西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

東日本大震災により発生した瓦礫の受入について。 ②

2012-04-26 16:13:17 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

さて、先日のブログの続きです。

「東日本大震災前は、IAEAの基準に基づき、
 放射性セシウム濃度が1kg当たり100ベクレルを超える放射性廃棄物は
 特別な管理下に置かれ、低レベル放射性廃棄物処分場に
 封じ込められてきた」
という状況を踏まえ、お隣の尼崎市は、
○放射線濃度が1kg当たり100ベクレル以下の瓦礫のみ受け入れる
○瓦礫の受入れを検討する判断材料として、焼却実験を行う
○瓦礫の受入れを検討する判断材料として、市民の意見を聞く機会を設ける
○試験焼却・意見交換会の内容や結果を、
 市民説明会・ホームページ等で公表する
○検討の結果、受入れが決定した場合、
 瓦礫と尼崎の家庭ごみを混合して燃やし、
 焼却灰の放射線濃度を1キログラム当たり100ベクレル以下にする
ことを明らかにしています。

一方で、尼崎市のこうした姿勢に対して、西宮市長が、
『「選択肢を狭めることになる」と疑問を投げかけた』
ことが新聞紙上で報道されました。
しかしながら、市が、最も大事にするべきことは、
市民の健康と安全な生活の場を保全することです。
誰も、放射能に関しては、絶対に安全だと断言できない以上、
私は、尼崎市の対応方針こそが、より妥当なものだと考えています。

ところで、この尼崎市が「焼却灰を1kgあたり100ベクレル以下にする」
という話。
実は西宮市で震災瓦礫の処理を行った場合、焼却灰は
尼崎市内にある大阪湾広域臨海環境整備センターの尼崎基地から
最終処分地に搬出しなければなりません。

となると、尼崎市が、他市から搬入される焼却灰についても、
「焼却灰は1kgあたり100ベクレル以下でなければ、受け入れない!」
とした場合。
本市の焼却灰が、1kgあたり100ベクレルを超えていれば、
最終処分地には搬出できないことになります。
そうなったとき、果たして、その焼却灰は、どこでどう処分するのか?
これ、相当、重大な問題だと思うのですよ。

繰り返しになりますが、市が、最も大事にするべきことは、
市民の健康と安全な生活の場を保全することです。
「子育てするなら西宮」を謳う本市にとって、
特に子供への影響の大きい放射性物質に関する問題の重要性は
言うまでもありません。
「子育てするなら西宮」だけではありません。
その方針自体に賛成かどうかは、この際、おくとして。
「環境学習都市宣言」をしている西宮。
「都市型観光で、多くの方に来てもらいたい!」と言っている西宮。
そんな市として、メディアで見聞きする、
放射能で汚染された疑いのある瓦礫の受入に関する、
あまりにも前のめりな姿勢は、軽率に過ぎるものであると思えてなりません。

微力ではありますが。
個人として、あるいは会派として、できうる範囲で、
将来に禍根を残すことのないよう、対応していきたいと思います。

なお、最後に、念のため。
昨日も書いたとおり、私は、瓦礫の受入自体に
全面的に反対しているわけではありません。
「放射性物質の濃度に問題がない瓦礫の受入には、最大限、協力する。
 しかしながら、放射性物質で汚染され、安全性を確認できない瓦礫は 
 受け入れるべきではない。」
と考えています。
この点、ご理解いただきますよう、お願いします

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東日本大震災により発生した瓦礫の受入について。 ①

2012-04-25 18:22:06 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

色々な場で、意見を聞かれる機会が多くなった、
標記の件について、改めて。

政府は、岩手県・宮城県において、東日本大震災により発生した
災害廃棄物(いわゆる瓦礫)約2045万トンのうち、
80%に当たる約1644万トンは岩手・宮城の両県内で処理し、
残り20%の約401万トンは被災地以外の広域で処理することで、
平成26年3月末(今から約2年後)までに、
瓦礫の処理を完了するという方針を示しています。

私は、現地の災害復旧のためにがれきの受入が、
どうしても必要だというのであれば、一定の前提の下、
最大限、協力するべきだと思っています。
そして、その前提とは、
「放射性物質の濃度に問題がない瓦礫の受入には協力する。
 しかしながら、放射性物質で汚染され、安全性を確認できない瓦礫は
 受け入れない。」
ということです。

ここらへん、基本的には↓半年ほど前のブログに書いた通り↓です。
http://blog.goo.ne.jp/shibuya1973/d/20111020

で、この話。
もちろん、しがない一市議会議員でしかない私に、
分からないことが多いのは、当たり前のことだとは思っています。
でも、それにしても、この話には、おかしなことが多すぎると思うのですよ。
例えば、本当に、現地の災害復旧のために瓦礫の広域処理は、
どうしても必要なのでしょうか?

上にも書いた
「80%は被災自治体内で処理し、残り20%は広域処理する。
 その結果、瓦礫処理全体は約2年間で終了する。」
という話から考えますと。
80%を被災自治体内で2年間で処理できるのであれば、単純計算すると、
「2年半あれば、被災自治体内で、全部の瓦礫処理を完了できる」
ことになります。
ならば、あえて放射性物質の濃度に問題がある廃棄物を拡散し、
高い費用をかけて、広域処理する必要などないのではないか???
と思わずにはいられません。
実際、被災自治体でも、岩手県・岩泉町長が
「あと2年で片付けるという政府の公約が危ぶまれているというが、
 無理して早く片付けなくてはいけないんだろうか。
 山にしておいて10年、20年かけて片付けた方が
 地元に金が落ち、雇用も発生する。
 もともと使ってない土地がいっぱいあり、処理されなくても困らないのに、
 税金を青天井に使って全国に運び出す必要がどこにあるのか。」
と新聞社のインタビューに答えるなど、複数の自治体の長が
「現地に仮設処理施設を設置し、焼却処理することで、
 全ての瓦礫を処理することが可能。
 輸送コストもかからず、被災地における雇用確保のためにもよい。」
という意見を述べています。
色々と調べれば調べるほど、
「現地の災害復旧のために瓦礫の広域処理が、どうしても必要だ!」
という前提自体が、眉唾に感じられてくるようにも思うのです。

上に書いた内容の前提として、国が示す、
「広域処理の対象となる瓦礫の放射性物質の濃度には問題がない」
という話についても、疑問を感じずにいられません。
上でリンクを貼った環境省の資料でも示されている通り、国は、
「8,000 Bq/kg以下の焼却灰については、
 周辺住民、作業者のいずれにとっても安全に埋立処分可能」
と強調し、この数値を広域処理の基準数値として示しています。
ところが
東日本大震災前は、IAEAの基準に基づき、
放射性セシウム濃度が1kg当たり100ベクレルを超える放射性廃棄物は
特別な管理下に置かれ、低レベル放射性廃棄物処分場に
封じ込められてきた
のです。
広域処理の基準数値とされる「1kg当たり8,000ベクレル」は、
震災前の基準の80倍の数値であり、東日本大震災後、
十分な説明も根拠の明示もないまま、示されたものです。

要は、今回、広域処理の対象となるがれきの中には、
東日本大震災前であれば、放射能汚染された廃棄物として、
管理されていたはずのものが含まれる可能性が、
少なからずあるということです。
これで、安全性が十分に担保されているとは、私には、到底思えません。

この話、もう少し続けます。

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大事なのは「どうやってやるか?」でしょ???

2012-04-23 16:38:18 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

天候の都合により、本日、予定していた、
阪急・甲東園駅前での駅立ちは、一旦、中止。
でも、朝起きてみると、やれたような気もするんですよねえ。
ビミョーやったなあ。。。

と、それはさておき、本題に。
3月議会での話で、ご報告を忘れていたものが、一つありました。
というわけで、今日は、そのご報告など。

3月議会×総務常任委員会で、
 1.西宮市耐震回収促進計画の進捗状況について
 2.公共施設の耐震診断の結果について
の所管事務報告がありました。

ちなみに、所管事務報告というのは、役所から議会に対して、
「こんなことがありましたよ~」とか、「こんなことを計画していますよ~」
的な話を、報告という形で伝えるものです。
これは、議案とは違って、直接、
その内容についての賛否を問うものではありません。
なので、ものによっては、
「議会にも報告はしましたよ~」「ちゃんと意見は聞きましたよ~」的な、
アリバイ工作で使われたりもします。
てゆうか最近、アサヒビールとか中央病院とか、
とりわけ大きい話が、こういう形で使われることが多いような。

と、それはさておき、今回の所管事務報告。
「2.公共施設の耐震診断の結果について」はその名の通り、
結果を報告するだけのものなので、どうこう言う筋合いはありません。
「あ~、現状は、こうなのね~」
という話しかないわけで。
もちろん、「やっぱり、学校は、もっと耐震化のペースを早めな!」等、
色々と感想はありますが。でもね、
「1.西宮市耐震回収促進計画の進捗状況について」
の方は、問題の深刻度が全然違いますよ。

市は、市が保有する公共施設を
A:災害時に最も重要な拠点となる施設
 (市庁舎・消防署・保険所・災害拠点病院等)
B:福祉施設・教育施設・市民利用施設・都市インフラを支える施設
 (学校・幼稚園・保育所・老人福祉施設・公民館・浄水場・下水処理場等)
C:上記以外の施設
 (市営住宅等)
の3つに分類し、平成27年度までに
 ○ABは耐震化率100%
 ○Cおよび公共施設全体の耐震化率は95%
まで持っていくことを目標としています。
一方で、平成23年度時点での耐震化率は、
A:79.2%、B73.3%、C:68.3%、全体では72.1%に留まっています。
(↓こちらで、詳しい内容をご覧いただけます。↓
 「taisinnkajoukyou20120423.pdf」をダウンロード  )

で、この話について肝心なのは、
「平成27年度までに目標値を達成するために、どんなスケジュールで、
 どんな対策を、どうやって財源を捻出して行うのか?
 そもそも、そのためには、いくら必要なのか?」
という話です。
当然、今回の報告では、ここのところをこそ、聞けるものと思っていました。
ところが実際は、ここらへんの肝心な部分については、全く示されず。
単に、「今、こうなってるんですよ~」という、上のペーパーが
配られただけでした。
いやいや、ほんで、今後、どないすんねん???と。

しみじみと、アサヒビール工場跡地の話なんかに
かまけてる場合じゃないですよ、これ。
どう考えても、そんな金あるんやったら、
こちらに向けるべきだと思うのですが。

今、最優先でやるべきことは、市が取り組む施策の優先順位を、
全市的視点から、きちんと整理することだと思うのですよ、しみじみと。
で、それに基づいて、きちんと政策課題を解決していく、と。
それにしても、しみじみと、なんで、こうなるんやろうなあ、
と思わずにはいられない話が多すぎます。

途方にくれるなあ。。。と思いつつ。
それでは失礼致します。

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蒼士会PRESSの最新号です。

2012-04-17 18:06:24 | 主張・広報と活動のお知らせ

会派メンバー全員での議論の末、所属する会派の名前を
「にしのみや未来」から「蒼士会」に変えたのは、今月頭のこと。
その理由の、とても大きい一つが、
「soushikaiという冠で、もう一度、市政報告活動をしたい!」
というところにありまして。

というわけで、久しぶりの会派での市政活動報告、完成しました。
↓内容は、こちら↓。
【表面】 「soushikaipress34A.pdf」をダウンロード
【裏面】 「soushikaipress34B.pdf」をダウンロード

西宮市立中央病院の問題、アサヒビール工場跡地の問題、
市職員の給与制度の話、議会改革の話など、実に盛りだくさん。
充実の内容です。

それにしても。
どうでもいいっちゃあ、どうでもいいことですが、書いてる人によって、
モロ文章の趣味が出るのは面白い。
見る人が見れば、どの文章が誰の担当だかも分かってしまいそうな。
と、そんなこんなも含めて、よろしければ、是非、ご覧ください。

じっくり、市政報告を見ていただきたいので、ブログのほうは、
も、簡単に終わらせます。
それでは今日は、このへんで失礼いたします。

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駅立ち、やります。

2012-04-13 18:26:02 | 主張・広報と活動のお知らせ

今朝、事務所でメールチェックしてると、↓こんなメール↓が。

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この度、当アクセスカウンターにつきまして、
基礎システムの断続的なトラブルによって、
下記事象が発生しております。

【発生する事象】
・カウンターが動作しない
・カウンターの画像が消える
・設置サイトのレイアウトが崩れる

上記について、現状回避する方法はなく、
今後の対応につきまして、弊社にて検討した結果、
誠に勝手ながら、サービスを1カ月後に終了することとなりました。
アクセスカウンターを設置されている場合は削除をお願いいたします。

-------------------------------------------------------

元々、最初に意図してたのは、
 ○どのくらいの人数の方にご覧いただけているのかを知りたい
 ○自分のブログ更新の動機付けにしたい
というあたりだったので、もう、そこらへんのところは達成できたかな~、と。
というわけで、アクセスカウンター削除しました。
特に深い意味はないので、ご了承下さい。

と、それはさておき、本題に。
毎度恒例の駅立ちを来週から開始します。
予定地は以下の通り。

4/16(月) 阪神・西宮×えべっさん口
4/17(火) 阪急・門戸厄神×東改札前
4/18(水) 阪神・香枦園×改札前
4/19(木) 阪急・西宮北口×北東・アクタ連絡通路
4/23(月) 阪急・甲東園×東階段下
4/25(水) 阪急・西宮北口×北西・公園内

で、配布予定の市政報告は、↓こちら↓です。

【表面】http://www1.ocn.ne.jp/~shigi/report/29a.pdf
【裏面】http://www1.ocn.ne.jp/~shigi/report/29b.pdf

自分で言うのもなんですが、今回も充実の内容です。
中身のことを一言でまとめると、
「いい加減なことばっかり、すんな!!!」
という感じですね。
是非、ご覧くださいませ。

多くの方の手にとっていただけることを願いつつ。
それでは失礼いたします。

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給与制度の見直しについて②

2012-04-09 12:29:25 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

今日から公立小学校は新学期スタート。
長男も元気に、家を飛び出て行きました。
我が家同様、なが~い春休みが終わって、ほっと一息というご家庭も、
多いんではないかいなと。

さて本題、先日のブログの続きです。
先日のブログでは、
 ○3月議会で市職員の給与制度の一部見直しを行う条例が
   提案されたこと
 ○この内容は妥当なものを含んでおり、
   効果という面からも、一定評価できる内容であること
 ○しかしながら、これでは、まだ不十分であること
を書きました。
既述の通り、本市の給与制度には、まだまだ多くの問題が残っています。
そういう意味で、今回の見直しは一定評価できる内容ではあっても、
手放しで誉めることができる内容ではありません。

重要な内容は複数ありますが、その中でも、特に気になる一点目は、
「基本給が、国・近隣市に比べて大幅に高い水準にある」
という点です。
これ、↓こちら↓をご覧いただければ、一目瞭然かと。
「rasu20120409.pdf」をダウンロード

一般行政職も高めの水準ではありますが、よりはっきりしているのが、
技能労務職の基本給が「同様の業務に従事する国家公務員」と比較して
約4割も高い水準にあるということ。
これ、どう考えても、正すべきだと思うのですよ。
で、こうなってしまっている、その原因は、
職種・業務内容を考慮することなく、
 一般行政職(いわゆるホワイトカラー的業務に従事する職員)と
 技能労務職(いわゆるブルーカラー的業務に従事する職員)の
 基本給が、一律の給料表で決定される」
という現行制度にあります。

給与制度を抜本的に見直すというのであれば、
ここに手を付けることが、絶対に必要です。
具体的には、
 ○一般行政職と技能労務職の給料表の分離
 ○技能労務職の給料水準の見直し
 ○係長級以下の一般行政職の給料水準の見直し
に取り組むべきだと私は思っています。
(ついでに言うと、その際には、教育職・医療職等の給料表も、
 当然見直すべきです。)

ちなみに、市長の選挙公約の一つに、
「経常収支比率を80%に!」というものがあります。
これを実現しようとするなら、この問題に手をつけることを
避けては通れません。
(この点、詳しくは、↓こちら↓をご覧下さい。
 http://www1.ocn.ne.jp/~shigi/report/27b.pdf

「選挙公約だから!」という理由で(他にもあるのかもしれませんが)
中央病院の移転・建替えに、そこまで執念を燃やすのであれば、
同じだけの熱意を持って、こちらにも取り組んでもらわねば、
筋が通りません。
今回の内容は、全然、「給与制度全般を見直し」ではないですよ。

というわけで、引き続き、指摘・提案など、続けてまいります。
それでは失礼致します。

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給与制度の見直しについて①

2012-04-06 12:29:21 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

くそ~、事務所のゴミの日、忘れてた。
昨日、帰るときに、ちゃんとまとめて、朝出すだけにしてたのに、
何で、こんな日に限って、朝一で役所に寄ってしもたんや。。。

と、こんなことを愚痴っていても仕方がないので、本題へ。
継続して、このブログをご覧いただいている方には
先刻、ご承知のことだと思いますが。
私が、とりわけ力を入れて取り組んでいる政策課題の一つが
市職員の給与制度の是正です。
で、この問題について、過去の継続した取組みの結果、
2009年6月本会議において、
「給与制度全般に関する見直しについて、
 遅くとも2011年度に実施できるよう
 関係職員団体と協議を進めていきたい」
という市からの答弁をGETすることが出来ました。
これ、結構重要な答弁なので、かなり注目して待っていたのですよ。
で、この2012年3月議会では、「2011年度」をギリギリ守る形で、
市職員の給与制度を一部見直すための条例案が提出されてきました。

今回の見直しの主な内容は、
 ○市職員の基本給を規定する給料表の見直し
 ○不要な役職の廃止
の二つ。
これによって、市は、

「メリハリのある給料構成に改編する(市配布資料より抜粋)」
ことを目指しているとしています。
確かに、いずれも重要な内容ですし、
これまで私が継続して指摘してきた問題でもあります。

で、見直し内容を確認しての個人的感想ですが。
課長級以上の役職者(課長・部長・局長)については、確かに、
以前より格段にメリハリのある構成になったと思うのですよ。
また、「実質的に、係長と一緒では???」という疑問があるため、
「無くすべきだ!」と主張してきた課長補佐がなくなったことも、
成果だと思います。
そういう意味で、担当部局の頑張りは、個人的には、
一定、評価できるものだと思っています。

ちなみに、今回の見直しによる財政的効果は
 ○年間・約300億円の給与費のうち、約2.1億円を削減(2012年度)
 ○長期的には、給与水準を約3%低減
といったところ。
こちらについても、一定の効果があるのは事実です。

とは言うものの、今回の見直しって、
やっぱり、「給与制度全般に関する見直し」と言うには、
あまりにも小粒なものだと思うのですよ。
本丸は、もっと別のところにありまっせ!と。

というわけで、次回以降に、この続きをば。
それでは失礼いたします。

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ほぼ、復活!

2012-04-02 19:36:46 | 主張・広報と活動のお知らせ

今日は、ちょっとした、お知らせです。
個人的には、結構、嬉しい出来事なので、
少し、お付き合いいただければ、と。

私の政治家としてのスタートは、今から、約7年半前に、
「蒼志会」という会派から、市会議員の補欠選挙に出馬し、
多くの方のご支援をいただいて、当選できたことから始まっています。
経験を積むことで、見えてくることもある。
見えてくることで、新たに分かることもある。
でも、政治家への道を志したときに、
元々、持っていた「蒼い志」は、常に、忘れずに、行動していく。
そんな思いを込めて、名づけられた「蒼志会」は、
「行動する政治」を標榜して、
定期的な市政報告の発行と、それを利用しての広報活動の実施、
そして、なによりも広報するに足るだけの議会での活動を続けてきました。
私にとって、「蒼志会」は、とても思い入れのある名前でした。

それが、ほぼ4年前に、やむをえない事情から解散し、
「にしのみや未来」という新しい会派を結成することになりました。
以前と異なり、会派としての広報活動こそ行ってはいませんが、
議会内では、以前にも増して、活発に行動していると自負していますし、
「にしのみや未来」という名前も、一定の認知は得られているかな???
と思う部分もあるのですよ。
でもね、やっぱり、機会があれば、
もう一度、「蒼志会」の看板を掲げたいな~、と思っていました。
で、この度、ほぼ、思いがかなうこととなりました。

「ほぼ」な部分は、「蒼志会」ではなく「蒼士会」になったこと。
紆余曲折を経て、現在、私が所属する会派の所属メンバー7人のうち、
「蒼志会」結成時からのメンバーは2人だけ。
ならば、「元に戻すのではなく、新たな名前にしよう!」ということで、
この名前になりました。
「蒼い志を持った、士の集まる会派」的な感じですよね。
色々含めて、いい名前なんちゃうかな~、と。

新しい年度のスタートを、ちょっと嬉しい出来事で始めることが
出来るのは、よい感じですね。
今年度も、しっかり、頑張ってまいります!
それでは、今日は、このへんで失礼いたします。

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