西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

出陣式。

2014-03-29 21:32:06 | 市政全般に関連すること

本日は今村議員の事務所開き。
ご指名を頂き、司会をやらせて頂きました。
なかなか、こういう経験はできんわな、と。

仕事柄、こういう会に出席した経験は、それなりにある方だと思うのですよ。
で、それを踏まえての個人的感覚ですが。
大きい選挙になればなるほど、
●候補者を良く知ったうえで、この人がいいから応援しよう!
●この人のために頑張ろう!
的なことって感じられないなあ、と思っています。
たくさんの立派な肩書が付いた人から祝電が届いたりとかするけど、これって、きっとフォーマットがあるんやろうなあ。。。と思うようなものがほとんどで。
でも今日のは、そこのところが、すごく違っていました。
なんかね、ほんまに、みんなが今村氏のことを知り、ここまでの活動のことをわかったうえで、頑張ってくれ!応援するで!!って思っている感じが、すごく強くして。

ご出席いただきた来賓の皆様からは、本当に皆さん、とてもいいお話を頂きました。
でも、その中で、個人的に一番響いたのは同じ会派の木村議員の話でした。
木村議員は現在、62歳。
当然(?)、今村議員のことはずっと昔から知っています。
で、もともとは、そこまで今村氏のことを高く評価してはいなかったと思うのですよ。
そもそも所属していた会派も違うし、意見の相違やらなんやらあるわけで。

その木村議員が今日、言ったことの中で、とりわけ、私が「そうやな~」と思ったのは
●この一年、今村さんの活動を見ていて、ここまでできるのかと感心した
●今村氏は、ほんとうに大きく変わった、今の彼を見てほしい
という部分でした。
この部分、つくづく、私もそう思います。
私が言うのもなんですが、彼は本当に、ここ一年間ぐらいで、すごく変わったと思うのですよ。
だからこそ若いから何とかとか、昔こんなことがあったからなんとかとか、そういうのは違うと思います。
某陣営さんは、政策での議論になると勝ち目がないから、こういうところばかりをほじくり返しているようですが。

私は、今村議員が市長選挙に出ようが出まいが、アサヒビール工場跡地の取得に関わる予算が提出されてきたら、反対する覚悟でいました。
どこまでいっても賛成できる要素が見当たりませんから。
でも、それって突き詰めていくと、自己満足でしかないんですよね。
私が賛成しようが反対しようが、議会の圧倒的多数は土地取得に賛成しています。
である以上、議会の中の活動だけで、この話を覆すことはできません。
だから、私は、この話をひっくり返すために(もちろん、それだけではありませんが)今村議員が、この度の挑戦を決意してくれたことに、本当に心の底から感謝しています。

今、西宮市政は、ほんとうに大きな転換点を迎えているのだと思います。
明確なビジョンもなく、確実に将来に大きな禍根を残す事業を進めるのか?
それとも、もっと責任感ある将来を見据えた行政運営を行うのか?

私は将来、大人になった、今の子供たちに聞かれたときに、胸を張って答えることができる姿勢をとりたい。
そう考えています。
それこそが私の一番大切にしている価値観の一つですから。
だから、そのための努力を、取り組みを精いっぱい続けていきます。

引き続き、頑張っていきます!
よろしくお願いいたします!!


262億円では、おさまりません。

2014-03-26 17:56:59 | 市政全般に関連すること

なんやかんやと立て込んできた、今日この頃。
いかにも選挙!って感じになってきました。
ますます頑張らないと。

さて本題、またまたアサヒビール工場跡地の話です。
今日は土地取得を含めた、事業推進に必要な費用について。
先に結論を言っておくと「市は総事業費を262億円と言っていますが、絶対もっと、かかるはず!」という話です。

昨年10月に示された「西宮市新病院基本計画」によると、アサヒビール工場跡地計画の中心である市立病院にかかる費用は
●用地費 18.1億円
●建設費 72.8億円
●機器等 30.7億円
●合計  121.6億円
となっています。
当然、全費用の半分以上を占める建設費の動向が、事業費全体の動向の大きなカギを握るわけで。

ところで、この建設費、
●病床1床当たり80㎡
●病床数は257床
●建設単価は㎡当たり30万円
という条件で計算されています。
なので正味の建設費は
80㎡×257床×30万円=61億6800万円!
というのが、市の見積もりです。
ところが、この根拠が甚だ???な感じなのです。
(上にあげた「建設費72.8億円」は設計・盛土などを含む費用。)

2010年1月に総務省が発表した「公立病院経営改善事例集」によると、1999年度から2008年度までに供用を開始した238自治体病院の建築単価は以下の通り。
●全体の平均は40.4万円/㎡
●建築単価30万円~50万円の病院が7割近くを占める
  →20万円/㎡~30万円/㎡が33病院(全体の13.9%)
  →30万円/㎡~40万円/㎡が87病院(全体の36.5%)
  →40万円/㎡~50万円/㎡が74病院(全体の31.1%)
  →50万円/㎡~60万円/㎡が24病院(全体の10.1%)
ここだけ見ても、「㎡当たり建築単価は30万円」という市の見積もりは、かなり厳しいように感じます。
そもそも大型公共工事にかかる費用ってのは、当初予想から、どんどん膨らむのが相場ですし。
おまけに、今回の試算は「事業推進ありき!」で出されたものですし。

しかも、資料の基となった時期とは大きく異なる点があります。
それは東日本大震災後の復興需要増に伴う材料費・人件費の高騰等の理由から、建設工事費の相場が大きく上昇している、というところ。
実際、最近は自治体の示した予定価格内で落札する建設業者が現れず、発注ができない↓入札不調がニュースになる機会↓も増えています。
特集の内容をテキストと画像でチェックできます


また今後についても、東京オリンピック・パラリンピックに伴う需要の増大から建設工事費は高止まり、もしくは上昇傾向にあるといわれています。
・・・こんな状況の中で、ほんまに市が言ってるような事業費で抑えられるんかいな???
実際、委員会で、この点について質疑したところ「建設にかかる費用が膨らむことは私たちも危惧している」的な答弁が返ってくる状態でして。

・・・どう考えても262億円では、おさまらんと思うねんけどなあ。。。
ということも含めて、なんとか、この事業止めねば!ですね。

というわけで、今日はこれまで。
それでは失礼いたします。


反対討論。

2014-03-20 17:21:24 | 市政全般に関連すること

本日で3月議会は終了。

毎議会、最終日には各議案に対する賛否を問われることになっています。
で慣例的に、予算等の大物議案については
●賛成なら「賛成討論」
●反対なら「反対討論」
が各会派の代表から行われるのです。
これ、通常なら幹事長である木村議員にやって頂くべきところなのですが、会派メンバー相談の上で、今村議員にやって頂くことになりました。
市長選挙に挑む彼が、議場での活動の最後に、出馬を決意した理由であるアサヒビール工場跡地取得に関する意見を、記録が残る、公式な場で述べることは、とても意味のあることだと思ったので。
というわけで、以下、全文。

----------------------------------
只今上程中の諸議案のうち、
●議案第405号 平成26年度西宮市一般会計予算
●議案第411号 平成26年度 西宮市公共用地買収事業特別会計予算
●議案第419号 平成26年度西宮市立中央病院事業会計予算
以上3件について蒼士会は反対をいたします。
それは、現在、市当局が進めているアサヒビール工場跡地の土地取得、及び、その土地での公共事業を容認できないためです。
以下、その理由の詳細を申し述べます。

まずは財政的な問題です。
本市の経常収支比率は阪神淡路大震災後、一度も95%を下回ったことがない危機的な状況にあります。
また、
●公共施設の維持・管理のために毎年数十億円単位の費用が必要になると想定されていること
●高齢化の進行に伴う労働可能人口の減少による歳入の減少が予想されること
●同様の理由から医療・介護費等、福祉的支出の増大が確実視されていること
等の要因があり、今後も厳しい財政運営を強いられることは確実です。
このような状況の下、土地取得経費68億8750万円のうち、58億4550万円もの起債をして、本市の抱える政策課題を解決するわけでもない大規模公共事業を推進することは、将来の本市財政に大きな負の影響を与えます。

計画の内容にも様々な問題があります。
まずは計画の中心に位置づけられた中央病院の移転・新築についてです。
平成19年12月24日に総務省の発表した「公立病院改革ガイドライン」では、公立病院の果たすべき役割として「採算性等の面から民間医療機関による提供が困難な医療 を提供すること」とあります。
それを本市の医療環境に照らし合わせて鑑みた場合、24時間小児救急の実現や、分娩可能な産科機能の提供等こそが西宮で公立病院の担うべき役割ということになります。
しかし、市当局の進めている新病院の計画では、西宮の医療課題を解決できるわけではなく、多額の投資に見合う価値が見込めません。
中央病院に関しては、移転・新築などの前に、現地で経営健全化、機能向上させることこそが先決です。
過去、幾度にも亘って経営改善に取り組もうとしながらも、抜本的な改革はおこなわれず、一度も経営改善を実現できていない中央病院が移転・新築さえすれば経営を健全化できるという前提自体に無理があります。

そもそも、この計画が進めば、現在の林田町の病院はなくなります。
これでは現在の中央病院が果たしている数少ない役割である「瓦木・高木・甲東・段上方面の総合病院」 がなくなることになります。
市が投資すべきは、医療サービスの向上です。
今回の計画の中心に位置づけられた病院の移転・新築は、その医療サービスの向上に繋がる施策では全くありません。

また財源確保のため売却を予定している土地を実際に売却した場合、様々な課題の発生が予想されることも問題です。
中央体育館の跡地を売却した場合、大社・広田地区の大規模避難地がなくなってしまいますし、中央病院の跡地を売却した場合、既に飽和状態にある幼稚園・保育園・中学校等において更なる施設不足が深刻化する可能性があります。
こうした理由から、蒼士会は一貫してアサヒビール工場跡地の取得と中央病院を中心とした公共施設整備に意見を申し上げてきました。
しかしながら我々が提示した様々な課題・懸念に対して、市から合理的な回答が示されることはないまま今回、議案が提出されました。
このような状況で提出された議案に賛同することはできません。

アサヒビール工場跡地の再開発は、民間の活力とアイデアを主体とし、市は、事業者と共に総合的なまちづくりの構想設計に関与し、その開発による課題を解決する役割を担うかたちで行われるべきです。
JR高槻駅北東のユアサコーポレーションの工場跡地約9.3haは阪急不動産、医療法人、関西大学、西武百貨店の4社によって、大学、福祉施設、集合住宅、商業施設などになる総合的な開発が行われています。
JR茨木駅南側のサッポロビール大阪工場跡地約12.2haは、来年4月の新キャンパス開設を目指して立命館大学が取得しました。
JR尼崎駅北側のキリンビール尼崎工場や、その他の工場があった工業用地及び鉄道用地約22.8haは、UR都市機構によって、団地や商業施設として開発されています。

アサヒビールの工場跡地に関して、自治体が税金を投入して土地を取得して公共施設を整備するなどというような事業スキームは、あまりに稚拙かつ不可解かつ不合理かつ時代遅れです。
将来に大きなツケを遺す計画であり、 直ちに白紙撤回されるべきです。
よって蒼士会は提案された3つの議案に反対します。

以上、蒼士会の反対討論といたします。
----------------------------------------

私が作成したタタキからは
●中央体育館跡地を売却した場合の既存不適格の問題
●南北道路なんか無理ですよ!と言う問題

辺りが省かれた上で、
●アサヒビール工場跡地の再開発は、民間の活力とアイデアを主体とし、市は、事業者と共に総合的なまちづくりの構想設計に関与し、その開発による課題を解決する役割を担うかたちで行われるべきです。
以降の部分が加筆されてます。
現時点での我々の主張を、最もコンパクトにまとめたバージョンかと。

さあ、これにて3月議会は終了。
予算は通ってしまいましたが、まだ、なんにも決まってなんかいませんよ。
今後の市政運営が、どうなるかは4月に行われる市長選挙の結果次第。
だから、自分にできることをしっかり頑張ります。

というわけで、今日はこのへんで。
それでは失礼いたします。


信用できるわけがない。

2014-03-18 17:22:32 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

病院問題を所管する総務常任委員会において、今議会に提出されたアサヒビール工場跡地の取得に関する予算に反対したのは、先日の日記に記した通り。
ところで私、その前段として、2/19に行われた総務常任委員会の病院部会(?)で以下のような質疑を行いました。
きちんとした議事録が出来ていないので正確さには欠けますが、大体の雰囲気だけでも味わっていただければ、と。
---------------------------------------
【澁谷】
●過去にも市立中央病院の経営健全化を目的とした「経営健全化計画」の類は何度も示されてきた
●けれども結局、経営は健全化していない。
●過去の計画と違い、今回示された計画は信頼でき、黒字経営が実現可能と信じるに足る根拠は何かあるのか?

【市側】
●計画は、現在の状況と改善策を精査したもの
●十分、実現可能な内容と考えている

【澁谷】
●これまでも計画は何度も提出されている
●その度、今回と同じ趣旨の説明をうかがっている
●けれども経営状態が改善されたことはないが???

【市側】
●取組による成果は出てきている
●我々としては十分実現可能な内容と考えている
---------------------------------------------------------
正直、自分が市の職員さんであったとして、ここをツッコまれると甚だ厳しいやろうなあ、と思いつつ。

ちなみに市が示している、現時点で最新の経営目標は一昨年・三月に示された「新・改革プラン」。
で市が示した、この「新・改革プラン」によると市立中央病院の収支差引(いわゆる営業利益)は
●H25年度は2億7600万円の赤字
●H26年度は5500万円の赤字
●H27年度は4800万円の黒字
と推移することになっていました。
(数字に誤りがあったため、修正しました【2014.4.21】)
要するに「今後は赤字が出ても少額にとどまるし、むしろ徐々に黒字経営に向かっていく!」という読みかと。
ところが、今回示された予算によると
●H25年度は4億3769万円の赤字
●H26年度は14億8842万7千円の赤字
とのこと。
おいおい、全然あかんやんけ。。。

市によると「H26年度の巨額の赤字には、会計制度の変更に伴う10億円程度のマイナス効果が含まれている」とのことなので、単純な比較はできませんが。
にしても、どう見ても「新・改革プラン」に示された数値を、全く達成できていないのは明らかです。
だいたい、わずか二年前に示されたばかりの数値目標でさえ、ここまで外すのに「移転新築したら大丈夫!」とか言われても。

なんかね、どう考えても、市が言ってるように、病院が黒字化するとは思えんのですよ。
いろいろ含めて、信用できるわけがない。
ほんま、なんで、こんな無理やり計画を進めようとするんやろうなあ。
不思議で仕方がない。
ほんで仮に、無理やり進めた挙句の果てに「やっぱり大赤字になりました。もう、これ以上は存続不可能です。。。」みたいなことになっても、誰も、なんにも責任なんか取らんのやろうなあ。
ひどい話やなあ。。。

ぼやきチックな終わり方ですいません。
なんとか止めるべく、頑張らねばですね。

というわけで、今日はここまで。
それでは失礼いたします。


初めての経験。

2014-03-14 18:52:22 | 主張・広報と活動のお知らせ

今村岳司「投票に行こう」~市政報告会@0302大前学園
↑ほんの4分少々ですし、とても見応えあるので是非ご覧ください。↑

「(投票に行かないってことは)国民の義務だとかそんなんじゃない、
 損してまっせ、ということなんです。
 皆さんの血税があさっての方に使われても文句言えないぜ、
 ってことなんです。」
↑好きやわ、このフレーズ。↑

4年前に行われた西宮市長選挙の投票率は33.65%。
3年前に行われた西宮市長選挙の投票率は37.15%。
こんなん絶対あきません。
及ばずながら、俺もがんばろ。

そして、ブログをご覧頂いている皆さんに、お願いです。
是非、周りの方に「選挙に行こう」と声をかけて頂きたいのです。
このブログをご覧下さっている方なら、私なんぞが言わんでも「選挙には行くのが当然!」と考えていらっしゃることと思います。
だからこそ周りの方に、同じことを伝えて頂きたいのです。
それをしないのは、あまりにももったいないことだから。

さて本題。
議員になってから、9年少々。
本日初めて、予算に反対しました。
市立中央病院の予算で、アサヒビール工場跡地の取得に関わる内容が委員会に諮られたので。

論点は色々ありますが、病院の話について中心となるのは
-------------------------------
●移転・新築される病院は、24時間小児救急の実現・分娩可能な産科機能の提供等、本来、公立病院が果たすべき機能を担わず、多額の投資に見合う価値が見込めない
●計画地は将来、大規模な地震・津波による被害の発生が懸念される地域周辺に位置しており、市が言う大規模災害発生時の拠点病院としての機能を果たすことができるか甚だ疑問
●過去、幾度にも亘って経営改善に取り組んだものの一度も経営改善を実現できていない中央病院が、移転新築さえすれば経営を健全化できるという前提自体に無理がある
-------------------------------
といったところ。
これまで何度もブログ等で主張してきた内容ではありますが。

これまで色々と厳しい意見を言ってはきたものの、予算に反対したことは一度もありませんでした。
初めての経験やし、色んな意味で感慨深い。
正直、緊張もしました。

でもね、やっぱり、どう考えても、この話に賛成することなんてあり得ないですよ。
私には、この話が、
●経常収支比率(例えると、生活費全体に占める家賃・光熱費・食費・学費・医療費・ローンの返済等、削ることができない支出が収入に占める割合)が阪神淡路大震災後、一度も95%を下回ったことがないという危機的な財政状況の中、
●公共施設の維持・管理のために毎年数十億円単位の費用が必要になると想定されており、今後、莫大な支出が必要なことも明らか
●しかも、高齢化の進行に伴う労働可能人口の減少による歳入の減少が予想されており
●同様の理由から医療・介護費等、福祉的支出の増大も確実視されている
という状況の中で、強行するべき話だとは到底思えません。

絶対、この話止めねばならんと思っています。
及ばずながら、頑張ります。

というわけで、今日はこれまで。
それでは失礼いたします。


これまた、勘ぐりたくなる話。

2014-03-12 11:41:27 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

一昨日に続き、今朝も今村議員の駅立ち支援。
一昨日がシャレにならん寒さだったもので、今日は、むちゃくちゃ楽に感じました。
だんだん春が近づいてきてるんやなあ、と。
今日もたくさん受け取って頂けて、うれしい限り。

さて本題、本日は昨日の議会に提案された議案についてのお話をば。
この議案、具体的な内容は
●2014年4月1日から2015年3月31日までの時限措置として給料の減額を行う
●減額率は局長級が5%、部長級が4%、課長級が3%、係長級が2%、役職なしが1%
●減額は期末・勤勉手当(いわゆるボーナス)と退職手当には反映させない
●中央病院の職員と技能労務職員は対象外
というものです。
詳しくは、↓こちら↓。
西宮市一般職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定の件

事前に説明を聞き、委員会でも質疑したのですが。
要するに、この話、以前ブログで取り上げた
------------------------------
★市長が市職員への訓示の場で「給与、高くていいじゃないか!」とぶち上げた

★その後、一転して、労働組合との団体交渉の場で市長が「ラスパイレス指数が高いことなどで、給与水準について再び注目を浴びることになる。このため、本市がおかれている情況を真剣に見つめ、話し合いの場をお願いしたい。」と発言した。
-------------------------------
という話
を受けてのものらしく。

ちなみに今回の時限措置をやらなかった場合、これまで同様、西宮市の給与水準は中核市(=人口30万人以上以上で、政令指定都市以外の規模や能力などが比較的大きな都市)の中で一番高いということになるのだそうです。
せやけど、「ラスパイレス指数が高いことなどで、給与水準について再び注目を浴びることになる」のがイヤだから一年間の時限措置で対応するってどうなんや???と。

本来、給与は制度に基づいて支給されるべきものです。
これを時限的な措置で対応すること自体、好ましいことではないと思うのですよ。
水準に問題があるなら制度自体を見直すべきなわけで。

で、ここから先は、独り言。
こういうことをすると、市長が「ちゃんと、そういうことにも手を入れてるんですよ!」って選挙で言いたいがためのアリバイ作りなのでは???と思ってしまいます。
市政ニュースなんかでも一所懸命、「行政経営の効率化に取り組んでいます!」的なアピールをしたがっているようですし。
でも市長にとって、労働組合の支援はすごく重要なわけで。
だから時限措置にして、「選挙が終わって無事再選されたら、一年後にはちゃんと元に戻します!」てな約束でもしてるのでは???と勘繰りたくなります。
私の下衆の勘ぐりであることを願うばかりですが。

というわけで今日はこれまで。
引き続き、明日以降の予算審議の準備に励みます。
それでは失礼いたします。


ちょっと、いい話。

2014-03-10 12:24:00 | 主張・広報と活動のお知らせ

明日の委員会の準備で資料を見ていたら、「スポーツ振興基金積立金」が増額補正されていまして。
理由は「寄附金の増による基金積立金の増額補正」とのこと。
ふ~ん、と思いながら横の欄を見てみると、寄付者の欄に「三木谷 浩史  2,000(千円)」と書いてありまして。
えっ、これって楽天の三木谷さんでは???

早速教育委員会に確認したところ「はい、楽天の三木谷さんです」とのこと。
すごいな、かっこいいな。

議会資料見ていて、こんなビッグネームに当たることなんかないので、無駄に盛り上がってしまいました。
でせっかく気づいた以上、ちゃんとブログなりで広報しとこかな~、と。

というわけで引き続き、明日の準備に戻ります。
それでは失礼いたします。


阪急・武庫川新駅の話が少しずつ前に進んでいるそうな。

2014-03-07 08:29:14 | にぎわいと活気のあるまちを創造するために

ここ数年、気になっている標題の話について、議会での質疑もあったので、ご報告。
この話、もともと西宮市と阪急電鉄は前向きだと聞いているのですよ。
西宮市にとっては
●住民の利便性向上
●長年に亘る地域住民の要望にこたえることができる
というメリットが、阪急電鉄にとっては
●他の駅に比べて駅間距離が長い西宮北口・武庫之荘間に駅ができることは望ましいし、新しい乗客も見込める
というメリットがありますから。
ところが、この話を前に進めるためには一つ、大きなハードルがありました。

阪急電鉄は新駅を設置するのであれば武庫川の上に駅を設置し、西宮市・尼崎市の両方から乗客がやって来る形でないとダメとしています。
要するに阪神武庫川駅と同じ感じです。
ま、そら、そうですわな。
で、そのためには当然、尼崎市の協力が必要不可欠です。
ところが従来、尼崎市さんは、この話に甚だ後ろ向きだったようで。

よその市さんの話なので、良く分かりませんが。
一般的に、尼崎市が後ろ向きな理由として聞くのは
●尼崎市には市バスがある
●新駅予定地周辺は尼崎市営バスのドル箱路線
●よって尼崎市にとっては新駅の必要性は低い
というところかな、と。
そら、向こうさんの立場に立ってみると、その姿勢も分かるわなあという話ですし、非常に説得力もあります。

ところが会派で受けた予算説明の際の話や、議会での答弁からすると、どうやら尼崎市さんの姿勢が少々、変わってきているようで。
↓以下、先日の議会で行われた質疑での市の答弁です。↓
------------------------------------------------------
新駅の設置に関しては、平成24年度に県・市及び阪急電鉄の三者により「武庫川周辺阪急新駅に関する検討会」を設置して、駅設置の必要性や期待される効果などに関する基礎的な調査を実施してまいりました。
また、今年度からは、尼崎市もこの検討会に参加し、駅設置に関する課題等について意見交換などを行うとともに、本市においては、新駅設置に伴い必要となる都市基盤施設の整備の方向性などについて、検討しているところでございます。
------------------------------------------------------
従来の経緯を考えると、「これまで検討会に参加していなかった尼崎市が、検討会に参加し始めた」ということ自体、かなりな変化に思えます。
とは言え、そこに、どんな姿勢で臨んでいるかは定かでないわけですが。

ちなみに仮に前向きに話が進んだ場合も、やはり課題は多くあるようです。
↓以下、関連する部分の抜粋。↓
------------------------------------------------------
新駅の駅舎等の施設は、武庫川の河川区域内に設置する予定としており、工事が河川の渇水期に限定されることから、駅の建設には概ね3年から5年の期間を要するものと考えております。
また、新駅周辺地域の都市基盤施設の整備については、新たな用地の買収や家屋等の移転などが想定されるため、事業に対する地元合意が不可欠であり、それに要する期間も含めて、駅の建設より長い事業期間が必要となることも考えられます。
------------------------------------------------------
「前向きに話が進むことになった場合でも、これだけの課題があり、時間もかかる!!!」という話ですから、そう簡単に、すぐ実現するような話ではないのでしょうね。
とは言え完全に膠着していると思っていた話が前向きに進んでいるのであれば、大したことだと思います。
素直に感心。

というわけで、取り急ぎのご報告でした。
それでは失礼いたします。


訴えられる心配はなくなりました!

2014-03-03 16:40:58 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

昨日で12月議会報告×しぶやの市政報告の配布が、ほぼ完了しました。
残るマンション群については金曜日に夜ポス予定なので、今週一杯で恒例の広報活動は完了。
毎度のことながら、ちょっとした達成感です。
こういう明確にゴールがある仕事って素晴らしい。

で、その最新市政報告にも掲載した「市長選挙の結果によってアサヒビール工場跡地の取得が反故になった場合、事業者から市が提訴され、多額の賠償責任を負う可能性がある」というお話。
この内容について、同じ会派の木村議員が現在開催中の3月議会で質疑してくださいました。
というわけで以下引用します。

----------------------------------
●木村議員の質問●
~前略~ 12月議会の一般質問での
「4月以降に、もし、契約が白紙撤回されるようなことが起こった時、どのようなことが考えられるのか」
の質問に対して、市当局は
「仮契約締結後の6月定例議会において、財産取得に関する議案が審議の結果、否決されることは制度上ありうることとして、相手側も認識されています。しかしながら、新年度予算に関する議会の承認を得た上で、仮契約を締結した後において仮に西宮市が本契約を拒否、すなわち仮契約をほごにして、そのことにより相手方に損害が発生した場合においては、賠償を求められる可能性を否定することはできません。」
と答弁されています。
しかし、財産取得に関する議案以外にも4月に実施される市長選挙の結果によっては、本契約ができない場合が考えられます。
そこで質問します。
4月に予定されている仮契約において、事業者から契約不履行による損害賠償請求されるリスクを避けるためにも、市長選挙の結果や6月定例議会での財産取得に関する議決の否決などにより、契約は破棄されるという停止条件を盛り込むべきだと思いますが、市の考えをお聞かせください。 ~後略~

●市側の答弁●
~前略~ (先般、締結しました基本協定において)契約上のリスクに関する問題につきましても、包括的に、市の事情によって、本年7月末日までに市とアーク不動産(株)との間で地位譲渡に関する本契約の締結に至らないときは、基本協定の効力は失効すること、また、その場合において、アサヒビール(株)とアーク不動産(株)は、市に対して損害賠償を請求しない旨、書面による確認をしたところでございます。 ~後略~
---------------------------------
この話を市側に対して提示したのは昨年11月頃のこと。
会派・蒼士会と市側・ご担当との意見交換会の場でのことでした。
ようやく、こちらの提案に沿った回答を頂くことが出来、訴えられる心配をする必要はなくなりました。
よっしゃ!!

という簡単だけど重要なご報告でした。
というわけで、今日はこのへんで。
それでは失礼いたします。