「見た目や学力に性格、運動神経あたりは分かるけど、いくらなんでも運は遺伝せんやろ…」と思いながら読み始めたものの、
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「どういった状況に、どういった環境で遭遇するのか?その場面に、どのような姿勢で挑み・臨むか??」その全てに遺伝が影響している
→である以上、そこで発揮される運についても、遺伝は影響する!
→すなわち、「運は遺伝する」のだ!
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的な論理展開にはなるほどな…と。
「行動遺伝学」という分野も含めて、個人的にとても興味深い内容が多い本でした。
興味のある向きには是非どうぞ♪
↓
さて本題。今回は
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●前々回ブログで取り上げた、市の収入を増やすための施策
●前回ブログで取り上げた、市政報告・広聴会で市民からの意見として出ていた内容
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の両方に関わる話ですよ。
公営住宅については、全国的に
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●住民の高齢化
●空室の増加
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と、それに伴う様々な課題が発生しています。
そうした課題を踏まえて、各地において、様々な取組が行われています。
例えば「学生に安めの家賃で入居してもらい、コミュニティの活性化に協力してもらう!」というのは、その代表的な事例。
「各地の公営住宅に詳しい兵庫県立大の久保園洋一客員研究員によると、少なくとも10年ほど前から学生入居の取り組みが広がって」いるそうです。
昨日の「市政報告・広聴会」でも、こうした取組を進めては???という意見が出ていました。
市長は華麗に(?)スルーしてましたけどね。
↓
公営住宅、学生入居広がる 高齢化の自治会参加 - 日本経済新聞
最近だと、尼崎市が
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●市営住宅の一部を、入居者が自分の好みに合わせて間取りなどを自由に変更できる「DIY(日曜大工)可能住宅」にする
→市営住宅の空き室の増加や入居者の高齢化が課題となる中、DIYを可能とすることで若年世帯の呼び込みを狙う
→県内では神戸市に次いで2例目で、間取りまで変えられるのは尼崎市が初
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という報道がありました。
↓
兵庫:市営住宅30戸 DIY可に…尼崎市:地域ニュース : 読売新聞
西宮でも当然、同じ問題があります。
そんな中、学生が入居してくれれば団地内の活性化にもつながるし、賃料収入も得られる。
学生さんであれば4年程度で退去するのが前提ですから、「ずっと住み続けられると建替えの時に困る…」的な問題も生じません。
なので、こうした取組を進めりゃいいのに…と思っていますが、進められる様子は一向にありません。
理由は複数あるようですが、その大きな一つが
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●そもそも、こうした問題を担当するマンパワーがない
●担当する部局が存在しない
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という内部事情にある模様。
いや、そういうところを整理することこそ正副市長のような経営層の仕事では???と思うんですけどね。
そりゃ、今の市長では財政構造改善なんて無理でしょ…という話になるわけやな、と。
↓
【ご参考】
財政状況が改善できると思っているのは、市職員全体の2%だけ!?市職員労働組合によるアンケート結果がヤバすぎます。。。@2024年6月のブログ
ごく個人的感覚ですが。
15~20年前だと「尼崎市役所と比べて、組織で見ても個人の資質で見ても、西宮市役所の方が格上!」的な雰囲気があった気がするんですよ、少なくとも西宮市役所内には。
でも今は到底そう思えないんですよね、様々でてくる話を見るにつけ。
尼崎市さん、色々と前向きに取り組んではるよな…と感じる場面が多いですし。
個々の職員さんの元々の資質等から見て、決して劣っているとは思えないだけに甚だ残念な話だと思っています。
↓
【尼崎、頑張ってるよな、前向きやよな…と感じた事例の一部】
●イケメン消防士の救急講座、偏食上司に栄養士が喝 「バズる」尼崎市役所のインスタ成功術 - 産経ニュース
●兵庫:尼崎市カスハラ対策強化:地域ニュース : 読売新聞
愚痴っぽい話ですみません。
こうした状況を少しでも正し、よい方向にもっていくことができるよう努めてまいります。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。
今日の午前中は、市役所第二庁舎で開催された「令和7年度市政報告・広聴会」の傍聴へ。
以下の次第に基づいて、
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●市長が説明
↓
●会場およびネット視聴者からの紙もしくはチャットでの質問に対して、市長から回答
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という流れで進みました。
↓
市長の発言の中で、とりわけ気になったことと、それに関する私的ツッコミは
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●市長就任以来、6年間連続して、実質的な赤字が続いていることを説明する下りの中で「黒字が必ずしもいいわけではない」という発言があったこと
→それ自体は間違いではないけど、財政状況の厳しさを説明する下りで言うべき発言かね?て言うか、そこの責任、とことん認めたくないんやろうな…
●「危機的状況という言葉の定義にもよるが、このままだと危機的状況に陥る危惧がある。そのような状況に陥らせないようにすることが自分の使命。」という発言があったこと
→いやいや十分、既に危機的状況やと思いますけど。多くの市民にそういう心配をさせていること自体、大問題なんちゃいますの。他の会場において「参加者からは厳しい声や不安の声などがあった」と、市長自身が認めてますやん…
↓
【ご参照】令和7年5月19日庁議「政策調整会議」@西宮市HP
●市長の主要公約であった医療費無償化と保育所待機児童0の達成状況について問われ「○か×かと言われれば、○とは言い切れない。でも自分としては頑張ったし、いろいろできることをやった。」という趣旨の回答があったこと
→現職市長として、市政の現状を詳しく正確に知る立場で二期目の選挙に臨んだ際の公約ちゃいましたっけ。こういうところの認識と責任感の甘さに強い違和感があるんですよね。つか無償にも0にもなってない時点で明らかに×やん…
-----
というところですかね。
で、それとは別にすごくモヤモヤしたのが「この進め方やと、単にこういう会を開いたというアリバイ作りにしかならんのでは?なにか市政に前向きな方向で影響を与えることってあるのだろうか??」という話なんですよね。
というのも本日の場合、30名ほどの会場出席者から多様な質問が紙で提出。
加えて、オンライン参加の方々からも質問がありました。
それについて市長が、全ての質問に提出順に答えていくことから、話は重複したり、あっちに跳び、こっちに跳びになってしまう。
しかも回答内容は市長が把握している範囲の話を、その場で答える程度の事しかできません。
それなら「市民の声」に投げたほうが、よっぽどよいのでは???と思うわけで。
↓
市民の声:市政への提案@西宮市HP
こうした場は、市民の生の声を直接聞ける貴重な機会。
加えて、こうした会に参加してくださるということは、
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●市政に対して一定以上の関心を持ってくださっている
●市に対して、直接伝えたい意見を持っている
-----
可能性が高いということでしょう。
そうした声に対して、できるできないはともかく、きちんと向き合うこと。
できないなら、その理由も含めて答え、意見交換する会になればよいと思うのですが、そういう感じではなかったんですよね。
会場で参加されていた方の中にも、同様のことを感じていた方がいらっしゃったようでして
-----
●話が重複したり、あっちに跳び、こっちに跳びになってしまうので、よく分からない
→市長も時間がない中、全ての質問に答えようと焦っているのであろう、声が聞こえなかったり、早口でよく分からなかったりする
●市政報告・広聴会に参加するには事前の申し込みが必要
→今日の質問を聞く限り、事前に質問したい項目を用意している方が多いと感じた
→質問は申し込みの際、事前に提出してもらい、整理した形で回答してくれた方が、より意味のあり会にできるのではないか?
-----
という趣旨の発言がありました。
至極ごもっともだと思います。
そして、この話に続いたのが「昨年も市政報告・広聴会に参加し、同じ意見を担当に伝えた。が結局、なにも反映されていない。こういうことが続くからと、何も期待できないと感じる。」という発言。
こういうのって、ほんとダメだと思うんですよね。
つくづく市民の皆様の声を大切に受け止め、向き合うことは重要と思います。
「頂いたご意見は『市民の声』で頂いたものと同じ対応を取る。回答を求められる方には全て回答する。』とのことでしたが、そもそも「市民の声」自体、かなりぞんざいな扱いをされている場面もあると感じますし。
↓
【ご参照】
「市民の声(市長への手紙)」は市民の声を知るための重要なツール。真摯に誠実に、向き合うべきです!@2022年5月のブログ
やること自体が目的化しているようでは意味がない。
せっかくやるなら、より意義のある場にするように努力する。
そういう意識を持つことが、つくづく大切だと感じる機会でした。
私自身、そうした意識を忘れず、職務に邁進してまいります。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。
毎月・第4日曜日は公園清掃を2か所、梯子してからの地域会議。
こういう場で頂く情報や、お預かりするご意見、様々受け取る感覚等々は、地域に根付いて活動してなんぼだと思っている市議会議員として大切なものが詰まっているなあ…と、しみじみ思います。
しっかり仕事で返していかなければ!ですね。
さて本題、前回ブログでお知らせした、最近知って愕然とした話ですよ。
キリンビール㈱さんが「人と人とのつながりを育み、沢山の笑顔を生み出してきた日本の風物詩を未来に繋いでいくために、日本全国の市町村が行う風物詩の保全・継承に係る取組を支援」する「晴れ風ACTION」という活動を行っているとのこと。
初年度となった昨年のテーマは「桜の保全活動」だったそうです。
↓
桜の保全活動|晴れ風ACTION|KIRIN
これ、
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①桜と地域の歴史への経緯、維持発展への貢献
②地域住民が桜を見る機会の維持・確保
③観光資源としての魅力の維持・向上
④地域の桜の保護や植樹等の取組み活性化
⑤桜の想定観覧者人数の大小
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を審査し、各都道府県から1市区町村を選定。
対象自治体に対して
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●「キリンビール晴れ風」の販売実績に応じて総額を決定し、各市区町村へ均等に分配
●特設サイトにて参加市区町村への応援アクションによる寄付の上乗せ(1クリックにつき0.5円が寄付される)
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という内容だったそうです。
で驚いたのが、第1回である「2024年4月1日~2024年12月31日」までの期間、西宮市が兵庫県代表として(?)選ばれていたんですよね。
いや、これってキリンビールさんという大きな主体が、寄付という具体的な形で西宮市の取組を認めてくれたという嬉しい&喜ばしい話ですよね。
多くの方に協力して頂けるなら、寄付の上積みも期待できるわけで当然、広報するべきちゃうの???と。
はばかりながら私だって知ってたら、もっと晴れ風を買ってましたよ!
ビールなら、しょっちゅう家で吞んでますし…
単に私が知らなかっただけかとも思ったんですよね、正直なところ。
なので異なる会派の方も含めて、複数の議員さんに確認してみましたが、知っている方は誰もおらず。
市によると
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●職員の掲示板にはあげたが、それ以外の広報はしていない
→対象がお酒なので、積極的に広報していいものか…という意見もありまして。。。
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てな回答が返ってきました。
いやいや、西宮市って、いわゆる日本酒で乾杯条例とか制定してますよね。
毎年、酒蔵ルネサンスに協賛してるし、観光案内所も設けてる。
蔵開きの時期には力を入れて広報してるし、アサヒビール工場が撤退するときには大騒ぎになりました。
それなのに「対象がお酒なので、積極的に広報するべきかの判断がつかなかった…」とか言われても。
財政構造改善の流れで「極力、収入を増やすための取組を進める!」とかいう話はどこに行ったんや、と。
↓
【ご参照】
なんで、愛称募集になるんですかね?こんなのネーミングライツ以外ないでしょうよ...@2024年8月のブログ
そら、ほとんどの職員は「財政構造改善なんて、今の市長では無理でしょ…」と思うわけやよな…と、改めて。
↓
【ご参考】
財政状況が改善できると思っているのは、市職員全体の2%だけ!?市職員労働組合によるアンケート結果がヤバすぎます。。。@2024年6月のブログ
てか、そんなに市としての広報がしづらいなら、こんな時にこそ一句詠んでくれりゃいいのに…と思ったりもするわけで。
↓
【ご参照】
いつまで検討してるんですかね… 市政ニュースの発行頻度は月2から月1に減らして、紙面を充実させるべきだと思っています!@2025年5月のブログ
で、こういうことを書いていたら、もひとつ、市の収入を増やすための施策関連で、取り上げたい話を思い出しました。
というわけで次回以降のブログにて、その話もご紹介させていただきます。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。
現在、西宮市立中央体育館と中央運動公園及びそれに付随する施設は建替え・再整備のため閉鎖されています。
そこに文化財が出土したことから、その期間がさらに延長されていることも既報の通り。
↓
【ご参照】
中央運動公園・体育館等の予定地から埋蔵文化財が出土した件。市の費用負担は40数億円から16億円へと大幅減額されました!@2025年5月のブログ
これら施設のうち、特に公園スペースについて
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●なぜ使えないのかが分からない
●工事がいつまでで、いつまで使えないのかが分からない
●今、何をやっているのかが分からない
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てな声を頂くことがあるんですよね。
より具体的に「公園の利用者は小学生や幼児。学校園を経由して、お知らせするべきでは???」という声も頂いています。
というわけで、現地を確認しに行ってきましたよ。
こちらが171号線沿いの出入り口があったところ。
↓
こちらは中央体育館側から、公園スペースに行くための通路。
↓
なるほど、
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●完成イメージ図
●全体スケジュール
●現在の進捗状況
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といったものが、なんもない…
これでは上のような声が上がってくるのもむべなるかな…と。
ちなみに二つある主な所管の一方の担当さんと話したところ「市のHPにも書いているし、議会にも知らせている。市としてできる広報はしているのだが…」的な回答が返ってきたんですよね。
いや、でも、わざわざ市のHPを見て、こんな状況を確認する人なんて、ごくごく少数派でしょう。
議員に知らせたところで悲しいかな、その波及力だって知れています。
私個人はブログやSNSなど情報発信に努めているつもりですが、市役所内はともかく世間に出れば広報力は微々たるもの。
議会全体で見れば、そうした広報に努めている方自体、多数派とは言えないのが現状ですし。
「使おうと思って来たのに…」という方に確実に知って頂く一番の方法は、現場で分かるような広報をすること。
なので
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●完成イメージ図
●全体スケジュール
●現在の進捗状況
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といったところが分かるようなものを掲出するぐらいのことは必要だと思うんですよね。
この件、もう片方の所管に伝えたところ、前向きに考える旨、回答を受けました。
今後の展開を見ていこうと思います。
それにしても、つくづく広報に関する感覚が弱いよな…と思わずにいられません。
そうした観点からは、たまたま最近知って、おいおい…と思った話があったんですよね。
なので次回以降で、そちらについて広報予定です。
楽しみに(?)お待ちください。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。
この度、2025年4月1日時点の状況が公表されましたので、今日は、そのご報告です。
2025年4月1日時点の待機児童数は前年同時期から45人減少し、76人となりました。
↓
ただ「76人」は「厚生労働省の定義に基づく待機児童数」であり、必ずしも保護者の思う「待機児童数」の実感とは合致しないように思います。
という意味で「特定の保育所等を希望されている」等の理由から、厚生労働省の定義に基づく待機児童には含まれなかったものの、保育所等へ入所できなかった人数を指す「利用保留児童数」も参考になろうかと思います。
が、その人数は1148人。
前年比110人の減少と言うものの、かなり高い水準にとどまっていますね…
↓
なお、利用保留児童数の内訳はこちら。
↓
また年齢別の利用申込者数・利用保留数・待機児童数はこちら。
1・2歳児に集中しているのは去年と同じですが、3歳児でも発生しているのが印象的。
↓
こうした結果を受けた、市の総括は
-----
小規模保育事業所の開設や私立幼稚園の認定こども園への移行等により、170人分の受入枠拡大を図りましたが、依然として、就学前児童に占める保育所等を希望する割合(保育需要)は増加し続けています。
今後も不足する受入枠拡大に向けて、より重点的に取組みを進め、待機児童の早期解消に努めてまいります。
-----
というもの。
具体的な内容として以下を上げています。
↓
なお一部の保育所等においては、まだ若干の空きがあります。
以下で空き状況を確認できますので、ご参考まで。
↓
保育所等の空き状況について(令和7年5月15日更新)@西宮市HP
こうした情報が提供されるようになったのは、私の提案によるものと自負しています。
こちらも、ご参考まで。
↓
【ご参照】
【提案実現】保育所ごとの待機児童数を、市HPで確認できるようになりました!@2020年1月のブログ
それにしても18歳以下の医療費無償化同様、これも現職市長として公約に掲げながら、達成できなかったというのはなんとも…
↓
という、取り急ぎのご報告でした。
それでは失礼いたします。
昨日と今日は、今年一年間の議会の役職&各議員の所属委員会等の決定を主目的とする5月議会。
議会運営上、重要な役割を果たす正副議長と議会運営委員会の正副委員長を「四役」と呼びますが、今年の四役は
-----
●議長:川村よしと議員(啓誠会 4期)
●副議長:松山かつのり議員(公明党 4期)
●議会運営委員会委員長:たかのしん議員(会派・ぜんしん 2期)
●議会運営委員会副委員長:多田裕議員(維新の会 2期)
-----
に決まりました。
なお私は昨年と同じく、議会運営委員を務めるとともに総務常任委員会に所属することになりました。
さて本題、それとは別の5月議会のご報告です。
例年、5月議会は上に書いた役職選挙が中心ですが、今年はこれに加えて補正予算の審議に大ネタがありました。
これ、3月議会で
-----
●2025年度当初予算が否決
↓
●議会側の意見を反映した修正予算が提出され、賛成多数で可決
-----
という流れがあったのを受けてのものですね。
↓
【ご参照】
臨時議会終了。修正予算は賛成多数で可決されました。@2025年3月のブログ
その大ネタとは、上のブログで挙げている
■■■■■
7.統合新病院移籍職員給与の経過措置費負担金にかかる債務負担行為(令和8~12年度)について
新病院への円滑な移行に向け、移籍後に給与が下がる職員に対して措置する。
一定期間の給与の経過措置実施にかかる県への負担金。
466,037千円(8~12年度の5年間分)→【修正後】0千円(取り下げ)
■■■■■
という内容に関するもの。
これ、何の話かと言いますと
-----
●西宮市立中央病院と兵庫県立西宮病院が統合して、新しい病院ができる
→市立中央病院の職員は新病院に移り、西宮市の職員から兵庫県の職員に変わる
●ところが、西宮市と兵庫県の病院職員の給与水準を比較すると、西宮市の方が圧倒的に高い
→移行措置を設けないと給与水準が大幅に下がる
→それを嫌がって県に移籍せず、市に残られると困る…
-----
という話がある。
なので、中央病院の職員が新病院に移籍する際に生じる減収分を一定期間、市が補填する、という話なんですよね。
その具体策として、3月議会では
-----
●1~3年目までは一切減給にならないように、市が差額分を全額保証する
→4年目から段階的に減額する
→最終的に差額保証がなくなるのは6年目から
-----
という内容が示されました。
詳細は以下の通り。
↓
が、この内容に「もっと早期から大幅に減額させるべき!」という内容でかみついたのが、啓誠会さん。
結果、減額補填のために必要な予算は、修正予算という形で降ろされたのは上のブログで書いた通りですね。
一方で、市としてはどうしても補填措置自体は必要ということで「1年目だけは全額保証するが、2年目以降は一部減額!」という方向で、内容を見直した議案が本日提案されました。
具体的な内容は以下の通り。
↓
これによる支出削減効果は約6千万円。
提案された議案は、本日の本会議で全会一致で可決されました。
強くかみついていた啓誠会さんとしては、この内容でも満足してはおられない模様。
が率直に言って、この効果は大したものだと思っています。
やりますね…
で、この話について、いくつか思うことがあるんですよね。
この議論の過程で明らかになった話の1つが、市立中央病院の職員が新病院に移行した場合の減収額は平均1割程度だということ。
逆に言うと、同じ職位で比較した場合、一割以上、高い給与を受け取ることが常態化していたということになります。
そら、こんだけ給与高かったら、市立中央病院は巨額の赤字を叩き出し続けるわけやわな…と。
↓
【ご参照】
中央病院をどうするか?@2009年2月のブログ
で、もう一つのお話が予算を否決したからこそ、こうした話が出てきたということ。
いくら、こういう問題を指摘し、是正を求めたところで、予算否決という強硬手段に訴えなければ、こういう展開になることはありえませんでした。
この一点だけをとっても、やっぱり予算を否決したことはよかったのだと思っています。
他にも、色々と、その効果を感じている話はありますし。
ということで、西宮市議会も今日から新体制。
気持ちも新たに(?)頑張ってまいります。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。
顧問の役目をお預かりしている自治会の総会に、毎月定例・公園清掃のはしご等、いろんな方と会って話す機会の多かった、この週末。
その中で話題になり盛り上がったのが、市政ニュースに掲載されていた「足裏に 泥がにゅるりと 初田植え」という市長の一句についてのご意見でした。
↓
↑
曰く
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●今回のはとりわけ酷い
●俳句になってない
●これは俳句ではないでしょう
●にゅるりという語感が気持ち悪い
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等、散々な言われよう。
「いや、そんなこと俺に言われても…」「私もあれはやめた方がいいと思うし、そう言ってるんですよ!」てなことは言っておきましたが、完全にご婦人方のパワーに押されまくりでした。
ご本人によると「楽しみにしてくださっている方もおられるし、そういう声も直接頂いたことがある!」とのことでしたし、まあ、気に入っておられるんでしょうね。
↓
【ご参照】
市が「広報戦略」なるものを策定するそうです。市長の俳句なんかよか、もっと広報するべきことがあるよな…と思いつつ。@2024年9月のブログ
とは言え、この句がよいとか悪いとかはさっぱり分からない私。
なので「田植え」を季語として使った俳句を見たところ、なるほど、そら酷評もされるわな…と思いました。
俳句を嗜む方々であるからこそ、「こんな水準のものを公金を投じて作成している広報紙に掲載するなんて!」という思いが強いという面もあるのでしょうね。
↓
【田植えの俳句ネタ集 20選】小学生/中学生向け!!(夏の季語)を含む一般俳句例を紹介!
で、そこから気になったのが、市政ニュースのあり方についての話。
私、以前から
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●市政ニュースの発行頻度を現在の月2回から月1回に減らすべきでは?
→その上で、一号ごとのページ数を増やし、特集などを充実させた方がよいのでは?
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と考えています。
なんなら地域情報誌・宮っ子との統合も含めて検討するべきだとも。
こうした問題は以前から提議しており、2022年には「今年一年かけて検討する!」的な話を聞いてもいたんですよね。
けど、結局その後、具体的な話は何も進んでいないような。
一応、今も検討はしているそうなんですが、相変わらず検討するの好きやな…
↓
【ご参照】
月2回の発行頻度も含めて、市政ニュースの見直しを検討中とのこと。個人的には、もっと内容を充実させる方向に舵を切るべきだと思っています!@2022年5月のブログ
物価高騰の著しい昨今、印刷費は勿論、配布費用もえげつなく高騰していると聞いています。
そうしたことを考えるなら、こういうことについても何時までも検討してないで、結論出して見直すべきだと思うんですけどね。
そら、財政難にもなるわな…と、改めて。
↓
【ご参照】
財政難の中、漫然と続けられている施策や業務。これらの廃止や見直しができないのに、安易に新しい取組を始めるべきではありません!@2025年3月のブログ
という、いつもながらの辛口で失礼しました。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。
自民・公明・維新・国民民主・立憲民主(推薦)・共産・参政・れいわ・NHK・社民と多数の候補が出馬し、大混戦が予想される参議院選挙×兵庫選挙区(定数3)。
その中から、日本維新の会公認で出馬される、よしひら敏孝氏が、私が所属する会派・ぜんしんの控室にご挨拶にお越しになりました。
前列左から3人目、私のお隣の方ですよ。
↓
友好会派である 日本維新の会 西宮市議団さんからの依頼であり、快くお受けしたわけですが、
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●淡路島出身で、親元を離れて全寮制の白陵高校に進学
●東京大学(体育会系ボート部所属)
●三菱商事株式会社で18年間勤務
●2020年に奥様が癌でお亡くなりになった後、シングルファーザーでありながら退職して国政に挑戦
-----
って、すごい経歴ですね。
普通、この年齢で、しかもこの経歴を袖にして通るか通らないかもわからない選挙に出ようなんて思わんよな…と思いつつ。
まあ、あらゆる選挙は通るかどうかなんてわからんもんですし、「お前がそれを言うか…」と自分自身にツッコんだりもするんですけどね。
以下で、ご本人のプロフィールや思いをご確認いただけますので、よろしければ是非ご覧ください。
↓
吉平としたか公式サイト|日本維新の会
さて、本題。
少し前のブログで
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●中央運動公園・体育館等の予定地から埋蔵文化財が出土した
→その影響で、施設の供用開始が大幅に遅くなりそう…
→調査におおよそ40数億円かかる見込みな上、国県からの補助も見込めない…
-----
という話をご報告しました。
詳細は以下の通り。
↓
【ご参照】
中央運動公園・体育館等の予定地から古墳時代に遡る文化財が出土。個人的にはワクワクするけど、開業延期と費用増加はかなりイタい...@2025年4月のブログ
この件について、本日の建設常任委員会で続報がありましたので、ご報告。
大いに気になっていた費用は、今回の一期工事では約30億円。
↓
「国県からの補助も見込めないかも…」てな声も聞いていましたが、国費が出る(!)そうで、市の負担額は約16億円に留まるとのこと。
↓
なお現時点でのスケジュールは4月のブログでお知らせした内容から変更はなく、以下の通りです。
↓
財政難の中、予期していなかった16億円の増額が、甚だ厳しいものであることは言うまでもありません。
一方で、国費が入ることも含めて、負担が抑えられたこと自体は前向きに受け止めるべきことかな…と思っています。
引き続き、事態の推移を見守ってまいります。
そして個人的には、スケジュールが合うようなら現地説明会に行きたいな…と思いつつ。
↓
という簡単なご報告でした。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。
大学卒業後30歳まで働き、社会人としての基礎を叩き込んでもらった阪急電鉄勤務時代は、私にとってとても大切な宝物でした。
角元社長のご冥福を、心からお祈り申し上げます。
↓
阪急阪神HD元社長の角和夫氏が死去…ホワイトナイトとして戦後初の大手私鉄の経営統合主導
閑話休題。
4月後半にあった地域のお祭りでビックリした話が
-----
●屋台で火気を使用するので、消防の検査がやって来る
→例年通り、市民館に設置されている消火器を利用しようとした
→ところが確認してみると、使用期限が切れていた...
-----
というお話でした。
なんじゃ、それ...
ただ、この話、
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①たまたま(?)、当該市民館設置の消火器の使用期限が切れていた
②構造的な問題で、他にも多くの市民館等に設置されている消火器の使用期限が切れている
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で、話の質が大きく変わってきますよね。
そこが気になったので、担当部局に調査を依頼したのですよ。
そしたら、なんと市民館・共同利用施設等に設置されている消火器141本のうち96本が使用期限切れになっていることが分かりました。
詳細は以下の通り。
↓
担当課長はこの4月に異動してきたばかりであり、そこに厳しいことを言うのは酷なんやろな...と。
しかし、なんで、こんなことが起きるのやら、ちょっと信じがたい。。。
こういうところに所管の意識や業務のレベルが垣間見えるように感じてなりません。
早急な対応を求めた結果、既に対応が進められている模様であることは付記しておきます。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。
先日、顧問を務めさせていただいている北口町自治会の総会に出席しました。
終了後、西宮警察署からお越しの刑事さんによる防犯講座がありましたが、これが、とても良かったんですよね。
印象に残ったところで言うと
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●今、西宮で1番多いのは警察を騙った詐欺
→2番目に多いのが還付金詐欺
●キャッシュカード詐欺盗では、ドアを開けて対応すると靴や傘などから家族構成を類推される恐れがある
→二次被害につながる恐れもあるから絶対開けちゃダメ!
●手法が兎に角、巧妙になっている
→電話でお金に関わる話が出てきたら、即切るべし
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↓
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●高杭電話番号による特殊詐欺が急増している
→電話を受けただけで、受けた側に料金が発生するような事例もある
→絶対、出ちゃダメ!かけ直すなんてもってのほか!!
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↓
てな話は、とても参考になりました。
相変わらず、莫大な被害が出ているようですし、皆様、くれぐれもお気を付けください。
こんなことに、やたらと気をつけなくちゃいけないというのも、いやなご時世ですが…
さて本題、これにて終了の12月議会×消防の質疑ですよ。
それでは、どうぞ!
■■■■■
【最終答弁】
本市は近隣他市と比較し、広い管轄区域を有し、かつ南北に長い地形となっており、山や川、海などの自然が豊かな一方ひとたび災害が発生すると、土砂災害や川の氾濫、高潮や、台風による浸水など自然がもたらす災害の危機は、常に念頭に置いておかなければならないと考えており、また、高速道路や鉄道といった、交通網の発達による災害も同様でございます。
これまで管轄区域の面積や地形、災害形態、また阪神・淡路大震災の経験や、更には東日本大震災などの緊急消防援助隊の派遣で得た教訓など、様々な事情を踏まえ、これら災害に即応し、消防責任を果たすため、必要な車両、資機材を整備してまいりました。
しかしながら、今回の、議員からのご指摘を真摯に受け止め、改めて、本市の極めて厳しい財政状況を踏まえ緊急車両の運用面や、後発車両につきましても、車種や仕様について検討するなど、見直しに取り組み持続可能な、消防体制の整備に努めてまいります。
また、近年の消防行政に関する、国の動向も踏まえ近隣市との、様々な連携強化による経費削減についても検討してまいります。
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【まとめて意見要望】
この件、ここまで詳細な調査は出来ていませんでしたが9月の決算特別委員会でも取り上げました。
その際の指摘を踏まえてなのでしょう、当時はほぼゼロ回答でしたが
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●今年度更新予定のはしご車については、本市の財政状況を鑑み、有利な財政措置を講じられるよう対応した
●化学車についても水槽付きポンプ自動車兼用の化学車を導入する予定
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と早速、具体的な見直しを進めていること、さすが即時の緊急対応を求められる消防の対応の速やかさよ…と感じています。
個々の指摘に対して、過去の経緯や消防としての考えも含めて「災害に即応し、消防責任を果たすため、必要な車両、資機材を整備してき」たという答弁を頂きました。
その内容自体は一定理解できると受け止めています。
その上で
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●本市の極めて厳しい財政状況を踏まえ、緊急車両の運用面や、後発車両につきましても車種や仕様について検討するなど、見直しに取り組み、持続可能な消防体制の整備に努めていく
●近年の消防行政に関する国の動向も踏まえ、近隣市との様々な連携強化による経費削減についても検討していく
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旨の答弁を頂いたこと、高く評価します。
答弁頂いた方向で見直しを進めるよう要望したうえで、もう一点、申し上げておきます。
今回の質問を通じて、私が言いたかったのは、緊急かつ重要性が高い消防のような部署でさえも、よく見ていけば過剰な部分があるということです。
一般業務においても、同様に過剰な部分は沢山あるはず。
そういうところを見直していってほしいと思います。
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消防は、きわめて専門性が高く、重大事案には人の生命に直結する重要性の高い分野。
こうした分野に、私のような素人かつ門外漢がツッコんでいくことには随分、悩みもしました。
一方で、どのような分野であれ客観性を持った証拠を武器に、自分なりの問題意識に基づいて問題を提議することは、議員として果たすべき重大な役割と考えています。
今回の件、消防当局も指摘を前向きに受け止めてくれたものと感じています。
必要で妥当な見直しを進めるためには、専門的知見を持つ消防局の意思と、主体的な取組がきわめて重要になってくると考えています。
それだけに、今後の展開について、強い関心を持って注目していこうと思います。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。