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西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

6月議会×一般質問の出番は6/23(月)13時から。メインは高すぎる職員給料問題の続きです!

2025-06-10 13:33:25 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

来週月曜日スタートの6月議会で一般質問の出番を頂くことになりました。
登壇は6/23(月)の午後1時で、一時間一本勝負の予定です。
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リアルタイムは勿論、見逃した場合でも翌日正午からご確認頂けるようになったのは良い感じですね。
 ↓
【ご参照】
6月議会以降、翌日から西宮市議会の録画配信の録画配信をご覧頂けます! @前回のブログ

なお今回の一般質問のメインは3月議会で勝ち取った「国に比べて、高い水準にある職員の昇給を止める!」という話の続編。
 ↓
市政報告81号×裏面@2025年4月発行

 ↑
「西宮市の給料制度を根本的に是正する!」という観点から見ると、3月議会は、いわばトーナメント一回戦で優勝候補筆頭とぶち当たったような話。
甚だ厳しい相手でしたが、この相手を倒したからこそ、次の試合に臨むことができる。
そして次の試合の話は当然、一回戦を勝ち抜いたからこその話になります。
乞う・ご期待!

というわけで、しっかり準備進めてまいります。
興味お持ちいただける方で、時間と都合の許す方には是非是非ご覧ください。
実のある内容にできるよう、頑張ります!


会議時間の短縮&資料の事前共有による効率化。これを実現するためには、継続・具体的な取組が必要です!

2025-06-05 18:02:21 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

「兵庫市民病院」に近い「鳴宮浜」で水死体が発見されるところから始まる、この話。
「これって西宮だよね!?」と思いつつ、引き込まれて最後までほぼ一気読みでした。
帯に有名作家さんからの前向き推薦文が惹起されるのも納得の、この作品。
興味おありの向きには是非どうぞ。
 ⇩


さて本題。
私、以前から会議時間や、資料作成に費やす時間を削減するよう訴えています。
過去には一悶着ありもしたものの現在は、前向きな姿勢で取り組んでくれているのは既報の通り。
 ↓
【ご参照】
庁内での通知・照会等に関わるルールを徹底しようとしていることを高く評価。この動きを会議や資料作成にも広げることを強く求めます!@2024年5月のブログ

その一環として、市は「会議及び資料作成等における事務量の削減に向けた取組指針」を策定、
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●会議時間は原則1時間以内、開始・終了時間を厳守
●会議資料の事前共有を徹底
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といった内容を示しています。
指針として示すだけでは、効果など期待できません。
効果を出すためには実績を把握し、徹底できていない部署に直接注意・指導等行っていく姿勢が、きわめて重要と思っています。
ここらへんも以前から主張している通りですね。

こうした展開を受け、その第一弾として、会議時間や会議終了時刻、資料添付率といったデータを所管課の方で取ってくれたとのこと。
具体的な内容は以下の通りです。
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そもそも以前は、こうしたデータを取っていなかったそうで、
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●会議時間2時間以内が44%
●会議終了時刻が17:30を過ぎていたのが7%
●資料添付率が令和6年度の上期が24%、下期が17%
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が前に比べて良くなったのか悪くなったのか自体、比較できないのは残念なところ。
また上に記載の通り、「会議時間」は施設の予約時間であり、会議時間そのものではありません。
そういう意味で、このデータ自体、納得できるものでもなければ、これだけを基に議論や検証を進めることができるものでもありません。
が、こうした一歩を踏み出したこと自体は一定評価できると思っています。

繰り返しになりますが、効果を出すためには実績を把握し、徹底できていない部署に直接注意・指導等行っていくことが、きわめて重要と思っています。
こうした考えは担当とも共有できていると感じており、今後もしっかり見ていきたいと思っています。

この件、会議に出席する全ての方の労働環境・時間に大きく関係すること。
各部署、とりわけ管理職の方々においては、この点を重々認識して、対応進めていただきたいと思っています。
そして様々、制約が多いなかではありますが、担当部署が前向きに着実に取組を進めてくれていることを評価したいと思います。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


原付と自転車、定期と一時利用など、実態に即した見直しを進めること。これによって駅前の駐輪場は、もっと活用できます!

2025-06-02 13:46:51 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

「晴れ風」ACTION→市営住宅への学生入居!といった流れで、強めの反響を頂いている「収入増やすために、いろいろ考えましょうよ!」シリーズ。
調子に乗って、今日は第三弾ですよ。
それでは、どうぞ。

世間的な認知度は、それほど高くないのかもしれませんが
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●現行の50ccの原付バイクでは、令和7年11月からの排ガス規制への適合が困難
→今後、50cc原付バイクの生産・販売の継続は困難...
  ↓
新基準に適合した125cc以下バイクを「原付」とする!
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という話がありまして。

この話に関係して、気になるのが駅前等に設置されている駐輪場。
どれを駐められるかは場所によって異なりますが、対象は自動二輪・原付・自転車となっています。
これについて
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●現状、原付の駐輪スペースには50ccしか駐輪できない
→が、排ガス規制の見直し時に、新基準に適合した125ccバイクは原付になる
→となると、原付スペースに駐められるようにしないと理屈が合わない
-----
という話になるんですよね。
でも、そうなってくると旧基準の125ccバイクは原付駐輪場に駐められない…では説明がつかない、と。
なので排ガス規制の見直し後、駐輪場の運用ルールを見直す必要があるそうです。
細かい(?)規制の見直しが色々なところに影響してくるもんやな…と、ある意味、感心。

で、ここから気になったのが「そもそも今の駐輪場の込み具合は、どの程度???」という話。
資料を取り寄せて確認してみると
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●自転車の利用率は100%だが、原付の利用率は40~50%程度
→駐輪場はパンパンなのに、原付はまあまあ余裕がある…
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てなところが複数あるんですよね。
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上の表は、定期駐輪場における利用率を示したもの。
なので、これ以外にも、一時駐輪場もあります。
そこも含めて、きちんと確認・調整すれば、駐輪スペースはもっと有効活用できると思うんですよね。
そうすれば、より多くの方が駐輪場を利用できることで、利便性と満足度の向上に繋がるはず。
そして、ささやかながら市の収入増加にもつながるはずです。
この件、建設常任委員会に所属しておられる同じ会派の大先輩である草加議員も興味を持ってくださっており、しっかり委員会で追いかけていただけそうです!

で、この話の流れの中で感じたのが、市の担当の中に
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●維持管理業務の多くは、指定管理者制度によって民間事業者が委託されている
→民間であれば、収入の最大化を図ろうとするはず
→今回のように「自動二輪・原付・自転車にどれだけの台数を割り振れば、収益を最大化できるか?」というような話は指定管理者が考えるべきだし、考えてくれているはず!
-----
的な感覚があるのではないかということ。
でも正直、そこまで期待してよいものか懐疑的なんですよね、私。
もちろん、そういう事業者もあることでしょうが、そうでない事業者もあることでしょう。
実際、アクタの地下駐車場も指定管理事業者に委託しているにもかかわらず、長年、駐輪料金の見直しも、駐車スペースの配分の見直しもされていませんでした。
 ↓
【ご参照】
開業後、間もない時期には「2037年度に累積赤字解消!」と豪語していたアクタ地下駐車場。ところが、今では累積赤字の解消予定時期は2077年度になっていまして...@2024年8月のブログ

こういう事例からも、私は様々な部署において、
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●民間に投げたら終わりではない!
→責任感と問題意識を持って、少なくとも主要な数値については監視していかなければ…
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という感覚を持つべきだと思うんですよね。
でなければ、役所の方がよく言う「職員でなければできない仕事」って何のこと?と思ったりもするわけで。

引き続き、この話も追いかけていこう(というより、追いかけて頂こう)と思っています。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


県立病院職員より圧倒的に高い、市立中央病院職員の給与。移籍に伴う減額補填のための金額が圧縮されました!

2025-05-15 20:06:43 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

昨日と今日は、今年一年間の議会の役職&各議員の所属委員会等の決定を主目的とする5月議会。
議会運営上、重要な役割を果たす正副議長と議会運営委員会の正副委員長を「四役」と呼びますが、今年の四役は
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●議長:川村よしと議員(啓誠会 4期)
●副議長:松山かつのり議員(公明党 4期)
●議会運営委員会委員長:たかのしん議員(会派・ぜんしん 2期)
●議会運営委員会副委員長:多田裕議員(維新の会 2期)
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に決まりました。
なお私は昨年と同じく、議会運営委員を務めるとともに総務常任委員会に所属することになりました。

さて本題、それとは別の5月議会のご報告です。
例年、5月議会は上に書いた役職選挙が中心ですが、今年はこれに加えて補正予算の審議に大ネタがありました。
これ、3月議会で
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●2025年度当初予算が否決
 ↓
●議会側の意見を反映した修正予算が提出され、賛成多数で可決
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という流れがあったのを受けてのものですね。
 ↓
【ご参照】
臨時議会終了。修正予算は賛成多数で可決されました。@2025年3月のブログ

その大ネタとは、上のブログで挙げている
■■■■■
7.統合新病院移籍職員給与の経過措置費負担金にかかる債務負担行為(令和8~12年度)について

新病院への円滑な移行に向け、移籍後に給与が下がる職員に対して措置する。
一定期間の給与の経過措置実施にかかる県への負担金。

466,037千円(8~12年度の5年間分)→【修正後】0千円(取り下げ)
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という内容に関するもの。

これ、何の話かと言いますと
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●西宮市立中央病院と兵庫県立西宮病院が統合して、新しい病院ができる
→市立中央病院の職員は新病院に移り、西宮市の職員から兵庫県の職員に変わる
●ところが、西宮市と兵庫県の病院職員の給与水準を比較すると、西宮市の方が圧倒的に高い
→移行措置を設けないと給与水準が大幅に下がる
→それを嫌がって県に移籍せず、市に残られると困る…
-----
という話がある。
なので、中央病院の職員が新病院に移籍する際に生じる減収分を一定期間、市が補填する、という話なんですよね。
その具体策として、3月議会では
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●1~3年目までは一切減給にならないように、市が差額分を全額保証する
→4年目から段階的に減額する
→最終的に差額保証がなくなるのは6年目から
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という内容が示されました。
詳細は以下の通り。
 ↓


が、この内容に「もっと早期から大幅に減額させるべき!」という内容でかみついたのが、啓誠会さん。
結果、減額補填のために必要な予算は、修正予算という形で降ろされたのは上のブログで書いた通りですね。
一方で、市としてはどうしても補填措置自体は必要ということで「1年目だけは全額保証するが、2年目以降は一部減額!」という方向で、内容を見直した議案が本日提案されました。
具体的な内容は以下の通り。
 ↓


これによる支出削減効果は約6千万円。
提案された議案は、本日の本会議で全会一致で可決されました。
強くかみついていた啓誠会さんとしては、この内容でも満足してはおられない模様。
が率直に言って、この効果は大したものだと思っています。
やりますね…

で、この話について、いくつか思うことがあるんですよね。
この議論の過程で明らかになった話の1つが、市立中央病院の職員が新病院に移行した場合の減収額は平均1割程度だということ。
逆に言うと、同じ職位で比較した場合、一割以上、高い給与を受け取ることが常態化していたということになります。
そら、こんだけ給与高かったら、市立中央病院は巨額の赤字を叩き出し続けるわけやわな…と。
 ↓
【ご参照】
中央病院をどうするか?@2009年2月のブログ

で、もう一つのお話が予算を否決したからこそ、こうした話が出てきたということ。
いくら、こういう問題を指摘し、是正を求めたところで、予算否決という強硬手段に訴えなければ、こういう展開になることはありえませんでした。
この一点だけをとっても、やっぱり予算を否決したことはよかったのだと思っています。
他にも、色々と、その効果を感じている話はありますし。

ということで、西宮市議会も今日から新体制。
気持ちも新たに(?)頑張ってまいります。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


いつまで検討してるんですかね… 市政ニュースの発行頻度は月2から月1に減らして、紙面を充実させるべきだと思っています!

2025-05-12 12:46:46 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

顧問の役目をお預かりしている自治会の総会に、毎月定例・公園清掃のはしご等、いろんな方と会って話す機会の多かった、この週末。
その中で話題になり盛り上がったのが、市政ニュースに掲載されていた「足裏に 泥がにゅるりと 初田植え」という市長の一句についてのご意見でした。


 ↑
曰く
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●今回のはとりわけ酷い
●俳句になってない
●これは俳句ではないでしょう
●にゅるりという語感が気持ち悪い
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等、散々な言われよう。
「いや、そんなこと俺に言われても…」「私もあれはやめた方がいいと思うし、そう言ってるんですよ!」てなことは言っておきましたが、完全にご婦人方のパワーに押されまくりでした。
ご本人によると「楽しみにしてくださっている方もおられるし、そういう声も直接頂いたことがある!」とのことでしたし、まあ、気に入っておられるんでしょうね。
 ↓
【ご参照】
市が「広報戦略」なるものを策定するそうです。市長の俳句なんかよか、もっと広報するべきことがあるよな…と思いつつ。@2024年9月のブログ

とは言え、この句がよいとか悪いとかはさっぱり分からない私。
なので「田植え」を季語として使った俳句を見たところ、なるほど、そら酷評もされるわな…と思いました。
俳句を嗜む方々であるからこそ、「こんな水準のものを公金を投じて作成している広報紙に掲載するなんて!」という思いが強いという面もあるのでしょうね。
 ↓
【田植えの俳句ネタ集 20選】小学生/中学生向け!!(夏の季語)を含む一般俳句例を紹介!

で、そこから気になったのが、市政ニュースのあり方についての話。
私、以前から
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●市政ニュースの発行頻度を現在の月2回から月1回に減らすべきでは?
→その上で、一号ごとのページ数を増やし、特集などを充実させた方がよいのでは?
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と考えています。
なんなら地域情報誌・宮っ子との統合も含めて検討するべきだとも。
こうした問題は以前から提議しており、2022年には「今年一年かけて検討する!」的な話を聞いてもいたんですよね。
けど、結局その後、具体的な話は何も進んでいないような。
一応、今も検討はしているそうなんですが、相変わらず検討するの好きやな…
 ↓
【ご参照】
月2回の発行頻度も含めて、市政ニュースの見直しを検討中とのこと。個人的には、もっと内容を充実させる方向に舵を切るべきだと思っています!@2022年5月のブログ

物価高騰の著しい昨今、印刷費は勿論、配布費用もえげつなく高騰していると聞いています。
そうしたことを考えるなら、こういうことについても何時までも検討してないで、結論出して見直すべきだと思うんですけどね。
そら、財政難にもなるわな…と、改めて。
 ↓
【ご参照】
財政難の中、漫然と続けられている施策や業務。これらの廃止や見直しができないのに、安易に新しい取組を始めるべきではありません!@2025年3月のブログ

という、いつもながらの辛口で失礼しました。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


市が/●緊急車両の運用/●後発車両の車種や仕様/●近隣市との連携強化/等、指摘した事項の見直しに取り組む意思を示しました!

2025-05-01 12:31:50 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

先日、顧問を務めさせていただいている北口町自治会の総会に出席しました。
終了後、西宮警察署からお越しの刑事さんによる防犯講座がありましたが、これが、とても良かったんですよね。
印象に残ったところで言うと
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●今、西宮で1番多いのは警察を騙った詐欺
→2番目に多いのが還付金詐欺
●キャッシュカード詐欺盗では、ドアを開けて対応すると靴や傘などから家族構成を類推される恐れがある
→二次被害につながる恐れもあるから絶対開けちゃダメ!
●手法が兎に角、巧妙になっている
→電話でお金に関わる話が出てきたら、即切るべし
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 ↓


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●高杭電話番号による特殊詐欺が急増している
→電話を受けただけで、受けた側に料金が発生するような事例もある
→絶対、出ちゃダメ!かけ直すなんてもってのほか!!
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 ↓


てな話は、とても参考になりました。
相変わらず、莫大な被害が出ているようですし、皆様、くれぐれもお気を付けください。
こんなことに、やたらと気をつけなくちゃいけないというのも、いやなご時世ですが…

さて本題、これにて終了の12月議会×消防の質疑ですよ。
それでは、どうぞ!

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【最終答弁】
本市は近隣他市と比較し、広い管轄区域を有し、かつ南北に長い地形となっており、山や川、海などの自然が豊かな一方ひとたび災害が発生すると、土砂災害や川の氾濫、高潮や、台風による浸水など自然がもたらす災害の危機は、常に念頭に置いておかなければならないと考えており、また、高速道路や鉄道といった、交通網の発達による災害も同様でございます。

これまで管轄区域の面積や地形、災害形態、また阪神・淡路大震災の経験や、更には東日本大震災などの緊急消防援助隊の派遣で得た教訓など、様々な事情を踏まえ、これら災害に即応し、消防責任を果たすため、必要な車両、資機材を整備してまいりました。
しかしながら、今回の、議員からのご指摘を真摯に受け止め、改めて、本市の極めて厳しい財政状況を踏まえ緊急車両の運用面や、後発車両につきましても、車種や仕様について検討するなど、見直しに取り組み持続可能な、消防体制の整備に努めてまいります。
また、近年の消防行政に関する、国の動向も踏まえ近隣市との、様々な連携強化による経費削減についても検討してまいります。
 ↓
【まとめて意見要望】
この件、ここまで詳細な調査は出来ていませんでしたが9月の決算特別委員会でも取り上げました。
その際の指摘を踏まえてなのでしょう、当時はほぼゼロ回答でしたが
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●今年度更新予定のはしご車については、本市の財政状況を鑑み、有利な財政措置を講じられるよう対応した
●化学車についても水槽付きポンプ自動車兼用の化学車を導入する予定
-----
と早速、具体的な見直しを進めていること、さすが即時の緊急対応を求められる消防の対応の速やかさよ…と感じています。

個々の指摘に対して、過去の経緯や消防としての考えも含めて「災害に即応し、消防責任を果たすため、必要な車両、資機材を整備してき」たという答弁を頂きました。
その内容自体は一定理解できると受け止めています。

その上で
-----
●本市の極めて厳しい財政状況を踏まえ、緊急車両の運用面や、後発車両につきましても車種や仕様について検討するなど、見直しに取り組み、持続可能な消防体制の整備に努めていく
●近年の消防行政に関する国の動向も踏まえ、近隣市との様々な連携強化による経費削減についても検討していく
-----
旨の答弁を頂いたこと、高く評価します。
答弁頂いた方向で見直しを進めるよう要望したうえで、もう一点、申し上げておきます。

今回の質問を通じて、私が言いたかったのは、緊急かつ重要性が高い消防のような部署でさえも、よく見ていけば過剰な部分があるということです。
一般業務においても、同様に過剰な部分は沢山あるはず。
そういうところを見直していってほしいと思います。

■■■■■

消防は、きわめて専門性が高く、重大事案には人の生命に直結する重要性の高い分野。
こうした分野に、私のような素人かつ門外漢がツッコんでいくことには随分、悩みもしました。
一方で、どのような分野であれ客観性を持った証拠を武器に、自分なりの問題意識に基づいて問題を提議することは、議員として果たすべき重大な役割と考えています。

今回の件、消防当局も指摘を前向きに受け止めてくれたものと感じています。
必要で妥当な見直しを進めるためには、専門的知見を持つ消防局の意思と、主体的な取組がきわめて重要になってくると考えています。
それだけに、今後の展開について、強い関心を持って注目していこうと思います。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


大規模災害時を想定した後発車両は総じて台数が多く、高い車種ばかり。ここも見直す余地があるのでは?

2025-04-28 12:30:19 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

今年のGWは、ややゴールデン感が弱めのような。
どこに行っても混雑してるし、基本的に出不精やしで、どうしたものだか。
一つくらいは、それらしいお出かけもしたいものだと思いつつ。

さて本題、前回に続き、昨年12月議会で取り上げた消防に関する話の続きですよ。
どっちかというと、前回よりも今回の方がより分かりやすい感じだと思います。
それでは、どうぞ!

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次に、大規模災害時に出動が想定され、通常時は別業務に従事する、いわゆる後発車両についてです。
まず物資や資機材の搬送を支援するほか、大規模災害時には可搬式ポンプ及び各種資機材を積載して消火・救助活動をする活動支援車について。
【資料③―1】をご覧下さい。
 ↓


各市の保有台数は吹田5、尼崎2、豊中1、高槻0。
一方で西宮市の所有台数は9と明らかに多くなっています。
加えて、他市は300~400万円程度のミニバン・バンが中心なのに対して、西宮市はランドクルーザーなど500~800万円程度の高級車が多くなっています。

次に、物資や資機材の搬送を実施するほか、大規模災害時には緊急消防援助隊の各種資機材等を積載して、後方支援活動を行う活動支援車(資機材搬送車)について。
【資料③―2】をご覧下さい。
 ↓


各市の保有台数は吹田2、尼崎1、豊中11、高槻3。これに対して、西宮市は5と比較的多くなっています。
加えて、他市は300~400万円程度のミニバン・バンが多くを占めるのに対して、西宮市はフォワードなど300~600万円程度の小型・中型トラックが多くなっています。

最後に、大規模災害発生時に支援業務に従事することが想定される指揮広報車・査察広報車について。
 ↓


各市の保有台数は吹田9、尼崎1、豊中5、高槻7。
これに対して、西宮市の所有台数は10と比較的多くなっています。
加えて、他市では100~200万円程度の軽バン・軽自動車・コンパクトカーが多くの割合を占めるのに対して、西宮市は200~300万円程度のステーションワゴンや500~800万円程度のミニバンで構成されており、明らかに価格帯が高くなっています。
つまり後発車両全体について所有台数が多く、車種が高価なものに偏っているのです。

【質問②】
いわゆる後発車両についても同様に、車両の台数や車種・価格帯について見直す余地があると考えるが、市の見解はどうか?
 ↓
【答弁②】
後発車両のうち、活動支援車や資機材搬送車、指揮広報車につきましては、30年前の阪神・淡路大震災を教訓に、導入した車両で当時、消防局の職員は発災直後から自発的参集により最寄りの消防署に向かい、3時間経過した時点で当務員と合わせ約80%の職員が集まりましたが、消防車両は全て出動しており、参集した職員は車両や資機材がなく、思うような活動ができなかった苦い経験がございました。
そこで悪路でも走破できるよう4WDで、なおかつ火災や救助にも対応できるよう、可搬式ポンプやホース、救助資機材やボートなどが積載できる荷室を要した車両や、救急車が全て出動し、更に市外への広域な搬送が大半であり、市内の救急車が1台もない状況が続いたことから、負傷者を搬送できる室内スペースを有し、かつ人員も搬送できる車両として、導入いたしました。
査察広報車につきましても、査察や業務連絡用として使用するだけでなく、災害時には広報や人員搬送、また現場出動も考慮し、軽自動車やコンパクトカーではなくステーションワゴンタイプの車両を配置しているところでございます。
震災から30年が経過する中、トラックベースの、いわゆるピックアップ式の車両の生産が中止されていたことなど、十分な荷室やスペースを有する車両は限られていることから、更新を経て、現在の車両になっているところですが、風水害時には、非常招集により参集した職員が荷室に土嚢などを積載し、災害現場へ出動するなど、いずれも大変有用な車両でございます。

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ここまでで質疑は終わり。
次で、意見要望を述べて、ようやく12月議会報告は完了予定ですよ。
えらい遅れてしまい、すみませんでした。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


10年間で動いたのは2回だけで、一度も稼働していない消防のはしご車や化学車。見直す余地はないんですかね???

2025-04-24 09:37:57 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

井上尚弥選手がGWの試合に備えてラスベガスに上陸するわ
 ↓
井上尚弥が米国上陸 カルデナスとフェースオフ&サンドバッグ打ち披露(スポーツ報知)

中谷選手と西田選手の激突は決定するわ
 ↓
中谷VS西田&天心世界前哨戦など 「PRIME VIDEO BOXING」前売り券5月1日から販売(スポニチ)

と、ただでも痺れまくってるところに、佐々木尽選手のタイトルマッチまで決定!
 ↓
6/19 佐々木 尽 WBO世界ウェルター級王座挑戦 / IBF世界ミドル級挑戦者決定戦 入札結果 / 6/28 WBAライト級2位スコフィールドvsWBA6位バハディ

もうね、完全にバグってますよ、日本ボクシング界。
5月・6月と楽しみな試合が多すぎる!

さて本題。
じつは昨年12月議会で行った一般質問で、まだご報告できていない話があるんですよね。
しかも結構、議会的にも反響があった話であり、こりゃ跳ばすわけにはいきません!
というわけで甚だ遅くなってしまいましたが…の一般質問のご報告ですよ。
それでは、どうぞ!

■■■■■

消防局が保有する各種車両についてです。
極めて厳しい財政状況に陥っている本市は、今ある施設や設備についても、あらゆる視点から
-----
●必要性はあるか?
●過剰なものはないか?
-----
を精査しなければなりません。
こうした観点から消防局が保有する車両について近隣の人口・規模等が比較的似ている吹田市・尼崎市・豊中市・高槻市と比較しながら見ていきます。

まず火災・事故等の通常災害時に出動する緊急車両についてです。
資料②をご覧下さい。
 ↓


最初にはしご車です。
消防力の整備指針における、はしご自動車の整備条件は基本、1管轄ごとに1台配置。
一方で
-----
●当該消防署の管轄区域にある中高層建築物が120棟未満
●隣接消防署から30分以内に活動開始できる
-----
の両方を満たす場合は、この限りではないとされています。
北消防署にもはしご車が1台配置されていますが、管轄区域内の中高層建築物は63棟。
過去10年間の出動実績は2件だけで、実際にはしごを伸ばし、放水したことは一度もありません。
こうした現状を踏まえると、近接する神戸市との共同運用や、瓦木消防署との共用によって、市が保有するはしご車の台数削減が可能なようにも感じます。

次に、火災や交通事故、自然災害など一般生活上で起きるさまざまな救助事案に対応するため、救助資機材を積載して現場へ急行し、救助活動を展開する救助工作車について。
吹田・尼崎・豊中・高槻各市の所有台数は2台ですが、本市は4台所有しています。
出動実績の65%程度が鍵開けや安否確認といった軽微な事案であることを考えると、4台も必要か疑問に思います。

次に、水による消火が不可能・困難な石油コンビナートや航空事故などの重大な危険物火災に対応する化学車について。
本市は2台保有していますが、過去10年間の出動実績は2件だけで、実際に化学薬剤を放水したことは一度もありません。
本当に2台必要でしょうか?
また他市では水槽付きポンプ自動車と化学車を兼用している事例もありますが、こうした対応は考えられないのでしょうか?

緊急車両の最後、放射性物質・生物剤・化学剤などの漏洩・飛散・流出による災害に対応する特殊災害対応支援車についてです。
本市は2台所有していますが、吹田・尼崎・豊中・高槻各市の保有台数は1台。
過去10年間の稼働実績は5件しかありません。
台数を1台削減できないでしょうか?

【質問①】
いわゆる緊急車両について、過去の稼働実績や近隣他市との比較も踏まえ、見直す余地があると考えるが、市の見解はどうか?
 ↓
【答弁①】
通常災害時に出動する、緊急車両のうちはしご車についてですが、北消防署のはしご車を近接する神戸市や宝塚市と、共同運用することや、瓦木消防署と共用した場合、いずれも、現場によっては、出動から現場到着までに30分以上かかるところもあり、その場合、ベランダなどに取り残された要救助者を救出するまでには、更に時間がかかりますことから、はしご車の共同運用や、共用によるはしご車の削減は、より慎重に検討しなければならない事と考えております。
なお、今年度更新予定のはしご車につきましては、本市の財政状況を鑑み、有利な財政措置を講じられるよう、対応しているところでございます。

次に、救助工作車についてですが、近隣他市の2台に対して、西宮市は4台ございますが、例えば、吹田市は36平方㎞、尼崎市は50平方㎞の面積に対して、当市は100平方㎞の面積を管轄区域としておりますことや、救助出動が増加し、続けていることからも、4台の救助工作車は必要であると考えております。

また65%程度が、一般的に安否確認といわれている事案ではございますが、通報段階では「玄関が施錠されている、中で倒れているかもしれない」という救助を求める内容ですので、一刻も早く救出しなければならない事案と捉え、また高度な救助技術の必要性等を考慮し、救助工作車を出動させているところでございます。

次に化学車についてですが、本市は2台保有しており、このうち1台は通常の化学車ですが、もう一台は非常用の予備車として、水槽付きポンプ自動車兼用の化学車としているところです。
なお今年度更新する通常の化学車につきましても、他市等の状況も踏まえ、また財政負担を考慮し、検討を重ねた結果、水槽付きポンプ自動車兼用の化学車を導入する予定としております。

次に、特殊災害対応支援車についてですが、この車両は、毒劇物や危険物質等の漏洩、飛散等の災害に対応する車両で、当市は、北部に西日本の大動脈であります中国自動車道を有しており、このような場所で、危険物質等を運搬している車両が事故を起こした場合、非常に大きな事故に発展しかねない、と考えておりますことから、即応体制が取れるよう、南部だけではなく北部にも配備している状況でございます。

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消防の言い分は、こんな感じ。
この話、もう少し続きますので、お付き合いくださいませ。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


期末勤勉手当や退職手当に関わる手厚すぎる計算ルールを見直したことは評価します。でも問題がある手当は、まだまだ沢山ありますよ!

2025-04-14 16:09:51 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

宝塚市長選挙におきまして、大川候補を応援しましたが、当選に届きませんでした。
候補ご本人と支援された皆様、本当にお疲れ様でした。
関心をお寄せいただいた皆様にも、心から御礼申し上げます。
そして選挙に関わったすべての皆様、おつかれさまでした。
 ↓


西宮市と同じく、財政危機に陥っている宝塚市。
加えて、大川候補は事実上の保守系統一候補としての出馬(=自民・維新の両党から推薦)と認識しています。
候補ご本人の資質に加えて、そういった要素もあったことから期待もし、関心も寄せていただけに残念でした...

なお同日に同じく市長選挙が行われた伊丹市では、中田候補が圧巻のゼロ打ち当確(=午後8時の投票締め切りと同時に当選確実)。
 ↓
伊丹・宝塚市長選挙開票 伊丹市長に中田氏 宝塚市長に森氏が初当選@サンテレビジョンWEB

それにしても、周辺自治体の首長の顔触れが、どんどん変わっていきますね。
なんだか、時代の変化を感じます。

さて本題、色々ありすぎて、第何弾かも分からなくなってきた3月議会×報告シリーズですよ。
是非とも報告したい話の1つに、私が長年取り組んできた結果、大きな成果を得ることができた手当関連の話がありました。
ただ、この件、スペースの関係もあれば、内容が細かすぎることもあり、現在、絶賛配布中の市政報告81号でも大きくは取り上げられなかったんですよね…
 ↓


が、スペースや文章量に制約がないことが、ブログの強み。
というわけで詳しく、報告していきます!

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●中高齢層の基本給が高い
●いわゆる現業職の待遇が手厚い
●各種手当が手厚い
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等々、給与制度に関わる問題が甚だ多い西宮市。
私は、こうした構造が日本一高い平均給与に繋がっていると考えています。
 ↓
【ご参照】
祝!?職員給与日本一。・・・西宮って、近いうちに予算が組めなくなるかもしれないくらいの財政危機なんじゃありませんでしたっけ???@2024年8月のブログ

そして、そういう至って手厚い手当の中に、期末勤勉手当(いわゆるボーナス)と退職手当があります。
この両手当、職員が有利になるような独自のきめ細かい(?)ルールが設定されていたんですよね。
が継続して追及してきた結果、3月議会において、これらのルール設定のうち、国を上回る部分は、全てなくなりました。
以下、具体的に列挙していきます!

まずは期末勤勉手当(いわゆるボーナス)。
1件目はこちら。
 ↓

 ↑
私傷病休職とは「業務を原因としない病気や怪我で従業員が就業できなくなった場面で、事業主が従業員の就業を免除して休ませること」。
従来は基準日時点で復職さえしていれば、いくら休職していても、期末手当からの減額なし。
これを、期間によって減額するように改めた!という、当たり前の話ですね。
なお、これによる効果額は年間700万円とのこと。
ただし、効果額は病院や上下水道などの企業会計を除いたものなので、実際の効果額はもっと大きくなります(以下、効果額は、退職金も含めて全て同じ)。

2件目はこちら。
 ↓

 ↑
従来は、算定に用いる期間率を在職期間によって、細かく、かつ総じて有利になるように設定していました。
が、これをシンプルに、かつ国と同じ数値設定に改めたという話です。
これによる効果額は年間5000万円!

3件目は、こちら。
 ↓


 ↑
これも概ね2件目と同じ話ですね。
これによる効果額は年間3000万円。
なので、今回行われた期末勤勉手当の見直しによって、年間8700万円の人件費が削減されることになります。
これは大きい!

次に退職手当。
1件目はこちらですが、期末勤勉手当の2・3件目と同じで、とにかく細かく・かつ有利になるように上乗せ設定を設ける形ですね。
 ↓

 ↑
これによる効果額は年間4600万円。
ちなみに現状、西宮市役所では退職年齢65歳への段階的引き上げが行われており、大規模な退職金の発生は2年に1度。
なので退職金に関わる効果額が発生するのは全て2年に一度だということにはご留意下さい。

2件目は、こちら。
勤務期間を計算するにあたっての端数処理を国より有利になるようにしていたという話ですね。
 ↓

 ↑
これによる効果額は年間900万円。

3件目は、こちら。
こちらについては年間1人いるかいないかレベルとのこと。
しかし、よくもまあ、ここまで色々と細かいところを有利になるように、有利になるように設定してきたもんやな...と。
 ↓


今回の内容は「国に比べて、やたらと手厚かった内容を、国と同水準に揃えた!」という話でしかありません。
とは言うものの、厳しい財政状況の中、人事担当部署が頑張ったこと自体は事実であり、一定評価しています。
一方で、本市には特殊勤務手当や主任・班長手当等、まだまだ他自治体と比べて手厚すぎる、問題のある手当が多く存在しています。
 ↓
市政報告78号×裏面@2024年7月発行


何度も言っていることですが。
財政危機の中、「市民サービスは他自治体より手厚いものをガンガン削る!でも、市職員の待遇は別ですよ~」というような姿勢では、市民の理解と賛同を得ることなどできません。
現場で市民と向かい合う職員さんからも、こういう状況について良しとしない声を多々お預かりしています。
そうした声を旨に、引き続き、厳しい姿勢で取り組んでまいります。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


こぼれ話@一部職員の昇給を止める議案。こういう話があるから、生成AIって怖いんですよね...

2025-04-03 11:13:31 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

私にとって、3月議会における最大の話は、やはり「国家公務員の水準を上回る給料水準にある職員の昇給を止める!」という例の話でした。
 ↓
【ご参照】
西宮市政100年の歴史の中で、初めて否決された新年度予算。が、今日のブログは給料表の見直しに関わる話がメインです!
給料表カットの効果が新年度予算で示されなかったのは時間がなかったから。カット対象者は昇給していませんし、今後も昇給しませんので念のため。

この件、にしつーさんにも取り上げて頂きました。
修正予算についても詳しく取り上げて下さっています!
 ↓
西宮市議会が本気出してる。予算1億円以上カット @2025/3/31付・西宮つーしん

 ↑
修正予算については、こんなややこしい話を、この水準で分かりやすく、伝わるようにまとめて頂いている事に脱帽。
メディア(?)としての性質はもちろん、そもそもの方向性が異なっていることはよくよく分かった上で、市の広報にも学ぶべき部分は多々あるように思いますね。

なお、この件について最新の市政報告には、こんな表を掲載するつもりです。
分かりやすくできて、ご満悦。
納品されて、配り始めるのが楽しみ♪
 ↓


なお、この話についての討論は、以下の動画の49分経過頃~1時間28分頃でご覧頂けます。
 ↓
西宮市議会 議会中継 - 発言内容
 ↑
ちなみに、この話題についての質疑は総務常任委員会で行われたので、本会議場で行われたのは討論のみ。
ここは先日、ご紹介した議員定数削減の話とは異なるところですね。
こちらも会派・議員ごとに大きく異なる考え方や姿勢が示されていますので、よろしければご覧ください。
なお反対側の方から、多く聞かれたのは「組合と市が交渉でまとまった結論を、市がひっくり返すのは越権行為!」という趣旨の話だったと理解しています。

で、そういうのとは全然別筋で、かなりビビった話が議案提出までの過程であったんですよね。
なので、今日はその話をば。

この話について、本会議に先立ち、総務常任委員会で質疑がなされたのは上に書いた通り。
 ↓
【ご参照】
「同等の職位でも国家公務員より高い給与水準にある職員を賃上げするなら、実力行使にでる!」と宣言してきた私。本日の総務常任委員会で宣言通り、行動しました!! @2025年3月のブログ

それに先だって、質疑が予定される総務常任委員会のメンバーの方には、出来るだけ事前に話を聞きに行くようにしていました。
やる以上、意味のある質疑をしたいですしね。

で事前に話を聞きに回っていた中で驚いたのが、市民クラブの田中あきよ議員が質疑内容を準備するべく、3/24の夜にChatGPTで検索してみたところ
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●長岡京市で、市が職員給与の改定案を議会に提出
  ↓
●議会が、その内容を大幅削減する修正を加える
  ↓
●市長側が「議会の修正は違法!」と訴えて訴訟
  ↓
●大阪高裁が違法と判断!!
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という内容が出てきたという話。
いや、それがホンマならシャレになりませんよ...
その晩、田中議員がコピペされていた内容は以下の通り。
  ↓



ところが、この内容を翌日、再度検索してみたら、こんな事例は出てこない、と。
加えて、
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●長岡京市に直接確認してみたが、そんな事例はないと言われた...
●大阪高裁の記録を見ても、そんな記録はない...
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ということだったそうな。
自分が調べている過程で、同様に「長岡京市で訴えられて、議会が負けた事例がある!」てな話が出てきていたら、この議案、よう出さんかったのでは...とさえ思います。
私自身も怖いですが、それ以上に、議案に賛同して下さる方々に迷惑かけるわけにはいきませんもの。

しかし、やっぱり生成AIって、こういうことがあるんですね。
ここには書きませんが、もう一つ、3月議会に関連して、誤った情報が生成AIから出てきた事例があり、ほんま怖い…
そら、ChatGPTを業務に積極的に使用することに否定的な自治体も存在するわな...と。
とは言え、私は事実関係の確認はしっかり取る等、気を付けるべきには気を付けることを前提に活用すべきという立場ですが。

てなわけで、実は提出から可決に至るまでに、こんな話もあったんですよ~というお話でした。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。