西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

一般質問のご報告 ~施設管理業務の見直しについて①~

2013-01-31 13:54:40 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

今日からは、ちょっと飛ばしてしまっていた
12月議会でのもう一つの一般質問の続きをば。
では、早速はじめます。

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施設管理業務に関わる問題についての第一項目、
夜間における機械警備業務の分離及び複数年契約化についてです。
この質問に関連して、まずは学校・園施設等管理業務の概要について
ご説明します。
↓表③をご覧ください。↓
表③:学校園施設等管理業務の概要

学校・園の施設等管理業務には
 ○夜間の機械警備業務
 ○夜間の巡回警備業務
 ○昼間の校門警備
 ○日直業務
 ○開閉門
という大きく5つの業務が含まれています。

私は2010年12月議会において、
学校・園施設等管理業務の委託金額を削減するため、
学校・園の機械警備業務を他の業務から切り離したうえで、
契約期間を複数年に改めて入札にかけるよう求めました。
指摘を受けて、
市は今年度下期から学校・園の機械警備業務を
施設等管理業務から分離し、
契約期間を5年間に改めて入札にかけました。
↓表④をご覧下さい。↓
表④:機械警備業務を複数年契約化・分離発注した落札結果

これまで学校・園の施設等管理業務は
一括して「施設管理業」として入札にかけられており、
過去、記録に残っている限り、
少なくとも10年以上に亘って双葉化学商会が連続受注してきました。
ところが今回、夜間の機械警備業務を切り離して発注したことによって
「警備業」として入札にかけられ、
これまで入札に参加できなかったセコム・綜合警備保障等の企業が
入札に参加しました。
そして入札の結果、セコムが落札しました。
表④に示した通り、
過去、連続受注してきた双葉化学商会が今回の入札で示した価格は、
落札したセコムより約4400万円、34%も高い価格でした。
今回の入札結果から考えると、
市は過去、本来の相場よりかなり割高な価格で、
夜間の機械警備業務を含む、
学校・園の施設等管理業務を外部委託してきた可能性が
高いと思われます。
では、このような事態が生じた原因とはなんなのでしょうか?

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まだまだ続きがあるので、今日はここまでで一旦、完了。
引き続き、お付き合いくださいませ。
それでは失礼いたします。


なんのためのアンケート???

2013-01-28 10:26:07 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

最近、次男が大ハマりのプラレール。
よう出来てるけど、新幹線より阪急電車の方が遥かに速いのだけは
ビミョーやな。

さて本題。
会派控え室の私の机に、「平成24年度市民意識調査」の結果概要が
置いてありました。
で、これ、いつものことなのですが、
「アンケート取る意味あるんかいな???」
と思わずにいられない内容が混ざってまして。

「スポーツ施設について」とかは、
まだ、随分まともやと思うんですよ。
質問の構成なんかを見ると、
ホンマに、その答えをスポーツ行政に活かそうと思うなら、
役に立ちそうなことも聞かれてますし。
↓ちなみに、スポーツ行政に関する質問はこちら。↓

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○あなたは普段、スポーツをされていますか?
   ↓
○あなたが普段、スポーツをされる曜日や時間帯はいつですか?
   ↓
○市の体育施設を利用されていますか?
   ↓
○現在、市立体育施設の利用申込が多く、
 予約が取りにくい状況が続いています。
 利用申込が同一日時に重なった場合の対応として、
 どのような方法が望ましいと思いますか?(7つの選択肢から選択)
   ↓
○あなたが市の体育施設(体育館・グラウンドなど)に対して、
 改善を求めたいことはなんですか?
 (17の選択肢から選択。複数回答可。)
   ↓
○以上。

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質問に対する具体的な答えの選択肢を設けてるあたり、
「ちゃんと聞きたいことに対する仮説がある。
 それについて、この機会に確認しよう!」
という意思が見える気がするのですよ。
ところが、例えば、「選挙について」だと、↓こんな感じ↓でして。

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○あなたは投票に行きますか?
   ↓
○あなたが投票に行かないことがあるのは、どのような理由ですか?
   ↓
○候補者の経歴や政見などを掲載し、投票日の二日前までに
 全戸配布される選挙公報を知っていますか?
   ↓
○政治意識の向上と投票参加を目的として活動している
 明推協(明るい選挙推進協議会)を知っていますか?
   ↓
○以上。

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・・・いや、それ聞いて、どないすんねん、と。
このアンケート、今後、なんかの役に立つんですかね???

この手の話でいつも驚くのが、
「聞くこと自体が目的になっている」ように感じることが、
とても多いことなんですよね。
でも、このアンケート一つ取ったって、
中身はともかく質問内容考えて、封入して、送付して、
返ってきたものを集計して、冊子作って、関係各所に配布して、
というような一連のことをしてるわけですよ。
人手だって、手間だって、お金だって、かかってる。
もちろん、かけるべき手間と金なら、かければいいと思いますが、
こんなん、ほんまに聞く必要あるんかいな。。。

ほんま、なんとかならんのかいな、これ、と思いつつ。
でわでわ失礼いたします。


告知。

2013-01-24 18:00:42 | 近況報告など、プライベート的話題

↓今日から武庫川の工事が開始されたようです。↓
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201301/0005691087.shtml
「ダムに頼らない治水」を目指していて、
メインの対策は川床の掘削・堤防の強化・川幅の拡大とのこと。
以前から、武庫川の河川敷に行くと、告知のチラシやらポスターやらが
おいてありましたが、とうとう、始まったんですね。
基本的に、とてもよい話だと思います。

ところで一つ、告知など。
実は私、こっそりと(?)FACEBOOKをやっています。
もともと、完全にプライベートでしか使用していないので、
先日来、配布が続いている蒼士会PRESS35号でも
私の写真にはFACEBOOKマークはつけていませんし、
これまでは、直接存じ上げている方以外の方から「友達申請」が
来てもお断りしていました。
が、先日、この本を読んで、少し考えが変わりました。
なので、今後は基本、お断りしません。
考えてみれば、別に、読まれて困るようなこと書いてないし。

というわけで、興味おありの方いらっしゃいましたら、
お気軽にご申請ください。
でわでわ失礼いたします。


指導と体罰と暴行と。

2013-01-23 14:15:52 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

まずはじめに。
大阪市立桜宮高校で起きた事故の原因は、
「教師による暴行」「教師による傷害」「教師による虐待」と
言うべきものであり、絶対に許されてはならない行為です。
伝わってくる各種情報から判断する限り、
なくなった彼を指導するために、
度を超した暴力の力が必要であったとは思えません。
一方で、個人的には、今回の事件を「体罰」という言葉に置き換えて、
体罰全体に関する議論をすることには
違和感を感じます。

教育基本法11条には、「体罰を加えることはできない」と明記されており、
法的には、「あらゆる体罰はアウト!」であると定められています。
一方で、素朴な感情として、
度を超した不良行為やいじめ、
あるいは周りに著しく迷惑を及ぼす行為が存在しており、
それに対して、教師が口頭で指導しても、全く言うことを聞かない場合、
どうすればいいのか?
ということは疑問に思います。
「体罰に頼らずとも、それをちゃんとさせるのが教師としての力量だ!」
というのは正論だと思いますが、
なかなか、そうはいかない現実もあるように思うのです。

もちろん、私が言いたいのは、
「だから体罰OK!」ということではありません。
「いかなる場合にも体罰はアウト!」を前提とするのであれば、
度を超した行為を行い、かつ口頭による指導にも一切従わない
生徒に対応する手段として、どういうことが考えられるのか?
こうした点に対しても、
きちんとした論点整理と議論をするべきだと思っているということです。

たとえば、「体罰を加えることはできない」と明記している
教育基本法11条は、その前段として、
「校長及び教員は、教育上必要があると認めるときは、
 文部科学大臣の定めるところにより、
 児童、生徒及び学生に懲戒を加えることができる。」
と記載しています。
だったら、この懲戒を、もっときっちり定めるという方法もあるでしょう。
(ちなみにアメリカでは、問題を起こす生徒に対しては、
 ↓このような対応が取られているようです。↓
 
アメリカの生徒指導規律は、非常に厳しい@生徒指導日記 )

あるいは、
『「××の場合、お尻を定規で○回、叩く」のは体罰ではなく、
 指導法として認める』
といったように、体罰の定義をより明確に定め、
それに則った厳密な運用をするというのも一つの方法だと思います。
あくまで、例えばの話ですが。

あらゆる事例を一緒にして、
「体罰はいいのか?悪いのか?」
を議論していても、建設的な話にはならないように思います。
これを機に、今一度、もっと広い視野に立って、
教育のあり方を考えるべきだと思うのです。


大阪市立桜宮高校の入試中止について。

2013-01-21 18:41:33 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

↓大阪市立桜宮高校体育系の入試の中止が正式に決まったようです。↓
桜宮高体育系の入試中止=高2自殺で橋下市長要請―大阪市教委

この問題については賛否両論、色々な立場からの意見があるようです。
まさに受験を直前に控えた、この時期であることを考えると、
当然のことでしょう。
そして、この判断は、
とりわけ桜宮高校体育系への進学を希望していた学生と、
その保護者にとっては、本当に厳しいものだと思います。
けれども、私は、この決定を支持します。

このような悲惨な事件が起きてしまった最大の理由が
問題の顧問の教師にあることは言うまでもありません。
しかしながら、監督責任がある校長にも、
様々な意味での重大な責任があります。
一人の生徒が自殺に追い込まれてしまうほどの、
言わば、教師による生徒への虐待が恒常的に行われていたにも関わらず、
そうした異常な状況が看過され、あるいは、むしろ賞賛され続けてきた
学校全体の体質も厳しく問われるべきです。
そして、過去にも同じ学校で同様の問題が発覚したにも関わらず、
同じ学校で、より悲惨な事故を起こさせてしまった教育委員会の責任も。

今の状況のまま入試を継続することは、
こうした問題に真摯に向き合うことなく
この問題の原因を一教師の責任に矮小化し、
根本的な原因に向き合うことを避けることに他なりません。
そうしてしまった場合、結局、なし崩し的に問題が忘れ去られ、
やがて、何事もなかったように学校現場は元通りに戻ってしまう
可能性が、きわめて高いのではないでしょうか。
学校は、教育委員会は、結局、それを狙っていたのではないでしょうか。
私は、その点を、強く危惧します。

一方で、時期が時期だけに、
とりわけ桜宮高校体育系への進学を希望していた学生・保護者に
多くの影響が出ることは避けられないでしょう。
それだけに、こうした方々へのケアについては、
ずいぶん慎重に考えるべきだと思います。
もちろん、そんなことは私なんかに言われるまでもなく、
よくよくお考えのことだと思いますが。

今回の件を厳しく受け止め、学校における指導のあり方を
根本的に考えることこそが、今、必要なことなのだと思うのです。
改めて、お亡くなりになった方と、ご家族、
そして、その大切な方々に心から哀悼の意を表します。


震災から18年。

2013-01-17 11:04:21 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

毎日新聞の記事によると、
「被災地の最大都市.神戸市では、
 震災後に誕生、転入した市民が昨年11月現在で人口の約41%となり、
 震災の風化も懸念されている。」

のだそうです。
西宮市も、大まかな状況は似たようなものでしょう。

「風化」と言ったときに考えることだって、きっと人それぞれだと思います。
時が流れ、そのこと自体を経験していない、
あるいは知らない人が増えることによって、
ある程度、風化してしまうこと自体は仕方のないことであるはずです。

だからこそ、その経験を踏まえて、
今後、起こりうる震災に、様々な意味で、どう対処していくのか?
どのような心構えと準備が必要なのか?
それを大切な人たちと多くの方々に、どう伝えていくのか?
そんな、色々なことをこの機会に改めて考えることこそが
大切なのだと思います。

今や、震災を経験していない方が街を見ても、
震災の爪あとを感じることはないでしょう。
だからこそ今日という日に改めて、
多くの方々の力によって、ここまで街が復興されたこと、
そして今日も元気でいられることに感謝したいと思います。
心から。


一般質問のご報告 ~保育所の給食について⑥~

2013-01-15 19:02:39 | すべての人にやさしいまちを実現するために

今日の空手練習終了後の呑み会(空手部とは関係なし)をもって、
年末から延々と続いてきた不摂生モードは終了。
それにしても、まあ、もののみごとに
去年、糖質ダイエットで落とした体重が。。。
こら、ちょっと、ほんまに締め直していかんといけませんな。。。
がんばるぞ~。

さてさて一般質問の続きです。
今日の分で、この話の分は完了ですので、
ちょっと長めですが、おつきあいくださいませ。。
それでは早速、始めます!

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【質問④】

そもそも、このような状況で、
市が保育所の給食調理業務を直営で行うことに妥当性があるのか?
むしろ外部委託を進めるべきだと考えるがどうか?

【答弁④】

食育の推進を含め、質の高い給食の提供をめざしていくためには、
市の直営が必要であると考えております。
運営コストの軽減を図ることも検討に入れながら、
保護者から信頼され、子ども達から愛される保育所給食が
提供できるように組織をあげて、しっかりと取り組んでまいります。

【再質問④】

児童・幼児のための給食を
複数の園で調理員が食べることが常態化していた。
にも関わらず、こうした状態を認識することさえできていなかった。
このような状況にありながら、
「質の高い給食の提供を目指していくためには、
 市の直営が必要であると考えております」
という答弁が返ってくることには、強い驚きを感じます。

このような情況が長年に亘って放置されてきた保育所において、
答弁で示された「質の高い給食の提供」が行われていたとは思えません。
そもそも、仰るところの「質の高い給食」というのが、
どのような給食のことを指しているのかも分かりません。
「質の高い給食の提供を目指していくためには、市の直営が必要」
というご答弁にも納得しかねます。
市内には多くの民間保育所がありますが、
こちらでは「質の高い給食の提供」はできていないという
ご認識なのでしょうか?

具体的にお聞きします。
市が考える「質の高い給食」とは、
どのような給食のことを指しているのか?
また、調理業務を直営で行うことが必要と考える根拠はなにか?
このような劣悪な現状を、どのように改善していこうと考えているのか?
ご答弁をお願いします。

【答弁×再質問】

本市の保育所給食は、
子ども達に栄養バランスの摂れた食事を提供するばかりでなく、
子ども達が成長して成人に達したときに、
健康的な食生活ができるように「給食を食べる」という体験を通して、
望ましい食習慣が身に付くことを目的に実施しています。
「質の高い給食」とは、このような目的が達成できるような、
子ども達一人ひとりの成長を願い、愛情のこもった
「おいしく、楽しく、食べる楽しみを味わえる給食」であると考えています。

公立保育所では、配膳時に調理員が子ども達に野菜の名前や旬の話、
身体の力になる栄養素の話などを伝えながら、
子ども達のおなかも心も満たされる取り組みを進めています。
また、子ども達とコンポストを使った野菜作りや
園庭で収穫した野菜を使ったクッキングなど保育士と調理員が一体となり
食育に取り組んでいます。

調理業務の直営につきましては、
調理員が子どもの成長過程を理解し、
保育と一貫した食育の実施が行えること、
また、子どもを育てる保育所の仲間として、
一体感を持った保育・食育が実施できる点に意義がございます。
今回の件は、保育所全体として反省すべき、あってはならないことと
重く受け止めています。
改めて、しっかりとした現状把握を行い、
問題点については、組織をあげて改善に努めてまいります。
何より、個々の職員が保育所で働く意義を十分認識し、
それぞれの職責を果たしてまいりたいと考えています。

【意見・要望】

ご答弁頂きました。
「こうした取り組みを行っている」ということを色々ご紹介頂きましたが、
そもそも本当に、そのような取り組みが行われているのかということ自体に
私は強い疑問を持っています。
また市が直営で給食を提供していることによって、
「質の高い給食」が実現できているとも正直なところ、考えていません。
しかしながら、これらの点について、
これ以上、議論したところで納得のいく答えが返ってくるとも思えませんので
以下、要望にとどめます。

「今回の件は、保育所全体として反省すべき、あってはならないことと
 重く受け止めています。
 改めて、しっかりとした現状把握を行い、問題点については、
 組織をあげて改善に努めてまいります。」
というご答弁でした。
ご答弁にあったとおり、「組織をあげて改善に努めて」いただきたい。
こんな情況を正すこともできないまま、
「質の高い給食の提供をめざしていくためには、市の直営が必要」等と
主張したところで、市民の納得は到底、得られません。
本当に、そう思うのなら、覚悟を持って、
職場環境・業務の改善に取り組んで頂きたい。
そんな当然のことさえできないのであれば、
直営での給食提供を続けることなど、
許されるはずもないということを強く指摘しておきます。

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これにて、この話のご報告は終了です。
明日以降にブログにてご報告予定の、
もう一つの話も、これとは全く方向性が違いますが、
かなり重要な話です。
引き続き、おつきあいくださいませ。

それでは失礼いたします。


一般質問のご報告 ~保育所の給食について⑤~

2013-01-10 18:02:00 | すべての人にやさしいまちを実現するために

十日戎ですね。
えべっさん周辺が普段と比べて、むやみと混雑しているような。

ところで商売繁盛がらみで言いますと。
現下の円安進行等について
「期待先行」と言ってるメディアも多いようですが、
そもそも期待がなけりゃ、経済状況が好転することなんかないわけで。
先のことは分かりませんが、
期待を持ちながら十日戎を迎えることができるというだけでも
近年まれに見ることだと思うのですよ。
あとは、このまま実体経済に反映されることを強く願いつつ。

さて宣言どおり一般質問の続きです。
早速どうぞ。

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【質問③】

再発防止のため、今後どのような対応を取ろうと考えているのか?

【答弁③】

今後の対応策につきましては、
適切な調理業務が執行出来るように、
保育所事業課、保育所長、管理栄養士、調理員により、
現在の給食業務マニュアルの抜本的な見直しを行い、
二度とこのような事態が起こらないよう、
所属長・保育所長による厳格なチェック体制を盛り込んだ
マニュアルの遵守を徹底してまいります。
また、管理職による現場監査や管理栄養士による
抜き打ちの現場確認を適宜実施するなど、
調理業務の適正化を図るとともに
子ども中心の保育所運営が行えるよう
職員の意識改革を図ってまいります。

この意識改革につきましては、
まず、アンケートを行うなど現状を把握するとともに、
職員間で問題点の共有化を図り、
全職員が一丸となって改革に取り組むという
意識付けから取り組んでまいります。
こうした取り組みを続ける中で、
非正規を含むすべての職員の声を吸い上げるしくみを検討するなど、
開かれた職場風土作りに努めてまいります。  

これまで、給食問題については、
保育所長・栄養士・調理員をメンバーとする献立検討委員会や、
業務改善や食育推進などの検討会を設け、
給食の質の向上に努めてまいりました。
また、調理員に対する、
公務員倫理や保育所におけるアレルギー対応の研修を行い、
調理員の資質の向上に努めているところでございますが、
さらに、第三者を交えた給食問題の改善を検討する場を設け、
給食調理業務全般の点検と見直しを行い、
今年度中に結果をとりまとめたいと考えています。

【要望③】

とりわけ重要なのは答弁にあった通り、
「子ども中心の保育所運営が行えるよう職員の意識改革を図って」
いくことです。
現状をしっかり把握し、課題を抽出し、問題を解決するため、
あるいは現状を改善するための具体的対策を積み重ねていく。
こうしたことを地道に繰り返していく以外に、
現状を正す方策はありません。

ご答弁で、複数の対応策を示して頂きました。
その内容を徹底して実施して頂きたい。
併せて、新たな問題が明らかになった場合には、
その問題にも積極的に取り組んで頂きたい。
言うまでもないことですが、
「保育所の子供達のことを最優先に考えて」
日々の業務に励んでいる方もいらっしゃることと思います。
そうした方々にとって、やりがいがある仕事環境とすることが重要です。
皆が、そうした気持ちで働くことができる職場へと改めて頂きたい。
要望します。

その上で一点、指摘しておきます。
「これまで、給食問題については、
保育所長・栄養士・調理員をメンバーとする献立検討委員会や、
 業務改善や食育推進などの検討会を設け、
 給食の質の向上に務めてまいりました。
 また、調理員に対する、公務員倫理や
 保育所におけるアレルギー対応の研修を行い、
 調理員の資質の向上に務めているところでございます」
という答弁がありました。
色々やって頂いているのは結構なことだと思います。
が、これは逆に言うと、
これまでの通り一遍の対応では何も改善できなかったし、
問題を吸い上げることもできなかったということの証明でもあります。

その点を肝に銘じ、うわべや格好だけでない、
中身を伴った改善策を実施して頂きたい。
重ねて、要望しておきます。
 

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ところで、この話について昨年末に東京新聞・中日新聞にも
記事を掲載して頂きました。
先方の記者さんが、わざわざ記事を送ってくださったので、
併せて掲載しておきます。
よろしければご覧ください。
「残った給食どうする」論争@東京新聞&中日新聞20121219

というわけで、今日は、これにて失礼いたします。


昔は、どうやって調べたんやろう???

2013-01-08 16:09:32 | 自然環境に対する意識の高いまちを実現する

ちょっと古い話ですが、昨年12月20日に
「水道施設への太陽光発電設備の設置について」
という資料を西宮市水道局から受け取りました。
要するに、「立地的に売却とかも不可能やろうなあ。。。」という感じの
北山貯水池南側のグラウンドに太陽光発電設備を設置したい、
という内容でして。

今後のスケジュールは
-----------------------------------------------
 ● H25年1月      グラウンド利用者、関係者への周知
 ● H25年10月     工事発注(~設計、機器製作)
 ● H26年3月末     グラウンド使用期限
 ● H26年4月      現地工事着工
 ● H26年7月      工事完成、発電開始

-----------------------------------------------
となっており、具体的な話は、まだ、もうちょっと先な感じです。
なので現段階では、
市として、そういう意向をもっていることを示したという感じかと。

ところで、この話、最も気になったのが、
「で、ちゃんと元は取れるんやろうな???」
という部分なのですよ。
「今の段階では、詳細はきちんと詰まっていないので、
 あくまで、これらの数字は現段階での目安」
という前提で、市が「ちゃんと元は取れます!」ということを示した資料は
↓こちらの「3.事業の効果と採算性」です↓。
水道施設への太陽光発電設備の設置について@平成24年12月20日

とは言うものの、正直、これだけでは私には「???」なわけで。
資料中の「年間発電量(推定値)420,480KWh」は、
「発電出力400KW×24時間×365日×設備利用率12%」
で算出した数字ということなのですが、最初に思ったのは、
「『設備利用率12%』って信用していいんかいな???」ということでした。
夜になったら日は沈むんやから24時間使えるわけじゃないし、
365日毎日晴れてるわけでもないし、
そんなんも含めて「設備利用率12%」が正しいのかなんて、
正直、見当もつきませんし。
もちろん市側は「十分、採算は取れます!」と言ってましたが、
その言葉を額面どおりに受けてよいのかも分かりません。

でも、どうもネットで色々調べていくと、
設備利用率12%ってのは、
かなり安全ベースでの見積もりっぽいんですよね。
最近だと15%ぐらいが妥当っぽいな、と。
例えば、↓こんな感じ↓。

太陽光発電の事業化が加速、10年で採算がとれる@Smart Japan
あと、買取単価を
「平成24年度の単価では年間約1680万円を見込んでおり」
という部分については今後、注意が必要かも???とは思いますが。

こういうのを調べるにつけても、ほんと、色々と便利やよな~、と
実感します。
とはいえ、情報は調べ方に気を付け、出所のチェックを忘れず、
できれば一次情報にも当たるという姿勢を忘れないようにしないと、
色々と怖いことも多いですが。
でも、色々調べることができるのはもちろんのこと、
一方的に書かれるだけでなく、
ちゃんと双方向から発信もできるというのは、
ほんと、素晴らしいことだと思うのですよ。

というわけで、こんな話もあるんですよ~&色々便利な時代やなあ
というブログでした。
次回以降は、ややほったらかしになってしまっている感もある
一般質問のご報告の続きを中心に。
でわでわ失礼いたします。


2013年スタート。

2013-01-07 14:16:53 | 近況報告など、プライベート的話題

今年最初のブログの頭は↓こちら↓から。
130107_13570001
仕方のないことではありますが、2月が藤川球児っていうのは、
どないやねん、とも思いつつ。
とか何とか言いながら、なんやかんやと気になるのは、悲しい性ですな。

ブログも、しばらく更新を休んでいると、
おっくうになってしまって、あきませんね。
年末年始で2~3kg、体重も増えてしまったし、
頭やら体やら、いろんな贅肉を、さっさと落とさないと。

遅ればせながらではありますが、今年も一年頑張ります。
どうぞ、よろしくお願いいたします。