回の全灯調査後、こういうずれが生じてきていることを関知出来ていないというのも、情けない話やよなあ。。。
一体、なんのための全灯調査やったんやろか???


というわけで、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


市自身が保護樹木に指定した以上、大事にする義務があるわけで@第二庁舎の話。

2015-10-23 15:57:00 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

既報の、いわゆる任期ずれについてのテレビ、昨日、無事放映されました。
特集として大きく取り上げて頂いたことはもちろん、内容も分かりやすく、さまざまな意見・見方もご紹介頂いたことなど、ほんと感謝しきりです。
言い出しっぺとして、また進行を担う立場にある議会運営委員長として、話を前に進めていくことができるよう引き続き、頑張ってまいります!

さて本題、なんやかんやで飛ばしてしまっていた、第二庁舎の話の続きです。
ここまでの話は、
------------------
●防災関連機能を集約した第二庁舎機能を整備するという考え方自体は一定評価する

●一方で、気になるところもある
------------------
というものでした。

というわけで、今回の話は「気になるところ」について。

【ご参考】防災機能を集約した市役所×第二庁舎の整備計画。その概要はこんな感じです。

気になるところの一点目は、市が保有する施設の総床面積が、またもや増えてしまうというお話です。
第二庁舎の整備によって、本庁舎周辺の市保有施設の総床面積は現在の49,000㎡から約54,400㎡に増加します。
が、施設の総床面積が増えるということは、ほぼ、そのまま施設の維持・補修・修繕等にかかる費用が増大するということを意味するわけで。
でも、ここらへんの費用って、できるだけ削減していくべきだと思うんですよね。

実際、こうした考えの下、市は2012年10月に「今後20年間で施設の総床面積を10%以上削減する!」という計画を示してもいます。
けれども市は、こういう考え方を示して以降も、
------------------
●こども未来センターの開設
●今回の第二庁舎整備構想
●中央体育館の再整備計画(←これについては、まだ具体的な内容は示されていませんが)
------------------
など、施設保有面積の総量拡大につながる話を出してくるばかり。

一方で、施設保有量削減のための話って、ちっとも出てこないんですよね。
なので、ここらへんが、とても気になっているのです。

【ご参考】
公共施設マネジメントについて。①×2012年10月のブログ
公共施設マネジメントについて。②×2012年10月のブログ

で、もう一つは、「そもそも、この計画予定地に、こんなん建てられるんかいな???」という話。
ちなみに再掲になりますが、建設予定地は↓こちら↓。


で、よくよくご承知の方もいらっしゃることとも思いますが、実は計画予定地には、ものすごく立派なクスノキがたっておりまして。
↓ちなみに、こちらが検察跡地のクスノキ。↓


↓で、こちらが教育委員会×北西角のクスノキ。↓


ね、どっちも立派でしょ?

このクスノキ、両方とも西宮市の「保護樹木」に指定されています。

ちなみに「保護樹木」とは、「自然環境を守る条例」に基づき、西宮市自身が「市街地又はその周辺に所在する樹木で、美観風致を維持するため保全することが必要な樹木を指定対象として」指定するものです。
当然、この木、西宮市には大切にしなければならない義務があるわけで。

でも、これだけの巨木になると、根もずいぶん広い範囲まで広がっているはず。
それに検察跡地の方なんかは、敷地のかなり大きな部分を占めているのはもちろん、建物を建てるとなると、かなり影響が出そうな場所に位置しているんですよね。
これで、ホンマに計画通りの建物なんか建てられるんかいな???と。

てなあたりが、今の段階で気になっているところなんです。
もちろん今の段階では、これだけで、どうこう言うような話でもないわけですが。
なので、ここらへんの内容も気にしつつ、今後の話を見守っていこうと思います。


といったわけで、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


木曜日にちょびっとだけテレビに出ることになりそうです。てなわけで、それも含めて広報など。

2015-10-19 16:56:00 | 主張・広報と活動のお知らせ

9月議会終了後、えっちらおっちら作成していた最新・市政報告×43号が本日納品されました。
ちなみに、その内容は↓こちら↓。
-----------------------------
●市政報告43号×表:http://y-shibuya.sakura.ne.jp/report/43a.pdf
●市政報告43号×裏:http://y-shibuya.sakura.ne.jp/report/43b.pdf
-----------------------------

というわけで、この最新市政報告を引っ提げての毎度恒例の駅立ちを以下の日程で実施予定です。
-----------------------------
●10/21(水) 阪神・西宮×えべっさん口
●10/22(木) 阪神・香櫨園×改札前
●10/23(金) 阪急・西宮北口×北東・アクタ連絡通路
●10/26(月) 阪急・甲東園×東側階段下
●10/27(火) 阪急・西宮北口×北西・エスカレーター下
●11/4(水)  阪急・門戸厄神×改札外
-----------------------------
沢山の方の力を頂いて、こういう地道な活動を続けることができていること、ほんとにうれしく思います。
お見かけの節は、よろしくお願いします!

で、それとは別にプチ広報。
多分、ほんのチョビッとだと思うのですが、木曜日にテレビに出ることになりそうです。
番組は↓こちら↓。

う~ん、見事に写りこんでますね、私。。。
で、取り上げられるネタは↓こちら↓です。
うわー、ムチャクチャ話が進めにくくなってもうた@いわゆる任期ずれの話+もろもろ。
どんなテイストになるものやら、ちょっと楽しみ。

ところで現市長の就任以来、市長のマスコミに対する姿勢が問題として取り上げられる機会が多くありまして。
                     ↓
【ご参考】施策など発表「会見よりHP」…西宮市長が方針@読売新聞

誰であれ、いろんな問題について(とりわけ自分が主体として報道される場合は)「自分の意図はこう!」「こう報道するべき!」という意見や考え方があることだろうと思います。
でも、あらゆる物事は、そもそも多面性を持ったものですし、皆が自分の意見・考え方とイコールなんてことはあり得ません。
あらゆる課題について、できるだけ多面的・複眼的な見方をすること。
異なる意見や考えを取り入れて、もともとの考えを一層昇華するべく努力すること。
私は、ここらへんは、とても大切なことだと思っています。
私企業のオーナー社長であればともかく、公金を預かって行政運営を担っている役所の長であるならば、なおのこと、そうあるべきだと思うのですよ。

そして、そうした観点から見たときに、報道の力が、とても大切であることは言うまでもありません。
また、それが存在するからこその緊張感が、きわめて重要なものであることも言うまでもありません。
もちろん「その中の真贋を見極める力が大切だ!」「その中にも、様々なレベルのものが存在し玉石混淆である!」というのは、別の議論として存在すると思いますが。

てな感じの小難しい話はさておいても。
今回の報道が、どういったテイストで行われるものやら、少々楽しみなのですよ、私。
それが、どういう方向性であれ、きっと自分の視界をより広め、より見識を深めることにつながると思っています。
そして、この問題が解決・改善に向かう一助となるはずと信じています。

他人のことはさておき、少なくとも自分については異なる意見も考え方も受け止め、咀嚼し、自分自身の糧とできる自分でありたい。
そう考えています。
というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


約束を守るのは当然のことでしょ?そこさえ共有できへんのはきついよなあ。。。

2015-10-15 01:26:33 | 市政全般に関連すること

先々週の金曜日に更新したブログ、実は一度アップした後に内容を一部修正しておりまして。
理由はアップ後、ほどなく市長から電話があり「掲載
した内容を削除してもらいたい!」という話があったから。

当初、先方の言い分は「とにかく削除してもらいたい!後の話は削除してから!!」とのことだったのですが、こちらとしては、そういうわけにはいきません。
なので、色々とホットな遣り取りがあった後、市長が
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
●一旦、ブログに掲載した内容を紙に印刷し、次回の政策調整会議(=市長・副市長も出席する局長級以上の会議)で、その紙を配布する
●その上で、出席した局長級に趣旨を説明する
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
と確約したので、ブログは削除したのですよ。
「今、確かに印刷した。間違いなく配る!」とまで言ったので、さすがに信用していいやろう、と。
が昨日の政策調整会議で、ブログを印刷したものが配られることはなかったようで。
いや、そこ、破りますかね。。。

で、その後の彼との遣り取りの中でも、ご自身が約束を破棄したことについては一切触れることもなく。
色々と考えてみたのですが、ここで私だけが譲ることに意味があるとは思えません。
というわけで以下、市長から削除要望があり、上の約束をした上で一旦、削除したブログの内容を掲載しておきます。

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ところで、この予算要望提出後、市長とお話しする機会があったので、その内容について少しばかり。
私、少し前にも市長とお話しする機会があり、その際に↓こんな感じの話をしたのですよ↓。
「議会で、色々な話が紛糾することが、ままある。
 そうした話については、批判的な立場の方が「こうするべきだ!」という主張をされることが多い。
 そんなとき、
 ●その主張には、どんな問題があるのか?
 ●主張通りにすると、どのような問題が起こるのか?
 といった点について、事前の議案説明の場等で市側の考えを私達に教えてもらえると、
 議会で、より有意義なやりとりができると思う。
 なので、そこらへんも考慮してほしい。」
という趣旨の話をしたのですよ。
ところが、どうも、その話が役所内で、
「『議会の場で、市側の主張とは異なる話が出てきた場合には、どんどん反論するべき!』
 と澁谷が市長に言った。
 それについては市長も賛成。
 よって、どんどん議会の場で反論するべき!と市長が言っている。」
的な形で伝わっているようなのですよ。
いや、そんなこと言ってないっちゅうねん。。。

議会の場で行政側が聞かれてもいないことを、どんどん言い出せば議論が紛糾するのは目に見えています。
だから私は、はっきりと「事前の議案説明の場等で」ということを言ったのですが。。。
この点、私の言った趣旨と異なる形で話が伝わっているのは、とても不本意ですし、こういうことで関係各所に迷惑をかけるつもりもありません。
よって、ここに記しておきます。
ちなみに、この旨、本日、市長にも伝えています。
----------------------

↑と、こんな内容です。↑

私は、市政が抱える色々な課題に対応するために必要な政策を検討するにあたって、より多くの知識を得たいと思っています。
それがあればこそ、よりよい政策提案もできますし、より多くの市民にとって好ましい形での行政運営もできると考えているので。
そして、そういう知識を得ることも含めて、事前の意見調整は、とても重要だと考えています。

私が議員としての活動を始めて以来、常に問題と感じてきたことの一つが「行政が提示する案は常に、既に、ほぼ決まった話として提示されてくること!」です。
これだと、提案されてきた内容を訂正したいと思っても「てにをは」くらいしか直せないことが多いんですよね、現実的には。
もちろんルール上は議案を否決することも修正することもできます。
でも、そのいずれにせよ議会で多数を取らなければ実行はできません。
時間的な制約も会派ごとの考えの違いもある中で、こういったことを実現するのは容易なことではありません。
だからこそ、
------------------------------------
●もっと早い段階で、様々な問題について、専門的な知識を持つ役所と、市民の代表として発言・議論する機能を持つ議会が情報の遣り取りをする
●その情報を基に、建設的な方向で話し合いをし、さまざまな問題に対する対応の方針や手法を検討する
●その内容を踏まえて施策の具体的な内容を向上し、それを議会に提案し、採決を取る
------------------------------------
という手順を踏むことができれば、それこそが好ましいと思っています。
そして、そう考えているからこそ、上に述べた内容を市長には提案しました。

ですので。
私が言っている内容は上に述べた通りであって、特定の政党・会派を槍玉に挙げるような話ではありません。

また再三ブログに記述しているとおり、私共は、市民の代表として行政と対峙する二元代表制の一翼を担うものであり、市長の味方とか敵とか、そういう特定の立場にはありません。
賛成すべきには賛成しますが、おかしいことにはおかしいと声を上げますし、闘うべきであれば闘います。
繰り返しになりますが、それこそが市長自身が仰るとおり、二元代表制の一翼を担うものとしての責務だと思っているので。

今回のブログは、むしろ市の職員さんにこそ見てもらいたいと思っています。
私の発言の本来の趣旨を、市役所内部で働く多くの方に知って頂かねば困りますので。
大切なのは、そこだと思ったからこそ、市長とアツくやりあい、その結果として、上に記述した約束も得ました。
にも拘らず、その約束さえ守ってもらえなかったこと、返す返すも残念に思います。

というわけで今日のブログは、これまでで。
それでは失礼いたします。


防災機能を集約した市役所×第二庁舎の整備計画。その概要はこんな感じです。

2015-10-13 13:02:09 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

毎年10月頭の三連休は中日のお祭りを中心に、その準備と後片付けはもちろん、最終日の地域の運動会やら初日の敬老の集いやらで、もうてんやわんや。
声はかれまくりやし、肩・腰・腹筋にふくらはぎと身体中もれなく痛いし、にも関わらずの、この心地よさ。
やっぱり祭りは見るよりやるもんですね(↓クリックで拡大、一番前で張り切ってます↓)。


さて本題、またまた9月議会に上がってきたお話の報告など。
9月議会に上がってきた話は色々あったのですが、その中の大ネタの一つが、第二庁舎を建設する!という話でして。

その大まかな内容はといいますと、
------------------------

●教育委員会庁舎と隣接する西宮区検察庁跡地を取得し、両方の敷地を合体して、そこに第二庁舎を整備する
 (↓場所のイメージは、こんな感じ。↓)


●第二庁舎には自然災害や大規模事故等、危機事案発生時に中心的役割を果たすために必要な機能を配置する
 ⇒配置される場所は、危機管理センター・消防本部・上下水道局・都市局・土木局等、災害時に重要な役割を果たす部署が中心。
  ↓具体的なイメージは、こんな感じ。↓


●教育委員会関連部署は本庁舎に移転集約、移転後の消防本部跡地は民間に賃貸で貸出等、点在する庁舎機能を段階的・効率的に集約し、再配置する
------------------------

というものです。
ちなみに、これにかかる整備費用は96.3億円、2021年度開設を予定しているとのことです。

で、この計画ですが。
今回示された内容は、以前の計画である「同敷地に、教委庁舎と合築して総合防災センターを建設する」とは
------------------------
●大規模災害発生時に迅速な対応が求められる機能が集約される
●本庁舎・周辺公共施設の機能集約・適正配置・老朽化対策に寄与する
------------------------
といった点が異なっています。
防災機能が強化されるという点も含め、一定評価出来る内容だとは思っているのですよ。

【ご参考】
活動日記×防災センターについて②×2013年4月のブログ

とは言うものの、諸手を挙げて賛成というわけでもないのです、この話。
少しばかり気になる話もありますし。
というわけで次回は、それについての話など。

・・・しかし、こんだけカラフルな記事も珍しいですね、私の普段の内容からすると。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。


毎年、同じ書類を出し直さないといけない理由なんかないでしょ???というお話。

2015-10-08 11:33:06 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

↓秋の夜長は読書三昧(クリックで拡大)。↓

仕事に関連した本も小説もいいけど、こういう畑違いの本もいいなあ、やっぱり。

勉強になった内容も興味深かった内容も多々あるのですが。
個人的に興味深かったのが「進化しすぎた脳」にあった

-------------------------------
●科学が重んじるのは客観性と再現性
●脳科学の分野では対象となる脳自体が刻々と変化しているので、完全な再現性は存在しない
●研究対象である脳の客観性を判断するのもまた脳であり、そこを考えると脳科学という分野に厳密な客観性が存在するのか自体が不明
●こうした考え方を深めていくと、世の中の神羅万象あらゆるもののうち、科学が対象にできる範囲は限定されざるを得ない

-------------------------------
という趣旨の記述でして(←あくまで私的な解釈です)。
にしても甚だ科学的な分野で最先端の研究をされている方が、こういう、いわば哲学的な考えに行きつくってのが実に興味深いな、と。

てな話はさておき、本日のお題など。
今日の話題も前回に引き続き、頂いたご意見を基にした話です。

子供が学校に進学した際、提出しなければならない書類は数多くありますが、その中の一つに「家庭調査票」があります。
ちなみに西宮市の
--------------
●家庭調査票への記載内容
●各学校での運用
●その他、これに類する調書
--------------
など、詳しい内容は↓こちら(クリックで拡大)↓。


で、この過程調査票、教育委員会の公式書類ではなく、各学校で独自に作成・使用しているものだそうでして。
なので学校によって、書類の様式も運用も異なるということなのです。
で、引っかかるのが上のリンク先でも軽く触れられている通り、学校によって書類の取り扱いが違うというところ。
ざっくり言いますと、
-------------------------------
①一年ごとに保護者が作成して提出
 →年度終了時に学校が廃棄
②二年ごとに保護者が作成して提出
 →二年目の年度終了時に学校が廃棄
③入学時に保護者が作成して提出
 →年度終了時に各家庭に一旦返却
 →追加・修正があれば保護者が加筆・修正、なければそのまま新年度に提出
 →以降毎年、この繰り返し
 →卒業時に学校が廃棄
-------------------------------
の3パターンにわかれるようでして。
でも毎年、同じ内容の紙を書き直して出すのって、保護者の側から見ると手間ですよね。
③であれば追加・修正がなければ、入学時に一度提出すれば、それで終わりですし。
また学校側の手間という面から考えても、①②③どの方法でも、それほど変わらないように思います。

というわけで各学校の運用を③に統一するべきではないか?ということを鋭意、教育委員会側と協議中です。
で、どうやら話が前に進みそうな感触あり。
よい感じですね。

こんな感じで、頂いたお声・ご意見にはできる範囲で、きちんと対応させていただいています。
もちろん、できること・できないことありますので、そこはご容赦頂ければ、ですが。
というわけで、何かありますれば、ご遠慮なくお声掛けくださいませ。
誠心誠意対応させていただきます!
それでは今日のブログは、この辺で失礼いたします。


【プチ快挙!】小学校×音楽会の写真・ビデオ撮影問題が大きく前進しています!

2015-10-06 09:36:05 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

少し前の庁内ニュースに「メダカの里親募集!」という記事が載っておりまして。
趣味・メダカの飼育な私としては、こら、名乗りを上げんわけにはいかんやろ、と。
というわけで久しぶりのNEWカマー5匹が昨日、我が家にやってきました。

ああ、また愛でる時間が長くなってしまいそうな。。。


と、そんな話はさておき、今日は標題の件についてなど。
私、今年3月の議会で、
--------------------------------
●市内の小学校のうち、3校のみが音楽会について
 ⇒写真・ビデオ撮影の両方を禁止している
 ⇒外部事業者に対する写真・ビデオ撮影の委託も行っていない
●そのため、これらの学校では保護者が子供たちの頑張っている姿を記録に残したいと思っても、そうするすべがない
●また他の都合・体調不良等で当日、保護者が音楽会に行けなかった場合、子供達が頑張っている姿を目にする機会がない
--------------------------------
ことを指摘し、改善を求めました。
で、その結果、教育委員会は学校側との協議を進め、現状の改善に努めることを約束しました。
ここら辺については、市政報告41号の左側など、ご覧いただければ、と。

↑【ご参考】
しぶやの市政報告41号×裏面@2015年3月発行

で、この度の決算特別委員会で、その後の経過について確認したのですよ。
すると、
--------------------
●浜脇小学校は次回からビデオ撮影を外部事業者に委託することが決定

●山口小学校は今年度実施の音楽会終了後、保護者アンケートを実施し、今後の対応を検討する
●甲子園浜小は音楽会当日と別日程で公開撮影会を実施すると共に、業者による写真撮影を実施する
--------------------
てな形で、対応がぐっと前に進んでいることが明らかになりまして。
こら、ええ感じやわ。

常々ブログ等では書いていますが。
この手のお話って、当事者の方からご意見お寄せ頂くことがない限り、私共としては問題が存在すること自体、知るよしもないわけで。
で、こういうお話について、ご意見等をお寄せ頂いた結果、
--------------------
●私は私で現状を調べ、当局と協議し
●当局方は当局方で、その内容を踏まえて学校と協議を進めていただき
●学校側は学校側で真摯に対応を進めて頂き
--------------------
その結果として、こういう風に前に進んでいくというのは、ほんと良いことやよな、と思うのですよ。

というわけで皆様、「これってどうなん???」と思うことなどあれば、お気軽にお申し付け下さいませ。
出来ること、出来ないことありますが、必要と思えば可能な範囲で対応させて頂きます!
というわけで今日のブログは、このへんにて失礼いたします。


役所は予算で動くもの。というわけで「予算要望」、議会的にはとても大切なのです。

2015-10-02 17:24:10 | 市政全般に関連すること

本日にて9月議会、終了。
というわけで(?)議会終了後の昼一番で市長に↓会派としての予算要望↓を提出してきました。

税金であったり保険料であったり、名称は異なるものの役所が行う事業のもともとの原資は、全て皆様からお預かりしたお金です。
だからこそ役所は恣意的にお金を使うわけにはいきません。

そこで、市が事業を実施するにあたっては

-------------------------------------------
●翌年度に実施する予定の事業を予算という形でまとめる
   ↓
●予算の内容を市民の代表で構成する議会が審議する
   ↓
●その結果、可決されて初めて事業実施が可能になる
-------------------------------------------
という手順を踏むことになります。
逆に言うと「予算に載っている事業は実施されるし、予算に載っていない事業は実施されない!」のが基本ということ。
そのくらい、予算というのは重いものなのです。
である以上、実現したい政策があれば、予算の作成段階で働きかけることが、きわめて重要なわけで。

で、働きかけ方には色々ありますが、その一つとして、私共の会派では毎年この時期に「予算要望」を作成し、行政に提出しています。
ちなみに内容は↓こんな感じ↓。
(以下、目次です。か~な~り長いので「いや、そこまでは・・・」な方は、飛ばしてください)
-------------------------------------------
1■ 効率的かつ適正で持続可能な行政運営を実現するために
1-1 行財政改善・適正化に関する政策提案
1-1-1 臨時財政対策債に頼らない予算編成
1-1-2 滞納金の整理
1-1-3 学校園の水道使用量適正化
1-2 人事・組織の適正化に関する政策提案
1-2-1 技能労務職の不採用方針の徹底と技能労務職の活用および市の方針の明示
1-2-2 給与システムの適正化
1-2-3 手当の適正化
1-2-4 業務・組織の見直しと職員の適正配置
1-3 外郭団体見直しの推進
1-4 民間活力の導入に関する政策提案
1-4-1 一般家庭廃棄物の収集業務
1-4-2 学校給食の調理業務
1-4-3 保育所の民間移管
1-5 全庁的な公共施設マネジメントの推進
1-6 参画と協働のまちづくりに関する政策提案
1-7 工事総合評価競争入札方式の廃止
1-8 公用車の保有台数適正化
1-9 市営住宅の会計管理適正化
1-10 西宮市立中央病院の診療材料費削減
1-11 水道事業のあり方の適正化
1-12 民間活用が可能なオープンデータへの積極的な取組
1-13 公民館、市民館及び共同利用施設の適正配置の慎重な検討
1-14 職員採用試験についての十分な情報公開

2■ 夢はぐくむ学びのまちを実現するために
2-1 公立幼稚園の適正配置推進
2-2 子育て支援に関する政策提案
2-2-1 保育所の待機児童解消
2-2-2 病児・病後児保育サービスの強化
2-2-3 留守家庭児童育成センター
2-2-4 保育所保育料の値下げ
2-3 公立学校教育の質向上のための取組
2-4  小松小学校の建替えを含む大規模改修
2-5  小学校の音楽会における写真・ビデオ撮影
2-6  放課後事業の抜本的な改革
2―7  「教育環境保全のための住宅開発抑制に関する指導要綱」の運用強化

3■ 豊かな自然と都市環境に調和した美しいまちを実現するために
3-1  都市整備に関する政策提案
3-1-1  都市計画道路 小曽根線の改修
3-1-2  鷲林寺地区のまちづくり支援と農業振興
3-2  北部地域活性化に関する政策提案
3-2-1 北部地域交通政策について
3-2-2  不法投棄の監視の強化
3-2-3 名塩小学校児童等の通学対策
3-2-4 武庫川支流の河川対策
3-3  武庫川河川敷公園の景観維持・保全 
3-4  都市景観形成建築物の指定
3-5  公園のごみ箱撤去への検証
3-6  都市計画道路浜甲子園線延長の廃止
3-7  道路の雑草対策の充実

4■ 安心して暮らせる安全なまちを実現するために
4-1  計画的な道路・橋梁の維持修繕の推進
4-2  危機管理体制と避難対策
4-3  市が関連する施設・設備の問題に対する対応の早期化・効率化
4-4  消防団車庫の整備の推進
4-5  市有地の利活用にあたっての周辺住民への配慮
4-6  子供を犯罪から守るために
4-7  武庫川の洪水対策
4-8  安全で安心な自転車走行の環境整備
4-8-1  新たな自転車道路整備の検証
4-8-2  自転車の交通安全指導の拡充とマナー啓発活動の推進

5■ 自然環境に対する意識の高いまちを実現するために
5-1  環境政策の抜本的見直し
5-1-1  新環境計画の見直し
5-1-2  西宮市地球温暖化対策実行計画等の見直し
5-1-3  ECOプランの見直し
5-1-4  環境学習事業の見直し
5-1-5  交通不便地区の解消と鉄道駅との交通接続機能の充実
5-1-6  次世代自動車の導入に関する市としての促進策
5-2 有害鳥獣の駆除
5-3 緑の保全
5-4 再生可能エネルギーの利用推進

6■ すべての人にやさしいまちを実現するために
6-1  市民の健康維持・増進と医療費抑制のための取組推進
6-2  社会福祉協議会の活性化
6-3  医療・保健に関する政策提案
6-3-1 病院機能について
6-3-2 健康促進事業の充実
6-3-3 西宮歯科総合福祉センターの補修並びに設備の充実
6-3-4 塩瀬地区の医療体制
6-4  適正な福祉の実現に関する政策提案
6-4-1 生活保護制度の運営改善
6-4-2 ケースワーカーの増強と組織の見直し
6-4-3 市営住宅施策の見直し
6-5  柔道整復師の施術にかかる療養費支給の適正化について

7■賑わいと活気のあるまちを創造するために
7-1  市民活動支援に関する政策提案
7-1-1  宮水学園事業の活性化
7-1-2  カレッジタウン西宮構想と大学交流センター
7-2  テニスコートの全面改修
7-3  商工政策に関する政策提案
7-3-1  市内企業・産業の育成
7-3-2  都市型観光事業の効果の検証
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マニアックにもほどがある内容で、すいません。。。

あ、ちなみに言うまでもないことですが。
予算要望が通ろうが何だろうが、賛成するべきには賛成しますし、反対するべきには反対します。
そこは当然、是々非々。
それこそが市長と議会という異なる主体が対峙しつつ、行政に関わる意思決定を行っていく二元代表制に求められていることだと私は思っています。
だから、ここはいくら強調してもし足りないくらいなのですよ。
この点についても、くれぐれも誤解のないよう、この場を借りて各方面にお知らせしておきます。

というわけで、今日のブログは、これまでで。
それでは失礼いたします。