西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

チョコチョコ、ご質問頂く中央図書館移転後の跡地の利用方針。現状、今後の方針は「白紙!」だそうですが。。。

2024-07-22 15:53:47 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

今朝も元気に駅立ちするべく阪急・西宮北口駅に向かったところ、北東・北西とも先客あり。
慌てて向かった門戸厄神駅×北東側には先客はおらずで無事、実施できました。
駅立ちも折り返しを超えて、残るは3ヶ所のみですね。
ポスティングは、まだまだ続きますし、真っ黒に日焼けしつつ、引き続き、頑張ります。

さて、本題。
西宮市立中央図書館を阪神西宮駅北側に移転予定なのは、既報の通り。
 ↓
西宮市立中央図書館(@川添町)を、数年のうちに阪神西宮駅×北側に移転する予定だそうです。@2022年11月のブログ

上記ブログでは、「2024年から2028年の間で…」という話でしたが、実際には2030年ごろになるようですね。
以下、昨年11月に開催された総務常任委員会での配布資料です。

【阪神西宮駅×北側開発予想図】


【スケジュール(?)】


で、上のブログで取り上げている内容から「やや変わったのかな???」と思っているのが、西宮市立中央図書館移転後の跡地の利用方針。
以下、今年3月の本会議における共産党・三好さつき議員からの中央図書館×跡地利用についての質問に対する回答です。
 ↓
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現在、中央図書館が入居する教育文化センターには、中央図書館のほか、郷土資料館、市民ギャラリー、平和資料館が入居しています。
このうち、中央図書館が移転するのは、阪神西宮駅北側エリアの公民連携事業による複合施設建築物が完成する2030年頃の見込みであるため、跡地の利活用可能となるのは、早くても7年以上先の第6次総合計画の期間中となります。
中央図書館移転後の利活用については、財政構造改善に向けた取組項目等も考慮して、より広い見地から効果的な活用策を検討したいと考えています。
検討に当たっては、財政構造改善基本方針等の市の全体的な方針に即することを基本として、必要に応じて関係機関、民間事業者等と連携し、学識経験者や地域関係者等の意見なども考慮しながら、適切に進めていきたいと考えています。
-----

前掲のブログを書いた当時は「郷土資料館を拡充すると共に、一部は貸し出すことを検討」となっていました。
が、どうも今では「まだ大分先やし、今の時点では白紙!」ということに変わった模様。
後段の財政構造改善基本方針以下の文章を読む限り、「売却して財源確保に使いたい…」という意向があるようにも感じますが、ここらへんは、なんともよく分からないところですね。

当該図書館の跡地利用については、ちょくちょく質問やご意見を頂くこともあるので、ブログにて紹介させていただきました。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


今年度売却予定の土地の一覧が示されました。5年間の売却による収益予想60~75億円のうち、初年度は10億円弱とのことですが...

2024-07-19 14:19:34 | 市政全般に関連すること

最近は6:40頃~8:30過ぎまでの駅立ち→お昼頃までのポスティング→登庁しての事務仕事他が、私のルーティン。
お陰様で真っ黒に日焼けしていますが、遊び的要素は1mmもないので、誤解のないようお願いします!

それにしても毎日、駅立ち&ポスティングをしていると気付くことやら出会いやら、色々あってありがたいですね。
ちなみに、こちら、本日のポスティング中に見つけた燕の巣。
こんなの見つけたの何年ぶりで、ちょっとホッコリさせてもらいました。
 ↓


さて本題。
先日の総務常任委員会で、市が保有する土地のうち、今年度中に売却予定のものの一覧が提示されました。
   ↓


ちょっと話は飛びますが、今年3月の代表質問で、西宮市立中央病院跡地の利用方針について質疑しました。
 ↓
【ご参照】
中央病院跡地の活用方針に訂正がありました。病院&保育所(orこども園)の整備計画に変更はありませんが、老人福祉施設はなくなるかもしれません。@2024年5月のブログ

その際、「高齢者福祉ゾーンにつきましては、他に適した用地が確保された場合においての当該ゾーンの売却若しくは他の用途の貸付の可能性について検討しております」との答弁があったのですよ。
で、ここで言うところの「他に適した用地」が、上掲の甲陽園本庄町の土地になるのだそうな。
つまり、「西宮市立中央病院跡地での老人福祉系施設建設は取りやめ。かわりに甲陽園本庄町に誘致する前提で当該土地を売却する!」ということのようですね。
なので資料で示しはしたものの、甲陽園本庄町の土地だけは、今年度中ではなく来年度以降の売却となるそうです。

で、これを除いた土地の売却金額は概ね10億円程度を見込んでいるとのこと。
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●財政構造改善基本方針の中で、土地の売却による収入を令和6年度から10年度の5年間で60~75億と見込んでいる
→売却しやすい土地は、既に売却されている
→残った土地の中でも、比較的、売却しやすいものが今年、売却予定地として挙がっている
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ということを考えると「今後ほんまに50~65億もの土地売却収入を得ることができるのだろうか…」と不安にならざるを得ません。
まあ、そこは今のところ、見守っていくしかないのでしょうが。

なお、個人的に甚だモヤモヤした気持ちを抱えているのが、大谷町の土地。
ここでは民間事業者さんが、市から借りた土地を利用して地域型保育施設を運営していました。
が、市に土地を返さざるを得ない…という話になり、昨年度末をもって閉園。
その後、またもや本市の保育所待機児童数が全国トップレベル...ということが明らかになりました。
こうした一連の経緯を考えると、なんとも複雑な気持ちになってしまいます。。。
 ↓
【ご参照】
本年4月1日時点の保育所待機児童数は、昨年から 65 人増えて121 人。この問題は、まだまだ本市における重要課題の一つであり続けると思われます... @2024年5月のブログ
 
と、色々と思うところがありつつのご報告でした。
それにしても、つくづく「安心して、市の言うとおりに任せといたら大丈夫!」という気持ちにはなれんよな...
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


市政報告78号、完成しました。というわけで恒例の広報活動、開始しています!

2024-07-16 17:07:24 | 主張・広報と活動のお知らせ

気温はまだマシやけど、湿度がすごくて鬱陶しい毎日ですね。
とは言え、これが終わって夏本番となると、また殺人亭な暑さになるしなあ。。
どっちゃにしても、あんまりいいことないですよね。。。

とボヤいている間に、6月議会報告をメインとした市政報告78号が完成しました。
内容はこちら。
 ↓
【表面】


【裏面】


より解像度の高いものは、以下でご覧頂けます。
 ↓
【表面】市政報告78号×表面
【裏面】市政報告78号×裏面

なんと言っても一番、インパクトが強いのは、表面左側の職員アンケート結果ですかね。
なんべん見ても、衝撃的すぎる。
これに勝てる材料は、なかなか見つけられない気がします...
 ↓
【ご参照】
財政状況が改善できると思っているのは、市職員全体の2%だけ!?市職員労働組合によるアンケート結果がヤバすぎます。。。@2024年6月のブログ

閑話休題。
ボヤこうと、ボヤくまいと、やるべきことはやるしかないですよね。
というわけで恒例の駅立ち&ポスティング、順次進めております。
お見かけの際は、心優しく見守って頂けるとありがたく。

それでは、今日のブログは、このへんで。
協力してくれる仲間達にも感謝しつつ、頑張ります!


やって当たり前の確認過程が抜けていたことで、ネイティブに笑われるような表記になったのは大問題。本来なら全看板、付け替えるべき話だと思ったりもしつつ。。。

2024-07-12 10:50:50 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

一部で話題沸騰(?)の「ザイム真理教」読了。
 ↓

 ↑
日本国の財政状況についての「国全体のバランスシートで見れば問題ない」「急激なインフレが起きない限り、大丈夫!」的な見解は知っているものの、私ごときでは、その妥当性を適切に判断できるわけもなく。
一方で、富裕層への課税(保険料も含む)強化という観点からの
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●一律約20%で分離課税となっている金融所得課税を、他の所得と合算して累進課税にするべき
→同様に退職金についても分離課税は止めるべき
●厚生年金保険料や健康保険料の負担上限はなくすべき
●相続税に関わる税制上の特例措置を見直すべき
-----
といった主張は、一定の説得力があるな...と思わせられました。
なかなか面白かったので、この手の話に興味がある方は、よろしければどうぞ。

さて本題、6月議会×一般質問のご報告の続きですよ。
それでは、どうぞ。

■■■■■

【質問①】
「通学路注意!」と注意喚起する看板の英語表示が、現在の内容に定まった経緯はどのようなものか?
また現在の英語表示についての、市の見解は?
 ↓
【答弁①】
市内で掲出する公共サインについては、都市計画部が発行する「公共サイン・デザインマニュアル(以下「マニュアル」と言います)」に基づき作成することとしており、英語の併記が必要な場合は、国際交流担当部署を通じて外国語指導助手(以下「ALT」と言います)による表現の確認を得ることとしております。
ご指摘のサインを作成する際に参考とした「飛び出し注意!」の英語表記「Beware of Pedestrians!」については、元々、ALTに「問題ない」ことを確認した上で、マニュアルに表記例として記載しておりました。
また、「通学路 注意!」の公共サインについては、教育委員会から協議を受けた都市デザイン 課が国際交流担当部署に英語表記の確認を行った上で決定したものでした。
しかし、今回のご指摘を受け、この英語表記についてALTに確認を求めたところ、「相応しい表記とは言い難い」との見解でした。
このような結果に至ったのは、新しく「Beware of School Children !」を採用する際に、ALTによる確認ができていなかったことが要因であります。
今回の英語表記の確認ミスについては、これを重く受けとめ反省し、再発防止策を講じてまいりたいと考えております。

【質問②】
今後、同様の事態が起きないようにするための対策が必要と考えるが、どうか?
 ↓
【答弁②】
当案件に限らず、既設の公共サインについて、多言語表記が適切なものとなっているかを改めて確認いたします。
今後は多言語表記を適切に確認するため、複数のALTによる確認や、確認漏れを防ぐための チェックリストの作成など、サイン決定までのプロセスを明確化し、これを徹底してまいります。
また、ご指摘の英語表記がある既設のサインにつきまして、さしあたっての処置は行わない考えですが、今後設置する「注意及び警戒」サインについては多言語表示を行なわず、瞬時に認識できるような内容を検討いたします。
公共サイン全体についても、景観に配慮しつつ、より伝わりやすい文字の大きさや色彩等を再検討することとし、全庁的な意見照会を行い、所管課が抱える課題も確認した上で、より実情に応じたマニュアルとなるよう見直しを行ってまいります。

【まとめて意見要望】
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●「Beware of School Children!」は「相応しい表記とは言いがたい」
●そうなった原因は、英語表記についてALTによる確認ができていなかったこと
●今後は、複数のALTによる確認や、確認漏れを防ぐためのチェックリストの作成など、サイン決定までのプロセスを明確化し、徹底していく
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とのことでした。
行政が行う以上、正確な表現が求められるのは言うまでもありません。
やって当然の確認過程が抜け、今回のような問題が起きたことは非常に恥ずかしいことです。
言いたいことは山ほどありますが、
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●今回の英語表記の確認ミスについては、これを重く受けとめ反省し、再発防止策を講じていきたい
●既設の公共サインについて、多言語表記が適切なものとなっているかを改めて確認する
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との見解が示されたので、これ以上は止めておきます。

なお公共サインについて
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●今後設置する「注意及び警戒サイン」については多言語表示を行なわず、瞬時に認識できるような内容を検討する
●公共サイン全体についても、景観に配慮しつつ、より伝わりやすい文字の大きさや色彩等を再検討することとし、全庁的な意見照会を行い、所管課が抱える課題も確認した上で、より実情に応じたマニュアルとなるよう見直しを行っていく
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との考えが示されたことは、よいことと受け止めています。
今後の推移を強い関心を持って見守ってまいります。

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「ご指摘の英語表記がある既設のサインにつきまして、さしあたっての処置は行わない考え」とのことですが、「即刻、撤去して差し替えるべき!」という考え方もあると思うんですよね。
だって市自身が「相応しい表記とは言いがたい」と認めてるんですし、そんなのを公の名前で掲げ続けることが適切とも思えませんから。
一方で、仮にすべてを撤去・差替となるとおそらく何百万円、下手すりゃ千万円単位のお金がかかるのでしょうし、現在の厳しい財政状況の中、無理押しする気はありません。
とは言え、担当には、そういうレベルの話だという認識はよくよく持ってもらわなければなりません。
くれぐれも、こういう凡ミスを二度と起こさないよう願いつつ、今日のブログは、これにて失礼いたします。


注意看板の英語表記がおかしい!! ~なぜ「通学路注意!」が、「危険な子供達に注意!」になってしまったのか?~

2024-07-08 11:56:16 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

昨日、投開票日を迎えた東京都知事選挙。
「小池候補の優位は揺るがないところ。2位が蓮舫候補、3位が石丸候補で、注目点はその差がどのくらい詰まるかかな???」くらいに思っていたので、この結果にはビックリ。
 ↓

  ↑
やっぱり投票率が60%くらいあると組織票的な要素以外が大きく影響してくるなぁ...と、改めて。
しかし、つくづくと既成政党に対する忌避感・嫌悪感的なものが強まっている面があるんやろな...と感じた選挙でした。

さて本題、一般質問のご報告の続きですよ。
今日は、少し前にもブログでお知らせしていた通学路等を知らせる看板の英語表記について。
それでは、どうぞ。
 ↓
【ご参照】
なんで、ネイティブに揶揄されるような英語表現が、普通に掲出されることになったのか?ここが一番、疑問なわけですが... @2024年5月のブログ

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【質問】
市内各所に設置されている、通学路であることを広報し、注意喚起を求める看板の英語がおかしいということで、SNS上で話題になりました。
資料①をご覧下さい。
 ↓


日本語で「通学路注意!」と表記し、横に、英語で「Beware of School Children!」と併記されている、この看板。
どこかで目にされた方も多いのではないかと思います。

さてSNS上での取り上げられ方によると「Beware of ~」は一般的に蛇のように、対象が恐ろしいものである場合に使われるものであり、学校の児童・生徒を対象とするのは不適切…ということになるようです。
要は、この表記だと「危険な子供に注意せよ!」的なニュアンスを持つということのようです。
このことを知って、一定以上の英語力を持つと私が思う複数の方に確認したところ、言い方やポイントは複数ありましたが「この表現には強い違和感がある」という点で、意見が一致しました。

では何故、このような表現が市の注意看板に採用されたのでしょうか?
市によると、
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●公共サインについての様々なルールを定めた「西宮市公共サインデザインマニュアル」に「飛び出し注意!」=「Beware of pedestrians!」という文例が示されている
→その内容を参考に「Beware of School Children!」と表記することに決めた
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とのことでした。
しかしながら、では、
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●そもそもの「Beware of pedestrians!」という表記に問題はないのか?
●なぜ通学路注意の表記を定める際、ネイティブから揶揄されるような表現が採用されたのか?
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が分かりません。
また今回の「通学路注意!」以外にも同様の問題が起きていることが危惧されます。
それでは以上の内容を踏まえて2点質問します。

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と、ここまでが前段で、具体的な質疑については次回以降にてお知らせします。
暑い日が続きますので、皆様、くれぐれも体調管理にはお気をつけ下さい。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


注意喚起や啓発・巡回だけでは、いたちごっこにならざるを得ない。関係者による協議等、一歩掘り下げた展開につながることを期待します!

2024-07-05 14:31:14 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

昨日で6月議会終了。
色々ありましたが、紹介しておきたいのは共産党さんが主体となって提出された「地方分権に逆行する地方自治法改正の施行をやめるよう求める意見書」に関する話。
 ↓
【ご参考】
改正地方自治法が成立 感染症の大流行や大規模災害など発生時 国が自治体に必要な指示可能に@2024/6/19付・NHK WEBニュース

こちらについては、私が所属する会派・ぜんしんを含めて日本維新の会 西宮市議団・公明党議員団・啓誠会が反対したことで、反対多数で否決。
 ↓


で、その反対理由を説明する討論を、我が会派の新メンバーである牧みゆき議員が行いました。
以下、その討論内容です。
 ↓
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意見書案第8号、地方分権に逆行する地方自治法改正の施行をやめるよう求める意見書提出について、会派・ぜんしんは反対します。

本改正は大規模な災害等の際に、国から自治体に対する「資料又は意見の提出の求め」や「補充的な指示」を可能にするものです。
地方自治の本旨に基づき平時は地方の自主独立性を高め、多様で豊かな地域社会を形成することが重要ですが、国民の安全に重大な影響を及ぼすような事態が起こった際には、国はその役割と責任において迅速かつ的確な対策を講じるべきです。
その体制を整えておくうえで国の指示権の拡大を含む法整備が必要という方針自体に異論はないからです。

しかしながら、本改正については具体的にどのような事態を想定した改正なのか、個別法でなく一般法の改正を必要とする立法事実が明確に示されていないという批判があります。
また、発動要件や適用される範囲について定義が曖昧で不明瞭なことから、国の指示権の恣意的な濫用や必要以上の関与を可能としかねません。
加えて、緊急時、現場での迅速な判断、臨機応変な対応が必要なときに国からの指示待ち状態になりかねないことや、報告の義務化による職員の事務作業の増加や煩雑化などにも懸念を抱きます。
そして、これらの課題に対する議論や周知が充分とは言えないまま成立に至っており、自治体や国民にとって不安を感じさせる面がある改正と認識しています。

よって、施行をやめるよう求める本意見書の趣旨には反対しますが、自治体として、本改正がもたらす影響を逐次、精査・検分し、的確に意見していく必要があると考えます。
以上申し上げ、会派・ぜんしんの反対討論とします。
-----

牧議員が加入していなければ、「そら、大規模災害等のことを考えれば、国の指示権の拡大を含む法整備が必要やわな...」ということで留まり、それ以上、深く考えることもなかったと思うんですよね。
が、新規加入してくれた彼女との話し合いによって、この問題についての認識が深まったことは、とてもよいことだと受け止めています。
これこそ多様性の力ですね。
なお、この内容を踏まえて、9月議会で牧議員が一般質問を行う予定とのことですので、当局の皆様にはよろしくお願いします。

さて本題、一般質問のご報告の続きですよ。
ちょっと飛ばしてしまっていましたが、内容は阪急西宮北口駅の北西地域とJR甲子園口駅・南地域におけるガールズバー等の客引き問題について。
それでは早速始めます。
 ↓
【ご参照@質疑の前段】
「禁止地区」に指定されたけど、なんの効果もなかった...では、地域の士気が落ちるばかり。客引き行為を策すことに繋がる取組が必要です!@2024年6月のブログ

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【質問】
市は「客引き行為等禁止地区」に指定された両地域の現状を、どのように受け止めているのか?今後、県との協力を前提に、どのような対策を進める考えか?
 ↓
【答弁】

本市では、阪急西宮北口駅北西地域周辺、JR甲子園口駅南地域周辺の2地区が、兵庫県「客引き行為等の防止に関する条例」(以下、県客引き防止条例といいます。)における禁止地区に指定されるよう、令和6年4月2日に西宮市長から兵庫県知事へ正式に要請いたしました。
その結果、当該2地区につきまして、「何人も安心して通行し、又は利用できる快適な環境の確保を特に図る必要があると認める地区」として、令和6年5月1日に県客引き防止条例における禁止地区に指定されることとなり、悪質な客引き行為等に対しては指導、勧告、命令を行ったうえで、過料等の措置が取られることとなりました。
兵庫県の調査結果では、県客引き防止条例で定義される客引き行為は多いとは言えず、指導の対象となる件数も少ないことから、明確な効果が出ていないというご批判があることも承知しております。
市といたしましても、今回の禁止地区指定をもって全てが解決するものではなく、継続的な実効性のある取組が必要であると考えています。
そのため、今後も兵庫県、警察、地域の方々と連携して、悪質な客引き行為等に対処していきたいと考えております。

次に、「今後、県との協力を前提に、どのような対策を進める考えか?」にお答えいたします。
市としましては、悪質な客引き行為等に対しては長期的な対応が必要と考えております。
営業の自由などの権利を侵害しないよう留意しつつ、引続き警察や地域の方々とも連携して注意喚起や啓発を行い、該当する行為が見られた場合は、速やかに兵庫県へ報告し指導等の対応を依頼してまいります。
また、兵庫県が実施を予定しております指導員による巡回についても効果的で実効性ある手法の検討と取組を兵庫県に要請するともに、市として何ができるか等について先進事例の調査研究を行ってまいります。
今後も引き続き、兵庫県、警察、地域の方々とともに、誰もが安心して通行できる快適な環境を確保するとともに、子どもたちの健全な教育環境を守れるように努めてまいります。
 ↓
【意見要望】
-----
●明確な効果が出ていないという批判があることも承知している
●市としても、今回の禁止地区指定をもって全てが解決するものではなく、継続的な実効性のある取組が必要であると考えている
-----
とのことで、安心しました。
また今後の取り組みについても様々、述べて頂きました。
とりわけ、兵庫県が実施を予定している指導員による巡回の早期実施に、大いに期待します。

その上で1点、申し上げます。
答弁にあった注意喚起や啓発、指導員による巡回の重要性は言うまでもありません。
しかしながら、それだけでは、どこまでいってもいたちごっこにならざるを得ないでしょう。
答弁にあった通り、「悪質な客引き行為等に対しては長期的な対応が必要」だと私も思います。
そうした観点からは
-----
●対象となる店舗や、その土地の貸主等も含めて、関係者による話し合いの機会を持つよう促すこと
→それが良い結果に繋がるよう、警察・保健所を含めた県市の力を合わせて、様々な形で働きかけること
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にも取り組んで頂きたいと思います。
現状の改善に繋がる実行力のある取組を検討し、あらゆる角度から長期的に取り組んで頂くよう要望します。

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この話は、県の禁止地区に指定されれば終わるとか、監視員が巡回すれば終わるとかいう簡単な話ではありません。
そんな話であれば、もっと早くから禁止地区に指定されている三宮の当該地区ではなくなっていて然るべきですが、そうなってはいませんもの。

だからこそ長々、述べているとおり、地道で息の長い取組が欠かせないと思っていますし、私も出来る範囲で協力していきたいと考えています。
と宣言して、今日のブログは、これにて失礼いたします。


「金がないなら、知恵を出せ。知恵もないなら、汗をかけ。」は至言。単に閉館するだけでなく、もっと掘って考えられないのだろうか?

2024-07-03 14:12:55 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

「青少年の健全な育成と福祉の増進を図るため」として、設置されている勤労青少年ホール。
設置された昭和46年には、法によって設置が努力義務とされていましたが、今となっては努力規定も外されていますし、利用も低迷。
令和5年度の平均稼働率は29.5%に留まりますし、大幅な赤字が恒常化しています。
加えて、施設の老朽化も進んでいることから、修繕等のために今後10年以内に1億円を超える費用が必要となるそうです。

こうした状況を踏まえて、一昨日の民生常任委員会で
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●勤労青少年ホームの就労支援機能等は勤労会館へ移転・集約する
→貸館機能は今年度末で閉館する
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という考えが示されました。
ただ、この話、もう一歩踏み込めないのかね...と思うわけですよ。

というのも勤労青少年ホームは西側の通りとは接しておらず、南側の通りとの間にも駐車場・駐輪場があるため、有効な活用方法が見当たりません。
閉館しても、物置として使うくらいしかできないと思うんですよね。
JR西宮駅からも阪神西宮駅からも近い便利な場所だけに、それは、いかにも勿体ない。
 ↓


市の計画では「勤労青少年ホーム内に有する就労支援等関係諸室の機能を勤労会館内に移転・集約する」となっています。
が正直なところ私には、そもそも市が独自に、そうした機能を持つことの必要性自体が正直よく分かりません。
また仮に持つにしても、だったら現在の勤労青少年ホームからもほど近いJR西宮駅近くにあるハローワークと同じ建物内でやる方が、よっぽど良いと思うんですよね。
 ↓


そうやって機能を集約していくなら、松原体育館も含めて、現在の勤労会館周辺を整理し有効活用することや、なんなら売却することも可能になるのでは???と思いますもの。
勤労会館が持っているホール機能は、これまた近くにあるフレンテホールやアミティで代用出来る面が多々あるはず。
体育館だって、これまた近くにある総合福祉センターも含めて、なんらか考えられる面があるのでは???と思うわけで。

「金が無いなら、知恵を出せ。知恵が無いなら、汗をかけ。」ってのは、いつの世も代わらぬ真理だと思うんですよね。
お金がなくて危機的な状況にある西宮市ですもの、しっかり知恵も絞って苦境を脱するべく、取り組んでいくべきだと思っています。
そのための具体的提案等、続けてまいります。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


問題山積みの国際交流協会に、職員を増員することが妥当なのか?今後の展開を追いかけます!

2024-06-28 16:18:29 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

今日は総務常任委員会。
以前ブログでも紹介した職員アンケートの結果について山田委員長が興味を持って下さり、委員会での参考資料として配付されました。
それにしても見れば見るほど酷い評価やな。。。
 ↓

 ↑
【ご参考】
財政状況が改善できると思っているのは、市職員全体の2%だけ!?市職員労働組合によるアンケート結果がヤバすぎます。。。@今月初頭のブログ


さて本題。
一般質問のご報告の続きではなく、本日あった、総務常任委員会でのお話の一つですよ。
ご報告したい内容は、補正予算案の中の1項目である「市の外郭団体である、国際交流協会のプロパー職員を1人増員する。それによって約600万円の支出増となる!」という内容について。
 ↓


国際交流協会については今年2月に結果報告された包括外部監査で、
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●市からの援助が無ければ事実上運営が不可能な団体
●他の自治他のノウハウも享受しつつ、より一層収益力向上を意識した効果的な事業運営を実施していくべき
(→ここだけ読むと優しいですが、その前に示された他自治体との比較を見ると「西宮だけ全然アカンやん...」という感じ、てんこ盛りです)
●財政規模に比べて、賃借料・共益費が過大な負担になっていることは疑いようのない事実であり移転について検討するべき
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等、複数の厳しい指摘が行われていました。
他にも「補助金の交付内容に不適切なものが含まれている!」とか「理事会の議事録が不適切!!」等、おいおい...という内容が複数あったんですよね。
こんな厳しい指摘を受けている団体に対して、職員を1人増員するとか、おかしいやろ!!!と。

が、確認したところ
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●現在、市から派遣している兼務職員1名を減員する
→新規採用するプロパー職員1名(=市職員OB)は、これに代わって採用するもの
→指摘内容を改め、よりよい活動をさせることが当該人物の役割であり、雇用は1年間限定
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とのことでした。
100%納得するわけではありませんが、だったら、ここからの我々の仕事は、来年度には
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●人員が、これまでと比べて1名減になっているか?
●指摘事項がきちんと改められているか?
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を確認することかな...と。
しっかり追いかけていかなければなりませんね。
こういう話も、どこまで信用していいのか、怪しいところがありますし。
 ↓
【ご参照】
二代連続でルール破りの天下り職員×退職金受給を許した西宮防犯協会。ここはキチンと責任を問わないと!@2016年6月のブログ

1年後には、昨年のブログを見直すのがマイルール。
「ありゃ、うっかり忘れてた...」みたいなことにはなりませんので、担当には責任を持って、しかり取り組んでもらいたいと思います。
と宣言して、今日のブログは、これにて失礼いたします。


「禁止地区」に指定されたけど、なんの効果もなかった...では、地域の士気が落ちるばかり。客引き行為を策すことに繋がる取組が必要です!

2024-06-26 16:39:42 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

お陰様で本日、一般質問終了しました。
聞いて下さった皆様、お気に掛けて下さった皆様、全ての方に御礼申し上げます。
ありがとうございました!
 ↓


というわけで本日からのブログは一般質問のご報告が中心になろうかと思います。
早速、ご報告を始めますので、お付き合い下さいませ。
最初の内容は、ガールズバー等の客引きについてですよ。

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本年5月1日、阪急西宮北口駅の北西地域とJR甲子園口駅・南地域の一部が、兵庫県の定める「客引き行為等の防止に関する条例」の「客引き行為等禁止地区」に指定されました。
にしきた街づくり協議会は2017年に、西宮北口北西地域を「客引き行為等禁止地区」に指定するよう、市を通じて県に要望しましたが「県内には西宮北口より厳しい状況にある繁華街が多数存在しており、西宮北口地域を特別に指定することはできない」と断られました。
 ↓
【ご参照】
「西宮北口駅×北西地域のガールズバー呼び込み問題に対応するため、市に要望書を提出しました!」というお話。@2017年3月のブログ

その後、にしきた商店街が主体となって、のぼりの掲出、ガールズバー店主との話し合い、対策会議の実施等、継続した取組を進めてきており、今回の「客引き行為等禁止地区」への指定を前向きに受け止めています。
そして、この機会にガールズバーを中心とした客引きをなくしたいという気運が高まっています。
実際、5/31に県市が協力して街頭キャンペーンが実施されましたが、西宮北口駅北西地域では、それに加えて、客引き行為の禁止地区に指定されたことを知らせるのぼりの設置や店内ポスターの掲出、定期的な対策会議の開催、有志によるパトロール等、様々な取組が実施されています。

一方で、法の下、客引きをする側・ビラを撒く側の権利も保証されているという事情があり、県条例によって明確に禁止されるのは、事実上、「特定個人を対象としてしつこくつきまとう悪質な客引き行為」に限定されるという現実もあります。
つまり、多くの方が「できればやめてほしい…」と思っているであろう、ビラ撒き自体をやめさせることはできませんし、不特定多数の方に「ガールズバーいかがですか?」的な声がけをしているのを止めさせるのも困難というのが実情です。
こうした状況を受けて、地域住民からは「『客引き行為等禁止地区』に指定されたが客引きは続いているし、警官がいても、客引き行為に注意もしていない。行政はなにをやっているのだ?」という声も出ています。
「地区指定はされたけど、なんの効果も出なかった…」では、地域が士気を保つことも難しく、具体的な効果に繋がる取組が必須です。
それでは以上の内容を踏まえて質問します。

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この件、継続的に取り組んできている内容です。
行政ができることには限界があることもよくよく理解しつつ、このタイミングで、なんとか少しでも良い方向に持っていくことができれば...と思っています。

というわけで、この内容を踏まえての具体的な質疑の内容は、また後日。
明日は、該当地域での会合もありますので、そちらでも情報仕入れてこなければなりませんね。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


香櫨園市民館ではできなかったことが、瓦木支所ではできるという根拠が、まるで分からない。財政危機の折り、もっと他の方策を考えるべきだと思うのですが...

2024-06-24 13:25:10 | にぎわいと活気のあるまちを創造するために

本日の口開けとなる菅野議員の一般質問が、実によかった!
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とりわけ2項目目についての意見として述べておられた「市長が信頼すべきは市職員。一過性で西宮市に関わっただけのコンサルではない!」という趣旨の下りには深く納得。
さすが元新聞記者というバックボーンだけあって、広範囲に調査(≓取材)をして、それをまとめて質問される内容には、すごく聞き応えと説得力があるな...と感服。
私も負けずに頑張らなければ!

さて本題、前回ブログ「香櫨園市民館では、全くできなかった取組を、瓦木支所ではどうやってやるんですか?その効果検証はどうするんですか?(=やると言われても、1ミリも信用できないんですけど...)」の続きですよ。
それでは、どうぞ。

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【再質問】
瓦木支所管轄区域では、どういった活動を進めることで、そうした理念を現実化できると考えているのか?
効果検証をどのように進めるのか?
成果が出ないときはどうするのか?
市の見解をお聞かせ下さい。
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【答弁】
瓦木支所管轄区域においては、これまで地域に存在する大小様々な課題について、支所が十分把握できた状況にはありませんでした。
先程、答弁したとおり、まずは地域住民との丁寧なコミュニケーションを図り、課題を共有化するところから強化していきたいと考えております。
次に、効果・検証についてですが、明確な数値をもって効果を図ることは困難な面もございますが、地域における地域団体等の活動状況の推移などや令和6年度に作成する支所等行政機能の再配置についてのビジョンを示すための議論も踏まえ、効果的に取組んでまいります。
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【意見要望】
「まずは地域住民との丁寧なコミュニケーションを図り、課題を共有化するところから強化していきたい」とのことでしたが、甚だ危機感に乏しく具体性のない内容と言わざるを得ません。
より率直に言うなら、今更、なにを言っているんですか?という感想さえ持っています。

私は瓦木支所管轄区域内で20年以上、個人として、あるいは議員として様々な地域活動に携わってきましたが、その中で、瓦木支所の存在を感じたことなど殆どありません。
せいぜい年に一度、敬老の集いに支所の方が来ていることくらいでしょうか。
地域の方々と話をしていても、瓦木支所の話が出てきたことなどありませんし、答弁にあった「これまで地域に存在する大小様々な課題について、支所が『十分』把握できた状況にはありませんでした」どころではなく、ほぼほぼ全く、なんの役割も存在意義もなかった...というのが現状だと思っています。
市は、まず、そうした現状にあるということをよくよく認識するべきです。

むしろ私は財政危機のおりがら、施設を統廃合し、不要な施設は売却等することで財源捻出の一助とするべきだとさえ思っています。
「地域における地域団体等の活動状況の推移などや令和6年度に作成する支所等行政機能の再配置についてのビジョンを示すための議論も踏まえ」、効果検証を進めるとのことでしたが、広げた風呂敷に相応しい実績を得られないなら、速やかに次のステージへ移るべきです。
この点、強く指摘しておきます。

最後に、予算も含め、今後の市政運営全般について申し上げます。
本市の財政は2つの意味で、危機的状況にあります。
一つは、基金が枯渇することで、ごく近い将来に予算が組めなくなるかもしれないという意味。
もう一つは、ごく近い将来の破綻は避けられたとしても、歳出が歳入を大幅に上回る状態が続くことで、遠くない将来に、やはり予算が組めなくなる危険性があるという意味です。

これまでの市の認識と姿勢はあまりに甘く、対応は遅すぎました。
ここまでの状態に陥った責任の一端が現執行部にあるのは明らかです。
そして残念ながら、市長を始めとする市当局の認識は、未だに、ともすると甘く、希望的・楽観的な方向に流れがちだと感じてなりません。

この危機は今年や来年を過ぎればおさまるようなものではありません。
厳しい認識をもって、長年に亘って、取り組んでいかなければ乗り越えることは出来ない、きわめて深刻な状態だと、私共、会派・ぜんしんは受け止めています。
近隣自治体のいずれも、こうした危機的状況に陥っていない中で、住みたいまちNO.1と評されることも多い、我らが西宮市が真っ先に、このような状況に陥ってしまっていること。
このことに強い責任を感じ、そうした状況を乗り越えるための取組を迅速かつ強力に進めていく責任があることをよくよく自覚して頂きたいと思います。

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さあ、これで3月議会×代表質問のご報告は完了。
そして、この内容を受けての6月議会×一般質問も水曜日に迫りました。
予定登壇時間は6/26(水)の午前11時頃。
本会議場はもちろん、こちらでご視聴頂けますので、時間と都合の合う方には是非是非よろしくお願いします。
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西宮市議会 議会中継 - 会議名一覧 (discussvision.net)

ビッシビシいきますよ~!
と宣言して、それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。