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西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

市民館等に設置されている消火器の2/3が使用期限切れになっているって、どういうこと...

2025-05-07 12:01:55 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

大学卒業後30歳まで働き、社会人としての基礎を叩き込んでもらった阪急電鉄勤務時代は、私にとってとても大切な宝物でした。
角元社長のご冥福を、心からお祈り申し上げます。
 ↓
阪急阪神HD元社長の角和夫氏が死去…ホワイトナイトとして戦後初の大手私鉄の経営統合主導



閑話休題。
4月後半にあった地域のお祭りでビックリした話が
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●屋台で火気を使用するので、消防の検査がやって来る
→例年通り、市民館に設置されている消火器を利用しようとした
→ところが確認してみると、使用期限が切れていた...
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というお話でした。
なんじゃ、それ...

ただ、この話、
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①たまたま(?)、当該市民館設置の消火器の使用期限が切れていた
②構造的な問題で、他にも多くの市民館等に設置されている消火器の使用期限が切れている
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で、話の質が大きく変わってきますよね。
そこが気になったので、担当部局に調査を依頼したのですよ。
そしたら、なんと市民館・共同利用施設等に設置されている消火器141本のうち96本が使用期限切れになっていることが分かりました。
詳細は以下の通り。
 ↓



担当課長はこの4月に異動してきたばかりであり、そこに厳しいことを言うのは酷なんやろな...と。
しかし、なんで、こんなことが起きるのやら、ちょっと信じがたい。。。
こういうところに所管の意識や業務のレベルが垣間見えるように感じてなりません。

早急な対応を求めた結果、既に対応が進められている模様であることは付記しておきます。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故以降、注目度が増している下水道の安全問題。西宮市の現状についてお知らせします!

2025-02-13 09:24:44 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

埼玉県八潮市で発生した大規模な道路陥没事故。
下水道の破損が原因と見られていることから事故発生後、各地の下水道管の状況にも注目が集りました。
というわけで今日は、その後の動きも含めて、西宮市の状況についてご報告をば。

大規模かつ衝撃的な事故であったことから、事故発生の翌日には国土交通省から全国の自治体に対して、下水道管の緊急点検を求める通知が出されました。
なお通知で探検対象とされたのは、1日30万トン以上を処理する下水処理場に接続する口径2m以上の下水道管。
要するに「大規模な下水処理場に繋がっている、太い下水管を調査せよ!」ということですね。
通知を受けて、兵庫県が県下全域で基準に該当する下水管を調査しましたが「路面陥没の可能性が高い場所はなかった」とのことでした。
 ↓
下水道管 緊急点検結果“陥没の可能性高い場所ない” 兵庫県@2/7付・NHK WEBニュース

一方で、基準には該当しなくても、危険な下水管はあるかもしれません。
これについての西宮市の対応は「日々の点検調査は実施しており、現時点で特段の対応は考えていない」というものでした。
これだけ聞くと「ちゃんと調査せなあかんやないか!」と、お思いになる方もいらっしゃることかと思います。
が個人的には、安全を保つための一定の対応は進められていると言えるかな...という印象を持っています。
以下、そう感じている背景について。

西宮市内の下水道管の総延長は約1500kmで、その内訳は
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・老朽化が進みやすいコンクリ管が約500km(他都市では80~115年の耐用年数の例あり)
・老朽化が進みにくい塩化ビニール管が約1,000km
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というもの。
市は、毎年100km程度を点検調査し、修繕・改修などの対応が必要なものについては順次、対応を進めています。
また点検調査とは別に、年間10億円程度の予算をつけて順次、老朽管の改築も進めています。
加えて、老朽管が増えて行くことを踏まえて、今後、増改築のスピードを速めていく考えも示されています。
もちろん、これで100%安全だと言うつもりなどありません。
けれども、こういった内容を踏まえ、総じて、現在の状況下で取り組まれるべき、取り組むことができる対応は進められているという印象を持ちました。

一方で、八潮市の事案からは
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●わずか5年前の調査から急速に劣化したのか?そうであれば、その原因はなにか?
●敷設後42年で劣化した原因は?
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等、興味深い点があり、今後の原因究明を含め、展開を注視していくとのこと。
ここは私としても気になるところですね...

もちろん、どんどん改築を進めていくことができれば、それに越したことはありません。
が、下水管に関わる工事には、きわめて巨額の費用がかかるんですよね。
その一因が、下水管は上水管等に比べても、かなり深くに設置されていることにあります。
上水管の場合、圧力をかけて水を送るため、そこまで地中深くに設置しなくても、水は送れます。
が下水管は自然の勾配を使い、引力の力で流下させるため、かなり深くを掘らなければなりません。
これも全国的に、下水の安全対策が進みにくい一因だと思います。

今回の事故によって、
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●下水の安全を保たなければ、市民生活に大きな危険が及びかねないこと
→一度、事故が起きたなら、市民生活に大きな影響が及ぶこと
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が、改めて明らかになりました。
一方で、下水道のみならず道路・橋や上水・ごみ処理施設等、多くの公共インフラにおいて、維持のために巨額の費用が必要となる一方で、その危険性は目に見えにくい。
なので、どうしても後回しになりがちなのが、その宿命だと常々、感じています。
 ↓
【ご参照】
老朽化対策が急務です。@2012年12月のブログ

また限りある財源の中、必要な対策を進めるため、費用自体を圧縮していくという考えも欠かせません。
下水の場合、最も大きな費用が必要となるのは、管と処理場です。
幸い、西宮市の場合、下水管については一定の広域化が進められています。
また下水処理場についても、現在の3箇所体制から2箇所体制への統廃合を進めて効率化を図ろうとしているとのこと。
 ↓


上水道の多くを
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●南部では阪神水道企業団
●北部では兵庫県営水道
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での供給を受けるという形で広域化が進んでいることも含め、一定の効率化は進んでいると言えるでしょう。
ここは阪神間という恵まれた位置にあればこその話なのかな、とも思います。

一方で、甚だ危惧される話もあります。
それは西宮市のように財政状況が厳しいと、こういう目に見えない費用を後回しにすることで、目先の財政状況を改善しようとすることが起こりがち...ということ。
でも、そういうことを積み重ねると、結局は将来に負の遺産を残すことになってしまいます。
だからこそ、こうした問題にも、しっかり取り組んでいかなければならない...という思いを新たにしています。
ますます励まなければ。。。

という、やや広報的要素強めのブログでした。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


なにか起きるまで目に見えない、インフラの安全対策。でも巨額の資金がかかるとしても、取り組んでいかなければならない課題なのです。

2025-01-30 12:52:39 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

あまりにも衝撃的なニュース...
 ↓
道路陥没が拡大、一つの大きな穴に 埼玉県、水は河川に「緊急放流」


一方で、こういった事故自体は規模の大小はさておき、日本中で数多く発生しています。
実際、国土交通省道路局によると、地下に空洞が出来るなどして起こる陥没は、全国の道路で年1万件前後発生しているとのこと。
過去、西宮市においても同様の事案が発生し、メディアで大きく取り上げられたことがありました。

今回の件で、個人的に衝撃を受けたのが、
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●破損した下水道管の敷設は1983年。
→敷設後、40年少々しか経っておらず、定期検査でも「直ちに修繕が必要な状況ではない」と判定されていたということ
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でした。
水道管の一般的な耐用年数はもっと長いと言われており、この事件は当該自治体にとっても衝撃的だったことでしょう。

繰り返しになりますが、こういった事案は日本全国どこで発生しても不思議ではありません。
それを防ぐためには事前の調査と、対策こそが重要。
こういった分野は多額の資金を必要とする一方で、目に見えないがために、後回しにされがちです。
しかしながら、やりたいやりたくないではなく、絶対にやらなければならないこと。
そう思っています。
 ↓
老朽化対策が急務です。@2012年12月のブログ

こうした対策を進めるためにも避けては通れないのが財政の健全化。
だからこそ、しっかり過大に向き合い、現状を改善できるよう取り組んでまいります。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


もうすぐ終了してしまう、西宮北口駅北西&JR甲子園口駅南のAI防犯カメラ事業。早期復活のため、是非、アンケートへの協力をお願いします!

2025-01-24 18:56:51 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

依然として、西宮市にとっての大きな課題であり続けている、阪急・西宮北口駅×北東地域でのガールズバー&居酒屋の客引き問題。
甲子園口はかなり落ち着いてきたようにも聞きますが、西宮北口については、なかなか改善の兆しがみえない...というのが正直なところかと。
で、これへの対策の一環として、
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●AI機能を搭載した街頭防犯カメラを設置
→併設したスピーカーから通行者に対して、客引きについて行かないよう啓発放送を実施
→AI機能で撮影範囲内における滞在人数をカウントし、撮影範囲内の滞留人数が増加した際には、スピーカーから客引き行為の禁止を訴える音源を放送
→撮影範囲内に複数人の滞留が一定時間続いた場合、客引き防止指導員のスマートフォン宛に自動でメール送信され、指導員による現場確認や注意喚起の迅速化を図る
-----
といった事業が、県により実施されています。
詳しくは、こちら。
 ↓
兵庫県との連携によるAI防犯カメラを活用した実証実験 第2弾について


この事業、現時点ではあくまで「実証実験」であり、今月末を以て終了となります。
が検証の結果、「効果あり!」となったなら予算化され、本格実施になる可能性も高いはず。
そして是非とも、そうなってほしいと思っています。
その一環として、よろしければ是非、以下からリンクしているアンケートへのご協力お願いします!
 ↓
客引きストップ!プロジェクト×AIカメラ実証実験のアンケート


なお上のアンケートも、本日の「客引き、客待ち行為撲滅の対策会議」で配られたもの。
その会議上、県から以下2枚の資料も配付されましたのでご参考まで添付しておきます。
 ↓

 ↑
西宮市内の還付金詐欺、非常に件数も多く、被害金額も多くなっています。
改めて、皆様、十分ご注意ください。
個人的に一番、効果的な対策は固定電話はやめてしまい、番号表示のない携帯にかかってくる電話には出ないようにすることかな...と思います。

あと、こちらも興味おありの方はどうぞ。
 ↓


という簡単なお願い&広報ブログでした。
それでは本日は、これにて失礼いたします。


「こども防犯サバイバル」によると、「できるだけ公園のトイレは使わないようにしよう」なのだそうです。いまや公園のトイレって、そういう位置づけなんですね...

2024-11-05 15:46:37 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

隙間時間を見つけては、コツコツ進めている市政報告79号の駅立ち&ポスティング。
この中で取り上げた話の一つが、トイレの話。
ものすごくザックリ言うと、
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①必要性の低いトイレはなくしましょう!
②清掃費用を削減しましょう
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という話ですね。
 ↓

しぶやの市政報告79号×表面・左側

一方で①については、ほんとにそう主張していいものなのか???という迷いも、自分の中にありました。
というのも最近は、コンビニなんかでもトイレの貸出を断っているところが増えてきているから。
いちばん最初に問題視した時点では、そこまでそういうのも多くなかったし、「公園のトイレがなくてもトイレが借りれるところは一杯あるしな...」的なことも思っていたんですよね。

そんなことを思っている中、最近たまたま読んだのが「こども防犯サバイバル」という本。
 ↓

 
読んでいてビックリしたのが、表紙にも載っている「トイレにいくときは ドのトイレを使うのがいい?」という話。
本文を見ていくと
-----
問題5 遊んでいたら、トイレにいきたくなった。どうしよう?
 ↓
答え
近くのコンビニのトイレにいく 公園のトイレはできるだけさけよう
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となっていたんですよね。
曰く
-----
●公園のなかでも、トイレはとくに犯罪にあいやすい場所だといわれているよ。トイレの個室にかくれていた悪い人が、トイレにやってきたこどもをおそう犯罪がおこっているんだ。だから、できるだけ公園のトイレは使わないようにしよう。
●近くにコンビニがなくて、公園のトイレを使わなければならないときは、友だちにもついてきてもらおう。こどもの数が多ければ、悪い人も近づきにくくなるからね。
-----
とのこと。
今や、公園のトイレって、そういう位置づけなんですね...

議員という仕事をやっていると、いろんな場面で、自分の考えや主張は本当に正しいのか、悩む場面が多々あります。
そもそも世の中に100%正しい考えも、間違っている考えも、そうありません。
100%肯定できる人も、100%否定しかない人もいないでしょう。
そして、そのそれぞれに対する考えも大事にする力点も、きっと人それぞれ異なるものなのでしょう。
それでも自分なりの考えを見つけ、それを信じて、前に進んでいくしかないんですけどね。
今回のトイレの話については、自分の中でも迷いがあった中、勇気づけられる方向の話が出てきたのでほっとしました。
これで、ますます自信を持って進めていけますね

というわけで、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


警察官の不在時間短縮等、機能強化のため交番の再編が進められるとのこと。これに伴い、市内6カ所の交番が廃止されるそうです。

2024-11-01 15:54:12 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

標題の件、最初に聞いたのは今年の6月頃だったと思います。
が実施する兵庫県・県警側から緘口令が敷かれており、「OKが出るまで言ってはダメ!」ということなので黙っていました。
関係する地域には資料も配ってるわけで、別にええんちゃうの…とも思ったんですけどね。

趣旨としては、
-----
「パトロールはしてほしいが、用事で交番に行ったときは警察官にいてほしい」「凶悪犯罪や特殊詐欺をはじめとする通報・相談にしっかり対応してほしい」といった住民の声がある
 ↓
こうした声に対処するため、警察官を集中的に配置して、交番の機能を強化する必要がある
 ↓
一人勤務の交番はなくすなど、交番を再編整備する
-----
という話のようですね。
機能強化によるメリットや、基本的な方針は以下の通り。
 ↓


なお令和5年度から令和6年度で重点的に取り組み、県下の72ヵ所の交番・駐在所を廃止する予定とのこと。
そのうち西宮市で廃止予定の交番は、以下の通り。
 ↓

また再編後の交番配置図は以下の通りです。



限られた人員で求められる役割を果たすためには、こうした機能統合や効率化は欠かせないということなんでしょうね。
なお北口西交番については、ガールズバー×客引き対策の巡回指導員の休憩場所として活用予定だそうです。

というわけせ、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


遠い将来のインフレや児童・生徒数の減少を予想したところで当たりゃしない。重要なのは、予想される大きな方向性への備えを持つことです!

2024-10-11 11:36:15 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

市職員さんから教わって、軽い気持ちで見始めたところ、ドはまりしてしまった「人形歴史スペクタクル平家物語」@NHK。
とうとう終わってしまって、軽いロス状態。
 ↓
人形歴史スペクタクル 平家物語


しかし、人形であの情感出せるとか、ホンマすごいわ。
何十年ぶりかで、吉川英治さんの「新・平家物語」、読んでみよかな...

さて本題、今日のお題は「西宮市学校施設長寿命化計画」についてですよ。
当該計画は2019年2月策定で、眼目は『予算の平準化とトータルコストの縮減を図るため、「長寿命化中心・予防保全」の考えを取り入れました』という部分にありました。
従来、西宮市では「学校は建てたら建てっぱなし。これ以上使えないレベルまで痛んだら、壊して建替え!」というレベルだったのを考えると、ある程度、評価できる内容だと思っています。
 ↓
【ご参照】
築60年以上の建物が大量に存在する市立学校の校舎。この整備に、もっと本腰を入れて取り組むべきだと思うのです。@2018年2月のブログ

一方で計画の策定から5年が経ち、
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●インフレに伴う工事費用の大幅な増大
●市の財政状況の困窮化
-----
等、市を取り巻く環境に大きな変化がありました。
また、
-----
●安全性に加えてバリアフリー化の推進やトイレの洋式便器化、体育館空調の整備など学校施設に求められるニーズが増している
●児童・生徒数が大きく減少する学校がある
-----
といった要因もあります。
そこで、市は計画の見直しを実施する予定。
今月25日からパブリックコメントを実施するとのことで、先日の教育こども常任委員会で報告がありました。
 ↓


とは言うものの、内容自体に目新しいものはそれほどないんですよね。
それに正直、今から10〜20年後とかに
-----
●どのくらいインフレが進んでいるか?
●どれほど児童・生徒が減少しているか??
-----
といったことを考えたところで、「そんなん分かるわけないがな…」と思ってしまうわけで。
そういう意味で、この内容についての細かい議論をすることに、あまり意味はないように思えてならないんですよね。

むしろ重要なのは、将来、予想される課題に対応できるようにしておくことだと思うんですよね、私としては。
例えばですが、
-----
●公共施設の総量縮減を進める中、学校施設に各種集会施設等の機能を集約していくべき
→その段階に至った時、部屋の広さ等を柔軟に変えられるよう、教室間の壁を移動させやすいような作りにしておくべき
→学校の児童・生徒と部外者の動線を分けやすいよう、設計段階から考慮しておくべき
-----
等、ハード面の柔軟性を保つための考えは重要だと思うんですよね。

また
-----
●地域に関わらず、中長期的には児童・生徒数が減少していくことは確実
→将来的な減築に備えるべく、校舎を複数建てる(←不要な校舎を廃止できるように)、上層階をはつりやすいようにしておく等、設計段階から考慮しておくべき
-----
といったことも考えるべきだと思います。
そして、なにより、そうした対応を打てるようにするため、安定的な財政状況を確立することこそが超重要だと思っています。

あと、気になったのがプールの活用の話。
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プールの老朽化が進み、建て替えが必要となった場合には、多額の建設費用・維持管理費用が掛かります。
移動距離や授業時間の確保など、児童・生徒への影響を考慮しつつ、共用化や民間プール活用の課題整理を行います
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と書いてあるのですが、いやいや、だったら、とっとと始めたらええんちゃいますの???と。
近くにスポーツクラブがあったり、複数の学校があるなど、こうした取組を試験的に進めやすい学校は存在します。
そうした学校で、先行的に、こうした取組を進めることで教師の負担軽減にも役立つと思うんですけどね。

しかし、やっぱりフワッとしてるよな、この計画も。
こういう事例を見るにつけ、改めて、市が策定する計画全体の必要性について、疑問を持たずにいられません。
つくづく、作ることや見直すことが仕事になっている気がしてならないんですよね、私には。
こういう文化をこそ変えていくべきだと思っています。

と主張して、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


実は、事故や問題が頻発しているアクタの地下駐車場。安全確保のため、早急な対応が必要です!

2024-08-15 12:55:03 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

先程、満池谷の震災記念公園で行われた「令和6年度西宮市遺族会慰霊祭」に出席してきました。
現在の私たちの生活が、先の大戦における多くの方々の貴い犠牲の上に築かれている。
このことに改めて思いを馳せると共に、その事実と思いを大切にしていかなければならない。
そのための貴重な機会を頂いたことに、改めて感謝します。
 ↓


そんな話から一転して、無粋な話で恐縮ですが、6月議会での一般質問のご報告の続きです。
それでは、どうぞ。

-----

【質問】
阪急・西宮北口駅直結の西宮市立北口駐車場(以下、アクタ地下駐車場)についてです。
資料③をご覧ください。
 ↓


近年、同駐車場の東館地下2階において、維持・保全に必要な対応が十分なされていないことに起因する事故・問題が頻発しています。
まず2023年10月12日、漏水による車両汚損の発生が確認されました。
損害賠償は1件で4,543,671円。
現在、漏水が発生した区域を閉鎖しています。

次に2023年11月15日、またもや漏水が発生。
損害賠償はありませんでしたが、こちらも漏水が発生した区域を閉鎖して対応しています。

つづいて2023年12月16日、天井の壁際部分が一部剥離し、落下しました。
損害賠償はありませんでしたが、当面、該当車室を閉鎖しています。

幸い、人身に被害が及ぶ事故は発生していませんが、これほど短期間に、これだけの事故が頻発するのは異常です。
このような状況を放置していれば、いずれ大規模な事故や、人身に被害が及ぶ事案の発生さえ危惧されます。
そもそも事故が発生した区域を閉鎖しているだけ…という現状には大きな問題があり、早急かつ計画的な対応が必要です。
よって1点、質問します。
この件についての市の見解はどうか?
 ↓
【答弁】
アクタ地下駐車場、正式名称西宮市立北口駐車場(以下、「北口駐車場」と言います。)は、アクタ西宮の東館及び西館の地下1、2階に587台を収容することのできる駐車場として、周辺の不法駐車対策と地域活性化を設置目的に平成13年度に都市再生機構より取得したものであり、施設の維持・保全については、これまで機械設備の改修や更新のほか、開業13年目の平成26年度に大規模な防水工事などを行ってまいりました。
しかしながら、駐車場の運営に支障が生じることから防水工事の対象範囲から外した区画もあり、その箇所において昨年度に漏水事故が生じたものです。

現在、当該区画内の車室を使用不可としておりますが、駐車場の運営に大きな支障が生じることから、当該区画については今後も防水工事を行うことは困難と考えております。
車路部分も含めて当該区画全体を閉鎖しても、場内の車の通行に大きな支障はないことから、当面は閉鎖することも含めて検討してまいります。
なお、過去に防水工事を行った箇所についても、まずは通路部分の劣化の激しい箇所について、利用者への影響を考慮しながらの補修工事を実施し、その後の状況に応じて大規模な防水工事の実施時期や手法について調整してまいります。

また、天井壁際部分の一部剥離は、経年劣化によるモルタルの落下であり、この箇所以外では今のところ確認されておりませんが、今後、同様の症状が頻発することが考えられますので、天井部を調査し補修方法について早急に検討する必要があると考えております。
引き続き、利用者への影響などの調査・研究を行い、対策工事を検討すると共に安全・安心で効率的な運営を行ってまいります。
 ↓
【意見要望】
資料③に示したとおり、事故が起きた場所は広い範囲に散らばっており、地下2階全体で著しい老朽化が進んでいることも危惧されます。
にも関わらず「駐車場の運営に大きな支障が生じることから」「今後も防水工事を行うことは困難」な区画さえ存在する現状は、きわめて危険です。
万一、天井が大規模に崩落し、利用者に危害が及ぶようなことでもあった場合、市は責任が取れるのでしょうか?
答弁にあったとおり、「天井部を調査し補修方法について早急に検討」するべきですし、「劣化の激しい箇所について」「補修工事を実施し、その後の状況に応じて大規模な防水工事の実施時期や手法について調整して」いかなければなりません。
安全確保のため、強い危機感を持って、早急に必要な取組を進めて頂きたい。
強く要望します。

-----

この内容、市政報告に掲載しようかとも思いました。
一方で、広く広報すると不安をかき立てることにも繋がりかねない...とも思ったんですよね。
難しい...

必要なのは、最後に述べているとおり、安全確保のため、強い危機感を持って、早急に必要な取組を進めて頂くことに尽きると思っています。
引き続き、今後の経過を見てまいります。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


注意看板の英語表記がおかしい!! ~なぜ「通学路注意!」が、「危険な子供達に注意!」になってしまったのか?~

2024-07-08 11:56:16 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

昨日、投開票日を迎えた東京都知事選挙。
「小池候補の優位は揺るがないところ。2位が蓮舫候補、3位が石丸候補で、注目点はその差がどのくらい詰まるかかな???」くらいに思っていたので、この結果にはビックリ。
 ↓

  ↑
やっぱり投票率が60%くらいあると組織票的な要素以外が大きく影響してくるなぁ...と、改めて。
しかし、つくづくと既成政党に対する忌避感・嫌悪感的なものが強まっている面があるんやろな...と感じた選挙でした。

さて本題、一般質問のご報告の続きですよ。
今日は、少し前にもブログでお知らせしていた通学路等を知らせる看板の英語表記について。
それでは、どうぞ。
 ↓
【ご参照】
なんで、ネイティブに揶揄されるような英語表現が、普通に掲出されることになったのか?ここが一番、疑問なわけですが... @2024年5月のブログ

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【質問】
市内各所に設置されている、通学路であることを広報し、注意喚起を求める看板の英語がおかしいということで、SNS上で話題になりました。
資料①をご覧下さい。
 ↓


日本語で「通学路注意!」と表記し、横に、英語で「Beware of School Children!」と併記されている、この看板。
どこかで目にされた方も多いのではないかと思います。

さてSNS上での取り上げられ方によると「Beware of ~」は一般的に蛇のように、対象が恐ろしいものである場合に使われるものであり、学校の児童・生徒を対象とするのは不適切…ということになるようです。
要は、この表記だと「危険な子供に注意せよ!」的なニュアンスを持つということのようです。
このことを知って、一定以上の英語力を持つと私が思う複数の方に確認したところ、言い方やポイントは複数ありましたが「この表現には強い違和感がある」という点で、意見が一致しました。

では何故、このような表現が市の注意看板に採用されたのでしょうか?
市によると、
-----
●公共サインについての様々なルールを定めた「西宮市公共サインデザインマニュアル」に「飛び出し注意!」=「Beware of pedestrians!」という文例が示されている
→その内容を参考に「Beware of School Children!」と表記することに決めた
-----
とのことでした。
しかしながら、では、
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●そもそもの「Beware of pedestrians!」という表記に問題はないのか?
●なぜ通学路注意の表記を定める際、ネイティブから揶揄されるような表現が採用されたのか?
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が分かりません。
また今回の「通学路注意!」以外にも同様の問題が起きていることが危惧されます。
それでは以上の内容を踏まえて2点質問します。

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と、ここまでが前段で、具体的な質疑については次回以降にてお知らせします。
暑い日が続きますので、皆様、くれぐれも体調管理にはお気をつけ下さい。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


注意喚起や啓発・巡回だけでは、いたちごっこにならざるを得ない。関係者による協議等、一歩掘り下げた展開につながることを期待します!

2024-07-05 14:31:14 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

昨日で6月議会終了。
色々ありましたが、紹介しておきたいのは共産党さんが主体となって提出された「地方分権に逆行する地方自治法改正の施行をやめるよう求める意見書」に関する話。
 ↓
【ご参考】
改正地方自治法が成立 感染症の大流行や大規模災害など発生時 国が自治体に必要な指示可能に@2024/6/19付・NHK WEBニュース

こちらについては、私が所属する会派・ぜんしんを含めて日本維新の会 西宮市議団・公明党議員団・啓誠会が反対したことで、反対多数で否決。
 ↓


で、その反対理由を説明する討論を、我が会派の新メンバーである牧みゆき議員が行いました。
以下、その討論内容です。
 ↓
-----
意見書案第8号、地方分権に逆行する地方自治法改正の施行をやめるよう求める意見書提出について、会派・ぜんしんは反対します。

本改正は大規模な災害等の際に、国から自治体に対する「資料又は意見の提出の求め」や「補充的な指示」を可能にするものです。
地方自治の本旨に基づき平時は地方の自主独立性を高め、多様で豊かな地域社会を形成することが重要ですが、国民の安全に重大な影響を及ぼすような事態が起こった際には、国はその役割と責任において迅速かつ的確な対策を講じるべきです。
その体制を整えておくうえで国の指示権の拡大を含む法整備が必要という方針自体に異論はないからです。

しかしながら、本改正については具体的にどのような事態を想定した改正なのか、個別法でなく一般法の改正を必要とする立法事実が明確に示されていないという批判があります。
また、発動要件や適用される範囲について定義が曖昧で不明瞭なことから、国の指示権の恣意的な濫用や必要以上の関与を可能としかねません。
加えて、緊急時、現場での迅速な判断、臨機応変な対応が必要なときに国からの指示待ち状態になりかねないことや、報告の義務化による職員の事務作業の増加や煩雑化などにも懸念を抱きます。
そして、これらの課題に対する議論や周知が充分とは言えないまま成立に至っており、自治体や国民にとって不安を感じさせる面がある改正と認識しています。

よって、施行をやめるよう求める本意見書の趣旨には反対しますが、自治体として、本改正がもたらす影響を逐次、精査・検分し、的確に意見していく必要があると考えます。
以上申し上げ、会派・ぜんしんの反対討論とします。
-----

牧議員が加入していなければ、「そら、大規模災害等のことを考えれば、国の指示権の拡大を含む法整備が必要やわな...」ということで留まり、それ以上、深く考えることもなかったと思うんですよね。
が、新規加入してくれた彼女との話し合いによって、この問題についての認識が深まったことは、とてもよいことだと受け止めています。
これこそ多様性の力ですね。
なお、この内容を踏まえて、9月議会で牧議員が一般質問を行う予定とのことですので、当局の皆様にはよろしくお願いします。

さて本題、一般質問のご報告の続きですよ。
ちょっと飛ばしてしまっていましたが、内容は阪急西宮北口駅の北西地域とJR甲子園口駅・南地域におけるガールズバー等の客引き問題について。
それでは早速始めます。
 ↓
【ご参照@質疑の前段】
「禁止地区」に指定されたけど、なんの効果もなかった...では、地域の士気が落ちるばかり。客引き行為を策すことに繋がる取組が必要です!@2024年6月のブログ

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【質問】
市は「客引き行為等禁止地区」に指定された両地域の現状を、どのように受け止めているのか?今後、県との協力を前提に、どのような対策を進める考えか?
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【答弁】

本市では、阪急西宮北口駅北西地域周辺、JR甲子園口駅南地域周辺の2地区が、兵庫県「客引き行為等の防止に関する条例」(以下、県客引き防止条例といいます。)における禁止地区に指定されるよう、令和6年4月2日に西宮市長から兵庫県知事へ正式に要請いたしました。
その結果、当該2地区につきまして、「何人も安心して通行し、又は利用できる快適な環境の確保を特に図る必要があると認める地区」として、令和6年5月1日に県客引き防止条例における禁止地区に指定されることとなり、悪質な客引き行為等に対しては指導、勧告、命令を行ったうえで、過料等の措置が取られることとなりました。
兵庫県の調査結果では、県客引き防止条例で定義される客引き行為は多いとは言えず、指導の対象となる件数も少ないことから、明確な効果が出ていないというご批判があることも承知しております。
市といたしましても、今回の禁止地区指定をもって全てが解決するものではなく、継続的な実効性のある取組が必要であると考えています。
そのため、今後も兵庫県、警察、地域の方々と連携して、悪質な客引き行為等に対処していきたいと考えております。

次に、「今後、県との協力を前提に、どのような対策を進める考えか?」にお答えいたします。
市としましては、悪質な客引き行為等に対しては長期的な対応が必要と考えております。
営業の自由などの権利を侵害しないよう留意しつつ、引続き警察や地域の方々とも連携して注意喚起や啓発を行い、該当する行為が見られた場合は、速やかに兵庫県へ報告し指導等の対応を依頼してまいります。
また、兵庫県が実施を予定しております指導員による巡回についても効果的で実効性ある手法の検討と取組を兵庫県に要請するともに、市として何ができるか等について先進事例の調査研究を行ってまいります。
今後も引き続き、兵庫県、警察、地域の方々とともに、誰もが安心して通行できる快適な環境を確保するとともに、子どもたちの健全な教育環境を守れるように努めてまいります。
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【意見要望】
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●明確な効果が出ていないという批判があることも承知している
●市としても、今回の禁止地区指定をもって全てが解決するものではなく、継続的な実効性のある取組が必要であると考えている
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とのことで、安心しました。
また今後の取り組みについても様々、述べて頂きました。
とりわけ、兵庫県が実施を予定している指導員による巡回の早期実施に、大いに期待します。

その上で1点、申し上げます。
答弁にあった注意喚起や啓発、指導員による巡回の重要性は言うまでもありません。
しかしながら、それだけでは、どこまでいってもいたちごっこにならざるを得ないでしょう。
答弁にあった通り、「悪質な客引き行為等に対しては長期的な対応が必要」だと私も思います。
そうした観点からは
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●対象となる店舗や、その土地の貸主等も含めて、関係者による話し合いの機会を持つよう促すこと
→それが良い結果に繋がるよう、警察・保健所を含めた県市の力を合わせて、様々な形で働きかけること
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にも取り組んで頂きたいと思います。
現状の改善に繋がる実行力のある取組を検討し、あらゆる角度から長期的に取り組んで頂くよう要望します。

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この話は、県の禁止地区に指定されれば終わるとか、監視員が巡回すれば終わるとかいう簡単な話ではありません。
そんな話であれば、もっと早くから禁止地区に指定されている三宮の当該地区ではなくなっていて然るべきですが、そうなってはいませんもの。

だからこそ長々、述べているとおり、地道で息の長い取組が欠かせないと思っていますし、私も出来る範囲で協力していきたいと考えています。
と宣言して、今日のブログは、これにて失礼いたします。