西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

果たして、今村市政は「当初の政策方向に向かって改革が進んでいる」のか?これを見て、ご判断下さい!

2016-07-27 15:09:15 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

アホの男子シリーズ第二弾。
  ↓

  ↑
なにやら温泉マークがポイントなそうな。
にしても、ほっといたらめったやたらとマーク設定されるもので、その周辺に行くとうるさいこと。
早よ、ブーム過ぎ去ってくれんもんですかね...

さて本題、前回の話を受けて、具体的な質疑の内容についてのご報告です。
ちょっと長いですが、お付き合い下さいませ。
それでは早速どうぞ!

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【質問1~3】

1)現在、技能労務職が従事する業務で、将来的に廃止するべきと考える業務はなにか?
2)現在、技能労務職が従事する業務で、将来に亘って存続すべきと考える業務はなにか?また、その中で今後も直営で行うべき業務、委託するべき業務はなにか?
3)現段階で将来の方針を示すことが難しい業務は、なにか?また、その理由はどこにあり、いつまでに方針を示すのか?
  ↓
【まとめて答弁】
技能労務職員が従事している業務の民営化については、庁内で今後の人員や業務体制について所管部局と整理を昨年度から行い、今後の体制については委託化や直営体制を堅持するかの議論を行い、方針については庁内での一定の結論は出ております。
ただ、議員ご指摘のとおり、業務の委託化を進める場合には、職員関係団体との交渉を経なければなりません。
本年度の職員関係団体との交渉では、まだ、この案件は議題としておらず、今後、順次議論の俎上に上げることとなっております。
よって、この時点で方針を委細に至るまで詳らかにすることは、交渉の戦略上、有効ではありませんので、考え方の概要について、お示しいたします。

まず、技能労務職員が従事している公用車の運転業務や一般廃棄物等収集業務、学校用務業務、電話交換業務及び学校等の調理業務等の業務を含め、現時点において、廃止すべきと考えている業務はございません。
ただし、今後、社会経済情勢の変化によって、業務が社会的ニーズの点から不要ということになれば、廃止となる業務が出てくることも考えられます。

次に、現在、技能労務職員が従事している業務の直営と委託化についてですが、今後も市の直営により実施すべきと考えている業務のうち、まず、公用車の運転業務につきましては、市の様々な事業における公用車の利用件数が多い点や、災害時の緊急対応や感染症患者搬送時の運転業務、さらには、機密保持の面からも、一定台数の直営が望ましいと考えております。
なお、市長専用車につきましては、車両リースと運行業務委託を取り止めて廃止しており、今後も台数等につきましては、見直してまいります。
さらに、感染症患者発生時の消毒作業や、鳥獣の保護及び適正化や特定外来生物の駆除に関する業務等についても、現段階では、直営により実施すべきと考えております。
なお、電話交換業務においては、障害者の雇用の側面からも直営と考えております。
ただし、今後の業務システムの変更等で見直す可能性も考えられます。

一方、今後、業務の委託を進めていくものは、一般廃棄物等収集業務を考えております。
一般廃棄物等収集業務は、災害等不測の事態での対応や、民間事業者を指導する面からノウハウの維持等のため、一定の割合を直営として残すべきと考えており、それ以外については、順次委託を進めていくものと考えております。
なお、直営部分を維持するため、一定数の職員を確保してまいります。

次に、現段階でこういった方針をお示しすることが難しい業務は、市立小・中学校及び保育所における給食調理業務、養護老人ホームにおける支援業務や墓地・葬祭業務等です。
給食調理業務のうち、小・中学校の給食調理業務につきましては、本市の学校給食が、長く西宮の伝統としてある「全校自校調理」という体制で、給食の安全性と品質を確保してまいりました。
その体制を堅持することを前提とし、市として、今後の給食のあり方や、アレルギーへの対応も含め、本市の給食について方針を策定していく予定であります。
なお、方針につきましては、今年度中に策定してまいります。
また、保育所の給食調理業務につきましても、自園調理を堅持する中で、小・中学校と同様にアレルギー対応や給食の安全性、品質の確保等の重要性に鑑み、今後の学校給食における検討内容を踏まえながら、その方向性を決定してまいります。
なお、この方向性につきましては、早急に策定を進めてまいります。
養護老人ホームにおいては、ケアハウスやサービス付高齢者向け住宅などの高齢者施設の充足による入所者の減少や施設そのものの老朽化などの課題があります。
このことから、向こう数年に渡り入所者数の推移を参考に今後の養護老人ホームの需要を見極めた上で、運営体制を含めた施設整備を判断してまいります。
墓地・葬祭業務につきましては、西宮市都市整備公社で実施しておりますが、公社事業全体の見直しの中で、今後の市営葬儀のあり方を検討中です。
公社事業のうち、指定管理者業務以外の事業については、今年度末までに結論を得ることとなっておりますので、引き続き、方針の策定に向け、検討してまいります。
  ↓
【まとめて意見・要望】
現在、技能労務職が従事する業務で、将来的に廃止するべきと考える業務はない。
「公用車の運転業務につきましては」「一定台数の直営が望ましい」。
「一般廃棄物収集業務は」「直営部分を維持するため、一定数の職員を確保してまいります」。
「電話交換業務」「は」「直営と考えております」。
「市立小・中学校及び保育所における給食調理業務」については、市長任期が半分を追え、三年目に突入した現時点で尚、「将来の方針を示すことが難しい」という答弁でした。
また学校用務員については答弁さえ返ってきませんでした。
もう一度、【資料③】をご覧下さい。

  ↓

  ↑

マニフェストには、公用車運転手・清掃職員・学校用務員・電話交換手・給食調理員と、具体的な職種を列挙して、「そもそも民間が低コストで高品質なサービスを提供できるこれらの業務の従事者を、役所が直接雇用する必要は何もありません」と明記してあります。
ここに記載された約束は、一体どこに行ったのでしょうか?
現段階で方針を示すことが難しい業務として複数をあげた上で、「方針につきましては、今年度中に策定してまいります」「方向性につきましては、早急に策定を進めてまいります」「方針の策定に向け、検討してまいります」等、似たような答弁が列挙されました。
そもそも来年度が事実上、市長としての最終年度です。
今の段階で方針や方向性を示すことさえできない話が、任期を終えるまでに実行可能なのでしょうか?
また市長就任後の二年間、どういった取り組みがなされてきたのでしょうか?
甚だ疑問に思います。

3月議会において、市長は、川村議員からの行政改革の進捗を問う質問に対して「この行政改革について、担当部署が主導してきた改革について顧みるに、進捗に関しては全くもって遅いと私は感じております」と、まるで所管だけの責任であるかのように答弁されています。
けれども私は、この答弁に甚だしい違和感を感じています。
そもそも、
●どの業務を直営で残すのか?
●委託するのは、どの業務か?
●いつまでに、どのような改革を進めるのか?
●現在、約570人の技能労務職員を最終的に、どのくらいの規模にしていくのか?
こういった大きな方針さえ示されない中で、担当部署の力だけで改革を進めることなどできるはずがありません。
また市長自身が声高に主張した改革の進捗が遅いと思うなら、進捗を管理し、自身が主張した方向に導くことこそがマニフェストを掲げ、当選した政治家としての責任ではないのでしょうか?
学校用務員については今後の方向性さえ示すことが出来ないという現状を、どうお考えなのでしょうか?
やる気がある部署は対策を練り・進めようとするが、そうでない部署は、ひたすら首をすくめて様子を見、嵐が過ぎるのを待っているだけ。
そして、そこに対して、なんのツッコミも入ることがない。
こういった現状を正すことこそが市長の務めではないのでしょうか?

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と、こんな感じです。
なお長くなりすぎるので、今回のブログでは触れなかった四問目の質疑では、更に驚愕の答弁が返ってきました。
こちらは次回、ご紹介しますのでしっかり、ご覧下さい!
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。


給与制度改革に関わる質問の前段はこんな感じ。これが、市長が言うような「古い話ばかりを揚げ足取り」か、是非ご覧ください!

2016-07-25 12:03:22 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

おかげさまで無事、空手合宿から帰ってきました。
昨夜は夜9時就寝で、今朝目覚めたのが午前7時。
こんなに寝れるもんなんや、と我がことながらビックリ。。。
なんだか身体中が痛いけど、気持ちはすこぶるさわやかです。
というわけで今週も一週間、頑張ります!

さて本題、一般質問のご報告の続きなど。
それでは早速、ご覧ください。

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大きい五点目、「今村市長がマニフェストに掲げた、行政改革の進捗について」です。
資料3をご覧下さい。
  ↓

  ↑
市長は約2年前の市長選挙の際、作成・配布したマニフェストに公用車運転手・清掃職員・学校用務員・電話交換手・給食調理員などを例示した上で
-----------------------------
●給与は、民間同職種の倍近く、国と比較しても1.38倍にもなり、全国屈指の高水準です。地方公務員法第24条の3には『職員の給与は、生計費並びに国及び他の地方公共団体の職員並びに民間事業者の従事者の給与その他の事情を考慮して定められなければならない』とあります。西宮市職員の給与水準は、もはや法律上問題のあるレベルなのです。
●そもそも、民間が低コストで高品質なサービスを提供できるこれらの業務の従事者を役所が直接雇用する必要は何もありません。そのため、全国で民間委託が進められています
●公用車の運転、一般家庭廃棄物の収集、学校給食の調理、学校用務員、電話交換手、公立保育所の民間移管、民営化を進めます
-----------------------------
と明記しました。
しかしながら市長就任後、こうした主張を実現するための取組が進められている様子はありません。

そこで3月議会において、これら技能労務職が携わる職種について市長就任後の取組や現在の進捗を確認したところ

-----------------------------
●現在の職員の退職不補充により業務を縮小するもの
●コアとなる部分は市の直営とし、それ以外の部分については委託を進めることにより、委託を拡大し市の直営を縮小するもの
●現段階では方針を示すことが難しいもの
-----------------------------
という区分で整理を行っていること、「具体的な委託の推進時期等の方針については、来年度に」示すことを答弁されました。

さて「具体的な委託の推進時期等の方針」を「来年度に」示すためには当然、一定の方針は概ね整理されていなければなりません。
また来年度が事実上、任期の最終年度である自身の公約との関係でいうなら、なんの根拠もないものを、ただ唐突に打ち出すのは無責任です。
議会への説明・組合との交渉も行い、一定の納得性・妥当性がある内容を打ち出すことが出来なければ明らかな公約違反だと言えるでしょう。
加えて、3月議会において示された業務の区分けは分かりにくく誤解を生みやすい分類であり、より明確に整理する必要があります。

また、これに付随して考えるべき問題が他にもあります。
そこで四点質問します。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
  ↑
と、質問は、こんな感じです。

再三、ブログ等でも取り上げていますが。

私は、市長のマニフェストをはじめとする選挙前の主張の骨子は、
----------------------
●職員の給与制度改革に代表される行政改革を断行する
●そこで浮いてきたお金で福祉・教育・子育て支援に代表される住民サービスに力を入れる
----------------------
というところに集約されると考えています。
(アサヒビール工場跡地のことは、一旦、横に置いておきます。)

なので、こちら側にすれば、ここらへんの話の進捗状況を問うのは当然のことですし、ここらへんについて質疑されることを「古い話ばかりを揚げ足取り」と受け取る感覚というのは、正直、理解に苦しみます。
で、それを明らかに市長よりも私に近しい方に対して、メールで告げる感覚というのも。
  ↓
【ご参考】
会派・ぜんしんは一致団結して、二元代表制の一翼を責任ある形で担う覚悟でいます。そこらへん、まだご理解頂けませんかね、市長?@前回のブログ

というわけで、まずは前段。
次回以降で、市長が仰る通り、「当初の政策方向に向かって改革が進んでいる」かどうかを、しっかりご確認いただきたいと思います。
それでは今日は、このへんで失礼します。


会派・ぜんしんは一致団結して、二元代表制の一翼を責任ある形で担う覚悟でいます。そこらへん、まだご理解頂けませんかね、市長?

2016-07-21 12:23:32 | 主張・広報と活動のお知らせ

こういうところで業務連絡ってのも、あれですが。
明日は一日お休みを頂き、金土日で二泊三日の合宿に行ってきます。
たぶん著しく連絡が取りにくくなると思いますが、あしからず、ご容赦下さい。
  ↓

  ↑
(写真はイメージ。
 そもそも季節が違いますし、こんな、ものすごいのではないので念のため。)

さて本題、しばらく一般質問のご報告を続けてきたのですが、今日はちょっと一般質問そのものからは外れた話をば。
とは言うものの、密接に関係した話なんですけどね。

既報の通り、私、今回の一般質問のネタの一つとして「5)今村市長がマニフェストに掲げた行政改革の進捗について」を取り上げました。
  ↓
6月議会×一般質問の出番が決まりました!←というわけで気合い入れて頑張ります!@2016年6月のブログ
  ↑
その調整の段階で、早い時期から市長が随分カリカリし、担当の部署は、えらいオタオタしているという話は聞いていたのですよ。
すると、その渦中の時期に、私のきわめて親しい方の所に、今村市長からメールが届いたようでして。
メールの最後が「澁谷氏と話をされるのもひとつと思います」で終了していたことから、その方からメールの内容について、詳しくお聞きしました。
で個人的感想としては、なんとも憎悪と怨念に満ちた内容やな、と受け取っておりまして。
ものすごい罵られようですわ、私(苦笑)

で、まあ私だけでなく、複数の議員・会派の具体的な名前をあげ、言葉を連ねて罵っているわけですが、そこは措くとしても。
「ことあるごとにマニフェストマニフェスト。当初の政策方向に向かって改革が進んでいるにもかかわらず、古い話ばかりを揚げ足取りされていることに市役所全体が辟易しています。」はひどいな、と。

そら選挙前に掲げたマニフェストについて、その進捗を問うのは二元代表制の一翼を担う議会の一員として当然やろ、と思うのですが、市長にとっては、どうやら、そうではないようですね。
そもそも、どう考えても、こちらからは「当初の政策方向に向かって改革が進んでいる」ようには見えない話が多々あるからこそ、議会で質疑しているのですが。
しかし市長選挙前には、あれだけ声高に謳っていた内容についての質疑を「古い話ばかりを揚げ足取り」ってのは、すごいな。。。
あ、ちなみに今回ブログの「 」内は全て、市長から私の親しい方に送られてきたメールの文面を、そのままコピペした内容ですので、念のため。

さらに、メールの内容とは別の話として。
どう考えても、市長より、はるかに私と親しい方に対して。
しかも、口頭ならともかく後々まで残るメールという形で、こんな内容を、しかも複数回に亘って発信するというのも、これまた、ほんま謎やな...と。

もちろん色々と問題もあると思いますし、この場でメールの内容を詳細に開示することは控えます。
が、議会運営上、看過し難い内容も多々含まれていますし、ちょっと、じっくり使い方考えさせてもらいますわ、これ。

あ、あと議会も当局も含めて、多くの方は分かっている話だと思いますが、どうも市長は全く分かっていないようなので、改めて。
我々がやりたいことは、二元代表制の下、市長をはじめとする行政組織と対決でも対立でもなく、対峙することです。
だからこそ、これまでも、これからも市長および行政には是々非々で対応します。
それこそが健全な地方自治という観点から、当たり前であり、大切なことだと思っていますので。
つうか、ここらへんは市長自身が議会にいらっしゃった当時、声高に主張していたことだと思うんですけどね。
立場が変わって、自分が市長になったら、完全無欠のイエスマン以外は認めん!ということなんやろうな。。。
なにせ彼から見ると、私のこういう姿勢は「嫉妬も勘違いも甚だしい、あの思い上がった態度」になり、うちの会派は「一番の抵抗勢力」になるようなので、あな怖ろし。
つか私、なんか彼に対して嫉妬せなあかんこととかあるんですかね???
甚だ気分よく仕事させてもらってますし、家庭・友人・趣味等、諸々含めて、非常に充実した人生を送っているつもりでおるんですが。。。

あ、あと、これも議会も当局も含めて、まともに現状を把握している方なら理解されていることだと思うのですが、市長をはじめ一部の重役級にさえ分かっていない方がいらっしゃるようなので、改めて。
私が所属する「会派・ぜんしん」は、皆が気持ちを一つに、納得できる形で、気持ちよく議会運営に臨んでいます。
なので、どういう話であっても私が「暴走」して、勝手に決めて進んでいるようなことなどありません。
また、誰かに対して無理やり何かを示唆・教唆してやらせているような話もありません。
そこらへんは重々、ご認識頂いた方がよろしいかと。
ちゅうか、長年、議会の同じ会派に所属していたにも関わらず、そういう認識でいてること自体が、これまた、ほんま謎ですわ。
  ↓
【ご参考】
さよなら「蒼士会」。新会派も、もちろん是々非々の立場で頑張ります!@2015年11月のブログ

というわけで、今日のブログは、このへんで。
そして是非、多くの方に次回以降のブログをご覧頂いて、私が市長が仰るように「古い話ばかりを揚げ足取り」しているのかどうかをご判断頂ければと考えております。
さあ、次回以降が6月議会での質疑のメインイベント。
「5)今村市長がマニフェストに掲げた行政改革の進捗について」の質疑内容を詳しく取り上げていきますよ~。
それでは今日のブログは、このへんで失礼いたします。


役所が日常的に扱う情報は、個人情報の塊ですもの。である以上、それ相応の取扱であるべきだと思うんですよね。。。

2016-07-19 12:24:33 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

先日の家族での外出時のこと。
次男@幼稚園年中が、やたらと一所懸命カーナビをいじってるなあとは思ってたんですよ。
で、やりたかったことは、こんなんか。。。

  ↓

  ↑
ほんま、アホの男子め。。。
にしても、もうちょい、ちゃんとひらがな覚えてもらわんと困りますな(笑)

てな、どうでもいいにも程がある話はさておき勤務時間中の私用PCの不正利用についての一般質問の続きのご報告をば。
それでは早速始めます。

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【質問1】
私用PCの持ち込み禁止を徹底するべきと考えるが、どうか?
  ↓
【答弁1】
私用パソコンの持ち込みを許可するとその場合、そのパソコンで業務情報を取り扱う可能性があり、そこに蓄積された業務情報の制御ができなくなることから、情報漏洩のリスクが高まるものと考えています。
そこで、市では「西宮市情報セキュリティポリシー」において、私用パソコンの持ち込み禁止と、それを利用した業務情報の処理の禁止をルールとして定め、業務上必要なパソコンは公費で整備すべきことを原則としております。
また、そのルールを職員がいつでも確認できるように「情報セキュリティハンドブック」としてまとめるとともに、部課長級の管理職員向け研修を実施するなど、庁内研修の機会を捉えて周知を行ってきたところでございます。
しかしながら、議員ご指摘の通り、一部の部署で、規制の実効性が担保できていない状況が明らかになったことから、今後は、私用パソコンを持ち込んで業務を行っていないことを定期的に確認する等の方法により、ルールの徹底を図ってまいります。

【質問2】
所属長が、部下である職員が私用PCを持ち込んでいることを知りながら看過したことについて、市は、どのように考えるか?
  ↓
【答弁2】
当初、市民の方からご指摘をいただきました時に、農政課では、所属長から当該職員に、ヤフーオークションの閲覧など市民の方から誤解を招くような行為を行わないよう厳しく指導をし、本人も深く反省をしていました。
また、持ち込んだ私用パソコンでは個人情報を扱わず、業務上で必要な事のみに使用しているとの説明もあったことから、私用パソコンの持ち込み自体を禁止することまでは、行いませんでした。
このことは、認識が甘かったと言わざるを得ず、今後は、このようなことが二度とないようルールの遵守を職員に徹底してまいりたいと考えております。

【質問3】
勤務時間中、私用タブレットやスマホを使用することに対する市の考えはどうか?
使用を制限するルールを設定し、ルールを徹底させるべきと考えるが、どうか?
  ↓
【答弁3】
組織全体の業務効率や稼働力を維持するという観点からも、勤務時間中の私物スマートフォンの使用などの職員の私的な行動に対し、一定の制限を加えることは必要であると考えております。
現状において、私物スマートフォン等を具体的に使用しているケースとしては、家族との緊急の連絡や、執務室外に出かけた職員との連絡手段といった、いわゆる携帯電話としての利用が多いと考えられます。
職員が個人としても社会生活を送っている以上、職務遂行の支障とならず、社会通念上相当と認められる限度であれば、勤務時間中に外部と連絡をとるなどの行為が一切許されないものではないと考えられることから、現在、節度ある範囲内で使用を認めております。
しかしながら、そもそも勤務時間中の職員は、「地方公務員法」第35条に規定される「職務専念義務」を負っているため、スマートフォンを操作するなどの行為が頻繁に行われ、その時間が過剰となるなどの問題がある場合には、所属長を通して指導してまいりたいと考えております。

【まとめて要望】
縷々、説明がありましたが、この問題は、
---------------
●そもそも所管においてルール違反が見逃されていた
●その後、市民からの指摘があったにも関わらず、放置した
---------------
という意味で、きわめて悪質です。
あくまで個人的見解ですが、ここに至るまでの経過を踏まえると、私は、そもそも彼が本当に仕事をしていたのか自体が甚だ怪しいと感じています。
答弁にあったとおり「ルールの遵守を職員に徹底して」頂きたい。
また管理職は、こうしたルール違反を見逃すことなく、きちんと対応・指導して頂きたい。
本来、言うまでもないことですが、敢えて要望しておきます。

勤務時間中の職員のスマホ利用については「スマートフォンを操作するなどの行為が頻繁に行われ、その時間が過剰となるなどの問題がある場合には、所属長を通して指導してまいりたい」というご答弁でした。
これを徹底するよう要望した上で、別の問題を指摘しておきます。
昨今、個人情報保護の観点から、勤務時間中のスマホ利用を全面的に禁止する企業も多くなっています。
市役所が取り扱う情報の多くは、言わば個人情報の塊であり、情報の管理・取扱には、きわめて慎重であるべきです。
こうした観点から、業務上、取得可能な個人情報を、写真等で容易に残すことが出来てしまうスマホの勤務時間中の取扱については、中長期的課題と捉え、検討を進めるべきです。
この点、指摘しておきます。

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執務時間中に長時間、ヤフーオークションにいそしむ職員がいるということ自体、なんともトホホな話ですが、それを注意もしない上司というのも、これまた、なんとも...な話だと思うんですよね。
選管での度重なるミスの話なんかもそうですが、ほんま、緩みきっとるなあ...と。

あと要望でも述べたのですが、勤務時間中のスマホの取扱、ほんまに真面目に考えるべきだと思うんですよね。
いつか問題が起きそうな気がして、仕方が無いのですよ、私。
  ↓
【ご参考】
重要な個人情報を扱っている自覚を持つべきです。@2010年11月のブログ

というわけで、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


なんで、勤務時間中にヤフーオークションやってるのを見逃したりするのかね。。。

2016-07-15 18:15:37 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

先日、親父の代からン十年、お世話になっている散髪屋さんにて。
-------------
店長の奥様:(肩のあたりをゴッツイさすりながら)あれー、澁谷君、こんなにガッチリしてたっけ?最近、なんか始めた??
澁     谷:いやいや、前から、こんなんですよ。
店長の奥様:(さらに、さすりながら)もっと、細いと思ってたわ~。胸板も厚いし。ほんまに前から、こんなん?
澁     谷:(あまりにもさすられることに戸惑いつつ)だって趣味、空手ですもん。前から、結構ちゃんと鍛えてますよ~。
  ↓
てな感じのやりとりがしばらく続いた後、
  ↓
いつものお姉さん:はい、お母さん、交代するわ。ありがとう。
 店 長 の 奥 様 :あ、そうなん。ほな、お願い。(といって、お母さん退場)
いつものお姉さん:澁谷君、むっちゃ触られてたな。完熟女の心をわしづかみやったやん(笑)
澁        谷:いや、ほんま(笑)ところで「じゅくじょ」の上は「かんじゅくじょ」ですか!
いつものお姉さん:じゅくじゅくやろ(笑)
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・・・なんか、みょーに緊張したぞ。。。

と、そんな、どうでもいいにも程がある話はさておき、6月議会での質疑のご報告の続きをば。
それでは早速どうぞ!

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昨年3月頃、「農政課の職員が長時間に亘ってヤフーオークションで、明らかにプライベートと思われる電子機器等の検索をしている」旨、市に意見が寄せられました。
これに対して、市は「業務で使う工具の実勢価格の調査をしていた」と回答しています。
そして数ヶ月後、意見を寄せた方が農政課を訪れたところ、またも同じ職員が勤務時間中にヤフーオークションを閲覧し、スマホ・タブレット等も操作していました。

さて、この件にはいくつか看過しがたい問題があります。
そもそも市が職員に支給している業務用PCではヤフーオークションは閲覧出来ません。
ところが当該職員は持ち込みを禁止されている私用PCを持ち込み、勤務時間中にヤフーオークションを閲覧していました。
なぜ彼は、私用PCを持ち込むことができたのでしょうか?
また一度目の指摘があった際、判明したはずの私用PCの持ち込みが、何故その後も許されていたのでしょうか?
勤務時間中、長時間に亘って、私用スマホやタブレットを使用していることは適切なのでしょうか?

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これ、市民の方から頂いた問い合わせがきっかけで明らかになった話です。
調査を始めてからも、なんとか都合の悪いことを隠そう、隠そうという感じが伝わり、非常に性質が悪いと感じたんですよね、この話。
で、それに加えて、この話に関連しては、昔からずっと思っていることもあり、本会議で取り上げました。

というわけで、具体的な質疑の内容については次回以降でご紹介します。
それでは簡単ですが、今日のブログは、このへんで失礼します。


来年には各校の運用が大幅に変わるはず!というわけで関係・関心のある皆様、来年も変わらなければ是非、お知らせ下さい!

2016-07-12 15:02:07 | すべての人にやさしいまちを実現するために

しかし、ひどいな、これ。
なんか選挙がある度に、こういうことが話題になってる気がするぞ。。
なんとも恥ずかしい話であり、正直ちょっと異常だと思います。。。
これ、ほんまに原因究明と改善策を、きちんとしないと。。。。

  ↓
参院選開票作業ミス 西宮市選管、説明二転三転


という話は横に置いて、本題へ。
一回飛ばしてしまった、学校の家庭環境調査票の話の続きです。
それでは早速どうぞ!
  ↓
【ご参考】
【雪辱戦】今度こそ、全小中学校の家庭環境調査票を「入学時に一度書いたらOK!」な運用に改めてみせましょう!@先日のブログ

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【質問】
調査票・健康管理カードについて、入学時に保護者が作成して提出し、修正がなければ卒業まで使い続けるよう運用を統一するべきと考えるが、どうか?
  ↓
【答弁】
家庭環境調査票等の運用につきましては、学校によって違いがあることは教育委員会としても把握しております。
家庭環境調査票や健康管理カードは変わることが多い緊急連絡先を含む家庭の状況や年々変わる子供の健康状態について確実に把握するため、作成をお願いしています。
提出の方法や様式は学校ごとの判断により定めており、毎年、新しく記入をお願いしている学校が半数程あります。

しかし、議員のご指摘の通り、保護者の負担を考えたとき、何らかの方法でその負担を減らす工夫は必要と考えられます。
教育委員会としましては、今後、校長会議等で、提出の方法について、見直しをするよう働きかけてまいります。
また、様式についても各学校が他校のものを、参考にできる環境を整え、保護者にとっても学校にとってもよりよい家庭環境調査票、健康管理カードを作成することを促してまいります。
  ↓
【要望】
「今後、校長会議等で、提出の方法について、見直しをするよう働きかけてまいります」「保護者にとっても学校にとってもよりよい家庭環境調査票、健康管理カードを作成することを促してまいります」というご答弁でした。
高く評価します。
ご答弁頂いた内容を着実に進めて頂きたい。

また、これに併せて一点、要望しておきます。
就学前児童に占める保育所への入所を希望する児童の割合を示す割合である保育需要率は、平成18年15.19%から平成28年には27.13%と大幅に増加しています。
このことからも夫婦共働き家庭、母子・父子家庭が、昔に比べて大幅に増加していることが窺えます。
一方で、平日の活動を前提としたPTA活動や補導活動 、GW前後の平日に実施される家庭訪問に代表されるように、学校は今なお両親が揃い、母親が専業主婦の家庭を前提として動いている面が強いと感じています。
しかしながら、こうした前提は現状と齟齬があります。
時代の動きにしっかり目を配り、学校任せにするのではなく教育委員会が主導権を取って、保護者の負担軽減に取り組んで頂きたい。
要望します。

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てな感じです。
非常に前向きな答弁だと思っていますし、来年度、各校の運用がどういう形に変わっていくのかをしっかり見守らねば!ですね。
そして、保護者の負担軽減のための取組、色々と進めていかねばと思っています。
お気づきの点等あれば、是非、お寄せ下さい。

というわけで、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


昨日で6月議会終了。というわけで、私なりの視点からご報告など。

2016-07-09 07:50:57 | 主張・広報と活動のお知らせ

昨日で6月議会は終了。
7/1実施の一般質問×動画も公開されました。
後半のアドリブ的要素が強い部分、また確認しとこ。
  ↓
西宮市議会×インターネット中継
(こちらの平成28年→平成28年6月定例会→7/1でご覧頂けます。)



で、議会が終了したわけですし、私なりのご報告など。
ただ6月議会って例年、新しい年度が始まったばかりなこともあり、それほどアツい話ってないんですよね。
というわけで、その点、さっ引いてご覧頂けると、ありがたく。


3月議会において、
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●市が提出した予算案に対して
●「西宮の休日事業」に関する費用を削除する修正予算案を提示し、
●賛成多数で可決される
(つまり、「西宮の休日事業」は却下!)
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という一幕がありました(←より正確には「作りました」かも)。
  ↓
【ご参考】
波乱だらけ!の3月議会が終了しました(^O^)v@2016年3月のブログ

その後、当局とも調整した結果、6月議会において『「西宮の休日事業」を改め、「まちたび事業」という形で事業を実施したい!』旨の議案が提出されました。
私どもとしましても、この内容については
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●予算額が当初予算の1300万円から650万円に減額された
●事業目的が「観光事業によるシビックプライドの醸成(←って、なんのこっちゃか未だに、よう分からんのですが...」から「産業振興」と「地域活性化」に修正され、内容も事業目的に沿ったものに改められた
●今後、事業実施による効果を検証し、今後の事業展開に反映していくことが約束された
 (↑って、これまで検証してなかった
こと自体...という話があるわけですが。)
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という理由から賛成しました。
また、その他の当局提案議案等にも賛成しました。

なお「まちたび事業」に関する、うちの会派の意見は、議案を審査した民生常任委員会に所属するはまぐち仁士議員のブログに詳細に記されています。
ご興味おありの方は是非ご覧下さい。
  ↓
【ご参考】
まちたび事業の補正予算について@はまぐち仁士×活動ブログ


西宮市議会では新たな試みとして、3・6・9・12月の定例議会終了後、議長による定例記者会見が行われています。
で、今回の記者会見では先日来、何度か触れている「市政ニュースでの不適切な広報問題」について、「議長所感」という形で、大きく取り上げられました。
ちょっと長くなりますが、具体的な内容は以下の通り。
  ↓
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「若者に投票を呼びかけた市政ニュース記事」については、新聞報道のとおり「誤解を招く」「不適切表現」と言わざるを得ず、問題は大きく次の3点であると考える。

(1) 広報手段の私物化
行政が発信元の公的刊行物は万人の平均的な視点からより慎重な表現を選択すべきであり、首長の個人としての考え方や意見・主張があたかも公的な見解であると誤解されるような表現等は厳に慎むべきであると思う。
3月定例会において、本年度予算案から「広報アドバイザー」に関する予算が削除され、当時修正を巡る議論の焦点は、広報アドバイザーの是非というより、市長の広報に対する姿勢(政治姿勢)への疑心暗鬼によるところが大きいとされてきたが、本件からも、市長の考え方はやはり信用できず、広報に関しては残念ながらも公私の分別ができないと言わざるを得ず、改めて賛成多数をもって予算修正を行った議会判断は間違いではなかったと思うところである。

(2) 問題の本質を理解しようとしない姿勢(態度)
本件を指摘した一般質問の答弁においても、またその後のマスコミ対応においても、市長は終始自身の考えや理論が如何に正当であるか、という説明に没頭し、この事案が市民の皆さまにどう受け止められるか、どのような影響がでるのかというような、いわば問題の本質については一向に関心を示さず、省みることもなかったのである。
思えば、市長就任以来、議会や議員から発せられる様々な指摘や意見に対しても、ほぼ同様であり、常に自身の考えの正当性に固執して、省みる姿勢が見られることはほとんどなかったと言えるが、このことこそが、市長に対してすべてに近い議員が感じている思い、不信感の根源ではないかと感じるところである。

(3) 組織体制への危惧
本件の記事内容に対し、「このような表現は問題がある」「おかしい」と言い出す関係職員が果たしていなかったのか気になるところである。
結果として各方面から「不適切」と指摘されるような事態となったが、万一そうだとすれば、組織体制の観点からいえば、由々しき問題である。
一事が万事とは言わないまでも、他の施策についてもほぼ同様ではないかと懸念され、市長は執行部内においていわば「裸の王様」のようになってしまっているのではないかと思われる。
上司に諌言しない或いはできない環境の組織は、もはや劣化する一方で、ひいてはそれが市政の停滞につながるのではないかと危惧せざるを得ない。

本件の問題は、限定的で、選挙や市政に与える影響は少ないかもしれないが、この2年間の市長の言動を巡る諸問題は、本件と類似性が多くほぼ同様のパターンで発生していると感じる。
この不毛とも言える繰り返しがいずれは市政の円滑な運営にとって支障となる可能性が高いと思われ、「二元代表制の一翼」 を担う議会としては、本件を本件1事案だけとしてとらえずに、もう一方の「翼」の根元的な問題として、あえて警鐘を鳴らしたいと思うところである。
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  ↑
これ、とても賛同できる内容です。
論点を整理していただけると、とても分かりやすいな、と。
しかし、ほんま毎議会、なんやかんやと起こるなあ...


というわけで、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


【雪辱戦】今度こそ、全小中学校の家庭環境調査票を「入学時に一度書いたらOK!」な運用に改めてみせましょう!

2016-07-07 12:24:02 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

こういう視点、おもしろいな。
  ↓
もしも私が、都知事選挙に立候補するなら…。公約は「東京をタテに伸ばす」容積率緩和による成長戦略だ
@ 東京都議会議員おときた駿のブログ


  ↑
日頃から自戒してはいるものの、どうかすると視点がミクロな方向に行ってしまいがちなんですよね。
今、目の前にある課題に、どう対処するべきか???的な。
なので、こういう記事を見ると、しみじみと高くて広い視野を持ち続ける努力をせねばならんな、と感じます。
私だったら、思いつきませんもの、こういうの。


あ、もちろん、上に書いてある内容は東京のような大都会だからこそ!の話だと思っています。

西宮のように良好な住環境を誇りにしている街で「容積率を緩和すべきだ!」と思っているわけではないので、そこは念のため。

さて本題、6月議会で行った一般質問のご報告です。
それでは早速始めます。
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大きい一点目、「学校の家庭環境調査票について」です。
子供が進学した際、提出しなければならない書類が多くありますが、その一つが「家庭環境調査票(以下、調査票と呼びます)」です。
調査票には児童名・性別・生年月日・保護者名・住所・電話番号・緊急時の連絡先・家族構成・担任に伝えておきたいこと・通学路・自宅付近の略図等を記入しなければなりません。

さて、この調査票、各校が独自に作成しており、書式・運用とも学校ごとに大きく異なります。
その運用は大きく3つのパターンに分かれます。
資料1をご覧下さい。
  ↓


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(1)
毎年、保護者が記入する運用です。
この運用の場合、年度開始時に保護者が記入・提出し、年度末には学校が廃棄という流れを毎年繰り返します。
(2)
2~3年ごとに保護者が記入する運用です。
この場合、入学時に保護者が記入・提出した用紙を年度末に各家庭に返却し、修正があれば保護者が修正、なければそのまま新年度に提出するという運用を二~三年繰り返した後、学校が用紙を廃棄し、新しい用紙を配布。
その後、同じ流れを繰り返し、卒業時に学校が廃棄します。
(3)
修正が無ければ、保護者が記入するのは入学時のみの運用です。
この場合、入学時に保護者が記入・提出した用紙を年度末に各家庭に返却。
修正があれば保護者が修正、なければそのまま新年度に提出という運用を繰り返し、卒業時に学校が廃棄します。
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なお現在、
(1)の形で運用しているのは小学校19校、中学校2校
(2)の形で運用しているのは小学校6校、中学校1校
(3)の形で運用しているのは小学校15校、中学校17校
です。

保護者の側から見た場合、(1)(2)だと定期的に調査票を書き直さなければなりません。
一方(3)の場合、修正がなければ書き直す必要はありません。
年度替わりの忙しい時期、保護者の負担軽減という観点からは(3)の運用が好ましいことは明らかです。

また学校から見ると、(1)(2)では古い調査票を廃棄する際、新しい調査票を配布しなければなりませんが、それ以外は(1)(2)(3)どの運用でも年度末に用紙を抽出し、廃棄もしくは返却すると共に、新年度開始時に調査票を回収・ファイリングすることになります。
つまり(1)(2)(3)どの形を取るにせよ、学校側の負担は大きく変わらないのです。
こうした点を踏まえ、私は全校の運用を(3)に統一するべきと考えます。

なお同じことが健康管理カードにも言えます。
健康管理カードは学校の保健室が所持しており、調査票の内容に加えて健康保険証の種類、乳幼児医療費受給者証・母子保健証の有無、平熱、かかりつけ医、病歴、アレルギー、現在かかっている病気等を記入する用紙です。
こちらも調査票同様、学校ごとに書式・運用とも異なっており、運用を改めることで保護者の負担を軽減できます。
また調査票同様、運用を改めても学校の負担は変わりません。
それでは以上の内容を踏まえて質問します。
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と、ここまでが前振りですね。

ちなみにタイトルに書いたとおり、これ、雪辱戦です。
  ↓
【ご参考】
「家庭環境調査票」が、変更があった時だけ修正すればOK!になりました。@2016年4月のブログ

その後、悔しさを糧に、本番に向けて協議・調整を続けてきました。
いや、ほんま悔しかったんですもの。。。

というわけで、次回以降のブログで、具体的な質疑の内容についてご報告します。
なかなか良い感じになっているので、お楽しみに!
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。


「推計なんて、その時のもの。終わったら捨てるし、検証なんかしません!」な時代から考えると、ムチャクチャまともになったよな。。。

2016-07-05 15:25:11 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

最近、教わって知ったのですが。
例の「政治家は投票した人の代表に過ぎないんだよ」話、神戸市長がブログに取り上げていらっしゃいました。
ちなみに久元市長は「東京大学法学部を卒業。自治省に入省。総務省自治行政局長、神戸市副市長を経て、2013年10月27日の神戸市長選挙で当選。」(←以上、ブログのプロフィールより引用)という、ばりばりの地方自治のプロです。
しかし、ほんま、なんやかんやと無用の軋轢を生じさせるよな、うちの市長。。。
  ↓

【ご参考】
西宮市「政治家は投票した人の代表」@2016年7月2日のブログ




さて、本題。
今日のブログは、本日の教育こども常任委員会で取り上げられた話についてです。
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人気の住宅地として需要の強い本市では、多くの学校において、教室不足や運動場不足など様々な問題が発生しています。

こうした状況に対処するため、市は
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★児童・生徒の受入が困難な学校区において、
★一定規模以上の戸数を有する共同住宅等の開発に対して
★延期・中止・計画変更などを求める指導要綱
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を定めています。

該当する学校は、それぞれ「受入困難地区」「準受入困難地区」「監視地区」「予測地区」に指定されたうえで、その区分に応じた協力要請が事業者に求められることになります。
これが、本市の児童数急増対策のメイン施策ですね。
  ↓
【ご参考】
「教育環境保全のための住宅開発抑制に関する指導要綱」について@西宮市HP

で、地区を指定するにあたっては、市×育委員会が作成した児童数推計を元に検討しているというのが、市の公式見解だったんですよ。
ところが数年前、これについて色々と調べた結果、教育委員会の本音は
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●作成・公表している児童数推計は、あくまで、その時点での予想に過ぎない
●児童数推計に基づいて将来の施設計画等は考えていくが、推計は、あくまでその時点での予想
●よって、推計の数字を事後に検証するという考えはないし、検証したこともない
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というところにあることが分かりまして。
あんときゃ、びっくりしたよなあ。。。

  ↓
【ご参考】
一般質問のご案内。@2013年6月のブログ。

で、そんなこんながあったものの、めげずに色々と指摘もし、交渉もしてきたのですよ。
その後、担当者が代わったこともあり(というか、理由はそれだけのような...)、今回、推計の考え方や、地区指定のあり方について、大きな前進がありました。
ポイントは
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【これまで】じーーーーっと様子を見続けて、いよいよ「こら、教室足りんな。。。」となったときに初めて、地区指定していた。
                 ↓
【今回から】数年先までの児童予測推計をもとに、早めに地区指定するように改めた。
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【これまで】推計は、現在の居住人口をベースに作成している公式推計一本だった。
                 ↓
【今回から】地区内の駐車場・空き地・社宅など、開発可能な空地を加味した上限推計を公式推計と別に策定し(ただし、一部の厳しい状況に置かれた学校区限定)、地区指定に当たっては、この上限推計も参考にするように改めた。
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という二点かと。
この二点のポイントは、要するに「根拠のある数値を持って、早期に対応することが可能になる!」ということですね。
これ、かなりの進歩だと思うのですよ。
担当さんの取組に敬意を表したいと思います!
こちらとしても諦めず、指摘やら話し合いやらを続けてきた甲斐がありました。。。

今後は、この運用を、きちんと進めていくことが重要ですね。
とりわけ、厳しい状況にある地区については、より早期に適正な地区指定がされるよう、求めて行かねばなりませんし。

というわけで、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


お陰様で無事、一般質問終了!お越し頂いた皆様、ご試聴頂いた皆様、お気にかけて頂いた皆様に心から感謝!です。

2016-07-01 13:58:53 | 主張・広報と活動のお知らせ

今日から2016年も後半戦!
そんな今日、無事、一般質問終了しました。
お忙しい中、わざわざ議会まで傍聴にお越し頂いた皆様、インターネット中継・さくらFMをご視聴頂いた皆様、お気にかけて頂いた皆様、全ての方々に心より御礼申し上げます。
本当にありがとうございました!

なお既報の通りですが、本日、取り上げた内容はこちら。
  ↓
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  ↑
テメーで言うのもなんですが。
一部を除いては、非常によい答弁を得ることができ、か~な~り、話を前に進めることにつながった!という実感を持っています。
一方で、ごく一部の話については、なかなか残念な展開になっていることが明らかになったと感じたりも。
というわけで毎度の話ではありますが、次回以降、質疑の内容について詳細にご報告してまいります。

や、しかし、いつものことながら、一般質問が終わった時の心地よい達成感と開放感たるや、素晴らしいです、これ。
今日は、この感覚に包まれながら、引き続き、頑張ります!

というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。