西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

今年の終わりに@保育所×待機児童問題

2010-12-30 09:14:58 | すべての人にやさしいまちを実現するために

いよいよ、ホンマに年末ですね。
一昨日・昨日あたり、仕事納めとなった方々も多いのではないかと。
というわけで、私のブログも今日がおそらく、年内最後の更新。
最後は、本市にとって目下、最大の課題とも言うべき、
保育所の待機児童問題について書きたいと思います。

西宮市の保育所待機児童解消計画は、
 ○平成26年度までを計画年度としているが、
 ○その間、一度も待機児童を解消できない
という、トホホな計画になっていることは既報の通り。
で、先日の
「西宮市 幼児期の教育・保育審議会(適正配置部会)」では、
「こうした現状を正すために、西宮市が考える方策!」
ということで、↓こちらの資料↓が配布されました(クリックで拡大)。

Cce20101220_00000
もちろん、どれも重要な対応だとは思います。
ただ個々の事例について考えると、表に書かれている以外にも、
※「公立幼稚園の活用」については、
 ○現場の強い抵抗が予想され、短期間での実現は困難
 ○保育ルームは、そもそも5人程度の子供を見ることしか想定していない。
  待機児童数の規模と比較すると効果はきわめて限定的。
※「私立幼稚園の預かり保育」については、
 ○そもそも、ほとんどの私立幼稚園では既に、預かり保育を実施している。
  今後、さらに拡大したとしても実効性については???
等のデメリット(?)があります。
それやこれやを考えると、私には、
※国の迷走もあり、先行き自体が甚だ不透明な「認定こども園」
も含めて、「これらの方策が待機児童解消に大きく寄与できるか?」
という点について、疑問に思わずにはいられません。
私に言わせれば、
に上げられた各種施策の中で、
待機児童問題解消に大きな効果を発揮する方策といえば、
「認可外保育施設(認証制度)」以外、ありえないわけで。

↓同じ部会で配布された資料を、分かりやすく編集してみた↓ので、
 是非、ご覧頂きたいのですが。
「20101221.xls」をダウンロード
ここに出てくる数字の最大のポイントは、
「市内の全ての地域において、認可外保育施設の定員が、
 保育所待機児童の人数を大幅に上回っている!」ということです。

もちろん、
 ○「待機児童」という言葉の定義と、
  実際に保育所への入所を希望している方の人数の乖離という問題
 ○「保育施設」の供給が、「入所希望者」という需要の増大を呼ぶ
  傾向があるという問題
 ○全ての認可外保育所が認証保育所として認められるだけの
  水準にあるか?という問題
等、複数の問題はあります。
しかしながら西宮市が公式に、
認証保育所制度の導入に踏み切るのであれば、
より多くの事業者の参入が望めるはずです。
事業者側が補助を受けるために、施設・設備も含めて、
一定の水準を確保しようとする動きも強まることでしょう。
財政的な負荷の問題を考えても、新たに保育所を建設し続けるよりは、
はるかに安上がりなはずです。
そもそも、待機児童が多くて困っている地域には、
新たに保育所を立てることができるような土地自体、存在しない!
という大きな問題もあるわけで。
そして、なにより、表からも明らかな通り、この方策を実施するにあたって、
存在するのは「課題」だけであり、デメリットは存在しません。
それは、他の3つの方策に書かれている内容の中に、
「効果が直接的でない」という、まさにデメリットと呼ぶしかないものが
書かれているのとは、大違いな訳で。

待機児童問題では、今、まさに、困っている保護者が多く存在します。
行政には、このような現状を変えるための具体的な方策を採る義務がある。
私は、そう考えています。
だからこそ、認証保育所制度の整備・導入に向けて、
西宮市は、大きく舵を切るべきだと思うのです。

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というわけで、ブログの本文は、ここまでです。
今年の最後に、今年一年間、お世話になった多くの方々、
私の活動に興味・関心をお持ちいただいた皆様に、
この場を借りて、心から御礼申し上げます。
来年が皆様にとって、素晴らしい一年となりますように
こころから願いつつ。
そして、来年も、多くの方に、ご期待いただけるよう、
しっかりとした活動を続けることを約束しつつ。

それでは皆様、よいお年をお迎え下さい!
今年も一年、本当にありがとうございました。


訓告ですか??? 他1件。

2010-12-28 12:46:39 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会


↓本日付、神戸新聞より引用。↓
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003703678.shtml

ここで挙げられている、今回取られた処分「訓告」は、
法律上の処分とはならない、ごく軽い処分です。
(ちなみに、法律で定められた、処分としては、
 免職・停職・減給・戒告(譴責)といったところが挙げられます。)
う~ん。。。

ブログをご覧頂いている皆様には、先刻、ご承知のことかと思いますが。
この問題、昨年の12月議会で私が取り上げたことで明らかになりました。
 ○その後、今年の1月と7月に全庁調査が行われたこと。
 ○1月調査の結果、多くの不適正と思われる使用実態が
  明らかになったこと。
等も、ブログでも書いてきました。
で、ここに至る経緯の中で、市当局方からは、
「1月調査の結果を踏まえて、全職員に厳しく指導していく。
 そして、その後行う予定の7月調査で、
 それだけの指導等を行ったにも関わらず
 不適正な実態が明らかになることがあれば、
 当然、きわめて厳しい対応を取ることになる。」
という考えを聞いてきていました。

こういった、過去の話も踏まえて、正直なところ、この問題、私の中では、
 ○こうした実態が明らかになった
 ○今後は、こうしたことが起こらないように、
  市が定期的な調査を実施することを約束した。
 ○調査の結果、怪しげな実態が明らかになれば、
  今後は厳しい対応を取ることを約束した。
時点で、一定、けりが付いた話だと思っていました。

ところが。
今回明らかになった処分は全員、一律に訓告!。
もちろん、詳細を確認しなければ、なんとも言いかねる部分もありますが、
正直、ゆるすぎるところもあるのではないか???と思うのです。
私個人の話としては、これでは、
「自分にとっては、ほとんど、けりが付いた話」
とも言いきれない気がしてきています。
というわけで、今回の調査結果について、詳しく調べてみようと思います。
まだ、きちんとした報告も受けていないことですし。


毎年、市の環境局が発行している「清掃事業概要」。
パラパラ見ていただけるとお分かりいただけるかと思うのですが、
「わざわざ、冊子化して配る必要があるのか?」
という点を考えると、甚だ疑問に思います。
あくまで個人的感想ではありますが。

で、これを毎年300部作成し、市内の関係部署を中心に
配布しているのですが、作成にかかる費用が、概ね約45万円。
作成には、かなり手間がかかりそうな資料も多く含まれていますし、
目にかからない費用も含めると、もっと相当な金額がかかっているのでは?
と思うのですよ。
「経費削減!」と言うなら、ここらへんを中心に、
 ○効果が甚だ???なうえ、
 ○数多く存在する広報啓発掲示業
を見直すだけでも、相当な費用が浮いてくると思うのですが。。。

ちなみに、「清掃事業概要」については、
大分前から関係部署に意見を申し伝えており、
ひょっとすると、来年度からはなくなるかも???です。
こういうのも、もっと他にもたくさんあるかもですね。
調べてみるか。。。

というわけで、今日は、ここまで。
それでは失礼いたします。


一般質問のご報告@本庁舎他9庁舎総合管理業務について ④

2010-12-24 18:07:55 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

今日は、クリスマス・イヴ。
さぞかし、いろんなサンタさんが、お忙しくされていることであろうと。
我が家も、明日の朝、喜ぶチビの顔に出会えるのが、楽しみです。

さて本題。
しばらく飛ばしてしまっていた一般質問のご報告の続きです。
まずは、ご覧くださいませ。

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【質問】
さて、ここまでは「不必要・不適切な業務が含まれている」という
問題について、見てきました。
続いては入札全般に関わる問題について、見ていきます。

資料②でお示しした通り、本庁舎他9庁舎総合管理業務の落札率は
非常に高い水準にあります。
これは、本庁舎他9庁舎総合管理業務に、
 ○清掃業務のような難易度が低い業務から、
 ○機械・設備保守のように一定の知識・ノウハウが必要な業務まで、
多くの業務が含まれていること。
こうした、いわば雑多な業務を一括で発注していること。
そのため、現在のように指名競争入札にせざるを得なくなっていること。
こうした現状が大きく影響していると思われます。
しかしながら多くの業務をまとめて発注するのではなく、
清掃、来庁者案内、機械・設備保守を別々に発注すれば、
入札の競争性を現在より大幅に向上できるのではないでしょうか?

また、多くの業務をまとめて発注する手法には、
「個々の業務の委託金額が不明確になる」というデメリットもあります。
業務ごとに分割して発注することで、
各業務の落札金額は明確になります。
これによって落札状況に対するチェック機能が、
より強く働くことも期待されます。

そこでお聞きします。
現在の「雑多な業務を一括で発注する」形を改め、
業務の種別によって分割発注することで、
より競争性の高い入札の実施が可能になると考えますが、
いかがでしょうか?

【答弁】
現在、本庁舎の管理業務は、警備業務を除き、
庁舎案内、清掃、電気・機械・設備保守管理業務などを一括して
総合管理業務として発注しておりますが、
これは指揮命令系統を一本化し、庁舎全体を一体的に管理することで、
トラブルの発生に即応することが出来、
また、効率的であるなどのメリットから、
このような発注方法をとっております。

一方、一括して契約する総合管理業務は、ご指摘のとおり、
各業務の落札金額について把握できないというデメリットがございます。

ご提案の業務の種別によって分割発注することは、
ご指摘のとおり、受注機会の拡大と、より競争性を確保することができる
というメリットが考えられますが、
一方、指揮命令系統の分散化により責任の所在が曖昧になるなどの
デメリットもございます。

こうした点を踏まえまして、総合管理業務の中で分割発注することが
可能な業務についてメリット・デメリットを整理したうえで、
平成24年度を目途に庁舎管理業務の発注方法について
検討してまいりたいと考えております。

【要望】
『現在の複数業務を一括して発注する形には、
 「指揮命令系統を一本化し、庁舎全体を一体的に管理することで、
 トラブルの発生に即応することが出来る」メリットがある。
 それに対して、私が提案した業務の種別によって分割発注する形には
 「指揮命令系統の分散化により責任の所在が曖昧になる」
 デメリットがある』
という趣旨のご答弁を頂きました。
しかしながら、この答弁には納得できません。

本庁舎他9庁舎総合管理業務に含まれる業務は、
資料①でお示しした通り、
給湯・ティーサービス、清掃、宿日直、来庁舎案内、機械・設備保守に
分かれます。
仮に、清掃・宿日直・来庁者案内の各業務を分割したところで、
「指揮命令系統の分散化により責任の所在が曖昧になる」とは思えません。
「指揮命令系統の分散化により責任の所在が曖昧になる」
ことがあるとすれば、それは
「機械・設備保守を脈絡なくバラバラに分割発注する」というような
無茶な見直しを行った場合のことであり、
しかるべき区分で発注すれば、このような問題は起きません。

そして、しかるべき区分で業務を分割発注すれば、ご答弁いただいた通り、
「受注機会の拡大と、より競争性を確保することができる」という
大きなメリットを享受できます。
「分割発注することが可能な業務について
 メリット・デメリットを整理したうえで、
 平成24年度を目途に庁舎管理業務の発注方法について
 検討してまいりたい」
というご答弁も頂きました。
今後の展開を期待して見守ってまいりますので、
前向きな姿勢で検討を進めていただきたい。
要望します。

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と、ここまでが、大きな一つ目、
「本庁舎他9庁舎総合管理業務について」の質疑の内容です。
ね、地味なタイトルの割には、結構見栄えのする中身だと思いませんか?
というわけで、次回以降は次のテーマに続きます。
まだまだあるので、お付き合いくださいませ。
それでは失礼いたします。

>にーの様

>賛成反対の比率はどんなものだったんでしょうか?

確か、賛成は共産党さんのみで、他は全て反対だったと記憶しています。
妥当な結果だと思いますね。
(ちなみに、まだ掲載されていませんが、↓こちら↓に後日、
 個人・各会派の議案別の賛否状況が掲載されることになります。
 http://www.nishi.or.jp/contents/00013923000200042.html#giinbetu
 これも、議会HPを作成したことによる、大きな進歩だと思っています。)

>今、食糧を輸入させてもらっている国との関係が悪化したら
>食糧が入ってこなくなるから?
>それは戦争かそれに近い状態をイメージしているんでしょうか?
>そうなったら食糧の前に石油をはじめとする
>エネルギーの輸入ができなくなり、農機具も何も動かせなくなりますよ。
>エネルギー自給率が恐ろしく低い日本は絶望的ですね。

仰る通りだと思います。
だからこそ、TPPも含めた自由貿易体制を守り、育てていくことこそが、
我が日本国にとって、きわめて重要なことだと思います。
その方向で、話が進んで行ってくれるとよいのですが。。。

いつも、ご覧頂いていること、コメントをお寄せいただいたことに、
御礼申し上げます。
ありがとうございました。


TPPはお嫌いですか???

2010-12-22 15:36:27 | にぎわいと活気のあるまちを創造するために

本日で12月議会は終了。
気が付けば、「よいお年を!」という挨拶が、似合う時期になってきました。
ええかげん、年賀状にも手をつけねば!ですね。

で、そんな中、本日の本会議に上がってきた意見書の一つが
↓こちら(クリックで拡大します)↓。

Cce20101222_00000

要するに、「環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に参加するな!」
ということを国に主張したい!!!という内容の意見書ですな。
この問題、基本的に国の政策に関することなので、
私の職責を超えてはいるのですが、ここで書かれている内容には、
個人的に、色々と異議がありまして。

そもそもの話で言いますと。
日本経済は年度によって異なりますが、
概ね、輸出が80
兆円程度、輸入が70兆円程度という、
大幅な輸出超過状態にあります。
だからこそ、輸出大国と言われたりもするわけで。
そういうわが国の現状を考えると
、TPPからの離脱は長期的には、
この輸出の大幅な削減につながりかねません。
当然、日本経済に与える影響は甚大です。
一方で、農業の生産規模は年間・約5兆円、GDPに占める比率は約1%。
正直なところ、農業を守るためだけに、「TPPには不参加!」という
選択をすることは、経済振興的な見地から見ると、
非常にナンセンスだと思うのですよ。

とは言うものの、↑このような意見↑に対しては、
 ○「地球的規模での食糧不足が大問題になっている(意見書より引用)」中、
 ○国内農業の保護・食糧自給という重要な問題を、
  経済規模だけで語るとはけしからん!
という反論が、多くの場合、返ってくるわけで。
でもね、議論の前提となっている、
「地球的規模での食料不足が大問題になっている」という部分に、
そもそも、誤りがあるとすると、
「なんとしても、食料自給率を上げていかねばならん!!!」
という、いわゆる食糧安保論的な話自体が、
非常に眉唾なものになってくるはずなのですよ。
で、私は、「地球的規模での食料不足が大問題になっている」
という話自体、非常に疑わしいものだと思っていまして。

例えば、↓こんな指摘↓があります。
『世界の食料供給量は、人口増加ペースよりも高い水準で増えている。
 過去40年の人口増加率は189%だが、穀物の増産率は215%。
 その結果、2009年末時点で、世界の穀物在庫は
 消費量の約20%に当たる4億5000万トン。
 足りないどころか、むしろ過剰な生産と在庫に苦しんでいる
『先進国間での貿易交渉では「うちの穀物を買え!」「やだ!」
 と押し付けあっているのが現状』
(↑上の記述↑は
 「日本は世界5位の農業大国 ~大嘘だらけの食料自給率~」
 より引用・抜粋しました。
 これ、目から鱗の一冊です。
 この分野に興味おありの方は、是非、どうぞ。)

(↑このジャンルについては、↓この本↓も面白かったです。
 『「食糧危機」をあおってはいけない』
 こちらも、よろしければ、どうぞ。)

大きな世界的レベルの話は置くとしても。
足元の日本国のことだけを考えてみても、
ほんまに、そんなに食料不足が心配なら、
さっさと減反を止めるべきですよね???
でも、そういう話には、ついぞ、出会うこともなく。
なんだか、奇妙な話だと思うのですよ。

また、下の方に、
「経済産業省は、TPPに参加しない場合の雇用減を81万人としているが、
 農水省は、参加した場合の雇用減を、
 農業やその関連産業などを合わせて340万人と、
 不参加の4倍以上にもなるとしている。」
とありますが、これも、甚だ???です。

2005年に行われた農業センサスによると、
日本の農家数は、約284万戸。
ところが、そのうち、農業を専業とする農家は一割にも足りません。
農業所得が50%以上あり、一年のうち60日以上農作業を行う
「主業農家」ですら、全体の15%に留まっています。

「なら、残りは???」と言うと、
 ○65歳未満で一年に60日以上農作業をしない
  「副業的農家」が全体の38.3%
 ○耕作面積が30アール未満で、農産物の販売額が50万円に満たない
  「自給的農家」が約31.1%
と、「副業的農家」「自給的農家」の合計が約70%を占めています。

数字から見ても、「副業的農家」「自給的農家」の多くは、
 ○他にメインとなる収入を持っているか、
 ○そもそも趣味的に農業を営んでいる
ということになるはずなわけで。
となると、どう考えても、
「農水省は、参加した場合の雇用減を、~中略~
 340万人と、不参加の4倍以上にもなるとしている。」
という話自体、甚だ、怪しい話だとしか思えません。

というわけで、この意見書には、当然、反対しました、
というご報告でした。
しかし、いろいろと謎だわ。。。

ということで、今日は、このへんで。
それでは失礼いたします。


その後の通勤手当問題。

2010-12-21 13:18:59 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

標題の件、過去の経緯については、↓こちら↓の左下と、
http://www1.ocn.ne.jp/~shigi/report/20b.pdf
↓こちら↓の右下
http://www1.ocn.ne.jp/~shigi/report/21b.pdf
↓こちら↓の左上
http://www1.ocn.ne.jp/~shigi/report/23a.pdf
等、ご覧いただければ、と思うのですが、
このタイミングで改めて問題になっているようです。

というわけで、↓本日付・新聞各紙に掲載されていた分を、ご報告↓。
「SKMBT_C20310122112000.pdf」をダウンロード

色々と思うところはあるのですが、
その中でも、とりわけ強く感じるのは、
「1月の調査実施以降も、きちんとした対応をしていなかった職員が
 多数存在する」
という部分に対する、強い怒りです。
このような職員に対しては、厳正な処分をしてもらわねばなりません。

今のところ、議会としては7月の調査結果に対する
正式な報告は受けていません。
まずは、その内容の報告を待ちたいと思っています。
ということで、簡単ながら、今日は、このへんで。
それでは失礼いたします。


一般質問のご報告@本庁舎他9庁舎総合管理業務について ③

2010-12-20 17:07:01 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

今日の午前中は「フレンテ問題特別委員会」、
午後は「西宮市 幼児期の教育・保育審議会 適正配置部会」
を傍聴してきました。
両方とも、結構、興味深く感じるところが色々とありましたので、
そこらへんについても、ご報告したいところではあります。
とは言うものの、一度、一般質問の続きを飛ばしていることでもあり、
今日はそちらの方のご報告をば。
それでは、早速始めます。
(前説&具体的な私からの質問は黒、
それに対する市側の答弁は赤
 
それらを踏まえての私の要望は、青で示しています。)

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【前説&質問】
次に「環境衛生課・車両課庁舎清掃業務」についてです。
業務仕様書に、清掃業務の一つとして
「風呂場(清掃後浴室への給湯を行い、湯加減のチェックも行う)」
と記載されています。
環境衛生課・車両課庁舎は
主に1階を旧車両課・2階を環境衛生課が使用しており、
1階・2階の両方に風呂場が設置されています。
しかしながら、1階・2階の両方に風呂場が必要なのでしょうか?

【答弁】
~前略~ 1つの施設に複数の風呂場を置くことの必要性や清掃費用、
光熱水費のコスト削減の観点等から
風呂場を一つにまとめて使用するよう
平成23年度より改善してまいります。

【要望】
ご答弁いただいた通り、速やかにご対応いただきたい。

【前説&質問】
続いては宿日直業務についてです。
環境衛生課・車両課庁舎では、
○平日は午後4時から翌日午前8時30分まで、
○土曜日は午前11時45分から午後5時まで、
○日曜・祝日・年末年始は午前8時15分から午後4時15分まで
の間、宿日直員が
「閉庁時間内における建物及び周辺の保安管理にあたる」ため、
庁舎内で宿日直を行っています。
しかしながら常時、宿日直員が詰めるのではなく、
機械警備も活用することで、委託費用を節減できるのではないでしょうか?

【答弁】
~前略~ ご指摘の趣旨を踏まえまして、
今後は、勤務態様をより的確に把握する中で、
効率的な宿日直業務のあり方を再検討し、
閉庁時間に常時宿日直員が詰めるこれまでの方式を、
一部機械警備に切り替えるなどの見直しを行い、
宿日直業務の効率化を図ってまいります。

【要望】
ご答弁いただいた通り、
「効率的な宿日直業務のあり方を再検討し、」
「効率化を図って」いただきたい。
ここは適正な見直しが行われれば、
かなりのコスト削減が期待できるところだと思っています。
積極的な取り組みを進めていただきたい。
要望します。

-----------------------------------------------------

「不必要・不適切な業務をなくす!」という目的に照らし合わせると、
かなり、いい感じの質疑だと思うのですが、いかがでしょうか?

というわけで、続きはまた別途。
それでは失礼いたします。


高木小学校・留守家庭児童育成センターについて。

2010-12-16 19:18:04 | すべての人にやさしいまちを実現するために

一般質問のご報告は、一回、パス。
今日の常任委員会の中での質疑で、

書いておくべきだと思うことがあったもので。

以前から、高木小学校の留守家庭児童育成センター(通称・学童)に、
↓こんな問題があることを指摘しています。↓
http://www1.ocn.ne.jp/~shigi/report/22b.pdf
(右上部分参照)

で、本日の委員会で、関連して聞ける部分があったもので、
「今後の方針等について、明らかにできる部分があれば、
 お聞かせいただきたい!」
と言ったところ、担当課長からは、
「(現在の学童)施設に隣接する学校施設の合築等によって、
 新築する方向で検討している
というお答えを頂くことができました。
お~、うれしい答えだ。

予算の大枠が、ほぼ固まってきているはずの、このタイミングで、
この答えが出てくるということは、かなり前向きな感じだと思うのですよ。
もちろん、最後は市長による査定があってのことなので、
まだまだ予断は許さんところではありますが。

今後の展開に、強く期待したいところです。
という、今日は簡単な、ご報告でした。
でわでわ失礼致します。


一般質問のご報告@本庁舎他9庁舎総合管理業務について ②

2010-12-15 17:56:06 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

昨日は掲載されていなかった新聞社さんにも掲載されたので、
↓追加掲載しました。↓
「SKMBT_C20310121514260.pdf」をダウンロード

ブログの来訪者数は跳ね上がり、
激励のお電話・メール等、結構な反響を頂きました。
もっとも、事の発端(?)が議会棟に関わる問題であっただけに、
単純な激励ではないものも中にはあり、
なかなか微妙なところもあったりはしつつ。
でも、自分達にとって、痛い面がある話だからといって、
「目を背ける!」というのはフェアではないですよね。
改めるべきは改めた上で、真摯にいろんな問題に対応していくことこそが、
最後にご信頼を頂ける、唯一の手段だと信じています。

というわけで、本題に。
ネタは、昨日の前置きを踏まえての、それに関する具体的な質疑です。
それでは、早速、ご覧下さいませ。
(一般目の質問は黒、
それに対する市側の答弁は赤
 
それらを踏まえての私の要望は、青で示しています。」

-----------------------------------------------------------


【質問】
環境衛生課、旧車両課庁舎で行われている
給茶業務の意義・必要性を精査・検討するべきだと考えるが、どうか?

【答弁】
~前略~ この業務の必要性は非常に低いと思われますので、
平成23年度より廃止したいと考えております。


【質問】
本庁舎・教育委員会庁舎・南館で行われているポットへの給湯業務の
意義・必要性を精査・検討するべきだと考えるが、どうか?

【答弁】
~前略~ 湯沸し室内の給茶機の利用を勘案しますと、
本業務を委託することは理解が得にくいということから、
平成23年度より本業務も廃止したいと考えております。

①&②
【要望】

両業務について、「平成23年度より廃止したい」という
ご答弁を頂きました。
今回、取り上げた「本庁舎他9庁舎総合管理業務」とは別に
「東館・江上庁舎の給湯業務」も外部委託されています。
また、他にも別の場所で類似の業務が行われているかもしれません。
これらについても同様に、平成23年度より廃止して頂きたい。要望します。


【質問】
給茶機清掃準備業務および給茶機の意義・必要性・適切な規模について
精査・検討するべきだと考えるが、どうか?

【答弁】
~前略~ 給茶については、職員によるセルフサービス化を
図ることを目的に、震災後の本庁舎改修工事に合わせて
給茶機を設置したものであり、
それまでのお茶くみや食器洗いなどからの負担を軽減することによって、
事務能率の向上に一定寄与しているものと考えております。

しかしながら、給茶機を設置した当時と比べ、その後の時代の変化に伴い
現在では、お茶やお水等のペットボトルの市販が広く普及し、
その利用が増大していることや、マイ・ボトルを持参する職員もいるなど、
ライフスタイルが変化しております。

今後は、このような社会状況の変化を踏まえ、また、
他都市の状況等も参考にしながら、
給茶機の意義、必要性や設置台数について
検討してまいりたいと考えております。

【要望】
「社会状況の変化を踏まえ、また、他都市の状況等も参考にしながら、
 給茶機の意義、必要性や設置台数について検討してまいりたい」
というご答弁を頂きました。
ご答弁いただいた趣旨を踏まえると、
現状のまま「給茶機を各フロアに二台ずつ設置し続ける!」という
選択肢はありえません。
廃止の方向で検討していただきたい。

なお一部企業において、福利厚生の一環として
「カップ式自動販売機を設置し、そのメニューの中に
 無料の水・茶を含む」という手法を取っているところがあります。
調査したところ、この手法を取れば、多くの場合、
メンテナンス費用は無料になるようです。
考えられる代替策の一つとして提案しておきます。

-----------------------------------------------------------

という感じです。
新聞記事に関わる内容は、これで、ほぼ終了だと思いますが、
質疑自体は、まだまだ序の口。
なので、まだまだ続きますですよ。
というわけで、しばらくは、一般質問のご報告にお付き合いくださいませ。
それでは失礼致します。


一般質問のご報告@本庁舎他9庁舎総合管理業務について ①

2010-12-14 15:33:52 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

↓昨日の一般質問の戦利品です。↓

①読売新聞&神戸新聞
  「SKMBT_C20310121412020.pdf」をダウンロード
②朝日新聞
  P1.「CCE20101214_00000.JPG」をダウンロード
  P2.「CCE20101214_00001.JPG」をダウンロード

個人的には、上に挙げた「ポットにお湯入れ!」という話は、
「費用削減効果!」という観点から見ると、
そんなに大きな話ではないと思っていたりもします。
そういう意味では、もっと重要な項目が、他にもたくさんあるわけで。

というわけで、しばらく、このブログでは、
他も含めて、詳しい内容のご報告を続けていこうと思っています。
よろしく、お付き合いくださいませ。

--------------------------------------------------------------

まず一点目の本庁舎他9庁舎総合管理業務についてです。
配布資料の①をご覧下さい。
(↑これ、下の内容と重複しますので、ブログへの掲載は割愛します。)
本庁舎他9庁舎総合管理業務は、
本庁舎、南館、教育委員会ビル、環境衛生課・(旧)車両課庁舎、
安全対策課分室、鳴尾支所、上甲子園センター・公民館、
瓦木支所・公民館、江上庁舎、東館の計10庁舎を対象に、
給湯・ティーサービス、清掃、宿日直、来庁者案内、機械・設備保守の
大きく5つの業務を提供しています。

過去の契約状況を↓②↓にまとめました。
「201012141.pdf」をダウンロード

本庁舎他9庁舎総合管理業務の過去の契約金額は、
2010年度・2009年度が1億2022万5千円、2008年度が1億2232万5千円、
2007年度が1億2411万円、2006年度が1億2600万円。
過去5年間の契約金額は、いずれも1億円を大きく上回り、
落札率も概ね90%台後半ときわめて高い水準にある上、
少なくとも記録が残っている過去10年間は
連続して日本管財㈱が受注しています。
金額が大きく、落札率も高く、長期間連続して同一事業者が受託している。
こうした事実を踏まえ、業務内容を精査した結果、
「不必要・不適切な業務が含まれているという問題」と
「入札全般に関わる問題」という、
大きく二つの問題の存在が明らかになりました。
そこで、そのそれぞれについて、詳細に見ていきます。

まず一点目の不必要・不適切な業務が含まれているという問題のうち、
給湯・ティーサービス業務についてです。
なお皆様ご承知の通り、議会棟における給茶業務については
現在、議会改革特別委員会で検討が進められています。
従いまして、今回の一般質問では、この業務のことは取り上げません。
私自身は、会派として主張しております通り、
この際、給茶業務の委託は廃止するべきだと考えていることを
申し添えたうえで、今回の一般質問では、
議会棟以外で行われている類似業務について考えてまいります。

それでは本題に移ります。
本庁舎他9庁舎総合管理業務の中に、
「環境衛生課・車両課庁舎給湯業務」が存在します。
これは、西宮浜にある環境衛生課・旧車両課庁舎において、
「市職員の指示により随時湯茶を接待する」業務です。
このような業務は必要でしょうか?

また「白湯給湯・給茶機清掃準備業務」が存在します。
↓資料の③↓をご覧下さい。
「201012142.pdf」をダウンロード

本庁舎・教育委員会庁舎・南館・瓦木支所・鳴尾支所には、
表に示した数のポットと給茶機が設置されています。
例えば本庁舎では、一番多い1階に18本、
一番少ない3階でも3本のポットが設置されており、
教育委員会庁舎・南館も含めると、
全部で78本のポットが設置されています。
白湯給湯業務とは、このポットを洗い、お湯を入れる業務のことです。
また給茶機は本庁舎の各フロアに2台ずつ設置されており、
教育委員会庁舎・南館・瓦木支所も含めると
全部で26台が設置されています。
給茶機清掃業務とは、この給茶機を清掃し、お茶の葉を入れ替え、
周辺を清掃する業務です。
ところで奇妙なことに、業務仕様書によると、
ポットは給湯室に置かれることになっています。
給湯室に設置されている給茶機のボタンを押せば、お湯は出ます。
また給湯室には、湯沸し機も設置されています。
にも関わらず、わざわざ保温用のポットを用意し、
お湯を入れる業務を外部に委託してまで行う必要があるのでしょうか?

給茶機についても疑義があります。
↓資料④に近隣市における給茶機の設置状況をまとめました。↓
「201012143.pdf」をダウンロード

近隣9市のうち給茶機を設置しているのは芦屋市のみ。
しかも唯一、設置している芦屋市でも、設置台数は各フロア1台であり、
各フロアに2台設置という本市の状況は突出しています。
こうした点を鑑み、給茶機の必要性・適切な台数を
検討するべきではないでしょうか?

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と、ここまでが、新聞掲載記事に該当する部分ですね。
当然のことながら、まだまだ質疑は続くのですが、
そこらへんについては、また後日。
それでは失礼致します。


一般質問の配布資料。

2010-12-13 15:15:36 | 主張・広報と活動のお知らせ

本日の一般質問、どうやら私の出番は16:30を過ぎてからになりそうです。
やっぱり、時間が読めませんな。

で、その際、配布予定の資料が↓こちら↓。
「20101209.xls」をダウンロード
質疑の理解の助けにもなるかと思いますので、
間に合う方で、ご希望の方が、もしいらっしゃれば、是非、どうぞ。

質疑の詳しい内容については、いつもの通り、
後日、ブログにて、ご報告いたします。
それでは、簡単ながら、このへんで。
そろそろ、議場に行かねば!です。