小説「阪急電車」が売れてます。
なにやら、もうすぐ65万部を売り上げる勢いだそうで。
読んでみたのですが、軽いタッチですぐ読めて、おもしろい。
しかし、こうゆう小説を読むと思うのですが、
やっぱり女性心理は女性作家が書くにかぎります。
どうも、男性作家が書いた「女性の心理」ってのは、
「ほんまに、そんなこと考えてるか~?」と思うことが多々あるので。
他にも、元阪急社員としても、土地になじみの深いものとしても、
読んでみて、いろいろと感じるところがありますね、これ。
で、そんな話も踏まえまして、本日、古巣である阪急電鉄に行ってきました。
以前にも、少し日記で書いたことのある「フィルムコミッション」について、
小説「阪急電車」との絡みも含めて、調べたいことがありまして。
映画のロケ等の活動支援をボランティアで行う組織の数が、
全国的に増えています。
内容は、映画等が求めているロケ地探し、撮影場所の許認可・
近隣周知の徹底、市民エキストラの手配、スタッフの世話など
、広い範囲に及びますが、このようなことをする組織のことを、
多くの場合、「フィルムコミッション(以下、「FC])」と呼ぶそうで。
で、このFCは、行政や、その関連した団体が運営する例が多いそうです。
理由は、主に
①FCの活動内容の主要なものの一つとして、
撮影場所の許認可の取得がある。
これは、業務の性質上、行政関係者が関わるとスムーズに進みやすい。
②FCの活動は、広い意味での「まちの活性化」を目的とする面が強い。
こうした目的は、本来、行政が関与する余地が大きいものである。
③FCの活動は、利益を生む要素が少ない。
そのため、常設窓口を設置し、経常的に人員・費用を抱えるのが困難。
しかし、行政であれば、こうした対応が可能である。
(単に「来たものをさばけばいい。」だけなら常設窓口は必要ありません。
積極的な誘致活動や、実写化への働きかけといった、実効的な活動を
行おうとするなら、常時対応できる部署が必要だ、という趣旨です。)
といったところでしょうか。
さて、このFC、西宮市には今のところ、認定された組織はありません。
しかしながら、ボランティアとして、こうした活動に参加している方々は、
少なからずいらっしゃいます。
今回、古巣を、こうした活動に参加している方と共に訪れたのは、
小説「阪急電鉄」の好調な売上実績も踏まえ、FCが、本来、積極的に
取り組むべき「ロケの誘致」「実写化の働きかけ」を行うべく、
映画会社当に対して働きかけるには、一方の当事者(というより主役)
である阪急電鉄の姿勢・意向が重要。
そこでFC側から阪急電鉄に色々とヒアリングをしたい。
というところにありました。
(余談ですが、私は、FCは行政が行うべきものであるという考え方に、
必ずしも、賛同しているわけではありません。
とりわけ、西宮市において、産業振興課が「設立を検討」していることには
反対です。
その理由は、また後日。)
感触は概ね良好で、うれしい限り。
実際に映画化・ドラマ化という話になれば、もちろん、一定の制約はありますが
前向きな方向で話が進みそうです。
よい感じです。
あとは、FC側には映像化と誘致に向けて積極的に働きかけてもらうことを
強く願います。
こんな、願ってもない話は、なかなか、ないですしね。
というわけで、今後の展開を楽しみにしつつ。
続報あれば、またお知らせします。
それでは失礼。