西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

市長自身が「それが重要!」と示した「民にできることは民に委ねる」という姿勢。だったら技能労務職についても見直しが必要ですよ!

2018-06-28 09:53:34 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

粛々と進む6月議会も、明日までは各議員による一般質問がメイン!
が、その後に控えている話が色々とあり、しっかり調整等、進めていかねば...な今日この頃なのですよ。
今の段階では書けない話も多いのですが、また追々、ご報告してまいります。

というわけで、今の段階で最も書きやすくもあれば、書きたくもある代表質問のご報告。
前々回ブログに続く第二弾は、もはやライフワークの観さえある、技能労務職に関わる内容です。
なお
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●質問の「 」内は、市長の所信表明からの引用
●意見・要望の「 」内は、当局答弁からの引用
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です。
それでは、どうぞ。



【私からの質問】
市長自身が仰る「公としての責任という観点から支出の妥当性を考えることが重要」「民にできることは民に委ねる」という観点からは、学校用務員・電話交換手・ごみ収集作業員・給食調理員等、市が直営で行っている業務について、さらなる見直しを実施するべきと考えますが、この点についての見解はいかがでしょうか。
また、そうした業務に従事する市職員の給与水準の見直しは「支出の妥当性」という観点から、きわめて重要だと考えますが、この点についての見解は如何でしょうか?

 ↓
【当局からの答弁】
技能労務職員が従事する業務の見直しについては、昨年度、各常任委員会に対する所管事務報告という形で、市としての考え方や今後の方向性について、ご報告をさせていただきました。

その中では、現在、技能労務職員が従事している全ての業務について、その業務ごとに、現状分析を行った上で、今後のあり方として、まず直営を維持していく必要があるか否かの判断を行い、また直営を維持する必要がある業務の中でも、今後も正規職員の採用を行っていく必要があるもの、非正規職員の活用を図っていくもの、あるいは、委託等の活用により規模を縮小するもの、というように、細かく分類や整理を行ったところであります。
これらの業務のさらなる見直しについては、今後も、その時々の社会情勢や市民意識の変化等を注視しながら、その必要性等について適宜判断していくこととなりますが、当面の間は、昨年度とりまとめた業務ごとのあり方や方向性に基づいて、その推移を見守りたいと考えております。

次に、技能労務職の給与水準の見直しについてでございますが、技能労務職員の給料水準については、平成25年度に、同職種に適用する給料表を、それまでの行政職給料表から、新たに作成した技能労務職給料表に変更したことにより、一定の水準是正を行ったところであります。
本年度までは、この見直しに伴う激変緩和措置の期間中でありますが、今後とも、地方公務員法に規定されている情勢適応の原則などを踏まえながら、適正な水準の維持に努めてまいります。
 ↓
【私からの意見・要望】
技能労務職が従事する業務のさらなる見直しについては「昨年度」「市としての考え方や今後の方向性について」報告したことを述べたうえで、「今後も、その時々の社会情勢や市民意識の変化等を注視しながら、その必要性等について適宜判断していくこととなりますが、当面の間は、昨年度とりまとめた業務ごとのあり方や方向性に基づいて、その推移を見守りたいと考えております」とのことでした。
「当面の間」がどの程度の期間を指しているのかがわかりませんが、一点、指摘しておきたいのはゴミ収集車の乗車人数のことです。
民間の委託地域では1人ないし2人で回っているにも拘らず、市の直営地域では必ず3人が乗車している。
市職員一人当たりの人件費が民間に比べて圧倒的に高いこととも相まって、市の直営地域でのごみ収集は圧倒的な高コスト体質となっている。
こういった点を十分ご認識いただいた上で、「必要性等について適宜判断して」いただきたい。
要望します。
  ↓
【ご参考】
ゴミ収集車の乗員体制は委託地域では2人以下、直営地域は3人。合理的・効率的とかいうなら、まずは、ここをこそ正すべきでしょ???@2017年3月のブログ


技能労務職の給与水準の見直しについては「今後とも、地方公務員法に規定されている情勢適応の原則などを踏まえながら、適正な水準の維持に努めてまいります」とのことでした。
とりわけ高齢層において、市職員の給与が、民間で同職種に従事する方の給与に比べて、圧倒的に高い水準にあることは明らかです。
こちらについても、積極的に見直しに取り組んで頂きたい。
こちらも要望しておきます。



基本的には前市長時代からの流れを、そのまま受け継いでいる答弁ですね。
ここら辺については今後もしっかり追及し、私が考える、あらまほしい方向に持って行かねばならん!と思っています。
その方向で頑張ります!

というわけで、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


【第一報】西宮にも、こんなにあった危険なブロック塀。今後、早急に対応が進められる予定です!

2018-06-26 17:18:22 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

大阪北部地域を震源とする地震の発生から一週間が経過しました。
その際、不幸なことに犠牲者が発生したことから、改めて危険性が認識されたブロック塀について西宮市でも緊急点検が行われました。
その大まかな結果が、こちら。
  ↓

  ↑
ちなみに用語の意味は、以下の通り。
----------------
●対象箇所数→いわゆるブロック塀があった箇所数
●不適合箇所数→そのうち、問題があるものの箇所数
----------------
より詳しい学校・園ごとの内容は以下の通りです。
  ↓

  ↑
市としては今後、速やかに危険度が高いものから順に対応を進めていくとのことです。
また詳細が分かり次第、ご報告します。
しかし、予想していたより遙かに多いな...
皆様、くれぐれもご注意ください!!!


というわけで、まずはの第一報でした。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。


お陰様で代表質問、終了!というわけで、そのご報告の第一弾×市長の退職金カットについて。

2018-06-25 17:53:53 | 市政全般に関連すること

お陰様で本日、
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●市長の所信表明の内容に対して、
●会派を代表して行う
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代表質問、完了しました。
  ↓

  ↑
こちらはインターネット中継をご覧頂いた方が、送ってくださった画像。
ほんま、便利な時代ですな。。。

というわけで、今日からは早速その内容を何回かに分けて、報告させていただきます。
ちなみに「 」内は市長の所信表明からの引用です。
それでは、どうぞ。

  ↓
■■■■■■■

【質問】
大きい1点目、『Ⅰ 行政の信頼性向上に向けた「市役所改革」』のうち、市長退職金の廃止についてです。
「1人の職員、40人の議員、3800人の常勤職員だけでなく、49万市民の英知を広く集めることが出来るような仕組みを、様々な形で導入してまいりたいと思います」としたうえで「この改革の意志を示すため、まず最初に、私の任期にかかる市長退職金を廃止するとともに、一定割合の給与をカットする条例案を提案させていただきます」とされています。
しかしながら、49万市民の英知を結集するために、市長退職金を廃止するという、その関係性が私には良く分かりません。
そこで二点、質問します。
① 「まず最初に」自らの「退職金を廃するとともに、一定割合の給与をカットする」のであれば、今後は副市長・教育長・上下水道事業管理者といった特別職についても同様の措置を検討されるのでしょうか?
② 職員全体についても、給与制度・退職金の見直しを検討する考えをお持ちでしょうか?
お持ちの場合、その方向性について、お聞かせください。
  ↓
【答弁】
私は、市長という行政のトップは、行政経営を先頭に立って行う立場として、政策課題だけでなく、あらゆる場面において自らの姿勢を示すことが必要であると考えております。
今回、提案させて頂いている私の退職手当の不支給並びに給与減額に関する条例案については、いずれも、私自身の政治姿勢を示す意味で、提案させていただいたものであります。
市長の退職手当である約2,800万円という額は、私が考える一般常識からして高すぎると感じておりました。
本来、市長の退職手当の水準を見直すにあたっては、相当な時間をかけて公に議論をする必要があるものと認識しておりますが、私が選挙時に掲げました、行政経営改革を推し進めるにあたって、私自身の身を削るとする政治姿勢を実現するため、まずは、現任期に係る退職手当を不支給としたいと考えたものであります。
また、給与減額につきましては、限られた財源の中で、より効果的かつ効率的な行政運営を行っていくにあたっては、今後、すべての事務事業に対する見直しが避けて通れないと考えており、これらの見直しを市民の皆さまにお願いしていくのに先立って、まずは市長自らがその姿勢を示すことが必要であると考えたものであります。
いずれについても、今回の条例提案は、私自身の政治姿勢を示すためのものでありますことから、副市長をはじめとした、私以外の常勤特別職の退職手当並びに給与に影響をおよぼすことは、現時点においては考えておりません。
加えて、一般職員の給与等に対する影響につきましても、同様に現時点においては考えておりません。
  ↓
【意見・要望】
『今後、副市長・教育長・上下水道事業管理者といった特別職についても同様の措置を検討するのか?』
『職員全体についても、同様の見直しを検討するのか?』
という質問に対して、いずれも「現時点において考えておりません」という答弁でした。
しかしながら、この内容には、強い違和感を持ちます。

「限られた財源の中で、より効果的かつ効率的な行政運営を行っていくにあたっては、今後、すべての事務事業に対する見直しが避けて通れないと考えており、これらの見直しを市民の皆さまにお願いしていく」との答弁がありました。
事業の見直しは市民の負担増に直結しますし、そこに理解を得ていくのは大変なことです。
そのような厳しく険しい道を考えているにも拘らず、特別職・一般職の職員の退職金・給与の見直しといった、本来、取り組むべき課題について「考えておりません」というのでは、「全ての事務事業に対する見直し」の実現は難しいのではないかと危惧します。
「私自身の政治姿勢を示す」ことは、もちろん重要です。
しかしながら市長という職責にある以上、それだけでは不十分です。
市政全体に対して「自らの姿勢」を波及させるため、特別職を含めた市職員全体の退職金・給与制度のあり方についても検討して頂きたい。
要望します。

■■■■■■■
  ↑
ちなみに副議長職に就いていた間は、本会議場での代表&一般質問は出来ないので、登壇は1年3か月ぶり。
だもんで、やたらと緊張していたんですよね、実は。
原稿の作り始めも調整の入り始めも、なかなか調子が取り戻せないし。
つくづくブランクって大きいな、と感心しきりでした。

というわけで小分けにしつつ、内容のご報告続けてまいります。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。


職員に対する不正・不当な要求=口利き。これを防止するための条例案を今議会に提出します!

2018-06-22 18:38:17 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

本日から代表質問。
各会派の市長に対するスタンスとか、重点と思っている項目が透けて見えてくる感じがして、興味深いですね。
ちなみに、私の出番は来週月曜日の午前中。
こちらでリアルタイム中継&録画をご覧いただけますので、よろしければ是非どうぞ。
 ↓
平成30年6月定例会 ー 6月25日 代表質問

で、そこらへんとは別に、私の所属する会派・ぜんしんは、今議会で一つ、大きな案件について動いています。
その目的は、市職員に対する不当な要求(=口利き)を防止するための条例を制定すること。
この件については、今週月曜日の議会運営委員会で、私が会派を代表して
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●条例を提案すること
●条例の趣旨
-----------
を説明しました。
以下、正式名称「西宮市職員の公正な職務の執行の確保に関する条例」(←通称、「口利き防止条例」)を提案するにあたって、議会運営委員会で述べた内容です。

■■■■■■■■■■■

市職員は市民や事業者等から多くの要望や陳情などを受けますが、その中には職員の公平・公正な職務を阻む不当な要求が含まれているケースがあることも考えられます。
この度提案する条例は、要望等のすべてを記録し、不当要求行為に該当するかどうかを検証し、必要な措置を取ることによって、不当な要求を未然に防ぐとともに、万一、そうした要求があった場合に適切かつ速やかな対応を可能にすることを目的とするものです。

本市には現在、類似する要綱などがありますが
●記録の対象が限定的
●記録に関する基準があいまい
●条例になっておらず、規定の法的効力が弱い
など、実効性や効果に不十分な部分が存在します。
今回の条例によって、市政への市民の信頼が増すことを強く期待するものです。

■■■■■■■■■■■

ちなみに条例のイメージは以下の通り。
  ↓


で具体的な条文は以下の通りです。
 ↓



  ↑
条例のポイントは、【第四条・要望等の記録】として「職員は、要望等を口頭により受けたときは、その内容を確認し、簡潔に記録するものとする」と定めていること。
これ、要する第五条に定めた記録の例外を除いて、口頭による要望等があった場合、必ず記録を取るよう義務付ける!ということですね。
そして条例で記録を義務付けた以上、当然、これらの記録は情報公開の対象となります。
この条例が制定され、適正に運用されれば、仮に、不適切な口利きがあったとした場合でも闇に葬られることはなくなるはず!
ひいては「不当な要求を未然に防ぐとともに、万一、そうした要求があった場合に適切かつ速やかな対応を可能にすること」に大いに役立つと考えています。


議会運営委員会への提案は終えたものの、今後は大きく
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●委員会での審議&議決
●本会議での審議&議決
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という二つのステップが待っています。
ここを超えなければ、条例として成立しないので、まだまだ頑張らねばですね。
この件、メインプレイヤーとして頑張ってくれているはまぐち議員と、しっかり協力しつつ、話を前に進めていこうと思います。

進捗があれば、またブログにてご報告します。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。


地震後ではありましたが、予定通り始められた石井市長就任後初となる6月議会2日目。その概要をお知らせします。

2018-06-19 11:07:31 | 市政全般に関連すること

昨日の地震発生後、その後も断続的に地震が続いています。
まずは被害に遭われた方に心よりお見舞いを申し上げるととともに、亡くなられた皆様のご冥福をお祈り致します。
また再三、様々なところで言われているところですが、しばらくは大規模な地震が再び発生する恐れがあるようです。
皆様、くれぐれもできる限りの準備とご対応をなさってください。


なお昨日の朝時点で、市内では
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●火災の発生はなかった
●人命に関わる重大な被害もなかった
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ことから予定通り、6月議会第二日目が行われました。
こちらにおいて、議会に関連しては
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●監査委員・阪神水道議会議員といった特別職の選任
●各議員の所属議員と、各委員会における正副委員長の選出
--------------
が行われ、私は建設常任委員会の委員長に就任することが決まりました。

なお議会・行政併せて最大の関心事は、石井市長が就任後始めて、議会という公式の場で自身の姿勢に対する考え方・政策等を述べる「所信表明」を行ったことだと思います。
内容の詳細については、こちらをご覧ください。
  ↓
市長所信表明@西宮市HP

・・・ただ正直なところ、
-----------------
●述べられている複数の内容の因果関係が不分明であったり
●曖昧過ぎて、趣旨が良くつかめなかったり
●取り上げられて然るべきものが取り上げられていなかったり
-----------------
と、なんとも言いかねる内容も多かったように思うんですよね。
あくまで個人的感想ではありますが。
ここらへん、しっかりと追及し、様々なことを明らかにできるよう、来週月曜日の代表質問に臨むつもりでいます。

なにより市長自身が所信表明において、
「これからも議員の皆様におかれましては、市政に対して積極的なご提案やご意見をいただきたいと思います。」
「議会におかれましては、行政をチェックするという役割もありましょうが、私としましては、皆様との議論を通じて、よりよい施策を講じていけるようにしていきたいと考えております。」

と述べておられるわけですし。
ここは、しっかりご期待にお応えせねば!ですね。
  ↓
【ご参照】
【告知】ひっさしぶりの本会議質疑は6/25(月)の午前10時から!気合い入れて、頑張ります!!

断続的に地震が続く中、不安に感じることも多々あります。
が、できる範囲での準備・対策をした上で、私がやるべきは自身の職務に邁進すること以外ないと思っています。
常と変わらず、情報発信に努めるとともに、与えられた職責を果たすべく励んでまいります。

市民の皆様、くれぐれもお気を付けつつ、でも元気と明るさを忘れずに努めてまいりましょう。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


「今度は、阪神西宮駅に観光案内所的施設を作ろうと思います!」 ←・・・反省とか検証とか、ないんやろうか?

2018-06-14 13:47:23 | にぎわいと活気のあるまちを創造するために

市が6月議会に提出してきた補正予算案の内容を確認していて、ふと思い出したのが「反省だけならサルでもできる」という、ある世代以上には懐かしいテレビCM。
しかし、なんちゅうか昔のCMってのは自由度が高いなあ。。。
  ↓
1993年頃のCM 反省だけなら、サルでもできる。@チオビタドリンク 大鵬薬品


で何故、このCMを思い出したかというと、補正予算の中に、またぞろ「観光案内所的なものを設置したい!」という話があったからなんですよね。
市の説明資料は、こちら。
  ↓


・・・今度は情報発信拠点ですか。。。
詳しい話は、まだ聞けていないので今時点での感想でしかないのですが、なんか反省するところとかないんやろか...
というのも、ここのところ市は同じようなところに手を伸ばしては失敗し続けておりまして。

一発目は阪急西宮北口駅構内に設置されていた「魅力発見ブースにしのみ屋」の話。
ここでは
--------------
●店内で不明金が発生した
●そのことを隠して、慌てて閉店した
 →議会には売り上げが悪いので閉店!と説明。
  今に至るも閉店したことと不明金が発生したことの因果関係は認めていない。

●犯人は結局、不明のまま
--------------
という話がありました。
  ↓
「ええ、店の売上金がなくなったことは事実です。でも、それと店を閉めたことは関係ありません!」←・・・そんなもん、誰が信じるかい!!!@2017年12月のブログ

また同じく、都市型観光事業として阪神甲子園駅に設置されていた「こうしえん観光案内所」も3月末で閉店されました。
こちらの閉店理由は「費用対効果の観点から」というものです。
(「 」内は、当時の市配布資料から引用。)

  ↓
消えゆく都市型観光政策。費用対効果を検証して、不要不急の事業をやめていくのは、ごくごく当たり前のことですよね(^^)v@2018年3月のブログ

こんなことが立て続けにあったにもかかわらず、その検証さえなしに、また似たようなことやろうとしますかね。
ここらへん、私の感覚では全く理解できません。。。

もちろん、詳しい説明は聞かなければなりません。
が正直なところ、どんな説明が来たとしても、到底、納得できる話な気がしないんですよね、この話。

というわけで厳しく追及していきます。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。


気軽に情報をご提供頂ける環境って、素晴らしい。というわけで、これからも情報提供に努めてまいります!

2018-06-12 12:53:35 | 主張・広報と活動のお知らせ

先日、学校の漏水状況&現状改善のための対策についてのブログをアップしました。
  ↓
やっと復活した月1回の水道メーター検針。一歩前進ではあるけど、でも、これも、まだまだ!@2018年6月のブログ
  ↑
すると「そういえば...」的な感じでSNS上でご意見を頂いたのですよ。
内容は
------------
●5月の土曜日に、近所の公園で水がチョロチョロ出続けているのを発見!
●これは漏水では?と思い、HPで市の連絡先を検索
●が、どこに連絡したらよいかが分からなかった...
●土日祝日・夜間・年末年始等、対応していないならするべき。しているなら連絡先を分かりやすくするべき。
------------
というもの。
実際には、市は365日・24時間、対応はしています。
でも言われて市のHPを確認してみると、たしかにむちゃくちゃ分かりにくいんですよね。

具体的な、連絡先の確認方法はと言いますと。
①まずは市HPのトップにある「上下水道」をクリック
  ↓


②とんだ先で「水道の使用開始・中止の申込み」の「上下水道局電話受付センター」をクリック
  ↓


③ここで示される電話番号に連絡(下の方に「道路での漏水」にも、この番号で対応することが明記されている)
  ↓

という手順を踏むと、土日祝の昼間時間帯に、連絡すべき先が分かるということになっています。
でも、そもそも漏水見つけた時に「水道の使用開始・中止の申込み」の所に行くか???っちゅう話ですよね。
しかも夜間・年末年始の連絡先は、これとはまた別の所に掲載されていて、これまた、むちゃくちゃ見つけにくいですし。

というわけで、協議してHPの構成を変えてもらいました。
まず、市HPのトップにある「上下水道」をクリック(ここは前と同じ)。
すると、下の画面に飛ぶようになりました。
  ↓


  ↑
おお、これだと分かりやすい。
んで「道路・宅地内等での漏水について」の「漏水に関するお問合せ先について」をクリックすると下の画面に飛びます。
  ↓

  ↑
これだと一目瞭然ですよね(^^)v

小さな改善ではありますが。
今回の見直しって、ご意見いただくことがなければ絶対なかったことだと思うのですよ。
つくづくご意見いただくことって大事やな、と。
ほんで情報発信していればこそ、ご意見いただけるもんやよな、と改めて。

というわけで引き続き、地道な情報発信にも努めてまいります。
お気づきのこと等あれば、遠慮なくお申し付けください。
それでは今日のブログは、これにて失礼します。


【告知】ひっさしぶりの本会議質疑は6/25(月)の午前10時から!気合い入れて、頑張ります!!

2018-06-08 12:58:09 | 主張・広報と活動のお知らせ

西宮市議会の正副議長の任期は慣例により一年間。
というわけで来週金曜日開始の6月議会の初日で、私の副議長としての任期は終了します。
その後は、所属する会派・ぜんしんの幹事長に戻る感じですね。

さて、その6月議会は石井新市長の就任後、初議会。
なので、当該議会では市長が自らの政治信条・政策等を述べる所信表明が行われます。
で、議会側としては所信表明を受けた後、
--------------
●各会派の代表者が
●所信表明の内容を踏まえて
●市長の政治姿勢・政策に対する考え方等、様々な点について問う
--------------
代表質問を行うことになります。
なお副議長退任に伴って、私が会派・ぜんしんを代表しての質問の機会を頂くことになりました。
日程は6/25(月)の午前10時から。
  ↓


本会議場での質疑は、昨年3月議会で行った代表質問以来。
副議長在任中は出来なかったので、ぶっちゃけ、とっても鬱憤がたまっていたのですよ。
なこともあり1年3か月ぶりの登壇、ガッツリ気合が入っています。

新市長の政策・市政に対する考え方等、不明な点も多いですし、しっかり明らかにしていかねば!ですよね。
せっかく頂いた機会ですもの、有意義に活用出来るよう頑張ります1

というわけで、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


それぞれの施策は、目的達成に役立つのか?大事なのは、それを明確にすることです!

2018-06-07 13:43:40 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

冬場は凍ったりもして、心配していたメダカ甕が、むっちゃいい感じになってきました。
  ↓

  ↑
てゆうか、ちょっと茂りすぎですね、こりゃ。
ほんま自然の力って素晴らしい!

さて本題。

市は「高齢者の社会参加を促し、介護予防につながる健康づくり・生きがいづくり等を促進するために外出を支援する」「高齢者交通助成事業」を実施しています。
具体的な内容は「電車・バス・タクシー会社が発行しているプリペイドカード・回数券を購入する際やICカードにチャージをする際にその料金の一部を助成する割引購入証(1,000円分の割引購入証が5枚綴)を対象者に年1回郵送にて交付している」というものですね。
(「 」内は、いずれも事務事業評価より引用。)

この事業については過去に、
----------------
●市が議会に対して、助成金額の減額を提示した

●が、議会はその内容を認めなかった
----------------
という一幕があったのですよ。
ただ、これ必ずしも「助成金額を減額するなんてけしからん!」という話ではなく、「多くの市民に影響がある話であるにもかかわらず、あまりにも唐突&必要な内容についての調査・検証が浅すぎる」という面が多分にある話でして。
以下、5/16の健康福祉常任委員会で配布された資料から引用。
  ↓
■■■■■■
1.経緯
 市は、平成27年3月の予算特別委員会厚生文化会において、平成27年度の一人当たりの助成額を従来の5千円から3千円に減額した案で上程しましたが、「この利用率の高い事業を安易に減額で片づけてしまうのも、乱暴な印象を受ける。まずは事業の仕組みを協議すべき。また、市民に十分に周知すべき」とのことから従来の助成額5千円とする修正案が出され修正可決されました。
 また、平成27年度の健康福祉常任委員会施策研究テーマにおいても高齢者交通助成事業が取り扱われ、「事業を廃止・変更するなら、高齢者施策全体の再構築を考える中で行うこと」「事業の目的について、今一度協議検討すること 
」「あらゆる手段を講じて、目的外使用を低減させること」「もう一度実態調査を行うこと」の4つの具体的な意見が盛り込まれた提言を受けました。
 また、実態調査を実施する場合は統計学手法に基づき、設問作成も回答集計もこれに沿って行われるよう具申されています。
■■■■■■
  ↑
ちなみに「目的外使用を低減」が特記されているのは「ICカードにチャージをする際にその料金の一部を助成する」といったところに代表される使い勝手の良さが理由ですね。
この方式だと、誰が何に使っていても分からないわけで。

そんなこんながありまして、市はその後、アンケート調査や使用状況の分析を実施。
その結果が5/16の健康福祉常任委員会で報告されたという次第です。
ちなみに、その内容はザックリ言うと
-------------------
●調査を依頼した関学の教授から、健康の保持等本事業の目的を果たしているとの報告を受けた
●よって、今後も本事業を現行制度のまま実施する
 ⇒事業内容を改める場合には、実態調査などを実施し、ニーズや効果を検証していく
-------------------
というものだそうな。
でもね、私、この調査手法と報告結果に違和感を感じておりまして。

実態調査・分析を依頼された教授の意見は
------------------
 買い物、通院は健康の保持等福祉の増進に役立つもので、目的にかなうものであると分析されているため、本事業の目的と一致する。
 また、助成額については「希望助成金額」が5,000円が最も多く、割引購入証の使用状況からも5,
000円の助成額は適当と考えます。
------------------
というもの。
でも「買い物、通院は健康の保持等福祉の増進に役立つ」というのは、あくまで一般論ですよね。
その話と『高齢者交通助成事業が、事業の目的である「介護予防につながる健康づくり・生きがいづくり」に貢献しているのか?』という話は、分けて考えるべきでしょ、と。
また「利用者が希望する金額は5000円だから5000円が適切!」的なまとめも、それってそうなの???と思うわけで。

突き詰めて考えると、この事業は「介護予防に役立っているのか?」という一点で評価されるべきだと思うのですよ。
そういう意味では、
「高齢者交通助成事業を利用している人と利用していない人で、数年後の介護状況に差はあるのか?」という点をこそ調べるべきではないんかいな、と。
----------------
●各人×高齢者交通助成事業の利用状況
●各人×経年的な介護状況の変化
----------------
の両方を把握可能な市なら、こういうことだって出来るはず。
そして、こういうのこそが先日のブログでも取り上げた「エビデンスベースの考え方」だと思うのですよ。
  ↓
【ご参照】
エビデンス(=科学的根拠)に基づいた行政運営。これこそが今後、自治体の目指すべき方向性だと思うのです。@2018年5月のブログ

この話はあくまで一例ですが、市が行っている事業には目的・効果等が不明確なまま行われているものが多数存在しています。
そういう事業についてエビデンスに基づいた検証を進め、事業の見直しや取捨選択を進めていくべきだと思うんですよね。
それこそが合理的で効率的な行政運営だと思うわけで。

てな方向からの指摘・提案等、今後も続けてまいります。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。


やっと復活した月1回の水道メーター検針。一歩前進ではあるけど、でも、これも、まだまだ!

2018-06-05 10:04:33 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

「西郷どん」も面白いけど、絶賛・再放送中の「軍師官兵衛」も面白い。
  ↓

  ↑
そっか、これって四年前か~。
なんとなく、もっと前の放送のような気がしてたんですけどね。
好きなのが放映されてると、この後の展開が分かっていても、ついつい見ちゃいます(^^)v

さて本題。
学校の水道料金について
-------------------
●水道メーターの確認/過去の実績との突合せ等が行われていないため、漏水が発生しても誰も気づかない...
  →私の調査の結果、漏水のために毎年・数千万円の水道代が小中学校で無駄遣いされていることが判明!
●この結果を受けて、委託事業者が週に一度、水道メーターを確認する運用を開始
●ところが、いつの間にやら水道メーター確認業務の業者委託は終了。。。
 →これに伴い、学校の水道メーター×定期確認自体を辞めた
 →理由は学校の負担が大きすぎるから
 →
今は二か月に一度、水道代の請求が来るたびに前年実績と比較して漏水をチェックしている
●でも、それだと最長2か月間、漏水に気づかないまま!ということがありうるわけですが...
-------------------
という、なんともトホホな話があったんですよ。
んで、こうした一連の経緯を受けて、
-------------------
●もっと確認の頻度を高めるべき!
●学校の負担が大きいからできない...と言うのなら、作業は学校用務員がやったらええやんか!
-------------------
という話し合いを進めてきました。
その結果、
「まずは月に一度の水道メーター確認を復活させます...」という流れになったのですよ。
詳しくは、こちら。
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【ご参考】
水道メーターの確認ぐらい、用務員か学校教育事務員がやったらええんちゃいますの?そんなこともできないなら(以下略)@2017年11月のブログ

で、この話を受けて、ようやく月に一度の確認が開始されることになりました。
詳しくは、こちら。
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教育委員会が月1回の検針を実施する意向を示してから、実際の運用開始まで半年もの時間がかかった理由は「学校側の同意が得られなかったから...」だそうな。
なにはともあれ再開することになったので、あまり野暮は言いたくありませんが、しかし、ほんま時間かかるよな...
私からの指摘があるまでは毎年数千万円の水道代を無駄に払っていたことを踏まえれば、定期的な水道メーターの検診を止めたこと自体、論外。
百歩譲って、そのことを置くにしても、改めて指摘があった以上、一刻も早く再開するべきだったと思うのですが...
ほんま、ここらへんの感覚、理解できんよな。。。


なお当たり前のことですが、この取組の目的は検針すること自体ではありません。
定期的に検針を実施することで
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●自校の過去実績・規模の類似した他校との比較等を通じて、適正な利用状況にあるかを確認する
●漏水があれば、早期に発見する
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といったことこそが目的です。
そういう意味で「検針頻度は月1回が適切なのか?」という点についても、しっかり検証していかねばなりませんね。
そもそも以前は週1回実施していたわけですから、その当時の実績と比較し、費用対効果を検証していくのは当然のことですし。

というわけで、このお話も今後もしっかり追いかけます。

しかし、ほんま追いかけにゃならんことだらけやな...

というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。