西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

事業系ごみにプラや古紙が大量混入している現状に問題あり。是正のため、具体的な施策を検討することを市が約束しました!

2023-01-16 16:34:34 | 自然環境に対する意識の高いまちを実現する

今朝6時半ちょい前に、駅立ちを予定していた阪神・香櫨園駅に着いたところ、既に別の議員さんがチラシを配っていたので泣く泣く断念。
ここまで比較的、快調に来ていただけに悔しいな…

一応、明日は阪急西宮北口駅×北西、木・金で阪神香櫨園駅を予定しています。
いなかったら「場所取りに負けたんやな…」と思ってやってくださいませ。

さて本題、前々回ブログを受けて「事業系ごみの削減に向けて!」の質疑の内容のご報告です。
それでは、どうぞ。

◇◇◇◇◇◇◇
【質問】
家庭ごみでは複数の指定ごみ袋が導入されるなど、ごみの分別推進、ごみ量削減のための取組が進められている。
一方で、事業系ごみについては可燃ごみ袋が導入されただけであり、分別やリサイクル促進、排出量削減に向けた取組が積極的になされているとは言い難い。
事業系ごみについても市役所本庁舎同様、分別とリサイクルを推進することでごみ排出量を削減できるよう、具体的な取組を推進するべきと考えるが、市の見解はどうか?
 ↓
【答弁】
現在、本市においては事業系一般廃棄物の減量が喫緊の課題であることから、平成31年3月に策定しました「西宮市一般廃棄物処理基本計画」において、令和10年度における1日あたり排出量を平成28年度比で20%減の141tまで減量することを目標にかかげ、様々な施策に取り組んでいるところであります。
本年7月より本格実施しました指定ごみ袋制度により、7月から10月までの4ヶ月間の事業系可燃ごみの排出量は前年同時期比で8.3%の減となりましたが、議員ご指摘のとおり、指定ごみ袋制度を導入した現在においても、事業系可燃ごみの中には、本来、産業廃棄物として排出されるべきプラスチック類や資源化が可能な古紙類等が一定量混入し続けていることが推測されます。
現行の法規制では、多量排出事業者と少量排出事業者による分け隔てはなく、全ての事業者が一般廃棄物と産業廃棄物に分別しそれぞれ処理しなければならない義務が課されております。
しかしながら、少量排出事業者にとっては産業廃棄物の受け入れ先の確保が困難であること、産業廃棄物の分別にかかる人件費や処理業者に支払う処理費用等のコストが嵩むこと、産業廃棄物の処理を委託するためにはマニフェストを作成して交付しなければならないことなどが相当の負担になっているのではと思われます。

本市としましては、一定量以上の廃棄物を排出する事業者に対しては、法規制に沿った分別排出及び適正処理の徹底ならびに再資源化を推進することにより、さらなるごみの減量に向けて取組を進めてまいりますが、少量排出事業者への対応として、分別排出が容易となり結果的にごみの減量と再資源化に繋がるような新たな施策を検討する必要があると考えています。

令和8年度からの新破砕選別施設の稼働開始に伴い、生活系ごみについては分別区分の見直しを行うことを予定しておりますので、少量排出事業者への対応につきましても、他の自治体における実施手法等の調査・研究を行いながら、より効果的な施策を検討してまいります。
 ↓
【意見・要望】
指定ごみ袋制度の導入後、「事業系可燃ごみの排出量は前年同時期比で8.3%の減とな」ったが、現在でも「事業系可燃ごみの中には、本来、産業廃棄物として排出されるべきプラスチック類や資源化が可能な古紙類等が一定量混入し続けている」。
これを受けて、小規模事業者に対しては「分別排出が容易となり結果的にごみの減量と再資源化に繋がるような新たな施策を検討する必要があると考えてい」る、とのご答弁でした。
問題意識を共有できたこと、前向きに受け止めています。

少し話は飛びますが、西宮市は環境学習都市宣言を行っています。
しかしながら、その宣言に相応しい内実が伴っているとは、どうにも思えない…というのが、私の率直な感想です。
いわゆる環境学習事業については長年、特定の事業者におんぶにだっこ。
指定ごみ袋の導入も、全国的に見ても、遅い方でした。
今回、取り上げた事業系ごみについても現状、課題は放置されています。
 ↓
【ご参照】
市OBが仕切るNPO法人にばかり事業を委託することに強烈な違和感。事業のあり方を抜本的に見直すべきです!@2021年12月のブログ
これは特定の団体に長年、委託し続けていることによる弊害では?このような現状は見直すべきです!@2021年12月のブログ
大切なのは複数事業者の中から選ぶこと。そして、市が主体的な姿勢で臨むことです!@2021年12月のブログ

言うまでもないことですが、宣言をすること自体が目的ではありません。
宣言の精神を大切にし、その精神を具現化するため、それにふさわしい具体的な施策を愚直に、地道に推進していく。
こうした姿勢こそが重要だと、私は思います。

そういった趣旨からはフリマアプリを利用した、ごみの減量・再利用につながる取組などは一定評価できると受け止めています。
打ち上げて終わりではなく、しっかりと活用されるよう取組を進めていくことが前提ですが、こうした取組が出てきたことは評価したいと思います。
是非とも、このような宣言の思いに基づいた具体的取組を多角的に進めて頂きたいと思います。
 ↓
粗大ごみが宝の山に!?自治体がメルカリに出品 家庭の中に眠る不用品は約73万円も!コロナ禍で粗大ごみ急増 

 ↓
粗大ごみを「メルカリShops」にて出品しています!!@西宮市HP

そして、その一環として、という言い方が適切かは分かりませんが、事業系ごみの分別についても、環境学習都市宣言に恥じることのない取組を進めて頂きたい。
答弁にあった通り、「他の自治体における実施手法等の調査・研究を行いながら、より効果的な施策を検討し」、早期に実現していただくよう要望して、次の質疑に移ります。
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色々と言いはするものの、なかなか中身が伴っていない話が多いように感じるんですよね、我が市。
私としては、そういうところにすごく違和感を感じます。
フワッとした言葉を掲げるだけでなく、言葉に見合った具体関な施策を推進することこそが重要。
そうした市政の推進に少しでも寄与できるよう、引き続き、様々な角度から取り組んでまいります。
そして、その一環として、この話、引き続き、追いかけていきたいと思います。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。

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市内で確認された新型コロナウイルス感染症の患者数は以下でご確認いただけます。
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市内の感染状況@西宮市HP

市立学校・幼稚園・保育所や市立病院等での新型コロナ感染者確認状況、市内でのクラスター発生等、最新の情報は以下でご確認頂けます。
 ↓
記者発表資料・市長記者会見@西宮市HP
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