なんやかんやで、かなり時間が制約される、今日この頃。
書きたい日記は、さっさと書いておかねばなりません。
という訳で、先日の続きです。
先日の日記では、要するに
○西宮市の財政状況は、市が言ってるみたいな◎な状態ではありませんよ。
○しかも今後においては、社会インフラの整備のために、巨額の資金が
必要になってきますよ。
ということを書きました。
具体的な話については、↓こちら↓なぞ、ご覧いただければと思うのですが。
http://www1.ocn.ne.jp/~shigi/report/15b.pdf
肝心なのは、
「二年連続、過去最大級の黒字を計上!!」
とはしゃいでいる平成19年度の決算でさえ、黒字額は40億円未満だということです。
あくまで個人的観測ではありますが。
今後、社会インフラの維持・保全のために必要な費用は、年間40億円を
大幅に上回るものになる可能性が高いと思っています。
(そもそも、ここらへんが試算されていないということ自体が大問題では
ありますが、そこらへんの話は置いておきます。)
じゃあ、不足している資金を、どうするんや?と。
単年度の収支から言いますと、↑上でリンクさせた市政報告↑に書いたとおり、
西宮市の財政は
『「家計に例えると、収入のほぼ全てが食費・水道光熱費等、
生活に最低限必要な支出で消えてしま」う』
という危険な状態にあります。
当然、今のままの財政運営で、毎年の収入の範囲内でまかなうことは困難です。
だからといって、借金を重ねるべきではないのは言うまでもありません。
今でも、すでに西宮市の借金は、きわめて多額に上っているのですから。
更に深刻なのは、この「社会インフラの維持・保全のための支出の増大」
というのは、西宮市の財政を圧迫する要因のあくまで一つでしかない
ということです。
景気の悪化がこれだけ深刻化している以上、市の収入の根幹である
市税収入が減少するのは確実です。
一方で、こうした景気局面においては、過去の傾向からも、
生活保護費等の扶助費が大幅に増加するのは確実です。
他にも要因はありますが、どう考えても、今後四年間をバラマキ財政で
突き進むことが許されるような状況ではないはずなんです。
私は、二年連続で過去最大級の黒字を計上したことだけを根拠に、
「財政基盤は確立した」とする現在の市政は、きわめて無責任だと考えています。
今、必要なのは堅実な財政運営によって
西宮の財政状況を安定化させることです。
それは私たち自身にとって、あるいは私たちの大切な人、家族や友人、
多くの方々のために、絶対に必要なことだと信じています。
きたる西宮市長選挙において、これはとても大切な課題です。
だからこそ、多くの方にきちんと考えていただきたい、そう思っています。
一人でも多くの方に、この思いが伝わることを願いつつ。