新型コロナウイルス感染症の影響により、今年度の西宮市生涯学習大学「宮水学園」は中止。
それに伴い、さくらFM(78.7MHz)を活用した「宮水学園 ラジオ版教養講座」を9月から開講することになり、その第1回として、谷口博章氏によるピアノ演奏が放送されるそうな。
以下、西宮市の職員でありつつ、ピアニストとしての活動に取り組む谷口博章氏のプロフィールと、サンテレビで特集された際の動画です。
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岡山県津山市の出身で、5歳からピアノを始める。
関西学院大学卒業後、仕事の傍ら研鑽を続け、2017年の「ワシントン国際ピアノアーティストコンクール」優勝など国内外のコンクールで高い評価を受けたほか、2005年には、パリ・エコール・ノルマル音楽院のディプロム(卒業資格)を取得。
2011年4月、西宮市からの最初の派遣職員として東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県南三陸町に赴き、広報業務と町長秘書業務を担当。
派遣最終日には、心安らぐ時間になれば、との思いから避難所でミニコンサートを開催。
その後も国内外で音楽を通じた南三陸町支援活動を続け、被災地支援継続の必要性を伝える。
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【特集】脳梗塞から復帰 よみがえったピアニストの東北支援
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うーん、私のような門外漢でも、とんでもなくすごいことだけは分かるぞ...
ちなみに放送日は9/12(土)の13時から14時(9/15・22の20:30から、再放送もあり)。
ラジオがあれば78.7MHZで、なければ、さくらFMのHPからPC・スマホでの視聴方法をご確認いただけます。
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さくらFM 78.7MHZ
なお当日の演奏内容は、以下の通りです。
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谷口さん、精力的に活動を続けておられ、地域活動でもピアノ演奏を披露して頂くなど、お世話になっています。
そんなこともあり、今回ブログにて広報させていただきました。
私も、こんなときくらい、柄にもなく芸術に触れさせて頂こうと思います。
というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。
懐かしの「エヴァンゲリオン新劇場版」三部作が放映されているのを見つけてしまい、ついつい録画。
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ただ録画しといていうのもなんですが、これってNHKが放送するようなもんなんですかね...
民放でもやってるようなドラマとかアニメをNHKが放映してることについては、強く疑問に感じずにいられない。。。
こういうののために高い受信料を取るってのは、どうなんや...と。
てな話はさておき、本題へ。
今日は、前回ブログの続きですよ。
前回は「窓口にできるだけ行かなくてもいいようにすることこそが一番のサービスでしょ!?」という話をしました。
というわけで今日は、その続き「行かなきゃならない時でも、できるだけ効率よく手続きを済ませることができるのが重要でしょ!」というお話です。
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【ご参照】
一番のサービスは「窓口の感じがいい!」ではなくて、「わざわざ役所まで行かなくても必要な手続きが済ませられる!!」こと。そのための取組を推進するべきです!@前回のブログ
例えば、神戸市のHPでは区別に「くらしの手続きガイド」が設定されています。
これ、「ライフイベントごとにサイト上の質問に答えることで、必要な手続きの内容や窓口の場所・持参物が分かる!」というすぐれもの。
将来的には、「来庁前に自宅で申請書等を作成できる!」ことも目指しているそうで、こういうのができてくると、とっても便利だと思うんですよね。
てゆうか、そこまでいけば完全なオンライン申請が可能になるまで、あと一歩だと思いますし。
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【ご参照】
【神戸市東灘区公式】くらしの手続きガイド
現状の手続きの中で、
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●どこに行って、何をすればいいのかが分からん...
●次はあそこに行け、ほんで次はここに行け言われるけど、全体像が見えないのはかなわん...
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的な感想をお持ちの方や経験されたことのある方、多いと思うんですよね。
ですし、こういう形を進めることって、とても重要だと思っています。
市民サービスの向上という観点からは言うまでもなく。
そして、役所業務の簡略化・効率化という観点からも。
定額給付金支給の過程も含め、コロナの影響下で、様々な課題が明らかになりました。
そうした影響もあり、「行政サービスのオンライン化を進めるべき!」という機運は以前とは比較にならないくらい強くなっていると感じています。
この機を逃すことなく、そこにつながる先駆的な取組を進めることができるよう、行政に指摘と提案を行ってまいります!
というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。
早いもので、今週金曜日から9月議会スタート。
というわけで本日12時から9月議会×一般質問の順序抽選が行われました。
この順番で実施されます。
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議長在任中は一般質問が出来ない...ってのが、しみじみイタイですが、そこは仕方ないですよね。
また私自身の興味と関心も踏まえて、ご報告などさせて頂きます。
さて本題。
新型コロナ感染症による影響は多岐に渡りますが、役所の仕事に関するところだと「もっとオンラインでの対応を進めるべき!」という声が強まったことは、その一つかと。
ただ、だからと言って「オンライン申請を進めるべき!」と言ってるだけでは、話が前に進みそうもないんですよね。
なぜなら法律上、「行政手続きは、市民が役所を訪れて、対面で本人確認することを前提としたものとなっている面が強い...」という現状があるから。
例えば、転入・転出・転居の届は、国の法律で対面確認することが義務付けられているため、現状、役所に出向かないかぎり手続きを進めることは出来ません。
とは言うものの、個別の自治体で見ると、コロナ前から先駆的な取組を進めている自治体も存在します。
例えば、福岡市では積極的に行政手続きのハンコレス化・オンライン化を進めています。
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【ご参照】
市役所の手続きをもっと便利に!スマート行政を推進中!@2019/10/30付・福岡市長×記者会見
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実際、個別の書類を見ていくと、
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●西宮市では、印鑑が必要!
●福岡市では、自署であれば不要!
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と運用が異なる書類が多く存在しています。
こういうのを見るにつけても、やっぱり出来ることはあるんやろな...と。
役所に行ってはみたものの、「印鑑が必要!」「捺印場所が違う!!」「印鑑が違う!!!」てなことで困った経験がある方、少なからずいらっしゃることと思います。
市民サービス向上という観点からも、こうした取組み、重要だと思うんですよね。
印鑑の不要化を進めるとともに、帳票ごとの様式の統一化を進めることで、オンライン化の推進はもちろん、業務の自動化推進にもつなげることができるはずですし。
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【ご参照】
業務の自動化によって、市役所業務は大幅に効率化できる。市は、積極的な取組を進めるべきです!@2019年11月のブログ
もちろん、オンライン化を進めるためにハードルとなるのは押印だけでなく
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●本人確認の要不要
●添付書類の内容の整理
●料金収受方法の整理
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といった部分の整理も欠かせません。
また「来なくてはならない場合でも、スムーズに手続きを進めることができる!」環境を整えることも重要です。
そして、こうした観点からは、他にも合わせて整理しなければならない話があります。
ただ、そこまで触れていると、ちょっと長くなりすぎるので、今日のブログはこの辺で。
次回以降のブログにて、この続きの話もさせていただきます。
それでは本日は、このへんで失礼いたします。
本日の市長定例記者会見にて「今のところ、来年1月の成人式を開催予定!」であることが発表されました。
詳細は以下の通り。
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現下の状況を踏まえると「状況によっては、開催を見合わせることがあります」というのは、当然の話ですよね...
場所の確保は勿論のこと、特に、女性については晴れ着の準備の関係なんかもあることでしょう。
そう考えると、早めに方向性が示されたのは非常によいことだと思います。
というわけで簡単ながら、今日のブログはこのへんで。
それでは失礼いたします。
議長就任に伴い、いわゆる「充て職(あてしょく)」として、いくつかの役職をお預かりしております。
その中で「お互い、ビミョーな気持ちなんやろなあ...」と思っているのが、「西宮商工会議所顧問」という役職。
なんせ、他の団体等からそうした問い合わせはなかったにもかかわらず、商工会議所さんからだけは議会事務局を通じて「お受けいただけますか???」という問い合わせも来ていたくらいですから。
というのも現状、私と商工会議所さんの間には
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●現在、西宮商工会議所にとっての超重要マターが商工会館の建替え
→が、私は商工会議所が示している建替計画には
・市から無償で借りた土地を、他者に有償で貸し付けることを前提としている
・収入は多く、支出は少なく見積もるという、きわめて都合のよい内容になっている
等の理由から大きな問題があると考えている
→なので、商工会議所側が希望している形での建替計画には反対!
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という大きな溝があるからなんですよね。
詳しくは、この問題について取り上げた一連のブログなどご覧頂ければ...と。
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●西宮商工会館の建替えについて① ~これが昨年12月議会での一般質問のメインイベントです!
●問題だらけの西宮商工会館×建替計画。このまま計画が進められたら、将来えらいことになるのは明白でしょ!?
●「ご指摘の通り、建替え計画の基となっている収支予測はおかしい...」と認めた西宮市。なんで、こういうことが起きるかと言うと。。。
●方針を明確化&契約更新の条件に方針を反映させる考えを明確にしたこと。ここが最大のポイントです!@商工会館×建替
(以上、いずれも今年1月のブログです。)
で、その商工会館の建替に関連して、本日、民生常任委員会で所管事務報告が行われました。
見直し後の計画として、商工会議所側から示された内容は
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●全体の延床面積(=規模)は(前)1755.75㎡→(後)1764.28㎡と、ほぼ変わらず
→建設と維持管理にかかる費用は従前とほぼ変わらない
●土地は市から無料で賃貸することを前提
→が、そこから得る賃料収入は商工会館のものになるのが前提
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というものでした。
ああ、指摘していた問題点が、なにも是正されていない...
これだと市が適切な賃料を徴取した場合、この計画は間違いなく破綻するはずですが。。。
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今回の所管事務報告は、
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●市と商工会議所の間で「今後も様々な協議が必要」
→それに先立って、両者間での「協議項目を明確にするため」「覚書を交わす」
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ことからなされたものです。
なので、私的・最大のポイントは交わされる覚書の中に「無償貸付の継続は、非営利を前提としていることから、新西宮商工会館の整備内容や利用方針が定まった段階で、双方協議のうえ決定する」という一点が含まれていることですね。
これを前提に、市には、責任ある協議を進めてもらわねばなりません。
ただ正直、これでも不十分だと思うんですよね。
だって、営利目的の事業なら、市が商工会議所から賃料を取るなんてのは、言うまでもない当たり前のこと。
非営利であったとしても、そこが西宮市の土地である以上、得た賃料は西宮市の収入になるのが当然だと思うからです。
そうしないなら、それは実質上、商工会議所に対する資金援助でしかないわけで。
市内の産業振興という観点からも、商工会議所には重要な役割を果たして頂かなければなりません。
一方で、それと身の丈以上のハコモノ整備が必要!という議論とは別物だと考えています。
上に述べた内容に加え、現下の厳しいコロナの影響があるにもかかわらず、
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●従前と変わらず、5000万円もの寄付金が集まると見込んでいること
●会員企業からの会費収入は、今後も少額の減少に留まると見込んでいること
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等、その内容は決して堅実な、現実に即したものとは言いかねる内容と、私は受け止めています。
将来に大きな禍根を残すことのないよう、市には強い決意と姿勢を持って、この問題に取り組んでもらわねばなりません。
引き続き、厳しい姿勢で、この問題に対峙してまいります。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。
本日、西宮市遺族会主催の令和2年度戦没者追悼式に参列してきました。
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以下、議長として述べてまいりました追悼の言葉です。
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西宮市遺族会・西宮市英霊にこたえる会の追悼式にあたり、戦没者の御霊の安らかならんことを心からお祈り申し上げますと共に、毎年、慰霊塔の清掃奉仕にご尽力いただいております遺族会の皆様方に対し、敬意を表する次第であります。
今年で、終戦から75年が経過しました。
筆舌に尽くしがたい状況の下、多くの尊い命が祖国を思い、家族を案じつつ戦禍に倒れ、戦場に散り、あるいは遠い異郷の地で亡くなられました。
どれほどの歳月が過ぎようとも、今なお癒されることのない最愛の肉親を奪われたご遺族のご心情を拝察しますと、改めて、無念が胸に迫る思いであります。
悲しむべきことに、今なお世界では紛争やテロ、暴力と憎しみの連鎖が絶えません。
私たちは、先人の方々がかけがえのない命をもって示された、戦争の悲惨さと平和の尊さを次の世代にしっかりと引き継ぐとともに、世界の恒久平和の確立と、心豊かに暮らせる安全な社会を作るため、力を尽くしてまいりますことを、ここにお誓い申し上げます。
結びに、ご遺族の皆様方のご健勝とご多幸を心からお祈りいたしまして、私のご挨拶といたします。
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毎年、必ずやってくる、8月15日という、この特別な日。
私ごとき若輩者が何を申し上げるべきなのか、それさえも固まりかねる中ではありますが、改めて、様々なことに思いをはせております。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。
現下の状況を踏まえ、広報活動を行うべきなのか、かなり悩んだ市政報告62号。
「不要不急な外出は控えた方がいい!」「そういう活動をしていること自体を快く思わない人も多いはず...」「マスクつけてやらざるを得ないし、熱中症が心配...」等々、考えれば考えるほど、やらない理由は山ほどあるんですよね。。。
なので正直なところ、一時は、かなり広報活動を行わない方向に傾きつつあったんですよ、私。
が、同じ会派の菅野議員とお話ししていたところ「市民は情報に飢えているんですよ!今こそ配るべき時じゃないですか!!」という、アツい「渇!」をいただきまして。
いや、ほんと仰る通りで、萎えてた自分が恥ずかしい。。。
やっぱり元・新聞記者さんは違いますね。
というわけで、アツイ渇をいただいて、配布を始めた市政報告62号の内容は以下の通り。
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【62号×表面】
【62号×裏面】
とは言え、さすがに駅立ちは自粛せざるを得ないですよね...
というわけで今回の広報活動はポスティングのみ。
浜脇・香櫨園・高木・高木北の各小学校区を中心としたエリアに順次配布してまいります。
暑いで片付けるにはアツすぎるくらいですが、頑張ります!
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。
8/10発行の西宮市議会便りを見て思い出したのですが、西宮市議会HPに議長就任のあいさつを掲載していただきました。
完全にご報告を忘れていましたが、ブログに載っけた内容なんかに比べて、よりピシッとした内容にできたな、と。
よろしければ、ご覧くださいませ。
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西宮市議会議長からのメッセージ@西宮市議会HP
さて本題。
上の「議長就任のあいさつ」にも書いた「透明性の向上」に関連して、小さなことですが、前から気になっていたことを改善できましたので、ご報告です。
西宮市議会HPに「議長交際費」というページがあります。
こちら、従来は以下のような内容が示されていました。
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この下には、それぞれの使途区分として「祝い:各種総会・祝賀会・式典等への出席費用及び叙勲受章等のお祝いに係る経費」などの説明が加えられた上で、
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議長交際費の詳しい内容は、市役所情報公開課で次のとおり公開しています。
場 所:市役所 本庁舎 7階
受付時間 :平日 9時から17時30分まで
閲覧手続き:閲覧申請書に必要事項を記入し、提出すれば閲覧できます。
複写を希望される場合は、1枚あたり10円必要です。
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と記されていました。
でも、これって「積極的かつ自主的な情報公開に努めています!」と胸を張って言える内容かと問われると、ビミョーだと思うんですよね。
というわけで副議長はもちろん、前・正副議長にも了解を得たうえで議長交際費の公開内容を以下の通り、改めました。
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これなら、なかなかに「OPEN!」な感じですよね?
小さなことからコツコツと。
大きなことまで変えていく。
その気持ちを忘れず、様々なことに取り組んでまいります。
それでは簡単ながら、今日のブログは、このへんで失礼します。
本日、会計年度任用職員B(いわゆるパート・アルバイト)が、酒気帯び運転で逮捕されたことを受けた処分が報告されました。
内容は以下の通り。
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なお職員アンケートの結果を受けて、不祥事の発生と処分内容について、全職員に通知されることになっています。
このことは一定評価できると考えていることは、以前ブログで取り上げた通り。
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【ご参照】
職員採用方法の見直し・庁内での不祥事事例の通知など、人事部の取組は評価できるもの。アンケート結果を踏まえた、更なる取組に期待します!@2020年5月のブログ
だからこそ、それを前提に処分は厳格に行うべきだと思うんですよね。
「何か起こしたら、この位、厳しい処分が待っているんやな...」ということを実感として持ってもらうことが、きちんと通知することの目的の一つであることは言うまでもないですし。
そういう意味で、
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●当初、人事が持ってきた通知内容に上の通知のマーカーで塗った「当該職員は退職の意向を示しています」という一文は掲載されていなかった
→こちらからの指摘の結果、掲載された
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というあたりについては残念に思うんですよね。
そもそもパート的な働き方をしている人に対して停職3か月という処分自体がぴんと来ないですし。
繰り返しになりますが、無自覚な行動は、そのくらい重い結果につながるのだということを広く自覚してもらう、そのための周知だという自覚を持ってもらいたいと思っています。
もちろん一人一人の職員さんには、改めて、こういう通知を見て、自身の行動についての責任を感じて頂きたいと思いますし。
多くの自覚を持って、日々、仕事に取り組んでいる職員さんにとっては無縁な話だろうとは思いつつ、改めて。
というわけで今日のブログは、このへんで。
なお本日、西宮市議会は、先日のブログでお知らせした補正予算を審議するための臨時議会を開催しています。
特筆すべき事項がありましたら、また別途ご報告させていただきます。
それでは失礼いたします。
本日は議長公務で丹波少年自然の家事務組合議会の定例会へ。
しかし、各市の市長・議長がずらりと並ぶという、この出席者の顔ぶれ、すごいな...
なんちゅう人件費の高い会議や。。。
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なお、丹波少年自然の家は
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●昭和53年に阪神6市1町と丹波10町(現在は阪神7市1町+丹波市+丹波篠山市)で建設費や土地を負担し、事務組合を設立して設立された
→現在も9市1町によって構成された事務組合が管理・運営を実施している
→各市町の小学5年生による4泊5日の自然学校や青少年育成関係団体、スポーツ団体等が利用している
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という施設です。
ちなみに令和元年度における利用実績は以下の通り。
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上に示した通り、利用者数が多い自治体は上から順に①宝塚市→②伊丹市→③西宮市→④三田市→⑤川西市→⑥尼崎市という順番になっています。
ところが、各自治体の負担金額は多い方から順に①西宮市→②尼崎市→③宝塚市→④伊丹市となっているんですよね。
これは利用人数ではなく、各自治体の人数に応じて負担金額を決めていることによる面が強いことによるもの。
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この「利用実績は少ないのに、費用負担だけが高い...」という状況に業を煮やしたこともあるのか、尼崎市が
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●これまで小学校の自然活動を中心に丹波少年自然の家を利用してきた
→公共施設は総量を圧縮していく方向でマネジメントを進める必要があり、尼崎もその方向で取組を進めている
→が、児童数の動向を見ると、市立施設だけで自然学校の展開が可能
⇒原則、「丹波少年自然の家」の自然学校での利用がなくなることから、事務組合を脱退する!!
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という意向を示したのは、今年2月のことだそうな。
個人的には、そら気持ちは分かるよな...と思っています。
一方で「尼崎市さんが抜けても、丹波少年自然の家は、他の加入市町で守るのだ!」ということになれば、従来、尼崎市さんが負担してきた分を、他の自治体がカバーしなければならなくなります。
それ、西宮市にも露骨に影響しかねない話やよな...と。
加えて「9市1町によって構成された事務組合が管理・運営!」という現在の形は、意思決定一つ取っても「全加入自治体+議会の同意が必要!」となっており、到底速やかな意思決定が出来るような形とは言えません。
それやこれやを考えるなら、果たして、この施設を、このまま持ち続ける必要があるのか?
持ち続けるとして、西宮も、その仕組みに参加し続ける必要があるのか?
この機会に、そういった点についても議論を尽くす必要があると思うんですよね。
一方で、本日の定例会に出席した感覚だと、どうも西宮市は現状の形を前提としたあり方を追求することに強い意欲を持っているような...
市長自身は「ニュートラルな立場で!」と発言していたものの「西宮市副市長が、各市の副市町長を訪問して意見を集約⇒西宮市長が、座長的な立場で、脱退の意思を示している尼崎市長を強く慰留!」という構図になっている以上、到底そうは見えないわけで。
いずれにしても議長としての立場からは、副市長の行動や市長の発言も含めた市の姿勢や、この問題に対する市の考え方が議会に示されることもないまま、なし崩し的に前に進められていくことには大きな問題意識を持っています。
ちゃんと報告もしてもらい、きちんと議会の意思・意見も汲み上げてもらわねばあきませんよ、こういう話は...
大切なのは丹波少年自然の家や、現状を前提とした仕組みを守ることではなく、子供たちの自然学習に必要な環境を守ることだと現時点では考えています。
まして現下の状況を考えると「県下統一で、小学5年生は4泊5日の自然学習を実施!」という現在のルール自体が見直される可能性も否定できませんもの。
この機会に、市としての進めべき方向性を、議会も含めてきちんと議論・検証してくべきですし、私としても、その方向での働きかけを進めてまいります。
なかなか文章では伝えにくいニュアンスの問題もあるのですが、色々含めて頑張ります。
それでは今日のブログは、このへんで失礼いたします。