西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

二酸化炭素排出量を削減するために、公用車を電動車に変えていくのも、もちろん大事。でも、それ以上に大切なのは、他市より圧倒的に多い公用車の台数を減らすことです!

2024-05-07 11:08:43 | 自然環境に対する意識の高いまちを実現する

阿久井選手・井上拓選手が勝利した日本人対決ならではの気持ちを感じる試合に手に汗握り、武居選手の8R・12Rの劣勢に悲鳴を上げた後、迎えたメインイベント。
1Rの井上尚選手のダウンで30数年前の マイク・タイソンvsジェームス"バスター"ダグラス を思いだして、またまた悲鳴上げてしまいましたが、その後の盛り返しからの勝利は圧巻。
良い試合ばかりではあったものの、判定試合が続いた後だけに、最後に井上尚選手の圧巻のKO劇が待っていると、イベント全体の盛り上がりが違いますね。
9月頃に予定されているらしい、次の試合も楽しみで仕方ない。
 ↓
ドーム決戦、井上尚弥が貫禄のKO勝ち…「まさかの展開」もタイソンの二の舞踏まず@読売新聞WEBニュース


さて本題、代表質問のご報告の続きですよ。
それでは早速、始めます。

■■■■■

【質問】
-----
●令和3年に表明した「2050ゼロカーボンシティにしのみや」の実現に向け、全庁的な課題として環境問題へ取組を進めている
●取組を加速するため、国の交付金も活用し、再生可能エネルギーの公共施設への導入や公用車への電動車の計画的な導入など二酸化炭素排出量削減に資する事業を順次開始してまいります
-----
とのことでした。
こうした取組の重要性は言うまでもありません。
一方で、公用車については、二酸化炭素を排出する公用車自体を減らすことも重要という観点を強く持つよう、会派として継続して訴えてきました。
先般、示された財政構造改善基本方針の中でも公用車台数の削減は歳出削減のため取り組む内容の一つとして上げられていましたが、
-----
●これまでの取組にはなにが不足していたのか?
●どうやって台数削減を進めていくのか?
●どの程度の規模を目指しているのか?
-----
お答え下さい。
 ↓
【答弁】
ゼロカーボンシティの実現に向けましては、電動車の導入と共に公用車の台数削減についても取り組むべき課題と認識しており、行政経営改革中期実行計画に加え、財政構造改善基本方針に基づく取組におきましても、公用車保有台数の削減に取り組むことをお示ししたところです。
削減台数につきましては、公用車の使用状況を分析した結果、令和5年度に14台の削減を進め、令和6年度におきましても5台の削減を予定しておりますが、今後の利用状況を見ながら、さらに削減を進めてまいります。
また公用車の使用は、業務の効率化のために必要なものでありますが、漫然と使用するのではなく、使用効率を高める取り組みも必要であると考えます。
費用対効果や、二酸化炭素排出量の削減、交通事故防止などの観点から適正な利用を進めるため、近距離の場合は、荷物の運搬などを除いて徒歩や自転車を利用することや、安全運転対策などの公用車の使用に関する具体的なルール作りも検討してまいります。
 ↓
【意見要望】
この件、会派として継続して取り組んでいるところですが、類似他市に比べて保有台数が100台以上も多い割に、「令和5年度に14台の削減を進め、令和6年度におきましても5台の削減を予定」と、大きな成果が見えてきません。
答弁で述べられた内容も含め、課題の多くは明らかになっているものと認識しています。
強い問題意識を持って、取組を進めて頂きたい。

■■■■■

この件、最初に取り上げたのは2012年6月議会でのことでした。
 ↓


それから、なんと12年。
毎年の予算要望等でも継続して是正を求めてきましたが、その後も亀の歩みのようなスピードでしか台数削減は進められておらず、他の類似都市に比べて圧倒的に所有台数が多い現状に変化はありません。
最近の本市の状況については、下のリンク先から始まる、同じ会派のたかのしん議員の一連の内容が非常に分かりやすいので、興味のある方は是非ご覧下さい。
 ↓
公用車の保有台数が多すぎます! @西宮市議会議員・たかのしん公式ブログ

こういう分かりきった問題にさえ、なかなかメスを入れることさえできないところにも、本市の財政危機の一因があると思うんですよね。
引き続き、しっかり追いかけていかなければ!
と宣言して、今日のブログはこれにて失礼いたします。
帰ったら、も1回、井上尚選手の試合を見るのが楽しみで仕方ない♪


令和8年度からの生活系ごみの分別区分が示されました。「ちょっと待って!」と思われた場合、是非「パブリックコメント」制度を活用して下さい!

2023-07-26 11:39:12 | 自然環境に対する意識の高いまちを実現する

本日で無事、コンタームの駅立ち終了。
お声がけ下さった皆様、チラシを受け取って下さった皆様、気にかけて下さっていた皆様、全ての方に心から感謝申し上げます。
本当にありがとうございました!

なお本日、西宮北口駅×北西の駅前広場で熟睡していた若者×男性二人は元気に起きて、立ち去っていきました。
気になっていた方もいらっしゃることかと思いますので、一応、情報共有しておきます。
しかし、あの環境で、あそこまで熟睡できるってすごいな...
ほんで、警察さんも大変ですね。。。

さて本題。
一週間ほど前の民生常任委員会で「西宮市一般廃棄物処理基本計画の一部見直し」に関わる報告がありました。
これ、
-----
●西宮市では、平成31年3月に「西宮市一般廃棄物処理基本計画」を策定
⇒令和10年度を目標に生活系ごみ・事業系ごみの排出量減量/温室効果ガス排出量削減/リサイクル率の向上等に取り組んでいる
●が、指定袋制度の導入や、令和8年度からの東部総合処理センター破砕選別施設の稼働により、前提となる状況に計画策定時から変更した部分がある
⇒こうした状況の変化もあり、計画の一部を見直す
-----
というものです。

細々した部分を中心に、内容は色々とありましたが、今回、特にご報告しておくべきかな...と思ったのは、令和8年度以降の生活系ごみの分別区分が改めて、示されたこと。
詳しい内容は以下の通りです。
 ↓


なお、こちらも含めて、内容にご意見おありの場合はパブリックコメントという制度を利用して、市に意見を出して頂くことが可能です。
詳しい内容は8/10(木)以降、市HP等で広報される予定ですので、ご確認くださいますよう、よろしくお願いします。

ほんとは、今日はブログ更新の予定はなかったのですよ。
が、西宮北口駅前で熟睡していた男性二人のことが気になっている方も多いことかと思いましたので、アップしておきました。

というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


住民・事業者・市、全てにメリットのあるごみの集団回収。これをもっと広げるための取組を進めるべきです!

2023-05-22 10:29:22 | 自然環境に対する意識の高いまちを実現する

市内屈指の好立地(=西宮北口駅の下をくぐる道を、北に上がってきた正面!)に立てさせて頂いていた看板、先日、撤去しました。
こちら、ありし日の姿。
 ↓
 

「また4年後においで♪」と言っていただき、ほんと、ありがたい...
様々な形で頂いているご厚意に、しっかり仕事で応えてまいります。
会長、本当にありがとうございました!

さて本題、3月議会での代表質問のご報告の続きです。
前回ブログでごみの分別&回収頻度見直しについて書いたところ、自治会等が行っている集団回収について複数のご意見を頂きました。
そこについては抜かりなく(?)代表質問でも取り上げていましたので、早速ご紹介させて頂きます。
それでは、どうぞ!

◇◇◇◇◇◇◇◇◇

【質問】
資源ごみの自治会・子供会等による回収ですが、地域ごとに差があります。
参加していない団体に直接働きかけるなど、制度への加入促進を図るべきと考えますが、市の見解はいかがでしょうか?
 ↓
【答弁】
現在、本市では、自治会等の営利を目的としない団体で、概ね構成世帯数が20世帯以上または構成人員が20人以上で代表者が選任されており、年2回以上かつ半年間で500㎏以上の古紙・古布・アルミ缶などの再生資源を回収する団体に対し、再生資源集団回収奨励金を交付しております。
直近5年間の交付団体数は、580から590団体で推移しておりますが、インターネットやスマートフォンの普及等に伴うペーパーレス化の影響により、新聞や雑誌等の回収量は年々減少しております。
再生資源集団回収については、
-----
●市にとっては再資源化の促進
●住民にとっては地域住民間の交流や活動費等の確保
●再生事業者にとっては良質な資源物の確保
-----
等、三者それぞれにメリットがある効果的な施策であるため、今後も引き続き、未実施の自治会等に対して広く周知啓発を図り、より多くの団体が本制度の主旨に賛同し、取り組んでいただけるよう働きかけてまいります。
 ↓
【意見要望】
再生資源の回収については「未実施の自治会等に対して広く周知啓発を図り、より多くの団体が」「取り組んでいただけるよう働きかけてまいります」とのことでした。
実施していない自治会等から、制度の存在は知っているが、具体的にどうすればいいのかが分からないという声を頂くことがあります。
答弁にあった通り、住民にとっても再生事業者にとっても市にとってもメリットのある効果的な施策です。
周知啓発だけでなく、世帯数が多いが実施していない自治会等に直接声をかけるなど、より実効性の期待できる取組みを検討して頂きたい。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇

てな感じです。
この問題について、基本的に、市の姿勢は待ちで終始している模様。
が、質疑の中で述べているとおり、それでは勿体ないと思うんですよね。
より広範囲で、集団回収が実施されるよう願っています。

それでは今日のブログは、このへんで失礼します。


令和8年4月に予定されているごみの収集区分&収集頻度の見直し。収集頻度の見直しだけでも、もっと早くにすればいいのに...

2023-05-19 10:35:55 | 自然環境に対する意識の高いまちを実現する

個人的に興味津々だったのが昨日、芦屋市議会で行われた新市長による所信表明演説。
内容的にはそこまでカッチリしたものに整理されてはいないな...という印象でしたが、
-----
●最もこだわりたいテーマが「教育」
→芦屋の公教育で、芦屋の未来が決まる
●AIの進化、社会の大きな変化の中で、未来を生きる次の世代に最も重要なのは、学びへの意欲
→一人ひとりの学びに対するモチベーションを上げることこそが、教育で最も大切
●そのためには、先生の余裕と、先生自身が学び続けることのできる環境づくりが必要
→時間外労働や休日出勤など、先生方の長時間労働の現状を改善し、本来担うべき授業や生徒指導へ専念できる環境を整える
●生徒一人ひとりの特性や興味関心、そして、学習到達度、これらに応じた「ちょうどの学習」の実現に向けて取り組む
-----
といったあたり、どう取り組んでいくのか?そのための対策を具現化していくのか?といったあたりは要注目と感じました。
しっかりアンテナ張っていかなければ!
 ↓
芦屋市/髙島崚輔市長のページ


さて本題、まだまだ続く3月議会×代表質問のご報告。
今日は、家庭から出るごみの回収頻度の見直しについての話ですよ。
それでは、どうぞ。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇
【質問】
指定ごみ袋制度の導入によって、ゴミの種類ごとに排出量に大きな影響が出ています。
市は令和8年4月以降、ペットボトルやプラごみ、段ボールの回収頻度を増やす方向で収集区分見直しを予定していますが、現状を見ると、もっと早くに見直しできないものかと思います。
市の見解はいかがでしょうか?
 ↓
【答弁】
令和8年4月からの新破砕選別施設の稼働開始に合わせて、分別区分・収集方法・収集回数の変更を予定しており、現在、市内全域における新たな収集曜日の地区割の検討作業を進めております。
議員ご指摘のとおり、昨年7月からの指定ごみ袋制度の導入開始後、もやすごみの排出量は減少する一方で、その他プラやペットボトル、資源A・Bの排出量はそれぞれ増加するなど、ごみの減量及び分別意識の向上効果が現れております。
指定ごみ袋制度の導入開始後、その他プラ等の収集回数を増やしてほしいとのお声も頂戴しておりますが、収集回数を変更するためには、市内全域における収集曜日の変更等の大幅な見直しが必要であるほか、住民向け説明会の開催、ハローごみの全戸配布、ごみステーションに掲示しているステーションプレートの付け替え等、市民への周知を行う必要があります。
また分別区分の変更は、処理施設の整備が必要条件であることから、令和8年4月稼働予定の新破砕選別施設に合わせて、分別区分と収集回収の変更を行うこととしたものであり、収集回数の変更のみを前倒しで実施する考えはございません。
 ↓
【意見・要望】
収集回数の見直しについて状況は理解しましたが、強い市民の声があることはご認識いただきたい。
この件については今後の推移を見守ると共に、必要に応じて意見を申し上げていきます。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇

内容は以上ですが、令和8年4月以降のごみ回収頻度等について興味おありの方もいらっしゃると思いますので以下ご参考まで。
 ↓


なお一番下に書いてある通り、令和8年4月以降の内容は現時点での予定であり、確定したものではありませんので、その点ご容赦下さい。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


SDGsの観点からも重要なごみ排出量の削減。大量に混ざっている紙ごみの分別に向けた取組を進めるべきです!

2023-05-08 14:40:28 | 自然環境に対する意識の高いまちを実現する

本日は新任期初の公務となる議員総会。
 ↓


改めて、新しい任期でも職責を果たすことができるよう努めてまいります!
とは言いながら、前任期で行った代表質問についてのご報告も進めていかなければですよね。
それでは早速始めます。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇
【質問】
ごみ排出量の削減についてです。
事業系ごみの組成分析結果から、紙ごみの混入率が多いことが明らかになっています。
さらなる再資源化の推進に向けて、他自治体でも実施されている市処理施設への事業系古紙類の搬入規制を早い時期に実施すべきと考えますが、いかがでしょうか?
 ↓
【答弁】
事業系可燃ごみへの古紙類の混入率は、昨年7月より本格実施を開始しました指定袋制度により若干の改善は見られるものの全体の約38%となっており、その内、新聞・ダンボール・雑紙や包装紙等、再資源化が可能な古紙類は全体の約11%を占めているなど、依然として相当量の古紙類が分別されずに可燃ごみとして廃棄されている状況が続いております。
本市としましては、事業系一般廃棄物の適正処理の推進に向けて、排出者である市内事業者に対する周知啓発や戸別訪問による注意指導等に取り組んできたところであります。
しかしながら、古紙類の混入事例が後を絶たないことから、市処理施設への事業系古紙類の搬入規制の実施に向けて検討を開始いたしました。
実施時期につきましては、来年度、一部見直しを行う一般廃棄物処理基本計画において、事業系古紙類に関する新たな処理方針を記載し、排出事業者への周知啓発期間を経て、令和6年度中の開始を予定しております。
 ↓
【意見・要望】
事業系古紙類の搬入規制は令和6年度中の開始予定ということでした。
できるだけ前倒しでの実施を要望したうえで、もう一点。
事業系ごみ袋への缶・瓶等の混入は、指定袋制度導入によって改善されたものの解消していません。
同様に、古紙の搬入規制を実施しても、混入は完全には解消されないでしょう。
そう考えると、排出業者への周知啓発や注意指導だけでは不十分であり、搬入車両に対する展開検査の実施体制強化など、処理施設での水際対策を徹底が必要です。
真面目に分別している事業者が馬鹿を見ることがないよう、処理施設での水際対策の徹底にもしっかり取り組んでいただきたい。
また事業系ごみの削減については、従来から指摘している通り、事業者全体がごみの分別とリサイクルに無理なく取り組める仕組みの構築が重要です。
この点についても実効性ある対策を示せるよう、継続して取り組んでください。
 ↓
★ご参照★
事業系ごみにプラや古紙が大量混入している現状に問題あり。是正のため、具体的な施策を検討することを市が約束しました!@2023年1月のブログ

◇◇◇◇◇◇◇◇◇

ごみ排出量の削減はSDGsの観点から、とても大切。
そして、そのために誰もができる取組が分別の徹底だと思っています。
それだけに善意だけに頼るのではなく、一定の強制力が伴う取組が必要だと思っています。
引き続き、こうした課題にも取り組んでまいります。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします


事業系ごみにプラや古紙が大量混入している現状に問題あり。是正のため、具体的な施策を検討することを市が約束しました!

2023-01-16 16:34:34 | 自然環境に対する意識の高いまちを実現する

今朝6時半ちょい前に、駅立ちを予定していた阪神・香櫨園駅に着いたところ、既に別の議員さんがチラシを配っていたので泣く泣く断念。
ここまで比較的、快調に来ていただけに悔しいな…

一応、明日は阪急西宮北口駅×北西、木・金で阪神香櫨園駅を予定しています。
いなかったら「場所取りに負けたんやな…」と思ってやってくださいませ。

さて本題、前々回ブログを受けて「事業系ごみの削減に向けて!」の質疑の内容のご報告です。
それでは、どうぞ。

◇◇◇◇◇◇◇
【質問】
家庭ごみでは複数の指定ごみ袋が導入されるなど、ごみの分別推進、ごみ量削減のための取組が進められている。
一方で、事業系ごみについては可燃ごみ袋が導入されただけであり、分別やリサイクル促進、排出量削減に向けた取組が積極的になされているとは言い難い。
事業系ごみについても市役所本庁舎同様、分別とリサイクルを推進することでごみ排出量を削減できるよう、具体的な取組を推進するべきと考えるが、市の見解はどうか?
 ↓
【答弁】
現在、本市においては事業系一般廃棄物の減量が喫緊の課題であることから、平成31年3月に策定しました「西宮市一般廃棄物処理基本計画」において、令和10年度における1日あたり排出量を平成28年度比で20%減の141tまで減量することを目標にかかげ、様々な施策に取り組んでいるところであります。
本年7月より本格実施しました指定ごみ袋制度により、7月から10月までの4ヶ月間の事業系可燃ごみの排出量は前年同時期比で8.3%の減となりましたが、議員ご指摘のとおり、指定ごみ袋制度を導入した現在においても、事業系可燃ごみの中には、本来、産業廃棄物として排出されるべきプラスチック類や資源化が可能な古紙類等が一定量混入し続けていることが推測されます。
現行の法規制では、多量排出事業者と少量排出事業者による分け隔てはなく、全ての事業者が一般廃棄物と産業廃棄物に分別しそれぞれ処理しなければならない義務が課されております。
しかしながら、少量排出事業者にとっては産業廃棄物の受け入れ先の確保が困難であること、産業廃棄物の分別にかかる人件費や処理業者に支払う処理費用等のコストが嵩むこと、産業廃棄物の処理を委託するためにはマニフェストを作成して交付しなければならないことなどが相当の負担になっているのではと思われます。

本市としましては、一定量以上の廃棄物を排出する事業者に対しては、法規制に沿った分別排出及び適正処理の徹底ならびに再資源化を推進することにより、さらなるごみの減量に向けて取組を進めてまいりますが、少量排出事業者への対応として、分別排出が容易となり結果的にごみの減量と再資源化に繋がるような新たな施策を検討する必要があると考えています。

令和8年度からの新破砕選別施設の稼働開始に伴い、生活系ごみについては分別区分の見直しを行うことを予定しておりますので、少量排出事業者への対応につきましても、他の自治体における実施手法等の調査・研究を行いながら、より効果的な施策を検討してまいります。
 ↓
【意見・要望】
指定ごみ袋制度の導入後、「事業系可燃ごみの排出量は前年同時期比で8.3%の減とな」ったが、現在でも「事業系可燃ごみの中には、本来、産業廃棄物として排出されるべきプラスチック類や資源化が可能な古紙類等が一定量混入し続けている」。
これを受けて、小規模事業者に対しては「分別排出が容易となり結果的にごみの減量と再資源化に繋がるような新たな施策を検討する必要があると考えてい」る、とのご答弁でした。
問題意識を共有できたこと、前向きに受け止めています。

少し話は飛びますが、西宮市は環境学習都市宣言を行っています。
しかしながら、その宣言に相応しい内実が伴っているとは、どうにも思えない…というのが、私の率直な感想です。
いわゆる環境学習事業については長年、特定の事業者におんぶにだっこ。
指定ごみ袋の導入も、全国的に見ても、遅い方でした。
今回、取り上げた事業系ごみについても現状、課題は放置されています。
 ↓
【ご参照】
市OBが仕切るNPO法人にばかり事業を委託することに強烈な違和感。事業のあり方を抜本的に見直すべきです!@2021年12月のブログ
これは特定の団体に長年、委託し続けていることによる弊害では?このような現状は見直すべきです!@2021年12月のブログ
大切なのは複数事業者の中から選ぶこと。そして、市が主体的な姿勢で臨むことです!@2021年12月のブログ

言うまでもないことですが、宣言をすること自体が目的ではありません。
宣言の精神を大切にし、その精神を具現化するため、それにふさわしい具体的な施策を愚直に、地道に推進していく。
こうした姿勢こそが重要だと、私は思います。

そういった趣旨からはフリマアプリを利用した、ごみの減量・再利用につながる取組などは一定評価できると受け止めています。
打ち上げて終わりではなく、しっかりと活用されるよう取組を進めていくことが前提ですが、こうした取組が出てきたことは評価したいと思います。
是非とも、このような宣言の思いに基づいた具体的取組を多角的に進めて頂きたいと思います。
 ↓
粗大ごみが宝の山に!?自治体がメルカリに出品 家庭の中に眠る不用品は約73万円も!コロナ禍で粗大ごみ急増 

 ↓
粗大ごみを「メルカリShops」にて出品しています!!@西宮市HP

そして、その一環として、という言い方が適切かは分かりませんが、事業系ごみの分別についても、環境学習都市宣言に恥じることのない取組を進めて頂きたい。
答弁にあった通り、「他の自治体における実施手法等の調査・研究を行いながら、より効果的な施策を検討し」、早期に実現していただくよう要望して、次の質疑に移ります。
◇◇◇◇◇◇◇

色々と言いはするものの、なかなか中身が伴っていない話が多いように感じるんですよね、我が市。
私としては、そういうところにすごく違和感を感じます。
フワッとした言葉を掲げるだけでなく、言葉に見合った具体関な施策を推進することこそが重要。
そうした市政の推進に少しでも寄与できるよう、引き続き、様々な角度から取り組んでまいります。
そして、その一環として、この話、引き続き、追いかけていきたいと思います。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。

■■■■■■■■■■
市内で確認された新型コロナウイルス感染症の患者数は以下でご確認いただけます。
 ↓
市内の感染状況@西宮市HP

市立学校・幼稚園・保育所や市立病院等での新型コロナ感染者確認状況、市内でのクラスター発生等、最新の情報は以下でご確認頂けます。
 ↓
記者発表資料・市長記者会見@西宮市HP
■■■■■■■■■■


現在、削減の取組が進められているのは家庭ごみだけ。事業者が出すごみについても削減のための取組を推進するべきです!

2023-01-10 16:24:51 | 自然環境に対する意識の高いまちを実現する

昨日、市政報告72号が納品されたことを受けて、本日から駅立ち&ポスティング開始!
「誰かとバッティングしたらイヤやなぁ…」と思い、無茶苦茶ビビりながらのスタートでしたが、幸い、どなたともかちあわず。
幸先のよいスタートを切れたことに感謝ですね

というわけで今日からは、最新市政報告に掲載している内容のより詳細版を中心にご報告など。
ネタは12月議会での一般質問の内容のご報告ですね。
その中から、今日はタイトルの内容について。
それでは、どうぞ!

◇◇◇◇◇◇◇
本市では、本年7月から指定ごみ袋制度が導入されました。
家庭から出るごみについては「もやすごみ」と「その他プラ」の指定袋を導入。
それ以外のごみもペットボトル、資源A/B、不燃ごみに分別して捨てるルールとなっています。

一方、事業者が出すごみについては、指定袋が存在するのは「可燃ごみ」のみ。
それ以外のごみは法律に則り、各事業者が産業廃棄物運搬業者と契約を結んで処理するよう求めています。

しかしながら、個人事業主をはじめとする小規模事業者では産業廃棄物運搬業者と契約を結んでいない例も多いのが実情です。
こうした事業者の中には「可燃ごみ」の袋に空き缶・空き瓶・プラごみやペットボトル等、法律上、産業廃棄物として廃棄するべきごみも混ぜて廃棄している事例が少なからず存在するようです。
市は、これらのごみを焼却処分しているため、ごみの量・CO2の排出量増大に加えて、焼却施設の燃焼効率低下という問題が発生しています。
環境に対する負荷低減のために重要なごみの減量・再利用といった観点からも、現状には大きな問題があります。

一方で法律上の定義に則り、これらのごみを産業廃棄物として出せば、全ての問題が解決するわけではありません。
産業廃棄物には、家庭ごみであれば分別対象となる空き缶・空き瓶・プラごみやペットボトル等も含まれます。
こうしたリサイクル可能なごみが二度と日の目を見ることなく、産業廃棄物として大量に廃棄処分されるのも問題です。

資料③をご覧ください。
 ↓

 ↑
他の事業者からのものと同様、市が排出するごみも「事業ごみ」であり、通常のルールに則るなら、全てのごみが産業廃棄物として廃棄処分されることになります。
ところが市役所本庁舎等では本年10月から、写真の通り「もやすごみ」「カン・ビン」「プラスチック類」「ペットボトル」に分別して、ごみを処分することになりました。
市も、事業系ごみの分別推進が重要と考え、取組を始めたということでしょう。
しかしながら市役所だけが、こうした取組を進めたところで大きな効果は期待できません。
市内事業者全体が、ごみの分別とリサイクルに無理なく取り組むことで、ごみ排出量の削減が可能となる。
そういった仕組みを整えると共に、その仕組みを事業者が積極的に利用するよう、具体的な取組を進めるべきです。
それでは以上の内容を踏まえて質問します。
◇◇◇◇◇◇◇

というのが前振りです。
次回以降で、この内容を踏まえての具体的な質疑内容について、ご報告いたします。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。

■■■■■■■■■■
市内で確認された新型コロナウイルス感染症の患者数は以下でご確認いただけます。
 ↓
市内の感染状況@西宮市HP

市立学校・幼稚園・保育所や市立病院等での新型コロナ感染者確認状況、市内でのクラスター発生等、最新の情報は以下でご確認頂けます。
 ↓
記者発表資料・市長記者会見@西宮市HP
■■■■■■■■■■


指定ごみ袋制度の導入によって、ごみの減量が進んだのは明らか。ただ、ごみ総量が大幅に削減された理由は不明ですが。

2022-09-01 09:25:14 | 自然環境に対する意識の高いまちを実現する

7月から、指定ごみ袋制度が本格的に開始したことは皆様ご存知の通り。
これについて「そもそも、ごみ減量に結びつくと思えない」「こんなことしなくても、うちはきちんと分別している!」「そもそもプラを分別することに意味があると思えない...」等々、否定的なご意見も複数頂いておりました。
というわけで、まずは2022年7月と2021年7月のごみ種別ごとの排出量を比較しました。

まず可燃ごみは前年比18.9%の減少。
 ↓


対して、その他プラは64.4%増と大幅な増加。
 ↓


ペットボトルも28%増と、その他プラほどではないにしても明らかに大幅に増えています。
 ↓


また資源A・Bについても15.7%増と一定の増加を示していますね。
 ↓


一方で、不燃ごみの総量は減っているのが、よく分からないところではあるんですよね。
他の傾向を見る限り、これだって分別が進んで増えそうなものなのに、前年比9.2%減となっているのは不思議...
 ↓


とは言うものの現段階での実績を見る限り、これまで「全部もやすごみにつっこんでしまえ!」となっていたごみの分別は一定進んだものと思われます。
そういう意味で、この施策には大きな効果があったものと言えるかと。
ちなみに、上を合計したゴミの排出量は年比13.9%減。
(なお事業系可燃ごみも11%減と、大幅に減っています。)
 ↓


指定ごみ袋の導入は、ごみ総量の削減と分別の推進を目的としたものであり、この結果は喜ばしいもの。
ただ所管部署としても、ごみ全体の量が一気に減ったことについては「イマイチその原因をつかみかねている...」というのが正直なところのようです。
ここらへん今後の実績を拾っていくと共に、更なる検証が必要なところでしょうね。

あと今後、更にその他プラ・ペットボトルの分別が進み、総量が増えるなら、ごみの回収頻度についても議論するべきでは???と思ったりもします。
「令和8年度にはペットボトルの回収頻度を週1回に増やす!」という話もありますが、その時期を早めることや内容も含めて見直す必要もあるのかも???
いずれにしても、この件、今後も継続してみていきたいと思います。
 ↓
令和8年度から分別区分・収集回数が変わります!@西宮市HP

というわけで、今日のブログは、このへんで。。
それでは失礼いたします。

■■■■■■■■■■
市内で確認された新型コロナウイルス感染症の患者数は以下でご確認いただけます。
 ↓
市内の感染状況@西宮市HP

市立学校・幼稚園・保育所や市立病院等での新型コロナ感染者確認状況、市内でのクラスター発生等、最新の情報は以下でご確認頂けます。
 ↓
記者発表資料・市長記者会見@西宮市HP
■■■■■■■■■■


事業者名を記入しやすい事業用ごみ袋の確実な入手方法をご紹介します!

2022-08-05 18:28:11 | 自然環境に対する意識の高いまちを実現する

今日は、予定していた厳しめの話は一旦パスして、むしろ前向きに評価する方向の話。
先日、公開した「事業用ごみ袋にいちいち事業所名を記入しなきゃならないのが、すごく手間…」というお話についてです。
 ↓
【ご参照】
「事業系ごみ袋への記名に手間がかかって困る...」なんて問題は聞かなきゃ絶対分からない。つくづく課題は現場に埋もれていますね。@2022年7月のブログ

この件、多くの反響を頂きましたが、多かった声の一つが「同じことで困ってた!どこで事業者名を記入しやすい折り方(=外折り)で販売している袋を入手できるの???」というものでした。
そこで担当部署の協力も頂きつつ、現時点での事業用ごみ袋の流通状況について整理してみました。
まずは現時点で、外折り袋を製造している事業者さんと、その販売場所&入手方法について。
 ↓

 ↑
つまり「今、外折りの袋が欲しい!」という方の一番確実な入手方法は、(一定のロットが必要ですが)表中の卸業者である「㈱アダチ」さんに注文いただくことになります。
イオン西宮&イオンスタイル甲子園さんにも在庫があるかもなので、そちらをご確認いただくのも手かと思います。
なお上に示した内容は、あくまで現時点でのもの。
売れ行き等によって販売店・販売方法等の内容は大きく変わってくるものと思われますので、その点、重々ご理解ください。

次に「現在は内折りだが、今後は外折りに変えていこう!」としてくださっている事業者さんの一覧がこちら。
 ↓


これを見る限り、今後は、徐々に市内で外折りの袋が流通していくことになりそうですね。
乞うご期待。

この件については担当部署が、現状調査と製造事業者さんへの働きかけに積極的に協力してくれました。
感謝しつつ、お問い合わせ頂いた内容について、広報しておきます。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。

■■■■■■■■■■
市内で確認された新型コロナウイルス感染症の患者数は以下でご確認いただけます。
 ↓
市内の感染状況@西宮市HP

市立学校・幼稚園・保育所や市立病院等での新型コロナ感染者確認状況、市内でのクラスター発生等、最新の情報は以下でご確認頂けます。
 ↓
記者発表資料・市長記者会見@西宮市HP
■■■■■■■■■■


「事業系ごみ袋への記名に手間がかかって困る...」なんて問題は聞かなきゃ絶対分からない。つくづく課題は現場に埋もれていますね。

2022-07-28 09:07:19 | 自然環境に対する意識の高いまちを実現する

切っ掛けは、ある校長先生から
-----
●7/1から指定ごみ袋の本格導入が始まった
→事業系ごみ袋には、事業者の名前を記入する必要がある
●毎日かなりの数のごみ袋を使うので、余裕のあるときに学校名のスタンプを押すようにしている
→ところが事業者名の記入欄がかなり折り込んだ中にあるので、スタンプを押すのも手間...
-----
というご意見を頂いたことでした。
下をご覧頂けると、イメージがつかみやすいかと。
 ↓


学校の負担軽減が大きな課題となっている中、小さなことでも正すことが出来ないかを考えるのは重要ですよね。
というわけで関係部署とさまざま協議しましたが
-----
●記名欄以外に記名しても可と出来ないか?
→他の事業者にも同じ運用を求めており、学校だけ特別扱いは出来ない
●袋の記名欄の場所を変えることは出来ないか?
→袋の下部にすると地面と接触して見えなくなるし、上部にするとくくって見えなくなるので、場所は変更できない
●学校名を印刷して各校に配布出来ないか?
→発注数が少ないため料金が割高になり、出来ない
-----
とのことで、なかなかよい回答を得ることはできず...

一方で現在、指定ごみ袋を作成販売している7事業者のうち、引き出すとすぐに記名欄が出てくる折り方にしている事業者も一部存在することが確認出来ました。
イメージはこんな感じ。
 ↓


学校に限らず、同じことで困っている事業者さんは他にもきっと、いらっしゃるはず。
なんとか負担を減らす方向にもっていくことができるといいですよね。
なので、
-----
①事業者に対して、同じ折り方にするよう依頼してみてはどうか?
②学校使用分の入札については、(料金がそれほど変わらないということであれば)この折り方を条件とすることも考えられるのではないか?
-----
と、それぞれの担当部署に対して投げかけてみたところ
-----
①' 環境局から事業者に投げかけた結果、一部事業者から前向きな回答が得られた
②’ 教育委員会の担当部署から「そういったことも含めて、学校の負担が軽減できるよう検討する」旨の回答が得られた
-----
との展開となりました。
よい展開であり、前向きにご協力いただいたことに感謝したいと思います。

小さなことからコツコツと。
頂いたご意見等を真摯に受け止め、改善に取り組むことで、いろいろな課題を少しでも前に進めていくことが出来ればと考えています。
そして、それには当局の協力が必要なのは言うまでもないことですし、今回の前向きな対応は一定、評価できるものと受け止めています。
特に教育委員会の今後の対応については、しっかりと見ていかなければなりませんね。

引き続き、皆様からのご意見・ご要望、お待ちしています。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。

■■■■■■■■■■
市内で確認された新型コロナウイルス感染症の患者数は以下でご確認いただけます。
 ↓
市内の感染状況@西宮市HP

市立学校・幼稚園・保育所や市立病院等での新型コロナ感染者確認状況、市内でのクラスター発生等、最新の情報は以下でご確認頂けます。
 ↓
記者発表資料・市長記者会見@西宮市HP
■■■■■■■■■■