西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

アンケートから2年半たって、ようやく示された「不祥事再発防止に向けた取組方針」。しっかりチェックしなければ…

2022-03-31 09:16:21 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

ずっと追いかけている、西宮市職員による不祥事の多発と、それに対する包括的な対策が示されないという問題。
これについて職員アンケート実施から約2年半が経った先週末になって、ようやく「不祥事再発防止に向けた取組方針」が示されました。
遅い、遅すぎる…
 ↓


で、この問題については3月議会での一般質問でも取り上げていたので、以下その内容をご紹介します。
それでは、どうぞ。

◇◇◇◇◇
【質問】
「既存事業の見直しが必要」「『改善』することを職員に意識づける』とのことでした。
重要な考えだと思いますが、個々の職員の主体性・積極性を引き出さない限り、こうした目標を実現することは不可能です。
市は不祥事の多発を受けて、2019年10月に職員アンケートを実施しました。
ところが、その中で多くの課題が示されたにもかかわらず、未だに包括的な対応策を示していません。
このような姿勢で、職員の主体的・積極的な姿勢を引き出すことはできません。
職員の声に向き合うこと、それを具体的な施策で示すことが重要と考えますが、なぜ包括的な対策が示されないのでしょうか?
また、その必要性に対する市の見解はいかがでしょうか?
 ↓
【答弁】
職員の不祥事再発防止に向け、これまでも全庁を挙げて取り組んでまいりましたが、今年度においても職員の不祥事が発生しており、市民のみなさまの信頼を裏切る事態となりましたことに改めてお詫び申し上げます。
昨年6月の澁谷議員のご質問に答弁しましたとおり、これまで生じた不祥事事案は、
-----
●公務員としての倫理観が欠如していたもの
●個人的な資質によるもの
●組織として違法行為を未然に防ぐ取り組みが欠けていたこと
-----
など様々な要因があると考えております。

このような状況を踏まえまして、庁内検討組織である職員倫理向上検討委員会において、職員アンケートの意見などから、再度、課題を洗い出し、これら改善のために実施すべき対応策を取りまとめた取組方針の策定を進めてまいりました。
この取組方針では、3つの柱を軸としており、
-----
●まず1つ目として、不祥事事案の情報共有や職員研修の充実などによる職員一人ひとりの服務規律の確保と倫理意識の向上
●2つ目として職員の意欲や能力を活かせる人事配置や管理職のマネジメント能力の向上などによる働きやすい職場環境の整備
●3つ目として公益通報制度をより活用しやすくするなど不祥事を発生させないための体制整備
-----
という構成で、それぞれ現状の課題、取り組みの方向性を具体的に示したいと考えております。
新型コロナ感染症対応による業務逼迫により、当初の見込みよりは作業は遅れておりますが、今年度中には取組方針を公表できるよう最後の詰めを進めてまいります。
 ↓
【意見要望】
不祥事の頻発について「個人の公務員としての倫理観が欠如していたもの、個人的な資質によるもの、組織として違法行為を未然に防止する取組みが欠如していたことなど様々な原因があると認識している」とのことでした。
確かに、盗撮や窃盗等の犯罪行為は個人の資質による部分が多いのでしょう。
一方でアンケート実施から2年半近くもたって未だに対応方針が示されないことに代表される市の姿勢こそが市役所全体の雰囲気の沈滞につながり、ひいては不祥事の多発につながっている大本ではないかと、私は感じています。
職員の士気を向上しなければ、『「改善」することを職員に意識づける』ことなどできない。
この当たり前のことを肝に銘じていただきたいと思います。
「今年度中には取組方針を公表する」とのことでしたので詳細はそれを待ちますが、市が言う取組方針の3つの柱に、人事給与制度と運用の見直しという視点が抜けていることは大きな問題と考えています。この観点を盛り込むことの重要性を強く指摘しておきます。
◇◇◇◇◇
 ↑
内容も確認しましたが、いろいろと思うところがあるので、また別途。

なお前回ブログに記載しておりました「投票ブースに候補者一覧を掲出した方が分かりやすいのに…」という話ですが、「記号式投票を採用した場合、当日投票所の記載台には氏名掲示を掲出することができない!」旨、総務省から通知されており、西宮市選挙管理員会としても掲出はできないのだそうです。
う~ん、謎の縛り。。。
とは言うものの、国の通知となると、どうしようもないんですかね。
一度、国にも問い合わせ&なんならば働きかけてみようかな…などとも思いつつ。
なお西宮の選挙で、次に同様の選択式が採用されるのは次回の市長選挙予定とのこと。
それまでに行われるであろう統一地方選挙も含めた各種選挙は法の縛りもあり、これまで同様の記述式になるそうです。
こちら、情報提供として。

というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。

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市内で確認された新型コロナウイルス感染症の患者数は以下でご確認いただけます。
 ↓
市内の感染状況@西宮市HP

市立学校・幼稚園・保育所や市立病院等での新型コロナ感染者確認状況、市内でのクラスター発生等、最新の情報は以下でご確認頂けます。
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記者発表資料・市長記者会見@西宮市HP
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昨日、投開票日を迎えた西宮市長選挙&市議補欠選挙。その結果について、お知らせします。

2022-03-28 13:38:45 | 主張・広報と活動のお知らせ

昨日で西宮市長選挙&市議会議員補欠選挙が終わりました。
候補者の皆様、支援された皆様、まずは本当にお疲れさまでした。
そして当選された皆様、心よりおめでとうございます。
共によりよい市政を実現できるよう、前に進んでいくことができればと願っております。

というわけで、まずは市長選挙の結果。
午後8時の投票時間終了と共に、現職である石井としろう氏の当確が出たのには驚きました。
正直、そこまで差がつくとは思っていなかったので。
 ↓


一方、市議会議員補欠選挙は大激戦。
私自身、市議会議員としてのキャリアのスタートが補欠選挙だったこともあり、最後まで興味津々で開票結果を見ていました。
最終結果が確定したのは午前2時頃のことだったと思いますが、坂本龍佑氏、宮本けいこ氏の両名が当選されました。
 ↓


選挙結果の分析は、さまざまなされることと思いますし、そこらへんは措いて、やや気になったことなど。
上の画像に示したとおり、市長選挙の無効投票数が2,241票だったのに対して、市議補選では12,929票に上っています。
投票者総数162,002票のうち12,929票、約8%もの票が無効票というのは、ちょっと異常だと思うんですよね...
これ十分、結果を左右しうる数字だと思います。。。

今回の市長選&市議補欠選では、当日の投票は「当選してほしい候補者の名前を書く!」という記名式ではなく、「当選してほしい候補者の名前の上に○を付ける」という選択式だったわけですが。
その無効票の中でも目立ったのが、市議補選が2名当選するためか、2人の名前に〇がついていたものだそうな(本来、〇を付けることができるのは1人だけ)。
ここらへん、ちゃんと注意喚起できていないのは非常にマズイ。
運用上、ここを徹底するようにできていなかったのなら、選挙管理委員会の責任は重大です。

あと、投票所内に候補者の所属政党が分かるような張り紙とかはしておいた方がいいと思うんですよね、普段の選挙と同じように。
選択式だからといって、ここらへんをなくすというのは、正直良く分からん...
-----
後日、選挙管理委員会に確認したところ「選択式を採用した場合、投票台の上に所属(?)政党を記載した紙を掲出することはできない」等、国が定めた細かい規定があるため、張り紙はしなかったことを確認しました。
以上、情報提供とします。(2022/5/6追記)
-----
しかし、ほんま、かなりの頻度で何かしら問題起きるよな、西宮市の選挙。。。
 ↓
選挙のたびにミス相次ぐ西宮市、15年で18件 今回も深刻なトラブル 担当者「なぜこんな…」@2,021/7/19付・神戸新聞WEBニュース

ちなみに今回の市長選挙の投票率は4年前を3.76%上回る41.28%。
「低い...」とお感じの方も多いことと思いますが、実は市長選挙の投票率が40%を超えるのは昭和54年以来、43年ぶりだそうな。
ここらへん、長きにわたるコロナ禍を経て、身近な市政に関心を持つ方が増えたことも一因では???と、受け止めています。
より多くの方に市政を身近に感じて頂けるよう、改善を実感して頂けるよう、精進しなければなりませんね。
私自身、引き続き、地道にコツコツ努めてまいります。

というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。

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小学校で7割、中学校で5割、高校で3割の生徒しか学校の授業を理解できていない、学校の七五三問題。この改善に向けた取組が必要です!

2022-03-25 06:14:45 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

西宮市長選挙の情勢調査結果が出始めましたね。
 ↓
兵庫・西宮市長選 現職石井氏が先行、増山氏追う=JX通信社情勢調査@yahooニュース

ちなみに先行、追う、伸び悩むといった選挙用語の解説はこちらが分かりやすいかと思いますのでご参考まで。
 ↓
先行、横一線、伸び悩む―選挙情勢の報道用語@政治山


なお私の今回の選挙に対するスタンスは、以前のブログで示した通りです。
繰り返しになりますが、念のため。
 ↓
【ご参照】
【広報】3/27投開票の西宮市長選挙において、私と所属会派はどなたのことも応援していません。@2022年3月のブログ

さて本題、今日も3月議会で行った代表質問のご報告の続きですよ。
それでは早速始めます。

◇◇◇◇◇◇◇
【質問】
「中学3年生を対象に実施しておりました生活困窮世帯の子供の生活・学習支援については、対象を中学1年生まで拡充します」とのことでした。
この見直しは、我が会派が要望してきた内容であり評価します。
一方で、一般的に学校の授業を理解できている割合は小学校で7割、中学校で5割、高校で3割とされており、これを指して、学校の七五三問題とも言われています。
こうした状況を踏まえると、中学生に達してからの対応では不十分であり、より低学年の子供達を対象とした取組が必要だと思います。
市の見解はいかがでしょうか?
 ↓
【答弁】
本市では、子供の将来がその生まれ育った環境によって左右されることなく、社会的に自立した生活を営むことができるよう支援することを目的として、児童扶養手当の全部支給世帯、生活保護受給世帯等の子供を対象に学習支援を実施しております。
本事業では、進学や就職のモデルとなるような大学生、社会人との交流を通じて、目指す将来像を描くこと、また、その最初のステップとなる高等学校等への進学を後押しするために、中学3年生及び義務教育学校9年生を対象としているところですが、ご質問にもありますように、より早い段階から学習習慣を身に着け、学習意欲を向上させることが事業効果を高めるためにも重要であると考え、令和4年度より中学1年生及び義務教育学校7年生の子供まで対象学年を拡大したいと考えております。
今後、より低学年、つまり小学生からの学習支援につきましては、既に実施している自治体があることは認識しておりますが、まずは今回の事業拡充において、参加者数の推移やアンケート結果をもとに事業の効果検証を行い、その上で、さらなる対象学年の拡大につきましては他市の実施状況も参考に研究してまいります。
 ↓
【意見・要望】
内容は理解しましたが、中学生になってからだと学習習慣を身に着けることが大変だったり、基本となる知識が圧倒的に不足していることから、もっと早い時期からの支援が必要という意見を多く聞きます。
是非とも、より低い年代を対象とした事業を進めていただきたいと思います。
また、こうした支援を幅広く行うには、行政による直接提供方式だけでは限界があります。
場所として学校を開放するなど、市ができる支援策を検討し、様々な形で地域・民間と協力して間口を広げていくべきです。
昨今、大きな問題として取り上げられる格差の解消という観点からも、対象年齢拡大に取り組むこと、より多くの場所での事業実施につながる施策を展開することを要望します。
◇◇◇◇◇◇◇

この七五三問題の改善こそが、公教育を語るときに避けては通れない、きわめて重要な課題だと私は考えています。
この件、他にもいろいろと思うところがあり、今後も具体的な提案等行っていきたいと考えています。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。

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市民が抱える問題が複雑化・多様化し、行政だけで対応することは困難な時代。だからこそ様々な主体と協力していくことが必要だと思っています。

2022-03-22 10:12:22 | すべての人にやさしいまちを実現するために

現在、西宮では市長選挙&市議会議員補欠選挙の真っ最中。
私自身、2004年に行われた市議会議員補欠選挙で初当選させていただいただけに、補欠選挙についても他人事とは思えません。
市長選挙は言うまでもありませんが、複数の中からごく少人数を選ぶ選挙って40人強が当選する普段の市議会議員選挙とは怖さのレベルが違うと思うんですよね、個人的に…

ちなみに候補者のHP等は以下でご覧頂けます。
よろしければ、ご参考にどうぞ。
 ↓
【ご参照】
本日、西宮市長選挙&市議会議員補欠選挙が告示されました。というわけで各候補のご紹介など。@前回のブログ

ただ今日はあいにくの雨模様。
選挙期間全体を通じても、比較的天気には恵まれない印象のような...
 ↓


選挙期間中の雨って、ほんっっっっっとにイヤなんですよね...
外を歩く人は少なくなるし、いらっしゃっても傘を持っておられるのでビラ等も受け取って頂けることが圧倒的に少なくなる。
窓が閉まっていることが多いので、外からの音も中には聞こえにくい。
屋根があって活動できる駅等を狙っていくと、他の陣営もいてカオス状態になってしまう。
かと言って「のんびり、どっしり構えましょう!」みたいな精神状態には到底なれませんし…

なにはともあれ、各陣営のご健闘を心よりお祈りします。
なお私の今回の選挙に対するスタンスは、以前のブログで示した通りです。
 ↓
【ご参照】
【広報】3/27投開票の西宮市長選挙において、私と所属会派はどなたのことも応援していません。@2022年3月のブログ

さて本題、3月議会で行った代表質問のご報告ですよ。
それでは、どうぞ。

◇◇◇◇◇◇◇◇
【質問】
新型コロナウイルスによる影響が深刻化・長期化し、弱い立場にある方々への影響の深刻化が問題視されています。
行政ができる範囲で多くの役割を果たしていること、果たそうとしていることは認識していますが、こうした公的な取組だけでは届かない範囲も数多くあります。
このような、いわば隙間を必死でふさごうとしている存在として、子ども食堂やフードパントリー・フードバンクなど多くの活動主体があります。
こうした存在に対する支援策についての考えをお聞かせください。
 ↓
【答弁】
新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、社会的孤立の増加、失業・休業による生活困窮、交流機会の喪失や地域の活力低下など、様々な課題が発生もしくは顕在化しています。
これらの課題に行政だけで対応するのは困難であり、実際に公的サービスでは支援の手が行き届かない分野においては、様々な主体により、自由な発想できめ細かな支援やサービスが提供されております。
このような自主的かつ自発的な活動に対しては、大変感謝申し上げますとともに、市として活動を効果的にサポートすることで、自主的・自立的に活動できる市民や団体の裾野を広げていく必要があると考えております。

本市はこれまでも、市民による自主的な活動を促すことを目的に、子ども食堂の運営支援やつどい場の開設支援など、時代の要請に応じた支援策を設けて参りました。
また、市民交流センターにおける相談対応、講座開催、情報提供等を通じて、市民活動等の支援・促進にも取組んでおります。
更に、令和4年度においては、「新型コロナ対策みやっこ元気寄附金」の活用により、「未来づくりパートナー事業」を拡充し、市の手の届かない領域における公益的な活動を支援することとしているほか、令和4年度施行予定の「第4期西宮市地域福祉計画」においても、地域に存在する課題の把握や解決に向けた、多様な主体による話し合いの場、及び協働のネットワークづくりを重点施策と位置づけて取組むこととしています。
また「西宮市行政経営改革基本方針」において、市は、シチズンシップを地域の活力とし、 地域の課題解決に向けた市民等の自主的な活動を支援することとしていますが、その一方で、地域社会には、行政が取組むべき課題、市民の皆さんで解決していただくべき課題、行政の領域と市民の領域の狭間にある課題など様々な課題があります。
今後とも各種支援施策等を通じて、地域に存在する課題や実際に活動する団体等が抱える課題の把握に努め、市として必要な支援策を検討・実施していきたいと考えております。
 ↓
【意見要望】
答弁にあった通り「公的サービスでは支援の手が行き届かない分野において」「様々な主体により、自由な発想できめ細かな支援やサービスが提供されて」います。
重要なのは、市民のために、こうした善意の方々とどう協力していくか。
どうすれば気持ちよく、前向きに活動して頂けるのか、そうした環境を整えることができるのか、ということだと思います。
民間の活動主体はどういった協力・支援を求めているのか?
市はどこまで、どういった形で協力・支援ができるのか?
具体的な手法としてどんなものが考えられるのか?
そういったことを突き詰めて考え、具体関な施策に落としていくべきです。
ご答弁にあった通り、「地域に存在する課題や、実際に活動する団体等が抱える課題の把握に努め、市として必要な支援策を検討・実施してい」ただくこと、しっかりと耳を傾け、有効で有意義な協力・支援体制を築くよう要望します。
◇◇◇◇◇◇◇◇

なお、この質問についての調整を行っている中で、
-----
●コロナの影響で急遽、学級閉鎖となる事例が多発している
⇒これに伴い、学校で大量の給食食材の廃棄ロスが発生している…
-----
という問題について、こども食堂や児童養護施設で廃棄ロスを活用して頂くという流れができたのは既報の通り。
この件、多くの方の働きかけ・ご協力があったからこそのことであり、こういった話が前に進んだことを心から嬉しく思っています。
 ↓
【ご参照】
コロナ禍に伴う、給食の廃棄ロス低減のための取組開始!&丹波少年自然の家の廃止(?)が決定しました!!@2022年2月のブログ

それにしても。
代表質問で取り上げた話も色々ありますが、どこか特定の陣営を応援したり、ディスっているように見えかねない話が多いのが悩ましいですね。
選挙が終わるまでは、そこら辺にも配慮しつつ、更新を続けていこうと思います。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。

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市内で確認された新型コロナウイルス感染症の患者数は以下でご確認いただけます。
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本日、西宮市長選挙&市議会議員補欠選挙が告示されました。というわけで各候補のご紹介など。

2022-03-20 15:04:05 | 主張・広報と活動のお知らせ

西宮市長選挙&市議会議員補欠選挙の告示日な本日は、地域の公園清掃→地域会議からスタート。
向かい側に、各候補のポスターが掲出されていました。
当たり前ですが、選挙!って感じですよね。

【西宮市長選挙】


【西宮市議会議員補欠選挙】


ちなみに今回の選挙は
-----
●市長は3名の候補者から1名
●市議会議員は6名の候補者から2名
-----
を選ぶ選挙です。
以下、各候補のHP等、ご紹介(敬称略)。

【市長選挙】
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●石井としろう
政治経歴:衆議院議員(民主党1期)、西宮市長(1期)
HP:石井としろう 西宮市長 | さらに前へ!

●吉岡政和
政治経歴:西宮市議会議員、兵庫県議会議員(いずれも自民党2期)
HP:吉岡政和公式サイト

●増山誠
政治経歴:兵庫県議会議員(日本維新の会1期)
HP:増山誠公式ホームページ
----------

【市議会議員補欠選挙】
----------
●坂本龍佑
所属政党等:自由民主党公認
HP:坂本龍佑 Official Site - 若さ・希望・行動力で西宮を前に!

●森けんと
所属政党等:日本維新の会公認
HP(?):森けんと(モリケント)|政治家情報|選挙ドットコム

●服部めぐみ
所属政党等:不明
HP:確認できず

●庄本けんじ
所属政党等:日本共産党公認
ブログ:庄本けんじのノートブック

●宮本けいこ
所属政党等:立憲民主党推薦
HP(?):宮本けいこ(ミヤモトケイコ)|政治家情報|選挙ドットコム 

●浜口ひとし
所属政党等:日本維新の会公認
ブログ:日本維新の会 浜口ひとしのブログ
----------

なお各候補の所属政党やHP等は、あくまで私がネット上で確認できた内容なので、誤り等あるかもしれません。
必要な場合、ご指摘等頂けましたら適宜、修正しますので、よろしくお願いします。

以上、簡単ながら今日のブログはこの辺で。
一人でも多くの方に、選挙に足を運び、自身の意志を示していただきますようお願いします。
現状に満足していない方にとって、白票や棄権という行為にはなんの意味もありません!
 ↓
【ご参照】
一人一人の投票行動でしか、政治を変えることはできません。皆さん、選挙に行きましょう!@2021年10月のブログ

というわけで、今日のブログはこのへんで。
それでは失礼いたします。

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まずは4園から。市立保育所での使用済みおむつ×園廃棄が2022年度から始まります!

2022-03-18 10:24:59 | すべての人にやさしいまちを実現するために

昨日で3月議会も終了。
そこで審議された2022年度予算において、私が取り組んできた課題の一つに大きな進展があったので、ご紹介をば。

西宮市立保育所では、子供たちが園で使用した紙おむつを保護者が持ち帰る運用になっています。
が、これについては従来から、改善を求める保護者の声がありました。
そこで昨年6月議会において「感染症予防や保育士の負担軽減という観点からも運用を見直すべき!」と考え、議会で運用を見直すよう提案しました。
 ↓
【ご参照×市政報告66号@2021年7月発行】


私からの指摘を受けて、市は保護者を対象としたアンケートを実施。
結果、回答者のうち80%近い方が「園処分を希望する」との意思を示しました。
 ↓
【ご参照】
8割近くの保護者が、保育所でのおむつ処分を希望していることが明らかになりました。当然この結果を踏まえた対応が必要です!@2021年11月のブログ

こうした経緯を経て、市は2022年度、小松朝日・建石・鳴尾東・芦原むつみの4園で、使用済みおむつの園廃棄をモデル実施することを決定しました。
なお実施は4月からで保護者負担はありません。
素晴らしい!
ここからは4園での状況を踏まえつつ、対象園の拡大を図っていかなければなりませんね(^^)v

度々、このブログで申し上げていることですが、
-----
●こういう具体的な改善を得ることができること
→少なからぬ市民の皆様の生活に反映できること
-----
こそが市議会議員という仕事の醍醐味だと痛感します。
引き続き、こうした具体的な成果を上げることができるよう、職責と多くの方からお預かりしているご期待にお応えできるよう様々な課題に取り組んでまいります。
それでは今日のブログはこのへんで失礼します。

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【広報】3/27投開票の西宮市長選挙において、私と所属会派はどなたのことも応援していません。

2022-03-17 17:15:46 | 主張・広報と活動のお知らせ

昨晩の地震によってお亡くなりになられた方に心から哀悼の意を表するとともに、被害が少しでも軽くなることを心から願います。
昨今あまりにも辛い、悲しい出来事が多すぎます…

とは言いながら、職務を果たすためにも報告すべきは報告しなければですよね。
本日で3月議会も終了。
これで西宮市議会も、完全に3/27投開票の市長選挙に向けたモードになるものと思います。
なお本日の2022年度予算案の採決に当たっても、現市長以外を支持・応援する方々が予算案に退場・反対するという光景が見られました。

市長選挙が間近に迫る中、個人的に感じているのが私が議会で指摘した課題や、ブログで発信した内容が色々な形で取り上げられたり、盛り込まれたりすることが多くなっているということ。
例えば本日付・神戸新聞では、
-----
●私が取材を受けた内容
→その際、紹介したブログの内容
-----
がふんだんに活用された記事が掲載されました。
内容は以下の通り(太字部分が私です)。
 ↓
◇◇◇◇◇◇◇
市職員逮捕、4年で11人
市役所改革も論戦テーマに
再発防止の取組途上

西宮市長選(20日告示、27日投開票)では、不祥事が相次ぐ市役所の改革も論戦テーマに浮上している。入札情報の漏えいや窃盗、盗撮、飲酒運転…。2018年度以降、市職員11人が逮捕され、市民の信頼を大きく損ねた。市は公務員としての意識改革や職場環境の改善に努めるが、不祥事根絶には至っておらず、再発防止の取組は途上にある。

 「遅刻やさぼりが野放し」「スマホでニュースチェックばかりしている職員がいる」「私語が多く、緩みきっている」。市が19年10~12月に行った職員アンケートには、職場の状況を憂える回答が並んだ。
 アンケートは対象6062人中3376人(約56%)が回答。「公務員としての倫理が足りないと思う職員がいるか」との問いには65%が「いる」とした。
 問題を追及してきた市議は「個人の資質だけでなく、職場の不祥事を生む風土が浮き彫りになった」と指摘。アンケートには「管理職が責任を果たせていない」との声も多く、コミュニケーション不足や、パワハラと言われるのを恐れて注意をためらう雰囲気があることも理由に挙がった。
 市は19年度から再発防止の取り組みを強化。職員のパソコン画面に他自治体の不祥事を表示して注意喚起▷業務や私生活の注意点を記したチェックシートを人事面談で使う▷同じ部署に原則5年以上は勤務させない―などを導入した。
 17年度以降は人事評価(5段階)を昇給・手当の査定に反映しているが、最低評価は毎年2~4人で、市議会では「評価基準が甘い」との声も上がる。市は「評価と不祥事は直結しない」と見直しには慎重だ。市人事課は「不祥事根絶の決意は変わらない。市民の不信感を払拭できるよう地道に説いていく」とする。
◇◇◇◇◇◇◇

元記事はこちら。
 ↓
西宮市長選 市役所改革も論戦テーマに 市職員逮捕、4年で11人…再発防止の取り組み途上@本日付・神戸新聞WEBニュース


その元となった、私の一連のブログの第一弾はこちら。
 ↓
【ご参照】
西宮市役所は「働かないおじさん」のパラダイス!? ~在宅勤務者の業務量の把握・進捗確認が必要です~@2020年2月のブログ

また各候補が主要政策として打ち出している「子供を対象とした医療費助成の無償化」について、真っ先に「所得制限をなくし、対象年齢を拡充すべき!」と主張し、その道筋を付けてきたのも私だと自負しています。
 ↓
【ご参照】
「所得にかかわらず、無料!」が子供×医療費助成制度の最大勢力。当然、目指すべきはそこだと思うわけで。@2020年11月のブログ
乳幼児等医療費助成の拡充は一歩前進。でも、小さな子供を持つ世帯には一層の支援が必要では???と思うわけで。@2021年2月のブログ

なお私と私が所属する会派は、今回の市長選挙では局外中立、どの候補も応援していません。
本来であれば、必死で応援したいと思える候補が出てきてくれれば言うことはありません。
また「それが望めないのであれば、最後はあなた自身が…」というご意見も数多くいただきました。
これについては、ご期待にお応えできなかったことを心からお詫びするしかないと思っております。
さておき、こういう機会に自分が問題としてきたところが取り上げられて日の目を見、あるいは前に進むことは喜ばしいことだと思っています。

なお今回の選挙において、白票を投じることや棄権を考えているというご意見も少なからず頂いております。
こちらにつきましては「白票を投じたり、棄権したりすることに前向きな意味はない」という内容のブログを過去にも挙げておりますので、よろしければご覧ください。
私自身、未だに投票先に悩んでいますが、よりベターと思える形で投票したいと思っています。
 ↓
【ご参照】
一人一人の投票行動でしか、政治を変えることはできません。皆さん、選挙に行きましょう!@2021年10月のブログ

なお市議会議員の補欠選挙については、かつて同じ会派に所属し、口利き防止条例の制定にあたって大きな力を発揮してくれた「浜口ひとし」さんと、また何らかの形で仕事ができればいいなあ、と個人的に思っています。
 ↓
【ご参照】
職員に対する不正・不当な要求=口利き。これを防止するための条例案を今議会に提出します!@2018年6月のブログ

以上、雑駁な内容で恐縮ですが、今日のブログはこのへんで。
それでは失礼いたします。

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市内で確認された新型コロナウイルス感染症の患者数は以下でご確認いただけます。
 ↓
市内の感染状況@西宮市HP

市立学校・幼稚園・保育所や市立病院等での新型コロナ感染者確認状況、市内でのクラスター発生等、最新の情報は以下でご確認頂けます。
 ↓
記者発表資料・市長記者会見@西宮市HP
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外郭団体に無料で貸していた土地・建物。指摘を受けて、市が賃料の徴収を始めました!

2022-03-15 13:55:47 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

財源確保のため「介護保険」同様、「こども保険」を設立するべき!という主張が前提になっているあたり、良きにつけ悪しきにつけ元・官僚な方が書いた本という感じですね。
すさまじい速度で少子化が進む現状の課題が網羅されているという意味で、むちゃくちゃ勉強になりました。
個人的に
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●現行の育児休業制度の対象は、女性全体の約3割程度だけ
→対象を拡大し、所得補償額も上げることを前提に、保育所の受入対象児童を1~6歳に限定することで保育所待機児童を解消できる
→例えばスウェーデンでは、そうした施策が展開されている
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的な主張は至極、納得性が高かったです。
少子化と、その対策といった分野に興味お持ちの方には是非どうぞ。
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さて本題、今日も以前から追及していた話のうち進展が確認できた内容のご紹介ですよ。
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●「すこやかケア西宮」という介護老人保健施設がある
→当該施設は、市の外郭団体である社会福祉事業団が運営
→この一部について、本来の使用料・年額8,371,678円が支払われていない
→同種の施設は他にも複数存在するが、それら施設は介護保険制度の下、自主自立で事業を行っている
→すこやかケア西宮の当該部分だけは賃料を100%減免して社会福祉事業団に貸し出しているのは問題
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ということを以前、指摘していました。
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【ご参照】
「ほとんどの事業者さんからは料金を頂いてます。でも外郭団体や一部の事業者だけは無料ですよ!」ってのは不公平でしょ???@2019年8月のブログ

というわけで、今3月議会の予算審議で進捗状況を確認したところ、
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●2020年は7/8減免、2021年度は6/8減免と減免率を減らしている
→2022年度は8/5減免、2023年度は4/8減免と減免率を減らし、最終的に50%減免で固定する
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との考えが示されました。
取りっぱぐれていた賃料収入がきちんと入ってくるようになりつつあるという話であり、よかったと思います。
担当さんも頑張ってくれてますね。

適正な収入の確保という観点から、こういう話が重要なのは言うまでもありません。
加えて、公平性という観点からも特定の事業者(しかも外郭団体)が払うべき家賃を払っていない…という状況には非常に問題があります。
ですし次は、他の無料で貸し出している事業者さんからも、きちんと適正な賃料を取ってもらわなければなりません。
この件、引き続き、働きかけてまいります。
 ↓
【ご参照(再掲)】
「ほとんどの事業者さんからは料金を頂いてます。でも外郭団体や一部の事業者だけは無料ですよ!」ってのは不公平でしょ???@2019年8月のブログ

ということで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。

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市内で確認された新型コロナウイルス感染症の患者数は以下でご確認いただけます。
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健康ポイント事業は、費用対効果を検証しながら進めるべき。大学と協力して、効果検証を!

2022-03-11 10:44:47 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

昨日付・市政ニュースの記事。
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 ↑
この件、私が提案した内容が、前に進んだ感覚を強く持っています。
 ↓
【ご参照】
事前に「どこの窓口で、どういう手続きしなきゃならんのか?」が分かっていれば、ストレスも減らせるはず。こういうのこそ必要なサービスだと思うわけで。@2020年8月のブログ

もちろん、この手の話は「俺の力(だけ)で進んだ!」というような話ではないのでしょう。
とはいえ、ブログ等で積極的に情報発信しているからこそ「後出しジャンケンとかアレオレ詐欺(この業界ではありがちな「アレをやったのは俺!」的な話)ではない!」と主張できるのは、私の強みだと思っています。
引き続き、情報発信にも力を入れていきます(^^)v
 ↓
【ご参照】
「アレオレ詐欺」とか、「都合の悪いことには頬被り」とか、そういうのも色々あるわけで。@2015年4月のブログ

なお同じ市政ニュースで、既報の通り、指定ごみ袋制度の導入が7/1からに延期されたことも広報されています。
こちらも併せて、お知らせしておきます。
 ↓


さて本題、代表質問のご報告の続き。
今日は健康ポイント事業についてですよ。
なお当該事業の概要は以下の通り。
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●高齢者の社会参加を促し、高齢者の健康増進、介護予防及び健康寿命の延伸を目的とする事業
→活動量計及びスマートフォンアプリを使用して計測した歩数や各種イベント参加等に応じてポイントを付与する
→令和3年10月から実施
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それでは早速始めます。

◇◇◇◇◇◇◇
【質問】
健康ポイント事業については「健康度向上に寄与するというエビデンスが存在せず、施策としての効果に疑問がつく」という専門家からの強い指摘も存在するようです。
市として効果を検証すること、学術的な検証も踏まえて慎重に進める姿勢を持つことが重要と考えますが、市の見解はいかがでしょうか?
 ↓
【答弁】
~事業の説明なので略~
議員ご質問の効果検証についてですが、効果検証や医療費分析等におきましては、統計学的視点からの検証も必要であると認識しており、効果分析手法の設計段階から、高齢者の健康に関する課題やニーズ把握、介護予防や健康寿命に有用な研究などに関して、市と包括連携に関する協定を締結しております武庫川女子大学と連携して進めてまいります。
今後、事業を推進するにあたり、学術的な検証を踏まえた本市の効果検証に加え、先進自治体の実施状況、効果検証を参考に事業の見直しや継続について検討してまいります。
 ↓
【意見要望】
「統計学的視点からの検証も必要」「と認識しており、効果分析手法の設計段階から」専門的な知識を持つ大学と連携して進めていくという姿勢を高く評価します。
必要に応じて「効果検証を参考に事業の見直しや継続について検討して」頂くよう要望します。

併せてもう一点、申し上げます。
今回のこの事例は、効果分析手法の設計段階から専門家が入り、第三者の評価にも耐えられるものにしようとしているという意味で、非常に意義深いと考えています。
大学と連携して、こうした取組を積極的に進めることは
●本市にとっては効率的・効果的な行政運営という観点から
●大学にとっては行政だからこそ保有できるデータにタッチすることで、より実地に即したデータを取得し、研究を進めることができるという観点から、
きわめて有意義だと思います。

こうした取組を、他の政策分野においても積極的に進めるなら「大学のまち」を掲げるに相応しい、様々な成果を得ることができるはずです。
是非こうした視点をもって、全庁的に評価手法の設定段階から大学と連携する形で事業評価に取り組んでいただきたい。
目標自体に疑問を持たざるを得ないような事業は廃止も含めて見直して頂きたい。
◇◇◇◇◇◇◇

昨今、「政策形成・推進は、客観的根拠に基づいて行うべき!」というEBPM(エビデンス・ベースド・ポリシー・メーキング)が重視されており、私も、こうした考えは極めて重要だと考えています。
そして客観的根拠を示すためには、効果分析手法の設計段階から専門家が入り、第三者の評価にも耐えられる客観的評価を行うことが、きわめて重要です。
でなければ「参加した人がみんな『なんだか健康になった気がする…』って言ってるから健康に良かったのだ!」みたいな役所にありがちな考え方で、どんどん重要度が低い(あるいは不要な)事業が増えていくことにもなりかねません。

人材的にも財政的にも、きわめて厳しい西宮市の現状。
だからこそ事業の効果を検証し、取捨選択を進めるべきだと思っています。
その過程で、市内に複数の大学が存在するという、きわめて恵まれた条件を活かし、今の段階では看板倒れになっている「大学のまち」に魂を入れることができるなら、こんなに有意義なことはないはず。
そうできるよう、力を尽くしていかなければなりませんね。
引き続き、こういった分野にも力を入れてまいります。

それでは今日のブログは、これにて終了。
ちょっと気になる話があるので、民生×予算特別委員会の傍聴に行ってきます。

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頑張れば頑張るほど、事業者が損をするのはおかしいでしょ!?こうした現状を正すための条例改正がなされました。

2022-03-09 16:44:56 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

私が所属する健康福祉常任委員会の予算特別委員会は、本日で終了。
というわけで、別の委員会で審議された内容で、ちょいとご報告しておきたい話など。

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●フレンテホール・プレラホールにおいて、本来定められた以上の日数、施設を閉鎖している事例が確認された
→調べたところ「一部のホールでは稼働日数が増えるほど、施設の管理運営を受託する事業者が損をする契約になっている…」ことが分かった
  ↓
これでは事業者のやる気を引き出すことなどできない!早急に現状を是正すべき!!
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というやり取りを行ったのは2019年6月議会でのこと。
 ↓
【ご参照】
民間の知恵を活用して、市の資産を有効活用することこそが指定管理者制度の目的でしょ?だからこそ目的に沿った対応を進めるべきです!@2019年8月のブログ 

この件、今議会において問題是正のための条例改正案が提出され、所管委員会では全会一致で可決されたとのこと。
おそらく本会議でも可決されるものと思います。
 ↓


この件、ものすごくザックリ説明すると
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●事業者は定額で施設の管理運営を受託しており、営業日数や利用者が増えても収入は増えない
→一方でフレンテホールの場合、施設を利用する際に、常駐以外のスタッフが必要になる場合が多い
 (つまり人件費が余分にかかる)
→そのため、ホールの営業日数を減らそうとする動機が働く…
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ということが背景にあったんですよね。
こういった問題を踏まえて、
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●施設を利用する場合に発生する人件費を市と利用者の負担に改める
→これによって必要以上の日数、閉鎖するという動機は働かなくなった!
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ということになりました。

一方で、今回の見直しは「開館日数を減らした方が得!」という負のインセンティブをなくしただけで、「頑張って利用者を増やそう!」という動機は働きません。
そういった意味で、料金収入が増えれば事業者の収入も増え、いわゆる利用料金制の導入など、正の方向のインセンティブが働くような制度も導入するべきだと思うんですよね。
現在のフレンテホールの指定管理者さんは、とても前向きに頑張ってくださっていると個人的に思っています。
また、そうした事業者さんは他にも少なからず存在していると思っています。
そういう意味で、こうした方向での取組、進めるべきだと思うんですよね。
一方で、コロナによる影響のことを考えると、予定していた収入が得られない場合も想定されることから、単純な議論は難しいのも、また事実。
つくづく悩ましい状況だと思います。

とはいえ、負のインセンティブをなくすことができたのは一歩前進だと思っています。
具体的な見直しを進めてくれた担当職員さんの取組も高く評価しつつ、引き続き、こうした具体的な改善につなげることができるよう取り組んでまいります。
それでは今日のブログは、これにて失礼します。

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