西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

堺市長選の結果など。

2009-09-29 14:35:15 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

一日遅れの話題で恐縮ですが、堺市長選挙の結果には、驚きました。
正直、まさか、↓ここまでの差↓がつくとは思ってませんでした。
しかし、橋下府知事人気(?)すごいですな。

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堺市長選確定得票
当  136,212竹山 修身 無新
     89,006木原 敬介 無現〈自〉〈公〉
     48,631小林 宏至 無新〈共〉
     18,537井関 貴史 無新

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で、この結果を受けて、興味があったもので、
ご当選された竹山氏のマニフェストを見に行ってみたのですが、
非常に興味深く感じたのが、堺市職員の人件費についての部分
元・大阪府の職員さんとは思えないような、
大胆な人件費削減策を謳っていらっしゃいまして。
内容的に、本市においても、検討するべき部分が、
いろいろ含まれていると感じます。

このマニフェストを掲げた方が市長に当選された以上、
市としては、きちんとした取り組みを進めざるを得ないはず。
というわけで、堺市の今後の職員人事制度改革の進展に、
俄然興味を持ち始めています。
今後の展開は、西宮市にとっても、
非常に参考となる部分が多いことだろうと思いますし。
今後、格段の注意を払いつつ、展開を見守っていきたいと思います。

で、今回の堺市新市長のマニフェストや、国政での政権交代を
見ていて、しみじみと思うことですが。
いろいろな意味で新しい方(or組織)が入ってくる最大のメリットは、
既存の枠組みでは手をつけられなかった部分に、
手を付けることができるようになる、ということなんやな~、と。
もちろん、ちゃんとした方(or組織)に座ってもらわないと、
メリットよりはるかに大きいデメリットを食らうことになりかねない、
という恐ろしさはありますが。

ところで、新聞紙上なんかでも、ずいぶん取り上げられていますが。
個人的には、堺市より、随分、身近に感じる
お隣の神戸市でも、来月、市長選挙が行われます
この選挙結果を受けて、情勢がどう変化するやら、
正直、よく分からん部分が多くなってきているようではありますが。
今のところのマスコミ報道を見ていると、「首長連合」「相乗り批判」など、
キーワード的に、堺市と共通する点が多い選挙戦となりそうやな~、と。
興味津々。

近隣市で大きな変化があれば、その影響は、当然、
西宮にも及ぶことでしょう。
好ましい変化であるなら、当然、受けて変えていくべきですし。
こちらも、色々と気にしつつ、見ていかねばなりませんね。
などと思いつつ、それでは失礼。


その後の複数志願制度

2009-09-25 19:09:02 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

今年度から、西宮市の高校入試制度は、
従来の「総合選抜制度」から「複数志願選抜制度」を中心とした制度に
変わっています。
で、これに関する報告書に目を通していて、
興味深い内容がいくつかあったので、ご報告をば。
個人的に興味深かったのは、↓ここらへん↓です。

①総合選抜制度・最終年にあたる昨年度入学者選抜の倍率は1.06倍。
  これに対して今年度の学区全体の倍率は1.22倍。
  複数志願選抜制度導入後、公立高等学校への志願者は
  増加している。

②複数の学校を志願する受験生が全体の93.2%を占めている。
③第1志望校の決め手となった理由(学区全体)
  1位・・・校風・学校の雰囲気⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒39.5%
  2位・・・通学時間⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒35.7%
  3位・・・大学等への進学や就職の状況⇒⇒⇒27.6%
  4位・・・学校行事・特別活動⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒24.9%
  5位・・・部活動⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒21.9%
   以下、20%未満のものについては略
④在籍する高等学校が複数志願選抜制度実施校の中で、
  家から一番近い生徒は全体の38.6%

①は、当然のことだと思っています。
これをきっかけに、西宮学区の公立高校全体が、それぞれ、
より魅力的なものになってほしいものだと思います。
②もまた、当然のことだといえるでしょう。
みんな、行く学校がなくて、困ってしまうようなことは避けたいでしょうし。
③の数字だけを見ると、あまり顕著な傾向はないように
見えるかもしれませんが、実は、そうではありません。
元の報告書には、↓高校別の志望理由↓も一緒に示されているのですが。
「CCE20090925_00000.JPG」をダウンロード
これを見ると、かなり傾向の異なる、それぞれの学校ごとの
志望理由があることが分かります。
ということは、逆に言うと、これまでの総合選抜制度では、
こういった、それぞれの学生さんの志望動機に関わりなく、
言わば、教育委員会の手で、勝手に通うことになる高校が
決められていたわけで。
その点、ほんと、よくなったんだと思います。
④もまた、興味深い結果です。
この数字を見ると、当たり前の話ではありますが、しみじみと、
皆さん、この制度の導入を受けて、自分で学校を選んではるんやな~、
ということを感じます。

こちらから、詳しい資料もご覧いただけますので、
興味おありの方は、ぜひどうぞ。
他にも、色々と興味深い内容が載っています。

それでは今日は、このへんで失礼します。


医師の勤務体制の見直しが必要です。

2009-09-24 10:52:45 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

今議会にあがってきた議案の一つに、
中央病院で発生した医療事故にかかるものがありました。
当事者となった方と、そのご遺族には心からお悔やみ申し上げます。

そして、その上で。
私は、二度と、こうした事故が起きないようにするためにも、
市として本腰を入れて取り組むべきことがあると考えています。
それは医師の勤務体制の見直しです。

調査したところ、事故を起こした当該の医師の勤務体制は
長時間の残業が常態化した過酷なものでした。
医療事故が発生したのは2007年12月のことですが、
その前後の残業時間の実績は、以下の通り。
 2007年10月-----70時間30分
 2007年11月-----93時間45分
 2007年12月-----69時間30分
宿日直もある上、緊急の呼び出しを想像させる勤務もあり、
(例えば19時に退勤したはずが、22時から再度勤務していたり、
 21時に退勤したのが、翌日午前5時から勤務していたり、など)
「現実は、数字に表れている残業実績以上に
 過酷なものだったのではないか?」
と想像させる記録が連ねられています。

今となっては、誰から聞いた話なのか、記憶も定かではないのですが。
「宿日直明けの外科医に手術をしてもらうのは、
 徹夜明けのパイロットが運転する飛行機に乗るようなもの。
 あなたはそんな飛行機に乗りたいと思いますか?
 そんな手術を受けたいですか?」
といわれたこと、あるいは、そうかかれた本を読んだ記憶があります。
わたしは、そんな飛行機には乗りたくないし、そんな手術も受けたくは
ありません。
たぶん、それは誰に聞いても同じでしょう。

「自治体病院としての責任が云々」ということを強く言うのであれば、
こうした部分に対しても、もっと責任感を持った対応が必要なはずです。
色々な批判や意見もある中で、それでも中央病院を維持していこうと
考えるなら、こうした点をないがしろにすることは、
決して許されてはならない。
そう思うのです。


つくづくと。

2009-09-17 20:01:42 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

9/28から、「決算特別委員会」が開催されます。
で、それに向けて、せっせと資料を読み込んでいます。

私の昨年の所属は総務常任委員会で、今年は厚生常任委員会。
当然、読み込むべき資料も異なります。
私は「事務事業評価」という、
 ○役所がやっている仕事について、
 ○目的・事業内容・コスト・評価等を担当課長が記す
という資料に、特に力を入れて読み進めているのですが、
去年、担当していた分野に比べて、つくづくと感じることが一つ。それは、
「やっぱり福祉・子育て支援に関連する事業は、
 比較的、必要性が疑われるような事業が少ないな~」
「おまけに、まだまだ取り組みが不足していることがたくさんあるよな~」
ということです。
これ、去年、担当していた総務常任委員会で多く感じた、
「厳しい財政状況の中、市がこんなことやる必要が、どこにあるねん?」
という思いとは、大きく異なります。

いちいちあげていくとキリがないし、このブログでも過去、
色々と書いてきているので、わざわざ書きはしませんが。
個人的に、総合企画局・市民局・教育委員会といった辺りが
やっている事業の中には、
 ○市が関与する必要性が疑われるもの
 ○費用対効果がきわめて低いもの
が非常に多いと考えています。
それに比べると、福祉分野というのは、つくづくとこれこそが行政が
率先して取り組むべき分野やな~、と強く感じます。
だからこそ、
 ○無駄な事業が、比較的少ない
 ○一方で、圧倒的に取り組みが不足している事業が多数存在する
ということを、つくづくと感じます。
改めて、市は、この分野にこそ、
もっと本腰を入れて取り組むべきだと思います。

これも最近配布された
「西宮市行政経営改革基本計画
 第3次西宮市行財政改善実施計画
 取り組み結果報告書」
によりますと。
市が、取り組むべき政策・その下にある施策の重要度を評価する
「政策評価」「施策評価」は「実施済」となっています。
ところが一方で、これに関連しては、
「評価結果などを参考に、限られた資源を有効に配分するための
 仕組みづくりが課題として残っています。」
と記されています。
本来、これらの評価制度に求められているのは、まさに
「評価結果などを参考に、限られた資源を有効に配分する」
ことであり。
それができないのであれば、こんな評価を、
わざわざ手間ひまかけてやる意味など、どこにもありません。

人員・組織もそうですが。
きちんと全体を見回して、やるべきことには
しっかりと力を入れて、取り組む。
やらなくてもいいこと・やっても効果が乏しいことは、
速やかにやめる。
そういう当たり前の行政運営が必要だと、資料に目を通しながら、
しみじみと思っています。

と言いつつ、気分転換はこのへんで終了。
それでは、もう少し、頑張りますか!


談合を防ぐために。

2009-09-15 15:50:03 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

テレビでの放送内容は↓こちら↓。
http://www.ytv.co.jp/ten/sp/bn/0907/asx/sp090714.asx
新聞各紙での報道内容は↓こちら↓。
http://blog.goo.ne.jp/shibuya1973/d/20090701

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↓昨年11月の新聞記事↓。

全国の地方自治体が発注する大気汚染自動測定機の入札談合で、公正取引委員会は12日、独禁法違反(不当な取引制限)で東亜ディーケーケー(東京)など3社に排除措置命令を出すとともに、計約1億2800万円の課徴金納付を命じた。課徴金は東亜ディーケーケーが6656万円、堀場製作所(京都市)が3706万円、紀本電子工業(大阪市)が2415万円。  公取委によると、3社は2004年6月-今年4月に、大気中の二酸化窒素や浮遊粒子状物質を測定する機器の入札で、東亜ディーケーケーの元社員を通じて連絡を取り合い、事前に受注予定者を決めていた。

要するに、
 ○東亜ディーケーケー、堀場製作所、紀本電子工業の3社が
  談合を繰り返していた
 ○対象は全国の地方自治体が発注する大気汚染自動測定器
ということです。
で、これに関連して、公正取引委員会が談合と認定した事案の中に、
西宮市が購入したものも2件、含まれていました。
というわけで、今議会においては、
 ○談合によって発生したと思われる損失額全額を支払うことを
   表明した堀場製作所とは和解すること
 ○それに同意しなかった東亜ディーケーケーに対しては
   訴訟を起こすこと
が、それぞれ議案として提出されてきました。

談合認定された事案の中に、西宮市が絡んだものがあるということは、
西宮市の貴重なお金が、談合によって、食い物にされたということに
他なりません。
損失額を取り戻すべく、行動するのは当然のことですし、
それについて、どうこう言うことはありません。
が、だからと言って、この問題、これで全て納得というわけではありません。

手元の資料によると、談合認定されたうちの一件は、
 ○平成19年12月25日に
 ○一酸化炭素自動測定記録計(2台)を
 ○談合認定された東亜ディーケーケー、堀場製作所、紀本電子工業の
  いずれかのメーカー、もしくは、その商品を扱う代理店7社で
  見積もり合わせの結果、購入した
というものです。
ところが、実は、全く同じ日に、
「オゾン自動測定記録計(2台)」「窒素酸化物自動測定記録計(1台)」
について、全く同じメーカー&代理店を対象に見積もり合わせを行い、
機器を購入しています。

えっ、これって、ほんまに、談合とは全く関係ないんですかね???

市側は公正取引委員会に確認した結果、
談合に関連しているのは、今回、和解&訴訟の対象となった2件だけと
考えているのだそうです。
でも、上に書いたことを指摘した上で、もう一度、質問すると、
きちんとした答えは返ってこず。
正直、この問題について、深く考えているようには思えません。

談合を証明するのは、非常に難しいらしく、なんぼ怪しいといっても、
西宮市単独でそれを証明するのは、実質的には不可能だというのが
市側の主張になるようです。
なるほど、そら、そうなのかもしれません。
でも、それならそれで、そもそも談合がもっと起こりにくい仕組みを作ることに
本腰を入れて取り組むべきです。

例えば、
 ○購入を検討するに当たって、メーカー・代理店の幅を広げること
 ○既存のところ以外は入ってきにくくなるような、制約ははずすこと
(例えば、屋外機器の対応できる温度範囲を「+50度から-50度まで」に
 限定するといったような制約は外すべきです。
 こういった部分も含めて、目に見えない参入障壁が
 多く用意されているのではなかろうか?と思えて仕方がありません。)
こういった対応を取るだけで、格段に談合は行われにくくなるはずです。

物品購入・委託に関する西宮市の入札制度には、
多々問題があります。
ここらへんは金額の大きい話も多いだけに、
きっちりとした取り組みを進めるべきだと思うのです。
も少し詳しく調べていきたいと思います。


教育委員の待遇について。

2009-09-10 19:37:08 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

テレビでの放送内容は↓こちら↓。
http://www.ytv.co.jp/ten/sp/bn/0907/asx/sp090714.asx
新聞各紙での報道内容は↓こちら↓。
http://blog.goo.ne.jp/shibuya1973/d/20090701

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駅立ちやら、議会やら、議会関係資料の読み込みやら、
ポスティングやら、なにかと忙しくしていますが、
昨日、駅立ちが終了し、本日、議会も一旦、一段落したことで、
ようやく、ちょっくら時間に余裕ができてきました。
というわけで、早速、日記の更新をば。
まずは、こちらをご覧下さい。

上の記事について。
とりわけ教育委員(長)の報酬の削減幅の大きさが目に付きますが、
実は削減後でも、西宮市の教育委員(長)の報酬水準は、
記事と同じく「人口40万人以上の都市を対象に」比較すると、
まだ高い基準にあります。

見直し後の教育委員長の月額報酬199,000円は、
人口40万人以上の中核市21市のうち、上から2番目。
21市の平均値が146,168円であることを見ると、
かなり高い水準にあると言えるでしょう。
教育委員の月額報酬170,000円も、これまた、
人口40万人以上の中核市21市のうち、上から2番目。
21市の平均値が121,033円であることを見ると、
こちらも、高い水準にあります。

私は、報酬はその人が持っている能力、求められる職責等も加味して
決定されるべきであり、一律に他市との比較だけで決めるべきものでは
ないと考えています。
なので、非常勤特別職について、「とにかく報酬を下げるべきだ!」
という立場には立ちません。

が、そうは言うものの。
現状の教育委員(長)に限るのであれば、率直に言って
「見直し後の水準であっても、報酬が高すぎる」
という感覚を、個人的には持っています。

しかしながら、本来、教育委員(長)に求められている役割を、
教育委員(長)がきちっと果たすなら、
この報酬は決して高すぎるものではないとも思っています。

というわけで、教育委員(長)さんに、報酬に見合った機能と責任を
果たしてもらうための具体的方策について、
現在、受入中のインターン生と一緒に、研究を進めています。
なんとか、よい形にまとめ、実現に向けて行政を動かすべく、
働きかけてまいります。

>こばとし様

>地方分権を橋下知事(北野の後輩)が強く要求していますが、
>余程、首長の教育と地方行政のシステムを変えてからでないと
>もっとひどいことになりますね。

仰るとおりだと思います。
我々議会も、行政のチェック機関としての機能を、
一層強めていかねばなりません。

また、前浜の工事については、私も聞いております。
思うところはありますが、残念ながら、ご指摘の通り、国・県が行う事業であり
市として関与できる余地は、ほとんどございません。
申し訳ありません。。。

ご期待にお応えできるよう、これからも頑張ってまいります。
コメントいただき、ありがとうございました。


非公開はともかく。

2009-09-03 16:47:56 | にぎわいと活気のあるまちを創造するために

テレビでの放送内容は↓こちら↓。
http://www.ytv.co.jp/ten/sp/bn/0907/asx/sp090714.asx
新聞各紙での報道内容は↓こちら↓。
http://blog.goo.ne.jp/shibuya1973/d/20090701

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なんやかんやとバタバタしていた関係で、
うっかり書くのを忘れていたのですが、先週の水曜日、
「第1回西宮市第3セクター等経営検討委員会」を傍聴してきました。

これ、現在、絶賛配布中の市政報告第18号のフレンテに関連する記事
『フレンテ問題に対応するため、弁護士・会計士・学識経験者で構成される
 「経営検討委員会」を立ち上げた』
と書いたやつです。

初回ということで、立ち入った話は、ほとんどありませんでしたが、
 ○「経営検討委員会」での検討対象となるのは
  西宮市土地開発公社・㈱鳴尾ウォーターワールド・西宮都市管理㈱・
  西宮コミュニティ放送㈱の4社
 ○うち、重要度が高い西宮都市管理㈱について優先して検討する
 ○本音での活発な議論を進めるため、次回以降は非公開とする
といったあたりが決まりました。

西宮都市管理㈱およびフレンテについては、
利害関係者も多く存在しています。
それだけに、会議が非公開になったこと自体については
それほど強い異論はありません。
ある程度は、やむをえない対応なのかな~、とも思っています。
が、それは
「市側が、自分達にとって望ましい結論になるように、
 経営検討委員会での議論を誘導していこうという意図を
 持っているのでなければ」
という前提での話です。

前回の経営検討委員会では、市側は西宮都市管理㈱の経営状態を
 ○当初発生した床の売れ残りを処理するため多額の借入金が発生し、
  この返済の関係で、見かけ上、経営状況は厳しくなっている
 ○しかし、この借金は順調に返済している
 ○キャッシュフローで見ると、黒字経営
という趣旨の説明をしており、委員の方々も、なんとなく、
「じゃあ、しかたないな~」という雰囲気になっていたように感じました。

しかしながら、会派の広報誌で詳細に説明した通り、この説明の
 ○借金は順調に返済している
 ○キャッシュフローで見ると黒字経営
という説明には重大な疑義があります。
また、将来的なことを考えると、
現在、西宮都市管理㈱のドル箱となっている駐車場収入が
今後、激減することは確実です。
これもあって、今後、西宮都市管理㈱の経営状況は、
間違いなく、一層厳しさを増します。

経営検討委員会の役割は、
西宮都市管理㈱のおかれた厳しい現実を踏まえ、
将来を見据えた現実的な対応策を検討することです。
そのためには客観的な視点から、正確な事実に基づいた議論を展開し、
もっとも納得性の高い選択肢を示さなければなりません。
非公開になってしまった委員会ではありますが、
市が求める結論ありき!の委員会になることのないよう、
きっちりと議論の推移を見守っていきます。


衆議院選挙の結果について、など。

2009-09-01 15:35:50 | 国政・県政と地方自治に関連すること

テレビでの放送内容は↓こちら↓。
http://www.ytv.co.jp/ten/sp/bn/0907/asx/sp090714.asx
新聞各紙での報道内容は↓こちら↓。
http://blog.goo.ne.jp/shibuya1973/d/20090701

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衆議院議員選挙が終了したのを受けて、昨日・今日と
朝の駅立ちを実施。
で、いつもと同じ場所で、いつもと同じ時間に、いつもと同じように
市政報告を配っているのですが、
昨日も今日も、配布できた枚数は、普段の約20~30%増。
ミクロな体験に基づく話ではありますが、つくづくと、
「政治に対する関心が高まってるんやな~」
ということを感じています。

今回の選挙結果に対する詳しい分析等は、
各種マスコミの皆さんにお任せするといたしまして。
つくづくと思うのは、今回の選挙で、本当の意味での
「政権交替可能な二大政党制」というものが、
始まる可能性が高いんやろうな~ということです。
それはすなわち、
重要な問題について、政権与党が期待に応える対応を出来なければ
 その勢力は容易に政権を失い、与党が入れ替わる」
という政治が現実のものになることを意味します。
それは、うまく転べば、
 ○強い緊張感をもって
 ○地に足の着いた政策論争を行う
より好ましい政治の実現につながります。
もちろん、現実の政治の姿から考えると、
これは楽観的に過ぎる見方なのかもしれません。
けれども私個人としては、希望を込めて、
そうなってほしいものだと考えています。

で、こうした話はさておきまして。
政権交代が現実のものになったことによって、
私の仕事の舞台である地方自治の現場にも
多くの影響が出てくることと思われます。
選挙戦の中でも多く触れられた通り、地方政治の役割は、
今後、より一層重要になっていくことでしょう。

だからこそ。
重責に応えるべく、倦まず、弛まず、努めてまいります。