西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

やっぱり、効果がありました。

2011-09-29 18:25:11 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

今年、6月議会で償却資産に対する課税が、
ザルになってしまっているおそれがあるという指摘をしました。
詳しくは、↓こちらの右上↓から。
http://www1.ocn.ne.jp/~shigi/report/26b.pdf

で、本日の決算審査で、その後の進捗を確認したところ、
 ○7月半ばから、西宮税務署と協議し、
  個人・法人の納税資料が閲覧可能となった。
 ○これを踏まえ、取り組みを進めている。
 ○その結果、現時点で評価額2000万円・税額30万円の
  課税漏れを発見することができた。
 ○引き続き、今後も、この課題に取り組んでいく。

ということでした。

これまで、やってなかったという問題はありますが、
指摘後の迅速な取り組みについては、評価したいと思っています。
で、早速成果が出始めているところから見ると、
ちゃんと取り組み続ければ、今後も期待できるのではないかいな、と。
というわけで、引き続き、しっかりした取り組みを継続して続けてもらうよう、
要望しておきました。
にしても、指摘した内容に対して、きちんとした成果が現れるというのは、
嬉しいもんですね。
やりがい感じます。
他にも、色々と成果がでている話はあるので、
そちらについても、また、回を改めて、ご報告してまいります。
乞う・ご期待。

>にーの様

いつものことながら、あたたかいメッセージをありがとうございます。
感謝です。

>「(西宮中央病院における)公立病院として果たすべき役割」って何でしょう?(どこかで見れますか?)

http://www.hospital-nishinomiya.jp/03info/pdf/draft_report.pdf
↑こちら↑のP24~P30が(一部、異なる内容も入っていますが)、
お求めの内容に該当することと思います。
正直なところ、仰るところの他の公立病院の事例と、
同様の感想をおもちになるのでは???と思います。

と、それはさておき、

>ところで私は五味の敗戦より、ヴァンダレイ・シウバのガチ相撲欠場が残念でした。

おー!!!
ひょっとして、同好の士ですか!?
最近、めったに出会うことがないので、ムチャクチャ、嬉しいです!!!
ガチ相撲は見たことないのですが、Dropkick(たしか。。。)で見て、
気になってました。
今度、見てみます。
情報ありがとうございます。

最後の方、ブログをご覧頂いている、ほとんどの方に、
ちっとも分からないであろう話になってしまったことを、お詫びしつつ。
それでは失礼いたします。


再掲。

2011-09-27 16:05:15 | 主張・広報と活動のお知らせ

決算審査のネタ探しのため、
過去の市政報告やらなんやらを確認していたのですが。
その過程で、HPの「メディア掲載事例」のうち、
テレビで紹介された事例へのリンク先が落ちてしまっていたことが判明。
というわけで、新しく、再リンク張っておきました。
↓よろしければ、ご覧あれ。↓
情報ネットten! 2009.7.14

それにしても、これ、もう2年以上も前のことなんですね。
とは言うものの、ここで取り上げた中でも最大の問題である、
「技能労務職の給与水準の高さ」という問題には、
未だ、手は付けられていません。

この問題も含めた、市職員の給与制度について、
市は、今年度中に、一定の方向性を示すとしています。
あまり、大胆なことは期待できへんやろな~。。。
とは思っていますが。
とは言え、ここらへんも、決算審査の中では、触れなければなりませんね。

さ、続き、続き、と。
それでは失礼いたします。


市長発言は、重要ですな。

2011-09-26 13:09:16 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

かつて、PRIDEの軽量級で一時代を築いた五味隆典の惨敗にショック。
とは言うものの、正直なところ、この結果は予想も心の準備も
できていたような。
やっぱり、UFCが完全に、世界の総合格闘技の最高峰なんやな~、と、
改めて実感した次第。
あと、やっぱり、遠めの距離でのフックの多用は、いただけませんな。

さて、本題。
またまた、中央病院に関する話です。

先日の本会議場で、中央病院に関する質疑がありました。
その中での市長の答弁が、↓こちら↓。
「一部に中央病院の廃止論もある中で、このたびの答申では、
 公立病院として果たすべき役割が指摘され、
 非常に厳しい条件のもとではありますが、
 赤字経営からの脱却を図りながら、その役割を果たすことが
 可能であることが示されたものであります。
 もちろん、公立病院として担わなければならない部門について、
 認められる基準を超えて市税を投入することは許されるものではない、
 このように考えております。
 したがいまして、赤字体質からの脱却を前提に、
 答申で示された病院を実現することが私の責務である、
 このように考えているところであります。」

市長が公式の場で、
「認められる基準を超えて市税を投入することは許されるものではない」
「赤字体質からの脱却を前提」
ということを、はっきり、述べたことは重要ですな。
とは言うものの、私自身の「このたびの答申」を仔細に見ての
個人的感想は、
「赤字経営からの脱却を図りながら、その役割を果たすことが可能」
という市長の見解とは、大きく異なりますが。

市長が答弁した通り、
「赤字体質からの脱却を前提に、答申で示された病院を実現する」
のであれば、議論の質は、ぐっと変わってくるように思います。
ただし、問題は、どうやって、その実現を担保するか?ですが。
引き続き、今後の展開を注視してまいります。

依頼していた議事録が手に入ったので、
備忘録もかねてのブログとしました。
それでは失礼いたします。


委託の必要ありますか?

2011-09-22 18:45:12 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

現在、決算審査に向けて、絶賛勉強中。

久々の総務常任委員会なので、本当は言いたいことは山盛りあるのですが、
委員長だと、なかなか、言いたいことも言えないんですよね~。
で、当然のことながら、他の委員会の所管分野で、
私が問題に思っていることがあっても、言う機会はありません。
ま、そこらへんの話については、
各委員会に所属する同じ会派のメンバーにお願いして、
可能な範囲で指摘してもらうことにはなるのですが。
てなわけで、他所の委員会で取り上げてもらう予定の小ネタを一つ。

以前にも、ブログで、少し触れたことがありますが、
少し前から、市の委託業務の全体像の洗い出しに取り組んでいます。
で、その中で出てきた小ネタの一つが、
 ○保育所事業グループが所管する
 ○3歳以上児米飯用食器洗浄業務@510万円/年
というやつ。
数年前にはなかったはずなのに、一体、いつの間に、こんな業務が???

事前にヒアリングかけてみたところ、
ここに至るまでに、それなりに色んな事情があったようなのですが、
「来年度からは食器洗浄機を各園で持って、
 自園でやってもらうようにしたいとは思っています。。。」
とのこと。
いや、ほんまに、そうなんやったら、もっと早くから、そうしなはれ、と。

上に書いた通り、非公式には「改善します。。。」的な返事をもらったものの
これだけでは、来年からは外部委託がなくなるという確証が持てません。
というわけで、同じ会派の木村議員につっこんでもらう約束でいるのですが
さて、どんな返事が返ってくることやら。

こんなもん外部に、しかも、ともすると価格が高止まりしがちだと言われる
随意契約なんかで出しとったら、あきまへんで~、と思いつつ。
それでは失礼いたします。


復興増税???

2011-09-20 11:43:35 | 国政・県政と地方自治に関連すること

最近、復興増税に関する話が、各種マスメディアに、急速に具体性を帯びて、
でてくるようになりました。

まず最初に。
私は、東日本大震災による甚大な被害のことを考えるなら、
できる限りの協力をするべきだし、したいと思っています。
そのために、どうしても、どうしても、増税が必要なら、
それは甘んじて受け入れるべきだとも思っています。
でも、一方で、それが多くの国民の理解を得るためには、
他にもやらねばならないことがあると思っています。
そして、その最たるものは、公務員の人件費削減だと思っています。

例えば、我が西宮市で見てみますと。
こちらの右下に記載の、いわゆる現業職員の給与水準の高さや、
こちらの左上に記載の制度上の問題があります。
そして、こうした問題は、西宮市だけの問題ではなく、
ほぼ全ての地方自治体における問題なのです。
ここに目を向けることなく、
「とにかく、お金が足りないのだ!
 だから増税しかないのだ!!」
では、到底多くの国民の納得を得ることなど、できません。

一方で、公務員全てを十把一絡げにすることには個人的には反対です。
自衛隊や消防・警察といった、それこそ体を張って、
国民の平和や安全を守ってくれる機能を果たしてくれている方々に対して、
高い水準の給与を払うのは、当然です。
他方、上にも挙げたような民間でも同様の機能が存在する職種に対して、
民間より、著しく高い水準の給与を払い続けることに正当性はありません。
事務職についても、
その能力や成果を、より高く認められたからこそ、
その位置にいるはずの上級管理職と、
定年間際で、なんの役職にもついていない職員との給与水準には、
もっと大きな格差があってしかるべきだと思うのです。

そういえば、民主党のマニフェストでも
「国家公務員の総人件費2割削減」って書いてたような。。。
他にも、震災後の一時期、復興財源として、
公務員給与削減法案的なものが審議されるという話もあったはずが、
結局、どうもならずでした。
でも、ここらへんに手を付けずして、
多くの国民が増税に積極的納得することなど、ありえんと思うのですよ。

そら、ここらへんに対して積極的なことを言ってる「みんなの党」が
一定の人気を得るのも、うなずける話やわな~、と思いつつ。
それでは失礼いたします。


もっと根本的な対応が必要です。

2011-09-16 12:11:18 | にぎわいと活気のあるまちを創造するために

昨日で、次男も生後100日。
というわけで、昨日は、自宅にて、お食い初めの儀式を行いました。
いろいろ、揃えたのですが、マイナーやけど、おススメな所では、
宝塚のたいこ庵にて、トマト&野菜天ぷら&焼き豚&りんごジュースをゲット。
ここ、農場の直売所だけあって、色々とおいしいんですよね。
おススメが、焼き豚というのは、ちと不思議な感じではありますが。
よろしければ、お試しあれ。

さて、本題。
昨日の総務常任委員会で、一番盛り上がった議題は、
「アサヒビール西宮工場の跡地活用提案書」(案)についてのものでした。
これについては、↓こちらの読売新聞の掲載記事↓も、どうぞ。

Atotikatuyouhouteiann20110916

アサヒグループホールディングスさんの、
「提案を参考にしながら、経済的な合理性との兼ね合いも考慮し、
 土地の活用方法を考えていきたい」というお話は、
いかにも大人の対応ですし、
地元の自治会長さんが
「市が積極的に関与することに賛成」と言われるのも、
そら、そうやわな~と思うのですが。
私は正直なところ、この話自体に対して、強い違和感を持っています。
そもそも、これは、言わば、他人様の土地の話です。
そこを踏まえず、西宮市が、自分達にとってだけはバラ色の提案を
先方に、何のバーターもなしで持っていったところで、
相手にしてもらえるもんかいな???と思わずにはいられないもので。
(↑ことの良し悪しは別として、現実的な問題として言っています。)

市は、アサヒホールディングス側が具体的な計画を出すより先に、
市としての提案を示すことで、
市とアサヒホールディングス、土地の買い手の三社が、
土地の利用方針について協議するための
共通のテーブルにつきたいという気持ちが強いようです。
もちろん、気持ちは分からんではないのですが、
アサヒホールディングスは、既に
「土地売却のコンサルティングを信託銀行に委託した」
ということになっています。
信託銀行が間に入り、あの広大な土地を売却するのであれば、
「買い手が一社だけ」という確率は、相当低そうに思います。
また、一気に売却すれば、莫大な営業外利益が計上され、
その大半が税金で持っていかれるという、企業側にとっては、
喜ばしくないことにもなるでしょう。
そんなこんなを考えると、仮に協議のテーブルに付けたとしても、
 ○協議する対象が多数に上るうえ、
 ○協議年数も、長期間にわたる
可能性が非常に高いのではないかいな???と思うわけで。
そんな中で、こんなバラ色の提案が実現できるもんなんやろか???
というわけで、市が考えているような
「協議のためのテーブルさえ作れば、何とかなる」
的な考え方に対しては、私は、きわめて懐疑的です。

行政が、あれだけの広大な土地の使用方針を、
一定規定しようと考えるのであれば。
現在の法体系から考えると、その本筋は、
 ○都市計画・用途地域の見直しによる、使用方法・高さ等の制限
 ○景観条例の適用による、全般的な建物規制の強化
というところになるのでは、ないかいな~、と。
繰り返しになりますが、そこなくして、
自分達にとってだけはバラ色な提案を持っていったところで、
先方に相手してもらえるとは、私には思えません。

ところで私、今回の、脊髄反射っぽい、
「とにかく、あわてて、泥縄やけど、なんとか対応しようとしています!!」
感満載の、この話はおくとすると、本来、
この話から学ぶべき&考えるべきことが二点あると考えています。
それは、
 ①企画提案書から引用すると、
   「創業以来80年以上にわたり本市の食産業をリードしてきた
    西宮市の都市ブランドの一翼を担う企業として定着」
  していたと市が主張するような企業さんの工場が
  「西宮市から撤退する!」という重大な話を、
  市長が「寝耳に水」と言って、慌てふためくような経緯でしか、
  知ることができなかった、という事実こそが、極めて重要。
  今後、このようなことが起きないよう、あるいは、
  起きること自体は、やむをえないにしても、
  万一、そのような場合には、早めに情報をもらえるよう、
   ・大規模工場・施設を構える企業への定期的なヒアリングの実施
   ・重大な情報は事前にもらえるような関係性の構築
  こそが、きわめて重要だということ。
 ②基本的には、他人様の土地の話に対して、
   市が、あーだこーだと注文を付けたところで、
   そこに関与できる余地は、きわめて少ない。
   本来であれば、市が、この土地の方向性に対する方針を定めると共に、
   先方の意向・現実的な妥協点にも配慮して、
   規制の緩和なり、強化なり、状況によっては必要な土地の取得を
   行うことこそが重要だということ。
だと思うのですよ。

特に①がなかったのが、なんとも言えず、残念やなあ、と。
海のものとも山のものとも分からない「都市型観光」とかに
うつつを抜かすくらいなら、
こういう、地に足のついた取り組みこそが必要だと思うのですが。

そういえば、プレ・みやのプログラムメニューの一つに
アサヒビールの工場見学が入ってるのも、なぞやなあ、と。
そもそも、その工場が、もうすぐ撤退するからこそ、
こういう問題になってるはずなのに???
なんか、変なの。

>さくら様

>何よりも、これだけの赤字体質の病院が本当に必要なのかを考えるべきですよね。

仰るとおりだと思います。
移転場所の是非の話よりも、私は、そこをこそ、もっと、きちんと検討するべきだと思っています。

>なりきりマス様

>本日の答弁は、市長の方針前なのに(今までの市に言い方ならば、答申の内容をよく検討して、から・・・的ないいかたでしたが)、本日は、答申の内容を受け止めて前向きに進めたい。的な内容でしたね。

ご指摘の通りだと思います。
答申が出た直後であり、そのための具体的な進め方も出ていない現状での、あの答弁には、きわめて強い違和感を抱きます。
この問題は、これまで以上に、議会の意義・役割を強く問うているのだと、私は考えています。

以上、長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。
それでは失礼いたします。


手厚すぎる援助は、いけません。

2011-09-12 18:45:33 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

この度、「西宮市立中央病院移転整備等検討委員会」が提出した
『答申書「西宮市立中央病院の今後の方向性について』に、
示されていたことで、重要なことを、一つ、書き忘れていました。
というわけで、今日は、その話など。
たまたま、今日の本会議でも、関連する話が出たことですし。

この答申書の冒頭「はじめに」では、
「公立病院に対する国の繰入基準を超えた公費の投入は
 許されないであろう」
ということが書かれています。
P31では、この内容について、より具体的に
「救急医療や高度医療に対する補助金などの、
 いわゆる基準繰入を除いては、公費の投入を認めるべきではない。」
という検討委員会の考え方が、はっきりと示されています。
今日の本会議の質疑でも、市長が、
「公立病院として担わなければならない部門について
 認められる基準を超えて市税を投入することは、
 許されるものではないと考えております。」
と、はっきり言いました。
で、こんな、いわば当たり前のことを、事々しく書いたり言ったりしている
背景には、
現在の中央病院に対しては、
「国の繰入基準を超えた公費の投入」
が行われている、という現実があるわけで。

国が定めた基準に則り、母体であるところの地方自治体から
多くの公立病院に対して、繰り入れ(=補助)が行われています。
これ自体は、国が定めたところでもあり、
どこの自治体でもやっていることではありますが、
西宮市の場合、少し、たちが悪いのは、
国が定めた基準以上の繰り入れを経常的に行っているところにあります。
ちなみに、平成22年度の決算で見ると、
この、法定外の繰り入れ金額は、計・約1億6497万円/年。
つまり、西宮市立中央病院の本当の平成22年度決算は、
今、表に出ている金額よりも1億6千万円以上も悪いということになります。
今でも、たいがい、ひどい決算やってのに、なんだかなあ。。。

今日の本会議場での答弁から考えると、私には、
市及び市長は、
中央病院の移転整備を既定路線と考えているとしか思えません。
ですが、だったら少なくとも。
今からでもできる、黒字化のためには絶対に欠かせない、
人件費削減のための具体的な行程さえも、
示さないなんてことはありえません。

それにしても、こういう言い方は、あまり好きではないのですが、
ほんま、民間ではありえない仕事の進め方やなあ、と。
「個人が窓口で払ってくれる医療費も、来院者・入院者数も大幅に増えて、
 病床の回転率も劇的に向上して、人件費もぐりぐりに削って、
 そうしたら、病院の経営は成り立つんですよ~。
 もちろん、これは今とは全く違う、新しい病院になるという前提ですから、
 今の病院に比べて数字が楽観的過ぎるとか言う批判は、
 受け付けません!!!
 あ、あと、もちろん、大幅赤字の最も重大な原因である、
 高すぎる人件費も新病院になったら、改まっていくと思いますよ~。
 でも、そのための具体的な取組内容も根拠も、
 今のところ、示せないし、いつ示せるかも約束は出来ませんけど~。」
今のところ、出されてる話は、結局のところ、突き詰めていくと、
こういう話でしかありません。
せやけど、こんないいかげんなことで、
優に100億円以上もかかるような話が前に進んでいくなんてのは、
正直なところ、到底、信じられません。

もっと、まともな議論がしたいものだと思いつつ。
それでは失礼いたします。


一般質問のご報告@学校の水道使用量について④

2011-09-08 07:36:22 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

本日から、9月議会も本格開始。
で、昨日には、ようやく6月議会報告の駅立ちも完了。
これは、早いこと、ブログでのご報告も終えねばなりませんな。
というわけで、6月議会の一般質問報告は本日で完了です。
以下、よろしく、どうぞ。

-------------------------------------------------------

プールについては、
「プール設備から生じる学校間の差だけでは説明ができない面がある」
「各学校が抱える運用上の具体的な問題点が
 明確にできていないのが現状」
と認めた上で、
「プールの使用実態の把握と原因の調査・分析を進め、
 プールの運用に関する指導内容の見直しを進めてまいります」
という、ご答弁を頂きました。

また給食室については
「施設・設備の違い以外にも、
 その運用実態においても差があることが一因となっている可能性がある
 と考えております」
とした上で、
「標準的な運用の確立に向けて取り組んでまいります」
という、ご答弁を頂きました。

学校ごとの水道使用状況について、今津小学校のように
「プールが2面設置されているため、プールにおける水道使用量が多い」
といった明確な説明ができるケースは、ほとんど、ありません。
「なぜ、この学校の水道使用量が多いのか?
 逆に、なぜ、この学校では少ないのか?
 そもそも学校ごとの適正な水道使用量とは、どのぐらいの水準なのか?」
ということ自体、全く、わかっていないというのが
教育委員会の現状なのです。

ハード面での原因が見当たらないにも関わらず、
ここまで大きな水道使用量の格差が出ている以上、
原因の多くは学校間の運用の違いにあると考えるべきです。

サンプル数が、あまり多くないので断言はできませんが、多くの場合、
学校の水道使用量の2/3程度をプールと給食室が占めています。
逆に言うと、この部分の使用を適正化できれば、
水道の使用量は大幅に削減できるということになります。

「一人当たりの水道使用量」といった表し方では
分かりにくいかと思いますが、
これを適正化できれば、少なくとも年間・数百万円、
場合によっては千万円単位の無駄な支出をなくすことができます。
そのためにも、ご答弁いただいた通り、
「引き続き水道メーターの設置に取り組む」とともに、
「水道使用状況の実態把握に努め」
「プールと給食室における水道の運用を改善し、
 適切に運用できるように努めて」いただきたい。
要望しておきます。

なお、これと併せて、もう一点、申し上げます。
昨年12月議会での私の一般質問に対して、教育委員会から
「用務員の業務内容を検証する中で、委託業務内容の見直しにあわせ、
 日常定例業務のあり方について検討してまいります」
というご答弁を頂きましたが、その後、業務内容の検証も、
日常定例業務のあり方についての検討も行われていません。
非常に、不誠実な対応だと受け止めています。
率直に申し上げて、教育委員会は、現場の具体的な業務内容の把握や、
適切な指導といった面において、非常に弱いということを、
常日頃から感じております。

昨年12月議会でも、今6月議会でも、具体的な問題点を指摘し、
それに対して、明確に問題を認め、対応する趣旨の答弁を
いただいております。
本会議での答弁の重みを十分にご認識いただき、
必要な対応に真摯に取り組んで頂きたい。
強く要望しておきます。

-------------------------------------------------------

ちなみに後段で述べている、用務員の業務内容の検証・
日常定例業務のあり方についての検討といったあたりについては、
その後、ヒアリングを重ねつつ、攻め方を考えているところです。
また、ご報告できることもあろうかと。

以上で、えらい長いことかかってしまった、
6月議会の一般質問のご報告は終了です。

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
それでは失礼いたします。


給与水準の見直しが肝ですよ。

2011-09-05 09:54:37 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

台風12号による被害に遭われた方に、心からお見舞い申し上げます。

ところで昨日は消防団の定期訓練。
朝から大雨は降ってるわ、警報は出てるわで、
「おいおい、ほんまに訓練やるんかいな???」
と思う感じだったのですが、そこで思い出すのが先輩からの
「火事に雨もなんも関係ないやろ!訓練も同じ!!」
という、ありがたいお言葉。
まあ、考えてみれば、私ら、そういうときに出動することこそが使命な訳で。
当たり前っちゃあ、当たり前ですわな。

と、それはさておき、一般質問の続きは一回パス。
書きたい話が一つあり、それについての裏付けとなる資料が出てきたので、
それについての話など。

先週金曜日に「西宮市立中央病院移転整備等検討委員会」
からの『答申書 「西宮市立中央病院の今後の方向性について』が
提出されました。
この答申書の中で、私にとって、最も興味深いのは、
「やり方によっては、西宮市立中央病院は、
 ちゃんと黒字にできるんですよ~」
ということを示すシミュレーションでした。

で、以前の中間報告同様、改めて、じっくりと見てみたのですが、
ふむふむ、要するに、現状のことはさておいて
 ○医業収益を、今より大幅に増えると見積もるとともに、
 ○医業費用を、今より大幅に削減する
と見積もれば、ちゃんと経営は成り立つのだ!ということのようですな。
・・・そら、そんな設定にすれば、黒字にもなるのでしょうが、
問題は、それを、いかにして実現するかではないかいな、と。。。

西宮市立中央病院が、毎年、すさまじい赤字を計上している
最大の原因の一つが、高すぎる人件費水準にあります。
当然、ここにメスを入れることなしに、
中央病院の経営状態が大幅に改善することなど、ありえません。
実際、先日の委員会で配布された資料に示された、
「西宮市立中央病院は、ちゃんと黒字にできるんですよ~」
ということを示すシミュレーションでは、
各職員の平均・年間給与を、現在の平均・年間給与に比べて、
大幅に低いものに置き換えています。
↓具体的には、こちら。↓

             現状      今回配布資料     差
事    務 職    717万1千円  664万9千円  -52万2千円(-7.3%)
医        師   1485万5千円 1447万3千円  -38万1千円(-2.6%)
看  護  職    670万円     496万1千円  -173万9千円(-26%)
医療技術職    742万円     554万7千円  -187万3千円(-25.2%)
技能労務職    619万2千円  442万4千円  -176万7千円(-28.5%)

つまり、今回のシミュレーションは、
看護職・医療技術職・技能労務職については、
現在の給与水準を3割近く削減するという大胆な前提の下、
「西宮市立中央病院は、ちゃんと黒字にできるんですよ~」
ということを示していることになります。
でも、こんなこと、ほんまにできるんですかね???

ところで、シミュレーション自体は示されたものの、
これを実現するための具体的な方法は、示されていません。
まあ、今回提示された答申書は、あくまで、
「市からの諮問を受けた、委員会による答申書」
でしかないのですから、当然といえば、当然ではありますが。
である以上、市が答申を受けて、やるべきことは、
このシミュレーション結果を実現するための、
説得力のある手段・行程を示すことです。
それがなければ、答申書に示されたシミュレーションは、
ただの数字遊びでしか、ありません。

ちなみに、今年中に、市が明らかにする予定の「基本構想」では、
この部分を実現するための具体的な方策は、示されないそうです。
でも、ここの部分こそが、全体の肝なわけで。
これがないまま、病院話を「移転ありき!」で進めようと思っているなら、
そんな話に、のれるわけがないわな、と思いつつ。

それでは失礼いたします。


一般質問のご報告@学校の水道使用量について③

2011-09-01 13:37:04 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

今日は残った、阪急西宮北口駅・北西での駅立ちをやろうかな???
と思ったりもしていたのですが、どうも、天気がビミョーな感じだったので、
急遽、昨日の夜の時点で中止しました。
結果的に、この判断は大正解!
いい感じですね。
というわけで、西宮北口駅・北西での駅立ちは
来週水曜日・9/7にやります。
お見かけの際は、よろしくお願いします。

それでは一般質問のご報告の続きです。
よろしく、どうぞ。

--------------------------------------------------------------

【質問①】
市は、このように各校の水道使用量が大きく異なる実態について、
どのようにお考えでしょうか?

【答弁①】
~前略~
プール管理の運用においても、学校間で差があることも考えられます。
このように学校間の水道使用量の差は、
単にプール設備から生じる学校間の差だけでは説明ができない面があり、
各学校が抱える運用上の具体的な問題点が
明確にできていないのが現状です。

~中略~
調理過程において、食品や食器の洗浄等の衛生管理のため
水を使う作業手順などは学校によって異なるものではありませんが、
給食室における水道使用状況が、ご指摘のように
一人あたりの使用量において大きな違いが生じていることについては、
各学校の給食室の施設・設備の違い以外にも、
その運用実態においても差があることが一因となっている可能性がある
と考えております。

【質問②】
各校ごとに異なるプール・給食室の運用実態を把握し、
適正な運用に改めるべきだと考えますが、いかがでしょうか?

【答弁②】
~前略~
今後は、ご指摘の点も踏まえ、
プールの使用実態の把握と原因の調査・分析を進め、
プールの運用に関する指導内容の見直しを進めてまいります。
こうした指導の徹底が、プールの更なる適正運用に繋がるものと
考えております。
また、給食室につきましては、
学校毎の調理過程における水の使用実態を把握するとともに、
先に述べました基準やマニュアルの遵守を前提に、
標準的な運用の確立に向けて取り組んでまいります。

【質問③】
プールについては全小中学校に水道メーターが設置された一方で、
給食室に水道メーターが設置されているのは、
小学校40校中13校、中学校20校中4校に留まっています。
各校の水道使用状況を把握し、
適正な運用に改めるよう指導するためには、
給食室への水道メーター設置を推進するとともに、
メーターの示す数値を精査し、運用改善のための指導まで含めて、
早期に応する体制を確立するべきです。
この点について、どうお考えでしょうか?

【答弁③】
~前略~
引き続き水道メーターの設置に取り組んでまいります。
今後とも、水道使用状況の実態把握に努めるとともに、
プールと給食室における水道の運用を改善し、
適切に運用できるように努めてまいります。

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と、こんな感じです。
内容的には、ほぼ全面勝利といえるのではないかいな、と。
この質疑を踏まえての、私からの要望については、また別途。
それでは失礼いたします。