西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

「20年で達成するはずの中間目標は実現できませんでした。今度は50年後の目標目指して頑張ります!」って、なんちゅう無責任な。。。

2019-05-31 12:35:14 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

今日で5月も終わりですね。
すっかり暑くなって、水草も伸びること、伸びること...
 ↓


さて本題、少々飛ばしてしまっていた3月議会×代表質問のご報告の続きです。
今日は、市が保有する施設の総量縮減についての話です。
それでは、どうぞ。
 ↓

【質問】

市は「公共施設マネジメントのための基本的な方針」の中で、施設の総延床面積について、
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●平成21年度の総延べ床面積を基準に、
 →方針を策定した平成24年度から20年間で10%以上
 →50年間で20%以上削減する
-----
という考えを示しています。
新年度には計画基準年から10年、方針策定から7年が経過しますが、近年では第二庁舎の整備や中央体育館の建替等、施設総量の増大に直結する施策が目立ち、施設の総延べ床面積は「20年間で10%以上」「削減」どころか、むしろ増大する方向にあると感じています。
このような現状を改め、目標を達成するためには具体的なスケジュール・計画が必要です。
加えて「20年間で10%」という削減目標自体、当時、西宮市の施設保有面積が他の同規模自治体より10%程度大きいことから導き出された数字でしかなく、他市においても施設保有面積縮減の動きが進む中、20年間で10%削減が目標のままでよいのか?という点も疑問です。
そこでお伺いします。

公共施設マネジメントの現状・他市との比較と、これに対する市の見解はいかがでしょうか?
道路・橋梁・上下水道の都市インフラについてもご説明ください。
 ↓
【答弁】
~略~
平成29年度末の施設総量は約161.9万㎡で、市営住宅やごみ処理施設などにおいて約2万㎡の縮減を進めてまいりましたが、小学校の新設や増改築のほか、こども未来センターや留守家庭児童育成センターの整備などにより、平成21年度末時点の約160.05万㎡と比較すると、床面積で約1.85万㎡、割合にして約1.16%の増となっております。
~略~
当面は、中央運動公園の再整備事業をはじめ、防災・危機管理機能や消防力の強化など、かねてからの懸案であった機能の拡充や改善を目的とした施設の建替え更新のほか、引き続き、学校施設の増改築事業も予定していることから、平成44年度までの中期目標である10%以上の縮減目標の達成は厳しい状況となっております。
~略~
 実情に即した中期目標の見直しとあわせ、長期目標である平成74年度までの縮減目標20%を達成するための方策について検討を進めていきたいと考えております。
~略~
他市との比較についてですが、「公共施設マネジメントのための基本的な方針」で比較した、本市を除く25の類似都市について、財産に関する調書をもとに市民一人当たり床面積を比較すると、平成21年度末時点では25市の平均が約2.90㎡、平成28年度末時点では約2.93㎡となっており、都市によって傾向の違いはありますが、全体としては若干増加している状況となっています。
 一方、本市の市民一人当たりの床面積は平成21年度末時点で約3.31㎡、平成28年度末時点では約3.27㎡で、この間、床面積は増えているものの人口も増加傾向にあったことから、市民一人当たりの床面積は若干減少している状況となっています。
 
最後に、インフラ系の公共施設に関するマネジメントの取組みですが、道路・橋梁については、総量の縮減や統廃合が困難な施設であるため、長寿命化や維持管理経費の削減といったライフサイクルコスト削減のための方策を講じながら、安全性を優先した計画的な維持管理を実施することとしており、道路管理者において策定している橋梁の長寿命化計画や舗装に関する修繕計画に基づき、施設の適切な維持保全に努めてまいります。
また上下水道施設については、人口減少など社会情勢の変化により水量の減少が見込まれることから、施設の一部広域化や統廃合などによる適正な施設規模の検討を進めているところであり、維持管理経費の削減を図りながら、安全・安心に配慮した施設整備に取り組んでまいります。


要するに、
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●20年後の目標は実現できません!
 50年後の目標を達成できるように頑張ります!!
●依然として、本市の市民一人当たりの床面積は他市と比べて10%以上多いままです!!!
-----
という感じですね。
なんとも無責任な話やなあ。。。

この質疑、まだ続きがあるのですが、そこらへんを上げていると長くなりすぎるので、今日はここらへんで終わりにしておきます。
それでは失礼いたします。


5年ぶりに減少した保育所待機児童数。が、もっと踏み込んだ対策が必要なのは明らかです!

2019-05-28 16:05:06 | すべての人にやさしいまちを実現するために

昨日、今年4/1時点における西宮市の保育所待機児童数が公表されました。
以下、「 」内は市配布資料から拝借しつつ、私なりにまとめます。
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■■■■■
「入所申込者数は、昨年から114人増加しましたが」「厚生労働所の定義に基づく待機児童数は、昨年から160人減少し253人となりました」。
これは「平成30年中に保育所の新設整備などで約500人の定員増を図」ったこと等によるもので「待機児童数は5年ぶりに減少しました」。
一方で、「まだ253人もの待機児童数があることから、今後も引き続き、対策を進めてまいります」との姿勢も示されています。
■■■■■
 ↑
以上、簡単なまとめ。
ちなみに年齢別の待機児童の状況は、以下の通りです。

 ↓

 ↑
やはり、特に問題なのは1・2歳児と3歳児ですね...

こういう状況も踏まえ、私は市が従来行っている取組に加え、
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●1・2歳児の受入枠拡大のため、小規模・家庭的保育事業の募集再開
●3歳以上児の受入枠拡大のため、預かり保育事業を実施する(=保育所的な機能を果たしている)幼稚園への支援拡充
-----
等の対策も積極的に進めていくべきと考えています。
ここらへんの進捗、また確認せねばなりませんね。。。

 ↓
【ご参考】
保育所待機児童の解消に効果的なのが分かっているのに、やっていない取組がまだまだある。だったら、そこに取り組むのは当然でしょ?@2019年4月のブログ

「子育てするなら西宮」の名にふさわしいまちを実現するべく、これからも力を尽くしてまいります。
それでは簡単ながら、今日のブログはこれにて失礼いたします。


ついに全育成センターで「開所時間前倒し@長期休暇時&土曜日等」が実現!こういうのこそ、政治家の醍醐味ですね(^O^)v

2019-05-27 12:01:00 | すべての人にやさしいまちを実現するために

5/25付の市政ニュースで
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●全ての留守家庭児童育成センターで
●夏休み等、小学校休校日の開所時間が午前8時からになる
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旨、公表されました。
ついに全センターでの実施までこぎつけたか...
感無量。。。
 ↓

 
もともと本市では、働く保護者の子供を預かる留守家庭児童育成センターの夏休み・冬休み等、長期休暇時の開所時間は午前8時30分となっていました。
でも保護者がフルタイムで働いている場合、この開所時間では仕事に間に合わないですよね。
普段の、子供の登校時間とも大きく異なりますし。
というわけで私は以前から、この開所時間を午前8時に前倒しするべきだと言うことを主張してきていました
 ↓
【ご参考】
学童の開所時間繰上&一時保育の強化など、取り組むべき課題は、まだまだあります!@2015年7月のブログ

で、その結果、
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●育成センターの開所時間前倒しを一部の育成センターで試験的に実施します
 →ただし、その分については延長保育と言うことで追加料金を徴収します!
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という話が示されたのは2016年3月議会でのこと。
でも、それって「延長保育として追加料金を徴収する!」という形ではなく、開所時間自体を前倒しするべき!(=延長料金は徴収しない!)だと思ったんですよね。
というわけで他の会派・議員にも働きかけ、市が提案してきた議案をひっくり返した結果、2016年度から延長料金なしでの開所時間前倒しが4つの育成センターで実現しました。
「議会が、市が提案してきた内容を全会一致で否決!」なんてのは、ちょっとあり得ない話で、今でもこの当時の展開を考えるとしびれます。
ちなみに具体的な経緯は、以下の通りです。

 
 【市政報告45号×2016年4月発行】


【も一つご参考】
 「子育てするなら西宮!」を謳うなら、お金を取らずに時間延長するべきです@育成センターの話。@2016年3月のブログ

こうした経緯を経て進められてきた、土曜日・長期休暇期間中の育成センター開所時間の前倒しが、ついに全センターで実施されることになったことに感無量。
自分が提案した内容が、市政に良い方向での影響を与えることこそが、政治家という職業の醍醐味やなあ...と改めて痛感しています。
引き続き、いろいろなところに影響を及ぼすことができるよう頑張ってまいります。

というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


約束した対策を怠った結果、またもや発生した通勤手当の不正受給。この責任は、極めて重大です!

2019-05-23 14:34:21 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

昨日付け、神戸新聞WEBニュースより。
いくらなんでも不祥事多すぎませんか、西宮市。。。
 ↓
休日勤務と通勤手当56万円不正受給 西宮市職員を処分

で、この件で、なんとも不可解に感じたのが、通勤手当も不正に受給されていたという話。
というのも、私、今から約10年前の2009年12月議会の一般質問で、
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●通勤手当の支給にあたっては定期券等の確認を行うよう、規則で定められている
●ところが、実際には確認がなされていない
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ことを明らかにし、定期的に通勤定期の現物確認を行うこと&現状調査を行うことを約束させたのですよ。
なので通勤手当の不正受給は、きわめて起こりにくくなってるはずやのに…と。

 ↓
【ご参考】
市政報告20号×2010年2月発行。



(ちなみに、その後の調査の結果、通勤手当を不正受給していた職員が、延べ100名以上存在したことが発覚。
 翌年度の通勤手当支給額も数千万円減りました。
 ↓
【ご参考】
市政報告23号@2010年10月発行×左上・その後の「通勤手当」


この問題について、当時、私は今後の改善策として
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●本人が通勤定期を購入した際に、その現物を確認して交通費を精算する
●間に事業者を介するなどして定期券を購入し、定期券現物を支給する
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のいずれかの形を取るべきだと主張していました。
けれども役所は、こういった形は採用せず、「年に1回、定期の現物確認を行います!」という案を示しました。
でも毎年、時期を決めてやっていると「その時期だけ定期を購入する!」的な対策を取る輩が出てくる可能性が残ります。
また「年一回調査!」と決めていると、年の早い時期に調査した場合、その後は定期を購入しない輩が出てくる可能性もあります。
なので当時、
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●最低、年に一回調査とし、複数回実施する年もあるようにすること
調査時期は年によって変えること
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を約束してもらったうえで、同意しました。
そんな経緯があったので、なんで、またもや通勤手当の不正受給というような事件が起きるのかが分からなかったのですよ。

なので不可解に思い、確認してみたところ、約束は反故にされ「毎年1回、6~7月ごろに現物調査!」という運用になっていたことが分かりました。
なんじゃ、そりゃ。。。

この件、本人の自覚の問題だけでは済みません。
全職員を対象とした再調査の実施と、抜本的な対策の構築を求めざるを得ませんね。
しかし、ほんま情けない。。
ちょっと、ひどすぎます、今の西宮市役所。。。


というわけで今日のブログは、この辺で。
それでは失礼いたします。


学校は築後80年経たないと、建て替えないんでしょ?だったら他の建物だって、80年保たせないと!

2019-05-21 18:13:28 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

帯に書かれた内容に興味があり、購入。
 ↓

 ↑
読んでみると、
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●クラス担任は廃止→学年の全教員が、学年の全生徒を見る「学年担任制」を導入
●中間・期末テストも廃止→かわりに単元が終了するごとにテストを実施
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等、書かれている内容は至極まっとうなものでした。
『現在「当たり前」とされていることであっても、本来の目標に立ち返ってみた時に必要であれば見直していくべき!そう考え、実践してきた!!』的な内容からも、よくある教育本というよりは、むしろビジネス書的な内容と言えるのかもしれませんね。
興味深く、読ませてもらいました。

さて本題、代表質問のご報告の続きです。
今日は、市が保有する施設の長寿命化や総量・維持管理費用の縮減等に取り組む「公共施設マネジメント」に関連する内容です。
それでは、どうぞ。


■■■■■
【質問】
建築系公共施設全般について「施設区分ごとに、それぞれの特性に応じた保全・再編計画の策定に取り組みます」という方針が示されたことを高く評価します。
学校については基本的な方向性として、25年目に大規模修繕、50年目に大幅なリノベーション、80年目に改築を実施という大まかな方針が示されました。

正直なところ私は、この内容自体について

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●そもそも25年以上ごとにしか行わない大規模修繕が、事前補修と呼べるのか?
●建築後数十年を経過している上、これまで事後補修しかしていない施設が、本当に80年ももつのか?
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等の点について、釈然としないものを感じています。
しかしながら仮にこの内容が適切なのであれば、他の公共施設も同様の方向性・期間で大規模修繕・リノベーション・改築を実施するべきだと考えています。
逆に言うなら、他の施設は学校と同じ期間・考えでの補修をしないのであれば、学校施設の管理・保全についての考え方も改めるべきです。
そこでお伺いします。
この問題に対する市の見解はいかがでしょうか?
 ↓
【答弁】
~前略~
 他の公共施設においても、同様に長寿命化の推進は重要な取り組みであり、計画的な保全により長期にわたって施設を安全で快適に使用可能とすることが求められております。
一方で、比較的容易に機能の移転や転用等が可能な施設の保全にあたっては、標準的な更新時期等を捉えた集約化や複合化、転用、廃止などにより、機能や性能、利便性の向上を図りつつ、施設総量の縮減並びに維持管理コストの削減が可能となる場合もあります。
このため、こうした施設については、長寿命化改修に伴う仮設対応や長期にわたる閉鎖の可否とともに、まちづくりとも連動した施設の再配置といった視点も加えて、長寿命化によるもののほか、施設の特性に応じた保全・再編計画を策定し、効率的で効果的な公共施設マネジメントの推進に努めてまいります。

なお、現在、取りまとめの段階にあります本市の「学校施設長寿命化計画」では、個々の学校施設における築後50年目の長寿命化改修に際しては、設計段階等において改めて詳細な現地調査を実施し、鉄筋の腐食状況などを確認したうえで最終的に長寿命化の可否を判断することとしています。
また、築後25年目に予定している大規模修繕についても、5年毎に実施する長寿命化計画の見直し段階において、個々の施設の劣化状況等に応じて改修時期を考慮するなど柔軟に対応することとしており、学校施設の適切な管理・保全に努めてまいりたいと考えております。
 ↓
【意見・要望】
学校施設については「個々の施設の劣化状況等に応じて」「柔軟に対応する」ことで「学校施設の適切な管理・保全に努め」るとのことでした。
その方向で施設管理を推進することの重要性を、強く指摘しておきます。

その他の施設については「集約化や複合化、転用、廃止などにより、機能や性能、利便性の向上を図りつつ、施設総量の縮減並びに維持管理コストの削減が可能となる場合もあ」るとのことでした。

一般論としては異論ありませんが、だからと言って「学校は長寿命化する!でも、それ以外の施設はどんどん建て替える!」というような話があってはなりません。
まずは「施設の特性に応じた保全・再編計画を」速やかに「策定し」て頂きたいということを要望すると共に、内容を精査し、場合によっては厳しい姿勢で臨むことを約束しておきます。
■■■■■

「学校は80年もたせる!」という方針の下、瓦木中学校の建替えに関する話し合いなんかも最近始まった模様。
でも、やっぱり、この話って、どうにも違和感がぬぐえないんですよね...
引き続き、今後の推移を追いかけて行こうと思います。

というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


とりあえず今回は不祥事でなくて、よかった... とは言うものの、ついつい、それを疑ってしまうあたり、悲しすぎるよなあ。。。

2019-05-17 12:18:40 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

昨晩は同級生のお店で、同じく同級生&恩師と祝勝会という名のお食事会。
卒業以来30年ぶりのメンバーも来てくれた中、19時スタートの会が気が付きゃ23時近く!
あまりにも時間が過ぎるのが早くて、ビビりました...

こういう関係が続き、エネルギーをもらえるってのは、ほんとうに有難いことですね。
心から感謝!

 ↓
串てっぱん ゆらり亭


さて本題。
しばらく、代表質問のご報告ばかりが続いているので、今日はちょいと毛色の違う話など。

先日、事務所に匿名の郵便が届きました。
内容は
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●ここ一年くらい、香櫨園小学校のある職員が大谷記念美術館の駐車場に車を駐車している
●きちんと許可を取っていないのであれば問題ではないか?
-----
というもの。
仰る通り、許可を取っていないのであれば大問題です。
実際、過去には「電車通勤と偽り通勤手当を取得していたが、現実には車で通勤していた...」という不正事例なんかもありましたし。
 ↓
【ご参考】
市政報告23号@2010年10月発行×左上・その後の「通勤手当」

で調査してみたところ、今回の事例については
-----
●香櫨園小学校の建替えに伴い、敷地内の駐車スペースが不足した
 →大谷記念美術館とも相談の上で学校が許可し、駐車場に車を駐車していた
 →よって今回の事例には問題はない
-----
ことが分かりました。
まずは良かったな...と。

一方で、今回の話を聞いて、真っ先に私が思ったのは「また不正受給か???」ということだったんですよね、正直なところ。
それくらい、今の西宮市役所では不祥事が次から次と発生していますし。
これって、なんとも悲しいことやなあ...と。 

なお担当部署には
------
●過去の不祥事も含め、厳しい目で見られていることを自覚するべき
●その上で、駐車許可証を発行するなど、許可を得て駐車していることが分かるようにするべき
-----
と指摘しておきました。

おそらく、その方向での対応がなされることと思います。
ご意見お寄せいただいた方にも、このブログをご覧頂けることを願っています。

というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


20年間で57億円の効果が見込める手法を採用しないってのは勿体ないよなあ... こういう事業で最も重視するべきなのはコストでしょ!?

2019-05-14 14:44:30 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

先日のお休みは「上手にプールでの息継ぎが出来るようになりたい!」という、二男のアツい要望に応えるため、リゾ鳴尾浜へ。
肝心の息継ぎについてはまだまだですが、三男も含めて楽しんでくれていたので良かったよな...と。
割引券も頂いたことですし、また行かなあきませんね。

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さて本題、だいぶゴールが見えてきた3月議会での代表質問のご報告の続き。
テーマは「燃えるごみの処理施設は西宮市と芦屋市で統合する!でも、燃やさないゴミの処理施設は統合しない!」という方針が示されたことについての話です。
それでは早速始めます。

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【質問】
先日の民生常任委員会で「今後、焼却施設の広域化を目指して協議を進める」という方針が示されたことを高く評価します。
一方で「破砕選別施設(←燃えないごみの処理施設)の広域化については将来的な課題とし、この度は西宮市、芦屋市それぞれ単独で処理施設を整備する」という方針が示されたことに違和感を持っています。

破砕選別施設の広域化が見送られた理由として、中継施設の整備を前提に、西宮と芦屋でごみの収集方法が異なること・協議の延長によって焼却施設の広域化に悪影響を及ぼす恐れがあること等の内容が示されました。
しかしながら示された理由は、広域化によって得られる効果額が両市合わせて56億8400万円に上ることを考えると弱いと感じています。
そこでお伺いします。
破砕選別施設の広域化についても「将来的な課題と」することなく、「広域化を目指して協議を進めることが望ましいと考えますが、市の見解はいかがでしょうか?
 ↓
【答弁】
~前略~
破砕選別施設については、環境負荷の低減効果や、運用面での非効率な運搬や処理、又、それに伴う中継施設等の多額の費用等、様々な面で課題が明らかになりました。
 広域化について一定の方向性を示す観点からは、これらの課題について、解決又は影響の回避について、時間をかけて整理する必要があります。

 一方、広域化の協議の前提となる本市の施設整備計画は、現西部総合処理センターの破砕選別施設は平成35年度、焼却施設については平成39年度まで長寿命化を図り、適正かつ安定したごみ処理を継続するため、破砕選別施設は平成36年度、焼却施設については平成40年度に、それぞれ代替施設の稼働を目指して更新整備するという一連の計画を立てており、最初に破砕選別施設の整備に着手する必要があります。

 破砕選別施設の広域化の課題について、さらに協議に時間を要することにより、整備計画が遅れますと、のちに続く焼却施設の稼働時期も遅れ、既存施設の故障や維持管理上のリスクが一層高まることになり、市民生活への影響が強く懸念されます。
 
議員ご指摘のとおり、破砕選別施設については、中継施設等にかかる費用を考慮したとしても、一定の効果額は見込まれますが、現時点で想定される課題や施設整備計画の遅れに伴うリスク等を総合的に判断した結果、両市の結論として、このたびの広域化の協議対象としない旨の整理を行ったものでございます。
 したがいまして、今後は、財政面や環境負荷の低減等において、よりメリットの大きい焼却施設の広域化に向けて精力的に協議を進めてまいります。
 ↓
【意見・要望】
相手があること、施設整備に必要な期間等を考慮すると早期に結論を出さねばならないことは分かっています。
その結果、今回は焼却施設の広域化のみに話を留めることとなったのも理解できないわけではありません。
しかしながら両市合わせて約57億円の効果が期待できる破砕選別施設の統合が見送られたことは、やはり、きわめて残念です。
施設の稼働期間を20年とすると、破砕選別施設の統合効果は毎年2~3億円に上ります。

「様々な面で課題が明らかに」なったと仰いますが、「環境負荷の低減効果や、運用面での非効率な運搬や処理」の問題性がいかほどか?については議論の分かれるところです。

また中継処理施設については順を追い、時間をかけて整理すれば、施設自体、必要ないという結論を出すことも可能だったようにも考えられます。
ごみ焼却施設に限らず、あらゆる事業において、今後より一層コスト意識を持って、職務に取り組んで頂きたい。
要望しておきます。

■■■■■

なにをやってもメリットもデメリットもあるのは仕方のないこと。
でもね、やっぱり年間2~3億円の効果が見込める案を「なし!」にしてしまうってのは勿体ないと思うんですよね
これだけ巨額の事業については、「費用面を最大限重視する!」という姿勢を持つ自治体であってほしい。
そう思うのですが...

というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


公立幼稚園の閉園は一年以上前から決まってる話でしょ?なんで、その土地をもっと早くに有効活用しようとしないんですかね...

2019-05-10 19:25:21 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

本日お伺いした放課後デイにて、先日の西宮市議会議員選挙で当選した「たかの しん」氏と一緒にパシャリ。
  ↓

  ↑
実は彼、私の事務所のインターン卒業生なんですよね。
それ以来10年以上にわたって交友が続いているのですが、阪急不動産の正社員という安定した立場をかなぐり捨てて、当時から言っていた「将来は西宮市議会議員になりたい!」という目標をかなえたのは大したもんやな...と。
優秀な人物ですし、これから一緒に仕事ができるのが楽しみです!
しかし、むっちゃ背ぇ高いな…


さて本題、代表質問のご報告の続きです。
それではご覧くださいませ。

■■■■■
『学びの支援(学校教育)』のうち、不登校児童生徒に対する支援に関連して、もう一点、お伺いします。
あすなろ学級が整備されることになった鳴尾北幼稚園の跡地は、休園後一年間なんら活用されず放置されてきました。
今年度末、休園予定の小松幼稚園の活用方針も未だ示されていません。
幼稚園の休園は事前に決まっており、施設の有効活用という観点からは休園後、速やかに活用するべきです。
そこでお伺いします。
なぜ休園後、速やかに活用されないのでしょうか?

このような現状は早急に改めるべきと考えますが、市の見解はいかがでしょうか?
 ↓
【答弁】
~前略~
ご質問の、活用にあたって時間を要することになった理由としては、子育て支援施設としての利活用を優先的に検討していることから、このたび整備予定の鳴尾北幼稚園については、近隣に土地持込みによる民間法人の保育所整備の話が進んだことにより、検討の見直しを余儀なくされました。
それに加えて幼児教育・保育の無償化の影響による幼稚園、保育所ニーズの動向が不明確な状況であったことによるものです。

また小松幼稚園につきましては、まず保育所としての活用を検討いたしましたが、建物の老朽化が進んでおり、今後、保育施設として長期に活用するには一旦解体して建替えしなければなりません。

また本園は2階部分に小規模保育事業、3階部分に共同利用施設が併設されているため、仮に建て替えを行うにはこれらの施設の移転等に係る調整も必要であるため、一定の時間が必要となります。
この地域では周辺に昨年4月に1園、保育施設が開園し、今年4月に1園、夏頃にも1園保育施設が開設される見込みであることから、先に述べたような条件の中で追加的な保育所整備を行うかどうかについては、本年4月の待機児童数の状況を把握して判断する必要があるため、いまだ結論に至っておりません。
~中略~

今後、休園予定となっております瓦木幼稚園及び用海幼稚園につきましても、他の施設と同様に、幼児教育無償化の影響を注視していく必要はありますが、少しでも時間的なロスが出ないよう、子育て支援施設以外の利用についても早い段階で全庁的に利活用の意向について照会を行うなど対応に努めてまいります。
  ↓
【意見要望】
縷々ご説明頂いた内容は「色々と流動的状況があり、なかなか決めることができませんでした…」という内容に尽きると思われます。
個別に事情を聴いていると、うなずきそうになる話もあります。
しかしながら本当に「幼児教育・保育の無償化の影響による幼稚園、保育所ニーズの動向が不明確な状況であったこと」が理由なら、今年4月に鳴尾北幼稚園跡地にあすなろ学級を開設することも出来なかったはずです。
そう考えると、やはり、この説明では納得しかねます。

どの時期であっても流動的な要素は残りますし、それを認めるなら
、いつになっても何も決めることなどできません。
繰り返しになりますが幼稚園の休園は事前に決まっており、施設の有効活用という観点からは休園後、速やかに活用するのが当然です。
これまでのスピード感のなさを強く反省し、答弁にあった通り、「少しでも時間的なロスが出ないよう」「早い段階で全庁的な利活用の意向について照会を行うなど」施設の有効活用に努めるべきです。
この点、強く指摘しておきます。

■■■■■

骨子としては、以前のブログにも書いた内容と同じですね。
 ↓
【ご参考】
小松幼稚園が3月いっぱいで閉園になるのは前から分かってることでしょ?だったら、こここそ保育園として活用するべきです!@2019年1月のブログ
 ↑
しかし、ほんま、なんなんですかね、このスピード感のなさ...

というわけで今日のブログは、このへんで。

それでは失礼いたします。


子供によって、問題のありどころが大きく異なることの多い不登校問題。それぞれの課題に対応するためのきめ細かい対応が必要です!

2019-05-07 18:27:38 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

長かったGWも終わりましたね。
 ↓

 ↑
暇を持て余した方も、リフレッシュしまくった方も、1mmも関係なかった方もいらっしゃることかと思います。

私も、しっかり立て直していきます!

さて本題、しばらく飛ばしに飛ばしまくっていた3月議会での代表質問の続きです。
それでは早速始めます。

■■■■■

【質問】
「鳴尾北幼稚園休園施設を活用して2か所目の適応指導教室を整備し、より学校に近い環境で社会復帰や学校復帰を目指した教育的な支援を行う「あすなろ学級」とする」とあります。
しかしながら教育委員会が把握している昨年度の不登校児童数は小学校157人、中学校が397人ときわめて多数に上っており、2か所の適応指導教室だけで対応が可能なのか、疑問です。
仮に1ヵ所に多人数を詰め込むことになれば、「多人数のクラスになじめない児童生徒」に学校と同じ環境を強いることにもなる恐れもあります。

また法に照らして、疑義が残る部分もあります。
「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律」第13条では、「国及び地方公共団体は、不登校児童生徒が学校以外の場において行う多様で適切な学習活動の重要性に鑑み、個々の不登校児童生徒の休養の必要性を踏まえ、当該不登校児童生徒及びその保護者に対する必要な情報の提供、助言その他の支援を行うために必要な措置を講ずるものとする。」となっています。

もちろん「学校に近い環境で社会復帰や学校復帰を目指した教育的な支援を行う」ことの重要性を否定するつもりはありません。
しかしながら、学校復帰を前提とした施策だけに傾斜しているようにも見える方針には違和感を感じます。
そこでお伺いします。
今後の不登校児童に対する支援についての、市の見解はどのようなものでしょうか?
 ↓
【答弁】
本市におきましては、すべての子供たちが健やかに育つことができる環境を整えるため、義務教育制度のもとにさまざまな取り組みを続けているところでございます。
しかしながら、議員ご指摘のとおり、学校に行けなかったり、登校しなかったりする児童生徒が増加している状況を踏まえ、さらなる支援が必要であると考えております。

現在、不登校児童生徒に対する支援については、教育委員会とこども支援局が連携してこども未来センターの適応指導教室「あすなろ学級」で対応しておりますが、不登校児童生徒の増加と多様化にともない、事業の再編と拡充が必要です。
不登校児童生徒については、行き渋りが見られ始める状態から、落ち込んで無気力になって外出できない状態、多人数クラスにはなじめずに適応指導教室にも通級できないなど、さまざまな表れがあります。

家庭での支援や福祉的・医療的なサポートが必要な児童生徒には、こども未来センターの「(仮称)プレあすなろ学級」において、少人数クラスで個々の状態に応じた支援を行ってまいります。
福祉的・医療的な支援は必要なく、ある程度の集団で活動ができる児童生徒には、教育委員会が所管する鳴尾北幼稚園休園施設を活用した「あすなろ学級」において、社会復帰、学校復帰を目指した教育的な支援を行ってまいります。
また、本市の適応指導教室は、鳴尾北幼稚園休園施設とこども未来センターの2か所となりますが、不登校児童生徒の増加や「あすなろ学級」への通級に時間がかかるなど、通級が困難な不登校児童生徒に対応するため、市内数か所での「あすなろ学級」の整備も検討してまいります。
あわせて、不登校児童生徒のすべてが一日も登校していないわけではありませんので、「あすなろ学級」だけでなく、学校への居場所サポーターの派遣、在家庭学習支援システム(あすなろWebクラブ)の紹介なども進めてまいります。
また、フリースクールに通っている児童生徒も少なからずいるため、本年度に実施した情報交換会などを継続するとともに、フリースクールに関する資料を閲覧できる環境を整えてまいります。

今後、新たに設置する「あすなろ学級」につきましては、学校生活への復帰を支援するという適応指導教室の主旨は変わりませんが、学校に復帰することを強要するものではなく、「あすなろ学級」の温かい雰囲気の中で、児童生徒が夢や希望を持ち、主体的に学習や体験活動などに取り組むことができるよう支援を続けてまいります。
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【意見要望】
今後の不登校児童生徒に対する支援の方向性として、様々な内容が示されました。
不登校の原因や背景が複数あるのと同様に、支援についても、児童生徒ひとりひとりに応じた支援が必要です。
また児童生徒の状況にもよりますが、「学校に復帰することを強要するものではなく」と答弁にあった通り、学校復帰を目指す・目指さない、どちらも正しい選択肢となりえることを強く認識していただきたいと思います。
長い目で児童生徒の将来を見据え、ひとりひとりに応じた適切な支援ができるよう、取り組みを進めること、インターネットで様々な情報があふれている昨今だからこそ、保護者への不登校支援についての情報提供にも努めることを要望しておきます。


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言いたいことは意見要望で言い尽くしている感じですね。
で、市側の対応も、一定納得のいくものだと考えています。
こうした問題にも、しっかり取り組んでいかねばなりませんね。

というわけで、今日のブログはこのへんで。
それでは失礼いたします。


なんやかんやとありながらインプットにも努めています。こういう時間って大切ですね(^^)v

2019-05-03 18:27:36 | 近況報告など、プライベート的話題

年明け以降アウトプットばかりで、あんまりインプットができてなかった気が…
というわけで、なんやかんやと一段落着いたことですし、インプットに励まなきゃですね。
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「気候で読む日本史」の
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●すでに奈良時代から、大幅な自然破壊は進められている
●人間の営みがあろうがなかろうが、太陽の活動量変動や火山活動など様々な要因により、気候は大きく変動し続けている
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といった話や、「FACTFULNESS」の
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●データに基づいてみる限り、世界はよい方向に向かって大きく進んできている

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という話、「日本人の勝算(←これはまだ途中)」の
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●日本で現在進行中の高齢化+人口減少は、このままでは日本経済(ひいては日本人全体の生活)に壊滅的な影響を及ぼす恐れがある
●このように大きく社会環境が変動している中では思考の大きな切り替えが必要であり、最低賃金はむしろ大幅に上げるべき
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といった話など、色々と興味深い話、考えさせられる話がありました。
あえて今の時点では、仕事に関係する本の内容には触れませんが、しみじみインプットって大切ですね。

というわけでGW、それなりにのんびりしつつ、ちょこちょこ地域活動に参加したりして鋭気を養わせてもらっています。
選挙の後に、こういう期間を入れることができるのはありがたいことですね。
連休明けたらフル活動できるよう、頑張ります。
それでは今日のブログは、この辺で失礼します。