西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

金銭管理に対する認識が甘いのは役所全体の問題!というわけで全庁的な対策を始めるそうな。

2017-12-28 11:21:44 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

今ターム見ていたのは、このドラマだけ(除く・直虎)というくらい、普段あまりドラマは見ない私。
  ↓

  ↑
なので、あんまり目が肥えていないことは重々承知のうえでの意見ですが。
個人的には結構おもしろかったんですよね、色々と興味深い内容も展開も多かったし。
ちょっと詰め込み過ぎな気はしたけども。
珍しくも地方議会のことを取り上げたドラマが、こういう形で惨敗!という結果が残ってしまうことは甚だ残念。。。

てな話はさておき本題へ。
今年も、市政にかかわる様々な課題を取り上げてきた、このブログ。
ですが、年内の更新は多分、今日がラスト。
というわけで年末に相応しく、大掃除っぽい(?)話など。

今年一年で改めて痛感したことですが、役所のお金の管理ってのは、ほんまに杜撰やな...と。

ここ一年ぐらいだけで見ても、
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●育成センター専門の金庫荒らしが出没し、市内の複数の育成センターが被害に遭った
西宮北口駅構内にあった商業施設で、売上金が盗まれた←12月のブログ掲載
同じ建物内の別の部署(しかも金庫を共用していた!)で数年前に続き、また金庫からお金を盗まれた←11月のブログ掲載
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と、それはいろんなことがあったわけですよ。
とくに最後の若竹公民館での金銭紛失事件はちょっと、ありえないくらい低いレベルの話。
ほんま、ええ加減にせえよ...と。

という話をなんぼブログやなんやで言っていてもしょうがないので、市側と協議しました。
その結果、市は今後、市が扱う金銭の管理について「事務処理適正化検討委員会」で検討することになりました。

ちなみに、この事務処理訂正化検討委員会、私の議会での指摘によって設立されたものです。
  ↓
【ご参考】
「ご指摘の通り。全庁的に調査します!」→(半年後)「すんません、スルーしてて、なんにもやってません。。。」を見逃す程、わたしゃ甘くないですよ。@2016年9月のブログ
  ↑
で、具体的な個別事案に適用するのは、今回が初めてだそうな。

この「事務処理訂正化検討委員会」ですが。
設置目的は「本市の事務処理の手順及び執行体制を調査・検証し、適正かつ効率的な執行を図るとともに、不適正な処理もしくは執行管理があった場合には、その原因を究明し、改善策等の検討を行い、もって市全体の適正な事務処理を推進するため」となっています。

また「会長は、松永副市長を、副会長は、掛田副市長をもって充て」、委員は総務局長・総務局担当理事(内部統制)・総務総括室長・総務課長を委員としています。
役所としては、かなり充実のラインアップであり
、それに相応しい成果を見せてもらわねばなりませんね。
こういった問題が二度と起きないよう、この機会に、しっかり大掃除してくれることを期待しています。


真面目な話、こういうことが、ここまでしょっちゅう起きる組織ってのは、明らかに異常だと思うんですよ。
一方で、こういう状況の中、「職員としての自覚をもって!」みたいな訓示をナンボしたところで、何かが改善される気はしません。
結局、良い方向に正すためには、仕組みを作るところから進めるしかないでしょ!と思うわけで。

言いっぱなしでは、どうなることやら甚だ不安ですし、しっかり今後の推移を追いかけていきたいと思います。
というわけで今日のブログは、このへんで失礼します。

そして少し早いですが、今年も一年、小難しいことばかり書いているブログにお付き合いいただき、たいへんありがとうございました。
来年も変わらず、情報発信に努めてまいります。
それでは皆様、よい年をお迎えください!


子供の頃は、ものすごい山道をウネウネ回るしかなかった西宮南部⇔北部間の道。ここを便利にした西宮北有料道路が来年4月から無料化されます!

2017-12-25 16:11:01 | 主張・広報と活動のお知らせ

内容はタイトルの通りであり、足すことも引くこともないのですが。
西宮市の南北を結ぶ西宮北有料道路(≒盤滝トンネル)が来年4月から無料化されることが決まりました。
予定では平成33年度(←という年は、もう存在しないことに決まっていますが)から無料化されるはずだったので、3年前倒しての実施ですね。
なお使い残しの回数券は払い戻しできるそうです。

本日、定例記者会見において知事から発表された内容は以下の通り。
  ↓



ちなみに、この道路の無料化については以前もうちょい斜めの方向から、ブログに書いたことがあります。
よろしければ、こちらも、どうぞ。
  ↓
「アレオレ詐欺」とか、「都合の悪いことには頬被り」とか、そういうのも色々あるわけで。@2015年4月のブログ

関係おありの方も多いことかと思い、ささやかな広報としてアップしました。

情報共有してやってください。
というわけで簡単ながら、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


賞金は10万円。ただいま西宮市議会だよりのデザインコンテストをやっています+1。

2017-12-22 13:20:17 | 主張・広報と活動のお知らせ

今日は簡単なお知らせを二つばかり。
それでは早速始めます。


副議長として、毎回出席することになっている広報広聴特別委員会。
その中での議論を経て、ただいま西宮市議会だより×表紙のデザインコンテストが実施されています。
詳細はリンク先に記載の通り。
  ↓
【ご参考】
http://www.nishi.or.jp/print/0004447400020004200021.html

  ↑
徹底的に「男は中味で勝負!」派の私としましては。
「賞金10万円を払って、表紙のデザインを公募する!」という話自体について疑問に思うところはあるんですよ、費用対効果も含めて。
が議会としてやることになった以上、一人でも多くの方にご協力頂き、素晴らしいデザインになるよう考えるべきですよね。
というわけで、この場を借りて広報しておきます。
興味と自信おありの方は、ふるってご参加下さいませ。



ブログ左側に設置していた「メッセージ」欄を削除しました。
メッセージでご意見を頂き、返信用のメールアドレスが入力されていない場合、お返事を差し上げることができず、とても気がかりになることがあるもので。
あしからず、ご了解下さい。


>「朝日愛児館保護者」様

いつもブログをご覧頂いているとのこと、ありがとうございます。
メッセージ頂いた件についての返答をご希望の場合、左側記載のメールアドレスにご連絡頂ければ幸いです。
勝手を言って申し訳ありませんが、よろしくお願いします。


というわけで簡単ながら、今日のブログは、このへんで。

それでは失礼いたします。


滞納対策の大原則は払えるのに払えない人からはきちんと取り立てること。だったら、その方向で対策を進めないと!

2017-12-20 18:26:51 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

わ、気になってた「原因と結果の経済学」が一部、無料公開されてる。
  ↓

【リンク先】https://healthpolicyhealthecon.com/2017/12/02/causal-inference-book/
  ↑
この本、著者の津川氏によると『そもそもは日本のテレビや新聞で「スマホを見ていると学力が下がる」などの相関関係があたかも因果関係のように解釈、説明されていることに危惧して執筆した本です。一人でも多くの人に読んで頂きたい内容だと私たちは考えているため、このたび本書の前半部分を無料公開することにいたしました。これがきっかけになり、一人でも多くの日本人が「因果関係と相関関係は違う」ということを理解して頂けるようになったら本望です。』という趣旨で書かれたそうです。
ちなみに、こちらも著者によると
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●因果関係とは「2つあることがらのうち、どちらかが原因で、どちらかが結果であること」
●相関関係とは「2つのことがらに関係があるものの、その2つは原因と結果の関係にあるとは言えない」
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であり、相関関係の場合、『「一見すると原因のように見えるもの」が再び起きても、期待している効果が得られるとは限らない』ということになります。
政策等の妥当性について吟味する場合、欠かせない視点であり、ここら辺是非ともしっかり身につけておくべき考え方ですよね。
興味おありの方は是非どうぞ!


さて本題、先日、少額の滞納金であっても、きちんと取り立てるべき!という内容のブログをアップしました。
というわけで、今日は、その続きについて。
  ↓
「滞納額が少ないと、訴訟費用の方が高くつく。だから訴えません!」→だったら訴訟費用って下げられないの???@2017年11月のブログ
  ↑
こちらのブログで取り上げた、市の主張は以下の通り。
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●給食費・留守家庭児童育成センターについては、今でも訴訟は行っていない
●そもそも、この両分野の滞納額は高くて10~20万程度。
 訴訟費用が30~40万円くらいかかるんので、割に合わない...
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ところが、その後の市による調査の結果、
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●滞納整理のような手法については、着手金+成功報酬的な支払いが一般的
●着手金・成功報酬は弁護士法の改正に伴い、弁護士が自由に定めることが出来るようになった
●とは言うものの、現在でも多くの弁護士事務所が着手金・成功報酬については各都道府県ごとに作成されていた弁護士報酬規程をベースに基準を作成している
●これによると、対象金額が20万円の場合の訴訟費用は着手金108,000円+成功報酬34,560円+実費で15~16万円程度
-----------------
ということが分かりました。
つまり、滞納金額20万円であれば、訴訟するのも十分割りに合う!ということですね

ちなみに、この金額は20万円の滞納金一件だけについて訴訟する場合の費用であり「件数をまとめて訴訟するなら、一件当たりの訴訟費用が下がることは考えられます」と、市の担当も認めています。
だったら、ますます「払えるのに払わない!」という悪質な対象者からはきちんと取り立てるべきだと思うのですよ。
なかなか思うように進みませんが、引き続き、しっかり追いかけてまいります。

あと昨日の12月議会最終日において、以下の決議が全会一致で可決されました(坂上議員は除斥対象のため、採決に参加せず)。
  ↓


  ↑
文中にもある通り、坂上議員側は「近日中に刑事告訴をするとともに、民事裁判を提起する予定」とのこと。
ですので事実関係は、その過程において解明されることになろうかと。
引き続き、今後の展開に注目してまいります。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。


耐震化は早急に推進するべきやけど、談合を疑われている企業が落札するってのもなあ... こういう話は、本当に悩みます。。。

2017-12-18 14:49:06 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

ロスに陥るほどではないけど、面白かったのになあ。
視聴率と自分の感覚が合わないってのも、よくあることですよね。
  ↓

  ↑
【記事はこちら】https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171218-00000082-spnannex-ent



さて明日で終了の12月議会。
いろいろと考えさせられる内容は多かったのですが、今日は、その中でも個人的にとりわけ悩ましいなあ...と感じた話について。

私が所属する民生常任委員会において、
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●市民会館・西宮東高校・勤労会館それぞれについて
●ホール天井の耐震化工事を進めたい
●そのための契約を締結したい
-------------------
という趣旨の議案が審議されました。
議案の説明があった時点では、疑問の余地なく、当然進めるべき話やわな...と思っていたのですよ。
公共施設の耐震化は、市にとって、きわめて重要な課題。
また事前に十分説明を受け、適切な手順を踏んで事業者が選定されていると感じましたし。

ところが、その後、この話が甚だ悩ましくなったのは、このニュースがあってから。
  ↓
リニア建設不正受注か、東京地検が大林組を捜索、他社も聴取@2017.12.11付・ブルームバーグ配信
  ↑
実は、この工事を施工するのは㈱大林組と㈱羽衣組のJV(共同企業体)というのが、市からの提案。
ところが上に記載の通り、㈱大林組が東京地検特捜部の捜査を受けたんですよね。

「いわゆる談合疑惑がある企業と、このタイミングで工事建設を結ぶことが良いのか?」という考え方がある一方で、「捜査段階であり、罪が確定していない企業に対して、罪を犯していることを前提とした処置を取るのはおかしい」という考え方もあります。
またリニア工事において㈱大林組が、いわゆる談合を行っていたとしても、今回、西宮市が発注しようとしている工事で、同じ行為が行われているかは分かりません(というか、私は、そういった行為は行われていないと考えています)。
加えて、今回上程された議案を否決した場合、受託工事者の選定からやり直すことになります。
そうなると、諸般の事情から、耐震工事の実施時期が数年単位で遅れてしまう...という事情もあります。

それやこれを含めて、私は㈱大林組と㈱羽衣組のJVと工事契約を締結することを求める、この議案に賛成しました。
議会全体としての意志が示されるのは、明日の本会議場の席上ということになります。
委員会では賛成多数で可決されましたが、さて、どうなることやら。

しかし、なんとも悩ましい話です...

つくづく、いろんなところで思わぬ影響があるもんやなあ...と思いますね、こういう話。
だからこそ、法に則って適正に活動することこそが何よりも大切だと思うのですよ。
結局のところ最大のスキャンダル対策ってのは、そもそも悪いことをしないことやよなあ...と思うわけで。


と、とりとめのない話ですみません。
それでは今日のブログはこのへんで失礼します。


障害者就労施設との契約方針が見直されます! ~概ね納得ですが、まだ残されている課題がありますよ!

2017-12-15 19:13:55 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

件の障碍者就労支援施設による脱税にかかわる問題、新聞各紙で大きく取り上げられていますね。
以下、各紙の報道内容を引用。
  ↓

【2017年12月14日付・神戸新聞】
西宮市、契約見直しへ

障害者雇用 NPOを問題視

 西宮市は13日、公園清掃などの業務を発注する障害者雇用企業などとの随意契約のあり方を抜本的に見直す方針を示した。市から業務を受注しているNPO法人「西宮障害者雇用支援センター協会」(同市)が、大阪国税局から源泉所得税の納付漏れを指摘された問題を受けての対応。現行制度では過度の余剰金が生じるとして、同一のグループ法人に属する複数の事業者は一つの事業者とみなして発注額の上限を定めるほか、市に虚偽報告した場合は事業者登録を取り消し、受注できなくする。
 同日開かれた市議会総務常任委員会で報告した。市では、同協会が国税局から私的流用と認定された約5億円について「政治家に渡した」などと説明したことを問題視し、契約の在り方の見直しを進めていた。
 市の報告によると、これまでは障害者雇用企業や障害者支援施設などが市の業務を受注した場合、事業者の障害者の人数に応じて発注額の上限が定められていたため、グループ法人内に事業所を多く持つほど剰余金が多く生じる仕組みだった。しかし、新方針ではグループ法人内の障害者の人数を合算して発注額の上限を決めることになる。
 同協会を巡っては、同じ「アドバンスグループ」に属する他の2事業者もそれぞれで業務を受注していた。このほか、虚偽報告や法人税、市税などの滞納がある事業者は受注できなくなる。市は2018年度から適用する予定。

【2017年12月14日付・読売新聞】
障害者就労支援 見直し
NPO追徴 西宮市取扱方針改定へ

 障害者らの就労支援を行う西宮市のNPO法人「西宮障害者雇用支援センター協会」が、大阪国税局から源泉所得税の徴取漏れを指摘された問題で、市は13日、障害者就労施設が公共施設の清掃業務などを受注した場合、手厚く賃金を支払うことなどを定めた「取扱方針」を改訂することを明らかにした。
 市の改定案によるとこれまで、障害者の就労人数を実際の1.5倍と計算して施設側に賃金などを支払ってきた仕組みを廃止。税金滞納や市への虚偽報告があった場合は、取扱方針の対象に認めないとするルールなどを盛り込んだ。
 この日の市議会総務常任委員会で市の担当者は、同協会の問題を踏まえ「今の取扱方針は過度の剰余金が生じる仕組みになっていた」と改定理由を説明した。
 同協会の市からの受注額は2016年度、3億5000万円だったが、今回の改定を当てはめると約2億円になるという。担当者は来年度以降、同協会に業務を発注するかどうかについては「現状では答えられない」と話している。

【2017年12月15日付・朝日新聞】
西宮市 随契見直しへ

追徴課税問題受け

 西宮市のNPO法人「西宮障害者雇用支援センター協会」が西宮税務署の税務調査で約2億8千万円を追徴課税された問題を受け、協会に公園清掃などの業務を委託してきた西宮市は、障害者就労施設などの事業者との随意契約に関する新たな取扱方針を明らかにした。13日の市議会総務常任委員会で案を示した。
 市によると、原稿の取扱方針ではグループ法人内に複数の事業者がある場合、グループ内の事業者ごとに契約金の上限額が定められている。グループ全体で一つの事業者として契約するよりも契約金の上限額が大きくなることから、市は「過度の剰余金が出る」として、見直しを進めてきた。
 新方針の案では、複数の事業者で構成するグループを一つの事業者とみなし、契約金の上限額を定めることにした。また、市税などを滞納していたり、市へ虚偽報告をしたりすれば、事業者登録をできないようにする方針なども盛り込んだ。新しい方針は来年度の契約分から適用する予定。
 西宮障害者雇用支援センター協会は、「アドバンス株式会社」(西宮市)と「障害者雇用支援センター」(同)を含めた3団体で「アドバンスグループ」と称している。市は同グループへの業務委託として、昨年度は約3.5億円分の随意契約を交わしている。
 市側の担当者はこの日の委員会で、見直し後の契約金額について「1.3億円~1.5億円ほど減ることになるのでは」と答弁した。来年度以降の発注については「現時点では明確な方針はない」と述べた。

  ↑
今回の見直しですが。
新聞各紙に記載の内容に加えて、委託料の積算に関する見直しも行わています。
そういう意味で、私も含め、議会側が指摘してきた制度に関わる問題は、概ね改善されたように感じています。

そういう意味では、一定評価できる内容かな、と。
あと問題になってくるのは
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●読売新聞の記事中では『担当者は来年度以降、同協会に業務を発注するかどうかについては「現状では答えられない」と話している』となっているが、当該法人に対して、来年度も発注するのか?

●障害者の人数を計算する際に、市内・市外在住に関わりなく計算しているが、そこはどうなるのか?
------------------------
といったあたりですかね。
これらの点、とても重要なポイントであり、今後も注目していきたいと思います。

以上簡単ですが、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


援護資金貸付制度が廃止されます。 -こういう風に、重複する制度は見直していかないと!

2017-12-13 17:11:01 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

なんか、よう分からん市発行の広報誌が増えてるな。
これって民間が出してるコミュニティ紙となにが違うんや???
右下に誇らしげに「西宮市発行」って書いてあるけど、私には全く、市が直接関与する必要があるように思えないのですが。。。

  ↓

  ↑
何度も書いていることですが。
私、今のご時世、自治体のトップがやるべきことは新しい仕事を増やすことではなく、
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●仕事の優先順位をつけ、やめるべきはやめるという決断をすること
●目的が重複している事業は統合する・仕事のやり方自体を見直すなど、事業のスリム化・効率化に努めること
---------------
だと思っています。

でないと仕事なんて無尽蔵に増えていくし、職員が足りません!的な話になっていくのは、火を見るよりも明らかですよね。
実際、今の西宮市政もそうなっていますし。

・・・今村市長も、昔は同じことを、それはそれは厳しく主張&指摘してたんですけどね。。。
  ↓
【ご参考】
トップは自身の発言・言動に責任を持つべきやし、率先垂範する責務もトップにしかできない仕事もある。なによりコロコロ言うことが変わったら、下がたまりませんぜ。。。@2017年6月のブログ

てな流れから、今回は、珍しく市がやめた事業について、ご紹介など。
市が行っている事業の一つに「疾病、失業等により生計の維持が困難になり、自立更生に必要な融資を他から受けることができず、かつ、措置期間内に自立更生が見込まれる人に、一時的な資金の貸付を行う制度」である援護資金貸付制度という制度があります。
(「 」内は、市の資料から引用。)
この制度、趣旨は決して悪くないのですが、
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●平成26年度以降、新規の貸付実績がない
●社会福祉協議会が同様の事業を行っている
---------------
という問題があります。
なので私、従来から事業の廃止を検討するべきと主張していたのですよ。

たとえ新規の貸付実績がなくても、制度として存在している以上、業務を担当する職員は必要。
その結果、この事業のために年間1千万程度の人件費が毎年、発生しています。
だったら廃止したら、ええんちゃうの...と。

で、本日の健康福祉常任委員会にて、市は来年度から援護資金貸付制度を廃止することが報告されました。
あ、もちろん社会福祉協議会の事業はこれまで通り継続されます。
なので今後
、市が同様の相談を受けた場合、社協を紹介するとのこと。
というわけで、市民にとって機能が低下することはありません。


市職員の業務負担増大を問題とするなら、このように重複した業務の見直しは必要不可欠です。
というわけで、これからも、こういった指摘・提案を続けていかねばなりませんね。

さて本日は、もうちょい経ったら総務常任委員会の傍聴に入る予定。
最近またもやメディアで取り上げられつつある西宮市の障碍者支援政策の見直しに関わる報告が、そろそろ始まるはずなので。
  ↓
園田博之議員 再調査を口利き NPO法人追徴課税巡り@2017年12月13日付・毎日新聞

この内容については後日、ご報告いたしますので、暫しお時間くださいませ。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。


「ええ、店の売上金がなくなったことは事実です。でも、それと店を閉めたことは関係ありません!」←・・・そんなもん、誰が信じるかい!!!

2017-12-06 18:43:08 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

本日から12月議会×一般質問スタート。
そんな中、今日の質疑で、過去に私がブログで取り上げた内容に関連して判明した、ちょっと許しがたい話があったので、早速ご報告など。

西宮北口駅構内・2階コンコース上にあった西宮市の観光施設「にしのみ屋」が今年8月に閉店されたのは既報の通り。

 ↓
【ご参考】

西宮北口駅の観光案内所が、ようやく閉められることになりました。けど、その閉店理由ってなんなのさ。。。@2017年8月のブログ

②本日、議場で同じ会派のかんの雅一議員が本日配布した資料から引用の施設写真



 ↑
ブログに記載の通り、この施設については
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●今村市長は議員時代、市の観光政策をボロクソ言ってたにもかかわらず熱心に推進した
●が、施設の利用は著しく低迷していた
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という話があったので、理由がなんであれ「まあ閉店して、よかったよな...」くらいに思っていたのですよ。
こちらもブログに書いてある通り、閉店した理由が「空調設備が完備されておらず、温度、湿度、ほこりなどの労働環境や、夏場の商品取り扱いが限定されるなどの問題があり、施設管理者と協議を行いましたが、改善する見込みがない状態となっています」と主張しているのには、「そんなん前から分かってた話やんけ...」とは思っていたのですが。
ところが、この話、実は、もっと甚だ胡散臭い話だったようでして。
というわけで本日の本会議で、同じ会派のかんの雅一議員が行った質疑を、本人の了解を得て、以下、抜粋&引用。


【主な内容】

~前略~
(西宮観光)協会によりますと、協会事務局が今年5月中旬、平成28年度の決算資料作成のため、案内所(=にしのみ屋)から3月末までの物販の売上金として案内所に備え付けていた出納帳に記載の売上金合計金額70万8547円を現金で集金しました。
その際、案内所に設置されたレジで記録されている3月末までの未収売上合計金額は105万1308円となっていました。
このため、その差額である34万2761円が不明金となっていることが判明したとしています。

協会は関係者から事情を聴取しましたが、現在まで原因を特定できていません。
6月28日、西宮警察署に通報しました。
協会は7月12日の総会でこの問題を報告して謝罪し、再発防止策を講じる方針を表明しました。
同日付で当時の事務局長を解任して、一般職員に降格し、後任の事務局長は市産業文化局都市ブランド発信課の課長が兼務しました。

協会は7月の総会で、8月末で案内所を閉鎖する方針を表明し、了承されました。
事務局は総会で「かねてから店舗内の温度や湿度、ほこりなどによる劣悪な労働環境について従業員から報告され、職員の体調悪化や食品の取り扱いによる食中毒の発生などが懸念されてきた。しかし、仮設店舗であるため、状況を改善する見込みはたっていない」として案内所の職場環境の悪さを主な閉鎖理由にあげました。
不明金の発生は閉鎖理由ではないとしています。

~中略~
阪急との賃貸借契約は1年間で4月に更新したばかりだったため、市は阪急に違約金として賃料4か月分の69万8880円を支払いました。
~後略~



かんの議員は、これらの内容を踏まえていくつかの質問をしたのですが、それに対する答弁の中で、とりわけ気になったのは
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●観光協会は、市から独立した外部団体であり、観光案内所の物販事業は自主事業であることから、議会へ報告する必要はないと考えた
●店を閉めたことと、不明金の問題とに直接の関係はない

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といったあたり。
いやいや、これって何をさせても、きわめて判断の遅い役所組織が、違約金を払ってまで、さっさと店を閉め、しかも現金がなくなったことを議会には隠していたってことですよね。
私には、どう考えても、慌てて、臭いものに蓋をしたとしか思えんのですが。。。
しかし、ほんま、役所って。。。

というわけで、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。

■■■■■■■■
12/7追記

ブログ本文だけだと、西宮観光協会と西宮市の関係性が分かりにくいという趣旨の指摘(?)があり、本文と同じく、かんの議員の昨日の質疑から西宮観光協会の説明に関する内容を抜粋・引用します。
ご参考としてご覧ください。

●西宮観光協会は任意団体で、市の補助金を受けて観光事業を行っています。
●市は協会に補助金として平成28年度で4256万円を、委託金74万円を渡し、庁舎のスペースを協会事務局に無償で提供しています。協会は西宮さくら祭(まつり)の開催やまちたび事業などを行っており、案内所の運営も主要な事業でした。市は毎年、阪急西宮北口駅の案内所事業に1400万円の補助金を出していました。


入所可能数が「0」と書かれてれば「こら申し込んでも無駄やわ...」と思いますよね、そりゃ。なんか、いい知恵ないもんやろか。。。

2017-12-04 12:23:38 | すべての人にやさしいまちを実現するために

昨日は空手部のクリスマス会。
行ったら、いきなり「演武やってください!」と言われ、ド緊張しつつ無事こなしてきました。
普段は指導がメインで、あんまり真面目に人前で演武やることとかないもんなあ...
「日頃の指導の御礼!」ということで、プレモル&グラスまでいただき、こちらこそ、ありがとうございます!ですね。
  ↓


さて本題。
現在、西宮市HPに平成30年4月1日の保育所・小規模保育施設に関する「入所可能数集計表」が掲載されています。
で、この内容について、ご意見いただいた内容があり、なるほどなあ...と思ったので、少しばかり。
  ↓
【ご参考】
平成30年4月1日新規入所可能数集計表@西宮市HP

こちら、その中の一部の小規模保育施設について記載されている内容の一部なのですが。
  ↓


  ↑
「ハートフル・ママ西宮北口園」「なごみ保育園」「ちびっこ天国」といった施設については0歳児・1~2歳児とも、入所可能数は「0」となっています。
これだけ見ると、当然、「あ~、申し込んでも無駄やろなあ...」と思いますよね。
ところが、ここ、必ずしもそうは言えない面がありまして。

実は表外に、いろんなことが書いてあるのですが。
ここに記載されている人数というのは

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●あくまで「平成29年11月10日受付分までの申込状況及び同日時点での空き見込み」である
●「入所可能数は、入所児童の年齢によって変動する可能性があります」
-----------------------
ということなんです。
つまり「0」と書かれているからと言って、「絶対に入所不可能!」というわけではないんですよね。

「2人と書いてあったのに、実は3人入所可能だった!」というのと、「0人と書いてあったのに、実は1人入所可能だった!」というのとでは増加している人数は同じ1人やけど、与える印象は大違いやと思うんですよね。
だって「0」と書いてあったなら「どうせ無理やしなあ...」と思い、「申し込み自体しない!!」ということも当然、起こりえますもの。
だから、ここを「0」ではなく、「未定」とか「若干名」とかにできるといいなあと思ったりもする一方で、「そんなこと言いだしたら、全部の保育所が未定やったり、若干名やったりするわけで、悩ましいよなあ...」と思ったりも。
市側と話をしても、「仰る趣旨は分かるけど、具体的な案が思い浮かばない。いい提案があれば是非!」的な感じなんですよね。
なんか、いい案ないかなあ。
考えてみたけど、なかなか思い浮かばないんですよね。
いい案、思いつく方がいらっしゃれば、是非是非ご意見くださいませ。

というわけで、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。