先日、顧問を務めさせていただいている北口町自治会の総会に出席しました。
終了後、西宮警察署からお越しの刑事さんによる防犯講座がありましたが、これが、とても良かったんですよね。
印象に残ったところで言うと
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●今、西宮で1番多いのは警察を騙った詐欺
→2番目に多いのが還付金詐欺
●キャッシュカード詐欺盗では、ドアを開けて対応すると靴や傘などから家族構成を類推される恐れがある
→二次被害につながる恐れもあるから絶対開けちゃダメ!
●手法が兎に角、巧妙になっている
→電話でお金に関わる話が出てきたら、即切るべし
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●高杭電話番号による特殊詐欺が急増している
→電話を受けただけで、受けた側に料金が発生するような事例もある
→絶対、出ちゃダメ!かけ直すなんてもってのほか!!
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てな話は、とても参考になりました。
相変わらず、莫大な被害が出ているようですし、皆様、くれぐれもお気を付けください。
こんなことに、やたらと気をつけなくちゃいけないというのも、いやなご時世ですが…
さて本題、これにて終了の12月議会×消防の質疑ですよ。
それでは、どうぞ!
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【最終答弁】
本市は近隣他市と比較し、広い管轄区域を有し、かつ南北に長い地形となっており、山や川、海などの自然が豊かな一方ひとたび災害が発生すると、土砂災害や川の氾濫、高潮や、台風による浸水など自然がもたらす災害の危機は、常に念頭に置いておかなければならないと考えており、また、高速道路や鉄道といった、交通網の発達による災害も同様でございます。
これまで管轄区域の面積や地形、災害形態、また阪神・淡路大震災の経験や、更には東日本大震災などの緊急消防援助隊の派遣で得た教訓など、様々な事情を踏まえ、これら災害に即応し、消防責任を果たすため、必要な車両、資機材を整備してまいりました。
しかしながら、今回の、議員からのご指摘を真摯に受け止め、改めて、本市の極めて厳しい財政状況を踏まえ緊急車両の運用面や、後発車両につきましても、車種や仕様について検討するなど、見直しに取り組み持続可能な、消防体制の整備に努めてまいります。
また、近年の消防行政に関する、国の動向も踏まえ近隣市との、様々な連携強化による経費削減についても検討してまいります。
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【まとめて意見要望】
この件、ここまで詳細な調査は出来ていませんでしたが9月の決算特別委員会でも取り上げました。
その際の指摘を踏まえてなのでしょう、当時はほぼゼロ回答でしたが
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●今年度更新予定のはしご車については、本市の財政状況を鑑み、有利な財政措置を講じられるよう対応した
●化学車についても水槽付きポンプ自動車兼用の化学車を導入する予定
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と早速、具体的な見直しを進めていること、さすが即時の緊急対応を求められる消防の対応の速やかさよ…と感じています。
個々の指摘に対して、過去の経緯や消防としての考えも含めて「災害に即応し、消防責任を果たすため、必要な車両、資機材を整備してき」たという答弁を頂きました。
その内容自体は一定理解できると受け止めています。
その上で
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●本市の極めて厳しい財政状況を踏まえ、緊急車両の運用面や、後発車両につきましても車種や仕様について検討するなど、見直しに取り組み、持続可能な消防体制の整備に努めていく
●近年の消防行政に関する国の動向も踏まえ、近隣市との様々な連携強化による経費削減についても検討していく
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旨の答弁を頂いたこと、高く評価します。
答弁頂いた方向で見直しを進めるよう要望したうえで、もう一点、申し上げておきます。
今回の質問を通じて、私が言いたかったのは、緊急かつ重要性が高い消防のような部署でさえも、よく見ていけば過剰な部分があるということです。
一般業務においても、同様に過剰な部分は沢山あるはず。
そういうところを見直していってほしいと思います。
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消防は、きわめて専門性が高く、重大事案には人の生命に直結する重要性の高い分野。
こうした分野に、私のような素人かつ門外漢がツッコんでいくことには随分、悩みもしました。
一方で、どのような分野であれ客観性を持った証拠を武器に、自分なりの問題意識に基づいて問題を提議することは、議員として果たすべき重大な役割と考えています。
今回の件、消防当局も指摘を前向きに受け止めてくれたものと感じています。
必要で妥当な見直しを進めるためには、専門的知見を持つ消防局の意思と、主体的な取組がきわめて重要になってくると考えています。
それだけに、今後の展開について、強い関心を持って注目していこうと思います。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。