西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

一般質問のご報告 ~施設管理業務の見直しについて⑥~

2013-02-27 14:36:55 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

ない時はないけど、ある時には不思議と集中する傾向がある
市政に関する、いろんな相談事やご意見。
で、どうも、今はちょっと集中する時期にあるようで。
できることできないこと、色々ありますが、
きちんと取り組んでいかねばですね。
色々と、こうしたお声をいただけること自体、ほんと、ありがたいことです。

それでは一般質問の続きです。
宣言どおり、ペースを上げて、ご報告してまいります。
よろしく、お付き合いください。

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【私からの質問】
続いて、施設管理業務に関わる問題のうちの第三項目、
学校・園の夜間巡回警備業務の見直しについてです。
学校・園の夜間巡回警備業務は、定められた日の夜間22時以降に
「1回以上、各学校・園を巡回して異状確認をする」というものです。
一方で巡回に要する時間は一校・園あたり、
幼稚園で15分、小学校・養護学校で20分、中学校で25分、
高校で40分程度が基準です。
この時間の中には学校・園間の移動時間も含まれており、
実際の滞在時間が著しく短いことは明らかです。

↓もう一度、表⑦をご覧下さい。↓
表⑦:夜間巡回警備業務の巡回頻度の推移
私の指摘の後、
幼稚園・小学校・養護学校の巡回頻度は大幅に見直されましたが、
中学・高校では今でも毎日、夜間の巡回警備が実施されています。

過去、教育委員会は、
中学・高校を対象に毎日実施している夜間巡回警備について
「不法行為者に対する抑止力になっており、
 一日一回は見に来るということを認識させることには効果がある」
という認識を示しています。
しかしながら中学・高校においても、侵入等の不法行為は発生しています。
また巡回時に侵入者を発見・確保した事例は、ほぼ存在しません。
先日も浜脇中学校において、深夜にガラス破損と校舎侵入が発生し、
問題となりましたが、これを発見したのは巡回中の警察官であり、
巡回警備している警備員ではありませんでした。

各学校・園における滞在時間の短さ、
実際に発生している侵入等不法行為の情況を踏まえると、
私には現在の巡回警備業務が
「不法行為に対する抑止力」になっているとは思えません。
実際、小学校・養護学校では2010年度に年間179日だった巡回日数を
2011年度には年間38日に、2012年度には年間33日にと
大幅に削減していますが、それによって各年度の事件発生数に
大きな影響が出たという事実はありません。
また幼稚園でも、今年度から大幅に巡回頻度を見直していますが、
それによって侵入等不法行為が増加した等の影響は見られません。

夜間巡回警備業務の実施頻度見直しは
大幅な委託費用の削減につながります。
一方で、幼稚園・小学校・養護学校における夜間巡回警備の実施頻度は
見直されたものの、中学・高校では今なお毎日、
夜間の巡回警備が実施されています。
そこでお聞きします。
中学・高校においても夜間巡回警備の実施頻度を
見直すべきだと考えるがどうか?
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【市の答弁】

これまで平成19年度以降6年間にわたり、
小学校・西宮養護学校・幼稚園の夜間巡回警備業務の仕様を見直し、
巡回の頻度についても回数を減らすなど
一定の見直しを行ってまいりました。

現時点では、不法侵入等の顕著な増加には繋がってはおりませんが、
中学校や高等学校に関しましては、
小学校とは様々な点で事情が異なるため、
夜間巡回警備の持つ生徒指導上での重みも異なるものと考えており、
現在まで中学校・高等学校の夜間巡回警備業務の仕様の見直しは
行っておりませんでした。 

夜間巡回警備には、一定の抑止効果があるものと考えておりますが、
今後は警報機器やセンサーライトなど様々な防犯設備を活用して
学校への不法侵入を防ぐ対策についても併せて実施することとし、
中学校と高等学校の巡回警備の頻度につきましても、
見直しを検討してまいります。

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【私からの要望】
幼稚園・小学校・養護学校の巡回頻度は大幅に削減されましたが、
中学・高校では毎日、巡回警備が実施されています。
巡回の対象施設は減っていても、巡回自体は毎日行われているため、
委託金額が高止まりしている面もあると思われます。
たとえば週に一日・二日でも、全く巡回警備を実施しない日を作れば、
その分、ダイレクトに委託金額は減るはずです。

「中学校と高等学校の巡回警備の頻度につきましても、
 見直しを検討してまいります」というご答弁を頂きました。
ご答弁いただいた通り、「見直しを検討」して頂きたい。
要望します。

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ホンマに不法な侵入行為を防ごうと思うのなら、
今の体制では不十分なのは明らかです。
だったら、やらないといけないことは、他にもあるはずで。
高い費用をかけて、効果があるとは思えない今のやり方を続けるのは、
どう考えても、不合理です。
引き続き、この問題、追及していきます!
それでは失礼いたします。


一般質問のご報告 ~施設管理業務の見直しについて⑤~

2013-02-26 13:50:35 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

昨日で今タームのポスティングは、ほぼ終了。
で、今朝で駅立ちも終了。
議会が終わるごとにやってるタスクではありますが、
毎回、一段落つくごとに味わえる、この達成感は素晴らしい。

さて引き続き、一般質問のご報告です。
今日は具体的な質疑の内容など。
それでは早速どうぞ。

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【質問①】
機械警備業務同様、
夜間巡回警備業務も学校・園施設等管理業務から
分離して発注するべきだと考えるがどうか?
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【答弁①】
~こちらから指摘した内容の繰り返しチックなので略~
業務を切り分けることにより、委託業務の規模が小さくなり、
結果として合計の契約金額の増加につながることも考えられます。
しかしながら、業務を切り分けることにより
入札参加者の増加が見込まれることや、
対象施設を拡大することによって有利な契約となることも
一方では考えられます。
今後、契約方法や仕様書の見直しなどにより、
有効性や可能性について検討を進めてまいります。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
【要望①】
「業務を切り分けることにより、委託業務の規模が小さくなり、
 結果として契約総額の増加につながることも考えられます」
というご答弁を頂きました。勿論、
「結果として契約総額の増加につながる」可能性もゼロではないでしょう。
しかしながら、私は、そうはならない可能性が高いと考えています。
その根拠は質問でも述べたとおり、
機械警備業務の入札方法を見直した結果、
契約金額が従来に比べて大幅に低下したという点にあります。
より競争性を担保した形で適正な入札を行えば、
契約金額は低下する可能性が高いと思われます。
実際、総務局からは同様の質問に対して、
「夜間の巡回警備業務を施設管理業務から分離して発注することにより、
 委託費用の低減の可能性があると考えており、
 他の部局におきましても、平成25年度に施設の特性、業務内容及び
 対費用効果などを精査し、分離発注の検討を進めてまいります。」
というご答弁を頂きました。
「平成25年度に」という年限も示して頂いたので、
教育委員会が管轄する学校・園等も含めて、
全庁的検討を進めて頂きたい。
要望します。

【質問②】
他の部局においても、夜間の巡回警備業務を
施設等管理業務から分離して発注するべきだと考えるがどうか?
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
【答弁②×総務局】
夜間の巡回警備業務を施設管理業務から分離して発注することにより、
委託費用の低減の可能性があると考えており、
他の部局におきましても、平成25年度に施設の特性、業務内容及び
対費用効果などを精査し、分離発注の検討を進めてまいります。
【答弁②×教育委員会】
今後、他部局と連携、調整を図りながら、
夜間巡回警備業務における部局の枠を超える一括発注により、
新たにスケールメリットが生まれることとなる場合においては、
全庁的な取り組みとして実施に向け検討してまいります。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
【質問③】
入札の競争性を高めるため、部局の枠を超えて
夜間巡回警備業務を一括発注し、
スケールメリットを追求するべきだと考えるがどうか?
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
【答弁③】
一括発注により、夜間の巡回警備業務の入札の競争性が向上することから
委託費用の低減の可能性があると考えております。
一括発注の導入に向け、
今年度は、業務仕様書のフォーマットの統一を行いましたが、
さらに平成25年度には、施設の特性、地域性や業務量を考慮しながら
最適なスケールメリットの検討を進め、
可能となった場合は、一括発注を進めてまいります。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
【要望③】
「一括発注により、夜間の巡回警備業務の入札の競争性が
 向上することから、委託費用の低減の可能性があると考えており」
「平成25年度には、施設の特性、地域性や業務量を考慮しながら
 最適なスケールメリットの検討を進め、
 可能となった場合は、一括発注を進めてまいります」
というご答弁を頂きました。
高く評価します。
学校・園も含めて、積極的な取り組みを進めて頂きたい。
重ねて、要望します。

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そんなに大きい金額ではありませんが、
この絡みで、早くも具体的な効果が出てきていることも分かりました。
その報告も、またしなければ!ですね。

ということで、今日は、このへんで失礼します。


一般質問のご報告 ~施設管理業務の見直しについて④~

2013-02-22 14:13:57 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

まだ二月ですが、本日から三月議会スタート。
にも関わらず、まだ12月議会の一般質問の報告が終わってない。
やばい。。。
というわけで、ちょっとペースを上げて、続けていきます。
よろしくお付き合いください。
でわでわ、早速はじめます。

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続いて、施設管理業務に関わる問題の第二項目、
夜間巡回警備業務の分離発注についてです。
学校・園施設等管理業務の委託金額は
昨年度の2億7225万8千円に対して、
今年度は2億6775万円と450万8千円減少しました。
しかしながら私は、適正な入札が行われれば、
契約金額は、もっと大幅に低下するはずだと考えています。
↓表⑥をご覧下さい。↓
表⑥:学校・園施設管理業務における契約内容・金額の推移の疑問点

先程も述べたとおり、今年度下期分から、
機械警備業務は学校・園施設等管理業務から外れました。
当然、学校・園施設等管理業務の委託金額は、
その分、安くなるはずです。

表④で示したとおり、双葉化学商会は機械警備業務について、
今回の入札では5年間で1億7220万円という価格を提示しています。
単純に考えると1億7220万円÷5年で
1年分の機械警備業務は3444万円。
下期からの実施なので3444万円の半額に当たる1722万円程度、
学校・園施設等管理業務の委託金額は安くなって然るべきだと
思われます。
加えて、夜間の機械警備業務同様、
学校・園施設等管理業務に含まれる夜間巡回警備業務の
巡回頻度見直しという要因もあります。
↓表⑦をご覧ください。↓
表⑦:夜間巡回警備業務の巡回頻度の推移

幼稚園では昨年・2011年度は年間366日、
毎日、夜間の巡回警備を実施していました。
ところが今年度の巡回警備実施日数は
172日と半分以下の実施頻度になっています。
また小学校・養護学校の巡回頻度は、
前年度の38日が33日に削減されています。
中学・高校でも閏年でなくなったため、
巡回警備の実施日数が前年の366日から365日にと
一日少なくなっています。
下期の機械警備業務を分離したことと、
夜間巡回警備業務の実施頻度を見直したことを除くと、
学校・園施設等管理業務の内容に
前年度までと大きく変わった点はありません。
である以上、学校・園等施設管理業務の委託金額は、
少なくとも前年度に比べて、
「1722万円+幼稚園等の巡回警備日数の変更により浮いた費用」分、
安くなるのが自然だと思われます。
にも関わらず、実際の契約金額の低下は、
わずか450万8千円に留まっています。

先ほどの質問と重複しますが、私は、この背景には
「清掃等の簡易業務から機械・設備保守や警備等、
 多種多様な業務を一括で発注しているため、
 全ての業務を一括で受注できる事業者しか入札に参加できない。
 そのため入札の競争性が低下し、落札金額が高止まりする。」
という問題があると考えています。
こうした現状を是正するためには
業務内容に応じて委託業務を分割発注し、
入札の競争性を向上することが肝要です。
あわせて所管の枠を超え、
まとめて発注することによってスケールメリットを追求することも重要です。
それでは以上の内容を踏まえて、三点質問します。

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というわけで、次回は具体的な質疑の内容など。
でわでわ失礼いたします。


高木地区の新設小学校について。 ②

2013-02-20 16:54:32 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

今日は約1週間ぶりの駅立ちでした@阪急・西宮北口。
今日ぐらいの寒さやと防寒体制さえ万全なら、
全く問題ないな~、としみじみ。
とりわけ、効き目がでかいのは、↓これですよ、これ↓。
http://www.mochihada.co.jp/kategori/ninki.html
「こんなん普段から着てたら、絶対寒さに耐えられん体になってまうわ~」
と思わせる、すばらしい防寒効果。
ほんま、素晴らしい。

と、ヨタ話はさておき、先日のブログの続きです。
先日のブログでも書いたとおり、市が示した新設校の校区案は
「野間町・林田町・薬師町」の3町案と
「野間町・林田町・伏原町・薬師町」の4町案に加えて、
「野間町・林田町・伏原町と薬師町の一部」と
「野間町・林田町・薬師町と伏原町の一部」3町+1町分割案
という、大きく3つのパターンに分けられます。
で、なんで、町を分割する案が出てきたかというと、
「3町だと生徒数が少なすぎるし、4町だと生徒数が多すぎる。
 3町+分割が生徒数的には適切。」
ということらしいのですよ。
いや、それ、本末転倒やろ、と。

今回の学校新設は60億円もの巨費を投じて行われる事業です。
である以上、
「高木小学校の教育環境さえ改善されればOK!」
という話ではないはずです。
「他の学校には、なんにも問題ありません!」
という状況であればいざ知らず、校区を隣接している学校にも
危機的な状況の学校が沢山あるのですから。
ならば、この機会を
 ・地域全体の教育環境を可能な限り、改善すること
 ・↑を前提に、校区で分断されている町を統合すること
といった視点をもって、現状を改善するための重要な機会として、
取り組むべきだと思うのです。
そして、そのために必要なのであれば、
より広い土地を取得し、もっと大きい学校を建設することも
検討するべきです。
「目の前にぶら下がっている、旧・社宅跡地の広さがこれだけなので、
 それに合わせて、校区も適当に分けてみました。
 どないでしょう???」
というような単純な話ではありません。

私が「用地の広さや学校の規模を、もっと慎重に検討するべきだ!」
と考えるのには、もう一つ、理由があります。
それは、再三触れている市の生徒数推移予測の信憑性の問題です。
くどいですが、市の予測は
 ・現在、お住まいの児童・生徒数
 ・現在、開発申請されている建物から想定される児童・生徒数
のみを基礎に算出されています。
つまり、「今後、開発対象となりうる土地等」のことは
一切、想定に入っていない、ということなのです。
でもね、今回、新小学校区として想定されている町の中には、市が、
「病院を移転して、跡地は売却したい」という意向を明確に示している、
西宮市立中央病院の土地も含まれているのですよ。
ところが、その土地が民間に取得され、
集合住宅として開発された場合のことなんかは、
市の学級数想定には、全く含まれていません。
いや、そのことも考えに入れへんまま、
新しい学校の規模を考えるんって、どう考えてもアカンやろ。。。

繰り返しになりますが、私は、今回の新校設立は、
もっと長期的な視点をもって、
校区設定を行うとともに、学校規模も検討するべきだと考えています。
そして、そうした視点から検討したときに、
「三井住友銀行の社宅跡地だけでは足りない!」というのであれば、
隣接地を取得することも真剣に考えるべきだと思っています。
実際、周辺には、取得可能では???と強く思わせられる土地も
あります(汚い手書きですいません)。

せっかくの機会なのですから、もっと真剣に、いろんなことを考えて、
いろんな問題を解決・改善してほしいと思うのですよ。
切に、そう思います。
色々とご意見いただくことの多い、この問題、
今後もしっかりと取り組んでまいります。


高木地区の新設小学校について。 ①

2013-02-18 16:04:42 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

現・高木小学校区内への新小学校設立に関するパブリックコメントの
提出締切は先月・18日でした。

で、その期間は終わり、16人の方から34件の意見が出たとのこと。
というわけで、今日は午前中に、
 ○パブコメ結果の報告
 ○パブコメ結果を元に、「小学校新設整備事業基本方針」の一部を
  改訂した内容
等を議会に報告するべく、
市民文教常任委員会が開催されるとのことだったので
傍聴に行ってきました。
で、つらつらとおもったことを改めて。

文部科学省は30学級を超える学校を「過大規模校」と定義しています。
文部科学省によると、学校が、この規模になると、
「良好な教育環境の提供という観点から見て、いろいろと問題がある。」
ということなのだそうです。
ちなみに現時点で高木小学校の学級数は33学級と、
ここで言う過大規模校にあたります。
そういう意味でも、高木小学校の現状の改善が喫緊の課題であったことは
言うまでもありません。
でも、実は、周辺の小学校で見た場合、
問題があるのは高木小学校だけではないのですよ。

これ、以前から、ブログでも書いている内容ではありますが。

例えば、高木小学校と校区を接する瓦林小学校は、
平成28年度には過大規模校になると予想されています。
しかも、現時点で既に7つもの仮設教室が設置されています。
これ、明らかに児童・生徒数に比べて、学校の規模が小さすぎます。
また、同じく校区を接する樋ノ口小でも
2つの仮設教室が設置されているうえ、
平成28年度には過大規模校目前の30学級まで学級数が膨らみます。
しかも、これも再三書いていることですが、この推計は、
今後開発可能な土地は含んでいない、いわば低位予測です。
なので、予測よりも大幅に児童・生徒数が増えることも十分、考えられます。
この地区には田畑等もたくさんありますし。
(ご参考:
瓦林小・樋ノ口小・瓦木小・瓦木中の児童数推計@20130215

こうした状況を考えるなら、「新小学校設立!」というのは、
現在の高木小学校区だけでなく、
周辺の小学校も含めた教育環境の改善を図る
絶好の機会だと思うのですよ。
である以上、現在の高木小校区内の分割のみでお茶を濁すのではなく、
瓦林・樋ノ口など、隣接小学校のことも十分、検討範囲の中に含めて、
議論を進めるべきだと考えます。
でなければ、将来的に、
「やっぱり瓦林小学校がパンクした。。。」
というような事態が起こることも十分、考えられます。
なにせ、市は、そこに阪急・武庫川新駅をつくるための
調査費まで計上しているぐらいなのですから。
駅ができれば利便性が向上して、
人口が一層増えるのは確実なわけで。

更に言うなら、
 ○高木小と瓦林小で町が分割されている大森町
 ○高木小と樋ノ口小で町が分割されている荒木町
というように、一つの町が複数の校区に分割されている現状も
この機会に正せないものかと思うのです。
私は、町こそが地域コミュニティの基本だと考えています。
だからこそ、それが校区によって分割されている現状は、
なんとかならんもんかと思うのです。
どうしても、地域活動なんかは小学校区が一つの単位となっている側面が
とても強いわけで。

ところが現状、市が明らかにしている内容を見ると、
「町が分割されている現状を是正する」どころか、
「せっかくまとまっている町を分割する」考えまで垣間見えます。
それは新設小学校に関して、教育委員会が「新設校設立推進委員会」に
提示した4つの校区案に顕著に現れています。

市が示した新設校の校区案は
 ①野間町・林田町・伏原町・薬師町
 ②野間町・林田町・薬師町
 ③野間町・林田町・伏原町と薬師町の一部
 ④野間町・林田町・薬師町と伏原町の一部
の4案。
おいおい。。。 
普段は、「地域と共に育つ学校」とか「地域の皆さんのお力が会ってこそ」とか
言ってるくせに、よう、こんな案、提示してくんなあ。。。
なに考えてんねやろ、一体。。。

この話、まだまだ、言いたいことがあるので、後日、続けます。
というわけで今日は、これまで。
それでは失礼いたします。


駅立ち日程×追加のお知らせ

2013-02-15 16:42:32 | 主張・広報と活動のお知らせ

昨日の晩から「今朝は雨が降る!」という予報だったので、
今日の駅立ちは中止にしました。
なので、今日はゆっくり寝れるはずだったのですよ。
なのに、なぜか4時過ぎには目が覚めてしまい、
しかも、そのまま寝れなくなってしまうという、この体たらく。
駅立ちやってる時期は、いつも大体、こんな感じなのですが、
それにしても、休みにした日ぐらい、ゆっくり寝ててくれればいいのに、俺。。。
なんか、体が、そういうモードになるんですかね。

というわけで追加の駅立ちを以下の日程でやります。
2/20(水) 阪急・西宮北口駅×北西
2/21(木) 阪神・西宮駅×えべっさん口・南

これが順調に終われば、残すは甲東園駅のみ。
結構、イヤな天気の日が多いので、晴れてくれることを
強く願いつつ。
引き続き、頑張ります!


一般質問のご報告 ~施設管理業務の見直しについて③~

2013-02-12 18:33:59 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

さあ、今日から駅立ちスタート。
と思ってたら、いきなり明日の天気が芳しくなさそうなので、
ハラハラしていたのですが、どうやら晴れてくれそうですね。
ほっと一息。

さて、若干飛ばしてしまい気味の一般質問の続きです。
今日は前段を踏まえて、具体的な質疑など。
でわでわ早速、はじめます。

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質問①】

他の部局においても機械警備業務を施設管理業務から分離するとともに
契約期間を複数年に改めるべきだと考えるがどうか?
また機械警備業務のみを発注している部局においては、
早急に契約期間を複数年に改めるべきだと考えるがどうか?

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

【総務局答弁①】

昨年度より、公共施設マネジメント検討部会の作業部会において、
公共施設管理に関する委託業務のコスト削減の検討に
取り組んでいますが、
その一環として人口40万人以上の都市を対象に照会を行った結果、
平成23年度末において、約84%の都市が
機械警備の複数年契約の実績があるとの回答を得ました。

機械警備業務は新設する警報装置に係る初期投資費用を
複数年で償却することが可能となることから、
複数年にわたり契約することにより、競争性が向上する入札環境となり
委託費用の低減につながると考えております。
従って、他の部局においても、
平成25年度より、各施設の問題点等を整理しながら、
できる限り施設管理業務から機械警備業務を切り離し、
複数年契約の導入を進めてまいります。

また、機械警備のみを発注している業務におきましても、
平成25年度に複数年契約に改めてまいります。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

【要望①】

分離発注および複数年契約化については
「平成25年度より、各施設の問題点等を整理しながら、
 できる限り施設管理業務から機械警備業務を切り離し、
 複数年契約の導入を進めてまいります。」
というご答弁を頂きました。
高く評価しますが、「できる限り」という部分が気になります。
できるのはどの業務で、できないのはどれなのか?
できない理由は何なのか?
こういった部分についても、今後、示して頂きたい。

質問で申し上げたとおり、この見直しによる委託金額の削減効果は、
かなり大きいものになると期待できます。
一方で、この見直しの実施にかかる手間は、至って軽微です。
ご答弁頂いたとおり、平成25年度から進めて頂きたい。
要望します。

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【質問②

入札の競争性を高めるため、
部局の枠を超えて夜間の機械警備業務を
一括発注するべきだと考えるがどうか?

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

【答弁②】

夜間の機械警備業務につきましては、平成25年度より、
本庁舎電算機棟、南館、西館、津門住江町倉庫の4施設を
一括発注することにより、スケールメリットを追及し、
委託費用の低減につなげていきたいと考えております。
今後につきましても、平成25年度の入札状況などを注視しながら、
一括発注を進めてまいります。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

【要望②】

「スケールメリットを追及し、委託費用の低減につなげていきたい」
とした上で、
「平成25年度の入札状況などを注視しながら、
 一括発注を進めてまいります」
というご答弁を頂きました。
ご答弁に即した対応を進めて頂きたい。
要望します。

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なんか改めて見ても、全面勝利って感じですね、これ。
もちろん油断せずに、今後の経過は見守っていきますが、
気持ちいい。

結構、長くなってしまったので、続きはまた今度。
まだまだ先は長いので、お付き合いくださいませ。
でわでわ失礼いたします。
明日も駅立ち、頑張るぞ~。


駅立ち、やります。

2013-02-07 09:08:50 | 主張・広報と活動のお知らせ

一昨日、最新の蒼士会PRESSを配布するべく、
朝から晩まで武庫川団地を走り回ったせいで、
膝がいたいいたい。
二日たって、やっと普通に歩けるようになりました。
しかし、気合入れてポスティングするたびに、
程度の差はあれ、確実にひざを痛めるのは
なんとかならんもんかいな、と。

さて本題。
最新の市政報告32号が完成しました。
内容は、昨年12月議会で行った一般質問の報告がメインです。
↓こちらからご覧いただけますので、よろしければ、どうぞ。↓
しぶやの市政報告32号×表面
しぶやの市政報告32号×裏面

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で、市政報告が出来上がったので、恒例の駅立ちも開始します。
第一弾の実施予定は以下の通り。

2/12(火) 阪急・門戸厄神@東改札前
2/13(水) 阪神・香枦園@改札前
2/14(木) 阪急・西宮北口×北東@アクタ連絡通路
2/15(金) 阪急・西宮北口×北西@三角公園

阪神・西宮と阪急・甲東園については、また別途。
一人でも多くの方に、いろんな問題を知っていただき、
西宮市政に興味・関心を持っていただくべく頑張ります。
駅前でお見かけの際は、是非、お受け取りくださいませ。

どうぞ、よろしくお願いします。


一般質問のご報告 ~施設管理業務の見直しについて②~

2013-02-04 11:46:10 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

数日前の読売新聞記事に
「財政難・尼崎市 有料化へ ~小中学運動場や体育館利用~」
という記事が載っていました。
20130201
(クリックで拡大します。)

他所の市のことですし、細かいことは分かりませんが、
どう考えても、これは違うんではないかと。
有料化する前に見直すべき運用部分があるのではないかと。
ほんで、こんなところに手をつけるより先に、
もっと他に、見直すべきところがあるんではないかと。
そう思います。

と、それはさておき、先日のブログの続きです。
では、早速はじめます。

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表⑤に、私が考える本市の施設管理に関わる
委託業務の入札に関する問題をまとめました。
↓ご覧ください。↓
表⑤:本市の委託業務入札に関わる最大の問題点

私が考える重大な問題は三点あります。
一点目は
「清掃等の簡易業務から機械・設備保守や警備等、
 多種多様な業務を一括で発注しているため、
 全ての業務を一括で受注できる事業者しか入札に参加できない」
という問題。
二点目は
「契約年数の複数年化によって
 落札価格を低減できる可能性が高い業務についても、
 他の業務と一括で入札し、単年度での契約を続けてきた」
という問題。
三点目は
「警備に関する業務の入札に警備業者が参加できない等、
 業務に応じた事業者が入札に参加できない場合がある」
という問題です。
この質問では表中の問題①②について触れたいと思います。

さて、市が「施設管理業」として外部委託している業務のうち、
機械警備と他の業務をまとめて発注している業務は
平成23年度実績で21件存在します。
これらについても夜間の機械警備業務を分離するとともに、
契約年数を複数年化することで、
大幅に落札価格を低減できるはずです。
また機械警備業務を単独で外部委託している事例も4件存在しますが、
こちらについても契約を複数年化することで、
落札価格を大幅に低減できるはずです。
加えて、これらの業務は所管の枠を超えて、
まとめて発注することでスケールメリットが働き、
さらなる落札価格の低減も期待できます。

それでは以上の内容を踏まえて、二点質問します。

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言ってることは、きわめて当たり前のことばかりだと思うのですが、
いかがでしょう?
というわけで、次回(多分)は具体的な質疑の内容のご報告をば。
それでは失礼いたします。