西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

一般質問のご報告@市職員の給与制度について ④

2009-12-29 17:31:12 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

本日は、しぶや事務所の年内最終営業日。
大掃除も無事終了し、なんだか部屋が明るくなった気がします。
今年も、こうして、無事、年の瀬を迎えられたこと、
振り返って、悪くない一年やったなあ、と思えること。
これ、ひとえに、多くの方の支えやお力を頂いているからこそ!
のことだと思います。
この場を借りて、改めて、感謝申し上げます。

さて、多分、今日が年内最後のブログ更新。
色々書きたいこともありますが、ここは私らしく(?)、
書きかけの一般質問の続きを、キリのいいところまで掲載して、
年内最終のブログ更新としようと思います。
それでは早速、ご覧下さい。

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それでは要望に移らせていただきます。
繰り返しになりますが、この厳しい財政状況の折り、
国・近隣市と比較して高い水準にある基本給。
これに加えて、手厚い手当制度が存在するという実態。
こうした現状は正さなければなりません。

この問題について、
「特殊勤務手当等諸手当も含めた給与水準が
 職務内容に応じた適切な水準であるか否か、
 また現在適用している給料表が、
 その職務の複雑、困難および責任の度合いに基づいたもの
 であるか否か等の検討を総合的に行っていく」
「昇給・昇格制度の運用や給料表の級構成のみならず、
 その適用職種や各種手当につきましても、
 その趣旨や職務および責任の度合いに応じた制度
 であるか否かを検討のうえ、
 適正な制度の確立について努めてまいりたい」、
国あるいは近隣自治体と比較して、著しく高い水準にある
技能労務職の給料表について
「現行の行政職給料表からの分離について検討していく」
という、重要なご答弁を頂きました。
過去の本会議における質疑の内容も踏まえ、
ご答弁を高く評価すると共に、今後の制度見直しに
大いに期待するものであります。
給料表本体・各種手当も含めて、給与制度全体の見直しを
しっかりと進めていただきたい。
要望します。

続いて住居手当についてです。
質問の中でも申し上げた通り、私は
「自己所有物件に住んでいるか?賃貸住宅に住んでいるか?
 という居住形態に関わらず、手当の支給内容が同じであること」等、
現行の住居制度についても、一定評価している部分はあります。
確かに、本市の住居手当は、ご答弁にありました通り、
「他市に例を見ない独自の制度」ではありますが、
必ずしも、それが悪いということではありません。
独自の制度というのであれば、
緊急時の迅速な対応が可能ということも含めて、
相対的に、様々な面から本市行政に貢献している部分がある
西宮市内在住の職員に対しては、住居手当を上乗せしてもよいくらいだと
私は思っています。

しかしながら独自性に対する議論はおいて、
本市の住居手当を仔細に検証しますと、
現行の住居手当が「他市に例を見ない独自の制度」を積み重ねた結果
手当の支給額が非常に大きいうえ、全職員が支給対象となっている
という問題が存在することが明らかになります。
「平成19年度に、
  ①扶養親族数に応じた住居規模の判断による支給区分の廃止
  ②非世帯主への支給廃止
  ③支給額そのものの見直し
 以上3点について関係職員団体へ申し入れを行い、
 現在協議を進めている」こと、
「支給総額および支給職員割合の抑制をも視野に入れた
 新たな制度構築を平成22年度の実施に向け、引き続き協議」していく
ことを、ご答弁頂きました。
しっかりと協議を進め、制度の見直しを実現していただきたい。
要望します。

扶養手当については
「職員の扶養実態に即したものであると考えて」いる、
とのご答弁を頂きました。
趣旨については理解しますし、
必ずしも、そうした考えを否定するものではありません。
しかしながら繰り返しになりますが、
本市の財政状況が非常に厳しい一方で、
市職員の給料水準が高い水準にある、という事実があります。
手当が給料に付加して支給されるものである以上、
制度の妥当性については手当だけでなく、
給料部分も含めた給与全体で考えるべき
です。
先に述べた話も踏まえ、給与制度全体としての検討の中で、
必要に応じて、検証していただきたい。
要望します。

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と、以上のような感じです。
文章では、書ききれない点も多くありますが。
この問題についての当局方の答弁は、
依然と比べて踏み込んだ、改善に向けて前向きな姿勢を示すものが
多くなっていると感じています。
この流れを大切にしていかねばならんなあ、と。
そんな流れの一環として、
通勤手当の問題については、
来年1月から調査を開始する方向で、進んでいる模様。
この件についても、今後、しっかりと見守っていかなければなりません!

今年も一年、本当に多くの方に、お世話になりました。
皆様にとって、来年がよりよい一年となるよう、心から願いつつ。
皆様、よいお年をお迎え下さい。


一般質問のご報告@市職員の給与制度について ③

2009-12-25 18:53:20 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

明日から、消防の夜警がスタート。
個人的な感覚としては、これが始まると、
いよいよほんまに年末!という感じになります。

例年、何ヶ所か、ご挨拶に行くべき詰め所に行った上で、
最後は自分自身が所属している浜脇分団で、
概ね、日付が変わる頃まで巡回&警備&待機!
というのが毎年、12/26の恒例のパターン。
ちなみに、この日が自分の誕生日というのは、
なんとも切ない話ではありますな。

さてさて、一般質問の続きです。
先日までの話を踏まえて、今日は、具体的な質疑の内容をば。
黒字が私からの質問、
赤字が市側からの答弁です。

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【一発目の質問】

①特殊勤務手当について、
さらなる抜本的見直しが必要だと考えるがどうか?

~前略(これまでも、きちんと見直しはしてきている!という趣旨の話~
今後もこの手当の趣旨に鑑み、社会情勢の変化や職場環境の変化等
業務を取り巻く様々な環境の変化に応じて、
必要な見直しを行ってまいりたいと考えております。

②特殊勤務手当の見直しを行わないのであれば、早急に、
一般行政職と技能労務職の給料テーブルの分離に取り組むべきだと
考えるがどうか?

技能労務職員の給与が国や他都市に比べ、高い水準にあり、
このことについて検討すべき課題であるということは、
認識をいたしております。

6月定例会にて答弁しましたとおり、現在、
課長補佐級制度の廃止や、それに伴う給料表の再編など
給与制度全般の見直しについて、平成23年度実施を目途に
関係職員団体と協議を行っている
ところであり、
これらの協議内容をふまえつつ、
さきほど申し上げた技能労務職員を取り巻く様々な課題、
特に特殊勤務手当等諸手当も含めた給与水準が職務内容に応じた
適切な水準であるか否か、また現在適用している給料表が、
その職務の複雑、困難および責任の度合いに
基づいたものであるか否か等の検討を総合的に行っていくなかで、
現行の行政職給料表からの分離について
検討していきたい
と考えております。

③住居手当の内容についても見直しが必要だと考えるがどうか?

~前略(いろんな説明)~
本市としましては、これまでの独自課題の解決に加え、
国や他都市におけるこうした見直しの状況も勘案したうえで、
職員の住居費の実費負担に着目するなど、
支給総額および支給職員割合の抑制をも視野に入れた
新たな制度構築を平成22年度から改正すべく、
関係職員団体と協議を行っている
ところであります。

④扶養手当も、他の手当同様、見直すべきだと考えるがどうか?

~前略(「適正なものだと考えている!」という趣旨の話)~
これらは ~(中略)~ 職員の扶養実態に即したものであると
考えております。

【質疑内容を踏まえて、再質問】

そもそも今回取り上げた、この問題の背景には、
配布資料の表①②でお示しした通り、
本市の財政が非常に厳しい状況にあること。
にも関わらず、市職員、とりわけ技能労務職員の基本給の水準が
国・近隣市と比べて、高い水準にあること。
しかも、それに加えて手厚い手当制度が存在すること。
こういった事実が1セットで存在するということ。
こうした非常に重要な問題が存在すると考えています。
そこでお伺いします。
こうした現状を踏まえ、抜本的な給与制度の改革に取り組むべきだと
思うが、どうか?
改めて、市全体としての姿勢をお聞かせください。

将来に向けた給与水準の適正化に向けた取り組みに関する
ご質問にお答えします。
本市の給料水準の指標である一般行政職のラスパイレス指数に
つきましては、先ほどご質問のなかでご指摘頂きましたとおり、
地域手当の補正を除きます数値は、103を超え、
全国的に見ても高い水準にあると認識いたしております。
~中略(ただし、これは一時的な現象ですよ~
、という趣旨の説明。
ほんまかいな???) ~
しかしながら、同様の状況にありながらも、
技能労務職員の給料水準におきましては、
さきほど申し上げましたとおり、
国や他都市に比べ、更に高い水準にあると認識しております。
今後とも、社会情勢の変化や国や近隣他都市等の状況も考慮のうえ、
昇給、昇格制度の運用や給料表の級構成のみならず、
その適用職種や各種手当につきましても、
その趣旨や職務および責任の度合いに応じた制度であるか否かを
検討のうえ、適正な制度の確立について努めてまいりたいと
考えております。

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と、まあ、こんな感じです。
毎度のことながら、多用される「検討」という言葉を、
どう解釈するかにもよるのですが、下打ち合わせでの話なども踏まえて
結構、いい感じではないかいな、と思っています。

というわけで、次回(?)の日記では、ここまでの質疑の内容を踏まえ、
最後に要望として述べてきた内容を掲載予定です。
今しばらく、お付き合いくださいませ。
それでは失礼いたします。


一般質問のご報告@市職員の給与制度について ②

2009-12-22 20:05:40 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

気がつけば、12月も22日。
あと10日程で、今年も終わりなんですねえ。
ほんま、一年、早いわ。。。

さてさて、本日は、少しばかり飛ばしてしまっていた、
一般質問のご報告の続きです。
前の日記では、要するに、
 ○本市は類似都市と比べて、きわめて厳しい財政状況に置かれている。
 ○にも関わらず、職員の手当を除いた基本給は、国・近隣都市と比べて、
  高い水準にある。
ということを、資料を示しつつ、説明してきました。
というわけで、今日は、その続きです。

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それでは、これらの点を踏まえたうえで、
各手当の問題点について具体的に見てまいります。

まず特殊勤務手当について。
一般行政職を対象とする特殊勤務手当のうち、
「税務事務従事手当」は業務との二重支給性が強く、見直すべきです。
また、技能労務職を対象とした特殊勤務手当の多くは、
業務自体に対する報酬である給料部分との二重支給性が疑われます。
『「著しく危険・不快・困難な業務に支給される」という
 特殊勤務手当の本来の趣旨から、
 現存する特殊勤務手当には一定の妥当性がある』
という意見も存在するようですが、私はそうは思いません。
なぜなら、こうした意見が妥当性・正当性を持つためには、
【表②】⇒「200912102.pdf」をダウンロード  でお示しした、
現行の高すぎる基本給の見直しが前提になると考えるからです。
厳しい財政状況の中、
国・近隣市と比較して、高い基本給は確保したまま、
それに上乗せして、特殊勤務手当を支給するという
現在の形は改めるべきではないでしょうか?

次に住居手当についてです。
【表③】⇒「2009122201.pdf」をダウンロード
本市の住居手当の特色を、他の人口40万人以上の中核市19市と
比較する形でまとめました。
本市の住居手当の特徴は大きく分けて三点あります。
一点目は自己所有物件に住んでいるか?賃貸住宅に住んでいるか?
という居住形態に関わらず、手当の支給内容が同じであること。
二点目は家賃等の要件ではなく、
世帯構成によって手当金額が決定されること。
三点目は非世帯主に対しても手当が支給されるということです。

それでは三点の特徴について、具体的に見てまいります。
まず一点目、自己所有か?賃貸か?に関わらず、
手当の金額・内容が同じという点について。
この点については
「自己所有物件であっても多くの場合、ローンを負担している」
「そもそも賃貸物件への居住を勧めるようにも捉えられる制度は
好ましくない」
等の理由から私は、一定、理解できる考え方だと思っています。
しかしながら、二点目の
「家賃等の要件ではなく、世帯構成によって手当金額が決定される」
という点については、本人が実際に負担する家賃額と
支給される住居手当支給額の間にアンバランスが生じかねない
という問題があり、見直すべきだと考えます。
また三点目の非世帯主に対する手当の支給は、
他市では殆ど見られない、あるいは稀に見られる他市の例と比較しても
大幅に金額が高いという点から手厚すぎる制度であり、
早急な見直しが必要だと考えます。

さて以上、述べてきました通り、その良し悪しはともかくとして、
本市の住居手当には他市には見られない特徴が三点あります。
それぞれの特徴については、手当全体の整合性という観点から
慎重に検討するべきですが、以上の特徴が重なった結果、
二つの大きな問題点が存在することは重要です。
その問題点とは、一つは「手当の支給額が非常に多いこと」、
もう一つは「全職員が支給対象となっていること」です。
こうした問題の存在を踏まえて、現在の住居手当は、
大きく見直すべきではないでしょうか。

次に扶養手当についてです。
【表④】⇒「2009122202.pdf」をダウンロード
【表③】と同様の手法で、本市の扶養手当の特徴をまとめました。
本市の扶養手当の特徴は大きく二つあります。
一つは、他市では22歳で終了される扶養手当の支給が、
本市では被扶養者が学生であった場合に限り、
25歳まで延長されるという点。
もう一点は、他市ではあまり例のない
配偶者の父母を対象とした扶養手当の支給が、本市では実施されている
という点です。
こうした点についても見直すべきではないでしょうか。
それでは以上、述べてきた内容を踏まえて、具体的な質問に移ります。

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と、以上が質問に入る前の、前フリ部分でした。
次回(?)は、具体的な質疑の内容について、ご報告します。
それでは今日は、このへんで。


「西宮市立幼稚園教育振興プラン(素案)」について。

2009-12-17 17:28:00 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

本日の市民文教常任委員会では、
「西宮市立幼稚園教育振興プラン(素案)」に対するパブリックコメントの
 結果についての報告』と、それに関連する請願・陳情の審査が、
行われていました。
というわけで、午前中は、その傍聴に行ってきました。

通常、西宮市がパブリックコメント(以下、パブコメ)を行った場合、
寄せられる意見等は精々、数件程度。
数10件ともなると、
「へ~、今回、結構コメント多かったのね~」
という感じなのですが。
市教育委員会の集計結果によると、今回の
「西宮市立幼稚園教育振興プラン(素案)」に寄せられたパブコメは
提出人数14,928人、意見件数22,888件という膨大なもの。
この件数自体が、
 ○このプランが、いかに、多くの市民の方々に影響を及ぼす
  可能性を秘めているか!
 ○しかも、その影響が甚大なものであるか!
 ○にも関わらず、このプランが、いかにトホホな内容のものであるか!
を如実に表していると思っています。

プラン内容については、いろんな角度から、様々な趣旨の意見が
寄せられており、それを教育委員会が整理した資料が
本日、議場で配られていました。
これ、議論の整理に便利だと感じたので、
 ○意見が多かった項目ほど上に来るように修正
 ○各項目の中で、多かった意見ほど、上に来るように修正
等、一部加工した上で、↓こちら↓に掲載しておきます。
「2009121701.xls」をダウンロード

で、このうち、意見件数1,000件以上と、
とりわけ寄せられた数が多かった意見を上から順に並べますと、
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1位:10,999件
 (保護者負担の)公私間格差を是正してほしい。不公平をなくしてほしい。
2位:3,103件
 公私問わず、特別支援対象児への支援をお願いしたい。
3位:2,967件
 統廃合・素案に反対。
4位:1,607件
 市立幼稚園教員が厚遇過ぎる。
-------------------------------------------------------------------------------
という結果になります。
色々と示唆に富んでいるなあ、と。
とりわけ、1位の「(保護者負担の)公私間格差を是正してほしい。」
という意見については、中身の妥当性からも、意見の多さからも、
きわめて真摯に対応するべき課題だと思います。
(この話については、上に掲載した資料の中に、
 個人的に、非常に興味深く感じる内容がありましたので、
 別途、分かりやすく、例に挙げての内容を掲載予定です。
 ご期待下さい。)

ところで、後日、ご報告予定の一般質問の中でも、
このプランについては触れましたが。
私は、そもそも、市全体の幼稚園行政を考えるべき立場にある
西宮市教育委員会が、名前からして、
「私ら、市立幼稚園のことしか考えてませんよ~」
という姿勢を如実に示すプランを作成・提出してくること自体、
理解に苦しむ
と思っています。
そら、批判もされまっせ、と。

あくまで個人的な感覚ではありますが。
議会での審議を聞いていても、役所方も、
「なにがなんでも、このプランを進めるのだ!」
という姿勢からは、大幅にトーンダウンしている模様。
ま、そら、そうですわな。
そもそも、この話は、私立幼稚園はもちろん、保育所や認可外施設も含め、
「西宮市として、就学前児童全体のことをどう考え、
 どのような姿勢で取り組むのか?」
という大きな枠組みの中で考えられるべき課題であり。
今回の私の一般質問に対する答弁で、
市としても、こうした方向の必要性を認める趣旨の発言をしています。
となれば、これは、ある意味、当然のことと言えるでしょう。

なにせ教育委員会がやることだけに、まだまだ予断は許しませんが。
引き続き、事態の推移を見守りつつ、
意見・提言を続けてまいります。


続報・通勤手当問題

2009-12-15 14:07:13 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

昨日は、「さあ、もうちょっと頑張りますか。。。」的なブログを書いた後、
資料の続きを読んでいると、またまた消防の召集が。
あわてて、召集場所である所のエイヴィスタワーに行ってみたのですが、
着いたら、既に鎮火!ということで、まあ、よかったなと。
しかし、しばらく、あまり多くなかったように感じる消防の召集が、
最近は誤報も含めての話ではありますが、なにやら多くなっている気が。
皆様、年の瀬、あわただしい折ではありますが、
火の元には十分、ご注意ください。

さてさて、本来なら一般質問の続きに行くべきところですが。
お昼頃、議会の控え室で、最近の西宮に関連する記事のスクラップを
確認していたところ、例の通勤手当の件(リンク先・左下記事参照)について、
↓こんな記事↓が掲載されていましたので、ご報告。
「SKMBT_C20309121511570.pdf」をダウンロード
・・・なるほど、西宮だけではなく、他の市にも結構、
同じような問題を抱えているところがありますか。

それにしても。
取材してきた新聞記者さんに対して、
「規則には定められてるけど、別にやらなくてもかまわない」
的な主張をする市があることや、
他市で、きちんとチェックしているところがあるにも関わらず、
「作業量が膨大だから無理!」
的な意見を主張する市があることには驚きます。
良きにつけ悪しきにつけ、役所というのは、
規則に定められたことに代表される「決められたこと」には
杓子定規に守る対応をするものだと考えていたのですが。。。

しかしながら、つくづくと。
こういう経過なんかを見ると、まだまだ見逃している問題が
あるんやろうな~、と思わずにはいられません。
実は私、通勤手当をはじめとする、他の手当についても、
特殊勤務手当のことを詳しく調べていた時期に、
いろいろと調べてはいたのです。(↓こちら参照↓)
http://www1.ocn.ne.jp/~shigi/report/3b.pdf
にも関わらず、恥ずかしながら、当時は、
「通勤実態が確認されていない!」という、
今回取り上げた問題の存在には、全く気付きませんでした。
深く反省。。。

今回の経験を踏まえて、つくづくと
「先入観にとらわれず、より深く、いろんなことを
 きちんと調べていかねばならん!」
という当たり前のことを、改めて肝に銘じました。
これも糧として、ますます、しっかり頑張っていきます!
それでは今日は、これにて失礼。


一般質問のご報告@市職員の給与制度について ①

2009-12-14 19:26:54 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

本日で今議会の一般質問の部は終了。
ということで、ただいま、明後日からの常任委員会の資料を熟読中。
しかし、資料に目を通していて思うのですが、お役所ってのは、
ほんま、「会議」とか「なんとか計画(プラン)」ってのが好きやなあ、と。
計画立てるのは結構ですが、
 ○中身がちゃんとしている
  (具体的な問題を、ずれずに、きちんと把握しているか?とか、
   せっかく洗い出した問題点を、ちゃんと解消することにつながるか?
   とかいうことも含めて、の話です。)
 ○中身をきちんと実行していける
  (もちろん、前にあげた条件を踏まえたうえでの話です)
という要件を立てていなければ、手間ひまかけても意味がないのでは?
と思ったりもするのですが。。。
ここらへん、会議についても、同じことだと思うんですけど、
そこらへん、どないでしょ。

と、ここらへんの話は、また別途、ということで、
今日は、一般質問のご報告をば。
前回の日記で、一部だけ、ご報告しましたが、今回の質問も
か~な~り、盛りだくさんですよ~。
それでは、始めます。

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まず大きな一問目、給与制度に関する質問を始めます。
昨今、国・各種研究機関・マスコミ等が、
地方公務員の給与制度に対して多くの問題を提議しています。
私は、本市の給与制度も、こうした場で
「地方公務員の給与制度における問題点」として提議されているのと
同じ問題を抱えていると考えています。

こうした認識に立ち、本年6月議会の一般質問において
「一般行政職と技能労務職の給料表の分離」「給料表の再編」等、
現行の給料システムを見直すために必要と思われる点についての
質疑を行い、その結果、一定、前向きな答弁を得ることができました。
私は、その際頂いた答弁内容が今後、着実に履行されるという
前提に立ち、市の今後の給与制度改革の進展に期待しています。
しかしながら一方で、前回質疑させていただいた内容だけでは、
本市の給与制度全体が抱える問題点を正すための議論としては
不十分だとも考えています。
なぜなら、給与制度は給料と手当から構成されるものであるにも
関わらず、前回、取り上げた問題点の中心は、手当を除いた
給料制度に関するものであり、手当の問題点については、
多くを取り上げることができなかったからです。
給与制度全体を適正なものに改めるためには、
給料制度だけでなく、手当内容についても、十分な検討・検証を行い
必要に応じて見直すことが欠かせません。

そこで今回は、本市の手当制度について、他市との比較を行いながら
問題点を明らかにしていきたいと考えております。

さて、手当内容の具体的な検証に入る前に
お手元の配布資料をご覧下さい。
まず↓【表①】↓。
「200912101.pdf」をダウンロード
「平成19年度 市町村財政比較分析表」から
本市の財政に関する部分を引用したものです。
この表からは、引用した指数の中では比較的、健全と言える
「財政力指数」でさえ、平均値を大きく下回っており、
順位で見ると、類似団体32団体中24位に留まっていること。
「将来負担の健全度」「財政構造の弾力性」「公債費負担の健全度」
という指標にいたっては、類似団体32団体中31位という、
非常に厳しい状況にあることがお分かりいただけるかと思います。

続いて↓【表②】↓を、ご覧下さい。
「200912102.pdf」をダウンロード
この表では、本市職員の給料水準をラスパイレス指数を用いて
阪神間の各市と比較しました。
ラスパイレス指数は類似職種に従事する
国家公務員の給料を100とした場合、
各地方自治体の職員の給料が、いくらになるかを示す指標です。
ここからは本市職員の基本給が、
一般行政職・技能労務職のいずれも阪神間で最も高いこと。
特に技能労務職については、阪神間でもダントツに高いうえ、
国の職員と比べると40%近くも高い水準にある
ことが
お分かりいただけるかと思います。

「3次に及ぶ行財政改善実施計画で給料カットを行い、
 今年度からは給与構造改革に取り組んでいる」
というのが市の主張ですが、実際問題として、
これだけ高い給料水準にある。
こうした現状を見ると、本市の人事・給与制度には、
更なる見直しが必要ではないのか?と思わずにはいられません。
まとめますと、
本市は類似都市と比べて、きわめて厳しい財政状況に置かれている。
にも関わらず、
職員の手当を除いた基本給は、国・近隣都市と比べて、
高い水準にある。

二つの表からは、こうした事実が明らかである、ということです。

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と、今日はここまで。
それでは、どうにも気は進みませんが、ブログの初っ端で
文句を書いた、いろんな計画の読み進めに戻りますか。。。
でわでわ失礼いたします。


一般質問のご報告@新聞記事掲載分。

2009-12-11 17:45:35 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

おかげさまで、昨日、一般質問終了。
で、その質問の一部が、読売新聞と神戸新聞に掲載されました。
掲載内容は、↓こちら↓。
「SKMBT_C20309121115420.pdf」をダウンロード

趣旨については、これ以上、特に書くこともないくらいですが。
せっかく取り上げていただいたことでもありますし、
一般質問のご報告の一発目は、記事に掲載いただいた内容から、
ということで。
以下、ご覧下さい。
(私の発言は黒字・
市役所側の答弁は赤字で記しています。)

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【澁谷からの質問】
「西宮市職員の通勤手当支給に関する規則」には、
公共交通機関を利用して通勤する職員を対象に
「定期券等の提示、または実地調査等によって
 通勤手当の金額が適正か?
 現実に公共交通機関を利用して通勤しているか?」
を確認する義務があることが明確に示されています。
ところが現実には、このような確認は過去30年以上にわたって、
一度も行われていません。
これは実際と異なる交通手段を申請し、
不正に通勤手当を受給することが容易にできる。
このような環境が、ずっと保たれていること、
そして、そうした状況を正すための対応が、全くなされていない、
ということを意味します。

他市においては、同様の環境を悪用した通勤手当の不正受給事件が
多数発覚しています。
こうした現状は早急に改めるべきです。
また万一、こうした環境を悪用し、不正に手当を取得している職員の
存在が明らかになった場合には厳しい姿勢で対処するべきです。
そこでお聞きします。
一点目、通勤手当支給対象者の通勤状況を調査するとともに、
不正に手当を受給している職員は厳しく処分するべきだと
考えるがどうか?
ニ点目、通勤手当の不正受給を許さない仕組みづくりが
必要だと考えるがどうか?

【担当局長からの答弁】
~ 前略 ~
ご指摘のとおり、「西宮市職員の通勤手当支給に関する規則」第5条に
おきまして、通勤に対する届出とその事実確認を現物等により
行うことを規定しておりますが、 ~中略~
通勤定期の現物確認等、具体的に行えていないのが現状であります。
~中略~ 今回ご指摘を受けた点を真摯に受け止め、
通勤手当が実費の弁償的性格の手当であることを踏まえ、
今後、通勤用定期券等の現物確認および認定経路の実態調査を
定期的に実施するよう準備を進めてまいります。
なお、当該実態調査等により、職員の通勤手当の
不正受給や悪用等が認められた場合には、
厳正に対処をいたしたいと考えております。

【答弁を踏まえて再質問】
「通勤定期の現物確認等、具体的に行えていない」ことを認めた上で、
「今後、通勤用定期券等の現物確認および認定経路の実態調査を
定期的に実施するよう準備を進めて」いくというご答弁を頂きました。
定期的な実態調査とは、どの程度の頻度で行われるのか?
また、その際の対象範囲は、全員と考えてよいのか?お聞かせください。

【再質問に対する答弁】
~前略~ 実態調査等の対象範囲は、
全ての一般職員を想定しております。
また実施につきましては、毎年度少なくとも1回は行うことにより、
適正な執行に努めていきたいと考えております。

【澁谷からの要望】
ご答弁の中でもありました通り、
通勤手当は「実費の弁償的性格の手当」であります。
にも関わらず、やろうと思えば、不正な手当受給が
容易にできる仕組みが放置されたままになっている。
これは非常に重大な問題です。
この質問を作成するにあたっての調査の過程で、
車両課・環境局・中央病院の職員の中に、
勤務先の敷地を駐車スペースとして利用する旨、
市に対して申請していながら、
公共交通機関を利用して通勤しているとして、
その分の通勤手当を受給している職員の存在が明らかになりました。
もちろん、これだけで「不正に通勤手当を受給している」と
断言はできません。
しかしながら、こうした事例はある種の疑惑を持って見られても
仕方がないものであり、不正受給を許さない・見逃さない
仕組み作りの必要性は、改めて指摘するまでもありません。
「今後、通勤用定期券等の現物確認および認定経路の実態調査を
 定期的に実施するよう準備を進める」こと、
定期的な実施とは「毎年度少なくとも1回は行うこと」であり、
「実態調査等の対象範囲は、全ての一般職員」であることを
ご答弁いただきました。
ご答弁いただいた通り、定期的な実施に向けた準備を進め、
早急に実施していただきたい。
また「実態調査等により、職員の通勤手当の不正受給や悪用等が
認められた場合には、厳正に対処」することもご答弁いただきました。
不正受給や悪用等という事例がないことを心から願いますが、
もし、そうした事例が発覚したとしたなら、ことの悪質性は重大です。
万一、そうした事例が発覚した場合には、
ご答弁いただいた通り、厳正に対処するべきであるということは、
強く指摘しておきます。

--------------------------------------------------------------------------------

という感じです。
ところで、この質問をすることになったきっかけの一つが、
以前、ブログにお寄せ頂いたコメントに記された内容でした。
この場を借りて、御礼申し上げます。

というわけで、次回以降、別の内容についても、
どんどんご報告続けてまいります。
メディアに取り上げてもらえるとか、もらえないとかいう話とは関係なく、
どれも、ムチャクチャ重要な話だと思っていますので。
というわけで、次回以降も、よろしくお願いします。
それでは失礼いたします。


改めて、一般質問のお知らせ。

2009-12-08 15:51:44 | すべての人にやさしいまちを実現するために

今日のお昼ご飯は、同僚の木村議員と一緒に、
エビスタ西宮のはがくれへ。
新メニューの「担々つけ麺」、なかなか尾を引きますが、
食後、むやみとのどが渇くのが、たまにきずですな。
でもこれ、結構、癖になる味かも。

さて本題。
先日も、このブログにてお知らせしましたが、
12/10(木) 午前11時頃から一般質問やります。
テーマは、大きくは
 ①市職員の給与制度について
 ②子育て支援に関わる組織と施策について
の二本立てです。

詳細については、いつもの通り、質問終了後、という事になりますが。
①は、
「本市の財政は非常に厳しい状況にある。
 にも関わらず、近隣市や国と比べても基本給が高いうえ、
 各種手当も、総じて非常に手厚くなっている。
 こうした現状を正していくべきではないか?」
という、得意の人事・給与制度に関する話。
②は、このところ、とりわけ力を入れている子育て支援系の話で
「本市では、きわめて縦割りな組織・対応が原因で、
 子育て支援策全体が、非常に硬直的、
 かつ、時代の要請にそぐわないものとなってしまっている。
 これが如実に現れているのが保育所の待機児童問題。
 組織・体制の抜本的な見直しを行い、
 有効な子育て支援策の検討・実現に取り組んでいくべき。」
という趣旨での、質疑になるかと思っています。

おかげさまで、ほぼ調整も終了しました。
今回も、かなり有意義な質疑にできる予感大です。

というわけで、当日、時間と興味おありの方は、
さくらFM(@78.7)でもお聞きいただけますので、
よろしければ是非どうぞ。
もちろん、いつもの通り、こちらのブログでも掲載します。
なので、こちらについても、是非ともご期待いただければと。

それでは今日は、このへんで失礼します。


まだ見ぬインターン10期生へ。

2009-12-04 13:59:14 | インターンをご検討の方へ!

次の日曜日に、毎度恒例.JP主催の議員交流会が開催されます。
いつものことながら、このブログを見て来てくれる子もいるかも。。。
というわけで、来年2月&3月にうちに来てくれることを検討中の、
まだ見ぬインターン候補生達を主な対象に、
恒例の前期インターン生からのメッセージを先着順でご紹介します。

----------------------------以下、メッセージ----------------------------

伊藤 暢康(私立大学 社会学部3年生)

僕にとってこのインターンに参加した夏休みは
充実した密度の濃い時間になったと思います。
有意義な時間を過ごすことができ、
自分自身をレベルアップさせることができました。
そして、自分に自信を持つこともできるようになりました。

僕がこのインターンに参加しようと思ったのは、
漠然と長期休みの中で何か今までと違った活動に挑戦してみたい。
という思いからでした。
でも、それが議員インターンでないといけない必要もなく、
はっきりとした目的意識や具体的にやりたいことなども
特にありませんでした。
しかし、そんな僕でも活動を通して考え、行動し、
得れることが多々ありました。
自分一人じゃ何をしていいかわからないけど、
何かをやり遂げたいとか、自分を成長させたいと思っている人にとって
しぶやインターンにはその環境があり優しく、時には厳しく
指導してもらえます。
カッコイイ志望動機や政治や議員の世界に興味がなくても、
ただ扱う教材やフィールドが政治に関することと言うだけで、
市議会議員のしぶやさんではなく一人の人間としてのしぶやさんから
得られるものも数多くあると思います。
また一緒に活動するインターン生、インターン生OBの方や
活動を通して出会う人たちからもいい刺激を受け、
学ぶものがあると思います。

政策研究やインターン中のイベントからはもちろん、
何気ない会話からでも吸収できることは様々で、
その体験を通じて得たものを自分の中に落とし込んで考え、
自分の環境にあわせて活かしていけることになると思います。

また、しぶやインターンでは「人」を大切にしてくれます。
しぶやさんはインターン生に企業インターンやバイトなどの活動では
得られないものを与え、少しでも多く持って帰ってもらいたい。
という意識をもっておられるので、一人一人と向き合って話す時間を
持つことを大切にし、活動の取り組みも一生懸命見てもらえます。
そして個人個人にあった的確なアドバイスを与えてくれます。
長い休みを充実させたい人、何かをやり遂げたい人、
サークルや部活・バイトなど普段の学校生活とは違った経験したい人、
動機は様々あると思いますが、
是非しぶやインターンに参加してみてください。
充実したものになると思いますよ。

大久保 信克(私立大学 総合政策学部3年生)

私は、将来的に政治家になることを考えていたため、
そのためには政治の現場を知っておくことが必要だろうと思い、
2009年夏の議員インターンシップに参加しました。
しかし、澁谷インターンでは政治の現場を知ること以上に、
物事の考え方や取り組む姿勢など、政治家・人としてあるべき姿を
学ぶことができました。 

学んだことはいくつもありましたが、
その中から今回2つをピックアップします。
1つは「物事のレベルをはっきりさせること」、
もう1つは「政治に対する姿勢」です。

1つめの、「物事のレベルをはっきりさせること」ですが、
何の問題を考えるにあたっても、まずその問題がなぜ大切なのか、
その問題は全体の中でどういう位置にある問題なのか、
その前提を明確にします
(そうすることで後の細かい問題がわかりやすくなります)。
そしてその後の残りの部分を、レベル別に整理していく
(ex: Aとaではなく、Aの中のaという感じで)。

私はこの考え方を、参加した広報委員会の議事録などの
文章を作成するプロセスを通して学ぶことができました。
一見当たり前で簡単そうに思えるのですが、
自分でできたと思っても詰めが甘くできていないことがしょっちゅうで、
いつも澁谷さんに直されていました。
しかし、考え方を知るだけでなく、澁谷さんの指導の下
実践を通して体で学ぶことができたことが良かったと思っています。

また、この作業をするとき、澁谷さんが何十回も言われていた、
私の脳裏を離れないセリフがあります。それは、
「俺はお前たちに上手な文章を書いてほしいわけでも、
 西宮市に精通してほしいわけでもないねん。
 こういう考え方を身につけてほしいねん。」
というものです。
「普段でもこういう考えを身につけることがお前たちのためになる」
という、インターン生のためにスキルを与えてくれようとする心意気で
接してくれる。そんな澁谷さんの下で学べて良かったです。

2つ目は「政治に対する姿勢」です。
澁谷祐介という1人の政治家の、政治に対する姿勢を真横で、
肌で感じられたことは自分の考える理想の政治家像に影響を与えました。
澁谷さんの誠実さ、政治に対する努力の姿勢は
これから政治家を目指す人であれば本当にためになることだと思います。
それがよくわかる話として、澁谷さんの選挙に対する姿勢があげられます。
澁谷さんは選挙前だけビラを撒いたり、宣伝カーに乗ったりして
選挙活動をすることはせず、定期的に自分の考えや取り組みを
地域の方々を中心に伝えることを大切にされています。
西宮市の問題とそれに自分がどう考え、取り組んでいるか。
大変わかりやすいものをコンスタントに毎シーズン作成し、
地域の方を中心に、定期的に年4回ポスティングしています。
このことに関して当初何も知らなかった私は、
選挙活動を頻繁にやっているということではないかと思うことも
あったのですが、HPにも掲載されているあのビラをつくるのは
そう簡単なことではないのです。
普段から自分が問題に対して真剣に取り組まない限り
掲載するネタはでてこないし、しかもそれを市民の方々が
親しみを持ってわかりやすく読めるような文章構成にする配慮も
容易なものではない。
まさに努力の積み重ねがあのビラなのだと感じました。
選挙前だけでなく、定期的に市民の方々にビラを配り、
西宮の問題とそれに対する自分や会派の取り組みを伝えて信頼を得る。
選挙前だけでなく、普段から地域行事を大切にして
地域の方々との信頼関係を大切にする。
私は政治家としてあるべき姿のようなものを感じました。
だから政治家をめざす人にとって澁谷インターンで得るものは
大きいと確信しています。

以上私が澁谷インターンで学んだ2つのことについて
下手な文章ながら紹介させていただきました。
改めて澁谷インターンについて考えると、
本当に参加できてありがたかったと感じます。
インターン期間が終わってからも色々な行事に声がかかり、
行った時には政治のこと、仕事のこと、将来のこと、
何でもじっくり話すことができて、その都度自分の考えの甘さを
痛感しますが、澁谷さんと話すことでたくさんのものを得ています。
なので次期インターン生の方々、きっと良い出会いになると思います。
みなさんにお会いできるのを心待ちにしています!
楽しんで頑張ってください!

中島 由紀子(国立大学・大学院 人間科学研究科1年生)

しぶやインターンは、「自分を成長させたい!」と思っている方に
ぴったりだと思います。
私自身、そんな思いを抱いてしぶやインターンに参加したのですが、
自分が期待した以上に「成長のきっかけ」を得ることができたと
思っています。
私が「成長のきっかけ」を得ることができたと思う理由、
またしぶやインターンを強くお勧めする理由を説明するために、
しぶやインターンの魅力をお伝えしましょう。

私の感じたしぶやインターンの魅力(おススメポイント)は、
大きく3つあります。
まず一つ目に、しぶやさんがインターン生一人ひとりに
真剣に接してくれること。
私が「成長のきっかけ」を得るために特に有効であったと思うのは、
しぶやさんがインターン生の長所・短所を見定め、
それに気づかせて下さったことです。
私自身も、長所はより伸ばしていくために、短所は克服するために、
私には今何が必要で何をすべきなのかというアドバイスを
日々の活動の中で何度もいただきました。
しぶやさんの長所・短所の指摘・アドバイスは、非常に的を得たもので、
私はそれらを良く聞き実践していくことで
少しは前に進むことができたのではないかと思っています。
もっと上にもっと前に、と思うのに、自分では何が足らないのか
どうしたらいいのかわからず、行き詰ってしまう経験は
誰にでもあるのではないでしょうか。
そんな時、今度はしぶやさんに相談してみてはいかがでしょう。
前に進みたいという熱意を絶やさない限り、
しぶやさんは親身になってアドバイスしてくださると思いますよ。

二つ目に、「政策研究」が主な活動内容であること。
政策研究では、西宮市の問題を考え、
その対策をできる限り実行にうつしていけるように調査を行います。
その過程では、自分で文献を読んで知識を深めたり、
インターン仲間たちと意見を交えたり、
しぶやさんに相談して意見をいただいたり、
実際に現地に赴いて現場を知る人にインタビューしたりと、
たくさんの行動が必要です。
そのため大変なことも多いですが、
しかしその分得るものもたくさんあります。
私は、現場で働く人のお話に本では得られないような発見があったり、
行き詰ったときインターン仲間に相談すると
全く新しい視点を示してくれたりといったことがありました。
政策研究を進めていくにつれ自分の世界が広がったように思います。
また、政策研究をしっかり行うことで「論理的思考」も身につきます。
これは、前のインターン生の方のメッセージでも
たくさん書かれているので割愛させていただきますが、
私からはここで論理的思考を身に着けてしまえば
後々大変役に立つこと間違いなし!とだけお伝えしておきます。
就活では多くの企業で「論理的思考をもつ人を求む」という声を耳にしますし
就職を抜きにしても「論理的思考」はよりよく生きていくうえで
必要不可欠なものではないかと思います。
政策研究をしっかり行い、ここで一生ものの論理的思考を
身につけてはいかがでしょう。

三つ目に、いろんな人と接する機会があること。
これは二つ目の魅力説明と少し重なるのですが、
インターン活動全体を通じてしぶや議員や同期のインターン仲間だけでなく
インターンOB・OG生、市職員、他の市議会議員さん、市民の方々など
たくさんの人と接する機会があることは大きな魅力だと思います。
先に述べたような異なる価値観をもつ人と接することで
視野が広がるということだけでなく、
社会のリアルに触れ、偏見や先入観から解放されるということもあります。
「公務員の仕事は楽だ。」「議員は、選挙のときばかり頑張る。」
といった話はよく聞きますが、それはほんの一部であり、決して
全体がそうなのではないということをこの目で確かめることができました。
私が見る限り、多くの市職員・議員さんは、本当に西宮市のこと、
市民のことを考え、わが身を削りながら行動されていました。
普通に大学生活するだけでは、なかなかわからない
社会のリアルも見えてきます。
ぜひ皆さんにも、リアルに触れる感動を味わっていただきたいです。

以上長くなってしまいましたが、
しぶやインターンの3つの魅力をお伝えしました。
これらの魅力をもって、私は皆さんに強くしぶやインターンをお勧めします。
「成長したいならしぶやインターンへ!」
皆さんにお会いできるのを心待ちにしていますね。

川合 温(国立大学 経済学部3年生)

しぶやインターンは僕の人生のなかで、
とても貴重な経験になったと思います。
インターンに参加する前は、
「議員さんのお仕事のお手伝いをさせていただく」
「参加することに意義がある」という風に思っていました。
でも、しぶやインターンは違います。
しぶやさんはインターン生一人一人に、
大切な仕事を任せてくださいます。
その仕事は市政のことであったり、市民の方々に直結することであったり、
澁谷さんご自身にとってとても大切なことであったりします。
それだけに、委縮してしまうこともあるかもしれません。
でも、真剣に行動すれば、
澁谷さんも真剣に、僕たちに向き合ってくださいます。
マナーや文章作成等色々なことを教えてくださり、
色々な会議やミーティングに連れて行ってくださいます。
そんな、しぶやインターンでの毎日はとても刺激的です!
そしてなにより、「自分でもこんなことができる」「自分でも何かを変えられる」
という、自信と行動力が身に付きます!
また、仕事だけでなく、澁谷さんは、僕たちインターン生と
色々なお話をしてくださいます。
趣味の話や、学校生活の話など、澁谷さんは楽しくお話をしてくださり、
聞いてくださります。
僕はよくグルメのお話をさせていただきました。
インターン生同士でも色々な話をしました。
OB・OGさんとの活動や飲み会もあり、インターン中、インターン後も
楽しめるのもしぶやインターンの特徴です!
しぶやインターンでの2か月間は色々な面で本当に楽しく、
充実しています。
今後の人生に残る2か月間を発見するために、
しぶやインターンは最適な場所だと思います!

----------------------------メッセージ終了----------------------------

いいメッセージをもらえてうれしい限り。
9期生メンバー各位の協力に感謝!です。

ちなみに、我がインターンの一番の売りは、
インターン期間終了後も、普通に朝の駅立ちやら、ポスティングやら、
活動レポートの校正やら、地域の祭りやら、なんやらかんやらに

参加してくれていること。
こないだのポスティングの時には、
3年以上前にインターンに来てくれたメンバーまで含めて、
2日間で述べ12人の元インターン生が参加してくれました。
自分で言うのもなんですが、こんな議員インターン、
多分、そうはありません。
これ、私の自慢です。

というわけで、多くの学生さんたちと会えるのを楽しみにしています。
当日、会場にて会いましょう!
(もっと前のインターン生からのメッセージも、こちらからご覧いただけます。
 是非、ご覧下さいね。)


財政状況を踏まえた行政運営を行うべきです。

2009-12-02 17:52:33 | 市政全般に関連すること

12月議会に提出される補正予算案によると、
平成21年度の市税収入は当初予算での想定に比べて、
約18.5億円も減少するとのこと。
・・・おいおい、18.5億円って。。。

ちなみに、昨年度の本市の決算は約17.5億円の黒字。
仮に、今年も同程度の収支状況で推移しているとすると、
・・・こりゃあ、大変なことですわ。

おまけに来年度も、市税収入の大幅減少が見込まれており
非常に厳しい収支となることが予想されています。

景気の悪化に伴う市税収入の大幅な悪化自体は、
西宮市の責任ではありませんが。
問題は、この予算が組まれた時点で、既に、いろんな方面から
「こんな楽観的な見通しでいいのか?」
的な指摘がなされていたにも関わらず、
「明るい希望が見えてきました」だの
「本市の市税収入の中心は、個人市民税と固定資産税であり、
 多少の減少はあるにしても、そこまで大幅な減少はない」
だのという答えに如実に示される、
危機感のない姿勢に終始してきた点にあると思っています。
平成21年度当初予算の概要にも示されているのですが。
リーマンショック後、深刻な経済情勢悪化が現実のものとなっていた
時期に策定されたにも関わらず、
「課税人口及び給与所得の増」により、
個人市民税の税収が、前年度より10億円以上増えると見込んでいた。

そうした前提に基づいた予算を作成し、
その内容に則った行政運営を行ってきた
このことには、我々、議会の力不足も含めて、
反省すべき内容が、多々、含まれていると思うのです。

これまでも再々、指摘してきていますが、本市の財政状況の厳しさは
目を覆うばかりです。
一方で、本来、行政が対応すべき分野であるにも関わらず、
取り組めていない分野も多々あります。
その逆に、効果や意義に首を傾げてしまう事業も多数存在します。
こうした状況を踏まえるなら。
事業の取捨選択を進めると共に、
必要な分野に対して、限られた力を集中して投入していくこと。
それによって、全体から見た「公共の福祉の増進」に邁進すること。
これこそが、行政が行うべきことだと思うのです。
そのための調査や指摘を、これからも続けていかねばならんと
改めて、つくづく思った次第です。

>海風様

現時点での新型インフルエンザへの対応については、
↓こちら↓で、ご確認いただけます。
http://www.nishi.or.jp/contents/00012119000300015.htmltarget="_blank"
1歳~小学3年生までのお子様であれば、
明後日12/4から摂取開始ということになっていますので、
さすがに、もう、予約できるのではないかと思いますが、いかがでしょうか?
なお、ワクチン摂取を行う医院のリストは↓以下の通り↓です。
http://www.nishi.or.jp/media/2009/20091119influ-vaccine-hplist.pdftarget="_blank"
ご参考までに。

>*このコメントに対しての返信は必要ありませんので…。
>何か新しい情報がわかりましたら、
>ブログ上で発表していただけると助かります。

この内容については、興味と関心おありの方も多いことかと思いますので、
コメントに対するお返事という形で、掲載させていただきました。
時期的にも、ちょうどタイミングがよい話でもあったもので。。。
せっかくのお気遣いを無にしてしまい、申し訳ありません。
なにとぞ、ご了承くださいませ。

コメントいただき、ありがとうございました。