西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

一般質問のご報告@学校の水道使用量について②

2011-08-30 14:50:23 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

ようやく菅首相ではない、新しい首相による国政運営が始まります。
誰が首相になったとしても、
この局面を劇的に改善することは困難だと思いますが、
一歩一歩、国難を乗り越え、坂道を登ることができるよう、願うばかりです。
どない考えても、しょうもない内輪もめとか、文句の付け合い・
責任の擦り付け合いをやってる場合じゃないですよ、この国の状況は。

と、私の職分を超えた話は置きまして、一般質問の続きです。
さっそく、どうぞ。

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表⑦をご覧下さい。
「hyou7-jittai.pdf」をダウンロード

昨年4月の時点で、
プール・給食室に水道メーターを設置していた小学校9校の
利用実績をまとめました。

プールで見ると、上ヶ原小学校の一人当たり使用量1.5?に比べて、
名塩小学校の一人当たり使用量は6.0?と約4倍に上ります。
教育委員会からは
「使用人数が多くなればなるほど、
 一人当たりの使用量は少なくなる傾向がある。
 とりわけ、プールについては、その傾向が強い。」
という説明を受けています。
なるほど、もちろん、そういった傾向があることは理解します。
しかしながら、それだけの理由で、
名塩小学校のプールの一人当たり水道使用量が、
上ヶ原小学校の4倍近い水準まで膨れ上がっている実態は
説明できません。
また、その理由が正しいのであれば、
上ヶ原小学校より利用人数が多い高木小学校のプールの
一人当たり水道使用量は、
上ヶ原小学校の一人当たり水道使用量より少なくなるはずです。
ところが実際には、高木小学校のプールの一人当たり水道使用量は
上ヶ原小学校の2倍近い水準に上っています。

給食室についても状況は同じです。
上ヶ原小学校の一人当たり使用量2.3?に対して、
今津小学校の一人当たり使用量3.9?は約1.7倍に上ります。
またプール同様、学校規模と一人当たりの水道使用量の間に、
明確な相関関係は見られません。

漏水が既になくなっているにも関わらず、このように学校ごとに、
一人当たりの水道使用量が大きく異なっている原因は、
なんなのでしょうか?
もちろん、学校ごとにハード面での差があることも
要因の一つだと思われます。
しかしながら、それ以外の非常に重要な要因として、
プール・給食室に関わる運用が
学校ごとに大きく異なることも考えられます。
仮に、運用上の差異によって、
一人当たりの水道使用量に大きな違いがでているのであれば、
各校のプール・給食室に関する運用を改善することで、
水道使用量は大幅に削減できます。
これは水道料金の削減という実務的観点からはもちろんのこと、
環境学習都市を標榜する本市にとって、
いわゆるエコという観点からも非常に重要なことだと考えます。

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と、ここまでが前フリ部分です。
次回以降、具体的な質疑の内容についてのご報告をば。

にしても。
たかだか西宮市だけでも、これだけ盛大に、
おかしなことが色々と見つかるんですから、国レベルで見れば、
もっともっと、たくさん、おかしな点があると思うんですよね。
そこを正さずして(もちろん、それだけでは無理だとも思いますが)
財政再建なんぞ、ありえるわけがないと思うのですよ。

新しい首相の手腕に期待しつつ。
それでは失礼いたします。


一般質問のご報告@学校の水道使用量について①

2011-08-25 22:34:54 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

今日の午後は、この8月・9月で受け入れている新インターン生たちと共に
ポスティング。
うちでは、これを錬兵と呼んでいます。
明日の朝も実施予定の駅立ちも含めて、
こういった地道でベタな活動の大切さをこそ、知ってほしいと思っています。
それにしても、ビミョーな感じの天気予報にも関わらず、
今日は雨にたたられなかったのはうれしい限り。
明日の駅立ちも、この調子でいけることを、強く願っていますが、
さてさて、どうなりますことやら。

さて本題、一般質問の続きです。
↓こちら↓をご覧下さい。

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続きまして大きい3項目目、学校の水道料金についてです。
↓表⑥をご覧下さい。

「6-suidousiyoujoukyou.pdf」をダウンロード

私は2007年12月議会の一般質問において、
「同じ学校の水道料金が年度によって大幅に異なる例」や
「同じ規模の学校間で、年間の水道料金が大幅に異なる例」を示し、
こうした事態が発生する理由の一つとして、
漏水が考えられることを指摘しました。

その後、市が学校・園の水道利用状況を調査した結果、
大規模な漏水が多数発覚しました。
その後の対応によって、現在では漏水が発生した場合、
早期に発見できる体制が整えられています。

実際、一般質問前の2006年度には、
小学校で年間2億4415万円かかっていた水道代が、
2010年度には年間2億1925万円と10.2%、2490万円も削減されました。
中学校でも同様に、5.8%・565万円が削減されました。
幼稚園では31.8%・238万円、高校では27.3%・564万円、
養護学校でも36%・295万円が削減されています。
合計すると2010年度の学校・園の水道料金は、
2006年度と比べて11%、4154万円も削減された
ことになります。
まず、このような状況を長年、放置してきたことについて、
教育委員会事務局には厳しく反省していただきたいと思っています。

ところで漏水さえなくなれば、学校の水道使用に関する問題は
解決したことになるのでしょうか。
私はそうは思いません。
なぜなら、漏水がなくなったにも関わらず、今でも
学校の水道使用状況には不可解な点が多数存在するからです。

私の質問後、教育委員会は、
学校全体の水道使用量を確認するためのメーターしか
設置されていなかった学校に対して、
順次、プール・給食室へのメーター設置を進めています。
これは、漏水場所を早期に特定するという意味から
非常に重要なことです。
一方で、プール・給食室へのメーター設置によって、
もうひとつ明らかになったことがあります。
それは学校によって、プール・給食室の水道使用量が
大幅に異なるということです。

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と、今日は、ここまでで。
それにしても、実質的には漏水チェックを行うようになっただけで、
これだけ多額の水道代金が浮いていたことには、正直なところ、驚きます。
指摘が反映された結果の成果だという意味では、
非常に手応えありですが、ここまで、こんなことを延々と
続けていたということに対しては、ほんと、愕然とせずにはいられません。

というわけで、この話、まだまだ続くのですが、今日は、ここらへんで。
それでは失礼いたします。


諸事雑感

2011-08-24 09:43:15 | 主張・広報と活動のお知らせ


8/26(金)に阪急・甲東園駅のいつものところで駅立ちやります。
お見かけの節は、よろしくお願いします。


盆休みはおろか、ここしばらく、土日とかも含めて、
全く休みが取れていなかったので、
昨日は1日、エイヤでお休みいただきました。
お陰様で結構、リフレッシュできました。
感謝。


民主党代表選の行方が、ますます混沌としてきました。
少し前までと違い、民主党の代表を選ぶということは、
即、日本国の首相を選ぶことです。
これだけの国難の時期に、しょうもない内輪の事情で騒ぐのではなく、
論点を明示した上での、今後の国家の舵取りについての
真摯な議論が行われることを心から願うものですが、
さて、どうなることやら。。。


島田紳助氏の芸能界引退にビックリ。
何年か前に、隆盛を極めていた格闘技イベント・PRIDEが
テレビ放映を打ち切られた際にも、同様に、いわゆる暴力団との関わりが
取りざたされましたが、今回の事件の衝撃は、
一般社会的には、それ以上ではないかいな、と。
ごく私的な趣味の問題としては、地上波TV放映の撤退に起因する
PRIDE崩壊の方が、遥かに衝撃的でしたが。
いずれにしても、一罰百戒的な意味からも、こうした問題に対して、
きちんとした形でけじめをつけることは、とても重要なことだと思います。


学校の水道代に関する一般質問のご報告を、
ブログに掲載できていませんでした。
近日、掲載予定ですので、しばし、お待ち下さい。


コメントに関するお返事です。

>にーの様

コメントの公開についてまで、お気遣いいただき、ありがとうございます。
頂いたご意見ですから、当然、公開させていただきます!
私も、にーの様と同じく、
「一貫性のない行動は嫌いなタチ」ですし。
いつも、ありがとうございます。

>さくら様

弾力運用による安全性の低下と、
弾力運用しているからこそ、保育所に入所できる児童も存在するという
現実の兼ね合いは、非常に難しい問題ですね。
いずれにしても、様々な施策を総動員して、
待機児童の解消に努めるべきだと思っています。

以上、雑駁ながら。
それでは失礼いたします。


なんだかなあ。

2011-08-18 15:27:09 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

今日と明日の午後は市役所を閉めるとのこと。
↓以下、HPに記載の案内文書↓です。

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市役所閉庁(午後)のお知らせ ~8月18日(木)・19日(金)

夏場の電力需要ピークに対応するための緊急節電対策として、8月18日(木)と19日(金)は、市役所本庁舎・教育委員会庁舎・市役所南館・市役所東館について、正午から閉庁します。市民の皆さまにはご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

■実施日時  8月18日(木)・19日(金)の正午から
■実施庁舎  市役所本庁舎・教育委員会庁舎・市役所南館・
         市役所東館(公共駐車場除く)

  ご迷惑をおかけしますが、当日は午前中(9時~12時)にお越しください。

◎下記の業務については、本庁舎に臨時窓口を開設し、
  午後からも通常どおり受付いたします。

  ・自動車等の臨時運行許可(税務管理グループ)
  ・住宅用家屋証明(税務管理グループ)
  ・中小企業に対する融資のあっせん業務及び各認定
   (商業振興グループ)

◎上記以外の市の施設(支所、サービスセンター等)は、
  午後からも業務を行います。

 ※一部、取り扱っていない業務があります。
  詳しくは、事前に各窓口へお問い合わせください。

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今日は、昼過ぎまでは役所にいたのですが、
「夏場の節電対策として」ということで、
上の内容を、かなり頻繁に放送していました。
ふ~ん。

ところで、西宮市庁舎の電気は関西電力ではなく、
エネットという会社から購入しています。
なので、西宮市役所の午後閉庁は、直接的には、
関西電力の電気不足には、貢献しないということになります。
なんか、ビミョーやなあ、と。

ちなみに、上にも書いたとおり、
「上記以外の市の施設(支所、サービスセンター等)は、
  午後からも業務を行います。」なのだそうです。
支所やサービスセンターに来られる方々の問い合わせの中には、
専門的な知識が必要なものも多く、そうした問い合わせに対して、
「今日は、本庁が閉まっているので、分かりません。」
と答えるわけにもいきません。
そのため、各部署の中には、
かなり多くの職員さんが残っている部署もあるとか。
いかにも、暑そうやなあ、と。

市は市なりに、このことを広報したのかもしれませんが、
多くの市民は、多分、このこと自体知らないと思うんですよね。
明日とか、来週月曜日、役所を開けてみたら、苦情が殺到した!
みたいなことがなければ、よいのですが。
明後日に「にしのみや市民祭り」を抱える部署なんかは、
直前のこの時期、相当てんやわんやになってるんやろうなあ。。。
と思ったりもしつつ。

なんやかんやで、サマータイム導入話に比べるとマシなんやろけど、
個人的には、なんかノリにくいんですよねえ、こういう話。
思いつきっぽいっちゅうか、なんちゅうか。
それでは失礼いたします。


一般質問のご報告@保育所待機児童問題について⑥

2011-08-16 18:39:15 | すべての人にやさしいまちを実現するために

通勤途中の人の少なさに、
「あ~、今って、世の中、盆休みやねんなあ。。。」
ということを強く感じた昨日今日。

私の前職である阪急電鉄㈱の最重要業務は電車を、
きちんと走らせることでした。
私が主に経験した部署は、鉄道部門ではありませんでしたが、
当然、中には鉄道畑で育った先輩方も多く、そうした方々の間には
「人が休んでいるときこそが会社にとっての稼ぎ時!」
という文化が強くあるように感じていました。
しかも、私が所属していたのは、その中の小売部門という、
これまた一層、「人が休んでいるときこそが稼ぎ時!」という部門でした。
十三の花火大会の時には、幸福そうなカップルや楽しそうな集団を尻目に
十三のアズナスに応援に行くし、
年末年始の学生アルバイトの帰省やなんやで、
アルバイトの頭数が足りなくなると、店に応援で入って、
チャンバーの中で、気がつけば歳を越していたり。
なんとも、懐かしい思い出です。

そんな会社の文化と、自分個人の中の(とは言いながら、これも本当は、
会社員生活の中で、自然に身についたものだと思いますが)
平日に休むことに、ミョーに罪悪感を感じるという二つの要素があいまって
どうも、自分の中に、盆休みという文化が根付きません。
結局、今年も暦通り以上に働いている自分に、
強く、なんだかなあと思いつつ。
くそ~、絶対、どっかで休み取ってやる!

さて本題、一般質問の続きです。
宣言通り、本日で、このネタのご報告は終了です。
最後まで、お付き合いくださいませ。

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【質問】
保育所待機児童解消のため、
早急に認可外保育施設に対する補助を開始するべきだと考えますが、
いかがでしょうか?

【答弁】

~前略~ 本市の待機児童対策の一つとして、
認可外保育施設の活用につきましては有効な方策となる可能性がある
と考えておりますが、待機児童対策の側面から見るだけでなく、
認可外保育施設の保育環境の改善により
子どもたちに良好な保育を提供するという視点から捉えることが
非常に重要であると考えております。
また、認可外保育施設への補助のあり方や認証保育所制度につきましては
「幼児期の教育・保育審議会」において審議していただいておりますが、
今年度中には審議会の考え方をまとめていただく予定にしておりますので、
これらも踏まえて市としての考え方を整理してまいります。

【要望】
市が考える施策によって、待機児童問題が解消するのであれば、
それに越したことはありませんが、私は、正直なところ
難しいと考えています。
その要因の一つが、ご答弁にもありました通り、
「待機児童の地域偏在があること」です。
そもそも、待機児童数が多い地域では、
認可保育所を開設可能な用地の確保自体が困難です。
現状を踏まえ、冷静に考えるなら、ご答弁にありました通り、
「保育所の新設整備だけではなく、あらゆる手法を駆使して
 待機児童の解消策を早急に実施することが必要」です。

この考えは年度途中に発生する待機児童に対応する際には、
とりわけ重要です。
「4月1日時点における各保育所の弾力化率を引き下げることにより、
 4月以降の入所申込にも柔軟に対応していけるよう努めてまいります」
とする一方で、
「年度末にかけて、800人程度の待機児童の増加が見込まれる状況では
 例え、年度当初に弾力入所がなく定員入所だけの場合でも、
 年度途中に発生する待機児童全体の受け入れについては困難である」
「待機児童の偏在があることから、待機児童が多い地域については、
 弾力化の引き下げが難しい状況になることも考えられる」
「各保育所においても、年度途中の待機児童を受け入れるために、
 その都度、保育士を確保しなければならないという課題がある」
というご答弁でした。
つまり、とりわけ待機児童の多い地区において、
市が考える手法で年度途中に発生する待機児童問題に対応することは
きわめて困難なのです。

それでは年度途中に急増する待機児童解消のための具体的な方法として
何が考えられるのでしょうか?
保育所の新設整備以外の手法として、
「幼稚園との連携や活用、認可外保育施設の活用」という二つの手法を
具体的に挙げた上で、幼稚園との連携や活用について
「公立幼稚園の空き教室を保育ルームとして活用する事業を検討している」
ことを、お示しいただきました。
しかしながら、公立幼稚園の空き教室を保育ルームとして利用する
といっても、実際に使える教室は、ほんの僅かでしかありません。
これでは待機児童の解消には、ほとんど貢献できません。
このことは、幼児期の教育・保育審議会で行われてきた議論でも
既に明らかにされています。

となると、市が取りうる手法は「認可外保育施設の活用」以外には、
ありえません。

これについては、
「いわゆる保育に欠けない児童も多数使用しておりますので、
 現状では補助金を支給していない」
というご答弁がありました。
しかしながら、それならば、保育に欠ける児童に対しては、
早急に補助金を支給しなければ理屈の整合性が取れません。

また、
「本市の待機児童対策の一つとして、
 認可外保育施設の活用につきましては有効な方策となる可能性があると
 考えている」
「認可外保育施設の保育環境の改善により
 子供達に良好な保育を提供するという視点から捉えることが非常に重要」
という前向きなご答弁も頂きました。
ご答弁いただいた通り、早急に「市としての考え方を整理して」頂きたい。
要望しておきます。

繰り返しになりますが、保育所の待機児童問題は、
本市における、もっとも緊急性・重大性が高い課題のひとつです。
そして、市が示している「4月1日時点での待機児童解消」は
市民の目から見て、「保育所待機児童問題が解決した!」と
受け止めてもらえるものではありません。

私は、年度始めでの待機児童解消はもちろんのこと、
年度途中に急増する待機児童解消のため、
早急に、一定の基準を満たす認可外保育施設に対する補助制度を
創設するべきだと考えています。
『「幼児期の教育・保育審議会」での審議を踏まえて』も結構ですが、
今、これほど多くの市民が困っている問題を改善するため、
確実に多大な効果が期待できる具体策に取り組むことは、
行政に与えられた当然の責務です。

市長からの
「職員と一丸となって英知を結集し、待機自動の早期解消を図り、
 子供達の笑顔溢れるまち・西宮の実現に努めて参ります」
という力強い発言もありました。
この発言も踏まえ、ご答弁いただいた通り、
「あらゆる手法を駆使して待機児童の解消策を早急に実施」して頂きたい。
強く要望しておきます。

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という感じです。
重複する部分もありますが、分かりやすくするために、
敢えて、この形を取ったということで、ご了承いただければ、幸いです。

それでは今日は、このへんで失礼いたします。


一般質問のご報告@保育所待機児童問題について⑤

2011-08-12 14:27:12 | すべての人にやさしいまちを実現するために

↓最近のごはんの友のお気に入りは、「岩津ねぎラー油」↓。

Iwatunegirayu

個人的には、ひょっとすると、桃屋とかSBとかの、
「食べるラー油」シリーズよりも、好きかも。
ちなみに、わたしゃ、ダイエーで見つけました。
よろしければ、お試しあれ。

さて本題。
ちょっと、間が空いてしまった感のある一般質問の続きです。
ご覧下さい。

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【質問】
株式会社・NPO法人立の保育所に対する市の考え方は、
どのようなものでしょうか?

【答弁】
~前略~ 
本市におきましては平成17年の社会保障審議会で、
国の通知を踏まえて社会福祉法人に限定することなく、
多様な運営主体の参入を可能とする制度に改めるよう
答申が出されております。
ただし、その付帯条件としまして、
株式会社からの認可園の事業計画の審査に当たっては、
より良い保育の質の確保のために更に厳しい基準を設け
慎重に審査を行なうとともに、認可後の運営指導や経営面の
チェック体制を十分整えることとされておりますので、
今後、この答申に基づいて対応してまいります。

【要望】
市が行ってきた、待機児童解消のための具体的な取り組みとして
「市有地を活用した保育所の新設や社会福祉法人等による
 保育所の新設により、この10年間で1,536人の児童の受入増を
 図ってまいりました」
という、ご答弁を頂きました。
こうした、これまでの取り組みについては一定評価します。
しかしながら、
○昨年、厚生労働省が発表した資料によると、
 本市は全国で19番目・兵庫県下では神戸市に次いで2番目に
 待機児童の多い自治体であること。
○本市の保育所への入所希望者数が就学前児童数全体に占める
 保育所需要率は18.8%と、中核市平均の31.92%はもちろん、
 近隣都市平均の21.88%も大きく下回っていること。
○このように保育所に対する需要が他市に比べて低いにも関わらず、
 ここまで多い待機児童数となっていること。
○その背景には、元々、本市の保育所定員が都市の規模に比べて少なく
 ここ10年ほどの大規模整備によって、ようやく他市並みの水準に
 近づいてきたに過ぎないという状況があること。
こうした点については十分、ご認識いただきたいと思います。
そして、こうした認識に立ち、認可保育所の整備を進めようと考えるなら、
株式会社・NPO法人立の保育所についても、
市として、前向きに取り組む姿勢を明確にするべきです。
ご答弁いただいたとおり「社会保障審議会の答申に基づいて」
誠実に対応して頂きたい。
要望しておきます。


【質問】
認可外保育の一形態である保育ママ・保育ルームに
補助金を支給する一方で、
認可外保育施設に対しては補助金を支給しない理由をお聞きしたい。

【答弁】
本市では、国が待機児童対策として進めている「家庭的保育事業」として
国庫補助を受けて保育ルームを開設しております。
この保育ルームにつきましては分類上、認可外保育施設に当たりますが、
市が開設場所や定員規模を決定のうえ
市が公募・選定した保育者に施設の運営を行っていただいております。
また、国の補助事業に則って市の要綱で運営基準を定めており、
利用申込は施設との直接契約ではなく、市が受付を行っていることや
市が保育料を決定するなど、他の認可外保育施設とは異なるものと
考えております。
一方、認可外保育施設につきましては、
基本的には利用者と施設との直接契約であり、
待機児童とならない、いわゆる保育に欠けない児童も
多数利用しておりますので、
現状では補助金を支給していないところでございます。

【要望】
「いわゆる保育に欠けない児童も多数使用しておりますので、
 現状では補助金を支給していない」
というご答弁がありました。
しかしながら、それならば、保育に欠ける児童に対しては、
早急に補助金を支給しなければ理屈の整合性が取れません。

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と、今日は、ここまで。
最後がブツ切れになっている観もありますが、この後に続く、
最後の質疑とも関係があるので、ご勘弁下さい。

なお、次回で、保育所待機児童に関するご報告は終了予定です。
申し訳ありませんが、今しばらく、このネタにお付き合いくださいませ。
それでは失礼いたします。


原子力問題とか。

2011-08-11 15:29:09 | 自然環境に対する意識の高いまちを実現する

はっきり言って、菅総理のことは、全く評価していませんが、
「脱原発」とか、「高速増殖炉・もんじゅの廃炉」とか、断片的には、
非常にノレる発言
があるような。
以下、小出 裕章氏の著書「原発のウソ」から引用。

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 原子力開発利用長期計画」が高速増殖炉の開発に言及したのはl967年のことです。その時の見通しでは1980年代前半に高速炉は実用化されることになっていました。
  しかし、実際に取り組んでみると高速増殖炉はきわめて難しく、その後長期計画が改定されるたびに実用化の年度はどんどん先に逃げていきました。1987年の第7回長期計画では「実用化」ではなく「技術体系の確立」が目標とされ、さらに2000年の第9回長期計画では数値をあげて年度を示すことすら諦めてしまいました。2O05年には「原子力政策大綱」という名前になって計画が改定されましたが、そこには「2050年に初めの高速増殖炉を動かしたい」と書いてあります。
 どう考えても、この計画が実現できるとは思えません。これまで10年経過するごとに実現を20年先送りし続け、とうとう最初の予定から70年も延びてしまったのです。おそらくこのまま永遠に夢にはたどりつけないでしょう。

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 それは「もんじゅ」の状態を見ても明らかです。
 原子炉を実用化するためには、小型の「実験炉」、少し規模を大きくした「原型炉」、そして技術全体を実証する「実証炉」と開発を進めていきます。日木では、まず「常陽」と呼ばれる実験炉が1977年から運転をはじめました(現在は事故で停止中)。 続いて原型炉として造られたのが、福井県敦賀市にある有名な「もんじゅ」です。l994年から動かしはじめたのですが、その翌年の l995年に40%の出力まで上げて発電を含めた総合的な試験をしようとした途端、事故が発生しました。二次冷却系が破損し冷却材のナトリウムが噴出して火災になったのです。それから14年5か月もの間「もんじゅ」は止まったままでした。

 しかし政府は2010年5月8日、再び「もんじゅ」を動かしはじめます。この運転は単に臨界状態が達成できるかどうかを調べるだけの試験でしたが、こんな基礎的な試験運転の段階で936回の警報が鳴り、32個の不具合が発見されました。その後も「燃料交換炉内中継装置」を炉内に落下させるという事故を起こし、それが引き抜けない状態になっています。予定されていた40%出力試験は絶望的でしょう。
 そもそも、15年も動かなかった機械をまた動かそうとしたこと自体が常軌を逸しています。2011年2月には、復旧作業にあたっていた日本原子力研究開発機構の課長さんが山の中で自殺していたことが発覚しました。
 この日本という国は、いまだに1kwの発電もしていない「もんじゅ」にすでに1兆円を越える金を捨ててしまいました。ところが、こんなでたらめな計画を作った歴代の原子力委員は誰一人として責任を取らないまま原子力界に君臨し続けています。そして、いまだに「高速増殖炉はすぐにでも実現できる」とうそぶく学者さえいます。

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以上で、引用終了です。

原子力発電所や、それに関連する施設に万一のことが起きた場合、
どれほど甚大な被害が発生しうるかということは、今回、はっきりしました。
世界有数の地震国である日本で、原子力発電に頼ることの危険性は、
地盤も固いうえ、そもそも地震自体がほとんど発生しない欧米諸国が、
原子力発電所を保有することとは、到底、比べられません。

「それでは電気が足りない!」
という話もありますが、それは、そもそも、
「原子力発電所が存在する」という前提に基づき、
発電所が整備されてきている以上、当たり前の話であって。
今後、どうするかというのは、今回明らかになった、
原子力発電所の抱えるリスクや、
原子力発電所を作る行程も含めて考えると、
原子力発電は必ずしもエコでも低コストでもない!
ということも含めて考えるべきだと思うのですよ。
実は電気が足りないのは一日全体で見ると、
昼間の電力使用量がピークに達する時間帯だけというような
話もあることですし。

でも、菅総理自体には、到底、ノレんわな~、と思いつつ。
それでは失礼いたします。


償却資産課税に関する記事が掲載されました。

2011-08-08 11:58:22 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

せっかく、やるということだったので、
一応、土曜日の午前中の西宮版事業仕分けを見てきました。
やりようはともかく、それ以外のところについて、
色々と気になることがあったのですが、そこらへんについては、また別途。

にしても。
事業評価やって、施策評価やって、事業仕分けやって、予算査定やって、と
とにかく、その手のメニューが増え続けていて、
役所の人たち、大変やろなあ、と。
あれもこれもと手を出すのではなくて、
個々の評価的なものの完成度の向上とか、
位置づけの明確化とか、何より、予算への反映の仕方とか、
そこらへんをもう少し、きちんと整理したほうがいいと思うのですが、
そこらへん、どないでしょうね。
色々手間かけてやってはみても、
結局、何がどういう風に反映されるかが分からんのでは、
なかなか厳しいと思うのですが。。。

と、余談はさておき、6月議会の一般質問で取り上げた固定資産税のうち
償却資産に対する課税についての質問に関連する記事が、
↓本日付・神戸新聞に掲載されたので、ご報告。↓
「koube20110808.JPG」をダウンロード

記事を見て、記者さんにお聞きしたところ、
既にやってる近隣自治体の多くは、既に取り組みをはじめてから
年数が過ぎているわけですが、初年度には、
現在とは、桁が違う感じの課税漏れが発見されたらしいとのこと。
こら、西宮市も期待大ですな。
記事からも、市の、
「前向きに取り組まねばならん。。。」
という意識は透けて見えるように感じます。
今後のしっかりとした取り組みに期待したいところですね。
抑止力も含めた効果が大きいのは、他市の事例からも、
疑いのないところですし。

>さくら様

承ったご意見には、非常に賛同するところが多いです。
ご意見、重く受け止めて、今後の活動に反映できるよう、
頑張ってまいります。

市政報告等をご覧頂いているとのこと、コメントを頂いたことに、
あわせて御礼申し上げます。
ありがとうございました。


一般質問のご報告@保育所待機児童問題について④

2011-08-05 18:46:43 | すべての人にやさしいまちを実現するために

今日は、えらく、天気に嫌われました。
しかし、昨日の天気予報からは、こんな天気になるとは、まったく予想できず。
困ったもんだ。

というわけで、一般質問のご報告の続きです。
今日は先日までの話の続きを受けて、具体的な質疑のご報告をば。
ちょっと変則的でもあり、議場でやった順序とも異なる形なのですが、
わかりやすくするために、若干、アレンジしましたので、
ご容赦ください。
それでは、早速、はじめます。

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【質問】
仮に今後、施策の前倒し等によって、
市が言う「待機児童解消」が実現したとしても、
それは年間で最も待機児童数が少ない4月1日時点での話でしか
ありません。
昨年度実績で見ると、年度中に待機児童数は
800人以上も増加しています。
本当の意味で、待機児童を解消するためには、
こうした年度途中に発生する待機児童への対策が不可欠です。
市は、年度途中に発生する待機児童の存在についてどう考え、
どのような対策を講じる考えでいるのでしょうか?

【理事答弁】
~前略~ 年度途中に増加していく待機児童に対しましても
対策が必要であると認識しております
が、
当面、市といたしましては、各年度の4月1日時点での
待機児童の解消ということを最優先にしたいと考えており、
今後、積極的に取り組むことにより、
平成25年度には一定の目処をつけたいと考えております。
また、将来的には、4月1日時点における
各保育所の弾力化率を引き下げることにより、
4月以降の入所申し込みにも柔軟に対応していけるよう努めてまいります。

【再質問】
~前略~ 本市における待機児童問題には、地域による偏在や、
0~2歳児に待機児童が集中しているという問題があり、
単純な定員増だけで解消を図ることは困難だと考えています。
そこでお聞きします。
本当に、平成25年度に一定の目処をつけることができるのでしょうか?
また、
「4月1日時点における各保育所の弾力化率を引き下げることにより、
 4月以降の入所申込にも柔軟に対応していけるよう努めてまいります」
という、ご答弁を頂きました。
地域・年齢の偏在という問題がある中で、
本当に、近い将来、待機児童が解消できるのか?
待機児童の多い地域において、弾力運用を解除できるのか?
年度途中に発生する待機児童を受け入れることが可能なのか?
昨年度実績で見ると、年度途中に待機児童が800名も増加している
ということも踏まえて、疑問に思わずにはいられません。
そこで、お聞きします。
「弾力化率を引き下げることにより、
 4月以降の入所申込にも柔軟に対応していく」
ことは可能なのでしょうか?

【理事答弁】
25年度での待機児童解消が本当に可能であるのかについて、
お答えいたします。
~中略~ 現在、待機児童解消計画の見直しを行ない、 ~中略~
25年4月には、待機児童の解消が図れるものと考えております。
しかし、保育需要と保育所整備による供給には
地域性や年齢偏在があることはご指摘のとおりです。
保育所整備に当たっては、そうしたことを十分考慮に入れて
推進していく必要があり、これまで、そうした分析に基づいて
整備を行なってきました。
23年度で待機児童の多い地域は、夙川地区、瓦木地区、鳴尾地区と
なっておりますので、これらの地域を重点的に整備していく
必要があると考えております。
次に、2点目についてでございますが、 ~中略~
年度末にかけて、800人程度の待機児童の増加が見込まれる状況では
例え、年度当初に弾力入所がなく定員入所だけの場合でも、
年度途中に発生する待機児童全員の受け入れについては、
困難である
と考えております。
また、待機児童の地域偏在があることから、
待機児童が多い地域については、
弾力化の引き下げが難しい状況になることも考えられます。

各保育所においても、年度途中の待機児童を受け入れるために、
その都度、保育士を確保しなければならないという課題が
あると考えております。


【質問】
現行の保育所待機児童解消計画における最大の柱は、
認可保育所の新設ですが、この計画は既に破綻しています。
仮に計画数値を多少いじったところで、
今まで同様、持ち込み物件に頼った計画では、
待機児童問題の改善は望むべくもありません。
そこで、お聞きします。
今後の待機児童解消のための具体的方策について、
どのようにお考えでしょうか?

【理事答弁】
本市では、これまで市有地を活用した保育所の新設や
社会福祉法人等による保育所の新設により、
この10年間で1,536人の児童の受入増を図ってまいりました。
現在の待機児童数の状況を考えますと、
対策の中心となるのは引き続き認可保育所の新設であり、
今後も一定数の保育所の新設整備が必要であると考えております。
しかし、市有地を活用した保育所整備につきましては、
用地に限りがあることから今後の整備に多くを望めないことや、
社会福祉法人等が土地を確保したうえで
保育所整備を行うことにつきましては、
用地確保に多額の経費がかかることから
確実に見込めるものではございません。

したがいまして、待機児童の解消に向けては
幼稚園との連携や活用、認可外保育施設の活用など、
保育所の新設整備だけではなくあらゆる手法を駆使して
待機児童の解消策を早急に実施することが必要であると
考えております。

【再質問】
~前略~ 「幼稚園との連携や活用」として、具体的に、
どのような内容をお考えでしょうか?

【理事答弁】
公立幼稚園の空き教室を保育ルームとして活用する事業を
検討しているところでございます。 ~後略~

【以上、まとめての要望】
これまでに市が行ってきた、
待機児童解消のための具体的な取り組みとして
「市有地を活用した保育所の新設や社会福祉法人等による
 保育所の新設により、この10年間で1,536人の児童の受入増を
 図ってまいりました」
という、ご答弁を頂きました。
こうした、これまでの取り組みについては一定評価します。
しかしながら、
 ○昨年、厚生労働省が発表した資料によると、
  本市は全国で19番目・兵庫県下では神戸市に次いで
  2番目に待機児童の多い自治体であること。
 ○本市の保育所への入所希望者数が
  就学前児童数全体に占める保育所需要率は18.8%と、
  中核市平均の31.92%はもちろん、
  近隣都市平均の21.88%も大きく下回っていること。
 ○このように保育所に対する需要が他市に比べて低いにも関わらず、
  ここまで多い待機児童数となっていること。
 ○その背景には、元々、本市の保育所定員が
  都市の規模に比べて少なく、ここ10年ほどの大規模整備によって、
  ようやく他市並みの水準に近づいてきたに過ぎないという
  状況がある
こと。
こうした点については十分、ご認識いただきたいと思います。

待機児童問題について、
「各年度の4月1日時点での待機児童の解消ということを
 最優先にしたいと考えており」
「平成25年度には一定の目処をつけたいと考えております」
という、ご答弁を頂きました。
一般的に保育所の待機児童問題は、
「保育所の定員が増加すると、それに伴って入所希望者が増える」
という供給と需要の追いかけっこだといわれています。
実際、過去における本市の保育所待機児童数と保育所定員からも、
そうした相関関係が伺えます。
もちろん市が考える施策によって、待機児童問題が解消するのであれば、
それに越したことはありませんが、
私は、正直なところ難しいと考えています。
その要因の一つが、ご答弁にもありました通り、
「待機児童の地域偏在があること」です。

そもそも、待機児童数が多い地域では、
認可保育所を開設可能な用地の確保自体が困難です。

現状を踏まえ、冷静に考えるなら、ご答弁にありました通り、
「保育所の新設整備だけではなく、あらゆる手法を駆使して
 待機児童の解消策を早急に実施することが必要」です。
この考えは年度途中に発生する待機児童に対応する際には、
とりわけ重要です。
「4月1日時点における各保育所の弾力化率を引き下げることにより、
 4月以降の入所申込にも柔軟に対応していけるよう努めてまいります」
とする一方で、
「年度末にかけて、800人程度の待機児童の増加が見込まれる状況では
 例え、年度当初に弾力入所がなく定員入所だけの場合でも、
 年度途中に発生する待機児童全体の受け入れについては困難である」
「待機児童の偏在があることから、待機児童が多い地域については、
 弾力化の引き下げが難しい状況になることも考えられる」
「各保育所においても、年度途中の待機児童を受け入れるために、
 その都度、保育士を確保しなければならないという課題がある」
というご答弁でした。
つまり、とりわけ待機児童の多い地区において、
市が考える手法で年度途中に発生する待機児童問題に対応することは、
きわめて困難なのです。

それでは年度途中に急増する待機児童解消のための具体的な方法として
何が考えられるのでしょうか?
保育所の新設整備以外の手法として、
「幼稚園との連携や活用、認可外保育施設の活用」
という二つの手法を具体的に挙げた上で、
幼稚園との連携や活用について
「公立幼稚園の空き教室を保育ルームとして活用する事業を
 検討している」ことを、お示しいただきました。
しかしながら、公立幼稚園の空き教室を
保育ルームとして利用するといっても、
実際に使える教室は、ほんの僅かでしかありません。
これでは待機児童の解消には、ほとんど貢献できません。
このことは、幼児期の教育・保育審議会で行われてきた議論でも
既に明らかにされています。

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ほかとの絡みもあるので、中途半端なきり方になりますが、
まずは、こんな感じです。
いつもに比べて、少し、わかりにくいことかと。
申し訳ありませんが、ご容赦ください。

というわけで、今日は、このへんで失礼します。
さあ、仕事切り上げて、家に帰って、アラ煮きで日本酒呑むぞ~。
考えただけで、幸せだ。

でわでわ失礼いたします。


他人事ではありません。

2011-08-04 15:23:20 | 国政・県政と地方自治に関連すること

昨日は門戸厄神駅にて329枚、今日は西宮北口駅にて396枚と、
暑さに関わらず、多くの方に、市政報告を受け取って頂くことができました。
本当にありがたい限りです。
まだまだ続けていきますので、駅前にてお見かけの節は、
どうぞ、よろしくお願いします。

で、本来なら、一般質問のご報告の続きをするべきなのですが、
ちょっと、別のはなしをば。
以前のブログでも少し触れた、「米国債がデフォルトしかけた!」という話と、
それに関して、思ったことなど。

以下、まずは、
「ダイヤモンド・オンライン」に連載されている「山崎 元のマルチスコープ」

からの引用文を、ご覧下さい。

『今回起こるかも知れないデフォルトは、
 米政府に必要な支払いを裏付ける資金調達能力が無くなって
 起こるデフォルトではない
。債務を膨らませたあげくに、
 これ以上の資金調達が不可能になる「支払い能力」が問題なのではなく、
 資金を調達する上での「手続きの停滞」がその本質だ。
 かつてデフォルトを起こした新興国や
 現在のギリシアのような状況ではない。』
『手続き上の障害を取り除いてしまえば
 米政府は資金調達能力が十分あるし、
 米国の長期金利は十分に低い水準にある。』

結局のところ、デフォルトは避けられた今になって、
改めて考えてみても、やっぱり、この部分、とても重要だと思うのですよ。
デフォルトは避けられたものの、
「主要格付け会社による米国債の格付けが、下げられるかも???」
という局面は続いています。
ところが、このような状況においてさえ、米国債に対する市場の需要は、
むしろ強まっているようです。
これ、なんとも、不思議な状態だと思うのですよ。
でも、これ、
「米国が、債務を膨らませたあげくに、
 これ以上の資金調達が不可能になるとは、誰も思っていない」
ということを証明しているのだと思えば、とても、分かりやすい話なわけで。

ひるがえって、わが日本のことを考えますと。
国・地方をあわせた借金は約1100兆円。
国家の財政規模との比較(=いわゆるGDP比)で考えると、
米国はおろか、ギリシャ・スペイン・イタリアといった、
最近話題の(?)国々をもぶっちぎりで引き離した、
目も当てられない、悲惨な財政状況にあることは明らかです。
で、なぜ、ここまでひどい財政状況にある日本国の国債が、
デフォルトを懸念されないのか???という点については、
○日本の消費税率は、いわゆる欧米先進国と比較して
 相対的に低い水準にあり、税率を上げることで、
 大幅な財政状況改善が可能であるとみなされている。
○日本には個人金融資産が約1400兆円あり、国債の国内消化率も
 90%を大きく超えていることから、日本では、国債のデフォルトという
 事態は起こりえない。
という大きく二つの要因が語られることが多いように思います。
で、一つ目の方は、まあ、そう言われれば、そうなのかも知れません。
もちろん、個人的には、国も地方も含めて、いわゆる天下りの根絶や、
給与水準の高さに手を付けることもなく、消費税率を上げる!
なんていうことをするべきだとは、全く思っていません、という
留保つきではありますが。
が、二つ目については、それって、ホンマかいな、と私は思っています。

上で言う個人金融資産のほとんどが、
65歳以上の世帯に集中しているというのは、よく言われる話です。
となると。
今後、更に高齢化が進行する過程において、使うにせよ、相続するにせよ、
個々の世帯の金融資産は、ほぼ確実に目減りしていきます。
となると、大きい流れでは、日本国に存在する個人金融資産は
徐々に減少していくはずなのです。
こうしたことを考えると、
「今後も、国内で安定的に、日本国債を消化し続けることができるのか?」
という設問に対して、私個人は、きわめて悲観的にならずにはいられません。

上に加えて、日本国の借金は、毎年数十兆円ずつ増え続けています。
しかも、今後、震災および原発被害からの復興のために、
莫大な資金が必要となってきます。
個人的には、米国債よりも、日本国債の方が、近い将来、
「債務を膨らませたあげくに、これ以上の資金調達が不可能になる」
ということになる可能性は、遥かに高いのではないかと危惧しています。
でも、あんまり、そういう論調での報道って見ることがなかったように
思うんですよね。

もちろん、未来のことは、誰にも分かりません。
「でも、今回、米国で起こりかけたことより、遥かに深刻度が高い問題が

 将来、日本で起こりうる!」
というのは、十分、考えておくべきことだと思うのですよ。
それは、国はもちろん、自治体運営であっても、もっというなら、
個人の生活防衛という観点からであっても。
決して、他人事でも、自分には関係ないことでもない。
そう考えて、行動していかねばならない。
改めて、強く、そう思っています。

・・・ちなみに、わたしゃ、米国債がデフォルトして、
更なる円高がすすみ、米国株式市場も一気に厳しい状況に。。。
みたいな状況になっていれば、確実に、
様子を見つつ、ドル建て資産を買えるだけ買ってたことだろうと思いつつ。

それでは失礼いたします。