西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

ガールズバー×客引き問題に展開あり?県条例の禁止地区に指定される可能性が高まってきました!

2024-04-03 13:43:22 | 豊かな自然と都市環境に調和した美しいまち

阪急西宮北口駅北西やJR甲子園口駅南側など、市内各地でガールズバーの客引きが問題になっていることを踏まえ、昨年3月議会において甲子園口の商店街さんが中心となって『兵庫県「客引き行為等の防止に関する条例」の見直しを求める請願』を提出。
当然、この請願は全会一致で可決されました。
 ↓

なお私は当時、紹介議員を代表して、委員会での質疑にも立ちました。
その当時のやりとりはこちらでご確認いただけます。

民生常任委員会の議事録@2023年3月8日

ただ、この件、その後、具体的な動きがなかったんですよね。
なもので、甚だヤキモキしていたのも既報の通り。
 ↓
【ご参照】
ガールズバーの客引き問題は改善に向かうのか?今後の展開に注目していきます!@2023年7月のブログ

が、遂に昨日、阪急西宮北口駅北西地域周辺、JR甲子園口駅南地域周辺を兵庫県が定める客引き防止条例における禁止地区に指定されるよう、市から県に対して、正式に要請したとのこと。
これを受けての兵庫県知事の前向きな考えxに掲載されていました(情報いただいたF様、ありがとうございます!)。
 ↓

一方で、この問題は「禁止地区に指定されれば解決!」というような簡単な話でもないんですよね。
というのも禁止地区に指定されたとしても規制できるのは、「特定個人を対象としてしつこくつきまとう悪質な客引き行為」に限定され、
ーーーーー
●多くの方が「できればやめてほしい…」と思っているであろう、ビラ撒き自体をやめさせることはできない
●不特定多数の方に「ガールズバーいかがですか?」的な声がけをしているのを止めさせるのも相当、難しい
ーーーーー
という話になるから。
 ↓
【ご参照】
西宮北口✖️ガールズバー客引き問題のその後@2021年9月のブログ

実際、市から県に正式に要請することを議員に報告した文書にも「昨年6月に行った兵庫県による現地調査でも、県が定める客引き防止条例に抵触する客引き行為等はほとんど確認できなかった」との趣旨が記載されています。
今の状況自体が問題だというのが現場の思いなわけですが、つくづく一筋縄ではいかない、難しい問題だと痛感します…

 ↓

とは言うものの、仮に禁止地域に指定されるなら、これまでとは違った展開も期待し得ることは間違いない事実。
これまで地道な取り組みを続けてきてくださった方々にとっても、大きな力になるものと思います。
少しでもよい展開になるよう、そのための力となれるよう微力を尽くしてまいります。
それでは今日のブログはこれにて失礼いたします。


【政策実現】住民一人当たりの公園面積が狭い地域で、農地を取得して公園を開設する!という取組が進められています。ただ、こういう話もしばらくはできにくくなるんでしょうね...

2023-10-20 14:31:02 | 豊かな自然と都市環境に調和した美しいまち

最近、財政聞きをお伝えする話が、やたらと多くなっていた我がブログ。
とはいえ、それ以外にもお知らせしたいこと・しなければいけないことは色々あります。
と言うわけで、今日は、そんな話の一つをば。

現在、農業が行われている土地で大規模な宅地開発が行われることで、
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●緑地面積の減少
●保育所待機児童問題の一層の深刻化
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が懸念されていた「生産緑地の2022年問題」という問題がありました。
このことを念頭に、
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●公園が少ない地域や、待機児童が多い地域では、必要な土地を確保するため農地を取得することが重要
→それを可能とする仕組みづくりを進めるべき!
-----
と主張し、良い答弁を得ることができたのは2019年12月議会でのこと。
その後、所管部署も前向きに取組を進めてくれているのは既報の通りです。
 ↓
【!政策実現!】「必要な場合、農地を取得して公園を整備するべき!」という指摘が実現します!! @2022年6月のブログ

で、その話が前向きに進んでいる事例を、友人からの情報提供で知りました。
場所は「市民一人当たりの公園面積が、市内平均を大幅に下回る校区」として指摘した一つである上ヶ原小学校区内。
ちなみに市民一人当たりの公園面積が不足している小学校区は以下の通り。
 ↓


現在、現地に貼りだされている紙の内容は、以下の通りです。
 ↓


この公園をどういった機能がある公園にするかは今後、地域の方々とワークショップを開くなり、アンケートを実施するなりして、意見を聞きながら進めていく考えとのこと。
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●子供がボール遊びできるようにして!
●老人の憩いの場所とできるように!
●小さな子供が安心して遊べる場所が欲しい…
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等等、色々な声があることだろうと思います。
「上の現場掲出ペーパーの右下に書いてある連絡先に直接ご意見をお寄せいただいても、材料とさせていただきます!」とのことですので、この点、お知らせしておきます。

なにせ提案した内容が具現化し、政策として実行されていくというのは嬉しいことですね。
こういうのこそ、議員という仕事の醍醐味だと思います。
ただ、こういう話って来年度以降は甚だ進みにくくなるんやろうな...
つくづく財政の悪化を未然に防ぐため、必要な対応を早期にしてこなかったことの重さを痛感します。。。

ということをお伝えして、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


【!政策実現!】「必要な場合、農地を取得して公園を整備するべき!」という指摘が実現します!!

2022-06-06 12:21:07 | 豊かな自然と都市環境に調和した美しいまち

昨日は市内一斉クリーン作戦。
私も地域の一員として参加してきました。
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これから雨が多くなる季節ですし、普段なら手を出せないような排水口あたりもガッツリきれいにしましたよ~
こうした活動が多くの方のお力を得てなされていること、ほんとにありがたく大切なことだと思います。

さて本題、私が過去から提案してきたことで前に進みつつある話が出てきたので、ご紹介。
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●都市部の農地を守るため、固定資産税・相続税等を優遇する生産緑地地制度が設けられた
→現存する生産緑地の多くは1992年に指定されている
→指定後30年が経過した農地には住宅を建設できるようになる
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ことから、現在の農地で大規模な宅地開発が行われ、緑地面積の減少や保育所待機児童が増加することが懸念されていた「生産緑地の2022年問題」
この問題を念頭に「公園が少ない地域や、待機児童が多い地域で必要な土地を確保するため農地を取得するべき。また、それを可能とする仕組みづくりを進めるべき!」と主張したのが2019年12月議会でのことでした。
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【ご参照】
市政報告60号@2020年2月発行


「農地→住宅」の大量転用が懸念される「生産緑地の2022年問題」。これを念頭に、具体的な対策を講じるべきです!@2019年12月のブログ
必要な土地の積極的な買取りは、政策課題の解決にも寄与するはず。今後の展開をしっかり追いかけます!@2019年12月のブログ

この件、その後、市としても検討を進めてくれていたようです。
結果、農地所有者が買い取りを申し出ることが可能になる2022年10月に間に合う形で具体的な内容が示されました。

一昨年、議会で質疑した時点と現在とで大きく異なったのが、1992年に生産緑地指定された土地の約9割が特定生産緑地(=所有者が引き続き営農を希望する場合、指定から30年経過後の生産緑地は10年間の期限延長が可能となる制度)として営農を継続する意思を示されたこと。
これによって当初、懸念されていた「大量の農地の指定解除→大規模な宅地への転用」という事態は一旦、避けられることになりました。
一方で特定生産緑地としての指定を選択されなかったなど、市が交渉・取得できる可能性がある土地の存在も一部確認されました。
こうした結果を受けて、市が希望する条件にあう土地で、公園整備が可能な土地については整備する方向で検討を進める考えとのこと。
具体的な内容は以下の通り。
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ちなみに「敷地面積が概ね1000㎡以上」としている背景には、「地域に必要な公園機能を備えるためには1000㎡は必要!」という考えがあるからだそうです。
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なお買取に向けた動き方は、以下を検討しているとのこと。
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歩いて行ける身近な公園の一人当たり面積は、市内平均2.20㎡/人。
これに対して、大社・高木北・段上西・甲東・上ヶ原などの小学校区では1.0㎡/人以下と、市内平均の半分以下の水準にとどまっています。
地域による偏在が大きいことから、一人当たりの公園面積が狭い地区においては公園面積拡大が課題となっているのが現状ですね。
この課題に対して、具体的な対策が示してくれたこと、所管部署の取組を高く評価したいと思います。
こういう形で、きちんと話を進めてくれるのは素晴らしいことですし、こういう成果があると一層、議員としてのやりがいを感じますね(^O^)v

一方で、これが公園に限定された取組になっていることには疑問が残ります。
同じスキームを使えば、待機児童が多い地域において保育所を整備することた、市民要望が強い市民農園の確保なんかも考えられるはず。
こういったところについても、しっかり考えていくべきだと思うんですが、なんでゼロ回答なんですかね???
この件、引き続き、追いかけていかなければ!

というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。

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市内で確認された新型コロナウイルス感染症の患者数は以下でご確認いただけます。
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市内の感染状況@西宮市HP

市立学校・幼稚園・保育所や市立病院等での新型コロナ感染者確認状況、市内でのクラスター発生等、最新の情報は以下でご確認頂けます。
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記者発表資料・市長記者会見@西宮市HP
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市OBが仕切るNPO法人にばかり事業を委託することに強烈な違和感。事業のあり方を抜本的に見直すべきです!

2021-12-20 12:16:00 | 豊かな自然と都市環境に調和した美しいまち

毎月第三日曜日は恒例の高木公園×清掃。
私の持ち場は東側水路と決まっているのですが、以前はここの落ち葉、ごみとして捨てていた時代もあったんですよね。
が、ここ数年は広場側の木の根元に撒くようにしています。
この時期は落葉が多いので、なかなか大量。
 ↓

 ↑
こうすることでごみの減量と樹木育成につながれば…と思います。

さて本題、一般質問のご報告シリーズですよ。
今日は、環境学習事業のあり方について。
それでは早速始めます。

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環境学習事業のあり方についてです。
本市では市民、事業者、行政の協働による環境学習を通じた持続可能なまちづくりを推進するために、地球ウォッチングクラブいわゆるEWC事業や各種環境学習事業等、多くの取組が行われています。
また山・海・川の学習拠点として、甲山自然環境センターや甲子園浜自然環境センター、環境学習サポートセンターを設置し、環境学習拠点ネットワークづくりにも取り組んでいます。
一方で、これらの事業を通じてどのような効果があったかは検証されていません。
平成30年実施の西宮市まちづくり評価アンケートでは、満足度が50施策中22位、期待度は39位とあまり高いとは言えない結果になっています。

さて、これら環境学習事業や施設管理事業において、本市OBが役員を務めるNPO法人こども環境活動支援協会(通称、LEAF。以下、LEAFと言います。)が大きな役割を果たしています。
資料②に2021年度、西宮市がLEAFに委託した業務をまとめました。
ご覧ください。
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市は同法人に対して、
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●甲山自然環境センター等の指定管理料として4991万円
●環境学習事業・環境学習サポートセンターの管理運営として1660万円
●甲子園浜自然環境センターの管理運営として759万円
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を支払っています。
それ以外にも同法人に複数の業務を発注していますが、公募により複数の事業者が競う形になっているのは甲山自然環境センター等管理運営業務のみ。
それ以外の業務はすべて特命随意契約で委託しており、同法人以外は入札に参加することさえできません。
まずは、この点自体が問題だと指摘したうえで、甲山自然環境センターの運営について五点質問します。

【質問①】
1年半もの間、「甲山自然環境センターだより」が発行されていない。
またブログ等の更新も開閉館情報がほとんどで、閉館中の環境学習に関する情報発信がなされていない。
通常の活動ができない時だからこそ、様々な工夫により、甲山の自然や環境学習の情報を発信すべきと考えるがどうか?
 ↓
【答弁①】
「甲山自然環境センターだより」は、指定管理者が年4回発行しているイベント参加募集などを掲載したチラシですが、新型コロナウイルス感染症対策としてイベントを中止していることや、不特定多数の方が接触する紙媒体の配布を避ける観点から、令和2年1月から現在まで配布を中止しております。
また、甲山に人が集まり、密集・密接となることを懸念し、ブログやホームページの更新頻度を減らすなどの対応をしておりました。
一方で、昨年度にはチラシに替えて小学生向けに自然ガイドブック「甲山の昆虫」を8,000部制作し、甲山での環境学習を行う時や理科の自由研究などの教材としても活用できるよう、市内の公立小学校全校に配布いたしました。
また、今年度は、その続編として「甲山の野鳥」を作成しており、従来とは異なる形ではございますが、情報発信について、取り組んでいるところでございます。
しかしながら、議員ご指摘のとおり、緊急事態宣言中や施設の休館中においては、通常の活動ができない時だからこそ、様々な工夫により環境学習に関する情報を、むしろ積極的に発信すべきであったと認識しております。
今後は、ホームページの内容の充実や更新回数を増やすなど、情報発信に積極的に取り組んでまいります。
 ↓
【要望①】
「ご指摘のとおり、新型コロナの影響で通常の活動ができない時だからこそ、様々な工夫により、情報を発信すべきであったと認識しております。
今後はホームページの更新回数を増やし、最新情報を発信するなど積極的に取り組んでまいります。」
とのことでした。
ご答弁いただいた方向で話を進めていただきたいと思います。

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ここらへんは思いっきりジャブ的な話ですね。
次回以降、ガチンコ度がかなり高い話となってまいりますので、ご期待ください。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


街路樹の育成に、公園・校庭など市が保有する土地の緑化推進。市が環境改善のためにできることは、まだまだあるはずです!

2021-12-13 12:44:04 | 豊かな自然と都市環境に調和した美しいまち

もう20日も残っていない、この時期に発表されないってことは、結局できないってことなんですかね…
実現すれば、間違いなく、日本キックボクシング界最大のビッグイベント。
なんとか実現してほしいものですが…
それにしても、こういうのを見るにつけ、皆が見たいと思うカードを次々と実現してくれるボクシングって、ほんと、すごい。。。
 ↓
武尊、那須川天心との大一番実現に意欲? 「僕自身も悔しい気持ちしかない」と“現状”への不満も吐露@昨日付・Yahooニュース


てな個人的な嘆きはさておき、本題へ。
先日の前段を踏まえた、具体的な質疑のご報告です。
それでは早速どうぞ。

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【質問①】
ゼロカーボンシティを掲げ、環境学習都市宣言を行った本市にふさわしい街並みを実現するため樹冠被覆率の向上を最大の目標として街並みの緑化推進に取り組むべきと考えるが、市の見解はどうか?
また、その一環として、現在は全市一律の方針に則って行っている街路樹の管理について、地域・道路ごとの方針を定めるとともに、それに則った管理を進めるべきと考えるが、市の見解はどうか?
 ↓
【答弁①】
市では、道路の広さや樹種によって、管理目標の樹形を設定し、剪定を行うなど、街路樹の適切な育成管理に努めております。
しかしながら、目標とする樹形にならないケースといたしましては、
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●道路の建築限界や信号機などの見通しを確保する必要がある場合
●大量の落ち葉の清掃等に要する沿道の皆様の多大な労力を低減する必要がある場合
●建物や電線など周辺施設との関係で高さや大きさを抑える必要がある場合
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などに、やむを得ず強い剪定を行っております。
一方で、剪定は樹木への負担も大きく、樹勢の衰退や剪定の切り口から幹や枝の腐朽につながることもあり、街路樹が持つ緑陰形成等の機能の低下や、景観の悪化が懸念されます。

市では、議員ご指摘の本市にふさわしい街並みを実現するため、樹冠を大きく育てることや、地域・道路ごとに方針を定め管理することは、大変有意義なことと考えており、現在、札場筋線や建石筋など特定の路線において、街路樹への負担を軽減するため、剪定の間隔を数年おきに延長することや、西宮北口駅前などランドマークとなる街路樹については、自然樹形で育てるなど、樹冠を大きく育てる取り組みを行っております。
今後は、さらに一定以上の歩道幅員があり、生育空間が十分確保される街路をモデル路線に選定し、樹冠を大きく育てていく管理方針を定めるとともに、歩道幅員が狭く、将来にわたり管理上の問題が懸念される街路においては、樹種の選び方や植栽の可否について、基準を設けるなどの検討を進めてまいります。

【質問②】
街路樹の樹勢悪化、根詰まりによる根上がりの要因の一つとして、木が根を張るスペースが限られていることがあげられる。
根詰まりを防ぐため、基盤容量を増やすとともに、水平方向に根を張ることができるよう、植樹帯の地下部分を広げるべきと考えるが、どうか?
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【答弁②】
街路樹が大きくなった路線では、根が歩道の縁石や舗装を持ち上げて、歩道を凸凹にする場合があります。
市では、根の切除を行い、歩道の安全確保を図っておりますが、根の切除は、街路樹へダメージを与えることから、最小限の範囲での実施にとどめております。
議員ご指摘のように、根上がりを防ぐため、植栽帯の基盤の改良範囲を単純に水平方向に拡げることは、舗装の路盤の支持力の低下や、水道やガスなど地下埋設管の維持管理に支障となることから、一律に実施することは困難と考えております。
しかしながら、街路樹が健全に育つために、植栽帯の基盤を適切に改良することは、重要な視点であると考えられることから、道路の新設や大規模改築の際には、植栽する樹種に適した深さまで土の置き換えを行うことや、垂直方向に植樹桝を拡げるなどの対策を検討してまいります。
市といたしましては、引き続き、街路樹の適切な育成管理に努め、環境学習都市宣言に相応しい、魅力ある街並み整備に取組んでまいります。

【まとめて意見要望】
街並みの緑化推進に取り組むべきという質問に対しては、街路樹の重要性を認めたうえで
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●樹冠を大きく育てることや地域・道路ごとに方針を定め管理することは、大変有意義なことと考えている
●一定以上の歩道幅員があり、生育空間が十分確保される街路をモデル路線に選定し、樹冠を大きく育てていく管理方針を定めるとともに、歩道幅員が狭く将来にわたり管理上の問題が懸念される街路においては、樹種の選び方や植栽の可否について、基準を設けるなどの検討を進める
-----
という答弁でした。
また根上がりを防ぎ、樹木が弱まるのを防ぐため植樹帯の地下部分を広げてはどうか?という質問に対しては「道路の新設や大規模改築の際には、植栽する樹種に適した深さまで土の置き換えを行うことや、垂直方向に植樹桝を拡げるなどの対策を検討していく。」との答弁でした。
いずれも前向きな答弁であり、高く評価します。
ご答弁頂いた内容を前に進めていただくよう要望します。

また今回提案した内容を、多くの市民の理解を得て、前に進めるためには落ち葉対策がきわめて重要です。
道路管理部局とも連携して、特に歩道の落ち葉に対応できる体制を整える等の対策も進めていただきたい。
併せて要望しておきます。

昨今、温暖化による気温の上昇やそれに伴う都市型洪水の頻発など、私たちを取り巻く環境は著しく厳しさを増しています。
私は、市議会議員としてはもちろん、一人の親として、次の世代に責任を持つ大人の一人として、こうした状況を少しでも改善したい、ささやかであっても、それにつながる具体的取組を進めていきたい、そう考えています。
9月議会では、我が会派のたかの議員が、温室効果ガスの排出量削減という観点から、住宅での年間のエネルギー消費量を実質的にゼロ以下とする、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスや、住宅内の消費エネルギーを見える化するホーム・エネルギー・マネジメント・システムに対する補助を行うべきといった提案を行い、前向きな答弁を得ました。
 ↓
【ご参照】
ゼロカーボンシティと言うのなら@たかのしん公式ブログ

私はそれに加えて、積極的に空気中の二酸化炭素量を削減するとともに、街の景観をよくするためにも、緑化の推進に取り組むべきだと考えます。
そういう観点からは、今回取り上げた街路樹の育成以外にも、学校・幼稚園・保育所や公園の芝生化推進、そうした場所も含めた市有地での樹木の積極的な育成など、できることは沢山あるはずです。
本市は、環境学習都市宣言をし、「ゼロ・カーボンシティ」を掲げています。
しかしながら率直に言って、私自身は、それに伴った取り組みが行われているという実感を持っていません。
大きい二点目でも取り上げたとおり、環境学習事業一つとっても市が先導的に行うのではなく、外部のNPO法人におんぶにだっこというのが実情です。
このような現状を脱し、次の世代に対して、素晴らしい環境をつなぐことができるよう、宣言に相応しい取組、自治体としてできる取組を最大限、強い意志を持って進めていただきたい。
町中に緑があふれる豊かな街並みを実現して頂きたい。
それは文教住宅都市という、本市が掲げる大目標にも沿ったものだと思います。
私自身も甚だ微力ではありますが、地域の公園での樹木の育成支援など、協力していきますのでお願いします。

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てな感じですね。
なお最後の方で取り上げている「大きい二点目でも取り上げたとおり、環境学習事業一つとっても市が先導的に行うのではなく、外部のNPO法人におんぶにだっこというのが実情です」については次回以降のブログでご報告予定です。
乞う・ご期待。
というわけで、今日のブログはこのへんで失礼します。


来週火曜日の一般質問では環境学習事業の質の向上・地球温暖化防止のためにできることも取り上げます。その前段として、校園庭等の芝生化推進について。

2021-12-02 09:21:04 | 豊かな自然と都市環境に調和した美しいまち

来週火曜日・午前10時30分頃スタートの一般質問に向けて、着々と準備中。
概ね、形が見えてきたのは良き感じですね。
で、その準備をしている中で「そー言えば、この話、取り上げてなかったな…」と思った話があったので、この機会にご報告など。

以前、公務で西宮浜義務教育学校に伺ったときに気になったのが、きれいな芝生。
こういう場所が学校内にあるって、素敵ですよね。
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 ↑
こちら、都市における環境の改善や防災性の向上等を図るため、県民緑税を活用して、住民団体等が実施する植樹・芝生化などの緑化活動に対して支援を行う「県民まちなみ緑化事業」を活用したものだとのこと。
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【ご参照】
兵庫県/令和3年度県民まちなみ緑化事業の募集について@兵庫県HP
(今年分の募集は、既に終了しているようです。念のため。)

学習活動に多様性と安全性をもたらすことは勿論、温暖化・防塵対策という観点からも市が保有する土地の芝生化は評価できる施策だと思っています。
ちなみに芝生化については管理の手間等の問題が大きく取り上げられる傾向が強いですが、いわゆる「鳥取方式」のように比較的、安価で管理等の手間がかかりにくい方法もあります。
実際、校長先生とお話しした時にも「最近の芝生は強いですよ!」とおっしゃっていました。
 ↓
【ご参照】
ここがすごい鳥取方式® | 鳥取方式®の芝生化 全国サポートネットワーク~芝生で変わるライフスタイル~

私、本市においても県民まちなみ緑化事業を活用し、学校園(とりわけ幼稚園)・保育所・公園の芝生化に積極的に取り組むべきだと思っています。
なかでも園務員・校務員の存在する施設については、管理という面からも導入にあたってのハードルはかなり低いはずだと思うんですよね。
西宮市は「環境学習都市宣言」もしてるんですもの、それにふさわしい取組を進めるべきだと思っています。
「子育てするなら西宮」もそうですが、宣言したり看板掲げたところで、それに相応しい中身が伴っていなければ意味ないですもの。
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【ご参照】
「環境学習都市」を宣言している西宮市。だからこそ、宣言に相応しい取組を進めるべきです!@2019年7月のブログ

計画つくるのが目的!とか、宣言すれば終わり!的なのは違うと思うんですよね、つくづくと。
むしろ、それに相応しいまちづくりを不断に進めていくことこそが重要なはず。
そこのところを意識して、職務に励んでいかねば!と、改めて思っています。
一方で、本市の現状を見ると、計画つくったり、スローガン掲げたりというのが主目的化している観が強いのは、なんとも悲しいことだと思っています。
「OPEN!」とかシチズンシップの醸成とか、未だに何を目指してるのかさえ分からないんですよね、私には。
単に、私の理解力の問題なのかもしれませんが。

なお環境学習や二酸化炭素量削減に向けた課題や、市にできることは他にもあると考えておりますので、そこらへんについては火曜日の一般質問で取り上げる予定です。
乞う・ご期待!

というわけで今日のブログは、この辺で。
それでは失礼いたします。


頻発する災害から思うこと。 ~身近なことから少しずつでも、できることに取り組みたいと思っています~

2021-07-16 11:25:29 | 豊かな自然と都市環境に調和した美しいまち

この時期、突発的な大雨によって、大きな災害が発生することが多くなっていると実感します。
先日、熱海で発生した大規模な土石流も衝撃的でした。
以前なら考えられなかったような量の雨が、短時間に集中的に降ってくることこそが最大の原因なのでしょう。
一方、本来なら、そうした降雨によって生じた水を一定期間蓄え、人里を守ってくれる機能を持っているはずの森が荒廃していることも関係があるのだろうな…と思います。
熱海の事例においても、盛り土やメガソーラーも含めた森林破壊の影響・関連性を述べる内容もあるようですね。
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【ご参照】
熱海の大規模土石流は“人災”か 盛り土と太陽光…高橋教授「斜面の保水力失わせるリスクがある」 関東・関西に多い“土石流レッドゾーン”@2021/7/5付・zakzak:夕刊フジ公式サイト
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にしても、上の中で、
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現場周辺は土砂災害警戒区域(土石流)に指定されていたが、決して特殊なケースではない。
~中略~
兵庫県では神戸市、宝塚市、西宮市に特別警戒区域があるほか、芦屋市北部は警戒区域に指定されている。
「兵庫県の西宮や芦屋から神戸市須磨区にかけて延びる六甲山地から海側は、1938年の水害で海まで土石流が達したとされており、現在の新神戸駅や繁華街の三宮周辺まで被害が及ぶ恐れもある」と高橋氏(←災害史や地理に詳しい立命館大環太平洋文明研究センターの高橋学特任教授)。
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と述べられているのなんかは怖すぎますね…
改めて、こうした機会に、ご自宅の状況を確認して頂くことも重要かと。
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【ご参照】
土砂災害警戒区域@西宮市HP

そんな中、会員である「日本熊森教会」の冊子が送られてきたので、拝読。
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この会、知人の紹介で、数年前にご縁を頂きました。
その際に頂いた、上の写真に掲載の「クマとモリとヒト」を読んで、深く感銘を受けたんですよね。
ちなみに、この小冊子、環境問題に興味のある方には是非ご一読いただきたい内容だと思っています。
手元に何冊かありますので、ご希望の方はお声がけください!
 ↓
【ご参照】
一般財団法人 日本熊森教会HP

個人的に、この本を読んで深く納得したのが
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●日本の奥山の多くが、スギ・ヒノキなどの針葉樹を人が植えた人工林になっている
→自然林と違い、樹木の種類が少ない人工林では、人の手が定期的に入らない限り、多様な植物が育たない
→こうした状態にある人工林は外から見ると一見、豊かな緑があるように見えても、中に入ってみると植えられた植物以外育っていない荒涼とした状態にある
→当然、土壌や多様な植物は育たず、保水力もないし、多様な命を育む土地にもなりえない
●これをブナやミズナラなど種々雑多な広葉樹をベースとする自然の森に変えていくことが重要
→いろんな木々の花・葉・実、林床を覆う下草、虫、生き物が集う豊かな森になる
●そうした豊かな森を守り、育てるため、クマをシンボルとして、同協会は実践活動を続けている
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といったところ(←あくまで私なりの意訳ですので、そこはご理解ください)。
一見、手つかずの豊かな森に見える場所が、必ずしもそうというわけではない。
敢えて極端な言い方をするなら、荒涼とした林になってしまっている場合が多々存在するという内容は、私にとって衝撃的でした。

市内には、他にも「西宮市東山の住宅地に隣接する約14haの山林で『みどり豊かな森づくり』を目標に森のお世話(原文ママ)」をしてくださっている団体もあります。
こちらも一度ご連絡を頂いて現地を拝見し、現場で地道な活動をしておられることに、頭が下がる思いでした。
西宮は、山も海も川もある、とても恵まれた土地。
でも、それを守るための活動をしなければ、ほっておけばどんどん失われてしまう危険がある。
だからこそ、そうした活動がとても重要であり、自分自身もできる限りのことをしていきたい。
そういうことを昨今、とみに強く感じています。
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【ご参照】
西宮の森林ボランティア団体 - ナシオン創造の森育成会 HP

議員として、こういった問題に取り組みたいと思っていても、財源がない…という制約は大きく、これまでは具体的な動きがきわめて取りにくい状況にありました。
そういう意味で、ささやかながら今年度予算から、森林環境譲与税が使えるようになったということ、そして、それに合わせて明確な所管部署が示されたことは、とても大きいと考えています。
 ↓
【ご参照】
本日の議会運営委員会で、来年度予算のポイントが示されました。というわけで、その中から気になる内容をピックアップします!@2021年2月のブログ

「地球温暖化が!」「二酸化炭素排出量が!」みたいな話をしだすと、重要性は分かっても、あまりに壮大過ぎて、途方に暮れる自分がいます。
でも、小さなことでもできることってあるはずですよね。
なにより大切なのは自分にできることを、できる範囲で実行し、コツコツと積み重ねていくことだと思っています。
こうした活動の重要性は言うまでもないところであり、個人としても議員としてもできる限りの協力をしていきたいと思っています。

というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


にしきた商店街、立つ!この動きが西宮北口×北西のガールズバー客引き抑止につながることを強く期待します!!

2020-10-29 17:03:41 | 豊かな自然と都市環境に調和した美しいまち

以前から、西宮北口駅×北西地区においてガールズバーの店員による客引きが問題となっています。
この話、地域の方々も強い問題意識を持っており、過去には、
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●まちづくり協議会から客引きをやめてもらうよう、手紙にて依頼
●県が定めた「客引き防止条例」の指定地域に西宮北口駅×北西を指定してもらえるよう働きかけ
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等の取組も進めてきました。
が前者には効果がなく、県の条例指定地域に加えてもらうこともできませんでした。
正直なところ、手詰まり感は否めなかったんですよね...
  ↓
【ご参照】
「塾密集地域の近所でガールズバーの呼び込みとかって、どうよ???」というお話の、その後。@2016年2月のブログ
「西宮北口駅×北西地域のガールズバー呼び込み問題に対応するため、市に要望書を提出しました!」というお話。@2017年3月のブログ

が、ついに大きな動きがありました。
この地域の商店等によって構成される「にしきた商店街」が、客引き行為を強く問題視し、商店街としての対策を進めることを決定。
同商店街が主催する形で第1回の意見交換会が本日開催されたので、私も来賓的な扱いで行ってきました。
なお、今後の動きは以下を予定しているとのこと。
なんといっても、地域の方々が、こうした形で主体的に立ち上がったことは大きいですね!
 ↓


ちなみに第1ステップに示された「ガールズバー店主に手紙を送る」は既に完了。
同じく、のぼり設置についても、下のものが一昨日から掲出されています。
今日の意見交換会は「第2ステップ」という位置づけですね(^^)v

ちなみに、のぼりの設置についても当初、市の担当課はムチャクチャ嫌がっていたのですよ。
が、そこをなんとか解きほぐして設置にこぎつけることができたこと、うれしく思っています。
せっかく地域がやる気になっているんですもの、そこはできる限り、前向きな方向に進むよう支援しないと!
 ↓

 ↑
とはいえ法令上の根拠がないため、「客引き禁止!」的な感じにできないのは悩ましいところですね。
というのも法律上、
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●「単にビラを配っているだけ!」では規制するのは難しい
→しつこく付きまとい、無理やり連れていく!みたいな話があれば別だが…
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という感じになってしまうものですから。
う~ん。。。

だからこそ、この話は多くの関係者が協議・話し合い等を進め、落としどころを探っていくしかない…というのが現実的なところだと思います。
そして、一朝一夕に動きが見えてくる!というのも正直、期待しづらいと思っています。
だからこそ、こうした動きを継続していくことで、状況の改善につながってくれれば...と強く願います。

民家はもちろん、学習塾等も多数ある、あの場所に多数の客引きが存在する現状というのは、どう考えても褒められたものではないと思うんですよね。
なんとか状況を改善できるよう、私も協力していきます!
それでは、今日のブログは、この辺で失礼します。


守るべき景観とは、なんなのか? ~思い出深い、白鹿さんの看板撤去から考える~

2020-06-25 10:41:14 | 豊かな自然と都市環境に調和した美しいまち

もろ、お膝元で生まれ育った者として、とても悲しいニュース。。。
 ↓
西宮のシンボル「白鹿」の大看板撤去へ 酒蔵解体を受け@2020.6.23付・朝日新聞デジタルニュース


上の記事に書かれている通り、撤去理由の一つとなったのが「西宮市屋外広告物条例」です。
該当する内容は以下の通り。
 ↓


この条件に照らし合わせて「撤去やむなし...」という判断に至った、というのが市の言い分。
が、そこについて、なんとかできなかったものか...という思いをぬぐえずにいまして。

そもそも屋外広告物を規制する目的は、良好な景観を維持することです。
でも、景観って様々な側面があると思うんですよね。
その街並みを特徴づけ、そこで生まれ育った人の思い出に残る大切な一要素となっているもの。
そして、それが一定の歴史を持っているもの。
そういった条件を満たしているものがあれば、それこそ守るべき景観というべきではないでしょうか。
そういう意味で、この白鹿さんの看板はまさに守るべき景観だったのではないか...と思っています。
西宮市は「酒のまち」を一つの売りとして、都市観光事業に力を入れているわけでもありますし。

同様の理由から、歴史ある酒造メーカーの看板が撤去される事態が過去にもあり、市の上層部から「強い問題意識を持っている。なんらかの方策を講じることを考えている!」という強い言葉を直接、聞いていました。
その言葉に安心して、その後の追跡・調査を怠っていたことを強く後悔し、責任を感じてもいます...

今回の事案において残念なのは、市が、この看板を「単なる広報物」と定義し、そこから抜け出せなかったことです。
そこを、そうではなく「酒のまち・西宮」を標榜する街のシンボルとして、その街の景観を代表するものとして守ろうという意識を持っていたなら、もっと違う結論もありえたと思うんですよね。
例えば、都市景観・屋外広告物審議会での審議を経て、これら看板は広報物ではないとする例外規定を設ける等の対策を講じることも可能だったはず。

景観の保全・育成は一朝一夕にできるものではありません。
そんな中、西宮市に所与のものとして与えられた酒蔵地域は、まさに天与の財産ともいうべきものでしょう。
だからこそ、大切にしなければならない。
そして、そうした地域や景観の保全・育成は長期間に亘って取組可能な行政こそが、主体的に取り組むべきであるはずです。
そういった観点からも今回の件、非常に残念に感じています。
ぶっちゃけ、景観やデザイン・ファッションといった類の話には甚だ疎い(≒センスがない)私ですが、今回のこれは、すごく残念。。。

というわけで、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


「2022年までに、土地の機動的な買取りを可能とする仕組み・財源を確保する!」という考えは素晴らしい。この機会に、改めて、お金の使い方について考えるべきです!

2019-12-25 13:48:12 | 豊かな自然と都市環境に調和した美しいまち

今日の午前中は、都市計画審議会。
前回ブログで取り上げた生産緑地に関連して、リアルな事例があったので、そのご報告をば。
ちなみに「生産緑地地区指定から外れた農地はマンション等への転用が可能になる!」というのは、少し前のブログ等でも触れた通りですね。
 ↓
【ご参考】
「農地→住宅」の大量転用が懸念される「生産緑地の2022年問題」。これを念頭に、具体的な対策を講じるべきです!@2019年12月のブログ

で今回、まさに「これらの土地については生産緑地地区指定から外したい!」という土地が複数提示されたわけですが、気になったのは阪急神戸線と武庫川が交差する場所の南西に位置する、以下の地図中の「計画図14」。
 ↓



というのも、この土地には
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●西宮市は「(仮称)阪急・武庫川新駅」の設置を目指している
 →この場所は駅ができた場合、駅前となる場所。
  市が保有しておけば、計画が実現した場合に駅前広場等のスペース確保に役立つ。是非とも取得するべきでは?
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という指摘があるからなんですよね。

一方で市は、この点について
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●そもそも駅計画自体が実現するかもわからない中で、予防的に土地を取得することは困難
●駅が実現した場合、駅利用者は阪急神戸線より北側にお住まいの方が多くなると考えている。また十分とは言えないが、一定程度、駅までの結節道路が整っているのも阪急神戸線より北側。
 →したがって、南側に位置する当該地の価値はそこまで大きくない
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という考えを示しました。
要は「駅が実現したとしても、今回の土地を購入しなかったことは大きな問題にはならない!」ということ
ですね。
なるほど、それなら了解です。

今回のやり取りで重要だと感じたのは、12月議会で得た「2022年までに仕組みと財源の問題をクリアし、必要な土地については機動的な買取りを可能にする!」という答弁を、市が都市計画審議会という場で、はっきりと述べたこと。
この点、高く評価できると考えています。

一方で、2022年までに、極めて重要な土地が出てきた場合のことも考えておくべきだと思うんですよね。
「阪急神戸線の北側に同様の土地が出てきていたなら、なにがなんでも取得した!」的な発言もあったわけで。
その背景には「財政が厳しいので、たとえ必要な土地であっても、生産緑地を買い取ることはありません!」という従来の方向性自体が見直されている、ということもあるように感じています。

もちろん「野放図に土地を取得するべきだ!」とは全く考えていません。
けれども、より良好な住環境を整備し、政策課題を改善することが極めて重要なのは言うまでもありません。
不必要な無駄な部分は、もちろん、どんどん切っていく!
でも必要な投資はきちんとする!!
そういうメリハリのある取り組みこそが求められていると思っています。
そうした観点から、この問題、引き続き、追いかけてまいります。

というわけで、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。