西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

本日より、兵庫県議会議員選挙開始。というわけで、西宮選挙区の候補者のweb情報をまとめました(^^)v

2019-03-29 18:36:58 | 主張・広報と活動のお知らせ

本日から兵庫県議会議員選挙がスタート。
  ↓


というわけで、ご参考までに西宮選挙区における
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●各候補者のHP(見当たらない場合はブログ)
●ごくごく簡単な経歴
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等、まとめてみました。

敬称略で、並び順は、ポスター掲示板への掲出番号の通りです。
(ブログ更新後、お寄せ頂いた情報をもとに修正@2019/3/29 21:57)

 
◇◇◇◇◇

 ★大前はるよ★
【HP】http://haruyo25.jp/
【寸評】無所属。現在、三期目。衆議院議員選挙への挑戦歴ありで、父親は元・衆議議議員。
 
★増山誠★
【HP】確認できず。 
【寸評】維新の党公認。今回、初挑戦。維新の党、二人目の候補。

★光田あまね★

【HP】http://amane-mitsuda.com/
【寸評】無所属。元・神戸市議会議員。神戸市長選挙への挑戦歴あり。

★くりやま雅史★
【HP】https://kurix.jp/
【寸評】立憲民主党公認。現在、二期目。西宮市議会議員も二期。

★北川やすとし★
【HP】https://kitagawa-y.com/
【寸評】自民党公認。現在、五期目。曾祖父以来続く、政治家一族。

★いそみ恵子★
【ブログhttps://keikoisomi.exblog.jp/
【寸評】共産党公認。現在、四期目。西宮市議会議員も一期。

★竹尾ともえ★
【HP】http://www.komei.or.jp/km/nishinomiya-takeo-tomoe/
【寸評】公明党公認。前・西宮市議会議員(二期)。県会議員選挙には初挑戦。
 
★おくの尚美★
【HP】https://okuno703.com/
【寸評】国民民主党推薦。前回に続く挑戦。元・小学校職員。

★中野ゆうご★

【HP】http://nakanoyugo.jp/
【寸評】維新の党公認。現在、二期目。維新の党から県議選への二人挑戦は初。

★はたなか光成★
【HPhttps://www.hatanaka.xyz/
【寸評】無所属。元・衆議院議員。県会議員選挙は初挑戦。

★吉岡政和★
【HP】http://yoshiokanavi.jp/
【寸評】無所属。前・兵庫県議会議員で西宮市議会議員も二期。西宮市長選挙への挑戦歴あり。
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上に並べた結果が正しいという前提での話ですが、HPやブログがない候補者っているんですね...
てゆうか、私みたいにマニアックに情報発信を続けている議員って少数派なんやな~と改めて。

個人的に、現職・元職の候補者は、実績で評価されるべきだと思っています。
なので各候補者のHPに加えて、『「候補者の名前」「興味をお持ちの分野」』みたいな感じで検索をかけてみるのも、よろしいかと。
「興味をお持ちの分野」に入るのは、私たちの生活に密着した「介護」「教育」「子育て支援」「防災」から「政務活動費」、なんなれば「原発」「憲法九条」まで切り口は何でもいいですよね。
これ、ネット時代のとても便利なところだと思います。
といいながら、検索かけても、ぜんぜん出てこなかったり、結局のところ自己申告なので...という話もあるのかもですが。
ここらへん、自戒も込めての話ですね。。。

 
なにはともあれ、一人でも多くの方に選挙に足をお運びいただけること、そして兵庫県政・西宮市政にとって、より良い方が選ばれることに期待したいと思います。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。


根拠に基づいて政策を決定、運営するという考え方。これからは、一層こういう方向性を大事にするべきです!

2019-03-26 11:02:33 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

昨日予定していた西宮北口駅×北東での駅立ちは、他の方とバッティングしてしまったので、なくなく中止。
今日は予定通り、西宮北口駅×北西で実施できたのですが、なかなか先が思いやられる展開やなぁ...
明日・明後日とうまくいけますように!!!

さて本題、代表質問のご報告の続きです。
今日は、これからの行政運営のためにとても重要だと考えている『データに基づいて、政策判断や運営を行う「エビデンス・ベースト・ポリシー・メイキング」』についての話です。
なお業界的に、この分野が一躍脚光を浴びたのは、なんといっても中室氏の『「学力」の経済学』以降かと。
興味おありの方は、こちら是非どうぞ!
 ↓


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【質問】

『行政経営改革の推進』のうち、「業務の効率化」についてです。
「ICTの活用については」「行政が保有するデータの活用として、意思決定に資するデータ分析や、オープンデータの利用拡大を推進します」とのことでした。
具体的な内容をお聞かせ下さい。
  ↓
【答弁】
まず、データ分析についてです。
ICT社会の進展に伴い、データに基づいて判断やアクションを行う「データ・ドリブン」や「エビデンス・ベースト・ポリシー・メイキング」以下、「EBPM(イー・ビー・ピー・エム)」と言いますが注目を浴びています。
(~国の目指す方向や、市としての認識など。内容との関連が薄いので割愛。)
現時点においては、庁内データ分析基盤の構築を検討するとともに、個人情報の取扱において、市民の権利の侵害に繋がることの無いよう、個人情報を、個人が特定できない様に編集する、いわゆる「分析用抽象化情報」を規定するための、個人情報保護条例の改正準備など、庁内横断的な調整を進めているところです。
EBPMの取り組みは、自治体においては始まったところであり、試行錯誤のところもありますが、今後、個人情報保護条例の改正や庁内データ分析基盤の構築などの環境整備を行い、EBPMを浸透させるための職員研修を実施するとともに、民間の専門家や地元大学の学識経験者の助言も受けながら、EBPMを推進してまいりたいと考えております。

次に、オープンデータの利用拡大についてです。
(~本市の過去・現在の取組など。内容との関連が薄いので割愛。~)
 オープンガバメントとは、インターネットを活用し、透明でオープンな政府を実現するために、行政情報の公開・提供と、国民の政策決定への参加を促進する取り組みのことで、来年度は、地元大学等と共同して、オープンデータの分析・活用により、地域課題の解決策をともに考えるアイデアコンテストへの参加に向けて、準備を進めています。
また、兵庫県下の自治体で構成する、兵庫県電子自治体推進協議会のオープンデータ・ワーキング・グループにも参画し、データフォーマットの共通化や、県・市町のオープンデータ・カタログサイトの共同運用の研究を行うこととしております。
引き続き、市が保有するデータの活用を推進することにより、効果的・効率的な行政運営に結び付けてまいりたいと考えております。
  ↓
【意見・要望】
「市が保有するデータの活用を推進することにより、効果的・効率的な行政運営に結び付けてまいりたい」とのご答弁でした。

そのために「個人情報保護条例の改正や庁内データ分析基盤の構築などの環境整備を行う」こと、「地元大学等と共同して、オープンデータの分析・活用に」取り組むこと、県下自治体での「データフォーマットの共通化」を推進すること等の具体的な内容も示されました。
過去、私が提案してきた内容とも共通する内容であり、高く評価します。
今後、答弁の内容を着実に推進するよう要望しておきます。
(※ご参照※ エビデンス(=科学的根拠)に基づいた行政運営。これこそが今後、自治体の目指すべき方向性だと思うのです。@2018年5月のブログ)

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例えば、長期的に見た時に
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●定期的に健康診断を受けている人の健康状態は、どのように推移していくのか?
●定期的に歯科検診を受けている人の健康状態は、どのように推移していくのか?
●いきいき体操に参加している人の健康状態は、どのように推移していくのか?
--------------
てなことを、きちんとデータとして処理し、他の要因を除去して効果検証していくことで、より効果的な施策に集中することが可能になってくると思うんですよね。
だからこそ、せっかく持っているデータを活用できるようにしていくことが、とても重要だと考えています。
この分野、引き続き、追いかけていきます!

というわけで今日のブログは、このへんで。
マニアックな内容ですみませんでした。
それでは失礼いたしますm(__)m


JR西宮駅前の可能性を自ら潰す、駅前再開発計画。なんで駅前の超一等地に卸売市場が必要なんですかね...

2019-03-22 17:43:31 | にぎわいと活気のあるまちを創造するために

本日で、今任期最後となる3月定例会も終了。
今日を最後に退任される理事者お二人と、今季限りで引退される先輩議員お一人から、最後にご挨拶があったのですが色々と感慨深いものがありました。
どなたも存在感の強い方ばかりであり、しみじみと一つの時代が終わった感じがするよな...
長い間、本当にお疲れさまでした。

さて、そんな3月議会最終日ですが、会派を代表して、予算に対する討論を行いました。
というわけで、そのご紹介をば。

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会派・ぜんしんは、ただいま上程中の諸議案のうち、議案第611号平成31年度西宮市一般会計予算の採決に加わらず、退場します。
以下、理由を述べます。

私どもは、市が巨額の公金を投入する市卸売市場再生整備事業について
①市場の継続性
②流通拠点としての必要性
③市の支援策の妥当性
④再整備場所としての適切性
などの点から、大きな問題を抱えていることを再三指摘してきました。
以下、その内容について申し上げます。

まず市場の継続性について。
市自身が行った調査の結果からも、多くの市場関係者が、後継者不足などで事業継続が困難な状況にあることが明らかになっています。
また市場で商品を購入している事業者も、同様の問題を抱えています。
加えて、少子高齢化や長期的な人口減少の進行に伴い、今後、食品流通量自体が大幅に減少することが予想されています。


市場を取り巻く環境が今後一層、厳しくなることは明らかである上、流通構造も急速に変化しています。
今後各地において、卸売市場の再編整備が進められていくことでしょう。
このような状況のもとにありながら、卸売市場の存在意義や公益性が長期にわたって変わらないと考える市の認識は甘いと言わざるをえません。

次に、流通拠点としての必要性と、市の支援策の妥当性について。
市は新民設市場開設者に対して、市場施設を減免して貸し付けるとしており、減免額は毎年2700万円にのぼると試算されています。
一方で卸売市場を経由して市内で消費される野菜・果物は市内全流通量の1割程度でしかなく、流通拠点としての必要性自体に疑問が持たれます。
にも拘らず、食品の流通拠点としての必要性を強弁し、特定の民間事業者に、これだけ多額の支援を継続的に行う行為は、行政の公平さを損なうものです。

また賃料を減免して事業者に貸し付けることは、本来、市が受け取ることのできる賃料収入を減少させます。
これだけの一等地であれば、本来、はるかに良い条件で土地を活用できることに対する認識がなさ過ぎます。

最後に、再整備場所としての適切性について。
そもそも、JR駅前ほぼ直結という、これだけの好立地で、ここまで多額の支援を行ってまで、野菜・果物以外ほとんど取り扱っていない卸売市場を存続させねばならない理由とはなんなのでしょうか?
いまや関西で一番住みたい街と言われるまでになった西宮。
その大きな要因の一つが、西宮北口駅周辺において芸術文化センター・阪急西宮ガーデンズが開設され、西宮という街の魅力を大幅に向上させたことにあります。
一昔前まで、へそのないまちと呼ばれていた西宮ですが、今や、少なからぬ方は「西宮のへそ」と言われると、西宮北口をイメージするはずです。
そうしたイメージが出来たのは、街の顔となる駅周辺が好ましい形で開発されたからです。
私は、JR西宮駅前も、同様な事例となるだけのポテンシャルを秘めている可能性があると考えています。
駅前にほぼ直結する一等地において、タワーマンションと卸売市場を整備するという市の施策は、こうした可能性を自ら潰すものです。
わずか10数年の間に、ここまで変貌した西宮北口というモデルを持っているにも拘らず、市の顔となる駅前の開発について、このような意識しか持つことができない。
そうした市の意識の低さを、私どもは非常に残念に思います。


市は、当該事業の必要性を強弁すると共に、明るい未来を吹聴し続けています。
しかしながら同様に市が推進してきたフレンテ西宮等の施設は現在、どのような状況にあるでしょうか?
多くの産業振興事業は如何でしょうか?
そもそも西宮市に、このような事業に取り組み、推進できるセンスや力があるのでしょうか?
私には、そういった力が西宮市にあるとは思えません。

他の事業と同じように卸売市場再生整備事業がつまづいた場合、結局のところ、そのつけは市民に回されることになります。
私どもは、このように多くの問題を抱えた事業が推進されていくことを見過ごすわけにはいきません。
よって、会派・ぜんしんは市卸売市場再生整備事業に関連する費用を削除すべきと考え、委員会にて修正案を提出しましたが、当該案は否決されました。

一方で、卸売市場再整備以外に特段の問題は見当たらないことから、議案第611号平成31年度西宮市一般会計予算の採決に加わらず、退場します。
以上です。

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てな感じです。
主張自体は、前から続けている通りですね。

なお議案第611号は賛成多数で承認可決されました。

それにしても、つくづく春は、出会いと別れの季節ですよね...
一昨日は小学校の卒業式で、昨日は顧問を務める高木野球団の卒団式。
今日は指導員を務める空手道場の卒部式があり、こちらはしっかり仕切らねば...
しかし、年々、涙腺が脆くなってきてる気がして仕方ない。。。


出会いと別れの季節と言いながら、今のところ、別ればっかりになってる感が否めないのは切ない限り。
良い出会いにも巡り合えるよう、素敵な春を迎えることが出来るよう頑張らねば!ですね。

というわけで、今日のブログはこのへんで。
それでは失礼いたします。


【快挙】市が補助金を支給する⇒その分、県からの助成金が減額される⇒だったら、補助金払ってもしょうがないじゃん... という魔のループがなくなりました!!!

2019-03-20 19:23:26 | すべての人にやさしいまちを実現するために

市内公立小学校の卒業式があった本日、子育て支援という観点から、個人的に待ちに待っていたニュースが舞い込んできました。
というわけで今日は、そのご報告です。

昨年4/1時点における、本市の3歳以上児の保育所待機児童数は3歳児94人・4歳児32人。
こうした状況を是正するためには、幼稚園が、長期休暇期間中や午後等にも子供を預かることで、実質的な保育所機能を果たす「預かり保育」の充実が効果的だと、私は考えています。
そもそも、小学校就学前の児童数のピークは2006年であり、その後、児童の絶対数は減少傾向にあります。
加えて、就学前児童全体に占める、保育所を希望する家庭の割合が大幅に増加していることを考えると、総じて、幼稚園には余裕があるはずですから。

こうした状況を踏まえ、私立幼稚園さんに「預かり保育の充実」に協力していただくためには、私立幼稚園への補助を充実させることが効果的です。
ところが現状の仕組みだと、これがきわめてしにくいんですよね。
というのも、
-------------
●市が預かり保育拡充に係る人件費補助等を実施すると、県から私立幼稚園に支給される私学助成が減額される仕組みとなっている...
 ⇒結果として、預かり保育を充実させても私立幼稚園の収入は変わらない
 ⇒なので私立幼稚園側に、預かり保育を充実させる動機がはたらかない...
-------------
という現状があるもので。
こうした現状を踏まえ、西宮市議会は兵庫県に対して「市単独補助を実施した際に、私学助成を減額することのないよう」要望しています。
ここらへんの、も少し詳しい内容はこちら。
 ↓
【ご参照】
保育所×待機児童解消のために欠かせない、幼稚園の協力。だからこそ、そのための取組を進めるべきなのです!@2018年11月のブログ

で、本日の議会運営委員会において、この要望に対する県からの回答が報告されました。
結論から言うと「今後、市が、預かり保育に対する補助を行っても、県からの助成金は減額しません!」とのこと。
いや、これ、ムッチャ大きな前進ですよ!!!
  ↓

  ↑
これによって、私が主張してきた
-------------
●0~2歳の待機児童対策として、小規模保育事業の募集再開
●これによって深刻化が危惧される3歳の壁に対応するため、預かり保育に対する助成を充実
-------------
という施策の展開が可能になります。
これはデカい。。。
所管部署にも知らせたところ、情報把握していなかったようで、驚き&喜んでいました。
こら、今後の展開が楽しみですね!
しっかり見守ってまいります(^^)v

というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


創設から15年が経過した、指定管理者制度。この間、明らかになった様々な問題への対策をきちんと講じるべきです!

2019-03-19 17:11:14 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

本日午前中は選挙関係書類の事前審査へ。
しかし選挙関係の事務仕事って、ほんま、アナクロにも程があるよな...
もう平成も終わろうという、この時代に「印刷した紙を切って、ここの枠内に貼って!」とか「写真は白黒で、プリントアウトしたものを提出して!」とかって、一体。。
こんなん、データでいいと思うねんけどなあ。。。
てゆうか、こういうやり方について疑問に思うところとか、ないんやろか???

西宮市の選挙管理員会については、
-------------
●過去、色々と不手際が問題になった
●通常時の業務量から考えて、人員体制が過剰では???
-------------
といった話もあります。
今回疑問に思った点も含めて、無事、選挙を乗り越えることが出来たら、色々ツッコんでいかねば!ですね。
 ↓
開票ミス続く西宮市 注目選挙へ入念リハーサル@2018.4付・神戸新聞webニュース



さて本題、代表質問のご報告の続き、今日は指定管理者制度についての話です。
それでは早速どうぞ!

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【質問(再掲あり)】
指定管理者制度の目的の一つに民間のノウハウを活用し、施設管理費用を低減することがあります。
もちろん「安かろう悪かろう」ではいけませんし、施設によっては価格より他の要素を重視すべきものもあるでしょう。
しかしながら貸館機能が中心であり、ノウハウ等をそれほど必要としない事業において、大幅に高い価格を提示した事業者が落札する等、現在の指定管理者選定基準には大きな問題があります。
 ↓
【ご参照】
「民間のノウハウを活かすため、機能を重視します!」というのも分かるんですよ、もちろん。でも場合によっては価格こそが、より以上に重要だと思うわけで。@2018年1月のブログ
 

こうした現状を是正するため、指定管理者の選定における価格点の割合について、全庁的な整理が必要です。
(という前段を踏まえて)これらの問題の現状に対する認識と、今後の取り組みの方針は?
 ↓
【答弁】
~現状についての説明等。質問との関連が低いので略。~

本市ではこれまで、指定管理者の選定において、指定管理料など、いわゆる「価格点」が占める割合については、市としての基準を定めておりませんでした。
しかしながら、民生常任委員会での議員のご指摘を踏まえて検討した結果、社会福祉施設などの例外を除いて、価格点の下限の目安を20%とする見直しを行ったところです。
併せて、公募前に指定管理料の見込み額等について財政部と事前協議することや、災害時の対応に関する全市的な方針を定めるなど、適正な制度運用に向けた見直しも行いました。

指定管理者制度の創設から15年が経過し、選定における価格点の考え方の整理のほかにも、多くの事業者の参入による競争性の確保や、民間ノウハウを最大限に発揮してもらうための選定方法の在り方など、本市における制度運用について改めて見直す必要があると考えており、他都市の状況等も踏まえつつ、これまでの導入状況の検証を引き続き行ってまいります。
この中で施設類型ごとの選定基準の在り方についても平成32年度からの指定管理者の選定に向けて、所管課と協議しながら検討してまいります。
 ↓
【意見・要望】
「施設類型ごとの」価格点の割合等、「選定基準の在り方についても平成32年度からの指定管理者の選定に向けて、所管課と協議しながら検討してまいります」との答弁でした。
高く評価します。
答弁でありました通り「指定管理者制度の創設から15年が経過し」、当初は考えられなかった様々な問題が明らかになっていると受け止めています。
問題を整理し、制度の意義を最大限、有効に活用できる。
そんな形を構築できるよう、スピード感を持って取り組んでいただきたい。
要望しておきます。

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水面下で色々とやり取りを続けてきたのですが、結局この話、ぜんぜん前に進まなかったんですよね。
なので今回議事録に残る場で取り上げ、こういう質疑となりました。
答弁された内容がきちんと進むよう、しっかり追いかけていかねばなりませんね。
ほっといたら、また寝かされてしまいそうな気がして仕方ない...

というわけで、今日のブログはこのへんで。
それでは失礼いたします。


今任期中・最後の市政報告できました。というわけで再来週から駅立ち開始します!

2019-03-15 18:50:07 | 主張・広報と活動のお知らせ

順次、ブログにてご報告中の3月議会×代表質問。
というわけで、この内容をメインにした最新市政報告57号が完成しました。
内容は以下の通り。
 ↓



こちらでも、ご覧いただけます!
 ↓
【57号×表面】http://y-shibuya.sakura.ne.jp/report/57a.JPG
【57号×裏面】http://y-shibuya.sakura.ne.jp/report/57b.JPG

というわけで以下の日程で、駅立ちも実施予定です。
 ↓
3/25(月) 西宮北口×北東・アクタ連絡通路
3/26(火) 西宮北口×北西・タクシー乗り場付近
3/27(水) 門戸厄神×東・改札前
3/28(木) 甲東園×東・階段下

ただ、どうも最近、駅前での場所取りが熾烈を極めてるようなんですよね..
普段、こんなんで困ることないのになあ...
というわけで場所取り出来なかった場合、また異なる日程で実施することになろうかと思います。
その点、ご容赦くださいませ。

「振り返ってみたら、あれが最後の市政報告やったなあ...」てなことにはならないよう、いつもの活動、しっかり続けてまいります。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します!


入札情報漏洩で役所から逮捕者が出るなんて、異常事態にも程がある... というわけで、再発防止策の詳細を確認しました!

2019-03-14 12:19:19 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

タイトルが気になり、amazonでの評価も高かったので購読。
 ↓

 ↑
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●人を育てるうえでは大切な前提条件がある。それは「仕事」の内容と、その「評価」、「報酬」、「教育」の4つがリンクしていることだ。人はきちんと評価されるから、仕事を楽しいと感じるのだし、評価が上がれば、その分、報酬も上げなければならない。
●ある作業を誰にでもできるようにする「標準化」とは、やってはいけないことを決めて、作業レベルの下限を設けることだ。そして、誰でもできるようになったら下限を引き上げるということを繰り返す。これで全体のレベルは向上し続ける。
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といった内容は、きわめて普遍的なものだと思います。
そして、ここら辺、もっとも市役所にかけている部分であるようにも。
携わる業種(?)は大きく異なりますが、いろんな気付きを頂きました!


さて本題、代表質問のご報告の続きをば。
今日は担当職員による情報漏えいが発覚し、逮捕者まで出てしまった入札に関する話です。
それでは早速始めます。

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【質問(再掲あり)】
入札については、担当職員が積算価格を事業者に漏らしていたという事件が複数発覚しました。
詳細は今後を待つしかありませんが、このような事態を二度と起こさないために抜本的・徹底的対策が必要なことは言うまでもありません。
(という前段を踏まえて)これらの問題の現状に対する認識と、今後の取り組みの方針は?
  ↓
【答弁】
今回、公共工事に携わる職員が相次いで逮捕されるという、あってはならない事態が発生したことについては、市政への信頼を著しく失墜させるものであり、決して許されるものではなく、改めて市民の皆様に心から深くお詫びを申し上げます。
市といたしましては、今回の事態を大変重く受け止め、2月18日に「西宮市公共工事不正行為再発防止対策委員会」を設置し、このような不正行為の再発防止に向けた取り組みを開始したところです。
この取組においては、不正行為が発生した原因の究明を十分に行い、職員のコンプライアンス意識向上に向けた対策のほか、現行の入札・契約制度等の点検・検証をおこなうとともに、工事の設計・積算から入札・契約等に至る業務における、不正防止のための有効な仕組みづくりについても検討する必要があると考えております。
また、これらの検討の過程においては客観的な視点を反映させるため、専門的な知見を有する第三者の意見を聴取しながら作業を進めることにより、透明性の確保を図ってまいります。
市といたしましては今後、二度とこのような事態が発生しないよう、市民の皆様の信頼回復と再発防止に向けて、組織一丸となって全力で取組んでまいります。
   ↓
【意見・要望】
答弁にあった通り「二度と同じような不正を起こさせないような仕組みづくり」を推進するよう要望します。
今後の対応を厳しく見守ってまいります。

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この件、不祥事発覚後の対応のユルさに愕然とした...というのは既報の通りです。
  ↓
【ご参考】
内部だけで対応を検討したってアカンでしょ。不正行為の再発防止のためには、豊富な知見を持つ第三者こそが中心となるべきです!@2019年2月のブログ

が、その後、色々と協議も進めた結果、一定納得のいく方向で今後の対応がなされることになりました。
答弁の内容にも賛同できたので、今回の質疑の内容は、ちょい辛口度控え目ですね(^^)v

とはいえ、ともすると対策自体が甘い方向に流れやすく、再発を防ぐことも出来なかった...というのが、西宮市のこれまでの実態に近いわけで。
だからこそ二度と、このような問題を起こさないためにも、しっかり再発防止に取り組んでいかねばなりません!
及ばずながら、私も、そのために精一杯力を尽くしてまいります。

というわけで簡単ながら、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


言うだけだったら、誰でもできる。大切なのは、実効性のある対策を、責任をもって推進することです!

2019-03-12 14:49:09 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

日曜日は、西宮市聴力言語障害者協会(難聴部)主催の耳の日のつどいへ。
 ↓

 ↑
個人的に興味深かったのが、第二部で紹介されていた「難聴者の聞こえを支援する設備」であるヒアリングループを体験された方々の評価がむちゃくちゃ髙かったこと。
個人的には、そこまで顕著な効果があるとは...と。
しみじみ、生の声を聞くことって大切ですね。

 ↓
ヒアリングループとは???
 ↑
今後、社会全体の一層の高齢化が進む中で、耳が聞こえにくい方も、ますます増えていくはず。
そうした方々の声をくみ取り、市政に反映するべく、これからも力を尽くしてまいります!

さて本題、本日は一回飛ばしてしまった代表質問の続きをば。
それでは早速始めます。
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【趣旨&質問(再掲あり)】
補助金・給付金については昨年、NPO法人による不適切な申請・受給が発覚し、過去までさかのぼって多額の金額を納付させる事態となりました。
この事件は、
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●申請・審査書類の様式が適正な審査に耐えうるものになっていない
●現地確認が不徹底である、もしくは極めて低い頻度でしか現地確認が出来ていない
●組織・体制の縦割りが著しく、本来部署間でチェックされるべき重複した給付金が、チェックされないまま支給されている
--------------
等、杜撰な事務処理に起因して発生した面が強いと受け止めています。
(という前段を踏まえて)これらの問題の現状に対する認識と、今後の取り組みの方針は?
 ↓

【ご参考】
市内NPO法人で明らかになった、4000万円の補助金不正受給。その背景にある、市の補助金審査体制の重大な問題とは!?@2018年11月のブログ
補助金だけではない不正受給問題。給付金についても、全庁的なチェックと体制整備を進めるべきです!@2019年2月のブログ
 
【答弁】
今回の不適正な補助金・給付金の受給事案を受け、補助金につきましては申請内容の確認体制や確認方法などについて、全庁的な調査を実施しているところです。
今後、申請内容を書類のみで確認している業務を中心にヒアリングを実施し、課題の洗い出しを行っていく予定です。

また、給付金につきましては、福祉や医療などの分野を中心に、個人のほか事業者を対象にするものなど多岐にわたっており、兵庫県や広域連合なども含めた担当部署がそれぞれの法令に基づいて審査のうえ給付を行っている現状がございます。
今後は、両副市長以下で構成する事務処理適正化検討会において、申請書類の様式や、確認体制の確保などの再発防止策について検討するとともに、再度各所管課に、同様の事案が起こらないよう改善に向けた取組を促し、適正な支給審査事務に対する職員の意識の徹底を図ってまいります。
また事業の実施と、検査・確認する部署とが異なる場合などにおいては、チェック機能が有効に働くよう、協力・連携の体制づくりについても検討してまいります。
 ↓
【意見・要望】
答弁の内容に異論はありませんが、重要なのはこれらの対策を実効性があるものにすることです。
「両副市長以下で構成する事務処理適正化検討会」は以前から存在しますが、今回の問題を防ぐことは出来ませんでした。
以前には、金庫からの現金紛失事件が発生。
紛失した部署では現金管理の運用を改めたものの、同じ金庫を使用する他の部署では運用が見直されず、またもや同じ金庫で現金紛失事件が起きるという、信じがたい事件もありました。
 ↓
【ご参考】
A課)金庫から金を盗まれた。今後、金庫で長期間、現金は保管しないようにする!→3年後:B課)同じ金庫から、今度はうちの部署の金を盗まれた...→ってなんで???@2017年11月のブログ
 ↑
示された内容に魂を吹き込むには、職員一人一人が今回の問題を自身にも起こりうることと受け止め、従事する業務のあり方をゼロベースで、真摯に考えなおすことが重要です。
二度と、このような問題が起きることのないよう実効性を持った対策が推進されることを強く要望します。

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言いたいことは、上の意見・要望で述べている通り。
重要なのは、実行性がある対策を、責任を持って推進することだと考えています。
この問題、引き続き、強い関心を持って追いかけてまいります。
それでは本日のブログは、これにて失礼いたします。


子供達には、悲しいお知らせ。2020年度から、小中学校の夏休み&冬休みがちょっとだけ短くなります!

2019-03-07 15:29:55 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

現在、3月議会真っ最中。
というわけで今日は、教育こども常任委員会で公表された内容のご報告など。

本日開催の教育こども常任委員会で、
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●2020年度から3年間、以下の内容を試行する
 ⇒小中学校の夏休みの最終2日間を短縮
 ⇒小中学校の3学期の始業を1日早めて1/7とする
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ことが報告されました。

背景にある理由をザックリ言うと、

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●諸々の事情から、学校現場で授業時間数を確保することが難しくなっている
●教員の負担が、きわめて重くなっている
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ことから長期休業日の短縮を試行的に実施するということらしく。
詳しくは、こちらの委員会配布資料をご覧ください。
 ↓


上で述べられた理由は、至って妥当なものだと思います。
外で働いているか、専業主婦であるかに関わらず、「夏休みが長すぎて、たいへん...」的なお話を奥様方から伺う機会も多くありますし。
子供たちにとっては悲しいお知らせかもしれませんが。
・・・個人的には、もうちょっと短くても良いくらいだと思ったりもするよなぁ...

という簡単なご報告でした。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


人事・給与制度や組織のあり方という問題に触れなきゃ、施政方針としては物足りなすぎる。というわけで、その部分についての追及のご紹介をば。

2019-03-04 19:07:50 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

昨日は消防団の定例訓練から、空手の審査&指導へ。
途中、事務所の近くでえらい長い行列が出来てるな~と思ったら、この時期恒例の蔵開き×白鷹さんでした。
今年の蔵開きも、これで終わりですかね。
 ↓
https://nishinomiya-kanko.jp/kurabiraki/


てな話はさておき本題へ。
今日は、先日の代表質問のご報告の続きですよ。

それでは早速、始めます。



【趣旨&質問(再掲あり)】

まず人事・給与制度と組織のあり方についてです。
本市における、市民一人が負担する年間の市職員人件費は、他市に比べて大幅に高い水準にあります。
その背景にあるのは、

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●技能労務職を中心に、職務内容・職責に比べて給与水準が高すぎる

●査定昇給や、査定結果の勤勉手当への反映が、ほぼなされていない
●特殊勤務手当の中に、給与水準から見て不適切なものが存在する
●他市と比較して著しく課数が多い等、組織・体制が不適切
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といった問題です。
これらの問題に手を付けずして、「行政サービスの効率的・効果的な提供が可能となる仕組み」を作ることなど不可能です。

(という前段を踏まえて)これらの問題の現状に対する認識と、今後の取り組みの方針は?
 ↓
【答弁】

本市の人事・給与制度については、平成29年4月から、行政職給料表において職務給の原則をより一層徹底したメリハリのある給料表となるよう見直しを行ったほか、平成30年4月には、扶養手当において支給対象者の見直し等を行うなど、これまでも、適宜見直しを図ってきたところであります。
しかしながら、制度全般においてなお様々な課題があることも認識しており、これらの課題に対しても、順次取り組んでいく必要があるものと考えております。

議員ご指摘の本市職員の給与水準や特殊勤務手当のあり方につきましては、今後も、全国の類似団体や近隣他都市の状況等を注視しながら、地方公務員法における給与決定原則である均衡の原則や情勢適応の原則を踏まえながら、適切に対応してまいります。
また、技能労務職の給料表につきましては、平成25年度に行政職給料表からの分離を行い、その見直しに伴う経過措置期間が本年度末をもって終了いたしますことから、新年度には改めて全国の他の地方公共団体と現時点における給与水準比較を行い、その結果等も参考にしながらさらなる見直しの是非等について判断してまいります。

次に、査定昇給につきましては、平成28年4月、改正地方公務員法が施行され、人事評価の結果を人材育成、処遇等に反映することが義務付けられました。
これに伴い、平成29年度からは、評価結果が下位の職員に対しましては、その評価結果を、昇給や昇格、また勤勉手当の査定にも反映させております。
今後も、この取組みを進めていくことで、これまで以上に職員の意欲を引き出し、また、評価に基づく適切な指導や育成を行うことで組織力の向上も図ってまいります。

次に組織のあり方のご質問にお答えいたします。
本市の組織体制は、本市独自の課題や行政需要、及び近年の変化著しい行政環境に対応するため、毎年度必要な改正を行いながら、現在に至っているところです。
組織体制については、それぞれの自治体によって職位の構成や「課」が所掌する業務内容の位置づけなどに違いがあることから、他市と単純比較を行うことは困難であります。
しかしながら、実際に課の数が他の中核市よりも多い傾向にあり、課単位で予算・決算対応などの庶務的業務を行っている本市の体制においては、非効率となる部分が生じることは否めないと認識しているところです。
 ↓
【意見・要望】

人事・給与制度については「制度全般においてなお様々な課題があることも認識しており、これらの課題に対しても、順次取り組んでいく必要があるものと考えております」とのご答弁でした。
根本的な認識は一致しているようですが、二点申し上げます。

技能労務職の給料表については「経過措置期間が本年度末をもって終了いたしますことから、新年度には」「さらなる見直しの是非等について判断してまいります」とのことでしたが、この対応は遅過ぎます。
経過措置期間が本年度末で終了するのは前から分かっていた話であり、空白期間を作るべきではありません。
「新年度には改めて全国の他の地方公共団体と現時点における給与水準比較を行」うとのことでしたが、経過期間中でも大まかな状況は把握できます。
本市の技能労務職の給与水準は「全国の他の地方公共団体」と比較して、著しく高い水準にあります。
もっとスピード感を持って是正しなければならない!という意識を持つべきです。

査定昇給については「評価結果が下位の職員に対しましては、その評価結果を、昇給や昇格、また勤勉手当の査定にも反映させております」とのご答弁でしたが、実際に反映されている割合・事例はごく僅かです。
人事・給与制度は組織の要であり、他市と比較して著しく高い給与水準の是正は、本市の硬直化した財政状況改善のため、避けては通れません。
このことをしっかり認識し、山積する課題に取り組むよう要望します。

次に、組織のあり方についてです。
現状の問題を認めた上で、「平成31年度に、課のあり方を含めた組織体制や管理職の職責について見直しに取り組み、必要かつ効率的な組織体制を検討し、平成32年度の組織改正に繋げてまいります。」とのご答弁でした。
高く評価します。
答弁にあった通り、「必要かつ効率的な組織体制を」実現する、そんな見直しの推進に期待し、今後の推移を見守ると共に指摘・要望等、続けてまいります。



てな感じです。
こういう大事な内容について、施政方針で全く言及がないあたり、やっぱり違和感を持たずにいられないんですよね。
というわけで、今後も厳しく追及してまいります。

それでは今日のブログは、このへんで失礼します。