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西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

大規模災害時を想定した後発車両は総じて台数が多く、高い車種ばかり。ここも見直す余地があるのでは?

2025-04-28 12:30:19 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

今年のGWは、ややゴールデン感が弱めのような。
どこに行っても混雑してるし、基本的に出不精やしで、どうしたものだか。
一つくらいは、それらしいお出かけもしたいものだと思いつつ。

さて本題、前回に続き、昨年12月議会で取り上げた消防に関する話の続きですよ。
どっちかというと、前回よりも今回の方がより分かりやすい感じだと思います。
それでは、どうぞ!

■■■■■

次に、大規模災害時に出動が想定され、通常時は別業務に従事する、いわゆる後発車両についてです。
まず物資や資機材の搬送を支援するほか、大規模災害時には可搬式ポンプ及び各種資機材を積載して消火・救助活動をする活動支援車について。
【資料③―1】をご覧下さい。
 ↓


各市の保有台数は吹田5、尼崎2、豊中1、高槻0。
一方で西宮市の所有台数は9と明らかに多くなっています。
加えて、他市は300~400万円程度のミニバン・バンが中心なのに対して、西宮市はランドクルーザーなど500~800万円程度の高級車が多くなっています。

次に、物資や資機材の搬送を実施するほか、大規模災害時には緊急消防援助隊の各種資機材等を積載して、後方支援活動を行う活動支援車(資機材搬送車)について。
【資料③―2】をご覧下さい。
 ↓


各市の保有台数は吹田2、尼崎1、豊中11、高槻3。これに対して、西宮市は5と比較的多くなっています。
加えて、他市は300~400万円程度のミニバン・バンが多くを占めるのに対して、西宮市はフォワードなど300~600万円程度の小型・中型トラックが多くなっています。

最後に、大規模災害発生時に支援業務に従事することが想定される指揮広報車・査察広報車について。
 ↓


各市の保有台数は吹田9、尼崎1、豊中5、高槻7。
これに対して、西宮市の所有台数は10と比較的多くなっています。
加えて、他市では100~200万円程度の軽バン・軽自動車・コンパクトカーが多くの割合を占めるのに対して、西宮市は200~300万円程度のステーションワゴンや500~800万円程度のミニバンで構成されており、明らかに価格帯が高くなっています。
つまり後発車両全体について所有台数が多く、車種が高価なものに偏っているのです。

【質問②】
いわゆる後発車両についても同様に、車両の台数や車種・価格帯について見直す余地があると考えるが、市の見解はどうか?
 ↓
【答弁②】
後発車両のうち、活動支援車や資機材搬送車、指揮広報車につきましては、30年前の阪神・淡路大震災を教訓に、導入した車両で当時、消防局の職員は発災直後から自発的参集により最寄りの消防署に向かい、3時間経過した時点で当務員と合わせ約80%の職員が集まりましたが、消防車両は全て出動しており、参集した職員は車両や資機材がなく、思うような活動ができなかった苦い経験がございました。
そこで悪路でも走破できるよう4WDで、なおかつ火災や救助にも対応できるよう、可搬式ポンプやホース、救助資機材やボートなどが積載できる荷室を要した車両や、救急車が全て出動し、更に市外への広域な搬送が大半であり、市内の救急車が1台もない状況が続いたことから、負傷者を搬送できる室内スペースを有し、かつ人員も搬送できる車両として、導入いたしました。
査察広報車につきましても、査察や業務連絡用として使用するだけでなく、災害時には広報や人員搬送、また現場出動も考慮し、軽自動車やコンパクトカーではなくステーションワゴンタイプの車両を配置しているところでございます。
震災から30年が経過する中、トラックベースの、いわゆるピックアップ式の車両の生産が中止されていたことなど、十分な荷室やスペースを有する車両は限られていることから、更新を経て、現在の車両になっているところですが、風水害時には、非常招集により参集した職員が荷室に土嚢などを積載し、災害現場へ出動するなど、いずれも大変有用な車両でございます。

■■■■■

ここまでで質疑は終わり。
次で、意見要望を述べて、ようやく12月議会報告は完了予定ですよ。
えらい遅れてしまい、すみませんでした。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


10年間で動いたのは2回だけで、一度も稼働していない消防のはしご車や化学車。見直す余地はないんですかね???

2025-04-24 09:37:57 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

井上尚弥選手がGWの試合に備えてラスベガスに上陸するわ
 ↓
井上尚弥が米国上陸 カルデナスとフェースオフ&サンドバッグ打ち披露(スポーツ報知)

中谷選手と西田選手の激突は決定するわ
 ↓
中谷VS西田&天心世界前哨戦など 「PRIME VIDEO BOXING」前売り券5月1日から販売(スポニチ)

と、ただでも痺れまくってるところに、佐々木尽選手のタイトルマッチまで決定!
 ↓
6/19 佐々木 尽 WBO世界ウェルター級王座挑戦 / IBF世界ミドル級挑戦者決定戦 入札結果 / 6/28 WBAライト級2位スコフィールドvsWBA6位バハディ

もうね、完全にバグってますよ、日本ボクシング界。
5月・6月と楽しみな試合が多すぎる!

さて本題。
じつは昨年12月議会で行った一般質問で、まだご報告できていない話があるんですよね。
しかも結構、議会的にも反響があった話であり、こりゃ跳ばすわけにはいきません!
というわけで甚だ遅くなってしまいましたが…の一般質問のご報告ですよ。
それでは、どうぞ!

■■■■■

消防局が保有する各種車両についてです。
極めて厳しい財政状況に陥っている本市は、今ある施設や設備についても、あらゆる視点から
-----
●必要性はあるか?
●過剰なものはないか?
-----
を精査しなければなりません。
こうした観点から消防局が保有する車両について近隣の人口・規模等が比較的似ている吹田市・尼崎市・豊中市・高槻市と比較しながら見ていきます。

まず火災・事故等の通常災害時に出動する緊急車両についてです。
資料②をご覧下さい。
 ↓


最初にはしご車です。
消防力の整備指針における、はしご自動車の整備条件は基本、1管轄ごとに1台配置。
一方で
-----
●当該消防署の管轄区域にある中高層建築物が120棟未満
●隣接消防署から30分以内に活動開始できる
-----
の両方を満たす場合は、この限りではないとされています。
北消防署にもはしご車が1台配置されていますが、管轄区域内の中高層建築物は63棟。
過去10年間の出動実績は2件だけで、実際にはしごを伸ばし、放水したことは一度もありません。
こうした現状を踏まえると、近接する神戸市との共同運用や、瓦木消防署との共用によって、市が保有するはしご車の台数削減が可能なようにも感じます。

次に、火災や交通事故、自然災害など一般生活上で起きるさまざまな救助事案に対応するため、救助資機材を積載して現場へ急行し、救助活動を展開する救助工作車について。
吹田・尼崎・豊中・高槻各市の所有台数は2台ですが、本市は4台所有しています。
出動実績の65%程度が鍵開けや安否確認といった軽微な事案であることを考えると、4台も必要か疑問に思います。

次に、水による消火が不可能・困難な石油コンビナートや航空事故などの重大な危険物火災に対応する化学車について。
本市は2台保有していますが、過去10年間の出動実績は2件だけで、実際に化学薬剤を放水したことは一度もありません。
本当に2台必要でしょうか?
また他市では水槽付きポンプ自動車と化学車を兼用している事例もありますが、こうした対応は考えられないのでしょうか?

緊急車両の最後、放射性物質・生物剤・化学剤などの漏洩・飛散・流出による災害に対応する特殊災害対応支援車についてです。
本市は2台所有していますが、吹田・尼崎・豊中・高槻各市の保有台数は1台。
過去10年間の稼働実績は5件しかありません。
台数を1台削減できないでしょうか?

【質問①】
いわゆる緊急車両について、過去の稼働実績や近隣他市との比較も踏まえ、見直す余地があると考えるが、市の見解はどうか?
 ↓
【答弁①】
通常災害時に出動する、緊急車両のうちはしご車についてですが、北消防署のはしご車を近接する神戸市や宝塚市と、共同運用することや、瓦木消防署と共用した場合、いずれも、現場によっては、出動から現場到着までに30分以上かかるところもあり、その場合、ベランダなどに取り残された要救助者を救出するまでには、更に時間がかかりますことから、はしご車の共同運用や、共用によるはしご車の削減は、より慎重に検討しなければならない事と考えております。
なお、今年度更新予定のはしご車につきましては、本市の財政状況を鑑み、有利な財政措置を講じられるよう、対応しているところでございます。

次に、救助工作車についてですが、近隣他市の2台に対して、西宮市は4台ございますが、例えば、吹田市は36平方㎞、尼崎市は50平方㎞の面積に対して、当市は100平方㎞の面積を管轄区域としておりますことや、救助出動が増加し、続けていることからも、4台の救助工作車は必要であると考えております。

また65%程度が、一般的に安否確認といわれている事案ではございますが、通報段階では「玄関が施錠されている、中で倒れているかもしれない」という救助を求める内容ですので、一刻も早く救出しなければならない事案と捉え、また高度な救助技術の必要性等を考慮し、救助工作車を出動させているところでございます。

次に化学車についてですが、本市は2台保有しており、このうち1台は通常の化学車ですが、もう一台は非常用の予備車として、水槽付きポンプ自動車兼用の化学車としているところです。
なお今年度更新する通常の化学車につきましても、他市等の状況も踏まえ、また財政負担を考慮し、検討を重ねた結果、水槽付きポンプ自動車兼用の化学車を導入する予定としております。

次に、特殊災害対応支援車についてですが、この車両は、毒劇物や危険物質等の漏洩、飛散等の災害に対応する車両で、当市は、北部に西日本の大動脈であります中国自動車道を有しており、このような場所で、危険物質等を運搬している車両が事故を起こした場合、非常に大きな事故に発展しかねない、と考えておりますことから、即応体制が取れるよう、南部だけではなく北部にも配備している状況でございます。

■■■■■

消防の言い分は、こんな感じ。
この話、もう少し続きますので、お付き合いくださいませ。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


「順番待ちが多く、待ち日数が長くなることも多い...」という声を頂いている満池谷火葬場。状況改善のための手はあります!

2025-04-22 12:31:50 | すべての人にやさしいまちを実現するために

今日で、今期の駅立ち終了!
予算の否決についてや市の赤字財政・市政の根本的な問題について等、いつもに比べて、お声がけいただく場面が多かったり、配布できた枚数がやや多かった今ターム。
改めて、市政に対して興味・関心を持ってくださっている方や、なんらかの思いをもって市政を見てくださっている方が増えている印象を受けました。
特に石井市長は、自身の市政運営に、非常に厳しい視線を向けられていることを重々認識すべきと改めて思います。

さて本題、今回も3月議会で報告を受けた内容についてですよ。
今年の7月から満池谷火葬場の使用料を値上げしたい旨の報告があり、該当する議案は可決。
以下の内容での料金改定が決まりました。
 ↓


今回の料金改定は
-----
●維持に必要な財源の確保
●他市の同種施設に比べて、市外居住者等の使用料が低額な現状を改善
→近隣市で火葬できない場合に、当該火葬場が優先的に検討されている可能性がある
→市民以外の利用者増加に伴い、市民が使いにくくなっている(=順番待ちが長くなったり、枠がなかったりということが起きている)のを正す(←昨年12月から今年3月において利用申し込みが急増、順番待ちが最長で例年より2~3日多い7日間に達しました)
-----
を目的としているというのが、市の言い分です。
なお近隣他市との料金比較は以下の通り。
確かに、市外利用枠の利用料で見ると、満池谷火葬場の3万円は頭抜けて安いですね。
 ↓


けれども
-----
●市外利用者によって市民利用が圧迫されている
 ↓
●それを唯一の原因として、待ちが長くなったり、別の焼き場に行かざるを得ない人が増えている
 ↓
●なので利用料金を値上げする!
-----
という論理展開には、やや違和感があるんですよね。

というのも、そもそも現状、満池谷火葬場は
-----
●10時・11時・12時・13時・14時・15時の6回/日稼働
→各時間帯に3件ずつ火葬可能(=18件/日まで対応可能)
→15時以外は3件中1件を市外からの受入可能枠としている(=最大5件/日まで市外対応枠)
-----
という運用になっています。
市外からの利用者が増えた結果、市民が火葬できない状態が発生していると言うなら
-----
●市外利用枠の縮小
●1日当たり稼働回数の増加
-----
も検討するべきだと思うんですよね。
その方が料金収入も増えるのでは???と思うわけで。
もちろん委託費用とのバランスの問題はありますが。

なお確認したところ、今の稼働回数になっているのは直営時代の名残だそうな。
今は指定管理の対象施設になっているので、稼働回数を増やすことは十分、考えられるとのことで、こういうところでも直営の弊害を感じますね...

この問題、も少し掘って調べた上で、必要であれば本会議で取り上げてもよいかも知れませんね。
ちょっと考えてみなければ。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。

※※※※※
ちなみに市民の利用料金も上がってるので、この記事は誤りと思います。
 ↓
「最長7日待ち」西宮の火葬場が市民以外を値上げ 需要増、「割安感」を解消@4/18付・神戸新聞WEBニュース


アツい意見を頂いている、市議会×録画配信の早期化。今日の議会運営委員会で問題提議しました。

2025-04-18 13:17:56 | 主張・広報と活動のお知らせ

「誰が農業を殺すのか」読了。
 ↓

 ↑
-----
●国は農林水産業の成長産業化を目指すため年間輸出額の拡大を目指しており、一定の成果も上がっていると発表・報道されている
→チョコレート・コーヒー・ココア等、原料のほとんどが輸入品である加工食品が「農産品」として含まれており、必ずしも農林水産業の振興に結び付かないが…
●農業をやめる方が多いことが報道され、作り手不足が大きな問題として報道されている
→減っているのは零細な農家であり、大規模農家に農地が集約されていくことで、むしろ農業の高効率化が進んでいく側面もあるが…
→年間売り上げ1000万円以上の農家は全体の1割強だが、この農家だけで農産物全販売額の約8割を産出。逆に売上100万円以下の農家は5割強あるが全販売額に占める割合は5%を下回る。
●耕作放棄地が増え、全国で農地の荒廃が進んでいると報道されている
→一方で、国は干拓や浅海開発、山を切り開いての造成などによって大規模な農地開発を続けており、耕作放棄地の増加自体、国によるマッチポンプ的側面が否めない
-----
等、興味深い話が具体的な数値を伴って様々示されており、とても興味深い内容でした。
興味おありの方には是非どうぞ。

さて、本題。
一般質問や代表質問で出番を頂いた時を中心に、このブログでも紹介させていただいている、市議会のインターネット中継。
こちら、議会関係例規集で「録画中継は、原則として、会議のあった日の翌日より5日後(市の休日は算入しない)から開始し、4年間配信するものとする」と定められています。
なので出番を頂いたのち、その内容を確認できるようになるまで、かなりのタイムラグがあるんですよね。
そうなっている背景には
-----
●代表・一般質問などでは、発言者ごとに分ける必要がある
●テロップを貼ったり、音量の修正など作業が必要
-----
等の作業が必要であり、そのことを前提に入札に出しているから…という事情があるとのこと。
 ↓
西宮市議会 議会中継 - 会議名一覧


一方で、市政に強い興味と関心を持ってくださっている方から「もっと早くに録画の配信はできないのか?」という趣旨のご意見を頂いています。
個人的にも、
-----
●録画した内容に手を加えず、速報版的な形での提供
→現在と同じ加工・編集を加えたバージョンは後日公開
-----
という流れなら可能では???とも思います。

というわけで、本日の議会運営委員会で問題提議。
議会事務局からは、委託先へのヒアリング等を行い、何らかの対応が取れないかを調べる旨、回答が得られました。
良き展開だと受け止めています。

引き続き、今後の展開を見守るとともに、進展あれば報告させていただきます。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


中学校部活の地域活動を示す「プレみや」。1次募集の結果、選ばれた団体が示されましたが、まだまだ少ないですね。。。

2025-04-15 10:57:55 | にぎわいと活気のあるまちを創造するために

西宮市の中学校の部活動は、国の方針に則り、地域移行することになっています。
その名称が「プレみや」で、市が示すイメージは、こんな感じ。
 ↓


なお、こうした取組を進めようとしている背景にある市の問題意識は以下の通りです。
 ↓


中学部活動の地域移行は、そもそも国が進めようとしているもの。
なので大きな方向性について異論の挟みようがないのかな…と思っていることに加えて、
-----
●子供達の選択肢を増やすことができる
●教員の負担軽減につながる
-----
ことから私自身も賛同しているのは、以前のブログで述べたとおりです。
 ↓
【ご参照】
私は、中学部活の地域移行には賛成です。そこらへん説明が足りていなかったように感じたので、少しばかり。@2025年3月のブログ

なお市が示している地域移行のイメージはこんな感じ。
 ↓


個人的に、ポイントとなるのは『休日の中学校部活動は来年8月末で終了して、「プレみや」に移行。平日部活動の終了時期は未定。』という最下段の2行かな…と思っています。
運動系の部活を例に考えると、
-----
●平日部活は、これまでと大きく変わらない
→休日部活をSC21やスポーツクラブ等と連携して行う形にする
-----
とかならイメージもわきやすい。
個人的には、そうした方向で緩やかに移行していくのが望ましいのかな…と思っています。

そんな中、2月末までに応募があった団体の審査結果が発表されました。
現時点でスポーツ93活動、文化芸術28活動、計121活動が登録されたとのこと。
活動内容や種目・地域等は以下でご確認いただけます。
 ↓
プレみやクラブ登録(第一次)審査結果【2月28日までの応募】|西宮市ホームページ

ただ上の内容を見た限りでは、多様な選択肢を提供できているとは到底、言えません。
あくまで第一次応募であり、市としても働きかけを強めていくとは聞いていますが、しっかり今後の推移を見ていかなければなりませんね。

という簡単なご報告でした。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


期末勤勉手当や退職手当に関わる手厚すぎる計算ルールを見直したことは評価します。でも問題がある手当は、まだまだ沢山ありますよ!

2025-04-14 16:09:51 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

宝塚市長選挙におきまして、大川候補を応援しましたが、当選に届きませんでした。
候補ご本人と支援された皆様、本当にお疲れ様でした。
関心をお寄せいただいた皆様にも、心から御礼申し上げます。
そして選挙に関わったすべての皆様、おつかれさまでした。
 ↓


西宮市と同じく、財政危機に陥っている宝塚市。
加えて、大川候補は事実上の保守系統一候補としての出馬(=自民・維新の両党から推薦)と認識しています。
候補ご本人の資質に加えて、そういった要素もあったことから期待もし、関心も寄せていただけに残念でした...

なお同日に同じく市長選挙が行われた伊丹市では、中田候補が圧巻のゼロ打ち当確(=午後8時の投票締め切りと同時に当選確実)。
 ↓
伊丹・宝塚市長選挙開票 伊丹市長に中田氏 宝塚市長に森氏が初当選@サンテレビジョンWEB

それにしても、周辺自治体の首長の顔触れが、どんどん変わっていきますね。
なんだか、時代の変化を感じます。

さて本題、色々ありすぎて、第何弾かも分からなくなってきた3月議会×報告シリーズですよ。
是非とも報告したい話の1つに、私が長年取り組んできた結果、大きな成果を得ることができた手当関連の話がありました。
ただ、この件、スペースの関係もあれば、内容が細かすぎることもあり、現在、絶賛配布中の市政報告81号でも大きくは取り上げられなかったんですよね…
 ↓


が、スペースや文章量に制約がないことが、ブログの強み。
というわけで詳しく、報告していきます!

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●中高齢層の基本給が高い
●いわゆる現業職の待遇が手厚い
●各種手当が手厚い
-----
等々、給与制度に関わる問題が甚だ多い西宮市。
私は、こうした構造が日本一高い平均給与に繋がっていると考えています。
 ↓
【ご参照】
祝!?職員給与日本一。・・・西宮って、近いうちに予算が組めなくなるかもしれないくらいの財政危機なんじゃありませんでしたっけ???@2024年8月のブログ

そして、そういう至って手厚い手当の中に、期末勤勉手当(いわゆるボーナス)と退職手当があります。
この両手当、職員が有利になるような独自のきめ細かい(?)ルールが設定されていたんですよね。
が継続して追及してきた結果、3月議会において、これらのルール設定のうち、国を上回る部分は、全てなくなりました。
以下、具体的に列挙していきます!

まずは期末勤勉手当(いわゆるボーナス)。
1件目はこちら。
 ↓

 ↑
私傷病休職とは「業務を原因としない病気や怪我で従業員が就業できなくなった場面で、事業主が従業員の就業を免除して休ませること」。
従来は基準日時点で復職さえしていれば、いくら休職していても、期末手当からの減額なし。
これを、期間によって減額するように改めた!という、当たり前の話ですね。
なお、これによる効果額は年間700万円とのこと。
ただし、効果額は病院や上下水道などの企業会計を除いたものなので、実際の効果額はもっと大きくなります(以下、効果額は、退職金も含めて全て同じ)。

2件目はこちら。
 ↓

 ↑
従来は、算定に用いる期間率を在職期間によって、細かく、かつ総じて有利になるように設定していました。
が、これをシンプルに、かつ国と同じ数値設定に改めたという話です。
これによる効果額は年間5000万円!

3件目は、こちら。
 ↓


 ↑
これも概ね2件目と同じ話ですね。
これによる効果額は年間3000万円。
なので、今回行われた期末勤勉手当の見直しによって、年間8700万円の人件費が削減されることになります。
これは大きい!

次に退職手当。
1件目はこちらですが、期末勤勉手当の2・3件目と同じで、とにかく細かく・かつ有利になるように上乗せ設定を設ける形ですね。
 ↓

 ↑
これによる効果額は年間4600万円。
ちなみに現状、西宮市役所では退職年齢65歳への段階的引き上げが行われており、大規模な退職金の発生は2年に1度。
なので退職金に関わる効果額が発生するのは全て2年に一度だということにはご留意下さい。

2件目は、こちら。
勤務期間を計算するにあたっての端数処理を国より有利になるようにしていたという話ですね。
 ↓

 ↑
これによる効果額は年間900万円。

3件目は、こちら。
こちらについては年間1人いるかいないかレベルとのこと。
しかし、よくもまあ、ここまで色々と細かいところを有利になるように、有利になるように設定してきたもんやな...と。
 ↓


今回の内容は「国に比べて、やたらと手厚かった内容を、国と同水準に揃えた!」という話でしかありません。
とは言うものの、厳しい財政状況の中、人事担当部署が頑張ったこと自体は事実であり、一定評価しています。
一方で、本市には特殊勤務手当や主任・班長手当等、まだまだ他自治体と比べて手厚すぎる、問題のある手当が多く存在しています。
 ↓
市政報告78号×裏面@2024年7月発行


何度も言っていることですが。
財政危機の中、「市民サービスは他自治体より手厚いものをガンガン削る!でも、市職員の待遇は別ですよ~」というような姿勢では、市民の理解と賛同を得ることなどできません。
現場で市民と向かい合う職員さんからも、こういう状況について良しとしない声を多々お預かりしています。
そうした声を旨に、引き続き、厳しい姿勢で取り組んでまいります。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


遂に、本当に動き出した、阪急武庫川新駅(仮称)×開業計画。開業目標は2031年度末です!

2025-04-11 08:45:11 | にぎわいと活気のあるまちを創造するために

地元地域的には長年の悲願だったと聞く、阪急・武庫川新駅(仮称)構想。
私が知る限り、
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●元々、市バスを保有している尼崎市が乗り気でなかった
→国の補助金が前提の大規模事業であり、尼崎市が前向きになったからとて…
-----
等の要因があり、前に進んできませんでした。
 ↓
阪急・武庫川新駅の話が少しずつ前に進んでいるそうな。@2014年3月のブログ
この記事見たら、阪急武庫川新駅はすぐに実現しそうに思いますよね。でも実現までの道のりは、そう簡単ではないわけで。@2021年9月のブログ
阪急・武庫川新駅に関する合意書が西宮市・尼崎市・阪急電鉄の三者で交わされました。@2022年1月のブログ

が、この度、遂に国の補助対象となり、新駅設置事業への着手が正式に決まりました。
開業予定は2031年度末。
今年度(2025年度)は詳細設計に着手するとともに、工事着手に向けた各種手続きを推進。
来年度(2026年度)から、本格的に工事着手予定とのこと。
報道機関等に配布された資料は以下の通りです。
 ↓


総事業費86億円という大規模な事業であり(費用は西宮市・尼崎市・阪急電鉄が1/3ずつ負担)、財政危機の中、推進することに批判的な声も耳にします。
しかしながら市は、当該駅の開設によって年間2億円強の税収増(=利便性向上に伴う住民税・固定資産税等の増額)を見込んでおり、長期的には投資費用は十分ペイできるとの考えを示しています。
また周辺にお住まいの方にとっての住環境向上や、市の一層の利便性・魅力向上に資することは間違いないでしょう。
私も、新駅が開業に向けて前に進むことを前向きに受け止めています。

ということで、なにはともあれのご報告でした。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


中央運動公園・体育館等の予定地から古墳時代に遡る文化財が出土。個人的にはワクワクするけど、開業延期と費用増加はかなりイタい...

2025-04-10 10:22:44 | にぎわいと活気のあるまちを創造するために

昨日は門戸厄神駅×東側での早朝駅立ちを終えた後、お隣・宝塚市で市長選挙に出馬されている 大川 裕之 候補 の応援に。
街宣やチラシ配りをメインに一日中、全力応援してきました。
候補、きわめて充実した様子ですね!
 ↓


大川候補とのご縁を頂いたのは、たしか10年程前。
当時、維新所属の西宮市議会議員だった福井さんから「宝塚の議員さんでPFI等、民間資本の導入や活用・協力に、とても詳しい方がいらっしゃる。西宮に来てもらって勉強会やるので参加しませんか?」とお声がけいただいたこと。
で、その「詳しい方」が大川さんでした。
こういう話で出てくる方って、蓋を開けるとトホホなことも多いよな…というのが私の個人的感覚。
が、大川さんは、そういう辛口評価に至ることの多い私から見ても、知識・経験・実績はもちろん、人間性含めて素晴らしい方でした。
行政職員・企業経営・議員という3つの経験を、しかも高い水準で果たしている方なんで、めったにいらっしゃいませんしね。
隣の市の市長が、どのような方になるかは、我が西宮市にとっても重要な問題。
これからも、しっかり注目していこうと思います!

さて本題、報告しなければならない・したい話が沢山あった3月議会。
その中でも、私的に、かなりの大ネタと思われる1つが「中央運動公園・体育館等の予定地から埋蔵文化財が出土した」という話でした。
ものすごくザックリまとめると
-----
●同施設の解体・工事と併せて、当該地の試掘を行った
  ↓
●埋蔵文化財が発掘された
  ↓
●本格的な確認調査が必要になった
  ↓
●確認調査の結果、古墳時代(!)・平安時代・鎌倉時代・室町時代や近世に属する遺物が多数出土した

  ↓
●本発掘調査が必要になった
-----
ということですね。
ちなみに本発掘調査とは「工事等で現在のまま保有できない場合、埋蔵文化財を記録として残すために行う発掘調査」とのこと。
現時点で、市は調査に3年かかると想定しているそうです。

その結果、現時点で確かなことは言えませんが
-----
●令和9年4月を予定していた新陸上競技場の供用開始は1年程度遅れる見込み
●令和9年12月を予定していた新体育館の供用開始は2年程度遅れる見込み
●令和11年3月を予定していた全体の供用開始は3年程度遅れる見込み
-----
だそうです。
甚だ不確定要素が大きく、あくまで現時点での見込みということではあるそうですが。

一連の流れは、文化財保護という観点から至って正当なもの。
一歴史好きとしても「この地区に、古墳時代には既に一定規模の集落があった!」てな話にはワクワクしますね。
一方で、施設の開業が大幅に延期する見込みであることに加えて「調査におおよそ40数億円かかる見込」というのは、財政危機のおり、きわめて厳しい...
これについては国県からの補助等も見込めず、市が単独負担せざるを得ないようですし。。。

なお、詳細な内容は以下でご覧頂けます。
興味おありの方には是非どうぞ。
 ↓
西宮中央運動公園及び 中央体育館・陸上競技場等再整備事業に係る 埋蔵文化財調査について@西宮市HP

それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


市政報告81号、納品されました。広報活動にも励みます!

2025-04-07 18:35:48 | 主張・広報と活動のお知らせ

なんか、株価、すごいことになってますね。
既にNISAやiDeCoを始めている方々には、むしろ「どうせ長期投資なんやし、安く仕入れられるチャンスが来てラッキー♪」くらいに思っておいていただくのがよろしいかと。
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日経平均、一時3000円近く下落 終値は過去3番目の下げ幅“トランプ関税”影響

さて本題。
3月議会の内容を報告する市政報告81号、完成・納品されました。
内容はこちら。
私にとっては、まさに入魂の作品です!
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【81号×表面】

【81号×裏面】


より詳細な画像は、こちらでご確認頂けます。
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【81号×表面】81a.jpg (1163×812)
【81号×裏面】81b.jpg (1166×814)

知って頂きたい・お伝えしたいことが沢山ある3月議会でしたが、考えた末、この構成でまとまりました。
1人でも多くの方にご覧頂くべく、恒例の駅立ちやポスティングにも励んでまいります。
というか、既に励み初めています!

お見かけの節には是非、受け取り、ご覧くださいませ。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


こぼれ話@一部職員の昇給を止める議案。こういう話があるから、生成AIって怖いんですよね...

2025-04-03 11:13:31 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

私にとって、3月議会における最大の話は、やはり「国家公務員の水準を上回る給料水準にある職員の昇給を止める!」という例の話でした。
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【ご参照】
西宮市政100年の歴史の中で、初めて否決された新年度予算。が、今日のブログは給料表の見直しに関わる話がメインです!
給料表カットの効果が新年度予算で示されなかったのは時間がなかったから。カット対象者は昇給していませんし、今後も昇給しませんので念のため。

この件、にしつーさんにも取り上げて頂きました。
修正予算についても詳しく取り上げて下さっています!
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西宮市議会が本気出してる。予算1億円以上カット @2025/3/31付・西宮つーしん

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修正予算については、こんなややこしい話を、この水準で分かりやすく、伝わるようにまとめて頂いている事に脱帽。
メディア(?)としての性質はもちろん、そもそもの方向性が異なっていることはよくよく分かった上で、市の広報にも学ぶべき部分は多々あるように思いますね。

なお、この件について最新の市政報告には、こんな表を掲載するつもりです。
分かりやすくできて、ご満悦。
納品されて、配り始めるのが楽しみ♪
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なお、この話についての討論は、以下の動画の49分経過頃~1時間28分頃でご覧頂けます。
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西宮市議会 議会中継 - 発言内容
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ちなみに、この話題についての質疑は総務常任委員会で行われたので、本会議場で行われたのは討論のみ。
ここは先日、ご紹介した議員定数削減の話とは異なるところですね。
こちらも会派・議員ごとに大きく異なる考え方や姿勢が示されていますので、よろしければご覧ください。
なお反対側の方から、多く聞かれたのは「組合と市が交渉でまとまった結論を、市がひっくり返すのは越権行為!」という趣旨の話だったと理解しています。

で、そういうのとは全然別筋で、かなりビビった話が議案提出までの過程であったんですよね。
なので、今日はその話をば。

この話について、本会議に先立ち、総務常任委員会で質疑がなされたのは上に書いた通り。
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【ご参照】
「同等の職位でも国家公務員より高い給与水準にある職員を賃上げするなら、実力行使にでる!」と宣言してきた私。本日の総務常任委員会で宣言通り、行動しました!! @2025年3月のブログ

それに先だって、質疑が予定される総務常任委員会のメンバーの方には、出来るだけ事前に話を聞きに行くようにしていました。
やる以上、意味のある質疑をしたいですしね。

で事前に話を聞きに回っていた中で驚いたのが、市民クラブの田中あきよ議員が質疑内容を準備するべく、3/24の夜にChatGPTで検索してみたところ
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●長岡京市で、市が職員給与の改定案を議会に提出
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●議会が、その内容を大幅削減する修正を加える
  ↓
●市長側が「議会の修正は違法!」と訴えて訴訟
  ↓
●大阪高裁が違法と判断!!
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という内容が出てきたという話。
いや、それがホンマならシャレになりませんよ...
その晩、田中議員がコピペされていた内容は以下の通り。
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ところが、この内容を翌日、再度検索してみたら、こんな事例は出てこない、と。
加えて、
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●長岡京市に直接確認してみたが、そんな事例はないと言われた...
●大阪高裁の記録を見ても、そんな記録はない...
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ということだったそうな。
自分が調べている過程で、同様に「長岡京市で訴えられて、議会が負けた事例がある!」てな話が出てきていたら、この議案、よう出さんかったのでは...とさえ思います。
私自身も怖いですが、それ以上に、議案に賛同して下さる方々に迷惑かけるわけにはいきませんもの。

しかし、やっぱり生成AIって、こういうことがあるんですね。
ここには書きませんが、もう一つ、3月議会に関連して、誤った情報が生成AIから出てきた事例があり、ほんま怖い…
そら、ChatGPTを業務に積極的に使用することに否定的な自治体も存在するわな...と。
とは言え、私は事実関係の確認はしっかり取る等、気を付けるべきには気を付けることを前提に活用すべきという立場ですが。

てなわけで、実は提出から可決に至るまでに、こんな話もあったんですよ~というお話でした。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。