西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

アンケートだけ取っても意味がない。大切なのは、その内容を踏まえて、どのような対策を取るのかですが、そこは全く出てこないんですよね...

2020-12-28 12:17:17 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

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市立学校・幼稚園・保育所や市立病院等での新型コロナ感染者確認状況、市内でのクラスター発生等、最新の情報は、以下でご覧頂けます。

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2020年12月の記者発表@西宮市HP
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後藤久美子×沢口靖子×宮沢りえという、豪華すぎる出演女優陣のNHK大河・太平記(再放送)も、そろそろ佳境。
触発されて、年末年始用に本棚ひっくり返したら、いいのが出てきました。
つくづく今年も、残すところ、あとわずかですね。
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さて本題。
今年6月に監査委員から提出された、定期監査結果を踏まえた指摘と改善要望事項。
これに対する、市からの回答が示されてきました。
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この中でとりわけ気になったのが「時間外勤務に関係する書類が、修正液で修正されている!」というもの。
いやいや、こんな運用が放置されてたら、その気になれば改竄し放題、やりたい放題じゃないですか...
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【こちらは上下水道局】

【こちらは、こども支援局】


こういう実態も、職員アンケートで出てきた、以下のような意見につながるんやろうな…と改めて。
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●労務管理がいい加減であることが遠因としてあると思います。例えば、当日の勤務時間を過ぎても自席におらず、職場から連絡して初めて休暇申請をする職員がいたり、寝坊で時間休を取得する場合も勤務時間を過ぎてから連絡してきたり、周りの職員にお詫びの一言も無い。何も言わずに、30分以上離席する。スマホでニュースチェックばかりしている等。まさかとおもうような行動を取る職員がいます。また、上司がそのことで指導しないので、これでいいんだと思って、この繰り返しで適当にしてよいという雰囲気ができてしまっている。(事務職・一般職員)
遅刻やさぼりが野放しにされており、管理職が名ばかりの存在の部署が多く、統制が取れていない。さぼっても減給や降格がないし、厳しく注意もされないので、低い意識のまま仕事をしている人が多い。(事務職・一般職員)
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【ご参照】
西宮市役所は「働かないおじさん」のパラダイス!? ~在宅勤務者の業務量の把握・進捗確認が必要です~@2020年4月のブログ

それにしてもアンケートの実施から、アンケート結果をまとめて公表するまで約6か月。
今年3月末になって、ようやく公表されたものの、様々示された意見に対する包括的な対応策は年末になっても出てこないまま。
生の声があれば、それを材料として抜本的な対策を講じることも出来るはず。
そうすれば問題意識を持つ、ちゃんとした職員の士気を高めることにもつながるはず。
でも結局、現在の市当局には、そういう意識は期待できないということなんですかね…
そら、こんな状況では、アンケートの回答率だって低くなりますよ。。。
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【ご参照】
回答率の低さを問題視する気持ちも分かります。でも回答率を上げたいなら、やるべきことは他にあるのでは???@2019年12月のブログ

おそらく年内最後となるブログを、このような内容で締めくくらざるを得ないこと、とても残念に思っています。
一方で、この内容はどうしても年内にあげておかなければ…と思いました。
職員の意識を変え、士気を向上させる以外に、行政サービスの質を上げる術はない。
私は、そう信じています。

一昨年末に中国で初めての症例が報告された新型コロナウイルス感染症は、瞬く間に世界中に広がり、未だ収束の見通しがつかない状況にあります。
また日本国内におきましても11月以降、感染拡大の傾向が顕著になっており、県内でも新規感染者数が 1 日100人を超える状況が連続するなど、予断を許さない状況です。
国内外でワクチンや治療薬の開発が進められ、政府は早期のワクチン接種に向けて準備を進めているものの、しばらくは感染収束が期待できず、引き続き、新しい生活様式の実践や、基本的な感染防止対策の徹底が求められています。
年末年始においても、その点に配慮した行動をお願いしたいと思います。

改めて、今年一年、お世話になり、ありがとうございました。
来年も、様々な形での情報発信はもちろんのこと、政策の研究・提案をはじめ、十分、職責を果たすことができるよう、力を尽くしてまいります。

多くの方が、良い年を迎えることができるよう願っております。
それでは本日のブログは、これにて失礼いたします。


押印廃止が目的では不十分。重要なのは業務の要不要を精査し、必要な業務でも徹底的に効率化することです!

2020-12-25 16:20:08 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

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市立学校・幼稚園・保育所や市立病院等での新型コロナ感染者確認状況、市内でのクラスター発生等、最新の情報は、以下でご覧頂けます。

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2020年12月の記者発表@西宮市HP
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●トイレや風呂場などの水回り修理で、法外な代金を請求されるトラブルが全国各地で相次いでいる
→県内では相談件数が2017年度以降、全国最多という状況が続いている
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とのことで、要注意ですね。
しかし、ほんま性質が悪いなあ、こういう話…
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「水回り修理」相談 全国最多 : 許すな!不当高額請求@2020/12/24付・読売新聞オンライン

さて、本題。
国が進める「役所手続きにおける押印を廃止せよ!」との指示を受けて、西宮市役所でも取組が進められています。
これを受けて、議会事務局でも「押印が必要となっている手続きを整理せねば!」ということになっていました。
というわけで整理を進めた上で、本日の議会運営委員会で、内容を報告しましたので、以下、それに関連する内容をば。

議会事務局は議事調査課と総務課の2つの課で構成されています。
そのうち議事調査課は、今回の押印廃止の取組を
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①明文化された規定がなく、即時、廃止可能なもの→2021/1/4から廃止
②明文化された規定があるor提出者の本人確認の意味合いが強く、国や他の自治体でも同様の手続きがあるもの→今回は廃止を見送る
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という形で進める考え。
で、①に該当するとものして示された手続が、こちら。
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一方、②に該当するものが、こちら。
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また総務課で押印が必要な手続は、現状、「本会議場使用許可申請書」だけとのこと。
こちらについては即時、押印を廃止することになりました。
速やかな対応であり、きちんと網羅した内容が示されているあたり、いい感じやな、と。
一方で、そもそも俎上にあげられた業務の数が、ずいぶん少ないような???

で、なんで少ないかというと
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●今回の見直し対象は、議会および議会事務局の判断だけで決定できるもののみ
→庶務的な内容など、全庁に関わるものについては今回の整理対象からは除外(全庁的な整理を待つ)
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ということだそうで、そりゃ、そうか…と。
なので、全庁に関わるものについても今後、整理が進むことを願っています。
一方で現状を考えると、どこまで整理されるか甚だ不安…とも思ってしまうんですよね。
「全庁的に!」とかいう話、よく耳にはするけど徹底されたためしがないような。。。
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【例えばの一例としての、ご参照】
これも議長になったからこそ、できること。決裁基準と稟議×回覧ルールを見直しました!@2020年9月のブログ

ちなみに私、ここら辺の話がクローズアップされる前から「行政サービスのオンライン化を進めていくべき!そのためにもハンコや紙をなくしていくべき!!」と主張していました。
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【ご参照@最近、取り上げていた事例】
一番のサービスは「窓口の感じがいい!」ではなくて、「わざわざ役所まで行かなくても必要な手続きが済ませられる!!」こと。そのための取組を推進するべきです!@2020年8月のブログ
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上のブログで取り上げている「例えば、転入・転出・転居の届は、国の法律で対面確認することが義務付けられているため、現状、役所に出向かないかぎり手続きを進めることは出来ません」等、市にはどうすることも出来なかった制約が取り払われるなら、できることは相当あるはず。
ここらへん、要注目ですね。

言うまでもないことですが、今回の取組の究極の目的は「押印を廃止すること!」ではありません。
市民サービスの向上という観点は勿論のこと、押印が必要な業務について精査する過程で、
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●業務自体の要不要の精査と整理
●必要な業務についても効率化!
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を徹底的に進めることこそが重要であり、その一環としての押印廃止であることを肝に銘じて進めてもらいたいと思っています。
係長級以下の有志を募って「タスクフォース」を立ち上げたとのことですし、それに相応しい成果が出ることを願っています。

というわけで今日のブログは、この辺で。
それでは失礼いたします。


市内の放課後デイで不正請求事案が発覚しました… これを機に、早期発見を可能とする対策を講じるべきです!

2020-12-23 10:48:41 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

新型コロナウイルス感染症に関しては、市の運用上、
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●市保有施設での、コロナ感染者確認
●市内でのクラスター発生
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等があった場合、「正副議長に電話連絡→各議員にメールにて通知→記者発表」という段階が経られています。
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●最近、こうした連絡が上がってくる頻度が高まっていること
●学校で感染者が確認された場合、以前は当日中に濃厚接触者の有無の確認ができていたのに、最近はできていないこと
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等からも、保健所の業務遂行状況が、かなり逼迫した状況にあることを感じています。
市民の皆様に対策を徹底して頂くよう、改めて、お願いするとともに、市としても緊急性の低い業務については休止し、保健所への人員派遣を拡充するなど、体制構築に力を入れることが重要だと痛感しています。
個人的に政策局なんかは、もろ、その対象であるべきだと思うのですが…
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【ご参考】
そりゃ大切なんでしょうよ、教育大綱も。でも、この状況で手間暇かけて見直す必要がありますか?@2020年12月のブログ

なお上に示したような新型コロナウイルス感染症に関連する情報は「西宮市HPトップ→新型コロナウイルス感染症関連情報→西宮市からの記者発表」でご確認いただけます。
案件数の拡大に伴い、こちらのブログでも、そうした情報を網羅することは困難になっています。
申し訳ありませんが、定期的に情報を知りたい方については以下のアドレスを「お気に入り」に追加するなどし、定期的にご確認いただくのが一番確実だと思いますので、ご参考まで。
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記者発表資料・市長記者会見@西宮市HP



さて本題、本日は市内の放課後等デイサービスで発生した不正事案について。
以下、昨日付・神戸新聞記事から引用します。
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放課後デイ事業者の指定、3カ月停止 給付金を不正受給 西宮

障害のある子どもを放課後などに預かる「放課後等デイサービス」で不正に給付金を受け取ったとして、兵庫県西宮市は22日、通所施設「わいわいサポート」(同市津門綾羽町)を運営する介護関連会社「パレット」(同)の指定を来年1月1日から3カ月間停止すると発表した。
市によると同社は2018年5月、障害児通所支援給付費の算定の届け出に際し、採用前の非常勤職員1人を採用したかのように偽って県に申請。翌19年3月、施設の指定更新時にもこの職員は働いていないのに、架空の勤務状況を記した書類を提出するなどしていた。
昨年12月、市が業務指導をする中で職員が気付き、その後の監査で不正が発覚。市は今後、19年4月~20年11月に、同社に支給した給付金と児童福祉法に基づく加算額を合わせた約154万円の返還を求める。
市の調査に対し、同社は「採用予定の職員なら申請していいと勘違いした」などと話しているという。
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要は、勤務実態がないにもかかわらず働いていたかのように装い、過大な金額を請求!という手口ですね。
本市では、過去にも、似通った手口の不正事案が発覚したことがありました。
こうしたことも踏まえると、こうした手法は、ある程度、一般的なものなのかも…と感じてもいます。
そしてひょっとすると、氷山の一角なのかも…とも。
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【ご参照@過去の事例】
市内NPO法人で明らかになった、4000万円の補助金不正受給。その背景にある、市の補助金審査体制の重大な問題とは!?@2018年11月のブログ

記事中にある通り「市が業務指導をする中で職員が気付き、その後の監査で不正が発覚」となったあたり、市のお手柄と言えると思います。
今後は、こうした事例がより確認しやすくできるよう、業務指導の際の確認書類に、給与支払い側の書類だけでなく、受取側の書類も加えるなどの対策も検討するべきだと思うんですよね。
市からも検討する旨、回答を受けていますし、今後の展開をしっかり見守っていきたいと思います。

というわけで今日のブログは、この辺で。
それでは失礼いたします。


例えば、大阪の中学校を卒業していたら、どこに座ればいいんですか? ~「二十歳を祝うつどい」の案内が二度、送られることになりました...

2020-12-21 11:05:45 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

毎月、第3日曜日は恒例の高木公園清掃DAY。
毎年のことながら、この時期は落ち葉がすごいな...
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【清掃前】


これが約1時間後には、この仕上がりですから、やったった感、むちゃくちゃ高いですね。
こういう目に見えて成果の上がる仕事って、大好き(^O^)v
 ↓
【清掃後】


さて本題、今回は、ちょっと腹が立った凡ミスについて。
私、役所の業務上の単なるミス的なものは、あまりツッコまないようにしています。
人間だもの、ミスもあるでしょ...的な気持ちもあるし、そこを厳しくツッコみすぎて変に萎縮されるのも本意ではないですし。
けど今回、取り上げる内容はちょっとひどすぎると思ったんですよね...

今のところ、来年の成人式は開催予定!というのは、既報の通り。
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【ご参照】
現時点では、来年も甲子園球場で成人式を実施予定。というわけで概要をお知らせします。@2020年11月のブログ

で、新型コロナウイルス感染防止対策として「中学校区ごとに着席エリアを分ける」という風に聞いていたのですよ。
「混雑防止+仮に感染者が出た場合、着席していた場所を特定しやすくなる!」とのことで、いいんじゃないですかね、と。
というわけで新成人向けに郵送された座席図が、こちら。
 ↓


 ↑
・・・いやいや、市内の公私立中学校しかのってないですよね、この座席図???
これだと、市外の私立中学校や特別支援学校に通っていた人たちは、どうすればいいんや...となるのは当然なわけで。

きっと、こうしたご意見が多数寄せられたのでしょう。
一旦、上の座席図を送ったにもかかわらず、
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●公立中学校区にエリアを分割し、原則住んでいる中学校区に着席
→自由席・優先席も設定
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という形に改めるとのことで、再度、以下の座席図(と説明文)を郵送しなおすそうです。
・・・お金と手間が無駄すぎる。。。
 ↓


あまりにも受け手側に対する意識が欠けていると思うんですよね、この話...
しみじみ「紙作って、送りさえすれば仕事は終わり!」的な感覚、見直していくべきだと思います。
しかし、つくづく根深いな。。。
 ↓
【ご参照】
「誰に何を伝えたいのか?その施策の目的は何なのか?」を意識するだけで、行政サービスの質は向上できる。重要なのは、そうした意識を持つことです!@2020年12月のブログ

というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


重要なのは、方針を明確化して示すこと。教育委員会がコロナ感染者が確認された際の対応指針を明確化し、示したことを評価します!

2020-12-18 10:11:40 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

今日のブログは、昨日の「新型コロナ感染症に関わる市HPの情報提供方法が見直されました!」というお話の続きですよ。
それでは早速、始めます。

新型コロナの感染拡大に伴い、学校・保育所も含めた市関連施設で、感染者が確認される事例が増えてきました。
これに伴う形で、感染者が確認された学校・園等において
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①児童の検査を行わないまま、施設の運営が継続されているのはなぜ?
②以前は学校で感染者が出た場合、クラス児童全員を検査し、陰性を確認したのち学校再開となっていたが、今は違うのか?
③学校名が公表される場合と、確認されない場合があるようだが???
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等、様々なご意見を頂く機会が増えています。
その疑問、すごく分かります。

この背景には「どういう基準に則って、判断されているのか?どういう場合は、どうなるのか?が明確でないし、示されてもいない…」という問題があると思うんですよね。
明確な指針があれば、市内部での判断もぶれない。
また、そうした指針が存在していれば、保護者にとっても理解しやすく、納得も得やすいはず。
だからこそ、市としての考え方を明確化するとともに、それを開示するべきと考え、主張してきました。
 ↓
【ご参照】
今の西宮にはプリンシプル(by白洲次郎)が足りない! ~安井小学校は明日から再開されることになりましたが…@2020年7月のブログ

そして協議を重ねてきた結果、時間はかかりましたが、この度、市の教育委員会に関するHPに以下の指針が示されることになりました。
(なお基本的な対応方針は保育所も同じとのこと。
 なので保育所に関しても同様の方針を明確化し、示すよう、求めています。)
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新型コロナウイルス感染症患者の発生に伴う臨時休業等の実施及び情報公開に関する指針@西宮市HP



これに照らし合わせると、いろいろなことが分かってきます。
上で上げた、問い合わせを頂いた事例で見ると
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①児童の検査を行わないまま、施設の運営が継続されているのはなぜ?
→感染が確認された児童が発症したのは月曜日であり、当該児童は土曜日以降、欠席していた
→発症前の2日間は土日にあたるため、発症日の2日前から接触のあった方々が保育所に存在しない
→濃厚接触者なしと判断し、児童の検査も行わなかった
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②以前は学校で感染者が出た場合、クラス児童全員を検査し、陰性を確認したのち学校再開となっていたが、今は違うのか?
→当初は、学級内において陽性者が確認された場合、当該学級全員を検査していた
→現在は、行動履歴から調査を実施して濃厚接触と特定された児童生徒へのPCR検査を実施する形になっている(=全員への検査はしていない)
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③学校名が公表される場合と、されない場合があるようだが???
→感染者が確認されても、濃厚接触者が存在せず、通常通り、学校が運営される場合には公表しない
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という対応が、指針に則り、進められたことが見えてきますね。

なお上にあげた濃厚接触者の確認や個別の対応は、保健所が疫学調査を実施したうえで判断しています。
また濃厚接触者の定義は、厚生労働省が示している内容に則っています。
厚生労働省が示している定義の概要は、以下の通りです。
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●濃厚接触者は、新型コロナウイルスに感染していることが確認された方と近距離で接触、或いは長時間接触し、感染の可能性が相対的に高くなっている方を指す
→濃厚接触かどうかを判断する上で重要な要素は
1.距離の近さと
2.時間の長さ
→必要な感染予防策をせずに手で触れること、または対面で互いに手を伸ばしたら届く距離(1m程度以内)で15分以上接触があった場合に濃厚接触者と考えられる

●新型コロナウイルス感染者から、ウイルスがうつる可能性がある期間(発症2日前から入院等をした日まで)に接触のあった方々について、関係性、接触の程度などについて、保健所が調査(積極的疫学調査)を行い、個別に濃厚接触者に該当するかどうか判断する。
→15分間、感染者と至近距離にいたとしても、マスクの有無、会話や歌唱など発声を伴う行動や対面での接触の有無など、「3密」の状況などにより、感染の可能性は大きく異なる。
→そのため、最終的に濃厚接触者にあたるかどうかは、具体的な状況を踏まえて判断する。
-----
 ↓
【ご参照】
濃厚接触者とはどのような人でしょうか。濃厚接触者となった場合は、どんなことに注意すればよいでしょう。@厚生労働省HP

繰り返しになりますが、こうした内容を明示することで、市としての対応が一貫したものになりますし、保護者をはじめとする関係者の理解・納得も得られやすくなるものと思います。
今回、前向きに対応してくれた教育委員会の担当の取組を高く評価します。
ちょい時間はかかりましたけど。

というわけで今日のブログは、この辺で。
それでは失礼いたします。


大切なのは、伝えるべき情報を分かりやすく伝えること。コロナ感染者が確認された場合の臨時休校等に関する情報提供が、大きく見直されました!

2020-12-17 18:06:21 | 主張・広報と活動のお知らせ

昨日で12月議会終了。
恒例となっている議会終了後の議長定例会見も、まあまあ盛り上がってくれて助かりました。
いろいろな機会に市政に対する興味関心を持って頂けるよう、情報発信に努めねば!ですね。

さて本題、今日は広報的なお話です。
きっかけは「西宮市HPを見ても、学校園での新型コロナウイルス感染者情報が分からない…」とのご意見を頂いたことでした。
確かに「西宮市からの記者発表」にたどり着かないと、学校園での感染情報が分からないというのは違和感がありますよね。。。
 ↓
情報提供の重要性と、個人情報保護の必要性を考える。~市内中学と高校で感染者が確認されました~@2020年11月のブログ

改めて、教育委員会がコロナ関連としてまとめているページを見てみると「必要な情報を、分かりやすく伝える!」という観点から、非常に問題が多いと感じたのですよ。
最初に「教育委員会の主な取組み」が来ているのはいいとしても、その内容として
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●いろいろと物議を醸した「サーモグラフィカメラの配備」
●とっくに終わった「マスクと消毒液を各学校園に配布」
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も含めた新旧の取組が延々と続き、どれが重要かつ最新の内容なのかが、きわめて分かりにくい。
また冒頭に述べた臨時休業や学級閉鎖の情報も、ここでは全く見ることができません。
 ↓



~以下、略~


というわけで教育委員会との協議の結果、この度、内容が大幅に改められることになりました。
ポイントは
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●冒頭、長々と続いていた「教育委員会の主な取組み」を別ページに飛ばす形に
●臨時休業・学級閉鎖にかかわる情報にたどり着きやすいよう、表示を追加
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というところで、伝えるべき情報が伝わりやすい形になったのではないかいな…と。
また、こちらもご意見を頂いておりました「臨時休業等の実施や、情報公開に関する考え方が分かりにくい…」という声にお応えするため、方針を明確化。
その指針をHPに示したことも大きな前進だと思います。
( ↑ ここについては重要である一方、書くと長くなりすぎるので、日を改めて、も少し詳しく取り上げます)。
なお、改定後の内容は以下の通りです。
 ↓
新型コロナウイルス感染症対策 教育委員会からのお知らせ@西宮市HP



~以下、略~


これで100点とはいかないでしょう。
が以前に比べると、本来、伝えるべき内容が格段に伝わりやすくなったと思います。
こういうところでも「誰に、何を伝えたいのか?伝えるべきなのか?」を意識すること、大切だと思うんですよね。
 ↓
【ご参考】
「誰に何を伝えたいのか?その施策の目的は何なのか?」を意識するだけで、行政サービスの質は向上できる。重要なのは、そうした意識を持つことです!@2020年12月のブログ

意見を受け止め、前向きに対応してくれた教育委員会の取組を高く評価したいと思います。
また、こうした改善は、貴重なご意見を頂いたからこそ、できたもの。
この場を借りて、貴重なご意見を頂戴した方々に、改めて、感謝申し上げます。

引き続き、いただいたご意見をしっかり受け止め、大きなことから小さなことまでコツコツと改善に努めていくこと、お約束いたします。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


【情報提供】学校・保育所等で新型コロナ感染者が確認されました&不祥事を起こした職員の処分が2件、発表されました…

2020-12-15 10:53:28 | 主張・広報と活動のお知らせ

昨日、
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●市立小学校で児童1名
●市立保育所で児童1名
●市立中央病院で患者2名、看護師1名
●食肉センターで従業員1名
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の新型コロナ感染症への感染が確認されました。
詳細情報は以下でご覧いただけます。
 ↓
2020年12月の記者発表@西宮市HP

 ↑
過去の学校・育所等での実績からも、感染リスクに十分気を付けていれば、クラスターの発生など深刻な事態は抑制できる可能性が高いと感じています。
そういう意味で過度に恐れるべきではなく、正しく恐れることこそが重要だと思っています。

一方で、施設等での感染が発覚した場合、「濃厚接触者の有無を特定し、濃厚接触者が存在する場合、そちらについての調査を進めたうえで連絡・広報する!」という、市の対応が遅れがちになっていることを肌で感じています。
明らかに、西宮市保健所の対応体制が相当、逼迫した状況になりつつあるものと思われます。
改めて、皆様には感染リスクが高まる場面に中止し、対策を心がけていただくよう、お願い申し上げます。
 ↓


と、これ以外にもお知らせしておくべき案件が入ってきましたので、そちらもまとめて。


国の持続化給付金制度を悪用して金銭をだまし取った罪に問われている西宮市職員を懲戒免職(=クビ)とすることが本日、報告されました。
この事件、各種報道でも広く取り上げられており、なんとも嘆かわしい内容だと思っています。
 ↓
“持続化給付金詐欺”の裁判で兵庫県西宮市職員に懲役1年6か月を求刑@12/10付・yahooニュース

事件の概要と処分理由等、詳細はこちら。
 ↓



マイナンバーカードの交付にあたって、申請者が交付場所に来庁しなければならないところ、家族分を来庁しないまま受け取っていたということで2名の職員が懲戒処分となりました(上司は管理監督責任により、文書訓告)。
詳細はこちらです。
 ↓



両件とも色々と言いたいことはありますが、敢えて、措きまして。
職員アンケートの結果を踏まえ、こうした不祥事と、その処分について全職員に通知するように改めたことは一定、評価できると考えています。
こうした対応が、少しでも不祥事の未然防止につながることを心から願います。
そして、こうした問題が起きた場合、真面目に日々、職務に励んでいる多くの職員が直接、大きな被害を被るのだということを、すべての職員さんには今一度、強く意識していただきたいと思います。
 ↓
職員採用方法の見直し・庁内での不祥事事例の通知など、人事部の取組は評価できるもの。アンケート結果を踏まえた、更なる取組に期待します!@2020年5月のブログ

あとはアンケートで示された他の声に対しても、きちんとした対策を示してもらわなければなりませんね。
でなければ、せっかくとった職員アンケートの意味が半減してしまいますもの。

ここについては強い関心を持っておりますし、引き続き、しっかり追いかけてまいります。
それでは今日のブログは、この辺で失礼します。


公務で外国に渡航する際、ファーストクラスで移動する自治体、多いんですね… あ、西宮は違いますよ!

2020-12-14 11:13:24 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

緊急事態宣言中の運動不足解消のため、始めたのが縄跳び。
私にはランニングより遥かに向いていたようで、今や週2~3回程度、40分かけて5000回を跳ぶようになりました。
しかし、こんだけ飛んでると、つくづく縄跳びって消耗品やと実感しますね。
千切れるまでの期間が短い、短い…
 ↓


てな、どうでもいいにもほどがある話はさておいて、本題です。
米国ワシントン州スポーケン市との姉妹都市提携60周年記念に伴い、「2021年10月頃に訪問団を結成して、スポーケン市を訪れる予定!」とのことで、先日、議長宛に案内を受けました。
以下、概要。
 ↓


通常であれば、一議の必要もなく、議長も行くことになるそうです。
が、来年の10月頃に、コロナによる影響が収束しているか分かりません。
議長も訪問団に加わる場合、必要な費用を予算に計上しておく必要がありますが、その頃、議長ではないはずの私が勝手に決めるのも違うよな...とも思います(慣例により、議長の任期は一年間です)。
というわけで、こちらの話も議会運営委員会に諮ることにしたんですよね。

この内容を諮るにあたり、当局から頂いた資料でビックリしたのが、他の中核市における外国渡航の際の航空機利用状況。
数年前の資料なので最新の状況とは異なるかもしれませんが、ファーストクラスを利用している自治体、結構多いんですね。
ちなみに西宮市は調査当時はエコノミー。
現在は8時間以上の場合はビジネスを利用可能というルールになっています。
 ↓


しかし、ほんと早いとこ落ち着いてほしいですね、この状況…
一日も早く、良い方向に向かってくれることを願います。

というわけで、本日のブログはこのへんで。
それでは失礼いたします。


そりゃ大切なんでしょうよ、教育大綱も。でも、この状況で手間暇かけて見直す必要がありますか?

2020-12-11 13:31:55 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

非正規労働者の割合が高く、収入が少ないなど、多くのひとり親世帯の経済的基盤は弱く厳しいことに加え、コロナ禍で大きな打撃を受けています。
これを受けて、国は、ひとり親世帯を支援する臨時特別給付金を再支給することを決定。
対象は以下の通りで、支給額は子供1人の場合5万円、第2子以降は1人当たり3万円です。
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なお西宮市の支給予定日は12月24日で、これは近隣市に比べると早い日程での支給だそうです。
クリスマスを少しでも暖かい気持ちで迎えていただければ…との気持ちから急いで対応するとのことで、こういう心遣いはいいですね。
1回目の給付を受けている方は申請不要ですが、1回目の給付以降に家計が急変した世帯などでは申請が必要とのことですので、ご注意ください。

さて本題。
前市長時代の2016年11月に「教育・学術及び文化の振興に関する総合的な施策について、その目標や施策の根本となる方針として」策定された西宮市教育大綱。
その内容はこちら。
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で早くも、この計画を改定したいのだそうな。
というわけで、素案が本日の総務&教育こども常任委員会の連合審査会で示され、議論されました。
以下、新しい方の内容。
 ↓



別に異論はないんですよ、どちらの内容についても。
だからこそ、わざわざ見直す必要あるんかね...と。
それに「目標や施策の根本となる方針」って、たかだか4年とかで改定する必要があるのか???とも思います。

改定にあたっては以下の取組が行われたそうで、かなりの手間がかかっていますよね…
多くの方にご協力いただいていること、本当にありがたいことだと思います。
だからこそ余計に市の教育行政や、教育を受ける側になんの影響・変化があるのかがさっぱり見えない、こういうところに今、この状況で力を入れることに強い違和感を持っています。
 ↓

 ↑
というのも「コロナの影響で人員が逼迫している!現場は追い詰められている...」「育休・産休取得者の関係もあり、人が足りない。なんとか定数を増やしたい!」「不要不急の業務は取りやめるように!」みたいな話が頻繁に出てくる状況下で、こういうことを優先してやる必要があるとは思えないんですよ。
多くの方に時間と労力を費やして参加して頂いているからこそ、なおさら強い違和感を持たずにはいられません。。。

議長として来賓出席する行事があれば、挨拶文の案まで作って、持ってきてくれる。
(↑これ、全面的にお断りするよう、議会事務局に改めて指示しました。
 前年度までの議長挨拶が議会事務局に残っているし、その時の議長が、自分で挨拶を作ればいいだけですもの。)
法的に策定義務がないにもかかわらず、やたらと分厚い計画やらプランやらを作る。
その先に目的がない、こなすこと自体が目的となっている仕事をこなしていく。
そして、それが仕事だと思っている。
こういう仕事のやり方、徹底的に見直すべきだと思うんですよね。
それがない限り、「人が足りない!」的な状況も主張も続くでしょう。
そして、そこに対して、多くの方から同意と共感を得ること等、到底できない!という状況も続くのだと思います。

つくづく、こういうところを変えていきたいと思います。
そして、そのためにも自分が出来ることを、少しずつでも前に進めていきたいと考えています。

ボヤキっぽい内容で、すみません。
というわけで、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


現実化しつつある「医療崩壊」の危機。くれぐれも感染防止の徹底に努めていただくようお願いします。

2020-12-08 12:30:59 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

時期は未定ですが、来年、衆議院議員選挙があるのは確定。
また県下においては7月ごろに兵庫県知事選挙、10月ごろに神戸市長選挙と注目度が高い選挙が目白押し。
と思っていたら、4月予定の宝塚市長選挙も俄然、注目度が上がりそうですね。
現・宝塚市長は過去の選挙結果を見る限り、市民人気が高いようですし、その引退は現在の構図に大きな影響がありそうな…
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宝塚市の中川市長が退任を表明 来年春の市長選に立候補しない方針@サンテレビニュース


さて本題、本日で12月議会×一般質問は終了しました。
そんな中、本日、行われた共産党・野口議員の質問に対する答弁の中で、コロナに関する現在の医療状況が詳しく述べられていましたので、ご紹介。
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【市の答弁】
検査の現状についてですが、これまでの市内の検査実績といたしましては、コロナ発生当初以来、11 月 30 日現在で検査数が 13,010 件、うち陽性数が 682 件、陽性率は 5.24%となっており、感染者が急増いたしました 11 月だけでみると、検査数が 3,799 件、陽性数が 288 件、陽性率が 7.58%となっております。
PCR 検査センターの実績といたしましては、検査数が 775 件、陽性数が 43 件となっております。

検査開始当初は、市内における1日あたりの検査数は 10~20 件ほどでしたが、現在では最大約 300件まで増加しております。
これは、PCR 検査センターの開設、帰国者・接触者外来における検査能力の向上に加え、
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●10 月以降「発熱等診療・検査医療機関」として、市内約 100 か所の医療機関で検査が可能になるなど検査体制が拡充されたことと
●厚生労働省からの通知をふまえ、「有症状者のみ」から「全ての濃厚接触者」、さらにはクラスターの発生など状況に応じて「濃厚接触者ではないが感染が疑われる人」へと、検査の範囲が順次拡大されたこと
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が、主な要因であると考えております。

次に患者の保護についてですが、検査の結果陽性となった患者につきましては、原則入院となりますので、保健所が医療機関と入院調整を行い、通常発症日から 10 日が経過するまでは入院していただくことになります。
ただし無症状者及び重症化リスクが低い軽症者につきましては、検査に関わった医師の判断で、直接宿泊療養施設に入っていただくこともございます。
本市では、11 月 30 日現在で 70 人が入院等しており、うち 15 人が重症および中等症、55 人が軽症もしくは無症状となっております。
最近は高齢者の感染が増加してきており、それに伴って重症および中等症の患者数も増加しております。

さきほど申し上げました通り、現在は検査開始当初に比べ検査範囲を拡大し検査件数も増えておりますが、課題といたしましては、感染者の急増に伴い、11 月 30 日現在で県内の入院病床の占有率が約 65%となっており、また宿泊療養施設の稼働率も急激に上昇していることから、検査の結果発生した陽性患者の受入先の確保が困難になってきていることがございます。
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新型コロナウイルスの感染拡大によって、最も危惧される事態の一つが医療機能の崩壊。
現在、そういった文脈から大阪が取り上げられることが多いと感じています。
が、隣接する兵庫県(とりわけ阪神間)においても、この問題は他人ごとではありません。
ご自身やご家族、周りの大切な方々の健康を守ることは言うまでもありませんが、より広い観点からも感染防止策の徹底にご協力いただくよう、改めて、お願い申し上げます。
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という情報提供メインのブログでした。
それでは本日のブログは、これにて失礼いたします。