西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

ガールズバーの客引き問題は改善に向かうのか?今後の展開に注目していきます。

2023-07-29 07:53:46 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

昨日、「令和6年度兵庫県政対する要望書」を提出したとのことで市から報告を受けました。
内容は以下の通り。

で、ものすごく違和感があるのは、この中に西宮北口駅北西やJR甲子園口駅周辺で問題になっているガールズバーの客引きのことが取り上げられていない点。
この問題、
ーーーーー
●警察が持つ強制力がなければ、対策に実効性を持たせることが事実上、不可能
●なんらかの形で県の条例等による法的根拠を持たせない限り、根拠のある対策を打つこと自体、困難
ーーーーー
といった状況があり、兵庫県との協力がなければ一歩も前に進まない話だと思うんですけどね…

この問題、過去から継続して取り組んできたものの、市単独で行動を制約できる手段がなく、手詰まり感は否めませんでした。
そんな中、3月議会において、甲子園口の商店街さんが中心となって提出した『兵庫県「客引き行為等の防止に関する条例」の見直しを求める請願』が全会一致で可決。
他にもきたぐち商店街さんが県市の担当者とともに定期的に対策会議を開催する等、徐々に過去とは異なる具体的な動きが出てきています。
それだけに、こういう公式な場での要望に載せないってのは、どういう感覚なんやろな…と。

と、忿懣遣る方無い思いをしているところへ、担当理事から「現時点で、市として課題を整理しきれていないことから今回の県政要望には載せなかった。が、県市の担当者間で協議を続けており、これとは別口で遠からず、県に具体的な要望を出す考えでいる!」旨、連絡があったので、やや胸を撫で下ろしています。
とは言え、この話、一筋縄でいく話ではありませんし、まだまだ先は長い。
その上、現行の法制度の限界を考えると、そもそも根本的な解決は極めて困難という現実もあります。
 ↓
西宮北口✖️ガールズバー客引き問題のその後@2021年9月のブログ

とは言え、少しでも状況を良い方向に持っていくため、探り探りでも前に進めていくのが行政としての責務のはず。
しっかり状況の推移を見守りつつ、状況に進展があれば、ご報告させていただきます。
それでは今日のブログはこれにて失礼いたします。


令和8年度からの生活系ごみの分別区分が示されました。「ちょっと待って!」と思われた場合、是非「パブリックコメント」制度を活用して下さい!

2023-07-26 11:39:12 | 自然環境に対する意識の高いまちを実現する

本日で無事、コンタームの駅立ち終了。
お声がけ下さった皆様、チラシを受け取って下さった皆様、気にかけて下さっていた皆様、全ての方に心から感謝申し上げます。
本当にありがとうございました!

なお本日、西宮北口駅×北西の駅前広場で熟睡していた若者×男性二人は元気に起きて、立ち去っていきました。
気になっていた方もいらっしゃることかと思いますので、一応、情報共有しておきます。
しかし、あの環境で、あそこまで熟睡できるってすごいな...
ほんで、警察さんも大変ですね。。。

さて本題。
一週間ほど前の民生常任委員会で「西宮市一般廃棄物処理基本計画の一部見直し」に関わる報告がありました。
これ、
-----
●西宮市では、平成31年3月に「西宮市一般廃棄物処理基本計画」を策定
⇒令和10年度を目標に生活系ごみ・事業系ごみの排出量減量/温室効果ガス排出量削減/リサイクル率の向上等に取り組んでいる
●が、指定袋制度の導入や、令和8年度からの東部総合処理センター破砕選別施設の稼働により、前提となる状況に計画策定時から変更した部分がある
⇒こうした状況の変化もあり、計画の一部を見直す
-----
というものです。

細々した部分を中心に、内容は色々とありましたが、今回、特にご報告しておくべきかな...と思ったのは、令和8年度以降の生活系ごみの分別区分が改めて、示されたこと。
詳しい内容は以下の通りです。
 ↓


なお、こちらも含めて、内容にご意見おありの場合はパブリックコメントという制度を利用して、市に意見を出して頂くことが可能です。
詳しい内容は8/10(木)以降、市HP等で広報される予定ですので、ご確認くださいますよう、よろしくお願いします。

ほんとは、今日はブログ更新の予定はなかったのですよ。
が、西宮北口駅前で熟睡していた男性二人のことが気になっている方も多いことかと思いましたので、アップしておきました。

というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


「子育てするなら西宮」を掲げる以上、その理念を基本に施策の方向を考えるべき。育成センターでの児童の預かりについて、前向きな答弁を得ました!

2023-07-25 13:22:14 | すべての人にやさしいまちを実現するために

地域の行事が復活してきているのを感じる機会が多い、今日この頃。
コロナのせいで、ここ3年は巡行できていなかった高木秋祭りのお神輿も今秋ついに復活することになりました。
実にめでたい♪
担ぎ手も絶賛募集中ですので、興味おありの方いらっしゃいましたら、是非是非お気軽に下のQRコードorホームページからお申し込み下さい。
私も、この日は声が枯れるまで頑張る予定です!
 ↓


お申し込みリンク:高木秋祭りお神輿担ぎ手募集

さて本題、6月議会×一般質問のご報告の続きですよ。
それでは、どうぞ。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇

【質問①】
利用者数が定員に満たず、施設に余裕がある留守家庭児童育成センターでは、保育所と同様のルールで児童を受け入れるべきと考えるがどうか?
 ↓
【答弁①】
今回ご質問の「育児休業中の家庭における児童の預かり」につきまして、保育所においては、子ども・子育て支援法及び子ども・子育て支援法施行規則により、「保護者が育児休業を行う際に保育所を利用している子どもは、必要な場合、引き続き保育所を利用出来る」こととされております。
なお、その期間については、各自治体で定めることとされており、本市においては、「保護者の出産日から起算して1年を経過する日が属する年度の末日まで」と定めています。

一方で、育成センターにおいては、法律等での規定はなく、「産後8週目の日が属する月の月末」までは利用可能としていますが、それ以降、すなわち育児休業中については利用不可としております。
また、保護者が育児休業中の子どもについて、育成センターの利用を認めることに対し「育成センター利用児童は長期休業中以外、小学校へ通っており、保育所がなければ朝から家にいるしかない子どもとは異なるのではないか」「元々、在家庭で育児をされている世帯とどう異なるのか」との意見もございます。
加えて現在、複数の育成センターで待機が発生しており、育成センター本来の目的である「保護者が就労により昼間家庭にいない子ども」や、「疾病、介護等により昼間家庭での養育ができない子ども」が1人でも多く入所出来る態勢を整えることが最優先と考えています。

ただ、議員ご指摘のとおり、現状、定員に余裕のあるセンターが複数あることから、前述の意見等を踏まえながら、保護者が育児休業中の児童受入について検討してまいります。

【質問②】
小学4年生まで受け入れているにもかかわらず施設に余裕がある場合、5年生以上の受入についても検討すべきと考えるが、どうか?
 ↓
【答弁②】
育成センターの利用対象は、平成27年4月1日施行の児童福祉法の改正により、おおむね10歳未満の児童から小学6年生までに引き上げられました。
本市では、法改正前の平成19年度から、障害のある児童に限り高学年児童を受け入れていましたが、この法改正を受け、障害のある児童以外の児童についても高学年児童を受け入れるべく、まずは4年生の受け入れについて検討を始めました。
しかし、その時点において3年生までの受け入れだけで既に定員を超え、弾力運用している育成センターが多くあり、中には待機児童が発生している育成センターもある状況でした。
このようなことから、4年生の受け入れについては、育成センターごとに、定員の空き状況や児童1人当たりの面積などを勘案し、順次拡大していくこととし、本年4月1日現在、全41校区中、27校区において受け入れを実施しています。
今後も、民間事業者による放課後児童クラブの活用や放課後キッズルーム事業との連携により、令和9年度を目途に全校区での実現を目指しますが、一方で4年生受け入れ実施後においても、受け入れに余裕のある育成センターも存在します。
受け入れに余裕のある育成センターでの5年生以上の受け入れ検討にあたり、育成センターを運営する各指定管理者へ意見を伺ったところ「1年生と6年生が同じ部屋で過ごすことにより、低学年が怪我をするリスクが高まる」「育成センターにおいて低学年から高学年まで、利用児童全員が楽しく過ごせるためのプログラムをしっかり考慮する必要がある」などの声を頂戴しました。
このような声に対する対応策に加え、放課後キッズルーム事業など、5年生以上を受け入れている他の放課後施策も含めた費用対効果の検証が必要と考えておりますが、まずは指定管理者の理解も得ながら、議員ご提案のとおり受け入れに余裕のある育成センターでのモデル実施を検討してまいります。

【まとめて意見要望】
答弁で示された『育成センター本来の目的である「保護者が就労により昼間家庭にいない子ども」や、「疾病、介護等により昼間家庭での養育ができない子ども」が1人でも多く入所出来る態勢を整えることが最優先』という考えに異論はありません。
また同じく答弁で示された『保護者が育児休業中の子どもについて、育成センターの利用を認めることに対し「育成センター利用児童は長期休業中以外、小学校へ通っており、保育所がなければ朝から家にいるしかない子どもとは異なるのでは」「元々、在家庭で育児をされている世帯とどう異なるのか」との意見もある。』『「1年生と6年生が同じ部屋で過ごすことにより、低学年が怪我をするリスクが高まる」「育成センターにおいて低学年から高学年まで、利用児童全員が楽しく過ごせるためのプログラムをしっかり考慮する必要がある」などの声を頂戴した。』という問題提議も重要な視点だと思いますし、私なりによくよく理解できるところだと受け止めてもいます。

しかしながら現在、国家的危機とも言われる少子化が進行しています。
私は、西宮市はいつまでも子供の明るい声が響く、そんなまちであってほしいと思っています。
だからこそ、考え得るあらゆる施策を、子育て世帯に寄り添うという姿勢から推進していただきたい。
そう考えています

定員に余裕のあるセンターでは
-----
・保護者が育児休業を取得中の児童の受入を検討する
・小学5年生の児童の受入も検討する
-----
旨のご答弁を頂きました。
是非とも検討は早期に終え、前向きな結論を得て、具体的な取組を進めていただきたい。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇

てな感じです。
この件、整理しなければならない課題が多いことも、私なりによくよく理解しています。
とは言うものの、こういう時によくよく考えるべきは「子育てするなら西宮」という、我が市の掲げるキャッチコピーであるはず。
掲げたメッセージに恥じぬよう、中味を充実していくことこそが大切だと考えており、その方向でプッシュしていきたいと思います。

というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


保育所と育成センターで、保護者が新たに子供を授かった場合の対応が大きく異なる。運用は揃えていくべきだと思うのですが...

2023-07-20 11:16:41 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

先日、出席した地域会議で提供された某・西宮市立中学校での校則見直しについて報ずる学校だよりの記事。
出席されていた校長先生からの了解もいただいた上で、一部、抜粋にて掲載します。
 ↓

 ↑
この中学校だけでなく、市内の市立中学校全体として校則見直しの動きが進みつつあるんやな...と感じる話を耳にする機会が増えています。
校則見直しの必要性を訴えてきた者として、嬉しいですね、この流れ。
今後の展開をしっかり見守りつつ、必要に応じて意見要望なども述べてまいります!
 ↓
【ご参照】
【予告編】いわゆる「ブラック校則」撲滅に向けて調査中。皆様からのご意見お待ちしています!@2022/5付・私のブログ
西宮にブラック校則は存在するのか!?@2022/9付・こちらは同じ会派のたかの議員のブログ

さて本題、6月議会×一般質問のご報告の続きです。
ちなみに今回、質疑した内容の元ネタはブログに頂いたコメントでした。
つくづく課題は現場にあり、だからこそ多くの方の声に耳を傾けること、そのための手段を多く持つことが重要だと感じています。
それでは、どうぞ。

◇◇◇◇◇◇◇◇

保育所と留守家庭児童育成センターは、就労等により昼間、家庭に保護者がいない児童を預かる施設です。
保育所の受入対象は就学前児童であり、育成センターの対象は小1~小3(一部施設では小4)の児童と対象年齢は異なりますが、「就労等により昼間、家庭に保護者がいない児童を預かる」という機能は同じです。
一方この両施設では、児童を施設に預けている保護者が新たに子供を授かり、育児休業を取得した場合の、児童の預かりに関する運用が大きく異なります。
資料②をご覧ください。
 ↓


保育所では『出生した児童が、1歳に達する日(誕生日の前日)の属する年度の末日まで受け入れ』る運用となっています。
これは主に、
-----
●保育所在園児は、保育所以外の集団には所属しておらず、保育所を退所することによる環境の変化が子供の発達上好ましくないと考えられる
⇒そのため、子ども・子育て支援法施行規則において継続利用が認められている
----
という理由によるとのことです。
一方で、留守家庭児童育成センターでは「育休中は利用不可(ただし「出産(予定)日の前後8週間は利用可能)という運用になっています。
これは主に、
-----
●小学生は、長期休業中以外は基本学校へ通っており、毎日一定のリズムで集団生活を送る場が整っている
⇒そのため、保護者が就労していない児童等と同じく利用要件がないと整理している
-----
という理由によるとのことです。

双方の理由は一方が全面的に正しく、他方は誤っているというものではないのでしょう。
しかしながら私は、子育て支援という観点からは可能な限り、保護者に優しい保育所の運用に寄せていくべきだと思います。
とりわけ利用者数が定員に満たず、施設に余裕がある育成センターでは尚更です。
また同様の観点から、施設に余裕がある育成センターでは5年生以上の受入を実施するなど、柔軟な運用を心がけるべきです。

◇◇◇◇◇◇◇◇

と、ここまでが前段。
次回以降のブログにて具体的な質疑の内容など、ご報告予定です。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


選挙が終わったって、やることは変わらない。最新・市政報告74号の配布を始めます!

2023-07-16 10:18:01 | 主張・広報と活動のお知らせ

今となっては遠い昔のような気さえするわけですが。
4月の市議会議員選挙において、上位当選(全体で9位、政党無所属の議員としてはトップ)させて頂いたのは、大いに誇りとしているところ。
そして、このような結果を得ることが出来たのは、なによりも日頃続けてきた活動を評価して頂いているからこそだと思っています。
となれば当然、やるべき活動をしっかり地道に続けて行くことが大切ですよね!

というわけで、議会が終わるごとに発行している市政報告の最新74号が完成しました。
これを引っさげて、今週から駅立ち&ポスティングを始めます。
内容は以下の通り。
 ↓
【市政報告74号×表面】


【市政報告74号×裏面】


より解像度の高いものは、こちらでご覧頂けます。
 ↓
しぶやの市政報告74号×表面
しぶやの市政報告74号×裏面

そして駅立ち予定はこちら。
 ↓
7/18(火) 阪急門戸厄神駅×東
7/19(水) 阪急西宮北口駅×北東アクタ連絡通路
7/20(木) 阪神香櫨園駅×南
7/21(金) 阪神西宮駅×えべっさん口(南)
7/24(月) 阪神香櫨園駅×北
7/25(火) 阪急甲東園駅×東階段下
7/26(水) 阪急西宮北口駅×北西エスカレーター下 

暑い、暑すぎる夏ですが、そんなもんに負けてはいられませんね。
「継続は力なり」を胸に刻み、しっかり頑張ります!
お見かけの節には、どうぞ、よろしくお願いします!!
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします!!!


女性用と多機能の共用という公衆トイレのあり方。これについて検討していくことを、市が約束しました!

2023-07-13 15:06:13 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

以前と比べて、「監査結果報告書」の内容がグッと興味深い。
 ↓


この監査結果報告書は、表紙に示されているとおり、「西宮市監査委員」によって行われた監査の結果を示すもの。
従来は、市役所OBが代表監査委員を務めることもあってか、
-----
●判子の押し漏れがあった
●備品台帳に掲載されている備品がなかった
●ボールペンで記載されるべきところが鉛筆書きになっていた
-----
的な、形式的な指摘がほとんどでした。
もちろん、それはそれで大事なことは分かっています。
が、率直に言って、あまり興味深い指摘はなかったんですよね。
その点、外部の公認会計士等によって行われる「包括外部監査」が、政策的な中身に踏み込んだ指摘を行っており、非常に興味深い内容が示されることが多いのとは大違いでした。
 ↓
【ご参照】
やっぱり是正されていなかった、お金の取り扱い。リスク管理という観点から、こうした問題こそ徹底的に是正するべきです!@2020年3月のブログ

ところが、代表監査委員が学識経験者の方に代わって以来のここ数年というもの、ぐっと内容が充実してきています。
今回も興味深い指摘が複数あり、なかなか勉強になるな...と。
そんなの、前の監査報告では、ほぼほぼ感じることがなかったんですけどね。
つくづく、改革に積極的な外部の知見を活用することって大切やな...と。

さて本題、一般質問のご報告の続きですよ。
今回のお題は、公衆トイレのうち、女性トイレと多機能トイレの共用に関わる内容です。
それでは、どうぞ。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇
【質問③】
公衆トイレを建て替える際には、女性用トイレと多機能トイレを共用する形で整備することは避けるべきと考えるがどうか?
また現存する同型式のトイレも見直すべきと考えるがどうか?
 ↓
【答弁③】
公園トイレの建替えは、既設箇所と同じ場所への配置を基本とし、男女別トイレと多機能トイレの組み合わせとした標準タイプと、建築面積が約半分の小規模タイプを、整備可能な広さや公園の規模、利用状況に応じて設置しております。
また小規模タイプは、限られた範囲の中で多機能トイレを整備する必要があるため、女性と男女の障害者や高齢者等の利用を想定した多機能トイレと男性用トイレの組み合わせとしております。
一方で、女性用と多機能トイレの共用について利用者から不安の声が寄せられていることから、今後の公園トイレの標準仕様について、建替えと維持管理のあり方検討の中で、併せて検討してまいります。
また設置済の小規模タイプの公園トイレについては、利用状況や見直しに係る費用等を踏まえて、対応を検討してまいります。
 ↓
【意見要望】
女性用トイレと多機能トイレの共用についてです。
重要なのは「女性用と多機能トイレの共用について利用者から不安の声が寄せられている」という事実です。
答弁にあった通り、今後の公園トイレの標準仕様を市民・議会の声もしっかり聞きながら早期に検討・決定し、今後は決定した内容に基づいて整備を進めて頂きたい。
また既設のものについても同じく、早期に方向性についての結論を得、具体的な対応策を講じて頂きたい。
今後の推移を見守ってまいります。

なお、この件について、もう一件。
これは理事席に座っている皆様(=役所における、一般企業で言うところの役員級の方々)に我が事として聞いて頂きたいと思いますので、そのつもりでお願いします。
答弁調整を進める中で、女性用トイレと多機能トイレの共用については、女性職員からも異論があったという話を聞きました。
職員が安心して意見を言える組織、多様性があり、様々な意見を柔軟に受け入れることができる組織を作っていくことの重要性を、こうした話からも強く実感します。
そうした組織を実現できるよう、今回の答弁に関係する部署だけでなく市全体として意識変革に取り組んで頂きたい。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇

率直に言って、私自身「女性トイレと多機能トイレの共用について、不安に思う女性の声がある!」という認識は、あまり持っていませんでした。
恥ずかしながら、身の回りに当たり前のようにありすぎて、それが普通だという感覚に陥っていました。
そう考えると、つくづく、おっさんの感覚だけでものごとを進めて行くことの問題が、こういうところにも凝縮しているということですよね。
だからこそ、職場においても多様性が必要だし、女性職員が安心して意見を言え、それを柔軟に受け入れることが出来る組織が必要だということやな、と改めて。

この件、今回の質疑に当たって、さまざま協議・調整や調査など進めていく過程で、なるほど、そういう視点があるのか...と、感じる機会が多々ありました。
つくづく多様な観点を持つべく努めること、真摯に意見を聞き、柔軟に取り入れる姿勢を持つことの重要性を改めて、学ばせて頂いたと思っています。
ほんと、日々、勉強ですね。

もう、ボチボチ50になろうというおっさんですもの、ともすると頑固になり、自説に固執してしまいかねない自分がいること、よくよく自戒しておかないとあかんな、と。
議員としてはもちろん、なによりも人として成長を止めないよう、頑張らねば...

と、独り言チックな終わり方ですみません。
それでは、今日のブログはこれにて失礼いたします。


「現況調査を実施したうえで、建替えや維持管理のあり方を検討していく!」旨、回答がありました@公衆トイレの件

2023-07-11 10:43:35 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

以前、市政報告でもご紹介した「特殊詐欺被害防止のため、70歳以上の方(又はその方と同一世帯の方)を対象に、固定電話機に外付けする自動通話録音機を無償配付します!」という話、詳細が確定したとのこと。
 ↓
【ご参照】しぶやの市政報告73号@2023年3月発行


去年1年間の西宮市内での特殊詐欺の被害は126件と、兵庫県内で神戸市に次いで2番目に多かったそうです。
加えて、被害者のほとんどはご高齢の方なので、こうした取組を進めることは重要と思います。
対象の方で、ご心配な方いらっしゃいましたら、是非この機会にご検討ください!

なお、具体的な内容はこちらでご確認いただけます。
(受付は7/13から来年2月末まで。)
 ↓
西宮市自動通話録音機無償配付事業@西宮市HP

と前置き的な広報をした上で、本題の一般質問のご報告の続きですよ。
お題は、公衆トイレの建替え・維持管理・廃止等についてです。
それでは、どうぞ!

◇◇◇◇◇◇◇◇◇

【質問①】
公衆トイレ建替のため、今後、十億円単位の費用が必要となる。
また維持・管理のために毎年、多額の費用が発生している。
現存する公衆トイレの利用状況等を確認した上で、今後の建替え方針・計画を示すべきと考えるが、どうか?
 ↓
【答弁①】
土木局が所管する公園トイレは、広域からの利用者が多く滞在時間が長い大規模な公園を中心に、公園利用者の利便性等の確保を目的に設置しております。
また現在、施設の老朽化及びバリアフリー化に対応するため、築30年以上を経過したトイレを対象に、平成29年度から順次建替えを進めており、6年間に16箇所の公園で改築を実施いたしました。
今後、建替えが必要な公園トイレは、101箇所の内、改修済みと簡易トイレを除く68箇所あり、議員ご指摘のとおり、全てを改築するには、相当の年数と費用を要する課題があります。
また、維持管理においては、年間約1億円の費用を要する清掃等の業務に加え、施設の老朽化や、故意にトイレを破壊するなど一部の不適切な利用による修繕等により、維持管理費が年々増加しております。

公園トイレの他にも、阪急夙川駅前等、不特定多数の利用が見込まれる場所において、環境局が公衆衛生の確保等を目的とした公衆トイレを、市内4箇所に設置しております。
これらの施設においても年々老朽化が進んでおり、特に、築後62年を経過している社家町公衆便所については、早急に今後の方向性について検討する必要があると認識しております。
また、時代の変化もあり、周辺に利用可能なトイレが少なかった、設置当時と比較いたしますと、必要性が低下しているトイレも存在すると思われます。
こうした課題がある中、議員ご指摘のとおり、既存施設の必要性や、利用状況を踏まえた改築及び維持管理が重要と認識しております。
そのため、先ずは各公衆トイレにおける利用者数や利用属性などを把握する調査を実施し、それぞれの特性や建物の状態を勘案しながら、既存施設の必要性について整理し、公衆トイレの建替えや維持管理のあり方について検討してまいります。

【質問②】
アセットマネジメントの推進・維持管理費削減という観点から、将来的に建て替える可能性が低く、現時点での必要性も低いと判断されたトイレは、一定の周知期間を経た上で、早期に廃止するべきと考えるがどうか?
 ↓
【答弁②】
先にお答えしました建替えや維持管理のあり方検討の中で、必要性が低いと考えられる公衆トイレの早期解体も含めて、検討を進めてまいります。

【まとめて意見・要望】
前提として、私も必要性・重要性が高いトイレは残すべきであり、必要があれば改築も進めて、住民にとって暮らしやすい、気持ちの良い環境を守っていくことが大切だと思っています。
しかしながら
-----
●建替えのために今後、多額の費用が必要となること
●日常の維持管理にも多額の費用を要していること
-----
を考えれば、個別のトイレの状況をきちんと把握し、今後のあり方を具体的に示すことが重要です。
-----
●利用者数や利用属性などを把握する調査を実施し、それぞれの特性や建物の状態を勘案しながら、既存施設の必要性について整理し、公衆トイレの建替えや維持管理のあり方について検討してまいります
⇒そういった検討の中で、必要性が低いと考えられる公衆トイレの早期解体も含めて、検討を進めてまいります
-----
とのことでした。
ご答弁の方向で進めて頂くよう要望します。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇

質疑もう一件ありますが、そちらについては色々と書きたいことがあり、ちょっと長くなりそうなんですよね。
なので、そちらについては次回以降で、また取り上げたいと思います。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。


老朽化が進む、公衆トイレ。利用状況を基に、建替えと廃止に整理するべきです!

2023-07-07 08:09:54 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

今日のドキュメント72時間でマンボウトンネルが取り上げられるようですね。
これはチェックしなければ♪

ドキュメント72時間@nhk

さて本題、6月議会で行った一般質問のご報告の続きですよ。
議会で質疑した順番とは異なりますが、ちょっと早い目に報告したい内容なもので、こちらから先に進めたいと思います。
それでは、どうぞ!

◇◇◇◇◇◇◇◇◇

公衆トイレの今後のあり方についてです。
資料③をご覧下さい。
 ↓


現在、市が保有する公衆トイレは、
●土木局が所管する公園・河川敷・野球場等に設置されているもの(以下、公園トイレといいます)が簡易トイレも含めて101箇所
●環境局所管の駅前等に設置されているもの(以下、駅前等トイレといいます)が4箇所
-----
公園トイレのうち40箇所は築30年を超えており、設置日が不明なものも6施設あります。
駅前等トイレも4箇所のうち3箇所は築30年以内ですが、1箇所は昭和36年の設置と、建築後60年以上が経過しています。
公衆トイレ全体の老朽化が進んでおり、今後、維持修繕や建替えが大きな課題になります。

さて公衆トイレについては設置を求める声がある一方で、不審者情報があったり、不安を訴える声や撤去を求める声も存在します。
この背景には、
-----
●使用済の薬物等を流したという情報があった
●多機能トイレが本来、想定されている以外の目的で利用されている
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等、かなり不穏当な事例の存在があります。
また主に利用しているのはタクシーや宅急便の運転手で、近隣住民や公園利用者は、ほとんど利用していないトイレも存在するようです。

公園トイレの建替には簡易トイレを除いて1箇所 2千万円以上かかり、現存する全ての公園トイレを建て替えるには十億円単位の費用が必要となります。
また公衆トイレの清掃・くみ取り等の維持管理業務のため、公園トイレでは年間概ね1億円、駅前等トイレでは年間概ね1千万円の費用が発生しています。
こうした状況を考えると、各公衆トイレの利用状況を把握し、更新して使い続けるものと、廃止するものに整理するべきではないでしょうか。
なお古いトイレの中には、男女共用の和式トイレが一つ設置されているだけというものもあります。
このようなトイレを建て替える場合、トイレの規模が大きくなるため公園で自由に遊べる面積が狭くなる等、周辺への影響が避けられないという点も付言しておきます。

もう一点、現在トイレを建て替える場合、多機能トイレの設置が法的に義務付けられています。
一方で建替えられたトイレの中には、男性用トイレは単独、女性用トイレと多機能トイレは共用という形で整備されたものがありますが、女性用トイレと多機能トイレの共用に対しては多くの不安の声があり、やめるべきです。
それでは以上の内容を踏まえて三点、質問します。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇

と、ここまでが前段ですね。
次回以降で、具体的な質疑の内容をご報告します。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


こういう取組は大歓迎。18歳未満の子供をもつ子育て世帯なら、特定公共賃貸住宅にお安く住めます!

2023-07-06 13:04:37 | すべての人にやさしいまちを実現するために

昨日で6月議会も終了しました。
というわけで昨日、可決された議案の一つについて、ご紹介など。

西宮北口駅からすぐの場所にある両度町特定公共賃貸住宅が空室だらけになっており、
-----
⇒過去10年以上にわたって新たな入居者は存在しない...
⇒隣にある、ほぼ同条件の県公社住宅は満室なのに...
⇒この10年間で失われた家賃収入は、実に約1.7億円...
-----
という、すさまじい状況になっていたことは既報の通り。
 ↓
【ご参照】
この立地と間取りで月額家賃119,000円。なのに10年以上、引っ越してくる人がいないのはなぜ???@2021年3月のブログ
●市政報告65号×2021年4月発行


その後、市としても募集方法の見直しを進めるなど対策は進めてくれており、新規の入居者も出てきたとのこと。
とは言うものの、依然として空室は多いそうで、なんらかの対策が必要だと思っていました。

そこで6月議会において示されたのが「18歳未満の子供がある世帯を対象に、家賃を3割減額する!」という話。
通常家賃が月額119,000円のところ、83,300円に減額するとのことで、これはかなりお得だと思います。
詳細は以下の通り。
なお実施は10月頃を予定しているそうです。
 ↓


URや兵庫県住宅供給公社でも、類似した子育て支援策を推進しているそうで、こういう取組を進めていくことは、とても大切だと思います。
興味と関心おありの方には、是非ご注目下さい!

という簡単なご紹介ブログでした。
それでは本日は、これにて失礼いたします。


人の評価なんて、棺桶の蓋が閉まるまで分からない。昨日、県市統合病院の起工式に出席してきました。

2023-07-04 13:36:13 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

昨日は、西宮総合医療センターの起工式へ。
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兵庫:統合の西宮新病院 起工@2023/7/4付・読売新聞オンライン

様々、紆余曲折を経てきたアサヒビール工場跡地、中の風景はこんな感じになっていました。
いよいよ、工事が始まるんですね。
感慨深い...
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昔から、このブログをご覧頂いていた方々にはご承知のことかと思いますが、この場所については本当に様々な紆余曲折がありました。
10年ほど前、西宮市はこの場所に西宮北口駅北東にある西宮市立中央病院を単独で移転する計画を示していました。
が、この計画には
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●多額の資金を必要とするにもかかわらず、病院としての診療機能向上が期待できない
⇒24時間・365日受入可能な小児救急体制の整備・分娩可能な産科の強化など本来、公立病院が担うべき機能を持つ考えは、市にはなかった
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加えて、慢性的な赤字状態が是正される見込みもない...
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等の問題がありました。
そのため、私は当時から、この計画に大反対。
しかし、この計画はほぼ既定事実として進められつつありました。
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【ご参照】
しぶやの市政報告35号×裏面@2013年10月発行


そんな中、2014年4月に行われた西宮市長選挙ではアサヒビール工場跡地の利活用方針が大きな争点となりました。
そして、その選挙において「アサヒビール工場跡地取得計画の白紙撤回」を公約に掲げた前市長が当選。
就任後、前市長が24時間・365日受入可能な小児救急体制の整備・分娩可能な産科の強化など、本市の医療環境向上のため県・市立病院の統合を目指す考えを表明したことが、今の流れにつながっています。

この選挙において私は当時、議会のほぼ全てが現職市長を応援する中、今村前市長を応援。
大方の予想を裏切る形で現職市長を破り、新市長が誕生しました。
その後、病院については県市の病院統合が決定。
一方で、その後、私は前市長と訣別しました。
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【ご参照】
さよなら「蒼士会」。新会派も、もちろん是々非々の立場で頑張ります!@2015年11月のブログ

その後、様々な問題があり、前市長がよくない意味で西宮市を有名にした面があったことは紛れもない事実でしょう。
一方で、私は今でも、この一連の流れについて様々な複雑な思いを持っており、もっと自分自身にもやりようがなかったのだろうか...と思うことがあります。
そして前市長が全ての既成政党を敵に回して選挙を戦い、勝ち抜いたこと。
その結果として今、県市統合病院がまさに実現しようとしていること。
この二つの事実については一定期間、共に行動した一人の政治家として敬意を持っています。

政治だけではないのでしょうが、つくづく人の評価なんて、棺桶の蓋が閉まるまで(あるいは閉まっても)一つに定まりはしないもんなんでしょうね。
私も一人の政治家として、多くの方から「あいつは、なかなかのもんやった!」と思って頂けるよう、しっかり頑張っていきたいと思います。

という思い出がらみの話ですみませんでした。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。