西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

問題山積みの国際交流協会に、職員を増員することが妥当なのか?今後の展開を追いかけます!

2024-06-28 16:18:29 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

今日は総務常任委員会。
以前ブログでも紹介した職員アンケートの結果について山田委員長が興味を持って下さり、委員会での参考資料として配付されました。
それにしても見れば見るほど酷い評価やな。。。
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【ご参考】
財政状況が改善できると思っているのは、市職員全体の2%だけ!?市職員労働組合によるアンケート結果がヤバすぎます。。。@今月初頭のブログ


さて本題。
一般質問のご報告の続きではなく、本日あった、総務常任委員会でのお話の一つですよ。
ご報告したい内容は、補正予算案の中の1項目である「市の外郭団体である、国際交流協会のプロパー職員を1人増員する。それによって約600万円の支出増となる!」という内容について。
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国際交流協会については今年2月に結果報告された包括外部監査で、
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●市からの援助が無ければ事実上運営が不可能な団体
●他の自治他のノウハウも享受しつつ、より一層収益力向上を意識した効果的な事業運営を実施していくべき
(→ここだけ読むと優しいですが、その前に示された他自治体との比較を見ると「西宮だけ全然アカンやん...」という感じ、てんこ盛りです)
●財政規模に比べて、賃借料・共益費が過大な負担になっていることは疑いようのない事実であり移転について検討するべき
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等、複数の厳しい指摘が行われていました。
他にも「補助金の交付内容に不適切なものが含まれている!」とか「理事会の議事録が不適切!!」等、おいおい...という内容が複数あったんですよね。
こんな厳しい指摘を受けている団体に対して、職員を1人増員するとか、おかしいやろ!!!と。

が、確認したところ
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●現在、市から派遣している兼務職員1名を減員する
→新規採用するプロパー職員1名(=市職員OB)は、これに代わって採用するもの
→指摘内容を改め、よりよい活動をさせることが当該人物の役割であり、雇用は1年間限定
-----
とのことでした。
100%納得するわけではありませんが、だったら、ここからの我々の仕事は、来年度には
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●人員が、これまでと比べて1名減になっているか?
●指摘事項がきちんと改められているか?
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を確認することかな...と。
しっかり追いかけていかなければなりませんね。
こういう話も、どこまで信用していいのか、怪しいところがありますし。
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【ご参照】
二代連続でルール破りの天下り職員×退職金受給を許した西宮防犯協会。ここはキチンと責任を問わないと!@2016年6月のブログ

1年後には、昨年のブログを見直すのがマイルール。
「ありゃ、うっかり忘れてた...」みたいなことにはなりませんので、担当には責任を持って、しかり取り組んでもらいたいと思います。
と宣言して、今日のブログは、これにて失礼いたします。


「禁止地区」に指定されたけど、なんの効果もなかった...では、地域の士気が落ちるばかり。客引き行為を策すことに繋がる取組が必要です!

2024-06-26 16:39:42 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

お陰様で本日、一般質問終了しました。
聞いて下さった皆様、お気に掛けて下さった皆様、全ての方に御礼申し上げます。
ありがとうございました!
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というわけで本日からのブログは一般質問のご報告が中心になろうかと思います。
早速、ご報告を始めますので、お付き合い下さいませ。
最初の内容は、ガールズバー等の客引きについてですよ。

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本年5月1日、阪急西宮北口駅の北西地域とJR甲子園口駅・南地域の一部が、兵庫県の定める「客引き行為等の防止に関する条例」の「客引き行為等禁止地区」に指定されました。
にしきた街づくり協議会は2017年に、西宮北口北西地域を「客引き行為等禁止地区」に指定するよう、市を通じて県に要望しましたが「県内には西宮北口より厳しい状況にある繁華街が多数存在しており、西宮北口地域を特別に指定することはできない」と断られました。
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【ご参照】
「西宮北口駅×北西地域のガールズバー呼び込み問題に対応するため、市に要望書を提出しました!」というお話。@2017年3月のブログ

その後、にしきた商店街が主体となって、のぼりの掲出、ガールズバー店主との話し合い、対策会議の実施等、継続した取組を進めてきており、今回の「客引き行為等禁止地区」への指定を前向きに受け止めています。
そして、この機会にガールズバーを中心とした客引きをなくしたいという気運が高まっています。
実際、5/31に県市が協力して街頭キャンペーンが実施されましたが、西宮北口駅北西地域では、それに加えて、客引き行為の禁止地区に指定されたことを知らせるのぼりの設置や店内ポスターの掲出、定期的な対策会議の開催、有志によるパトロール等、様々な取組が実施されています。

一方で、法の下、客引きをする側・ビラを撒く側の権利も保証されているという事情があり、県条例によって明確に禁止されるのは、事実上、「特定個人を対象としてしつこくつきまとう悪質な客引き行為」に限定されるという現実もあります。
つまり、多くの方が「できればやめてほしい…」と思っているであろう、ビラ撒き自体をやめさせることはできませんし、不特定多数の方に「ガールズバーいかがですか?」的な声がけをしているのを止めさせるのも困難というのが実情です。
こうした状況を受けて、地域住民からは「『客引き行為等禁止地区』に指定されたが客引きは続いているし、警官がいても、客引き行為に注意もしていない。行政はなにをやっているのだ?」という声も出ています。
「地区指定はされたけど、なんの効果も出なかった…」では、地域が士気を保つことも難しく、具体的な効果に繋がる取組が必須です。
それでは以上の内容を踏まえて質問します。

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この件、継続的に取り組んできている内容です。
行政ができることには限界があることもよくよく理解しつつ、このタイミングで、なんとか少しでも良い方向に持っていくことができれば...と思っています。

というわけで、この内容を踏まえての具体的な質疑の内容は、また後日。
明日は、該当地域での会合もありますので、そちらでも情報仕入れてこなければなりませんね。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


香櫨園市民館ではできなかったことが、瓦木支所ではできるという根拠が、まるで分からない。財政危機の折り、もっと他の方策を考えるべきだと思うのですが...

2024-06-24 13:25:10 | にぎわいと活気のあるまちを創造するために

本日の口開けとなる菅野議員の一般質問が、実によかった!
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とりわけ2項目目についての意見として述べておられた「市長が信頼すべきは市職員。一過性で西宮市に関わっただけのコンサルではない!」という趣旨の下りには深く納得。
さすが元新聞記者というバックボーンだけあって、広範囲に調査(≓取材)をして、それをまとめて質問される内容には、すごく聞き応えと説得力があるな...と感服。
私も負けずに頑張らなければ!

さて本題、前回ブログ「香櫨園市民館では、全くできなかった取組を、瓦木支所ではどうやってやるんですか?その効果検証はどうするんですか?(=やると言われても、1ミリも信用できないんですけど...)」の続きですよ。
それでは、どうぞ。

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【再質問】
瓦木支所管轄区域では、どういった活動を進めることで、そうした理念を現実化できると考えているのか?
効果検証をどのように進めるのか?
成果が出ないときはどうするのか?
市の見解をお聞かせ下さい。
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【答弁】
瓦木支所管轄区域においては、これまで地域に存在する大小様々な課題について、支所が十分把握できた状況にはありませんでした。
先程、答弁したとおり、まずは地域住民との丁寧なコミュニケーションを図り、課題を共有化するところから強化していきたいと考えております。
次に、効果・検証についてですが、明確な数値をもって効果を図ることは困難な面もございますが、地域における地域団体等の活動状況の推移などや令和6年度に作成する支所等行政機能の再配置についてのビジョンを示すための議論も踏まえ、効果的に取組んでまいります。
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【意見要望】
「まずは地域住民との丁寧なコミュニケーションを図り、課題を共有化するところから強化していきたい」とのことでしたが、甚だ危機感に乏しく具体性のない内容と言わざるを得ません。
より率直に言うなら、今更、なにを言っているんですか?という感想さえ持っています。

私は瓦木支所管轄区域内で20年以上、個人として、あるいは議員として様々な地域活動に携わってきましたが、その中で、瓦木支所の存在を感じたことなど殆どありません。
せいぜい年に一度、敬老の集いに支所の方が来ていることくらいでしょうか。
地域の方々と話をしていても、瓦木支所の話が出てきたことなどありませんし、答弁にあった「これまで地域に存在する大小様々な課題について、支所が『十分』把握できた状況にはありませんでした」どころではなく、ほぼほぼ全く、なんの役割も存在意義もなかった...というのが現状だと思っています。
市は、まず、そうした現状にあるということをよくよく認識するべきです。

むしろ私は財政危機のおりがら、施設を統廃合し、不要な施設は売却等することで財源捻出の一助とするべきだとさえ思っています。
「地域における地域団体等の活動状況の推移などや令和6年度に作成する支所等行政機能の再配置についてのビジョンを示すための議論も踏まえ」、効果検証を進めるとのことでしたが、広げた風呂敷に相応しい実績を得られないなら、速やかに次のステージへ移るべきです。
この点、強く指摘しておきます。

最後に、予算も含め、今後の市政運営全般について申し上げます。
本市の財政は2つの意味で、危機的状況にあります。
一つは、基金が枯渇することで、ごく近い将来に予算が組めなくなるかもしれないという意味。
もう一つは、ごく近い将来の破綻は避けられたとしても、歳出が歳入を大幅に上回る状態が続くことで、遠くない将来に、やはり予算が組めなくなる危険性があるという意味です。

これまでの市の認識と姿勢はあまりに甘く、対応は遅すぎました。
ここまでの状態に陥った責任の一端が現執行部にあるのは明らかです。
そして残念ながら、市長を始めとする市当局の認識は、未だに、ともすると甘く、希望的・楽観的な方向に流れがちだと感じてなりません。

この危機は今年や来年を過ぎればおさまるようなものではありません。
厳しい認識をもって、長年に亘って、取り組んでいかなければ乗り越えることは出来ない、きわめて深刻な状態だと、私共、会派・ぜんしんは受け止めています。
近隣自治体のいずれも、こうした危機的状況に陥っていない中で、住みたいまちNO.1と評されることも多い、我らが西宮市が真っ先に、このような状況に陥ってしまっていること。
このことに強い責任を感じ、そうした状況を乗り越えるための取組を迅速かつ強力に進めていく責任があることをよくよく自覚して頂きたいと思います。

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さあ、これで3月議会×代表質問のご報告は完了。
そして、この内容を受けての6月議会×一般質問も水曜日に迫りました。
予定登壇時間は6/26(水)の午前11時頃。
本会議場はもちろん、こちらでご視聴頂けますので、時間と都合の合う方には是非是非よろしくお願いします。
 ↓
西宮市議会 議会中継 - 会議名一覧 (discussvision.net)

ビッシビシいきますよ~!
と宣言して、それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


「地域における様々なご相談に対応するなど地区の拠点施設にする!」としていた香櫨園市民センター。その話は全くの掛け声倒れだったわけですが、また同じことをやるんですか???

2024-06-20 16:23:22 | にぎわいと活気のあるまちを創造するために

まちづくり系の本って、抽象的な話のうちはいいけど、「具体的にどうすんの???」という話になると、甚だムニャムニャになってくる場合が多いんですよね。
その点、この本は
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●富山市の縮退都市政策
●ランドバンクを活用した空き家問題への対処
●稲城市の介護ボランティア支援制度
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等、具体的な事例や考え方が多く示されており、とても参考になりました。
もうちょっと掘って、勉強していきたいところですね!
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さて明日から本格的に始まる6月議会を前に、まだちょっと残っている3月議会×代表質問のご報告の続きですよ。
残り項目は、あと僅か。
どうぞ、お付き合い下さい。

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【質問】
「支所等の行政機能について窓口での行政サービスの提供から地域振興活動の拠点へと役割転換を検討することとし、そのモデルとして瓦木支所管内で検討してまいります。」とのことでした。
具体的な内容をお聞かせ下さい。
また香櫨園市民センターにおいて、同様の趣旨から市職員が配置されたものの、実際にはほとんど機能しなかったという声も聞いています。
この点についての見解も、あわせてお聞かせ下さい。
 ↓
【答弁】
支所は、従来から身近な行政サービスを提供する窓口機能と、地域団体等と本庁担当部局との地域課題の解決に向けたパイプ役としての地域担当機能を果たしてまいりました。
しかしながら、窓口機能におきましては、近年、マイナンバーカードの普及率向上やコンビニ交付の利用の増加等に伴い、証明発行業務を中心に取扱い件数が減少傾向にあり、今後もDX推進などによってさらに減少していくことが予想されております。
そのため、窓口業務を再編整理することで、人員を生み出し、適正配置に努めてまいります。

一方で、各地域団体等では高齢化や後継者不足等の課題が深刻化しており、活動の継続や解散などに関する相談が増加しております。
今後、地域住民と丁寧なコミュニケーションを図ることによって、地域課題を共有化したうえで、課題解決に向けた地域団体の活動を支援してまいりたいと考えております。
瓦木支所管轄区域には、瓦木支所をはじめ、アクタ西宮ステーション・上甲子園市民サービスセンターが設置されており、分室を除けば同一支所管内に複数の行政サービス窓口が存在しているところはほかになく、窓口体制の最適化とあわせて、地域活動拠点のモデル区域として検討を進めてまいります。

つぎに、香櫨園市民センターのご質問についてお答えいたします。
香櫨園市民センターは、香櫨園小学校区における育成センター待機児童対策や、市民集会施設の適正配置を目指すなかで、川西町の旧藤本邸の活用方策として整備されました。
当初は会計年度任用職員を配置し、地域における様々なご相談に対応するなど地区の拠点施設とする構想でしたが、施設の統廃合が想定通り進まなかったことなどもあり、現在は市直営の市民集会施設として運営しております。
今後、改めて香櫨園市民センターの位置づけについて整理するとともに、指定管理者制度の導入等に関して引き続き関係団体と協議してまいります。
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【再質問】
「窓口業務を再編整理することで、人員を生み出し、適正配置に努めて」いくことに異論はありません。
「地域住民と丁寧なコミュニケーションを図ることによって、地域課題を共有化したうえで、課題解決に向けた地域団体の活動を支援して」いくことも重要だと思います。
しかしながら答弁にあったとおり「地域における様々なご相談に対応するなど地区の拠点施設とする構想」だった香櫨園市民センターは、なんらそうした役割を果たすことが出来ませんでした。
瓦木支所管轄区域では、どういった活動を進めることで、そうした理念を現実化できると考えているのか?
効果検証をどのように進めるのか?
成果が出ないときはどうするのか?
市の見解をお聞かせ下さい。


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この件、あまりに絵空事感が強すぎて、むちゃくちゃ強い違和感を持っています。
質疑にあたっての事前調整でも、担当部局と相当バトルすることになってしまったんですよね。
そこの部分も含めて、もうちょい続きますので、お付き合い下さいませ。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


市が保有する施設ですもの、ルールに基づいて市外料金を徴収するべき。一部の利用者さんには心苦しい思いもありますが。

2024-06-18 12:00:47 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

知人からの依頼を受けて、車に西宮市制施行100周年を祝う趣旨のステッカーを貼付。
「100周年を祝う行事を盛大に開催!」みたいな話には甚だ消極的な私ですが、ま、ステッカーくらいならね。
知っている限りでは、フレンテ1階のインフォメーションや阪神西宮駅南側×西宮中央商店街の文房具屋さんや八百屋さん等で販売していますので、興味おありの方はどうぞ。
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さて本題。
きっかけは、市民の方からご意見を頂いたことでした。
曰く、
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●市がやっている文化施設の利用料金の取り方がおかしい
→本来、市外に本拠地を構えているような団体が利用する場合は、市外料金の割増料金を取るべき
→ところが西宮市の場合、そこの運用がきわめてゆるい
→他所の自治体では、そこらへんはもっと厳しくチェックしている!
-----
とのこと。
実際、「団体が施設を利用する場合、会員に西宮市民がいれば、その会員名で申し込むし、そうすれば市民料金でいける!」的な話は、過去にも聞いたことがありました。
ただ、その当時、そこに対して、あまり問題意識を持つ感じでもなかったんですよね、恥ずかしながら。

が改めて、ご意見頂いたこともあり、調べていくと
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●ルール上は、代表者名でなければ申込みできないようにしているし、その代表者住所が市外であれば市外料金を取るようにしている
→が、実際の運用では、代表者名と申込者名が一致していなくても受け付けている場合も多い
→そもそも利用者登録の有効期限を設けていないため、代表者が替わったり、亡くなったり、転居していたりしても把握できていない
-----
という状況にあることが分かりました。
そして、この運用が他自治体と比べると、どうにもゆるい運用であるらしいことも。
あ、ちなみに市外利用者の場合、基本料金に50%の割増金が加算されます。
例えば、アミティ・ベイコムホールのような大規模施設であれば、馬鹿にならない金額だと思うんですよね。
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というわけで、この件、当局の協力も得ながら、現状調査や対策の推進を進めていかなければならないと思っています。
指摘した結果、担当課も問題意識を持つに至ってくれたようなので、よい感じ。
財政構造改善推進計画でも「適切な利用料金の徴収」的な内容は掲げられているわけですし、しっかり対応を進めていかなければなりませんね。
利用者にご負担をお願いする場面も出てき得ることは心苦しい面もありますが、そこはご理解頂くしかないところだと思っています。

と宣言して、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


印刷・配布費用が高騰する中、市政ニュースのあり方見直しが避けられない。ならば最初に考えるべきは発行頻度の見直しだと思うわけで。

2024-06-14 09:07:03 | 市政全般に関連すること

先週金曜日の西宮北口駅×北西地域でのパトロール風景。
私も前の方でのぼりを持って歩いていますが、これだとさっぱり分かりませんね。
 ↓

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店内から熱烈に手を振って頂いたり、直接お声がけいただいたり、熱い期待を感じる場面が多々ありました。
一方で、今回は主に客引きをしている人たちにチラシを渡し、注意喚起を行ったわけですが、つくづくと対応の難しさや限界を感じる場面もありました。
なにより、警察さんの協力は必須だな…と痛感しましたね。。。
改めて、道の険しさを感じる部分も多くありつつ、少しでも良い方向にもっていくことができるよう、考え、行動していきたいと思います。

さて本題、もう少しで終わる3月議会×一般質問のご報告の続きですよ。
今日は市政ニュースについての話です。
それでは、どうぞ。

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【質問】
「とりわけ市政ニュースについては、財政構造改善の取組や情報化の急激な進展の観点から、発行や配布コストの問題を含んだ紙媒体の在り方にまで踏み込んだ議論・改革に取り組まなければならない時期を迎えていると考えております」とのことでした。
背景や考え方は一定理解できますが、市政ニュースには本人の申請がなければ支給されない支援金・給付金をあまねく市民が知ることが出来るようにする等、プッシュ型の紙媒体でなければ果たせない役割があります。
こうした点も含めて、現時点における方向性等についてお聞かせ下さい。
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【答弁】
情報発信については、いまだに紙媒体は多くの場面で利用されており市政ニュースのように直接手元に届く媒体は、情報を見逃すリスクが低く、デジタルが苦手な方も含め、より幅広い層にアプローチすることができます。
また紙媒体は保管が容易で、手元においておけば必要な情報を随時参照することができます。
紙面をめくることで目にする情報は頭に残りやすく、記事一つひとつが目に入り、関心を抱くきっかけになりやすい、といった効果もあります。
特に市政ニュースについては、令和4年度の市民意識調査によると、広報媒体としての市政ニュースの利用割合は「よく利用している」・「利用している」が合わせて70.1%となっており、広報媒体として重要度の高さを示しています。
一方で、発行・配布にかかる経費については、人件費をはじめ諸経費が高騰する中で課題となっており、市政ニュースの発行形態・頻度や全戸配布の継続可能性などと合わせて検討していく必要があると考えています。
またホームページやSNSに代表されるデジタル媒体の進化も進んでおり、行政サービスの利用者の立場から、情報伝達の速報性や電子申請などの利便性、時間や場所を選ばず活用できる利点などに着目した検討も重要であると考えています。
今後は紙とデジタル、各媒体の特徴を最大限に活かし、各媒体を適切に組み合わせて効果的な情報発信を行うことが、さらに重要になると認識しています。
市としまして、現行の市政ニュース等の紙媒体の利点を認識しつつ、本市にふさわしい情報発信のあり方について庁内の検討会議での議論のほか、他市の状況や外部有識者からの意見なども参考としながら、検討を進めてまいります。
 ↓
【意見要望】
色々と問題意識を持っていることは分かりましたし、大きな異論はありません。
なお答弁で「発行・配布にかかる経費については、人件費をはじめ諸経費が高騰する中で課題となっており、市政ニュースの発行形態・頻度や全戸配布の継続可能性などと合わせて検討していく必要がある」とありました。
そうした点から、まず現実的に考えるべきなのは
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●現在月2回の発行頻度を月1回に変えること
●「みやっこ」も含めて、市が関係する広報ツールのあり方を根本的なところから考えていくこと
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ではないでしょうか。
そうした点も含めて、今後の検討を進めて頂きたいと思います。

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施政方針を聞いた時点では「おいおい、市政ニュースの紙配布やめるとか考えてるんちゃうやろな…」とさえ思ったわけですよ。
そんなん、あり得へんやろ…と。
が蓋を開けみると、答弁にある通りのごく穏当な話。
それはそれでよかったのですが、こういう「一体何やる気や…」と思わせるような言い方ってどうなんや?とも思うんですよね。
昨年は「おいおい、市主催でお見合いパーティーやるとか言い出すんちゃうやろな…」な話もありましたし。
 ↓
【ご参照】
少子化対策には保育料見直しや給食費無償化、多子世帯への支援等、巨額の支出を伴う事業が必要。その実現には人手・財源の捻出が不可欠です!@2023年3月のブログ

なお周辺自治体は勿論、全国的にも「市政ニュースの発行頻度は月1回。一回ごとのページ数を増やし、特集的なコーナーも多くして、読みごたえある内容にしている!」というのが大きな流れという印象は付言しておきます。
ということを述べて、今日のブログは、これにて失礼いたします。


6/26(水)11時頃~ で一般質問の出番を頂けることになりました。しっかり準備を進めます!

2024-06-11 15:53:28 | 主張・広報と活動のお知らせ

毎度6月&12月議会は、会派のローテーション的に、市政全般について質疑する一般質問の機会を頂けることになっています。
今回の出番は6/26(水)の午前11時頃からに決まりました。
う~ん、オーラス。
ちなみに前回、出番を頂いた昨年12月議会も大トリでした。
順番は、基本的に抽選で決まるので、なんか持ってるように感じますね、こりゃ。
 ↓


なお当日の様子は、こちらでご視聴頂けます。
興味お持ち頂け、かつ予定の合う方には、よろしければ是非!
 ↓
西宮市議会 議会中継 - 会議名一覧

現時点では
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①ガールズバーによる客引き対策
②広報啓発看板
③滞納対策の徹底
④アクタ地下駐車場
⑤課長への昇任拒否や、早期退職
⑥市職員に支給される各種手当
-----
の6本立て予定です。

ちなみに、②は最近のブログで取り上げていた、この内容。
 ↓
【ご参照】
なんで、ネイティブに揶揄されるような英語表現が、普通に掲出されることになったのか?ここが一番、疑問なわけですが... @先月のブログ

当初、調べ始めた時点では一般質問で取り上げるつもりはありませんでした、この話。
が、担当とやりとりしている過程で、これは取り上げざるを得ないな...と思うに至りました。
どういう温度感で取り上げるかは、ちょっと考えなければなりません。

ここから暫くは、出番に向けての準備が中心になろうかと思います。
実のある内容にできるよう、努めてまいります。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


市長がご執心の、各窓口の17時閉庁。一層の効果を得るため、徹底のために必要な手段を模索するべきです!

2024-06-10 15:03:15 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

ここ暫くでトップクラスに幸せだった晩酌。
「作(ザク)」をその桝で呑むとか、贅沢過ぎる。。
といいつつ最近、またもや平日に呑む頻度が高まっている気がするし、ちょっと締め直していかなければ。。。
 ↓


さて本題、も少しだけ続く3月議会×代表質問のご報告の続きですよ。
それでは、どうぞ。

■■■■■

【質問】
「本庁をはじめ各窓口の17時閉庁」について「庁舎は開いているのに、窓口だけを閉めるとクレームの元になりかねない。庁舎の入り口も閉めるとか、電話も時間外は対応できないようにする等の対応をしなければ、大きな効果は期待できないのでは」という声を聞きます。
当局の見解をお聞かせ下さい。
 ↓
【答弁】
市民対応を行う窓口職場等においては、勤務終了時間と窓口終了時間が同じであることから、終了間際の来庁や電話応対のほか、残務処理にかかる時間が一部で超過勤務となる可能性がございます。
17時閉庁とした場合、窓口終了時間から勤務終了時間まで時間的余裕を確保できるため、超過勤務時間の縮減につながるものと考えております。
また、育児部分休業など時短勤務職員がいる窓口職場においては、職員の負荷軽減につながるなど、職員の働き方改革の視点からも効果があると考えております。
17時閉庁の実施に向け、議員ご指摘のとおり、窓口職場の現状を踏まえ、庁舎の出入口の閉鎖時間や電話応対する時間など統一的なルールを定めるとともに、課題を整理しながら取組を進めてまいります。
 ↓
【意見要望】
了解しました。
答弁にあったとおり、窓口現場の現状を踏まえて、取組を進めてください。

■■■■■

この「17時閉庁!」という話、市長のお気に入りなのか、財政難脱却のための手段として、市長の口から語られる頻度が高かったように感じています。
実際、実施すれば、一定の効果も期待できるのでしょう。
それだけに、より一層、効果を得るための取組が必要だと思うんですよね。
今後の推移、見守っていきたいと思います。
それでは今日のブログは、これにていつ礼いたします。


得意な人だけが活用しているようでは不合格。皆が効率的に業務を進める形にしなくてはダメなんです!

2024-06-07 10:37:28 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

私も所属する「会派・ぜんしん」に本日付で、西宮市議会唯一の保守系・女性議員である牧みゆき議員が加入してくれました(※)。
これまで様々話し合う中で、彼女の真摯に誠実に、市政と市民に向き合おうとしている姿勢を強く感じており、今回の新加入はとても嬉しいこと。
そして多様性が重視される時代の中、私も含めておっさん比率の高い、我が会派に女性議員が加入してくれることはありがたいことだと思っています。
これによって所属議員数7名と、公明党さんに並ぶ市議会第2会派にもなりました。
これからも会派内での議論を尽くし、一致団結して行動していけるよう努めてまいります!
(※公明党さんを「保守系!」と言いきってよいかがビミョーだと思ったので、そこは外させて頂きました。悪しからず、ご了解下さい。)
 ↓


さて本題、も少しだけ続く3月議会×代表質問のご報告の続きですよ。
それでは、どうぞ。

■■■■■

【質問】
「生成AIの活用を通じて、内部事務の更なる効率化を図ります。」とのことでした。
具体的な活用策と、それによる効果についての考えをお聞かせ下さい。
 ↓
【答弁】
生成AIにつきましては、今年度実施した実証実験において一定の効果が認められたことから、内部事務の更なる効率化を図るべく、令和6年度からの本格導入を考えております。
令和6年度は、チャットGPTに代表される汎用的な文章生成AIの導入を予定しており、これにより、通知文などの文案の作成、文章の校正・要約、データの加工、プログラムコードの作成など、多様な場面での活用が可能となります。
中でも、文案の作成や文章の要約といった文書作成の補助としての活用による作業時間の短縮効果が特に大きいと期待していることから、まずは、文書作成関連業務を中心に活用を進め、作業時間の短縮などを図ってまいりたいと考えております。
併せて、研修の実施、活用事例の横展開、質問テンプレートの整備を進めるとともに、利用状況の調査を通じて利用実態を把握し、その結果を踏まえて、適切な場面において、幅広い職員が生成AIを活用し、業務効率化などを進めていくための方策を検討してまいります。
さらには、文章生成AI以外の生成AIについても導入に向けた実証実験などを積極的に実施することにより、より効果的で充実した生成AIの活用を進めてまいりたいと考えております。
 ↓
【意見要望】
学校におけるICT教育の推進と同じで、役所が組織として取り組むべきことの一つに全体水準の底上げがあると、私は思っています。
得意で前向きな方に、活用を求め、それを任意で広めていくことを求めるのも、もちろん重要でしょう。
しかしながら、あるいは、それ以上に重要なのは、それを利用すれば効率的に出来る、そんな仕事を非効率なやり方のまま続けていくことを許さないことです。
その観点を忘れないよう、所管だけでなく全庁的な取組を進めていくべきです。
この点、強く指摘しておきます。

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賛否両論、様々な意見や考え方のある生成AIですが、私は業務上は積極的に活用するべき!という立場に立っています。
答弁(=公式見解)を見る限り、市も同じ方向を向いている感じはするものの、ともすると「方向性は示したので、あとは個別対応にお任せ!」となりがちなのが、西宮市役所。
でも、それでは「やる人はやるけど、やらない人は一切やらない!」てなことになりがちだと思うんですよね。
なにせ、職員アンケートの自由記述欄で「全く仕事をしていない職員、パソコンや窓口は苦手といってやろうとしない職員を見ていると、少しは給与に差をつけるべき」という意見が出てくるくらいなわけですし。
 ↓
【ご参照】
西宮市役所は「働かないおじさん」のパラダイス!? ~在宅勤務者の業務量の把握・進捗確認が必要です~@2020年4月のブログ

意見要望で述べている学校教育についての話では、先日のブログに記載した話も進めていかなければなりませんね。
ここらへん、ちゃんと押していかなければ...
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【ご参照】
一人1台タブレットは警報発令時に、役に立つのか?普段から準備を進めてこそ、いざというときに活用できるようになるはずなわけで。@2024年6月のブログ

ほんま課題なんて、なんぼでも出てきますね...
高いレベルで職責を果たすことが出来るよう、そう多くの方に思って頂けるよう、引き続き、精進してまいります。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


財政状況が改善できると思っているのは、市職員全体の2%だけ!?市職員労働組合によるアンケート結果がヤバすぎます。。。

2024-06-06 13:37:38 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

西宮市職員労働組合発行の「職員支部ニュース」をゲット。
そちらに掲載されていた「職員支部アンケート結果」が驚愕の内容だったので、ご紹介。
なお内容の掲載にあたっては、市職労さんの了解を得ていることを付言しておきます。

このアンケート結果ですが、「年齢構成 20代10.4%、30代35.8%、40代34.9%、50代15.1%、60代3.8%」等の数字から、広範かつ多様な対象の声を吸い上げたものと思われます。
まさに多くの職員さんのリアルな声なのでしょう。
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で、驚愕した内容の1点目が、現在の市政運営に対する評価の低さ。
「市長の職員200人削減の発言についてどう思いますか」という質問の後に続く、「市長の発言により、将来設計をどのように考えていますか」という問いへの答えが、多い順に
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第1位・32%→具体的な手法についてはあいまいであり、財政改善は達成できないのではないか
第2位・25%→掛け声だけで、基本的に職員に丸投げであり、モチベーションが低下した
第3位・15%→西宮市をどうしたいのか分からないので、必要な事業まで削減されないか心配である
第4位・12%→今まで言ってきたことをスルーされており、諦めと無力感が漂っている
第5位・5%→→強引な手法であり、将来も暗いので、転職を考えている
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と、約90%が、明らかに否定的な答え。
「数値目標が示されており、財政改善は達成できるのではないか」という回答は、僅か2%に留まります。
てゆうか尋常じゃないな、この評価の低さ...
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※市長の200人削減については、以下のリンク先もよろしければご参照下さい。
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職員を200人削減するためには、辞めていく人数の半数しか雇えない。それって各職場に与える影響が、かなり大きいと思うのですが... @2023年12月のブログ
200人削減を実現できたとしても、削減できる費用は10億円以下。20億円の目標には到底、届かないことが判明したわけですが... @2023年12月のブログ
基金を食いつぶしまくって令和10年度に収支を均衡させたところで、手遅れなのでは?当面の目標は、一定以上の基金が残っているうちに、早期に収支均衡を達成することであるべきです! @2023年12月のブログ

次に驚いた(?)のが、まともに働いていない職員が一定数、存在することを示唆する内容が示されていること。
降任・降級等を行う分限処分についての問いである「分限処分の実施について、処分の対象としてどの程度まで行うべきと思いますか」という問いへの答えが、多い順に
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●第1位・37%→給与に見合った職務職責を明らかに果たしていない職員について、指導・研修を行っても能力の向上が見られない場合は、降任降格もやむを得ない
●第2位・28%→職務職責とかいう以前に、社会人としてどうなのかという職員について、指導も含めて、まず厳格に対応するべきである
●第3位・11%→たとえ局長級であっても、職務職責を果たせていないのであれば、降任させるべき。むしろ管理職なのであれば、周りから言われるのではなく、自ら降任してほしい。自分ができているのかどうかも分からない管理職に評価されたくない
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となっており、これまた言葉を失う内容ですね...
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「職場・市役所全体にどのような不満がありますか」という問いに対する答えのうち、「給与に見合わない職員に対する降任降格の厳格化がされていないこと」という内容が12%を占めていることからも、こうした実情は伺えます。
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これを見ていると、かつて実施された市当局によるアンケート結果のひどさも思い出しますね...
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西宮市役所は「働かないおじさん」のパラダイス!? ~在宅勤務者の業務量の把握・進捗確認が必要です~ @2020年4月のブログ

他にも興味深く、示唆に富んだ内容が多く示されているので、アンケート結果全体をアップしておきます。
興味おありの方はご覧下さい。
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P.1

P.2

P.3


なお、この内容、
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●人事当局にとっても、示唆に富んだ内容であると思われること
→が、人事課では持っていないらしいこと
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が分かったので、人事課にも資料提供しておきました。
このことも付言しておきます。

市職労さんと私とでは、考え方が異なる部分も多くあります。
一方で、多くの職員さんが士気高く、高いモチベーションを持って職務に精励していかなければ、この苦境を脱することも、高い水準の市民サービスを提供することもできない。
その思いは同じだと信じています。
協力できることは協力し、よりよい市政を実現できるよう努めていきたいと思います。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。