西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

一般質問のご報告@「子育てするなら西宮」実現を! ④

2010-01-29 13:20:19 | すべての人にやさしいまちを実現するために

休み休み、報告を続けてきた12月議会での一般質問のご報告も、
ようやく佳境に差し掛かってきました。
というわけで、今日は、ここまでの内容を踏まえての
具体的な質疑の内容・第一弾です。
ちと長いですが、ご容赦下さい。

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【澁谷】
市が想定した数字を遥かに上回る待機児童が
発生している現状について、どう考えているのか?
待機児童解消に貢献する具体的な取り組みはあるのか?

【副市長】
~前略~
現在、保育所の新設、分園の設置及び
民間保育所の移転・建替えを行っており、平成22年4月には、
合計225人の受入れ増を図る予定でございます。
定員の年齢別内訳といたしましては、0歳から2歳児が102人、
3歳から5歳児が123人
でございます。
さらに、待機児童が多い夙川・苦楽園地区におきましては、
3歳未満児を対象とする保育ルームについて、
自宅又は賃貸物件を活用して開設できる保育者を
現在募集中でございます。
今後は、保育所の新設や増改築等による定員増に加えまして、
待機児童が多い地区、年齢層の解消を最優先して取り組んでいく
必要がございます。
特に、低年齢児に特化した小規模保育所や既存建物を
賃貸借して保育所を創設する事業に対して補助を行うなど、
新たな手法を取り入れることにより、
待機児童の効果的な解消に努めてまいります。


【澁谷】
待機児童解消のための取り組みとして、
「待機児童が多い夙川・苦楽園地区では、
 3歳未満児を対象とする保育ルーム」の開設を進めるべく
 保育者の募集を行っていること、
「特に待機児童が多い地区、年齢層の解消を最優先して、
 低年齢児に特化した小規模保育所や
 市内の民間保育所の分園の設置」
「既存建物を賃貸借して60人規模の保育所に改修する事業
 に対する補助の実施」など、
「効果的な手法により、待機児童の解消に努め」ることを、
ご答弁いただきました。

さて、「保育所の新設、分園の設置及び民間保育所の移転・建替え」
によって、「平成22年4月には、合計225人の受入れ増を図る予定」
とのことでしたが、その内訳は0~2歳児が102名、
3~5歳児が123名ということでした。
深刻な待機児童問題の大本となっている0~2歳児より、
3~5歳児の受入数の方が多い。
これは施設型保育所である以上、色々な要因から
こうならざるを得ないということのようですが、
待機児童解消という本来の目的から考えると奇異な印象を受けます

が、いかがでしょうか?
確かに、今後、就学前児童の絶対数が減少していく中、
従来型の新設園・分園の設置といった手法だけで
待機児童解消に取り組むことには、慎重であるべきです。
それだけに従来型の手法に加えて、
ご答弁いただいたような新たな手法を活用するという方向性は、
きわめて妥当であり、期待もできるものであると受け止めています。
しかしながら一方で、これらの施策のそれぞれは
小規模施設を念頭に置いたものであり、個別の効果は、
従来型の対応策に比べると、あまり大きくありません。

それだけに相当大規模に進めなければ、
大きな効果は期待できないのではないかと危惧します。
実際、ご答弁いただいた個別の施策の積み重ねによる
待機児童の減少は単純計算で70人程度に留まっており、
12/1時点の待機児童数696人には遠く及びません。

そこでお伺いします。
一点目、待機児童の解消は本市が抱える最大の課題の一つである。
こうした観点に立ち、市として、ご答弁いただいた施策を、
より積極的、かつ大規模に推進していく必要があると考えるが、
どうか?
二点目、答弁の中で、賃貸物件を利用した保育施設の利用について
言及されました。
優良な賃貸物件を入手するためには、
担当部署が物件入手に機動的・機能的に対応できる組織・体制を
整えることが重要です。
また、適切な物件があれば、担当部署が主体的、かつ迅速に
施設の賃借を判断できるよう、
柔軟な予算措置を行うことも必要だと思われます。
この点についての考えをお聞かせください。

【副市長】
先ほど職務代理者がご答弁申し上げましたとおり、
待機児童解消は、本市の重要課題のひとつであると認識しており、
本年3月には、待機児童解消計画を策定し、
市有地を活用した保育所整備など全庁を挙げて取り組みを
進めているところでございます。
一方、待機児童の状況から、
3歳未満児を対象とした保育施設の整備が求められていると
考えております。
したがいまして、賃貸借物件による保育施設の整備予算につきましては
政策推進と財政事情との関係のもとで、
その確保に努力を重ねるとともに、
保育施設としての活用につきましても適切に対応してまいります。

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ところで、最後の副市長の答弁についての、ごく個人的感想ですが。
これって、なんか、「トラスト・ミー」とか「日米同盟は外交関係の機軸」
とかいう一連の首相発言と似てるなあ、と。
「重要課題の一つであると認識しており」は結構ですが、
それなら、それなりの対応を取ってもらわねばなりません。
耳障りのいいことだけ言っていても、それに伴う行動がなければ、
信じられやしませんぜ。
今後の市の対応を見守りたいと思います。

というわけで、今日はここまで。
ちなみに、質問は大きく6問やったのですが、
本日掲載分は、そのうちの一問目だけです。
本当は、今日で具体的な質疑内容を
全部掲載しようかと思っていたのですが、
あまりの長さに断念しました。
いつものことながら、ほんと、長くてスイマセン。
続きは早々に更新しますので、今しばらく、お時間くださいませ。
それでは失礼いたします。


市政報告活動のお知らせ。

2010-01-28 17:09:09 | 主張・広報と活動のお知らせ

先程、記念すべき市政報告20号が印刷屋さんから納品されました。
それにしても、もう20号まできたかあ、と思うと、実に、感慨深い。。。
あ、内容は、↓こちら↓でご覧いただけます。
【表面】 
http://www1.ocn.ne.jp/~shigi/report/20a.pdf
【裏面】 http://www1.ocn.ne.jp/~shigi/report/20b.pdf

というわけで、これができたら、毎度恒例!
以下の日程で、朝の駅立ちを実施します。

2/2(火) 阪神・香枦園
2/4(木) 阪急・甲東園@東側階段下
2/5(金) 阪急・西宮北口@北西
2/8(月) 阪神・西宮@えべっさん口・南側
2/10(水) 阪急・門戸厄神@東改札前
2/12(金) 阪急・西宮北口@北東・アクタ連絡通路

寒いですが、2月1日から受入開始の新インターン生たちと一緒に
頑張っていきます。
多くの方とお会いできるのを楽しみにしつつ。
それでは失礼いたします。


一般質問のご報告@「子育てするなら西宮」実現を! ③

2010-01-26 19:35:20 | すべての人にやさしいまちを実現するために

だんだん、ブログに書きたいのに、書けていないことがたまってきています。
こら、早いこと、済ませるべきことを済ませねば!ですね。
というわけで、早速、一般質問のご報告の続きをば。

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さて、幼稚園・保育所という既存の枠組みにこだわることなく、
市全体として、保育所の待機児童解消に取り組むことの
重要性を考えさせられる事例は、他にも存在します。
また多くの問題を解決するために必要なのは、
幼稚園担当と保育所担当という既存の枠組みを
取り払うことだけではありません。

私は、先程も若干触れた、「預かり保育」を取り巻く状況に、
こうした問題の多くが集約されて現れていると考えています。

市内には40の私立幼稚園が存在しますが、
そのうち33園が「預かり保育」という名前の延長保育を実施しています。
これらの園の中には、
週6回・20時までの延長保育を実施している園も存在します。
私は、こうした園においては、こと3~5歳児に限定すると、
実質的には保育所、あるいは認定保育園と同等の機能を果たしている、
という事例も存在するのではないかと考えています。
ところが、そうした私立園の取り組みや、その実態・内容について、
本市で幼稚園を担当する教育委員会が把握しているのは
実施園と回数・終了時間のみであり、
それ以外の点については、一切把握していません。
また、色々とお話を聞く限りでは、把握しようという意志もないようです。
これは教育委員会に
「私立幼稚園のことは、市とは関係ないし、知ったことではない。」
という意識が存在するからではないでしょうか。

実際、本市には私立幼稚園を担当する窓口は存在していません。
また最近、教育委員会が発表した
「西宮市立幼稚園教育振興プラン(素案)」は
その名の通り、市立幼稚園だけを対象としたプランであり、
私立幼稚園のことは、全くと言っていいぐらい出てきません。
本市において、幼稚園に通う児童のうち約80%が
私立幼稚園に通園している
にも関わらず、
本市の幼稚園行政全体を考えるべき立場にある教育委員会が、
言い方はよくないかもしれませんが、
約20%の児童しか通園していない市立幼稚園だけを対象とした
プランを作成する、という姿勢は、率直に言って理解に苦しみます。
まずは、全幼稚園児の80%が通園する私立幼稚園も含めて
幼稚園全体を担当する部署を設置し、
全市的な立場から本市の幼稚園行政を考えていくべきです。
そして、そのうえで、
「既に、幼稚園が保育所の代替機能を担っている」という現実を踏まえ、
幼稚園・保育所といった現行の枠組みにこだわることなく、
「就学前児童に対して、保育・教育をどのように提供していくのか?」
という観点に立ち、全市的な取り組みを推進していくべきです。
「保育所担当部署は、待機児童解消のためだけの計画を策定し、
 計画に則った対策を推進」
「幼稚園担当部署は、市立幼稚園だけを対象としたプランを策定中」
といった縦割りの組織・対応のままでは、
「就学前児童全体に対して、どのように保育・教育を提供するのか?」
「本市の子育て支援策を、
 全市的な視点から、どのように進めていくのか?」
という、本来、求められる、高い観点に立った
子育て支援策の展開は不可能です。
こうした現状は、早急、かつ抜本的に改めるべきではないでしょうか。

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ということで、今日はここまで。
次回(?)はここまでの内容を踏まえた、
具体的な質疑の内容をご報告する予定です。
それでは、今日は、このへんで。


う~ん、お役所仕事。

2010-01-25 12:34:32 | 市政全般に関連すること

あれ市長って、この会議↓に出てたのか?
http://www.nishi.or.jp/contents/00012616000200001.html
と冒頭の2枚の写真を見て思ったわけです。
一応、退院して、記者会見したという報道もあったわけですし。

ところが、下の「出席者」を見ると、「市長」が入っていない。
「???」と思い、担当部署に確認したところ、
「年に2回だけ、写真を撮って、更新している。
 それ以外は、ずっとフォーマットを使いまわしているので。。。」
という返事が返ってきました。
まあ、なんていうお役所仕事。
(ちなみに普段は、この資料、白黒のロール紙faxで
 送られてくるのを確認しています。
 なもので、今回、たまたまネットで見るまで、
 全然、このことには気付いていませんでした。) 

それにしても。
別に、普段ならそれでいいかもしれませんが、
市長が長期入院している間くらい、ちゃんと写真変えようよ、と。
これじゃ、変な誤解を生みかねませんぜ。
ほんま、お役所仕事やなあ。

こうゆうのを見るたび、思うことですが、
市は、啓発だ、広報だ、というのが大好きですが
実際には、そんな気、全然ないんやろうなあ。
ほんま、なんとかならんもんかいな、という独り言でした。
でわでわ失礼。


一般質問のご報告@「子育てするなら西宮」実現を! ②

2010-01-22 07:44:34 | すべての人にやさしいまちを実現するために

以前、このブログで、ご報告したこともある
「議会のインターネット中継」の件。
一時は、どうなることかと展開を危ぶんでいたのですが、
なんとなく、光が見えてきたような気がしています。
とは言え、予断は許されない状況にありますが。
また別途、ご報告いたします。
というわけで、本日は、先日に引き続き、一般質問のご報告をば。

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【表⑥】「20100121.pdf」をダウンロード
本年12月1日時点の本市の保育所待機児童の年齢別内訳を示しました。
ここからは、本市の待機児童696人のうち
0~2歳児が680人と大部分を占めているのに対して、
3~5歳の待機児童は16人と、
0~2歳の待機児童に比べて、きわめて少ない水準に留まっている
ことがお分かりいただけると思います。
しかも新設園・分園の設置に伴い、
3~5歳の待機児童は2年以内の解消が見込まれていますが、
0~2歳の待機児童は解消の目処が全く立っていません。

以上の内容から、待機児童解消のためには
0~2歳児を中心とした対策こそが重要であることは明らかです。

こうした前提を踏まえ、私は、幼稚園・保育所の連携を進め、
多くの私立幼稚園が実施している「夕方までの預かり保育」を
拡充することによって、市全体としての保育機能を
向上するべきだと考えています。
具体的に申し上げますと、
まず、幼稚園の預かり保育を充実させることによって、
従来であれば、自動的に保育所に通うことになっていたはずの
3~5歳児が、幼稚園に通うことを可能にする。
そして、それを受けて、保育所の年齢ごとの定員枠を見直し、
0~2歳児の保育所定員枠を拡大する。
こうした施策を実行するべきだと考えている、ということです。

この施策を推進することで、
本市の重要課題である保育所の待機児童問題の改善に
一定、貢献できると考えますが、
こうした施策を実現するためには、
現在の「幼稚園と保育所を管轄する部署が異なっているうえ、
横の連携は、ほとんど存在しない」という現状を
改めなければなりません。
繰り返しになりますが、
幼稚園・保育所という既存の枠を取り払った対応を進めることが、
市としての子育て支援機能を強化・効率化することにつながり、
ひいては本市の子育て支援分野における重要課題である
待機児童問題の解消にも貢献できるはずです。

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ここらへんは、昨年10月に発行した市政報告の内容と、
ほぼ同じ論旨ですね。
まだまだ、この内容、続けます。
それでは今日は、このへんで。


一般質問のご報告@「子育てするなら西宮」実現を! ①

2010-01-18 20:57:22 | すべての人にやさしいまちを実現するために

ただいま、12月議会報告×市政報告の作成に取り組み中。
一般質問を行った議会は、比較的、作成が順調に進みます。
なにせ質問の作成過程で、かなり中身を煮詰めていくもので。
とはいうものの、やっぱり、これは疲れます。。。

で、そういえば、一般質問の報告ブログ、まだ途中やった!
というわけで、ここからは、また年末以来の一般質問報告です。
皆様、お付き合いくださいませ。

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続いて大きな二問目、本市の子育て支援に関わる組織と施策について、
に移ります。
「子育てするなら西宮」をうたう本市にとって、保育所の待機児童解消が、
喫緊の重要課題の一つであることは言うまでもありません。
ところが現実はと言いますと、本年3月に市が作成・公表したばかりの
「西宮市保育所待機児童解消計画」が、
予想を大幅に上回る待機児童数の増大を受けて、
早くも7月には計画の見直しを余儀なくされるなど、
本市の待機児童問題が解消される目途は全くたっていません。
こうした現状を踏まえて、
市は、新園・分園の設置も含めた待機児童解消策を推進する方針を
示しています。
しかしながら、本市の保育所待機児童は
12/1時点で696名にものぼります。
従来の施策と同一線上に留まる待機児童解消策だけでは、
凄まじい勢いで増え続ける待機児童を解消することは
困難ではないでしょうか。

さて、私もモチロン、待機児童の解消は喫緊の課題であり、
早急にこの問題に取り組むべきだと考えています。
しかしながら一方で、行政が従来得意としてきた
「新園・分園の設置による待機児童の解消」という、
言わば「箱もの優先」の手法には慎重であるべきだとも考えています。
なぜなら、本市の就学前児童数は平成18年をピークに
既に減少局面に入っており、
長期的には幼稚園・保育所といった就学前児童を預かる施設は
過剰になる可能性が高いと考えているからです。

【表⑤】⇒(「20100118.pdf」をダウンロード ) をご覧下さい。
ここでは、本市の就学前児童数が平成18年をピークに
既に減少局面に入っていること、
10年後には、就学前児童数は現在と比べて20%近くも少なくなる
ことが示されています。
0~2歳児の保育所通所率の増加という要因には
十分、留意する必要がありますが、
単純に考えますと、就学前児童の絶対数が大幅に減少する以上、
幼稚園・保育所を含めた就学前児童を預かる施設は、
全体的には過剰になっていく可能性が高いといえます。
実際、市全体で見ると、既に欠員が発生している幼稚園も出てきており、
こうした幼稚園は、今後も増えていくと予想されます。
ところが一方で、現状では幼稚園に欠員が発生している地域でも
保育所では待機児童が発生しています。
将来的に幼稚園・保育所等、就学前児童を預かる施設が
過剰になっていく可能性が高く、実際、
既に一部の幼稚園では欠員が発生している。
にも関わらず、全市的に保育所は明らかに不足している。
こうした現状を踏まえると、保育所の待機児童を解消するためには
幼稚園・保育所といった現行の枠組みにこだわることなく、
「既に保有している資産を有効に活用する」
という視点からの取り組みを推進することが重要だと思われます。

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と、一般質問の内容については、今日はここまで。

大まかに言うと、本市は、
 ○幼稚園は充足しているが、保育所が不足している地域
 ○幼稚園も保育所も不足している地域
の二つの地域に分けられると、私は、考えています。
幼稚園も保育所も不足している地域について、
市が新園・分園の設置も含めた積極的な施策に取り組むべきことは
言うまでもありません。
実際、市も、そうした施策を打ち出しています。
しかしながら、一方で、それだけでは、待機児童の解消は
困難だと思うのです。

というわけで、そうした現状認識を基に、
この後の展開を続けてまいります。
乞うご期待。
それでは失礼いたします。


ご報告。

2010-01-16 10:49:41 | 市政全般に関連すること

1月13日に会派の先輩である三原けんじ議員が
お亡くなりになりました。
おおらかな、気持ちのいい先輩であり、
生前は、本当にいろいろとお世話になりました。
故人のご冥福を心よりお祈りいたします。

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また昨日、15日には西宮市HPにおいて、
市長の健康問題に関連して、以下の内容が公表されました。
http://www.nishi.or.jp/contents/00012611000200064.html

「退院し、自宅療養に移る」という趣旨のようですが、
これは、今後も実質的に、市長不在の状態での行政運営が続くことを
意味すると理解しています。

ここに至るまでの一連の経緯・マスコミ報道の内容・色々と耳にする話・
就任当初(あるいはそれ以前)から懸念されていた年齢的な問題等からも
今後の行政運営に対する懸念・不安は非常に大きいといわざるを得ません。
今後、どのように事態が推移していくのか、
予断を許さない状況が続くことが予想されます。
引き続き、事態の推移を見守ってまいります。

それにしても、
こうした不安や懸念の声が、根も葉もないものであるとすれば。
市長は、こうした声を拭い去るためにも、
姿を現し、自らの声で、議会・市職員・市民の皆様に対して、
説明するべきです。
それがない以上、こうした不安・懸念の声が途絶えることはありません。
市長自身が説明責任を果たすこと。
それこそが、仰るところの「市長としての職責を全うする」ために、
今、一番、重要なことだと思うのですが。。。

>ぽっぽー様

示唆に富む内容だと思います。とりわけ、

>スクラップアンドビルドどころか、
>ビルドビルダービルディングって感じだったりしてますね。

というご指摘と、それに関連する内容については、
賛同する部分も多く感じます。

ご指摘も参考に、今後の議会活動に反映できるよう、
努力してまいります。
コメントいただき、ありがとうございました。


地域福祉を向上するために。 ②

2010-01-12 17:10:25 | すべての人にやさしいまちを実現するために

今年のえべっさんの人手はすごかった。
やっぱり3連休とかぶったりなんかすると、えらいことになりますな。
例年、少なくとも一日は消防団に詰めているのですが、
昼間っから入場制限がかかってたなんてのは、
結構、久しぶりな気がします。
そんなこんなも含めて、ほんと、景気、上向いてほしいもんです。
商売繁盛、笹もってこい。

さて本題。
先日のブログでは、
「市は地域福祉を向上したいとは言うが、
 そのために必要な取り組みに対する感覚が、
 ずれているのではないか?」
という趣旨の内容を書きました。
というわけで、今日は、それについての、
もう少し具体的な内容を書こうと思います。

例えば、この計画の策定に先立って、
社協の支部・分区を対象に、地域福祉に関するアンケート
が実施されています。
で、このアンケートの集約結果には、↓こんな意見↓が書かれています。

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・あまり地域やボランティアに頼りすぎないように考えていくべき
・地域福祉を進めるにあたっての行政・市社協・地域の
 役割分担を望む(現状では、地域への提案が多すぎる)
・少しでも活動の量を減らしてください。悲鳴をあげています
・分区においては、「福祉」という言葉に弱い。
 無理だとは言いにくい。
 分区においては通知1 枚でも「人海戦術」であり、
 その活動者は高齢者の範疇にあるので、
 下部組織がどれだけ楽に活動できるのかを考えて欲しい

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お~、ここらへんの意見こそ、
まさに、私が普段、よくお聞きする意見ですな。

ところが。
肝心の「地域福祉計画」には、こうした意見に対する
市側の考えは、なんら示されていません。
アンケートは、普段自分達が認識できていない・対応できていない
問題を把握するために行うもの!という面を強く持っているはずです。
にも関わらず、ここらへんの重要意見に対応しないのであれば
いったい、何のために、わざわざ、手間隙かけて
アンケートを実施しているんだか???
という話になると思うんですよね。
これは、アンケートに答えている側にとっても同じこと。
これじゃ、ばかばかしくて、忙しい中、答えてられやしませんぜ。
市が、最も力を入れて対応していくべきは、
まさに、こうした現場の声だと思うのですが、どないでしょ???

参画と協働に関する条例の時にも強く思ったことですが。
西宮市は、新たに間口を広げる(フリをする?)ことには、
とても積極的です。
ところが、既に熱心に活動されている方々が、
もっと熱意を持って、取り組みを進めていただけることにつながるような、
そんな取り組みに対しては、あまり興味がなさそうに感じてなりません。
それって、順序が逆じゃないかと思うのです。

これに加えて。
上に書いたような意見に対して、誠意を持って対応していくことは、
「マイナスの要因を減らす」という観点から、
とても重要なことだと思います。
一方で、熱心に地域活動に取り組む方々にとっての
「プラスの要因を増やす」という観点からの取り組みも、
極めて重要だと思うのです。

「老人給食を実施している施設のトイレがバリアフリー化されていないため、
 困っている。」
「足腰が弱ったお年よりは地べたに座るのがしんどい。
 座椅子がほしい。」
「サービス実施に使っている机やイスが重過ぎる。
 もっと軽くて使いやすいものにしてほしい。」
「水しか出ない洗い場が多い。
 お湯も出るようにしてほしい。」
等等、私が聞く範囲でも、かなり多くの要望があります。
でも、こうした声は、どうも、
役所やら西宮市社会福祉協議会の本部やらには、
きちんと届いていない気がしてなりません。
あるいは、届いているのに、対応しない・できないだけなのか???
いずれにしても、これでは、現場の士気を保つことは、
難しいのではないでしょうか。

本当に、参画・協働を推進したい!と思っているのであれば。
既に前向きな気持ちをもって活動されている方々の気持ちを、
もっともっと引き出せるような協力をすること。
それによって、もっと多くの方が、
前向きな気持ちで、参加しようと思うような状態をつくること。
それこそが重要なことだと思うのです。
それにしても。
個人的には、こういうことって、職員さん自身が、
もっと地域活動に入っていけば、すごく、よく分かると思うんですけどね。
なんとかならんもんかいな、と。
ではでは、今日はこのへんで。

>123様

>始業前早くから出勤し遅くまで残っても、
>あなたのおっしゃる対価を得られない職員のことも
>問題にしてくださいね。

申し訳ありませんが、私には123様の勤務状況が分かりませんので、
なんともお返事しかねます。
よろしければ、一度、メールの方にご連絡いただけませんか?
きちんと状況を把握した上で、必要であれば、
私にできる対応を考えたいと思いますので。

コメントいただき、ありがとうございました。


地域福祉を向上するために。 ①

2010-01-08 18:16:51 | すべての人にやさしいまちを実現するために

実は、今週前半は、かなり苦しんでいました。
理由は、たぶん、正月に食べた、大好物の生牡蠣。
牡蠣にあたったのは、何年かぶりですが、
いや~、ほんま、しんどかった。。。
でも、ようやく、昨日辺りから体調も完全復活!
さあ、気合を入れなおして、頑張るぞ~。

さてさて、本日は、昨年中に書いておくつもりだったのに、
かけなかったネタを一つ。
昨年12月の厚生常任委員会で、
西宮市地域福祉計画についての審議がありました。
まずは、冒頭の挨拶部分に述べられた計画の作成目的を、
↓ちょっと長いですが、引用します↓。

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近年、少子高齢化や核家族化が急速に進む中、
都市化の進展や生活様式の多様化などにより、
身近な地域における住民同士のつながりが希薄化し、
地域の相互扶助機能が低下していると言われています。
同時に、地域の生活課題も複雑多様化し、
これを解決するためには、
行政による福祉サービスだけでは対応が困難になってきました。

誰もが住み慣れた地域で安心して暮らしていくため、
地域において、すべての人が互いに助けあい、支えあい、
地域の力を高め、生活課題に自ら取り組んでいくことが
ますます重要となってきています。
平成12年に社会福祉事業法が改正され、
新たに社会福祉法として、住民等が相互に協力し合うことにより、
地域福祉の推進を図ることが提唱されました。
こうした背景のもと、本市ではすべての人が個人として尊重され、
ともに支えあい、安心して暮らせる地域社会をめざし、
「西宮市地域福祉計画」を策定しました。
この計画は、
「市民一人ひとりが尊重しあい 支えあう 心かようまちづくり」
を基本理念とし、市民、社会福祉協議会、地域団体、事業者、
NPO、行政など地域に関わるすべての人々が相互に連携し、
地域福祉を推進していくための取り組みを示しています。

今後、安心して暮らせる心かようまちづくりの実現に向け、
計画に沿って積極的に取り組みを進めてまいりますので、
市民の皆様のより一層のご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。

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趣旨は、大変結構だと思うのですが。
内容を仔細に見ていくと、計画に書かれていることのほとんどは、
社会福祉協議会(以下、社協)の方々や、民生・児童委員さんに
お願いしてやっていただくことばかり。
市が取り組む内容というのは、形式的なこと以外、
ほとんどなにも示されていないように感じます。
でもね、ほんまに、それでいいんかいな、と。

職業柄(?)、私には、上記のような地域ボランティアの方々からの
話をお聞きする機会や、活動を拝見する機会が多くあります。
それだけに、地域ボランティアの方々の熱心な活動には、
本当に頭が下がる思いでいます。
実際、こうした方々の力なくして、上の文章に書かれたような
「地域において、すべての人が互いに助けあい、支えあい、
 地域の力を高め、生活課題に自ら取り組んでいくこと」
ができるような地域社会を実現していくことは不可能でしょう。
それだけに、こうした方々に、
より熱意を持って、様々な活動に取り組んでいただけるような
環境を整えること。
もっと多くの方に、こうした活動に参加していただけるような
環境を整えること。
そうした取り組みを進めていくことこそが、
この分野における、行政の最大の責務だと私は考えています。
ところが、行政方には、どうも、このような感覚は、
あまりない気がしてなりません。

というわけで、この続きは、また後日。
本日は、ここらへんで失礼します。


今年は、なんだか。。。

2010-01-05 11:17:16 | 市政全般に関連すること

遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。
本年も、どうぞ、よろしくおねがいいたします。

それにしても、2010年ですよ、2010年。
子供の頃に好きだった「小学○年生」とかによると、
2010年にもなったら、
 ・ものすごい未来都市が完成してたり、
 ・スペースコロニーで暮らしてたり、
 ・宇宙旅行が当たり前だったり、
てなことになってるイメージだったもんですが、
なかなか現実は、そんなわけにはいかないもので。

で、そんな話はさておいて、年始一発目のブログは今年の抱負など、
書こうかと思っていたところ、なんと、↓こんなニュース↓が。
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002620820.shtml
・・・こりゃあ、暢気に抱負など書いてる場合ではないですな。。。

あくまで、予測も交えての記事ではありますが、
いろいろ含めて、えらいことです。。。
今年も、いろいろと大変な一年になりそうやなあ、と。

ともあれ私は、できる限りのことを一生懸命頑張ってまいります。
振り返って、今年が、よい一年だったと思える年になりますように。
重ねて、本年も、よろしくおねがいいたします。