西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

小さな小さな一歩ですが。

2008-06-28 09:28:33 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

なんか、ここしばらく、ブログへの訪問者数が、おかしい。。。
うちのブログ的には、一日に400件なんてのは、明らかに異常値で、正直、
うれしいよりも、なんだか、おそろしくなります。
いったい、なにがあったんや???
過去、こんな件数を記録したときって、あの、ろくでもない話があったとき
ぐらいしか、思いつかん。。。
どなたか、理由、ご存知なら教えてください。

それはさておき、議会報告です。
少し前に、一部メディアで報道されたので、ご存知の方もいらっしゃるかも
しれませんが。
昨日、西宮市議会史上初の「議長選の事前調整なし」での役選が実施されました。
昨日と月曜日の役選で、議長・副議長をはじめ、4つある常任委員会の
委員長・副委員長や、各議員の所属委員会、各種役職などが決まります。
当初の予定では、昨日の午後5時までには議長・副議長を選挙によって決定し、
夜も早い時間には議長・副議長を含め、その他の主要な役職・所属委員会等も
確定する感じかな~、と思っていたのですが。
某会派の猛烈な抗議活動もあり、実際には、ぜんぜん、そんな感じでは進まず。
結局、主要な役職が確定し、家路につく頃には、日付が変わっていました。
充実した時間なら、なんぼ遅くなろうが、ちっとも、かまいませんが、
あまり生産的とは言えない議論や待ちの時間が多かったと感じるだけに。
そして、個人的には、少なからず、初めての流れに期待していただけに。
当初、考えていた、候補者を出し合い、速やかに選挙を実施するという
展開からは程遠かった、昨日の流れを、なんとも言えず残念に思います。

しかし、それにしても。
合理的であれ、非合理的であれ、今までなじんだ形をかえるということには、
やっぱり、相当な難しさが伴うものやな~、とつくづく思います。
これが産みの苦しみってやつなんですかね。

ごく個人的な意見ですが。
民主主義を体現するべき、公開性を問われるべき議会における、
議長・副議長をはじめとした重要な役職が、事実上、事前調整によって決まる。
公開された形で決まらない。
これが、これまでの実情であり、こうした状況は、なんとしてでも、
変えなければなりません。
遅々たる歩みではあるかもしれませんが、今年、議長・副議長については
そこに至る過程まで含めて、公開の下、選挙で決定することができました。
このことは、次につながる一歩だと思うのです。
そして、この流れを、もっと速めていかなければなりません。

市政について、様々な意見を述べる以上、議会自体も変わらなければならない。
私たちが、常に肝に銘じておかなければならない、
この当り前過ぎるくらい、当り前のことを、改めて、思っています。


小ネタ集

2008-06-24 14:59:30 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

年甲斐もなく、土曜・日曜と連続して朝帰り。
金~土曜日は阪急・BOOK&SOUND1st.時代を中心とした上司・先輩・同僚と、
土~日曜日は大学時代の友人達と。
せっかく久しぶりの完全OFFや~、などと喜んでいたのですが、完全に棒に振りまくり。
深く自己嫌悪&反省中。
でも、楽しい呑み会って、なんか、長くなるんですよね~。
しかし、お勘定、どないなってるんやろか。

今日は、プチ情報です。
ちょっとずつでも進んでいることはあるので、その、ご報告をば。

①学校施設のうち、耐震診断の結果、「C評価」が下されていた全施設について、
  平成22年度中には、耐震化が実現することが、ほぼ決定しました。
   ⇒耐震評価は、A(耐震性に問題なし)、B(補強の必要あり)、
     C(補強または改築の必要あり)の3段階評価。
     C評価の建物が最も危険性が高く、早急な対応が求められていました。
  次は、B評価の施設についても、早急に具体的な計画を立案するべきです。
  とはいえ、一歩、前に進んだことは、評価できると思うのです。
先日の日記で書いた、メガロコープ西側の道路の補修が、今日から実施されます。
  順次、進んでいくことかと。
③大社小学校の校区変更の際、いろいろと問題が起こる一因となった
  教育委員会の児童推計の算出方法が、少しずつではありますが、
  改善されています。
  具体的には今後の児童推計に、直近3年間の平均開発戸数を上積みして
  計算することが明らかにされました。
  もっとも、この方法でも、深津小学校のように、過去の開発実績を大幅に超える
  開発が予測される地域への対応という観点からは、不十分な改善であり、
   ⇒さらなる精度改善
   ⇒精度の改善とともに、児童数の大幅増が問題となりうる地域に対しての
    具体的な対応策の実施
  なども、一緒に考えていかなければなりませんが。

というわけで、今日は、簡単ですが、この程度で。
それでは、一般質問の作成に戻ります。


やるべきことをやることこそが大事です。

2008-06-20 17:45:58 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

明日・明後日は、二週間ぶりの完全オフ。
さ~て、ちび連れて、どこに遊びに行こうかと盛り上がっていたら、
なんと、二日とも雨ですか。
屋内施設と言うと、伊丹市昆虫館も行ったところやし、どうしますかね。
むむ、悩む。
しかし、こういう楽しい悩みは、ウエルカムですな。

ちなみに、こないだ初めて行ってみた伊丹市昆虫館は、
意外なことに(←と言うと失礼ですが)、かなり、よい感じ。
小さいお子さんがいらっしゃる方は、ぜひ、どうぞ。
「チョウ温室」内で見られる、たくさんの蝶の舞いが、なかなか素敵で、おススメです。

という話は、さておいて。
来週金曜日から始まる今議会で、一般質問の機会をいただけることになりました。
現在、お仕事の中心は、それに向けてのネタ揃えと精査になってきています。
いろいろと調べかけのネタもあり、どれにするかと悩んでいたのですが、
一つは、滞納金の問題に、ほぼ決定。
こちら、気合を入れて、内容の調査&整理中なのです。

ちょうど一年前の6月議会で、主に、国民健康保険料について、
本来、徴収するべきであるにも関わらず、徴収できていない
滞納金の問題を取り上げました。
(話の概要については、こちらで、ご覧いただけます。
 「もっと詳しく!」という向きは、←のカテゴリ「行財政改善」を、ご覧ください。)
で、その後、質問・提案の内容を踏まえ、国保収納グループの滞納処分体制が
大幅に強化されました。具体的には、
 ○人事異動による正規職員の増員×2名
 ○課内業務の見直しによる正規職員の専従化×1名
 ○配置移動による嘱託職員の専従化×1名
という内容で、これによって、滞納処分業務を担当する正規職員が2名から5名に
滞納処分業務を補助する嘱託職員は、1名から2名に増強されたことになります。
その結果、悪質滞納者への差し押さえは、昨年度一年間の実績である
4件・3,397,382円を、今年度に入ってからのわずか3ヶ月弱で大幅にクリアし、
8件・6,836,233円という実績をたたき出しました。
数字には表れにくいですが、こうした実績を積み上げていくことによって、
滞納への抑止力が強化されることも予想されます。
滞納整理という観点からは、非常に大きい効果につながることが
期待できる、よい傾向だと思うのです。
こういう意味からも、これは非常に素晴らしい実績であり、やるべきことを
きちんとやれば、結果はちゃんとついてくるという、当たり前ですが、
とても大切なことを雄弁に物語っています。
この問題に取り組んだ市民局と国保収納グループの姿勢と実績を高く評価します。

ただ、これで国保収納グループの対応が万全になったわけではありません。
他の滞納金を抱える部署についても、検討するべき課題があります。また、
「相当額の未収金がございます。これを放置することは、公平、公正の観点からも、
 決して許されるものではございません。これらの早期徴収が
 求められているところでもあり、これまで各部局では鋭意未収金対策に
 取り組んできたところではございますが、これらの未収金の早期徴収と
 収納率の向上を全庁的に推し進めるため、今月25日に副市長を本部長、
 副本部長とする収納対策本部を設置いたしました。
」←by市長@2008.6議会
と、鳴り物入りで始まったはずの収納対策本部が、実際には、
完全な機能不全状態に陥っており、看板倒れの企画に終わりつつあるという
現状は、大問題です。
だって、状況改善のために、やらなければならないことも、できることも、
まだまだ、たくさんあるのですから。

滞納金問題が、非常に重要な問題であることは今更言うまでもありません。
これに対する、効率的・効果的な対応策を検討し、その対応策を積極的に
推進していくことが重要です。
というわけで、今回の議会でのメイン議題の一つは、こちら。
しっかりネタを集め、じっくり精査して、前回の国民健康保険同様、有意義な答えを
引っ張り出して、事態の改善につなげたいと考えています。
詳細については、また後日。
ご期待下さい。


拙速は避け、議論を深めるべきです。

2008-06-16 17:48:19 | すべての人にやさしいまちを実現するために

本日・午前中の議会運営委員会を終えて、会派の控え室に戻りますと、
一通の ↓意見書↓が机の上に置かれていました。
まずは、こちらをご覧下さい。

西宮市長  山田 知 様

「西宮市市民等の参画と協働の推進に関する条例」(案)に関する意見書

                               平成20年6月16日

                 元市民参画条例策定委員会市民委員有志
                            ~9名の住所・氏名と捺印

 以下の事由により、「西宮市市民等の参画と協働の推進に関する条例」(案)
の内容の再検討が必要
であることを意見として提出いたします。

                    記.

 私たちは当該条例の提言書を作成する役割を担った市民委員です。
 「西宮市市民等の参画と協働の推進に関する条例」(案)は、3月議会において
上程しなかったとの説明を3月11日に受けました。その折に、最終的に
上程となる前には、関わった委員全てに「このような条例を出しますよ」という旨の
説明だけはしていただきたいとお願いしておりました。そして、このたび条例が
上程されるということを聞いてはおります。
 また、私たちは提言書を作成するまでが仕事であり、その後の条文化に
かかわれる立場にはありませんでしたが、時間を迫られ自信を持って
出せるまでに練り上げることができなかった、いわば中締めで終わったといっても
過言ではない提言書を思い、また、その提言書を基に作成された条例案が
私どもの思いとかけ離れたものになっている
のを目にして、再度内容について
検討する機会はもてないものかと考えております。
 いったん私たちの手を離れてしまった以上、参画できる立場には
ないのかもしれませんが、私たち委員の立場から見ると手順が抜けていると
感じられる条例
が、これから将来、西宮市民が参画・協働していける体制作りの
基礎となるよりよい条例となることを望み、もう一度、何かの形で提言書及び
条例案の練り直しができないものかと、このたび、この意見書を提出することに
いたしました。
 この意見書に関して、ご検討のほどよろしくお願いいたします。

                                            以上

・・・なんか、普通では、考えられないようなことになってますな。

西宮市は、これまで、「(仮称)市民参画条例」の制定に取り組んできました。
西宮市HPの「(仮称)市民参画条例の制定に向けて」によりますと。

西宮市は、「市民と手を携えて進めるまちづくり」を市政運営の基本としています。市民と共にまちづくりを進めるための取組をより一層充実し、今後の本市における参画と協働についての基本的事項を定めるため、「(仮称)市民参画条例」の制定に取り組んでいます。

のだそうです。で、その条例の制定に向けて、

「(仮称)市民参画条例」は、市民の皆様と共に進める市政運営の基本原則を定めるものですから、その策定作業は、この市民会議を含め様々な立場の人たちと市が議論しながら進めていきます。

としています。
公募市民委員の皆さんは、16回に及ぶ全体会議、各委員が4つのグループに
分かれて行ったグループ会議など、膨大な時間と多大な労力を費やして、
精力的な活動を行い、その結果、

「『市民参画と協働の推進に関する条例』の制定に向けた提言」が、(仮称)市民参画条例策定委員会から市長に提出されました。

で、この提言書の内容を受けて作成された(と役所側からは説明を受けていた)、
「西宮市市民等の参画と協働の推進に関する条例」(案)が、この6月議会に
上程されるということが、本日の議会運営委員会で明らかにされたのです。
ところが、この条例の元になった(とわれわれは聞かされていた)提案書を提出した
市民委員の方々から、この条例案について、「内容の再検討が必要である」という
意見書が、提出されてきたと。
いや、なんで、そんなことになるんやと。

しかし、肝心の提言書を提出した市民委員の多くが、
「私どもの思いとかけ離れたものになっている」
「私たち委員の立場から見ると手順が抜けていると感じられる」
と考え、「内容の再検討が必要である」ということを明確にした意見書を
挙げてこられるような条例(案)の制定を目指すことが、
「市民と共にまちづくりを進めるための取組をより一層充実し、今後の本市に
 おける参画と協働についての基本的事項を定める」(←西宮市HPより引用)
ことになると、本気でお思いなのでしょうか。

市民の参画と協働は、推進するべきです。
しかしながら、必要なのは中身であり、ただただ流行に乗って、「市民参画条例」
的な名前の条例を成立させさえすれば、参画や共同やが推進されるというような
ものでは、断じてありません。
今回、提出されてくるであろう条例案は、
 ○「参画」するための手順や手続きが非常に明確化されているのに比べて
   「協働」については、非常に曖昧なことしか定められていない。
 ○西宮に住んでいなくても、西宮市政に参画できる。
などなど、多くの問題点を抱えています。
この条例を可決・成立させることが市民の参画と協働を推進することになるとは、
私には、到底、思えないのです。

そもそも、西宮市が、本当に、市民の参画や協働を進めたいと考えているのなら、
この条例案制定の過程に大きく関わっている市民委員の、
「内容の再検討が必要である」という意思をこそ、重視するべきです

市民委員の方々は、非常に大きい労力を払って、しかも、ほとんど手弁当で
この問題に取り組んでこられました。
市が、本当に参画と協働を進めたいと考えているのであれば、こうした方々の
存在こそが、得がたい財産だと考えるべきではないのでしょうか。
ここまで明確な意思表示を無視するのであれば、
『なにが、「市民と手を携えて進めるまちづくり」やねん!』
と思われて、当然です。
いや、ほんま、この話について、なんか、おかしいと思わないんですかね。

繰り返しになりますが。
本当に、市民の参画や協働を進めたい、それが重要だと考えているのであれば。
大切なことは流行に乗って、形ばかり整えることなどでは、断じて、ありません。
前向きな思いで、西宮を、もっと良いまちにしたいと考えている方々。
そういった気持ちから、見返りを求めることもなく、地域における多くの問題に
取り組んでいる方々。
こうした方々の気持ちを尊重すること。
こうした方々の思いや活動を支援するための具体的な取り組みを考え、
実際に行うこと。
こうしたことをこそ、もっと真剣に考えるべきだと思うのです。


もっと前向きにやりましょう。

2008-06-11 18:18:27 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

昼間、むしむしと暑い日が多くなってきました。
こうゆう時は、なんといっても、ビール!
というわけで、昨日、阪急時代の同期たちと共に、手羽先を食べ、
ビールを飲むべく、大国町まで行ってきました。
それにしても、気心知れたメンバーとの食事会とは、なんと楽しいことか。
手羽も、むちゃうま。
風来坊、超おすすめです。

と、本題と関係ない話はさておいて。
高木小学校の北校舎建替えと、浜脇小学校の全面建て替えといった話が、
そろりと進行中です。
建替え期間中、学校の校庭は、ほとんど使えなくなってしまいます。
この期間中のことについて、学校は、ずいぶん、色々なことを考えなければ
なりません。
例えば、体育の時間の運動場所・休み時間の遊び場所・運動会の開催場所などなど。
実際、浜脇小学校では、先日、まだ肌寒い中、運動会が開催されました。
今なら、まだ工事が始まっていないため、運動場を使えるということが、
季節はずれのこの時期に、運動会を開催した理由なのだそうです。
6月に開催される運動会というのは、相当珍しいですね。
さぞかし、苦肉の策だったんだろうなあと。

で、建替え期間中、学校の校庭が使えないということで、困る方々は、
学校の先生と生徒さんだけではありません。
スポーツクラブ21で、校庭を利用して活動している、
両校の野球部・サッカー部・ソフトボール部などの方々も、同じく、
ずいぶん、困っていらっしゃいまして。

校庭が使えないとなると、他の場所を探すしかありません。
が、当然、そう簡単に、そんな都合のいい場所が見つかるものではありません。
というわけで、困ったスポーツクラブ21の方が市の担当に相談してみても、
返ってくる返事はと言いますと、
「近隣の学校と調整して、なんとかうまくやりくりしてください。」
という返事一辺倒だったそうで。
もちろん、他の学校に協力してもらえるなら、それに越したことはないですが、
実際問題として、他の各学校でも、それぞれのSC21の方々が活動されている以上、
なかなか、それだけでは厳しいと言うのが実情です。
ただ単純に、各地域のSC21に、こんな話をぶん投げてしまうのではなく
 ○市が保有しているにも関わらず、遊休地と化している土地を利用してもらう
 ○市が持っている土地でなくても、遊休地を見つけて交渉してみる
 ○市の所有するスポーツ施設を、学校の建て替えが終了するまでの期間、
   優先的に利用できるようにする
などなど、前向きに協力する姿勢と言うのはないんですかね、と。

前から、チョコチョコ聞いていた話ではあったのですが、正式に、高木小学校の
野球部の方から、ご相談を受けたのが、今年の3月。
その後、消防団の先輩でもある浜脇小学校の野球部の部長さんからも、
お話をお聞きした上で、市に、いろいろと掛け合ってきたのです。
で、最終的な結論としましては。
 ○今は、使いたい人が勝手に使っている状態になっている西宮浜の公園の一部を
   利用申し込み制にする。
 ○そのうちの一区画を、建て替えが終わり、校庭を使用できる状態になるまで
   浜脇小学校と高木小学校(後々は、建て替えが予定されている用海小学校も)の
   スポーツクラブ21が優先的に利用できるよう、確保する。
ということになりました。
まあ、とりあえずは、よかったなあと。

しかし、こうゆう話を聞くにつけ、思うのですが。
「西宮市市民等の参画と協働の推進に関する条例」も結構ですが、
こうゆう風に地域で熱心に活動している方々が困っているときに、
親身になって、きっちりと考えて前向きな解決策を考えていくことをこそ、
大切なことだと思ってほしいもんやな、と。
善意を持って、前向きに、何の見返りを求めることもなく、いろいろな活動に
参加してくださっている方々が、もっと、やりやすい環境を整えることとか、
困っているときに、きっちり、お手伝いすることをこそ、大事にするべきです。
それこそが、「参画と協働」が求めるべき、本当に大切なことじゃないのかな~
と思うのです。


死刑制度の廃止に反対です。

2008-06-10 13:59:05 | 国政・県政と地方自治に関連すること

本当に、おそろしい事件です。。。
しかし、こんな事件があってさえも、世の「死刑廃止論者」といわれる人たちは、
死刑を廃止するべきだと考えるのでしょうか。
山口県光市の母子殺害事件に関連して、巻き起こった一連の騒動のときにも
思ったことではありますが。
事件や事故によって、お亡くなりになったご本人の無念。
本来、当然、それぞれが持っていたはずの未来が、一瞬で断ち切られることの不条理。
周りの方々の上に突如としてふりかかる、受け止めるにはあまりにも大きすぎる、
あまりにも不条理な不幸。
死刑廃止論を公然と主張する方々には、こうしたことを深く深く考えたうえでの
発言を求めたいと、思わずにはいられません。

私は市会議員ですので、国や県やといったことは、私の職責からは離れます。
ですので、このブログでは極力、私の職責の範囲を離れる、国や県の政治に
関わることは書かないようにしています。
けれども、政治家のはしくれとして、時に、いろいろなことを思わずには
いられません。
死刑廃止論と、それに関わる一連の論議は、まさに、その一つです。
次元の異なる問題ではありますが、国民年金など年金制度の話もそうですし、
外国人の地方参政権問題についても、いろいろと思うところがあります。

市会議員としての職責を離れない範囲で、活動をしていくという
私自身の基本姿勢には、もちろん、何の変化もありませんが。
最近、こういった問題について、一人でも多くの方に関心を持ってもらうことも、
政治家の端くれとしての自分の役割かもしれない、と思うようになりました。
時々は、こうした問題についても、発信していこうと思います。

ともかく、被害に遭われた方々のご冥福を、心からお祈りいたします。
周りの、大切な方々の、心の傷が、少しでもいえていくよう、切に願います。


インターンをご検討中の皆さんへ。

2008-06-05 14:37:49 | インターンをご検討の方へ!

この時期恒例の.jp主催・議員交流会が、次の日曜日にあります。
というわけで、この時期には毎度、掲載している、
「過去インターン生から、次のインターン生(候補)たちへのメッセージ」
を掲載します。

里井 寛子(私大2年生)

私は、以前から政治に興味があり、自分の目で政治を見てみたかったのと
大学生の間にしか出来ないことをしたいと思って
インターンシップをしてみようと思いました。
自分の知らないこと、私の普段の生活からは知ることのなかった
大きな世界に触れてどきどきの毎日でした。
しぶやさんはとても魅力的で多くの問題に熱心にとりくんでいらっしゃいました。
また、私たちのも多くのアドバイスを頂きました。
今まで私は、大人というと親か大学の先生かアルバイト先の社員さんにしか
普段接していなかったのですが
そういう大人たちとはまた違ったことを教えていただきました。
インターン中に考えさせられたこと、学んだことは多かったですが、
なにより尊敬出来るしぶやさんや他のインターン生に出会えたことがよかったです。
インターンに悩んでいるかたがいらっしやったら、ぜひしぶやインターンをお薦めします。
夏にお会いできることを楽しみにしています。

潤田 丈(私大1年生)

私はこの春休み、特に予定がなく、せっかくの長期休みに
なにか自分のためになることがしたいとかねてより思っていました。
そんな中、大学で配られているビラをたまたま発見し
今回、インターンシップに参加させていただきました。
参加するにあたっての説明会、交流会等を通して感じたことは
議員インターシップの活動は大きく分けて二パターンあるということです。
一つはあらかじめ私達が活動するスケジュール(カリキュラム)等が
組まれているパターン
もう一つはスケジュール等は大まかなことのみで
あとは私達次第というパターン
ここでしぶやインターンはというと後者にあたります。
つまり、私達は主に自分達で何かをつくりあげることを行っています。
メインは政策研究です。
また、ポスティングや朝立ちといった活動も事前の打ち合わせ等も含め
一からしぶやさんと協力して行っていきます。
”私達次第”というと少し身構えてしまうと思います。
確かに苦しいときもありました。
私はインターン半ばまで自分のテーマが決まらず、そのときが一番苦しい時期でした。
しかしどの活動をとるにしても苦しいことがあるからこそ
そこに喜びやインターン生同士の団結力が生まれます。
実際に自分の課題が終わったときはすごく喜びを感じましたし
共にがんばったインターン生はインターンが終わった今でも交流があります。
また、しぶやインターンの強みの1つとして
しぶやさんととても身近に接することができることもあげられます。
市議会議員の方と接するなんてことは
普通に大学生活をすごしていてそうないはずです。
大学生活で何かを変えたいと思っておられる学生の方は多いと思います。
しかしそのきっかけをつくらなければ
いつまでたっても自分は自分のままで終わってしまいます。
自分を成長させたいと思っている意識の高い皆さんへ 
そのきっかけをしぶやインターンでつかんでみてはいかがでしょうか。

貴島耕平 (私大2年生)

しぶや議員の下でのインターンシップは本当に今の僕の財産になっています。
僕はこのインターンシップは「人として成長できるインターン」だと思っています。
確かに「議員インターンシップ」ですから,政治や政策についての勉強もあります。
しかし,しぶや議員の下でのインターンはそれに留まらず,
本当に多くのことを学ぶことができます。
それはしぶや議員との議論や会話を通じて学ぶことであったり,
同じインターン生同士での議論や会話から得られるものです。
またしぶや議員は過去のインターン生と交流する機会を設けてくださいます。
中には就職した先輩や院に進まれた先輩もいて,
そういった先輩との交流から得られるものもあります。
僕自身,そういった体験を通じて本当に多くのことを学び,成長できたと思っています。
ここでは語りきれないほどの濃い二ヶ月間でした。
是非しぶや議員インターンに参加してみてください。
密度の濃い,充実した時間を過ごせること間違いなしです!!
お会いできることを楽しみにしています!!

品川 皓亮(国立大2年生)
(↑彼↑が代表を務める、「創ル未来」のHPスタッフブログも、ぜひ、ご覧下さい。)

普段の生活。
ちょっと注意して周りを見渡してみると、
実は色んな所に色んな「問題」が隠れているものです。
そして、それによって利益を享受している人、困っている人、
得しても困ってもいない人、色んな人がいます。
僕にとって澁谷インターンでの2ヶ月は、そういった身近な「問題」に目を向け、
「問題」を取り巻く人々のことを考え、解決策を自分なりに考えていく時間でした。
「解決策を自分なりに考える」とは、
単に一人で“うーん・・・”と唸っていることではありません(笑)
澁谷さんはインターン生の考えにしっかりと耳を傾けくれるので、
自分の意見をぶつければ、その何倍もの答えが返って来ます。
このやりとりこそが、澁谷インターンの醍醐味だとぼくは思います。
必ずしも、澁谷さんと同じ意見を持つ必要はありません。
唯々諾々と指示に従っている必要もありません。
とにかく自分の意見をぶつけ、それに対する助言を真剣に聞く。
これが、すっごく楽しい!
ぜひ、みなさんにも、こんな経験をしていただきたいな、と、思います。

いつものことながら、うれしいメッセージをもらえて、ほんま、ありがたい。
この子たちからの、前向きな評価に答えるためにも、
きちんと、いろんな面で、成果を出していかなければなりませんな。
こんな、澁谷インターンです。
インターン検討中の方は、是非、候補に加えてみてくださいね。


「(仮称)議会改革特別委員会」について

2008-06-04 19:41:30 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

今日は、なんやかんやで、ほぼ一日中、会議づくし。
こうゆう一日も珍しい。
で、会議の午前の部は、議会運営委員会(※)だったのですが、
この中であげられた一つの議題について、議論が、えらいこと紛糾しました。
(※ 議会運営委員会は、議会を円滑に運営するため、
   議会運営全般について協議することを目的として、設置された委員会です。)
ネタは『(仮称)議会改革特別委員会について』。
まずは、↓こちら↓をご覧下さい。
(注 太字部分は強調のため、私が太字にしたもので原文は太字ではありません。
   定数に関する(  )も、分りやすくするために、説明を加えたものです。)

(仮称)「議会改革特別委員会」設置についての申し入れ書

 平成20年6月第5回定例会において、(仮称)「議会改革特別委員会」を
下記のとおり設置していただきますよう要望いたします。

                      記.

1.名   称  (仮称)「議会改革特別委員会」
2.所管項目  議会改革の推進に関する件
3.定   数  8人(⇒各会派代表×1名、無所属議員×1名、副議長×1名)
4.設置機関  当分の間
5.設置理由
   市民の負託に応え、集中的、継続的、効率的に議会改革について、
  法定の委員会で調査・審議する必要があるため。

6・その他    本特別委員会出席に伴う費用弁償は支給しない
          (規則改正を市長に依頼する)

                                            以上

ちなみに、申し入れは、
 〇西宮市議会の全6会派中、5会派の幹事長の連名で
 〇議長宛に提出
という形が取られています。

これまで個々の会派や議員が、それぞれの立場から
議会改革の必要性を訴えてきたという流れはありました。
けれども、現実には議会改革は遅々として進んでいません。
特定の議員や会派が、自分たちの意見だけを言っていたところで、
なかなか話は前に進まないというのが、これまでの現実です。
ネタが「議会改革」という、私たち議員自身の、いわば処遇・待遇に、直接、
関わってくるものである以上、ある意味、当然のことなのかもしれません。
だからこそ、
「公式・公開の場で皆が集まり、議会改革という超・重要課題に取り組むべきだ!」
という意志が、『(仮称)「議会改革特別委員会」設置についての申し入れ』という形で
議会の大部分の同意を得て、提出されたというのは、
非常に重要な意味を持ったことだと思うのです。
(5会派幹事長の連名で提出されたということは、少なくとも、
 全議員44名中34名(当時)の合意があったということを意味します。)

私なりの理解ではありますが。
委員会の設置自体に反対している会派の意見は、結局は
『「議会改革特別委員会」が設置されれば、当然、議員定数削減も
  議論の対象となることが予想される。
  しかしながら、我々は、議員定数の削減が議会改革であるとは思わない。
  よって、「議会改革特別委員会」の設置は認められない。』
ということに収斂するように思われます。
でも、それって、どうなんやろか、と。

ある特定の問題だけを上げて、
「これは、やるべきではない!」「これをこそ、やるべきだ!」
という意見を、個々バラバラに述べるだけでは、結局のところ、
話が先に進まない可能性が高いのは、現実を見ても、明らかです。また、
「それが、議会改革に寄与するのか?議会改革と呼ぶに値するのか?
 他に、もっと重要なことはないのか?それぞれの重要度はどうなのか?」
といった点について、それぞれの考え方を公開・公式の場で協議し、
明らかにしたうえで、それぞれの課題に取り組んでいくことこそが重要だと、
私は思うのです。
議会や議員に対する信頼が、ここまで失墜してしまっている現状を踏まえ、
我々自身が議会として明確な姿勢を示し、きちんとした改革を行っていくこと。
これこそが、今、議会に求められている、とても重要なことの一つでは
ないのでしょうか。

特別委員会の設置については、本日の議会運営委員会では決着がつかず、
改めて、次回の議会運営委員会で議論されることになりました。
なので、最終的なご報告ができるのは、もう少し先のことになりそうです。
追ってのご報告は、また後日。
それでは今日は、ここらで失礼します。


バリアフリーなまちづくり。

2008-06-03 14:39:30 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

昨日から、クールビズ開始。
そういえば、まだクールビズの認知度が低かったころ、ネクタイなしで行動していたら、
たて続けに何人かから 「今日は、お休み?」 てなことを言われたことがありました。
むむ、へこむ。

声をかけてくれる人には説明できるからいいとしましても、遠くから見て、
同じことを思っている人も、いらっしゃるかも知れんなあと思うわけです。
そんなこんなで職業柄、なかなかクールビズを導入する踏ん切りもつかず、
去年まで、クールビズには完全に背を向けていたのですが。
ここまで認知度が高まってきた以上、もうそろそろ、よかろうと。
今はまだ涼しめなので、よいですが、これからどんどん暑くなっていくことでしょうし。
というわけで、ネクタイつけずに平日、うろちょろしているからといって、
遊んでいるわけではありません。
ご了解あれ。

今日は簡単なご報告だけ。
うちの事務所の前の道(札場筋の43号線より南)は、もう、ずいぶん昔から、
歩道と自転車道に分けられています。
で、前から気になっていたのが、歩道と自転車道が分けられている中、敢えて、
歩道ではなく自転車道の方を、手押し車を押して進むお年寄りや、
車椅子のお年寄りの姿を数多く見かけることでして。
自転車もビュンビュン通っていく中、わざわざ歩道を避けて進むのを見て、
「危ないなあ。でも、なんでやろ?」
などと思っていたのですが、最近になって、その理由が分かりました。

下の写真が、その道なのですが、実は、白い枠っぽい部分が、所によっては
かなり大きく、へこんでしまってるのです。

080522_173401

  手押し車とか、車椅子にとっては、このちょっとした段差が、
  非常に手ごわいものであるらしく。
  確かに、言われて意識して見てみると、メガロコープの西側
  なんかは、かなりの段差になっています。
  たしかに、こりゃ、車椅子を押して進むのは、相当、つらいわ。

  しかし、改めて、そうゆう視点で見てみますと。
我々にとっては、なんでもないことが、いわゆる「交通弱者」にとっては
むちゃくちゃ、不便!!という例が、きっと、たくさんあるんやろうなあと。
言われないと、ほんと、分からんものです。
バリアフリー、大切ですね。

というわけで、この道については、8月頃から順次、段差をなくすための工事を進めて
いただけることになりました。
少しでも、通りやすい道になってくれるとうれしいな、と思いつつ。
それでは、今日は、このへんで。